決戦フェイズ 2
ラウンド3
GM
IST 先制判定指定特技表(3) >
《日常/環境3》
安武 陸
* 星のヘアピンをレアアイテム。先制判定のタイミングで使用。
ハンターの無力化状態を1ラウンドだけ解除できる。
死亡は覆せない。聖水として使用
Re:クロニック・ラヴ
「どうしてそこまでしたがるの」
Re:クロニック・ラヴ
「たった一年、一緒にいたきりじゃない」
Re:クロニック・ラヴ
「私のほうが、ずっと標くんのこと、知ってる!」
Re:クロニック・ラヴ
「あなたなんかより、ずっと」
安武 陸
「子供の1年と、大人の1年も、全然違う」
Re:クロニック・ラヴ
「わたしのほうが、ずっと」
Re:クロニック・ラヴ
「標くんのこと、だいじだもん……」
Re:クロニック・ラヴ
「ずるい、ずるい、ずるい!」
Re:クロニック・ラヴ
「なんで、あなたばっかり」
Re:クロニック・ラヴ
「そうやって、標くんの側に立って」
安武 陸
構えるまでもなく、僅かに身を逸らすだけで地に落ち、砕けた。
Re:クロニック・ラヴ
そんなもの、とうに壊されている。
Re:クロニック・ラヴ
「あなたのことなんて、わたしは」
Re:クロニック・ラヴ
「わたしは、あなたがきらいだから!」
Re:クロニック・ラヴ
「あなたの仲間をわたしは殺した!」
Re:クロニック・ラヴ
「覆さないと、償えないの」
Re:クロニック・ラヴ
「なかよくなんて、なれない」
Re:クロニック・ラヴ
「誰とも、そんなふうにはならないの」
安武 陸
「大事な人のために、ずっと頑張ってきた子だって、知ってる」
Re:クロニック・ラヴ
「それが、頑張ってきたって?」
Re:クロニック・ラヴ
「ばかげたことを言わないで」
安武 陸
「俺だって、たくさんの幸せを踏み躙った」
敷村 修也
視界の先に夜空が広がる。
晴れた冬の夜空はとても澄んでいて、でも地上の明かりで星はほとんど見えない。
敷村 修也
そのはずの星空がきらきらと輝くように瞬いている。
全身の痛みも、かすんだ視界も、体温が流れ出る感覚もない。
何か温かいような、悲しいような、美しいようなものに包まれている漠然とした感覚だけがある。
敷村 修也
自分を庇うように立つ標の姿。武器が交わる金属音。
少し遠くで、安武さんと1人の少女がしゃべっている声が聴こえる。
敷村 修也
視界の端で動かない影がある。
それは迷ノ宮 御影のものだけではない。
それは赤木 叶恵で、迷ノ宮 光葉で。
敷村 修也
終わったから目を覚ましたわけではない。
運命を覆すための戦いはまだ続いている。
敷村 修也
それを理解すると、まるで万全の状態のように立ち上がる。
目を覚ましたこと。
動けるようになっていること。
そうなった自分がしなければならないこと。
敷村 修也
標の方を見ず、声だけをかける。
手に槍と杭を握って。
1人の少女と、もう一度対峙する。
敷村 修也
「そういわれて、できませんとは言えないですよ」
海野標
「守られる必要のあるやつじゃ、ねえからな」
安武 陸
「そりゃあ、痛いほど理解していますとも」
安武 陸
2D6>=7 (判定:蹴る) (2D6>=7) > 8[2,6] > 8 > 成功
敷村 修也
2D6>=6 (判定:隠れる) (2D6>=6) > 5[1,4] > 5 > 失敗
敷村 修也
*使用上限が3回にまで増えた。ロケットペンダントの使用を宣言
GM
*了解しました。破壊する幸福の指定をお願いします。
敷村 修也
*幸福:約束を破壊して激情に変換します
[ 敷村 修也 ] 耐久力 : 8 → 7
[ 敷村 修也 ] 激情 : 0 → 1
[ 敷村 修也 ] 激情 : 1 → 0
灰葉陽
あなたの知る”ひなちゃん”ではない灰葉陽と。
敷村 修也
でも、ひなちゃんとの約束には違いなかった。
灰葉陽
この運命を取り戻すためにあなたが手放した灰葉陽との、約束。
敷村 修也
ただの儀式のような、思い出に整理をつけるような、あきらめるための告白を。
約束という呪いに替えて、それでもひなちゃんに縋っている。
敷村 修也
手放すことを決めた運命と一緒に置いてきた想いを、そして今も大事に抱えている。
敷村 修也
温かいひなたは、もう自分の生きている場所ではない。
敷村 修也
ひなちゃんとの人生も、ひなちゃんとの思い出も。
明るく温かな過去も、光の指し示す未来も。
GM
懐の中で、何かが焼き切れるような感覚があった。
敷村 修也
一歩を踏み出して、時計を動かした気になって。
敷村 修也
その針は同じところをグルグルと回り続けるだけ。
敷村 修也
だから時計そのものを壊さないと。
本当の一歩に繋がらない。
壊れた時計を打ち捨てて、自由に歩かないといけない。
敷村 修也
自分の人生で、新しい星を探さないといけない。
敷村 修也
そのための決意は自分の胸の内にそっとしまった。
敷村 修也
*補助で獣殺しを宣言 テンションを狂気で支払います
[ 敷村 修也 ] 狂気 : 0 → 2
敷村 修也
2D6+2>=6 (判定:隠れる) (2D6+2>=6) > 8[2,6]+2 > 10 > 成功
敷村 修也
1d6+4+2+4+8+3 (1D6+4+2+4+8+3)
> 5[5]+4+2+4+8+3 > 26
Re:クロニック・ラヴ
2D6+4-9>=5 (判定:蹴る) (2D6+4-9>=5) > 10[4,6]+4-9 > 5 > 成功
[ Re:クロニック・ラヴ ] テンション : 55 → 58
敷村 修也
並んだ3人。
そこから勢いよく飛び出す。
敷村 修也
自分に残されている時間はない。
身にまとう煌めきは、蝋燭の最後の一瞬のようなものだろう。
敷村 修也
だから後も先も考えずに動くことができる。
Re:クロニック・ラヴ
運命を束ねる魔女としてそこに立つ。
Re:クロニック・ラヴ
届いてしまう。まだ覆せもしないのに。
Re:クロニック・ラヴ
本当に欲しいものには、手が届かないのに。
Re:クロニック・ラヴ
後先考えぬ少年の道筋を砕き割り、足をまろばせる。
敷村 修也
それでも必死につかもうと、少しでも近づこうと。
彼我の絶望的な距離を、その距離からすれば何の役にも立たない槍を突き立てて。
Re:クロニック・ラヴ
「わすれて、しまっていたじゃない」
Re:クロニック・ラヴ
「あなたにとって大切だったのは標くんじゃない」
敷村 修也
「……うん、そうだ。俺は標のことを忘れていた」
敷村 修也
「再会しても思い出せず、ひどいことをたくさん言った」
敷村 修也
「君の言うように、俺が一番大切に想っていたのはひなちゃんだった」
Re:クロニック・ラヴ
「わたしのせいで死んだ、ひなちゃん」
Re:クロニック・ラヴ
「だから、わたしが憎い?」
Re:クロニック・ラヴ
「だからそうして戦うの?」
敷村 修也
「あの日一番近くにいたのは、ちょっと違えば俺だったかもしれない。それとも、標だったかもしれない」
敷村 修也
「それは些細な運命の違いで、それを君のせいだなんて思っていない」
Re:クロニック・ラヴ
「あなたの仲間も恩人も殺してる」
Re:クロニック・ラヴ
「ぜんぶ、わたしがしたこと」
敷村 修也
「………うん。君がしたことだ。君が魔女になって、したことだ」
敷村 修也
「俺はハンターとして生きることを選んで、君は魔女だ。だから俺は、君を倒さなくちゃならない」
敷村 修也
「ひなちゃんが死んだことには、関係ない」
Re:クロニック・ラヴ
「ハンターだから、魔女の私を倒す」
Re:クロニック・ラヴ
「それだけのために、戦っているの?」
敷村 修也
「俺にとってはひなちゃんが一番大切で、標のことなんて忘れてて」
敷村 修也
「だから、標のことを忘れてたって知った時、標との会話を思い出して後悔した」
敷村 修也
「ひなちゃんへの想いと向き合うことも。ハンターになって生きることも。ひなちゃんが生き返って想いを伝えた時に拒絶されるのも。標のことを忘れていた自分と向き合うことも。運命を覆してここに戻ってくることも」
敷村 修也
「戻ってきて、ちゃんと標と話をすることも」
敷村 修也
「だから全部外に理由をつけて、それっぽいことを言って納得させて。優等生の仮面をつけて」
敷村 修也
「だからって、簡単には変われない。簡単に過去は否定できない」
敷村 修也
「でも、突き詰めるときっと、俺が変わるためだ」
Re:クロニック・ラヴ
「今から、変わったとして」
Re:クロニック・ラヴ
「死んだ人はもう戻らない」
Re:クロニック・ラヴ
「失ったものは、消え失せたまま」
Re:クロニック・ラヴ
「灰葉陽の過ごした家すら」
Re:クロニック・ラヴ
「わたしたちは焼き捨てました」
Re:クロニック・ラヴ
「この運命には、もう何も残されていない」
敷村 修也
「記憶も思い出も経験も全部形のあるものじゃない」
敷村 修也
「でも、俺も、君も、安武さんも、標もそれを持っている」
敷村 修也
「世界に存在しなかったことにはならない」
Re:クロニック・ラヴ
「二人は、死んだままでいいの?」
Re:クロニック・ラヴ
「ひなちゃんが死んだままでいいの?」
敷村 修也
「………決めきれないよ。そうなったらいいって思う自分もいるし、それを認めちゃいけないって思う自分もいる」
敷村 修也
「でもそれを決める瞬間は待ってくれない。答えを出すのにどれだけかかるかもわからない」
敷村 修也
「その時に自分がどうありたいかでしか、決めることができない」
敷村 修也
「そして俺は今、変わりたいと願ってる」
敷村 修也
「だから俺自身のための、俺の我儘だよ」
Re:クロニック・ラヴ
「彼女らの死ぬ運命を選ぶのね」
敷村 修也
無言の肯定ではなく、口に出すことを選ぶ。
Re:クロニック・ラヴ
光は未だ神々しく、彼女の身体を取り巻いている。
Re:クロニック・ラヴ
運命を束ねる魔女がそこにいる。
Re:クロニック・ラヴ
「同じように、切り捨てて選ぶのね」
Re:クロニック・ラヴ
「あなたの答えを、聞いていないの」
安武 陸
「俺を信じるし受け入れるって、言ってくれた」
安武 陸
「ここでやっぱり二人が死ぬのが悲しいからやめますって言ったら、蹴られちゃうって」
安武 陸
「俺はずっと、全部、俺のせいだと思ってる」
安武 陸
「自分がそうした、自分のせいだ、ってのは」
Re:クロニック・ラヴ
「標くんのために、必死になる」
Re:クロニック・ラヴ
「彼女らのためには必死になれないの?」
安武 陸
「死んだあと、生き返らせることに必死になってくれって言われてたら、なるかもだけど」
安武 陸
「ろくな死に方しないよね、って話しかしてないからなぁ」
安武 陸
「叶恵ちゃんも、光葉ちゃんも、俺のやりたいことを尊重してくれる子なんだよね」
Re:クロニック・ラヴ
分かりきっている。既に幾度となく問うては答えを得ている。
Re:クロニック・ラヴ
それでも未だ、問いは止まない。
安武 陸
分かりきっている。 すでに幾度となく問いに答えを返している。
安武 陸
それでも、何度でも答える。 何度でも確信できる。
安武 陸
「さぁ……、師匠がキモいからやめろって言ったら、やめるかも」
Re:クロニック・ラヴ
「わたしだって、信じてもらったんだもん」
Re:クロニック・ラヴ
「手伝って、もらったんだもん」
Re:クロニック・ラヴ
「ずっと、それでやってきたんだもん」
Re:クロニック・ラヴ
「あなたは、それで胸を張って!」
Re:クロニック・ラヴ
「死なせてしまってもよしとして!」
Re:クロニック・ラヴ
「そうやって、そうやって、堂々として」
Re:クロニック・ラヴ
「標くんの、味方に、って……」
安武 陸
「死なせてしまって、よしとはできないよ」
安武 陸
「多分、叶恵ちゃんが好きだったと思うよ」
安武 陸
「後の人生、ずっと忘れられないと思うし」
安武 陸
「ずっと見捨てたことを夢に見て、眠れなくなると思う」
Re:クロニック・ラヴ
「もう、いいじゃない……」
安武 陸
「じゃあ、頑張りたいなって思っちゃうわけよ」
Re:クロニック・ラヴ
「わたしの前で、そんなの」
Re:クロニック・ラヴ
「わたしだって、したかった」
Re:クロニック・ラヴ
「まだ、できることがあるの」
Re:クロニック・ラヴ
「頑張らなきゃ、ならないの」
Re:クロニック・ラヴ
いつしか神々しい輝きは失せて、
Re:クロニック・ラヴ
瞳からちらちら、星が舞う。
Re:クロニック・ラヴ
「あなたは、わたしのしたかったことをする」
Re:クロニック・ラヴ
「ほんとうに取り返しが、つかなくなってしまうのに」
Re:クロニック・ラヴ
「よしとはできないって言ったって」
Re:クロニック・ラヴ
「あなた、迷わないじゃない……」
安武 陸
「本人に聞いたら、やりたいことをやれって言う気しかしないから」
Re:クロニック・ラヴ
「そういうところが、ずるい……」
安武 陸
「こんなこと言うと、怒るかもしれないけど」
安武 陸
どちらにしても、そんなことを言っても無意味だと、星が告げる。
安武 陸
* 暴力+裂帛 師匠の連携攻撃で、裂帛をお願いします。
安武 陸
2D6+2>=5 (判定:黙る) (2D6+2>=5) > 8[2,6]+2 > 10 > 成功
安武 陸
1D6+4+2+7+9+9+3 (1D6+4+2+7+9+9+3)
> 4[4]+4+2+7+9+9+3 > 38
安武 陸
BRT 身体部位決定表(3) >
《利き腕》
安武 陸
BRT 身体部位決定表(10) >
《逆脚》
安武 陸
BRT 身体部位決定表(11) >
《逆腕》
GM
*逆脚のみ任意
既に潰れている部位は消化器 呼吸器 逆脚 心臓 脳 感覚器。
[ Re:クロニック・ラヴ ] 部位ダメージ : 8 → 11
Re:クロニック・ラヴ
1D6>11 (1D6>11) > 5 >
失敗
[ 安武 陸 ] 狂気 : 3 → 6
安武 陸
大事な人がいなくなっても、何年後悔をすることになっても。
海野標
大事な人を失っても、現在進行系の後悔を引きずりながらでも。
海野標
自分が味方になってやれなかった少女に向かって。
Re:クロニック・ラヴ
少女の身体は、驚くほどに柔らかかった。
Re:クロニック・ラヴ
棒立ちに刃を受け入れて、そこに立つ。
安武 陸
泣いている女の子を、二人がかりで切り刻むなんていう
Re:クロニック・ラヴ
ぽろぽろと涙が落ちて、細い身体はくずおれて
Re:クロニック・ラヴ
それが声になる前に、星の光となって散った。
Re:クロニック・ラヴ
それらは高い空へと舞い上がる。
GM
それが吹き抜けた後には、刹那の幻影は消えている。
GM
仲間を失ってもなお運命を覆すことをよしとせず、
GM
自らの選択と信条を掲げて戦い抜いた、あなたたちが残る。