決戦フェイズ

楠瀬新
『お』
楠瀬新
『繋がった繋がった』
楠瀬新
『揃って急に座標なくなるから驚いたわぁ』
楠瀬新
と、戻ってくると楠瀬からのメッセージ。
GM
どうやら別の運命に行っていた間、通信が途絶していた様子。
安武 陸
『謎空間に連れて行ってもらってました』
安武 陸
なんか適当な返事を返す。
楠瀬新
『マジカルやなぁ』
安武 陸
『そっちは変わったことありました?』
楠瀬新
『クロニック・ラヴやけど』
楠瀬新
『駅前広場の方に戻ったな』
楠瀬新
『そこに居構えるつもりなんと違う』
楠瀬新
『夜明けも近いしケリ付ける気やろうね』
赤木 叶恵
『潰してくる』
安武 陸
「すっげー殺意」
安武 陸
思わずスマホから顔を上げて、声に出す。
楠瀬新
『がんば~』
楠瀬新
バベルネットスタンプ。火炙りにされている魔女のスタンプ
赤木 叶恵
「ボコボコにしてやる」
安武 陸
「殺意がすごい」
安武 陸
「まぁすごくもなるか……」
敷村 修也
「頼もしいじゃないですか」
海野標
相変わらず微妙な顔でスマホの画面を見ていたが……
海野標
「……行くぞ」
迷ノ宮 光葉
「はい」頷く。
安武 陸
はーい、と返事を返して、駅前広場へ足を向ける。
GM
夜の街を歩く。
GM
人の気配はない。
GM
思い出したように赤と緑と白の装飾、イルミネーション。
GM
クリスマスを間近に控える街の、どこか浮世離れした静けさと風の冷たさ。
GM
完璧な丸をした白い月が、空に冴え冴えと輝いている。
安武 陸
しんと冷えた空気に、白い息を吐いた。
安武 陸
「さっきさぁ」
安武 陸
「クロニック・ラヴに、思いやりの欠片もない人って言われちゃった」
海野標
「…………」
赤木 叶恵
「さっきのアレか。何だったの」
安武 陸
標の横顔を見る。
海野標
陸の視線に気付かないはずはないが、黙り込んでいる。
安武 陸
「……まぁ、色々」
敷村 修也
「………」
安武 陸
「で、実際俺もそうだなって思った」
迷ノ宮 光葉
「……わたくしも、」
迷ノ宮 光葉
「わたくしの在り方は、独善的で欺瞞に満ちている、と言われました。……実際、否定できない面もあります」
迷ノ宮 光葉
「……魔女の言葉は、確かにそうかもしれないと思わせるところが、やっかいですね」
安武 陸
光葉の話だけなら、否定するのは簡単だ。 しかし自分の話をしたあとだと、どうにも、なかなか、言葉が出てこない。
安武 陸
肯定する訳にも、否定する訳にもいかない。
敷村 修也
「……魔女の言葉には、耳を貸すなって言われてますしね」
GM
叶恵ちゃんにこの手の話しても全然通じる気がしないから大物理!!! で行ったんだよな
敷村 修也
いっひっひ
GM
ウオオオッ 物理!!
安武 陸
ようじょバトル
GM
姉が死んだら折れる 以上も以下もない
海野標
街を歩く。
安武 陸
かつて過ぎ去った12月の空気が、頬を冷やす。
赤木 叶恵
「安武のさあ」
赤木 叶恵
「空気読めるところに結構救われてきたんだよね」
赤木 叶恵
「逆に今は、空気読まないで切り込んだからこの道が拓けてるわけだし」
GM
りっくん、その……
GM
執着度が高くなればなるほど空気読めなくなってるというか……
GM
読めないというか読まないというか……
敷村 修也
己を優先するというか……
GM
我を通したから我を通すしかないになってるとこがある
GM
クロラヴはキレた
安武 陸
どうでもいい人には優しくできる反面、どうでもよくない人に優しくできないの、よくないよ
GM
どうでもよくない人が一身に被害を受けてますからね
赤木 叶恵
「光葉さんもさ、感情で動くくせ正論吐くみたいなとこは確かにあるけど」
赤木 叶恵
「正しい事はちゃんとするし、言ってくれる人じゃん」
赤木 叶恵
「思いやりがちょっと欠けただけで思いやりない人とか、信念がちょっと捩じれただけで欺瞞だらけの人とか、なんかそういう言い方の方が腹立つわ。しかも言ってくるやつ敵じゃん」
安武 陸
「敵だなぁ」
海野標
「…………」
赤木 叶恵
「思いやりとか笑わせやがる」
安武 陸
「でも、俺より思いやってるのかもな、って思ったよ」
安武 陸
「めちゃめちゃ怒られたし」
赤木 叶恵
叶恵でも察するレベル。あ、こいつの話か、って顔で標の方を見る。
海野標
目を逸らしています。
安武 陸
「そうだ、なんか……、クロニック・ラヴが言ってたけど。
俺達が負けて死んでも、あいつの紡ぐ運命では生きられるんだって」
安武 陸
「師匠も含め」
海野標
「……それは、そうだろうな」
海野標
「あいつはそういう魔女だ」
海野標
「そういう魔女になるはずだった」
安武 陸
「そのへん考えると、絶対に倒すべき邪悪な魔女、って訳じゃなくて、考え方が違うだけなんだな、って思う」
海野標
「…………」
赤木 叶恵
「じゃ、やめる?」
安武 陸
「それもなぁ」
安武 陸
修也を見る。
安武 陸
「……その運命の中の皆が、同じ人と言えるかは分からないじゃん」
赤木 叶恵
「ふーん。あたしの前でそういうこと言うんだ」
安武 陸
「あ、ごめんなさい」
赤木 叶恵
「ふん」
敷村 修也
「そのあたりは、それぞれですからね」

苦しい表現であることはわかっている。
安武 陸
「まぁ、その場合自分も一回死んでるわけだし、どう思うかは分かんないからね」
安武 陸
「何より、バレエ・メカニックに我を通させてもらったのもあるし」
赤木 叶恵
「海野さん的にはどうなのよ」
赤木 叶恵
「こっちの都合で戻して、こっちの都合で立たせといてこう言うのもアレだけどさ」
赤木 叶恵
「なんでこっちに居るの?」
安武 陸
標を見る。
海野標
振り返る。
海野標
「言っただろ」
海野標
「俺の目的は風香を止めることだ」
海野標
「あいつを向こう側に追いやるようなことはしねえよ」
赤木 叶恵
「殺してでも?」
海野標
「殺してでもだ」
海野標
即答する。
赤木 叶恵
「そっか」
安武 陸
ポケットに、冷えた手を突っ込む。
安武 陸
小さく息を吐いた。
安武 陸
「じゃあ、やっぱり俺はこっち側だ」
海野標
「…………」
安武 陸
「叶恵ちゃんは?」
赤木 叶恵
「いつもと同じだよ。何も変わらない」
赤木 叶恵
「いつも通り、敵として立ちはだかるモンスターが甘い言葉を吐いてくる」
赤木 叶恵
「それに乗ると、好きな人たちをたくさん敵に回す事になる」
赤木 叶恵
「だから狩る」
安武 陸
「はは」
安武 陸
「やっぱり先輩は頼りになるなぁ」
敷村 修也
復帰後の叶恵ちゃん見てるとやっぱり頼りになるな
GM
この強さは姉の存在に支えられているのだ
赤木 叶恵
「ていうか、あいつのその、なんだっけ、あたしたちを生かしてくれるって話」
赤木 叶恵
「一応、まあ守る気なんだろうなあとは思わなくもないけど」
赤木 叶恵
「それを信じて人の命を差し出すってのは無い」
安武 陸
「正論過ぎてぐうの音も出ない」
赤木 叶恵
「しかもあいつは姉にやっちゃいけない事をした。絶対つぶす!」
海野標
そこはな……
安武 陸
「何一つ隙がない戦う理由だ」
安武 陸
「修也くんは、まぁ……」
安武 陸
まぁ……になってしまった。
敷村 修也
「……今の流れで俺に聞きます?」
敷村 修也
そういう流れだろうけどもとは思っていた。
安武 陸
「聞かないのもなんか……」
敷村 修也
「俺がその気なら、ここに戻ってきた時点で向こうについてますよ」
安武 陸
そりゃあそう。
安武 陸
そりゃあそうなので、まぁ……になってしまったが……
安武 陸
「うん」
安武 陸
「光葉ちゃんも、まぁ……だよなぁ」
迷ノ宮 光葉
「魔女に先程言われました。覆された運命のお兄様に、都合のいい選択肢を提示されて、えらんでいるだけだと」
迷ノ宮 光葉
「そうかもしれない。ですが……、それでもわたくしは、少なからず自分の意志で今ここにいると、思いたいです」
迷ノ宮 光葉
「それは、皆さまや兄の手を借りて今はなしているとしても、いずれは自分だけの力で、選ぶことが出来るようになりたい」
迷ノ宮 光葉
「……なんて、魔女には言えませんでしたが」
安武 陸
「俺だって、都合のいい選択肢を提示されて、選んだだけだよ」
安武 陸
「そりゃ光葉ちゃんが御影さんに提示された選択肢を選ぶのと、俺が同じことするのでは意味合い変わるけどさ」
安武 陸
「選んだのは自分だよ」

光葉の横を歩きながら、自分には聞かないのか?という顔で陸を見上げる。
安武 陸
「はは、福さんはどう?」

ワン、と力強く鳴いてしっぽを振った。
安武 陸
「う~ん、犬語はわからないけどやる気十分だ」
安武 陸
冷たいコンクリートに、人数分の足音が響く。
海野標
ブーツの靴音は一際高く。
安武 陸
「……あんまりこういう話するの……、フラグ的によくないと思うんだけど……」
安武 陸
「やりたいことが増えたんだ」
海野標
「……急になんだよ」
安武 陸
「クロニック・ラヴの作る運命では、できないかもって思いまして」
安武 陸
「とりあえず、弟が使う予定だった客用の布団を買って、弟がやってたゲームやってみたい」
海野標
「…………」
安武 陸
「皆と普通に遊びに行ったりしたいし、あ、これ終わったら飯食いに行きたいな」
赤木 叶恵
「あ、いいな」
敷村 修也
「ああ、じゃあ松井さんにどこかいいところ聞いときますよ」
安武 陸
「おっ、気が利く」
迷ノ宮 光葉
「わたくし、どなたかとお食事に行ったり出かけたりするの、久しぶりかもです」
安武 陸
「え、そうなんだ」
安武 陸
ちら、と標を見るが、言葉はかけず。
海野標
口を噤んでしまっている。
安武 陸
「俺は、この運命でいたいよ」
海野標
「…………」
海野標
「そうか」
海野標
「じゃあ」
海野標
面を上げる。狩人たちを振り返る。
海野標
「そのあたり叶えるためにも」
海野標
「全員、きっちり無事で帰んぞ」
安武 陸
「おー!」拳を上げる。
赤木 叶恵
「ん!」拳を上げる。
迷ノ宮 光葉
「はい!」真似をする。

ワン!と吠えた。
敷村 修也
「お、おー」
敷村 修也
そういうノリ!?と若干の戸惑いと共に小さく拳を上げた。
GM
そうしてやがて、駅前広場。
GM
白い満月の下、
Re:クロニック・ラヴ
より強い星の輝きがあなたたちを待つ。
『送り火』迷ノ宮御影
傍らには炎と、
『さいごまで』高地結凪
少女。
『さいごまで』高地結凪
「……風香」
『さいごまで』高地結凪
「来たよ」
Re:クロニック・ラヴ
「ええ」
Re:クロニック・ラヴ
「心得ております」
『送り火』迷ノ宮御影
腕に纏う炎を強める。
安武 陸
めちゃくちゃな記憶ばかりが残る駅前広場。
GM
今は月がさやけく、静かなままに。
Re:クロニック・ラヴ
しかしかつてのあなたの死の象徴たる魔女の姿がそこにある。
安武 陸
前ほど、死は恐ろしいものではなくなった。 少なくとも、無闇矢鱈と怯えて震えて逃げるものではなくなった。
安武 陸
数多の降り注ぐ死と別れが、震えを麻痺させた。
安武 陸
それでも、死にたくないと思う。
安武 陸
昨日の続きを生きたいと思う。
安武 陸
「今日は俺が言おうかな」
安武 陸
抜刀。
海野標
「?」
安武 陸
「運命の魔女を乗り越えて」
安武 陸
「今日の続きに至らせてもらいますよ」
海野標
「…………」
海野標
「カッコつけるの、似合わねえからな」
海野標
星の光で刀を形成して、構える。
安武 陸
「えー」
安武 陸
「ふざける場面でもないし……、黙ってやるか? 黙ってやります」
安武 陸
かっこよく構えようとしていた刀を、準備運動がてらぶんぶんと振り回した。
赤木 叶恵
「味方の近くで刀を振り回すな」
赤木 叶恵
背伸びして、横から陸の頭をぺちっと叩く。
安武 陸
「そっち向けてないじゃーん」
安武 陸
いたーい、と頭をさする。
赤木 叶恵
「くちごたえするな」
海野標
頷いている。
安武 陸
「はぁい」
赤木 叶恵
「ちゃんと働いてよね。こんな面倒なことになってるのも、そこそこ安武のせいなんだから」
海野標
それに関しては……
安武 陸
「それはもう、存じております……」
安武 陸
「頑張らせて頂きます」
赤木 叶恵
「あとメシも奢れ」
安武 陸
「おごります……」
海野標
微妙な顔をしている。
赤木 叶恵
「よし」
赤木 叶恵
魔女を指さし。
赤木 叶恵
次いで結凪、そして──御影にも、指を向ける。
赤木 叶恵
「おまえら、ぎゃふんと言わせてやる」
『送り火』迷ノ宮御影
「そいつは、楽しみな話だ」
赤木 叶恵
「だってよ」
赤木 叶恵
光葉へ。
迷ノ宮 光葉
「……」頷きを返してじっと、兄を、御影を見つめる。
『送り火』迷ノ宮御影
ゆらめく青い炎に包まれた中から、変わらずまっすぐな兄の眼差し。
迷ノ宮 光葉
「お兄様の真意を、知れたこと。心がつながったこと。例え違う運命の人だったとしても、そのことがわたくしの背中を押しています」
『送り火』迷ノ宮御影
「…………」
迷ノ宮 光葉
「お兄様、もうわたくしはあなたに守られるだけの女では、ありません」
迷ノ宮 光葉
「それを、今から証明します」
迷ノ宮 光葉
名前で呼んだ瞬間”空気感”が”変わる”のすごいよね。だから、御影
『送り火』迷ノ宮御影
乾いた瞳があなたを一瞥する。
迷ノ宮 光葉
「受け止めてください」

座っていた福が四肢に力を入れて、唸る。
『送り火』迷ノ宮御影
二人の様子を瞳に収め、
『送り火』迷ノ宮御影
何も言わずに、ただ瞼を伏せた。
敷村 修也
5ヵ月前には全くなじみのなかった、武器の柄に力を込める。
敷村 修也
5年前にひなちゃんが死んでから変わった世界が、この5ヵ月でそれ以上に変わってしまった。
敷村 修也
視線をあげ、クロニック・ラヴたちを見つめる。
Re:クロニック・ラヴ
星の光を纏う少女。
Re:クロニック・ラヴ
ひなたを想い、ここまで成り果てた少女の姿。
敷村 修也
「俺は、きっとそっちに居るべき人間だったんだと思う」
敷村 修也
「クイーン・オー・ランタンに出会うより先に、君たちに出会っていれば。俺が標のことを忘れなければ。ひなちゃんを生き返らせるために必死になったと思う」
敷村 修也
「………でも、そうならなかった。俺が出会った運命は、乱暴で危険で、失うものも多い運命だった」
敷村 修也
「それか、夢のようで甘くて懐かしい運命だった」
敷村 修也
「……でも、俺は………俺たちは、自分で運命を掴みに来た」
敷村 修也
「だから、その邪魔はさせない」
敷村 修也
息を吐く。口を結ぶ。
いつものような緊張に包まれながら、対峙する。
Re:クロニック・ラヴ
「そう」
Re:クロニック・ラヴ
「そうですか」
Re:クロニック・ラヴ
「では、私達も運命を掴むとしましょう」
Re:クロニック・ラヴ
「邪魔はさせません。同じことです」
Re:クロニック・ラヴ
「海野標」
Re:クロニック・ラヴ
「あなたを殺して、私は私の運命を掴む」
海野標
「そうかい」
海野標
「そんじゃやってみろ、『クロニック・ラヴ』」
海野標
「俺も」
海野標
「選んだように、やらせてもらうだけだ」
Re:クロニック・ラヴ
応えるように、
Re:クロニック・ラヴ
光が落ちた。
Re:クロニック・ラヴ
それが開戦のしるしとなる。

ラウンド1

GM
IST 先制判定指定特技表(4) > 《人脈/環境7》
GM
先制判定は人脈からです。
迷ノ宮 光葉
*焼肉を使用 対象をクロニック・ラヴ
迷ノ宮 光葉
*そしてさらに奇門の護符を使用します
GM
はい、了解です。ハンターは全員先制判定に成功。
GM
クロニック・ラヴは炎上します。
[ 迷ノ宮 光葉 ] テンション : 17 → 19
GM
*先攻ハンターの手番
迷ノ宮 光葉
*引き続き光葉から。
暴力+野犬化 対象をクロニック・ラヴ
GM
命中判定をどうぞ。
迷ノ宮 光葉
2D6+2>=5 (判定:黙る) (2D6+2>=5) > 7[1,6]+2 > 9 > 成功
GM
ダメージダイスをどうぞ。1D6+4+6+3かな?
迷ノ宮 光葉
1D6+4+6+3 (1D6+4+6+3) > 5[5]+4+6+3 > 18
GM
18点
Re:クロニック・ラヴ
回避します。
Re:クロニック・ラヴ
2D6-6+4>=8 (判定:閃く)
 (2D6-6+4>=8) > 11[5,6]-6+4 > 9 > 成功
敷村 修也
馬鹿!!
赤木 叶恵
ハーン
安武 陸
出目でっか
Re:クロニック・ラヴ
きりっ……
迷ノ宮 光葉
んむむむ…
赤木 叶恵
なんだその出目は
GM
命中判定は失敗となり、光葉は恐慌です。
[ Re:クロニック・ラヴ ] テンション : 25 → 28
[ 迷ノ宮 光葉 ] テンション : 19 → 25
[ 迷ノ宮 光葉 ] 激情 : 1 → 2
迷ノ宮 光葉
「福!」犬に向かって掛け声を出す。同時に、しまっておいた即席の火炎瓶をスカートの裾から取り出し、クロニック・ラヴへ投擲。

姿勢を低くし、魔女へ駆け出す。瓶が当たるかどうかを見定めたあと、飛びかかるつもりで。
Re:クロニック・ラヴ
投擲された火炎瓶を、
Re:クロニック・ラヴ
躱さない。
Re:クロニック・ラヴ
引き受けて全身に炎を灯す。
Re:クロニック・ラヴ
星のきらめきに混ざる、煌々とした炎の輝き。
Re:クロニック・ラヴ
それにも負けぬほどに強い光を纏うて、
Re:クロニック・ラヴ
掻き消える。
Re:クロニック・ラヴ
福の牙は空を切った。

着地し、フン、と不満げに鼻を鳴らした。
Re:クロニック・ラヴ
光で身体を組み直し、宙を舞う。
Re:クロニック・ラヴ
星の光と火の粉を舞わせながら、
Re:クロニック・ラヴ
凶器を構えた。
Re:クロニック・ラヴ
穂先は標を狙う。彼女の勝利条件は変わらない。
Re:クロニック・ラヴ
魔女クロニック・ラヴとして完成する。
Re:クロニック・ラヴ
そのために必要なことを。なすべきことを。
Re:クロニック・ラヴ
なすべきことを!
赤木 叶恵
*毒殺>クロニック・ラヴ
 海野さん……最終話特殊レギュレーション、標からの連携攻撃。
1ラウンドにつき1回、刀剣か幸運に属する補助アビリティをPCの攻撃に乗せられる。
裂帛は最初から9点として扱う。
裂帛を貰えませんか……
海野標
*了解!
赤木 叶恵
2D6+2>=5 (判定:撃つ) (2D6+2>=5) > 6[1,5]+2 > 8 > 成功
GM
毒殺のダメージダイスをどうぞ。
赤木 叶恵
1d6 (1D6) > 2
赤木 叶恵
*激情を使用して6にします。
GM
OK。回避不能部位ダメージです。
[ 赤木 叶恵 ] 激情 : 1 → 0
GM
*追加ダメージは4+3+9?
赤木 叶恵
*くわえて武装:格闘の常駐アビリティ。
攻撃のダメージ+2。
グランドマスター
GM
*4+3+9+2か
GM
*18点で、余裕が0になりながら1部位ですね。
GM
BRTをどうぞ。
赤木 叶恵
BRT 身体部位決定表(5) > 《消化器》
[ Re:クロニック・ラヴ ] 余裕 : 17 → 0
[ Re:クロニック・ラヴ ] 部位ダメージ : 2 → 3
Re:クロニック・ラヴ
2D6>3 (2D6>3) > 8[3,5] > 8 > 成功
Re:クロニック・ラヴ
成功です。
[ 赤木 叶恵 ] テンション : 18 → 24
[ 赤木 叶恵 ] 激情 : 0 → 1
GM
処理は以上かな。RPをどうぞ。
赤木 叶恵
横から、逆手に持った武器を魔女の胸へと目掛けて振る。
Re:クロニック・ラヴ
星の針は海野標を狙っていた。
Re:クロニック・ラヴ
斃すべきものへと向けられた凶器。
Re:クロニック・ラヴ
研ぎ澄まされた殺意がゆえに、
Re:クロニック・ラヴ
それ以外への警戒が僅かに緩む。
赤木 叶恵
突き刺す。
Re:クロニック・ラヴ
胸を突く痛み。
Re:クロニック・ラヴ
ちらりと横目で叶恵を見る。
Re:クロニック・ラヴ
炎に全身を焼かれながらもなお、星の輝きがあなたの目を刺す。
赤木 叶恵
「っ」
赤木 叶恵
すぐに目を閉じて、あっさりと引く。引き際に注射器を軽く捻ると、かちっとスイッチが入るような音が小さく鳴った。
Re:クロニック・ラヴ
脚を振り抜く。叶恵の胴体へ向けた回し蹴り。
Re:クロニック・ラヴ
それの一撃が彼女を突き放した直後、
海野標
一閃。
海野標
叶恵と入れ違いの刀が、クロニック・ラヴの胸元を裂いた。
海野標
舌打ち。
赤木 叶恵
突き飛ばされて転がる。
Re:クロニック・ラヴ
即座に飛び退く標へと、変わらず凶器が追い縋る。
Re:クロニック・ラヴ
光と炎を纏うて堂々と振る舞う魔女。
赤木 叶恵
寝転がったまま、クロニック・ラヴを指さす。
Re:クロニック・ラヴ
しかし、その中に。
赤木 叶恵
「──どかん!」
赤木 叶恵
置いてきた注射器が、爆ぜる。
Re:クロニック・ラヴ
弾けた。
Re:クロニック・ラヴ
内側より、矮躯の腹部が赤く染められる。
Re:クロニック・ラヴ
星の光をあしらった紺色のドレスが血に染まり、
Re:クロニック・ラヴ
「……っ」
Re:クロニック・ラヴ
それを即座に、星の粒子で覆い隠す。
敷村 修也
*突き放し 対象は御影さん
GM
命中判定をどうぞ。
敷村 修也
2D6+2>=6 (判定:隠れる) (2D6+2>=6) > 7[1,6]+2 > 9 > 成功
GM
ダメージダイス……の前に。
『送り火』迷ノ宮御影
*防護服を使用
『送り火』迷ノ宮御影
1D6 (1D6) > 1
GM
お兄様?
GM
ダメージダイス、防護服込みで1D6+2+4+4-1です。どうぞ。
敷村 修也
1d6+2+4+4-1 (1D6+2+4+4-1) > 4[4]+2+4+4-1 > 13
GM
無力化されます。
[ 敷村 修也 ] 余裕 : 8 → 10
GM
死ぬかな。
GM
どうぞ。
敷村 修也
姿勢を崩した叶恵をカバーするように走り込む。その視線の先は迷ノ宮 御影。
『送り火』迷ノ宮御影
果たして御影は叶恵へと炎を向けるべく腕を突き出していた。
『送り火』迷ノ宮御影
腕にまとわせた青い炎が噴き上がり、星の光の中に弾ける。
敷村 修也
その腕を切り落とす勢いで斜めに振り下ろす。
『送り火』迷ノ宮御影
とっさに腕が槍の柄を掴む。
『送り火』迷ノ宮御影
槍を抱え込むような形で、その柄を握りしめる。
敷村 修也
マンションの時よりもわかりやすい正面からの槍を掴めないはずがない。
敷村 修也
掴まれた槍は握りこまずに手を添えたまま。
走り込んだ勢いをのせて蹴りを放つ。
『送り火』迷ノ宮御影
炎越しに手応えが伝わる。
『送り火』迷ノ宮御影
人の肉体を全力で蹴りつけた感触。平凡な人生ではそうそう縁のないもの。
敷村 修也
足裏に伝わる嫌な感触。
それでも頭を目の前の男を打ち倒すために回転させる。
敷村 修也
沿わせていた手で、槍の柄を握りこむ。
『送り火』迷ノ宮御影
槍へと青白い炎が伝う。
敷村 修也
構わない。ここで引いては仕留められない。
敷村 修也
あらゆるものを焼いた炎が腕を伝わる。
敷村 修也
「――はぁっ!」
敷村 修也
息を吐き、着地と同時に槍を振りぬく。
相手の命を奪うことを厭わない覚悟を持って。
『送り火』迷ノ宮御影
結末は、
『送り火』迷ノ宮御影
あまりにも呆気なかった。
『送り火』迷ノ宮御影
腕を振り解いた槍は奇しくもクロニック・ラヴと同じ場所、
『送り火』迷ノ宮御影
御影の腹部を赤く染め上げ、血を噴き出させる。
『送り火』迷ノ宮御影
されど。
『送り火』迷ノ宮御影
熟練のハンターであろうとも、力を与えられていようとも、彼は人間だった。
『送り火』迷ノ宮御影
その傷は容易く致命に至る。
『送り火』迷ノ宮御影
「…………」
敷村 修也
男の胸から血が噴き出す。
迷ノ宮 御影の血に汚れながら、敷村 修也は立ち上がって槍を握る。
『送り火』迷ノ宮御影
ゆっくりと膝をつく。
迷ノ宮 光葉
「お兄様……っ!」
『送り火』迷ノ宮御影
血の池を作りながら。
赤木 叶恵
「先……輩……?」
『送り火』迷ノ宮御影
呼びかける声に、一瞬、光葉の方を振り向いて。
『送り火』迷ノ宮御影
微笑み、
『送り火』迷ノ宮御影
倒れた。
赤木 叶恵
倒れる影が見えた。
赤木 叶恵
何があった?師が倒されている。自身に全てを教えた雲の上の人が、新人のハンターに。
安武 陸
御影が倒れるのが見えた。
赤木 叶恵
血が見える。長くないとは知っていた。死ぬ宿命だとは思っていた。だが、今、この場で、こんなにあっさりと?
赤木 叶恵
「……」
赤木 叶恵
見せてない。まだ、見せるべきものを。
『送り火』迷ノ宮御影
*迷ノ宮御影 LV6亡霊>疑似吸血鬼、【過熱】を修得。
『送り火』迷ノ宮御影
その力も全て血に沈む。
安武 陸
バレエ・メカニックの紡いだ運命の先では、光葉と結ばれたはずの御影が。
海野標
「――警戒!」
敷村 修也
「……すみません」
海野標
標が声を張ると同時、
赤木 叶恵
はっと顔を上げる。
迷ノ宮 光葉
駆け寄りたい。すぐにでもその体を助け起こしたい。けれど戦いは終わっていない。ぐっと堪える。
Re:クロニック・ラヴ
狩人全員に、過たず死が降り注ぐ。
敷村 修也
血の池に沈む男に。
彼を師と仰ぐ叶恵さんに。
彼の妹である光葉さんに。
誰に向けるでもなく呟いて。
赤木 叶恵
「くそっ……!」
迷ノ宮 光葉
標の声に弾かれたように、針を躱す。
赤木 叶恵
身体を針が掠める。
敷村 修也
標の号令で身を躱す。
安武 陸
心は揺れず、冷静に針を砕く。
海野標
標への猛攻は一際厚い。
赤木 叶恵
この戦場に、戦いを退場した者へと意識を割く余裕は無い。
海野標
唇を噛みながらそれらを叩き落とす。
安武 陸
そう、心が揺れていない。 残念だと思う。光葉に申し訳ないと思う。
海野標
倒れ臥した男に目を向けることは、ない。
安武 陸
しかしそこで止まっている。 恵夢の時はとても冷静でいられなかったのに。
安武 陸
それに気が付いて、ようやく。
安武 陸
何かが麻痺していると気が付いた。
安武 陸
武装:化粧の支援アビリティ。コスト6。1回しか使えない。
余裕の数値が【レベル】+【耐久力】となり、与えるダメージに【レベル】ぶんの固定値が追加される。
オマケに追加行動も獲得する。狂ってる。
神の仮面
GM
いいでしょう。支援判定をどうぞ。
安武 陸
2D6+2>=5 (判定:現れる) (2D6+2>=5) > 9[4,5]+2 > 11 > 成功
GM
成功ですね。
GM
*陸の耐久が8+7=15になり、与えるダメージが7点上乗せされます。
 また陸は追加行動を1回獲得します。
[ 安武 陸 ] 余裕 : 8 → 15
[ 安武 陸 ] テンション : 14 → 20
[ 安武 陸 ] 激情 : 1 → 2
GM
では、どうぞ。
安武 陸
死が降り注いでいる。
安武 陸
標に、叶恵に、修也に、光葉に、福に。
そして自分に。
安武 陸
前はあんなに恐ろしいものだったのに。
安武 陸
死の一つひとつは、落ち着いて向かい合えば対処できる。
安武 陸
落ち着いて?
安武 陸
そう、落ち着いている。
安武 陸
いつでも風がさざなみを立てていた心が、凪いでいる。
安武 陸
なんだか自分の心じゃないみたいだ。
安武 陸
そう、
安武 陸
そうだな。
安武 陸
違う運命の俺って、こういう感じだったのかもしれない。
安武 陸
目の前に針が落ちる。
安武 陸
驚いてしまった。
海野標
「リク!」
海野標
咎めるように声を張り、降り注いだ追撃を刀を振って砕く。
安武 陸
死の一つひとつは、落ち着いて向かい合えば対処できる。
安武 陸
はず、だ。
海野標
「ボサっとしてんな!」
安武 陸
「……はい!」
安武 陸
落ち着くべきだ。 死にたい訳ではない。 負ける気はない。 頑張りたいと自分が言った。 自分が決めた運命だ。
安武 陸
針を打ち砕き、一つひとつを。
安武 陸
──思いやりの欠片もない人。
海野標
同じく降り注ぐ死を受け止め、弾きながら、クロニック・ラヴの隙を窺っている。
海野標
背中は陸に任せている。
安武 陸
標の背中を守らなければいけない。 信頼されている。 応えなければいけない。
安武 陸
しかし、今、理解する。
安武 陸
己の無力さに憤怒し、心を失った魔女のことを。
安武 陸
何かを求めることは、選択することは、別の何かを捨てることだ。
安武 陸
そう、そのはずで。
安武 陸
「でもさぁ……」
安武 陸
「俺は、いつもの俺を殺したくないよ」
GM
絶え間なく剣戟の響く戦場の中、その呟きは余りにも微かに。
安武 陸
「俺は、欲しいもの以外どうなってもいいって思える俺でいたくないよ」
安武 陸
呟きに力はない。 感情にも力はない。
安武 陸
「どうしようもできなくても」
安武 陸
「どうにかできたらって思いたい」
安武 陸
「俺、諦めたくないよ」
安武 陸
「──バレエ・メカニック」
バレエ・メカニック
「では」
バレエ・メカニック
「願うならば今」
バレエ・メカニック
「――その願いを、果たす力を」
安武 陸
「バレエ・メカニック」
安武 陸
「誰かを守れる力を」
バレエ・メカニック
それは一瞬の輝き。刹那の幻影。
バレエ・メカニック
最早有り得ぬ運命の存在が、陸を一瞥し、
バレエ・メカニック
光となって消える。
バレエ・メカニック
陸の伸ばした手のひらの中に収まる、星の光となって。
安武 陸
伸ばした手のひらに、星の光。
安武 陸
もはや存在しない運命の輪の中の、どこにも存在しない魔女の輝き。
安武 陸
光を砕くでもなく、切り落とすでもなく。
安武 陸
胸にそっと抱く。
安武 陸
誰かを守れる力が欲しいと思った。 それは運命を棄却するための力。
叶えられない願いだった。
安武 陸
輝きが満ちる。
Re:クロニック・ラヴ
その輝きに向けて、過たず落ちる死の光。
安武 陸
死の一つひとつは、落ち着いて向かい合えば対処できる。
安武 陸
落ち着いて?
安武 陸
落ち着いてられるか!
安武 陸
光が落ちる前に、空を駆け、針を壊す。
安武 陸
靴は空を足場にし、刃は軽く、鋭く。
海野標
「…………」
安武 陸
「やっぱ、慣れないことするもんじゃないわ」
海野標
「お前」
海野標
向けられた針を、辛うじて砕く。
安武 陸
「ちゃんと俺らしく、ちゃんと死なないように、がんばります」
海野標
「……二人揃って光っている。やっぱでも恥ずかしくねえか!?
安武 陸
「…………」
安武 陸
「そのへんは……後で考えるってことで……」
海野標
「そうだな!」
安武 陸
「一旦恥ずかしさは忘れておくぞ!」
海野標
刀を振り、死を叩き斬り、クロニック・ラヴへと相対する。
Re:クロニック・ラヴ
魔女の星の瞳が、あなたたちを見ている。
GM
*モンスターの手番
Re:クロニック・ラヴ
*医療キットを使用し、炎上を解除
Re:クロニック・ラヴ
*【神の仮面】
Re:クロニック・ラヴ
*【拍車】を組み合わせます。
Re:クロニック・ラヴ
2D6>=5 (判定:現れる) (2D6>=5) > 8[3,5] > 8 > 成功
Re:クロニック・ラヴ
*【神の仮面】により、
 余裕が9+9=18に。与ダメージが+9。
 追加行動を1回獲得。
 【拍車】で追加行動をさらに1回獲得。
[ Re:クロニック・ラヴ ] 余裕 : 0 → 18
[ Re:クロニック・ラヴ ] テンション : 28 → 40
[ Re:クロニック・ラヴ ] 激情 : 2 → 4
Re:クロニック・ラヴ
「そう」
Re:クロニック・ラヴ
「バレエ・メカニック」
Re:クロニック・ラヴ
「あなたと語り合える瞬間が、あればよかったのですけれど」
Re:クロニック・ラヴ
しかし、それは叶わぬ願い。
Re:クロニック・ラヴ
どの運命にも存在し得ない交錯を知って、
Re:クロニック・ラヴ
クロニック・ラヴは一際強い光を纏う。
Re:クロニック・ラヴ
その光が炎を焼き切り、溢れた血も洗い流し、
Re:クロニック・ラヴ
「私は魔女」
Re:クロニック・ラヴ
「無敵の魔女――クロニック・ラヴ」
Re:クロニック・ラヴ
「あなたたちを地に臥せて」
Re:クロニック・ラヴ
「私こそが、月虹の彼方に至る!」
Re:クロニック・ラヴ
完全な魔女として、そこに立つ。
『さいごまで』高地結凪
*行動 基本攻撃>叶恵
『さいごまで』高地結凪
2D6>=9 (2D6>=9) > 7[3,4] > 7 > 失敗
『さいごまで』高地結凪
流石に足りない。
『さいごまで』高地結凪
痛みを堪えるような表情でクロニック・ラヴを見上げていたが、
『さいごまで』高地結凪
首を振る。
『さいごまで』高地結凪
すぐに表情を引き締めて、叶恵へと拳銃を向けた。
『さいごまで』高地結凪
発砲。この戦場では相対的に軽く響く音。
赤木 叶恵
魔女へと意識を向けたまま、ステップで弾丸を避ける。
『さいごまで』高地結凪
舌打ち。構え直すが、照準は定まらない。
赤木 叶恵
あの針を警戒していたためか、それともバレエ・メカニックの恩恵か。その弾は、ずいぶんと遅く感じた。
『さいごまで』高地結凪
稜介以上にか弱い。大した力を持たない少女に過ぎない。
『さいごまで』高地結凪
それでも、まだ、この戦場に立っている。
『さいごまで』高地結凪
さいごまで。彼女とともに。
GM
*先攻ハンター追加行動
安武 陸
武装:刀剣の攻撃アビリティ。コスト5。目標に2D6ダメージを与える。
この攻撃には補助タイプのアビリティを2つ組み合わせることができる、という特殊効果がある。
秘剣
+裂帛+武装:化粧の補助アビリティ。1回しか使えない。
組み合わせた攻撃のダメージが2D6増加し、防御判定が不可能になる。また恐慌も追加する。
変装
安武 陸
*狩人の骨*3使用
GM
*合計コスト13から-9でコスト4ですね。了解しました。
GM
*命中判定をどうぞ。
安武 陸
2D6+2>=5 (判定:黙る) (2D6+2>=5) > 4[1,3]+2 > 6 > 成功
GM
*ダメージダイスは4D6(秘剣変装)+4(打撃力)+7(神の仮面)+2(一刀流)+6(裂帛)。
安武 陸
なんだこのダイス
GM
そんなこともあります
安武 陸
4D6+4+7+2+6 (4D6+4+7+2+6) > 10[2,2,2,4]+4+7+2+6 > 29
GM
29点より、余裕18点を引いて11点。
GM
1部位ですね。
GM
回避不能。BRTをどうぞ。
安武 陸
BRT 身体部位決定表(9) > 《呼吸器》
[ Re:クロニック・ラヴ ] 部位ダメージ : 3 → 4
Re:クロニック・ラヴ
*再起判定をします。
Re:クロニック・ラヴ
2D6>4 (2D6>4) > 9[3,6] > 9 > 成功
[ 安武 陸 ] テンション : 20 → 24
Re:クロニック・ラヴ
*変装の効果により、クロニック・ラヴは恐慌。
GM
RPをどうぞ。
[ Re:クロニック・ラヴ ] 余裕 : 18 → 0
安武 陸
羽根が生えているような身のこなしに、靴音は軽やかに。
安武 陸
それこそ舞踊劇を踊るように。
安武 陸
刃が閃く。 星の光を受けて、きらきら、きらきら。
Re:クロニック・ラヴ
ドレスを着た淑女にお似合いのきらめき。
安武 陸
「踊って頂けますか、お嬢さん」
Re:クロニック・ラヴ
「お断りします」
安武 陸
「こりゃ手厳しい!」
Re:クロニック・ラヴ
応答は光の死でもって。
安武 陸
応答には刃でもって。
安武 陸
きらきらと落ちる星の光をいっぱいに受けて、輝く刃が舞う。
Re:クロニック・ラヴ
容易く砕かれる。
Re:クロニック・ラヴ
今までになく軽い手応え。
安武 陸
まるで金平糖でも砕いたかのよう。
Re:クロニック・ラヴ
「…………!」
安武 陸
空に輝く金平糖の光を湛え、刃が美しい乙女へ。
安武 陸
まずはその足を覆うドレスへ。
安武 陸
ステップ、ステップ。
Re:クロニック・ラヴ
細く柔らかな身体を覆う、夜空のドレスが空にはためく。
安武 陸
ターン。 そして、返す刀でそのケープへ。
Re:クロニック・ラヴ
ラウンドトゥの爪先が空を蹴りつけ、飛び退り、
Re:クロニック・ラヴ
しかし、完全には躱しきれない。
Re:クロニック・ラヴ
優雅な舞には見合わぬ赤。
Re:クロニック・ラヴ
戦いを知らしめる重苦しい色が、幼い淑女の胸より溢れ出る。
安武 陸
「やっぱきらきらしても血は血だな」
Re:クロニック・ラヴ
「ええ」
Re:クロニック・ラヴ
「所詮は血腥い、戦いです」
Re:クロニック・ラヴ
光でそれを振り払って、
安武 陸
空に輝く小さな光を受けた刃は、赤黒い血でべっとりと濡れる。
Re:クロニック・ラヴ
魔女は再びに傷口を繕う。
安武 陸
こんなことを思っても、何の慰めにもならないが。
Re:クロニック・ラヴ
「運命を掴み取るために」
Re:クロニック・ラヴ
「私は私の、戦いをやり遂げます」
安武 陸
こんなことを思っても、何かを変える訳ではないが。
安武 陸
クロニック・ラヴが、あまり痛い思いをしなければいいな、と思う。
安武 陸
思ったことに、気が付いた。
GM
*モンスターの追加行動
Re:クロニック・ラヴ
*魔女の呪い>叶恵
Re:クロニック・ラヴ
2D6+4>=7 (判定:見る) 聴くで命中判定 (2D6+4>=7) > 3[1,2]+4 > 7 > 成功
Re:クロニック・ラヴ
*【戦闘体】発動済みです。
Re:クロニック・ラヴ
2D6+4+9+9 ダメージ (2D6+4+9+9) > 5[2,3]+4+9+9 > 27
赤木 叶恵
*回避
GM
*-9と+2をつけて聴くからどうぞ。
赤木 叶恵
2D6+2-9>=10 (判定:黙る) (2D6+2-9>=10) > 4[2,2]+2-9 > -3 > 失敗
赤木 叶恵
*受けます
[ 赤木 叶恵 ] テンション : 24 → 27
GM
*29点から余裕8点を引いて21点。
 2部位ですね。
Re:クロニック・ラヴ
BRT 身体部位決定表(8) > 《口》
Re:クロニック・ラヴ
BRT 身体部位決定表(7) > 《攻撃したキャラクターの任意》
Re:クロニック・ラヴ
利き腕を潰します。
[ 赤木 叶恵 ] 余裕 : 8 → 0
[ 赤木 叶恵 ] 血量 : 8 → 6
[ 赤木 叶恵 ] 部位ダメージ : 0 → 2
赤木 叶恵
やめろ!!!!!!
赤木 叶恵
なんでいつも俺の利き腕つぶれるの!?
赤木 叶恵
なんでぇ~~~~っ
安武 陸
叶恵ちゃん……
GM
毒殺が……よくないからじゃないか……?
GM
*再起判定をどうぞ。
赤木 叶恵
1d6>2 (1D6>2) > 4 > 成功
GM
成功ですね。
Re:クロニック・ラヴ
*【血戒アビリティ。後述の通り常駐に変化しており、コストは6。
1ラウンドに1回のみ、攻撃が命中すると追加行動を得る。
影歩き
】。強化により常駐アビリティに変化しています。
 命中判定に成功したため、クロニック・ラヴは追加行動を1回獲得します。
Re:クロニック・ラヴ
より強く。より輝かしく。
Re:クロニック・ラヴ
なりたての王子様の肩を踏み越えて、空へ。
Re:クロニック・ラヴ
無言のままに針を番える。
Re:クロニック・ラヴ
焦点を合わせ、いつか、密かに宣言した通りに。
Re:クロニック・ラヴ
一直線。
Re:クロニック・ラヴ
より鋭さを増した一撃が、空高くから叶恵へと落ちる。
赤木 叶恵
ぞわり、と悪寒を感じた瞬間。
赤木 叶恵
既に光は瞬いていて、それを捉えた時には腕が貫かれていた。
赤木 叶恵
「……あっ……?」
Re:クロニック・ラヴ
「ビンゴ」
赤木 叶恵
包帯が裂けている。その中から、真っ赤に染まった手が見えた。
Re:クロニック・ラヴ
いつかの誰かの言葉をなぞるように。唇の端を上げる。
赤木 叶恵
「うあっ……あっ……ああ!」
赤木 叶恵
ぼたぼたと血が滴る。
Re:クロニック・ラヴ
狼狽える叶恵へと、躊躇わず追撃。
海野標
それを眼前に砕いて光を受ける。
赤木 叶恵
「…………」
赤木 叶恵
あれはダメだ。見て避けられる速さじゃない。
GM
一発で利き腕をもぎ取る これは相当な分からせと言っていいのではありませんか?
安武 陸
かなり分からせだな……
敷村 修也
わからせ
迷ノ宮 光葉
わからせ幼女
Re:クロニック・ラヴ
*魔女の呪い>光葉
Re:クロニック・ラヴ
2D6+4>=5 (判定:見る) (2D6+4>=5) > 10[4,6]+4 > 14 > 成功
Re:クロニック・ラヴ
2D6+4+9+9+3 恐慌がありますね。 (2D6+4+9+9+3) > 5[2,3]+4+9+9+3 > 30
迷ノ宮 光葉
うーん…回避したいけど、コスト…
敷村 修也
光葉ちゃんはテンション持ってることに意味がある方だからな~……
迷ノ宮 光葉
受けておきましょうか
敷村 修也
う~~~~~ん
敷村 修也
まぁでも受けておくのが妥当か……
赤木 叶恵
やむなし
迷ノ宮 光葉
*受けます…
GM
*いいでしょう。
GM
*余裕8点を引いて22点。2部位ですね。
Re:クロニック・ラヴ
BRT 身体部位決定表(9) > 《呼吸器》
Re:クロニック・ラヴ
BRT 身体部位決定表(9) > 《呼吸器》
Re:クロニック・ラヴ
*心臓を潰します。
[ 迷ノ宮 光葉 ] 余裕 : 8 → 0
[ 迷ノ宮 光葉 ] 血量 : 8 → 6
[ 迷ノ宮 光葉 ] 部位ダメージ : 0 → 2
GM
再起判定をどうぞ。
迷ノ宮 光葉
1d6>2 (1D6>2) > 4 > 成功
GM
しぶとい。
安武 陸
ふ~
赤木 叶恵
再起判定で激情が切らされないのはかなりうれしい
敷村 修也
生命線だからな……
Re:クロニック・ラヴ
次の死は光葉へと。
Re:クロニック・ラヴ
空高くより垂直に。
Re:クロニック・ラヴ
運命により定められた。
Re:クロニック・ラヴ
光速を超えた、致死へと至る一撃。
迷ノ宮 光葉
人間の感覚で、光速を超えた針を、躱しきれるはずもない。
迷ノ宮 光葉
狼狽える間に垂直の針が、胴体を、胸を貫く。
迷ノ宮 光葉
「か、はっ…!」口から血があふれる。
迷ノ宮 光葉
一度がくりと崩折れるが、手で支えて押し留めた。針を自分の手で、一気に引き抜き、放り投げ、ゼェゼェと呼吸する。地面に血を吐く。
Re:クロニック・ラヴ
光葉が蹲る間も、変わらず死は降り続く。
Re:クロニック・ラヴ
*【魔女の呪い】>修也
Re:クロニック・ラヴ
2D6+4>=5 (判定:見る) (2D6+4>=5) > 9[3,6]+4 > 13 > 成功
Re:クロニック・ラヴ
2D6+4+9+9 (2D6+4+9+9) > 7[1,6]+4+9+9 > 29
敷村 修也
*受けます
Re:クロニック・ラヴ
*2部位ですね。
Re:クロニック・ラヴ
BRT 身体部位決定表(12) > 《心臓》
Re:クロニック・ラヴ
BRT 身体部位決定表(4) > 《利き脚》
[ 敷村 修也 ] 余裕 : 10 → 0
[ 敷村 修也 ] 部位ダメージ : 0 → 2
[ 敷村 修也 ] 血量 : 8 → 6
Re:クロニック・ラヴ
*再起判定をどうぞ。
敷村 修也
1d6>2 (1d6>2) > 1 > 失敗
赤木 叶恵
安武 陸
あっ
赤木 叶恵
おれがあんなこと言ったせいで……
敷村 修也
こいつはこういうやつだ
敷村 修也
*激情!この1は6!
Re:クロニック・ラヴ
いいでしょう。
[ 敷村 修也 ] 激情 : 2 → 1
Re:クロニック・ラヴ
三度。
Re:クロニック・ラヴ
鋭く落ちる死の痛み。
敷村 修也
迫る死の痛みにひるむ体ではなくなっても、その光を躱しきれるようになったわけではない。
敷村 修也
「――くそっ」
海野標
標は自分に集中する死を捌いている。
海野標
庇い切れない。
海野標
幸運は届かない。
敷村 修也
悪態をつきながら半身になって体を守る。
たとえわずかでも次につなげるために、致命傷を避けるために。
海野標
今の彼が幸運を導く者には、最低限の意思が要求される。
海野標
避けようという意思すら許さない。その一撃への回避を助くことは、叶わない。

ラウンド2

GM
IST 先制判定指定特技表(6) > 《心臓/胴部7》
赤木 叶恵
2D6>=8 (判定:跳ぶ) (2D6>=8) > 5[1,4] > 5 > 失敗
敷村 修也
2D6>=10 (判定:振る) (2D6>=10) > 7[3,4] > 7 > 失敗
安武 陸
2D6>=6 (判定:逸らす) (2D6>=6) > 10[4,6] > 10 > 成功
迷ノ宮 光葉
*興奮剤を使います
GM
*了解です
迷ノ宮 光葉
2D6+2>=10 (判定:待つ) (2D6+2>=10) > 10[4,6]+2 > 12 > 成功
GM
成功ですね。
赤木 叶恵
あああ~~~~マジか~~っ
敷村 修也
あー……どうすっかな
赤木 叶恵
ちょっとまって……ウウ……
赤木 叶恵
この待っては俺が激情するかどうか考えているの待ってです
赤木 叶恵
お嬢様の3塩と、りっくんの援護と、海野さんの裂帛とがあれば……
赤木 叶恵
4部位飛ばせるんスよ俺……
安武 陸
なるほどね
敷村 修也
叶恵ちゃんは必死に先手取りに行っていいと思う
敷村 修也
叶恵ちゃんが落ちるとめちゃくちゃもったいない
安武 陸
飛ばせる時に部位飛ばそう
赤木 叶恵
ごめんね、海野激情を0~2(たぶん1)
赤木 叶恵
借りたいんですが……
GM
要請
安武 陸
飛ばせるときに……飛ばそう……!
赤木 叶恵
よし……
赤木 叶恵
よし!!!!
赤木 叶恵
殺る!!!!!!!!!!
GM
うーん意思
安武 陸
わからせ返してやれ!!
赤木 叶恵
動きます!!!!
GM
すっと伸びた美しい背筋で堂々たる宣言
赤木 叶恵
*激情を使用。6,4で10成功。
GM
いいでしょう。
[ 赤木 叶恵 ] 激情 : 1 → 0
GM
陸、叶恵、光葉が先攻。
修也が後攻です。
GM
*先攻ハンターの行動
赤木 叶恵
*毒殺+極め投げ > クロニック・ラヴ
 海野さんの連係攻撃の裂帛が欲しいです!
海野標
*了解!
安武 陸
* 弟子もきらきらの援護をします
GM
*+3で命中判定をどうぞ。
赤木 叶恵
2D6+1+2>=8 (判定:黙る) (2D6+1+2>=8) > 6[3,3]+1+2 > 9 > 成功
GM
まずは毒殺のダメージダイス1D6を。
赤木 叶恵
1d6 (1D6) > 2
赤木 叶恵
*海野さんの激情をお借りして、こちらを6とさせていただきまして……
海野標
OK
[ 海野標] 激情 : 2 → 1
赤木 叶恵
*4+6+3+2+9+3ダメージです
GM
*27点。
 毒殺の確定部位ダメージと合わせ、回避不能の4部位ダメージです。
GM
叶恵はBRTを4回どうぞ。
赤木 叶恵
BRT 身体部位決定表(10) > 《逆脚》
赤木 叶恵
BRT 身体部位決定表(7) > 《攻撃したキャラクターの任意》
赤木 叶恵
BRT 身体部位決定表(10) > 《逆脚》
赤木 叶恵
BRT 身体部位決定表(7) > 《攻撃したキャラクターの任意》
GM
*逆脚、あとは任意3つ。
敷村 修也
すげ
安武 陸
任意!!
赤木 叶恵
ほぼ任意やわ
赤木 叶恵
さて何処だ
GM
バチギレBRT
敷村 修也
心臓と頭と
赤木 叶恵
前回のクロラヴの弱点どこだったっけ
安武 陸
心臓だったっぽい
赤木 叶恵
じゃあ心臓はとりあえずもらおう
赤木 叶恵
頭もいっちゃうか
敷村 修也
とりあえずはね
赤木 叶恵
赤木 叶恵
だな
敷村 修也
です。はい。
安武 陸
バレメカは感覚器だった気がするんだよな
赤木 叶恵
感覚器も飛ばしたいよね 魔女の呪い迷惑なので
迷ノ宮 光葉
うん…
敷村 修也
うむ
敷村 修也
見えてる特技潰しておきたい
赤木 叶恵
これで閃くと見るは飛ぶので これだな
赤木 叶恵
*心臓、脳、感覚器
[ Re:クロニック・ラヴ ] 部位ダメージ : 4 → 8
Re:クロニック・ラヴ
*再起判定。
Re:クロニック・ラヴ
1D6>8 (1D6>8) > 3 > 失敗
Re:クロニック・ラヴ
*激情を1個使用し、この目は6。
Re:クロニック・ラヴ
*勝利の護符を2つ重ねて使用し、この目は10。
Re:クロニック・ラヴ
*成功です。
[ Re:クロニック・ラヴ ] 激情 : 4 → 3
[ 赤木 叶恵 ] テンション : 27 → 30
[ 赤木 叶恵 ] 激情 : 0 → 1
[ 安武 陸 ] テンション : 24 → 27
赤木 叶恵
赤い手をだらりと下げて、目の前の魔女を睨む。
Re:クロニック・ラヴ
より強い輝きを身に纏い、中空を舞う魔女。
海野標
そこに上空より斬りかかり、剣戟を散らす。
海野標
光が散る。二人の間で。
赤木 叶恵
避けられない。でも当たってはいけない。
赤木 叶恵
足が竦んでいることに気付く。
海野標
しかし、
海野標
叶恵へ落ちるきらめき。
海野標
バレエ・メカニックが恵夢を蘇らせたものと同質の光。
海野標
それはクロニック・ラヴが纏い、死を齎すものでもあるが、
海野標
こうして共に戦う狩人が纏うものでもある。
海野標
導きの光。
安武 陸
叶恵の側に寄る。
安武 陸
しゃん、と鈴の音のような靴音。
赤木 叶恵
「……」陸の方を見る。
海野標
上空に、絶え間ない剣戟。
安武 陸
「ビビってんすか、先輩」
海野標
あなたたちを背に、誰よりも多く差し向けられた死を払う。
安武 陸
「らしくないっすよ」
赤木 叶恵
「……」
赤木 叶恵
「…………」
赤木 叶恵
「安武」
赤木 叶恵
顔を見る。
安武 陸
「なに?」
赤木 叶恵
「変なカッコ。もうすぐおじさんのくせに」
安武 陸
「おじさん~~~!? 俺まだ23なんだけど!!」
海野標
光の砕ける音。
赤木 叶恵
上を見る。
赤木 叶恵
「言っとくけど」
海野標
空より叩き落されて、地を落ちる。
赤木 叶恵
「全っ然、びびってないから!」
海野標
叩きつけられ、しかし即座に受け身を取り、砕けた刀を再び形成しながら。
海野標
「ジャレてんなよそこ!?」
安武 陸
「そりゃよかった!」
安武 陸
「はぁい!」
海野標
追撃の針を躱しながら、再び地を蹴る。
赤木 叶恵
武器を握る。不思議と手には力が入る。足はもう震えていなかった。
安武 陸
「行こうぜ叶恵ちゃん、今なら空くらい飛べるって!」
安武 陸
そう言って叶恵を抱える。
赤木 叶恵
「はっ……はあ!?」
安武 陸
「物理で」
安武 陸
投げる。
海野標
「ったく!」
海野標
投げ飛ばされた叶恵の手を取る。
赤木 叶恵
「うぅ、わぁ、あああ!」
海野標
光が叶恵の腕を伝い、身を包み込む。
海野標
不可思議な浮遊感。
海野標
そのままに空を突き進み、
海野標
「叶恵!」
海野標
「合わせる」
海野標
「とにかく全力をブチ込め!」
赤木 叶恵
「……」
赤木 叶恵
初めての感覚。初めての体勢。この浮遊した体の扱いが、けれどもしっかりと馴染む。
赤木 叶恵
「任せろ!」
Re:クロニック・ラヴ
星の光が、
Re:クロニック・ラヴ
彼らを迎え撃つ。
安武 陸
「やっちゃえ!」
赤木 叶恵
武器を握り、魔女へと飛ぶ。
Re:クロニック・ラヴ
無数の彼が二人へ向く。
Re:クロニック・ラヴ
それらのできる限りを、
海野標
刃でもって、海野標が打ち砕く。
赤木 叶恵
弾幕をくるりと回って避けながら。
赤木 叶恵
瞳へと目掛けて注射器を振る。
Re:クロニック・ラヴ
身を逸らす。それを躱す。
Re:クロニック・ラヴ
しかしその途中、
Re:クロニック・ラヴ
「っ!」
Re:クロニック・ラヴ
投げつけられた刀が魔女の軌道を塞いだ。
Re:クロニック・ラヴ
一瞬、動きが止まる。
赤木 叶恵
掠める。手が、顔を通り過ぎていく。
赤木 叶恵
けれど、その動きが止まったのを見て、逆手にそれを持ったまま。
赤木 叶恵
針をクロニック・ラヴの後頭部へと向けて。
赤木 叶恵
引き寄せた。
Re:クロニック・ラヴ
ぞぶりと、
Re:クロニック・ラヴ
針先がクロニック・ラヴの頭に沈む。
Re:クロニック・ラヴ
「う、――っ」
赤木 叶恵
突き刺さる。
赤木 叶恵
抱き寄せるようにして、耳へと噛みつく。
Re:クロニック・ラヴ
叶恵を睨む。
Re:クロニック・ラヴ
至近距離。その喉元に肘をつく。
海野標
少女らが揉み合う合間に、一際高く。
赤木 叶恵
「げほっ……」
赤木 叶恵
歯が耳から離れる。
赤木 叶恵
かわりに、ポケットからもう一つの注射針を足へと突き刺した。
海野標
形成した刀を振り下ろし、その胸を貫く。
海野標
光を伝わせた。
海野標
「――運命変転魔法『クロニック・ラヴ』!」
海野標
「その毒は致死毒!」
赤木 叶恵
体内へと流れ込んでゆく。
Re:クロニック・ラヴ
身体を蝕むもの。星を落とすもの。
Re:クロニック・ラヴ
その光に顔を顰めながら、
Re:クロニック・ラヴ
「――死ぬ、ものですか!」
Re:クロニック・ラヴ
全力の光で二人を振り払い、弾き飛ばす。
赤木 叶恵
「あ」
赤木 叶恵
身体から光が消える。
Re:クロニック・ラヴ
全力の動き。
Re:クロニック・ラヴ
刀も注射器も振り払ったそのドレスの胸元より、
Re:クロニック・ラヴ
勝利の護符二個分。星型のヘアピンが飛び出して、
Re:クロニック・ラヴ
宙空に、光となって消える。
赤木 叶恵
身体が、真っ逆さまに地面へと落ちてゆく。
赤木 叶恵
「や、や」
赤木 叶恵
「安武~~~~ッ!」
安武 陸
「は~いはいはいはい!」
海野標
宙空に消えたその煌めきを目の端に捉えながら、クロニック・ラヴと相対している。
海野標
叶恵のことは陸に任せた。
安武 陸
落ちてくるお姫様を、柔らかく抱きかかえる。
安武 陸
「かっこよかったっすよ、先輩」
赤木 叶恵
「……お……」
海野標
クロニック・ラヴを野放しにすればするほどに狩人の被害は深刻化する。
赤木 叶恵
真正面から至近距離で目が合って、そらす。
赤木 叶恵
「おう……」
海野標
これできる限りに抑えるのは、自分の役目だ。
Re:クロニック・ラヴ
空に星。
Re:クロニック・ラヴ
引き裂かれたドレスが修復されていく。
Re:クロニック・ラヴ
かつてと同じように傷を塞ぎ、堂々たる無敵の魔女として佇む。
Re:クロニック・ラヴ
運命を、覆す。
Re:クロニック・ラヴ
ただ一つの意思を胸に抱えて。
安武 陸
* 秘剣+裂帛 対象はクロニック・ラヴ
GM
命中判定をどうぞ。
安武 陸
2D6>=5 (判定:黙る) (2D6>=5) > 11[5,6] > 11 > 成功
安武 陸
補正忘れてたけどそれどころじゃなかった
GM
ダメージは2D6+4+2+7+6
安武 陸
2D6+4+2+7+6 (2D6+4+2+7+6) > 5[1,4]+4+2+7+6 > 24
Re:クロニック・ラヴ
*回避
Re:クロニック・ラヴ
2D6+4-8>=8 (判定:撃つ) (2D6+4-8>=8) > 9[3,6]+4-8 > 5 > 失敗
Re:クロニック・ラヴ
*激情を1個使用し、3を6に。
 スペシャルとします。
[ Re:クロニック・ラヴ ] 激情 : 3 → 2
[ Re:クロニック・ラヴ ] 余裕 : 0 → 3
敷村 修也
まぁそうするわな
安武 陸
あー
赤木 叶恵
やばい、来る
迷ノ宮 光葉
うわーーー
Re:クロニック・ラヴ
*常駐アビリティ【傲慢の相の常駐アビリティ。コスト4。
スペシャルするたびにその場に登場しているPCに2D6のダメージ。
これには神の仮面のダメージアップが乗る上に、攻撃ではないので回避ができない。
魔女の品格
Re:クロニック・ラヴ
2D6+9 (2D6+9) > 6[3,3]+9 > 15
Re:クロニック・ラヴ
*光葉は恐慌で3ダメージが乗り、18ダメージ。
 それ以外は15ダメージ。
Re:クロニック・ラヴ
*陸の余裕が飛び、叶恵と修也は1部位、光葉は2部位です。
Re:クロニック・ラヴ
BRT 叶恵 身体部位決定表(6) > 《感覚器》
Re:クロニック・ラヴ
BRT 修也 身体部位決定表(7) > 《攻撃したキャラクターの任意》
Re:クロニック・ラヴ
BRT 光葉1 身体部位決定表(8) > 《口》
Re:クロニック・ラヴ
BRT 光葉2 身体部位決定表(9) > 《呼吸器》
Re:クロニック・ラヴ
*修也は利き腕、光葉からは消化器を頂きます。
[ 安武 陸 ] 余裕 : 15 → 0
[ Re:クロニック・ラヴ ] テンション : 40 → 43
[ 赤木 叶恵 ] 部位ダメージ : 2 → 3
[ 敷村 修也 ] 部位ダメージ : 2 → 3
[ 迷ノ宮 光葉 ] 部位ダメージ : 2 → 4
GM
*3人は再起判定をどうぞ。
赤木 叶恵
1d6>3 (1D6>3) > 2 > 失敗
赤木 叶恵
*激情!!!!!!!!!!
[ 赤木 叶恵 ] 激情 : 1 → 0
迷ノ宮 光葉
1d6>4 (1D6>4) > 4 > 失敗
[ 迷ノ宮 光葉 ] 激情 : 2 → 1
迷ノ宮 光葉
*激情、この4は6
敷村 修也
1d6>3 (1D6>3) > 5 > 成功
[ 安武 陸 ] テンション : 27 → 30
[ 安武 陸 ] 激情 : 2 → 3
GM
*陸も恐慌です。
安武 陸
叶恵を地面に下ろす。
安武 陸
空に輝く星を見上げる。
海野標
上空では二人が星を散らす。
Re:クロニック・ラヴ
双子星のように、空を輝く同質の輝き。
安武 陸
マントを翻して、地面に落ちる星屑を辿る。
安武 陸
二人の間に割って入れるような力はない。
だから、ずっと見上げているだけだった。
安武 陸
でも、今はちょっとくらいならいけそうな気がする。
安武 陸
星屑を辿って、空へ、空へ。
安武 陸
そうでないと、結構、割と困る。
なので、ちょっとずるをして。
安武 陸
星を散らす二人の間に落ちる。
Re:クロニック・ラヴ
指をさす。
Re:クロニック・ラヴ
無敵の魔女は生半可の介入を許さない。
安武 陸
「物理的に割って入ればOKということにさせて頂きますよ!」
Re:クロニック・ラヴ
「いいえ」
Re:クロニック・ラヴ
「私はそれを、許しません」
Re:クロニック・ラヴ
より高く、天より。
Re:クロニック・ラヴ
陸を撃ち落とす断罪の釘のように。
安武 陸
針が体を貫く痛みを思い出す。
安武 陸
ああ、怖い、怖いなぁ!
安武 陸
何度もあの針に殺された! 何度も肉を裂いて、何度も骨を砕かれた!
Re:クロニック・ラヴ
その針が、また一度陸を穿つ。
安武 陸
「ぐっ……ぶっ……」
安武 陸
針が体を貫く。だが、まだ死んでいない。
Re:クロニック・ラヴ
蹴りつけて、叩き落とす。
安武 陸
その足を掴む。
安武 陸
「へへ……、一応、物理的には間に入った」
Re:クロニック・ラヴ
掴んだはずの足はすり抜けた。
Re:クロニック・ラヴ
「いいえ」
Re:クロニック・ラヴ
「あなたでは届きません」
Re:クロニック・ラヴ
「届いていない」
Re:クロニック・ラヴ
「何一つ!」
安武 陸
手はすり抜ける。
Re:クロニック・ラヴ
追撃の針で、陸を落とす。
安武 陸
何一つ届いていない。
海野標
割って入った刀は受け止められる。
安武 陸
ちょっとくらいならいけそうな気がした。
安武 陸
でも、
安武 陸
全然、
安武 陸
そんなことは
安武 陸
地面に落ちる。
Re:クロニック・ラヴ
陸を穿った天よりの断罪。
安武 陸
衝撃に骨が軋む。
Re:クロニック・ラヴ
陸が落下すると同時にその光が弾け、
Re:クロニック・ラヴ
地上の狩人たちへと襲いかかる。
赤木 叶恵
突き刺さる。血が滲む。
迷ノ宮 光葉
流星のように落ちてくる無数の針、避けきれない。隠れる場所もない。
迷ノ宮 光葉
身体の動く限り、避けようとするが、怪我の痛みにそれも叶わない。頬に、腹に、突き刺さる。
敷村 修也
身を躱そうと、叩き落とそうと、その光は容赦なく死を意識させる。
Re:クロニック・ラヴ
抉り抜く。
Re:クロニック・ラヴ
狙い澄まされたわけでもない一撃が、十分に彼らの命を刈り取るだけの力を持つ。
Re:クロニック・ラヴ
無敵の魔女の在り方。
迷ノ宮 光葉
*大暴力+野犬化 対象をクロニック・ラヴ
GM
命中判定をどうぞ。
迷ノ宮 光葉
2D6+2>=5 (判定:黙る) (2D6+2>=5) > 4[1,3]+2 > 6 > 成功
GM
ダメージは2D6+4+6+3+3。
さっき恐慌入れるの忘れてたねごめんね。でもスペシャル回避だったから関係なかったね
迷ノ宮 光葉
2D6+4+6+3+3 (2D6+4+6+3+3) > 7[2,5]+4+6+3+3 > 23
Re:クロニック・ラヴ
*回避判定
Re:クロニック・ラヴ
2D6+4-8>=8 (判定:撃つ) (2D6+4-8>=8) > 4[2,2]+4-8 > 0 > 失敗
Re:クロニック・ラヴ
*激情を2個使用し、この目は両方6。
 スペシャルとします。
[ Re:クロニック・ラヴ ] 激情 : 2 → 0
[ Re:クロニック・ラヴ ] 余裕 : 3 → 6
[ Re:クロニック・ラヴ ] テンション : 43 → 46
迷ノ宮 光葉
うわ~~~~
安武 陸
うわ~
赤木 叶恵
カス~~~~ッ
Re:クロニック・ラヴ
*【魔女の品格】。
Re:クロニック・ラヴ
2D6+9 (2D6+9) > 9[4,5]+9 > 18
Re:クロニック・ラヴ
*全員2部位。
Re:クロニック・ラヴ
BRT 陸1 身体部位決定表(3) > 《利き腕》
Re:クロニック・ラヴ
BRT 陸2 身体部位決定表(6) > 《感覚器》
Re:クロニック・ラヴ
BRT 叶恵1 身体部位決定表(6) > 《感覚器》
Re:クロニック・ラヴ
BRT 叶恵2 身体部位決定表(7) > 《攻撃したキャラクターの任意》
Re:クロニック・ラヴ
BRT 修也1 身体部位決定表(6) > 《感覚器》
Re:クロニック・ラヴ
BRT 修也2 身体部位決定表(8) > 《口》
Re:クロニック・ラヴ
BRT 光葉1 身体部位決定表(7) > 《攻撃したキャラクターの任意》
Re:クロニック・ラヴ
BRT 光葉2 身体部位決定表(8) > 《口》
Re:クロニック・ラヴ
*叶恵は消化器、利き脚
Re:クロニック・ラヴ
*光葉は利き脚、逆腕。
[ 迷ノ宮 光葉 ] テンション : 25 → 30
[ 迷ノ宮 光葉 ] 激情 : 1 → 2
[ 安武 陸 ] 部位ダメージ : 0 → 2
[ 赤木 叶恵 ] 部位ダメージ : 3 → 5
[ 敷村 修也 ] 部位ダメージ : 3 → 5
[ 迷ノ宮 光葉 ] 部位ダメージ : 4 → 6
GM
全員、再起判定をどうぞ。
赤木 叶恵
1d6>5  (1D6>5) > 4 > 失敗
敷村 修也
1d6>5  (1D6>5) > 2 > 失敗
迷ノ宮 光葉
1d6>6  (1D6>6) > 1 > 失敗
安武 陸
1D6>2  (1D6>2) > 3 > 成功
敷村 修也
これ再起に失敗しても立ち上がらん方がいいかもしらんな
敷村 修也
りっくん成功でうれしいね
赤木 叶恵
いや……
赤木 叶恵
このあとまた魔女の品格が来ること、あるんじゃないか……?
赤木 叶恵
いま無力化すると……
赤木 叶恵
死ぬぞ……
迷ノ宮 光葉
あわわ…とはいえ光葉はもう打つ手が無い気がします
敷村 修也
まぁ、寝っ転がるしかない
安武 陸
激情は一応ありはするけど
赤木 叶恵
未だピカピカの激情
迷ノ宮 光葉
うーん……修也くん激情1個残ってるし、標くんの激情が一つある…とはいえ…
GM
とりあえず激情切る人は宣言してね。
敷村 修也
切らないです
赤木 叶恵
マジか
敷村 修也
修也切ったほうがいい?
赤木 叶恵
手番残ってるからなー
迷ノ宮 光葉
そうですね…残っているからもしかしたら…という
赤木 叶恵
そこで品格やられて女子がフッ飛ぶ確率はそこそこあるのだが……
敷村 修也
激情使って起き上がるとどうやっても回避ができないから追加行動増やすタネにしかならないかなとか思ってました
敷村 修也
影歩きが攻撃判定の成功依存だし、無力化してても回避はできるので
敷村 修也
まぁ……めちゃくちゃ細いといえばそうなんですけども……
赤木 叶恵
クロラヴはカナエ殴った方が確実に追加行動は取れるんよな
敷村 修也
うん……
敷村 修也
うーーーーん、寝てても一緒かやっぱ
赤木 叶恵
品格による死者は……減らせる!
迷ノ宮 光葉
そうそう
敷村 修也
うし、起きましょうじゃあ。すいません
赤木 叶恵
一応、光葉さんを立たせる手段もなくはない……
敷村 修也
なくもないけど、立たせるなら叶恵ちゃんじゃないかな
迷ノ宮 光葉
光葉はもう…ちょっとお役に立てなさそう…お塩ふれないし
GM
GMアナウンス。
・狂気での塩を許可します。
・塩は無力化してても振れます。
赤木 叶恵
狂気のお塩だ!!!
迷ノ宮 光葉
おっ……寝っ転がりながらお塩ぱっぱできる…?!
安武 陸
マジか
赤木 叶恵
かなり限界の塩だ
GM
無力化は手番の行動ができなくなるだけの行動と受け止めています。
敷村 修也
なるほど
赤木 叶恵
残った問題は無力化で部位が飛ぶと死亡することぐらいだな!
GM
防御、援護、最終判定が可能ですからね。無力化してても。
GM
無力化しててもブロックできるんですよ。狂ってるのか?
敷村 修也
怖すぎる
敷村 修也
怖い
安武 陸
無力化ブロック怖い
GM
ガンギマリ
安武 陸
そんなこわいことをする場面発生しないで
GM
諸々加味の上ご相談ください。
敷村 修也
修也は激情で立ち上がるとして
叶恵ちゃんを立ち上がらせるか、立ち上がらせるならどう立ち上がらせるかか
GM
特殊アイテム。任意の幸福を好きな数だけ破壊し、破壊した数だけの激情を得る。
キャンペーンを通して1回しか使えないが、PCが死亡したらその数だけ使用回数が増える。
ロケットペンダント
もありますよ!
安武 陸
あるけど……
安武 陸
あるな……
迷ノ宮 光葉
叶恵ちゃんは標くんの激情で6にして立ち上がる…かな、と思ってた
迷ノ宮 光葉
もっといい案あるかな
赤木 叶恵
なるほど、ロケペンのために死亡するという考え方か
赤木 叶恵
今の話だと、ロケペンで激情を得て立つこともできるよ的な話でもある
GM
まあ死んだらロケペン使用回数も増えますが……
赤木 叶恵
お嬢様を無力化させないのと同じ方法で立つこともできる
GM
あとここで背徳壊したら追加行動は増えます
安武 陸
増えるんだ
GM
>選択した幸福をすべて破壊する。それらは修復で修復できない
>背徳が壊れた場合の効果は通常通り発生する
>これにより無力化判定は発生しない
GM
追加行動は背徳が壊れた場合の効果に該当します。
赤木 叶恵
それがあるから きわめて やりたくない
安武 陸
W背徳の民
GM
まあ、やるなら殺しきれるタイミングでやりたいやつでしょうね……
敷村 修也
そうですね
赤木 叶恵
このあとあちらさん激情また増えるから、このRで削り殺せるかかなり微妙なんじゃよな
迷ノ宮 光葉
光葉が無力化しない方法はちょっともったいないけど星型のヘアピンのこと。キャンペーン特殊アイテム。
レアアイテムを含む任意のアイテムとして使用できる。或いは、攻撃のダメージを+6する効果がある。
アイテム所持枠には含まれず、誰でも使用できる。
ヘアピン
の任意のアイテムにするというのんで勝利の護符にして自分の激情で6にして8成功で立ち上がる、というのがあるんですけど…
迷ノ宮 光葉
これ、もったいないな
赤木 叶恵
レアアイテム。
失敗した再起判定を成功にする効果を持つ。
警官魂
迷ノ宮 光葉
あ、それもあった
赤木 叶恵
叶恵は死亡覚悟で寝っ転がろうかな
敷村 修也
う、む。うん……
GM
修也と光葉は?
敷村 修也
修也は起きます
迷ノ宮 光葉
うーんどうしようかな……
迷ノ宮 光葉
皆できたら起きてて貰ったほうがいいとは思うんだけど…
迷ノ宮 光葉
いや、光葉も死亡覚悟で寝っ転がって、お塩がふれたらふります…!
迷ノ宮 光葉
激情、もったいない……うーん
GM
腹が決まりましたら宣言してくださいね。
敷村 修也
*激情!この2は6!
[ 敷村 修也 ] 激情 : 1 → 0
赤木 叶恵
*無力化
迷ノ宮 光葉
*無力化です…
GM
畏まりました。
GM
では、叶恵、光葉は無力化。
Re:クロニック・ラヴ
天より降り注いだ罰に続き、
Re:クロニック・ラヴ
斬撃を受けて叩き落される。
迷ノ宮 光葉
ほとんど自分は針で貫かれて
迷ノ宮 光葉
満身創痍のまま動けない、が

まだ福はかろうじて動ける。彼がワンと吠える。ならば自分は指示を出さねば。
迷ノ宮 光葉
犬と目を合わせてから頷き、地に落ちたクロニック・ラヴへと向かわせる。
Re:クロニック・ラヴ
罰はやまない。
Re:クロニック・ラヴ
向かい来る福へと視線を向ければ、陸を貫いたのと同じ。
Re:クロニック・ラヴ
釘とも言える針がその進行方向を塞ぐように地に落ちて、再び弾ける。

地に弾けた太い針を右に左に躱し、いくつかは犬の体をかすめて、しかし突進は止まらない。そのまま飛びかかる。
Re:クロニック・ラヴ
蹴りつける。
Re:クロニック・ラヴ
届かせない。
Re:クロニック・ラヴ
傲慢な魔女の怒りのままに、彼を地面へと叩きつける。

キャン、と悲鳴をあげて叩きつけられる。
Re:クロニック・ラヴ
弾けた針は、当然に狩人全員を襲う。
迷ノ宮 光葉
もはや避けようがなく、指示のため間近にいた光葉の身体に針が無数に突き立った。そうして背中から倒れる。
安武 陸
何度も繰り返したように、死が降り注ぐ。
安武 陸
目は霞み、腕が上がらない。 体が重い。
安武 陸
最強の魔女なんかに、勝てるわけがない。 そう思ってしまう。
安武 陸
このまま少し、じっとしていれば終わる。 そんな考えが頭を過って。
安武 陸
全身で否定する。
安武 陸
死にたくない!
安武 陸
這うように駆け出して、すんでの所で針が逸れる。
海野標
剣戟。
海野標
戦いはまだ続く。
海野標
血色に染まる戦場に、幻想的な光が散って、消える。
安武 陸
「……っ、は……」
安武 陸
振り返って、倒れる光葉が見えた。
安武 陸
慌てて、周囲を見渡す。
赤木 叶恵
気付けば、空を見ていた。
赤木 叶恵
身が穿たれたことを理解して、全身に強烈な痛みが走る。それを耐えて身を起こそうとして、もう体が動かないことに気付いた。
海野標
倒れた仲間たちのことは感知している。理解している。
海野標
だが彼女らに駆け寄る愚は犯せない。
海野標
ここで立ち止まるなら。膝を折るなら。
海野標
今まで積み重ねてきた戦いの意味は、果たしてどこに。
敷村 修也
幾度も降り注ぐ死を前に、足がすくむことはない。
全身から血を流しながらも槍を杖代わりに立ち上がる。
敷村 修也
2人が振り向かないのは知っている。
2人が立ち上がれないのがわかる。
敷村 修也
それでもできることがあるはずだと、武器を握る。
安武 陸
倒れている。叶恵が、光葉が。
安武 陸
修也も、自分も満身創痍だ。
安武 陸
おそらくは標も。
安武 陸
少し離れた所に、自分の刀が落ちている。
安武 陸
立ち上がって、拾う。 迷いはしなかった。
安武 陸
立ち止まれるなら、とっくにやっている。
GM
*モンスターの行動
Re:クロニック・ラヴ
*【魔女の呪い】>陸
Re:クロニック・ラヴ
2D6+4>=5 (判定:現れる) (2D6+4>=5) > 5[2,3]+4 > 9 > 成功
Re:クロニック・ラヴ
2D6+4+9+9+3 恐慌込みのダメージ算出 (2D6+4+9+9+3) > 5[1,4]+4+9+9+3 > 30
安武 陸
* 狂気を使って回避します
GM
*いいでしょう。どうぞ。
安武 陸
2D6-10>=5 (判定:現れる) (2D6-10>=5) > 7[3,4]-10 > -3 > 失敗
安武 陸
* 激情
安武 陸
* どちらも6!
GM
いいでしょう。
[ 安武 陸 ] 狂気 : 0 → 3
[ 安武 陸 ] 激情 : 3 → 1
[ 安武 陸 ] 余裕 : 0 → 3
赤木 叶恵
激情が稼げていない上に、追加行動もまだ発生していない。拍車影歩きがない
GM
ケアレスミス。あっ……て顔になりましたからねGMも ちょっと前に
敷村 修也
拍車ないんだなって思ったので
敷村 修也
今めっちゃ悩んでる
赤木 叶恵
げきじょう0にパンチぶっこめるということ
敷村 修也
パンチすると拍車されるということでもある
赤木 叶恵
気にしている場合か~!
敷村 修也
そうだな。そうだ。そもそも覚悟して立ったやろがい!
GM
RPの前に結凪の行動をするか。
『さいごまで』高地結凪
*基本攻撃>陸
『さいごまで』高地結凪
2D6>=9 (2D6>=9) > 4[2,2] > 4 > 失敗
Re:クロニック・ラヴ
陸が刀を握り締めたその直後に、針が飛ぶ。
安武 陸
走る。 必死に。
安武 陸
死は鋭さを増し、速度を増し。
安武 陸
今にも生に追いつかれてしまいそうだ。
Re:クロニック・ラヴ
彼女を衝き動かす死。
Re:クロニック・ラヴ
彼女を怪物へと仕立て上げた死。
安武 陸
降り注ぐ。
Re:クロニック・ラヴ
それを無差別に降り注がせながら、魔女は運命へと手を伸ばす。
安武 陸
進行方向に落ちた針に足を止め、振り返る。
Re:クロニック・ラヴ
伸ばした手に光を携えて。
安武 陸
死は一つひとつを丁寧に、ああもうなんだっけ。
Re:クロニック・ラヴ
鋭い刃と換えて、標へと叩きつける。
海野標
弾き、受け流し、
海野標
抉られる。
海野標
たたらを踏んで、しかし追撃を捌く。
Re:クロニック・ラヴ
「二人」
Re:クロニック・ラヴ
「倒れました」
安武 陸
「……そうだな」
Re:クロニック・ラヴ
「次は彼」
Re:クロニック・ラヴ
「――あなたかしら?」
Re:クロニック・ラヴ
標越しに、針を放つ。
安武 陸
「いいなぁ、最強の魔女は選ぶほうで」
安武 陸
刀を構える。 居合斬りの構え。
安武 陸
何度も繰り返した訓練と同じように、刃が閃く。
安武 陸
そうだ。
安武 陸
「俺には力はないけど、海野標の一番弟子だ」
安武 陸
「もうちょっと頑張らさせてくださいよ」
Re:クロニック・ラヴ
「…………」
Re:クロニック・ラヴ
「そう」
『さいごまで』高地結凪
極致の戦いに、結凪は手を出せない。
『さいごまで』高地結凪
屍山血河の戦場に手を組んで、ただ、祈りを捧げた。
GM
*後攻ハンターの手番
敷村 修也
*突き放し 対象クロニック・ラヴ
GM
命中判定をどうぞ。
敷村 修也
2D6+2>=6 (判定:隠れる) (2D6+2>=6) > 4[2,2]+2 > 6 > 成功
GM
1D6+4+2+4+8?
敷村 修也
ですね。いきます
GM
どうぞ
敷村 修也
1d6+2+4+4+8 (1D6+2+4+4+8) > 2[2]+2+4+4+8 > 20
Re:クロニック・ラヴ
*【拍車】を組み合わせて回避
Re:クロニック・ラヴ
2D6+4-7>=5 (判定:蹴る)  (2D6+4-7>=5) > 12[6,6]+4-7 > 9 > PCが二人無力化している状況下での【魔女の品格】の発動。スペシャル(【余裕】+3)
安武 陸
マジで?
迷ノ宮 光葉
ああ・・・
敷村 修也
そっか~~
安武 陸
何か違法なダイス使っていらっしゃる……?
GM
いや……
赤木 叶恵
それは……
敷村 修也
こればっかりはどうにもならん
赤木 叶恵
もちろん頭の片隅にはあったけども それだけは……それだけはないだろうって……!
安武 陸
さすがに さすがにですよ
[ Re:クロニック・ラヴ ] テンション : 46 → 55
[ Re:クロニック・ラヴ ] 激情 : 0 → 1
Re:クロニック・ラヴ
*【魔女の品格】。
Re:クロニック・ラヴ
2D6+9 (2D6+9) > 9[4,5]+9 > 18
Re:クロニック・ラヴ
*陸に1部位、叶恵に2部位、修也に2部位、光葉に2部位。
Re:クロニック・ラヴ
BRT 身体部位決定表(5) > 《消化器》
Re:クロニック・ラヴ
陸です。
Re:クロニック・ラヴ
BRT 叶恵1 身体部位決定表(3) > 《利き腕》
Re:クロニック・ラヴ
BRT 叶恵2 身体部位決定表(6) > 《感覚器》
Re:クロニック・ラヴ
BRT 修也1 身体部位決定表(7) > 《攻撃したキャラクターの任意》
Re:クロニック・ラヴ
BRT 修也2 身体部位決定表(9) > 《呼吸器》
Re:クロニック・ラヴ
BRT 光葉1 身体部位決定表(11) > 《逆腕》
Re:クロニック・ラヴ
BRT 光葉2 身体部位決定表(11) > 《逆腕》
Re:クロニック・ラヴ
*叶恵は心臓、脳
 修也は呼吸器、逆腕
 光葉は脳、感覚器。
[ 安武 陸 ] 余裕 : 3 → 0
[ 安武 陸 ] 部位ダメージ : 2 → 3
[ 赤木 叶恵 ] 部位ダメージ : 5 → 7
[ 迷ノ宮 光葉 ] 部位ダメージ : 6 → 8
[ 敷村 修也 ] 部位ダメージ : 5 → 7
GM
*叶恵、光葉は無力化状態で部位ダメージを受けると、PCは死亡する。死亡します
GM
*陸と修也は再起判定を。
安武 陸
1D6>3  (1D6>3) > 3 > 失敗
安武 陸
* 激情!
[ 安武 陸 ] 激情 : 1 → 0
敷村 修也
1d6>7  (1D6>7) > 1 > 失敗
GM
*修也は無力化。
敷村 修也
血が流れる。視界がかすむ。
あのハロウィンの夜もこんな風に血まみれで、何もわからず戦っていた気がする。
敷村 修也
自分の心臓のと音と息遣いがやたら大きく聞こえる。
あのハロウィンの夜よりも濃く、理解できるようになった死の気配に満ちたここで。
敷村 修也
走る。
敷村 修也
槍を握り、無敵の魔女の運命を討ち果たすべく。
走る。
敷村 修也
安武さんと叶恵さんと光葉さんと、標が削ったはずのクロニック・ラヴへ。
Re:クロニック・ラヴ
「もうちょっと」
Re:クロニック・ラヴ
「もうちょっと、頑張る」
Re:クロニック・ラヴ
「ですか」
Re:クロニック・ラヴ
「ならば――」
Re:クロニック・ラヴ
瞼を伏せる。
海野標
標を地面に叩き伏せ、
Re:クロニック・ラヴ
挑みかかって来た修也の槍の、穂先に指を振れる。
Re:クロニック・ラヴ
光が灯って、弾けた。
Re:クロニック・ラヴ
三度。
Re:クロニック・ラヴ
断罪の針。
海野標
「――――」
敷村 修也
万全でも完璧でも絶対でもない。
確信を持った一突きでもない。
敷村 修也
それでも最後にしてくれと願った。
もう倒れてほしいと願った。
安武 陸
「修也く……」
敷村 修也
追撃のために構えていた左腕ごと、針が体を貫く感触。
敷村 修也
流れ出る血が体温を奪っていく。
全身の痛みが思考を奪っていく。
Re:クロニック・ラヴ
光は修也の身体を貫き、
Re:クロニック・ラヴ
戦場へと飛散する。
Re:クロニック・ラヴ
未だ立ち続く者。既に倒れ臥した者。
Re:クロニック・ラヴ
そこに一切の区別はない。
赤木 叶恵
倒れて動かない身体に、トスンと振動が響く。何かが体を通り抜けるのがわかった。
赤木 叶恵
血液が噴き出す。
赤木 叶恵
急速に体が冷えて、意識が遠のいていく。
赤木 叶恵
「(あ)」
赤木 叶恵
「(おねえちゃん、泣くじゃん)」
赤木 叶恵
ぼやけた視界に、一瞬、閃きが見えた。
赤木 叶恵
それが、頭を貫かんとする死の光だと気付いて、
赤木 叶恵
意識は途切れた。
迷ノ宮 光葉
全身をくまなく貫かれ、ほとんど身体は動かない。それでもと、倒れた身体を這うようにして、歪んでぼやける視界で、最愛の人の姿を探した。
『送り火』迷ノ宮御影
その身体は血の池に沈んでいる。
『送り火』迷ノ宮御影
死に瀕するあなたを見ることは、もはやない。
迷ノ宮 光葉
最後ぐらいは、その人のそばで、眠りたい。血を引きずってそちらへ行こうとして、
迷ノ宮 光葉
後ろから脳を針で砕かれた。
迷ノ宮 光葉
伸ばしかけた手が一度跳ねて、そのままぱたりと落ちる。触れ合うことは叶わなかった。
『送り火』迷ノ宮御影
血が混ざり合うことすら、二度とない。
海野標
「…………」
海野標
崩折れた修也の身体を抱き留めながら、戦場を見回す。
海野標
修也は。まだ息がある。致命傷ではない、今はまだ、
海野標
だが、
海野標
二人は。
安武 陸
二人は。
安武 陸
二人は?
Re:クロニック・ラヴ
*【拍車】による追加行動。
Re:クロニック・ラヴ
*陸を吸血鬼と魔女がとれる行動。誘惑されたハンターは抵抗判定を行い、それに失敗すると誘惑状態となる。
PC全員が無力化・死亡・ないしは誘惑状態となった場合、その戦闘はモンスターの勝利で終わる。
誘惑
します。
Re:クロニック・ラヴ
「……まだ、頑張りますか?」
海野標
その足元で修也を抱き抱える標ではなく。
安武 陸
血に沈む叶恵と、光葉。
Re:クロニック・ラヴ
陸に向けて、問いを投げかける。
安武 陸
恵夢が蘇った時に、あんなに喜んでいた叶恵。
Re:クロニック・ラヴ
「彼女らの死は、あなたには覆せない」
安武 陸
御影や仲間のために、ずっと一生懸命だった光葉。
Re:クロニック・ラヴ
「失われたものは二度と戻らない」
安武 陸
修也ももはや、虫の息だ。
Re:クロニック・ラヴ
「ただひとつ」
安武 陸
俺に死は覆せない。
Re:クロニック・ラヴ
「あなたが海野標を望んだ結果が」
安武 陸
失われたものは二度と戻らない。
Re:クロニック・ラヴ
「この状況です」
安武 陸
俺が、海野標を望んだ結果が。
海野標
「…………っ」
安武 陸
叶恵と、光葉の死?
海野標
刀を振る。
海野標
修也を地面に横たえて、クロニック・ラヴへと打ちかかる。
安武 陸
標の動きに反応できない。
安武 陸
数多の幸福を犠牲にして、それでもと手を伸ばした先に。
安武 陸
掴んだものが、さらなる喪失。
Re:クロニック・ラヴ
標の一撃を受け止める。
Re:クロニック・ラヴ
「あなたは、そうね」
Re:クロニック・ラヴ
「慣れているかしら」
Re:クロニック・ラヴ
「たくさんたくさん」
Re:クロニック・ラヴ
「たーくさん」
Re:クロニック・ラヴ
「私には、殺されてきたのだものね」
海野標
「…………」
安武 陸
確かに、頑張ってみたいと思ったし。
安武 陸
ちょっとくらいは、それで何かが犠牲になるのも覚悟していた。
安武 陸
でも
安武 陸
こんな
安武 陸
こんなに
Re:クロニック・ラヴ
「もう」
Re:クロニック・ラヴ
「終わりですか?」
Re:クロニック・ラヴ
投げ掛けた問いは、安武陸に向けて。
安武 陸
零れ落ちてしまうほど
安武 陸
俺は
Re:クロニック・ラヴ
「犠牲を呑むことを決めたのに」
Re:クロニック・ラヴ
「失わせることをも、強要したのに」
Re:クロニック・ラヴ
「安武陸」
Re:クロニック・ラヴ
「あなたはここで、膝を折るのですか?」
安武 陸
俺は
安武 陸
そんなに
安武 陸
弱いままなのか?
海野標
剣戟は未だ続いているが、打ち掛かる太刀筋には鋭さがない。
海野標
辛うじて。
海野標
辛うじて、針一本ほどの幸運を拾い上げるように、致命傷を避けている。
海野標
自分ばかりが。
安武 陸
長くは
安武 陸
持たないように
安武 陸
見える
海野標
二人が命を落とし、
海野標
それを守ることもできないまま、
海野標
しかし、自らに折れることを許さない。
海野標
戦っている。
安武 陸
師は、戦っている。
安武 陸
また、戦っている背中を見ている。
安武 陸
俺は
安武 陸
こんなに
安武 陸
こんなに頑張っても
安武 陸
未だ
安武 陸
ガキで、ザコの、ままなのか?
安武 陸
2D6-3>7 (2D6-3>7) > 5[1,4]-3 > 2 > 失敗
安武 陸
足は、驚くほどに動く気配がない。
安武 陸
心は鉛の用に重く、体を、魂をこの場に縛り付ける。
安武 陸
助けられたはずなのに。
安武 陸
また、俺のわがままのために。
安武 陸
魔女の甘言が、乾いた大地に染みる雨水のように満ちてゆく。
GM
知っている。
GM
目の前の魔女が、確かに全てを覆す力を持っていることを。
安武 陸
知っている。
安武 陸
その力を、見てきた。
Re:クロニック・ラヴ
今は凶器の形をとって、標へと振り翳されるその力。
安武 陸
もうすっかり、他人ではなくなった仲間たち。
安武 陸
それを覆す力を
安武 陸
いや
安武 陸
そもそも
安武 陸
それならば
安武 陸
最初から、こんな戦いは
安武 陸
高い剣戟の音が響いて、怯えたように顔を上げる。
海野標
鍔迫り合い。
Re:クロニック・ラヴ
鋭い針が標の喉元へと突き付けられている。
安武 陸
標は
安武 陸
師は
安武 陸
まだ、剣を握っている。
海野標
辛うじてそれを逸らし、針先が首筋を掠める。
海野標
追撃を叩き落として、斬りかかる。受け止められる。
海野標
機械的な動き。
海野標
しかし、まだ膝は折れない。
安武 陸
どうして。なんて言えない。
安武 陸
この人は、ここで止まるような覚悟で立っていない。
安武 陸
味方を、したいと思って。
安武 陸
仲間を、失いたくないと思って。
安武 陸
迷った視線が、叶恵の骸に向けられる。
安武 陸
こういうとき、先輩が、決めてくれて。
安武 陸
俺が困った時は、いつも。
安武 陸
──
安武 陸
不意に、いつかの会話を思い出す。
安武 陸
『叶恵ちゃんが選んだことなら、受け入れるし、拒絶しない』
安武 陸
『あたしもそうする。安武を信じるし受け入れる』
安武 陸
俺が、選んだことなら。
安武 陸
そもそも
安武 陸
この運命に来る選択を
安武 陸
俺のわがままを
安武 陸
叶恵ちゃんも、光葉ちゃんも、修也くんも
安武 陸
皆、俺を信じて、受け入れてくれた
安武 陸
*バディ 海野標の激情を使用します。この1は6。
GM
*了解しました。
[ 海野標] 激情 : 1 → 0
安武 陸
俺は。
安武 陸
標の味方をしたいよ。
Re:クロニック・ラヴ
死が迫る。
海野標
あなたではなく、標へと。
安武 陸
一歩一歩地を踏みしめて走る。
安武 陸
刀の柄を握る手は震えていない。 訓練の通りに、教わった通りに体は動く。
安武 陸
星の輝きに満ちた針を、ただの鋼の刀で打ち砕く。
海野標
「!」
海野標
心臓に至る。
海野標
その寸前にあった横から針を砕かれて、顔を上げる。
安武 陸
「……師匠」
海野標
「…………」
安武 陸
「クロニック・ラヴ」
Re:クロニック・ラヴ
「…………」
安武 陸
「俺は、この人の味方をするよ」
安武 陸
標の前に立つ。
Re:クロニック・ラヴ
息を呑む。
安武 陸
ちょうど、クロニック・ラヴと海野標の間に割って入るように。
海野標
「……リ」
海野標
く、と引き続く声は掠れて、
海野標
それでも、その手には同じく刀があった。
安武 陸
「叶恵ちゃんが死ぬのは嫌だ、光葉ちゃんが死ぬのは嫌だ、修也くんが死ぬのは嫌だ」
安武 陸
「もちろん、師匠が死ぬのも、俺が死ぬのも嫌だ!」
安武 陸
「でも、嫌だけど」
Re:クロニック・ラヴ
「…………」
安武 陸
「海野標の味方でいたいんだよ」
Re:クロニック・ラヴ
「……っ」
Re:クロニック・ラヴ
「――なんで!」