メインフェイズ第二サイクル

GM
第二サイクルの順番を決めましょう。
Re:クロニック・ラヴ
2D6 (2D6) > 7[1,6] > 7
敷村 修也
1d6 (1D6) > 2
赤木 叶恵
1d (1D6) > 2
迷ノ宮 光葉
1d6 (1D6) > 3
安武 陸
1D6 (1D6) > 2
GM
光葉>クロニック・ラヴ>陸・叶恵・修也>クロニック・ラヴ

行動:迷ノ宮光葉

迷ノ宮 光葉
*調達をします。 内訳は興奮剤2個、狩人の骨3個、奇門の護符1個
GM
いいでしょう。合計6コ、判定に-6の補正ですね。
GM
任意の特技で判定をどうぞ。
迷ノ宮 光葉
*興奮剤を1個使用します
GM
興奮剤と行動力で+2と+2。どうぞ。
迷ノ宮 光葉
2D6+2+2-6>=5 (判定:予感) (2D6+2+2-6>=5) > 9[3,6]+2+2-6 > 7 > 成功
GM
成功ですね。
GM
ではアイテムの分配をお願いします。
迷ノ宮 光葉
*りっくんに骨1、かなちゃん骨1、修也くんに興奮剤1+骨1、光葉に興奮剤1と護符、でお願いします
GM
陸:刀剣/化粧/興奮剤/狩人の骨
叶恵:注射器/格闘技/狩人の骨
修也:槍/杭/聖印/興奮剤/狩人の骨
光葉:犬/料理/興奮剤/奇門の護符
GM
こうですね。
迷ノ宮 光葉
ありがとうございます
GM
そうなるとして、じゃあシーンを……
GM
ええと……では……
GM
どういうシーンになるかが見えてきているので気が重い。はい……
海野標
「全員手当終わったな」
海野標
「そろそろ動くぞ。あんま投げっぱなしにもできねえ」
海野標
そう言う標だが、叶恵PL「え?ツッコミ待ちの人?」本人は服を血に染めたまま、手当をした気配がない
安武 陸
「師匠」
安武 陸
肩を掴む。
安武 陸
ぐい、と振り向かせる。
海野標
「何」
海野標
振り向かされる。
安武 陸
「怒りますよ」
海野標
「……何が?」
安武 陸
「手当て終わってないでしょうが」
海野標
「…………」
GM
怖い怖い怖い
GM
顔が怖い
敷村 修也
こわ~~~~~
迷ノ宮 光葉
こわいー
赤木 叶恵
コワー……
敷村 修也
こわ~~~~~……
安武 陸
腕を掴んで、座らせる。
海野標
「いや」
海野標
「あのな」
海野標
「血はもう止まってんだって」
海野標
抵抗する。
海野標
「動きづらくなるから邪魔なんだよ」
安武 陸
「じゃあ傷口見せてくださいよ」
安武 陸
「塞がってるならいいですよ」
海野標
「……いいけど」
海野標
見る……?
迷ノ宮 光葉
なんかえっちだな
敷村 修也
なんかで済まないでは
迷ノ宮 光葉
こわ~~~~
敷村 修也
無言で剥き始めないだけマシ
安武 陸
これ……よくないのでは……?
敷村 修也
修羅場に割り込む人みたいなことをやらされている。あー……
敷村 修也
「安武さん」
安武 陸
「なに?」
安武 陸
標の傷口を見ようとしている。
敷村 修也
「標の言うように、時間かけてられないのもそうなんで、補給もかねて近くの曙光騎士団の事務所使いませんか」
敷村 修也
「あと、そろそろ寒いんですよね」
海野標
「…………」
安武 陸
「…………」
安武 陸
「じゃあ、お世話になりましょうか」
安武 陸
寒い中肌を見せろというのもな。
敷村 修也
「そうしましょう。補給してる間に手当てしてもらえばいいですから」
敷村 修也
気遣ってる。標もそれならいいよな?
海野標
ため息をついている。
海野標
「補給には賛成」
赤木 叶恵
ピュアネス感想。手当されるの嫌いなの?
海野標
「なんか怖くね? 今のこいつ……」
赤木 叶恵
「怖がられてるよ安武」
安武 陸
「あんたが怖くなるようなことをするからでしょうが」
海野標
「合理的判断なんだけど……」
海野標
ぶつくさ言いながら移動しますか……
海野標
時間が惜しいので……
安武 陸
合理的判断に基づいて移動だ!
GM
というわけで曙光騎士団の事務所にお邪魔します。
GM
標や楠瀬から話がいってるのでする~っと通してもらえます。
GM
かなり色々自由に使わせてもらえる。
GM
今は松井がクロニック・ラヴを相手取ってるとか。
安武 陸
「はい! じゃあ傷口見せてください」
海野標
ため息つきながら好きにさせてます。
海野標
え? 服を脱がされるんですか?
安武 陸
自分で脱がないなら脱がせますが……
安武 陸
脱がないですか?
海野標
服が破れてるんだから隙間から見ればよくね? の感情があります
敷村 修也
2人っきりにしていい?居た方がいい?
安武 陸
いて
安武 陸
たのむ
海野標
即答であった。
ありおり
ギャハハ
敷村 修也
めちゃくちゃ笑って家族に不審がられた
海野標
マジの即答
ありおり
おもしろい
安武 陸
いてほしいに決まってるだろ!!そして目を逸らしたりせずに普通にしててください
安武 陸
「服脱いでくださいよ」
安武 陸
「ほら」
海野標
「はあ……」
海野標
「これどうやって脱ぐんだっけな……」
海野標
えーと……とか言いながらマントを外し始める。
安武 陸
「大丈夫ですか? 俺やりましょうか?」
安武 陸
「早くしないとやりますよ」
海野標
「いや、まあ」
海野標
「もういいか」
海野標
諦めて、変身を解く。
海野標
元の服をてきぱきと脱いでいく。
安武 陸
服に血が染みないかな……とか心配している。
海野標
晒された肌には無数の傷が刻まれているが、それはどれもごく古いものだ。
海野標
が。
海野標
脇腹を抉られた傷に触れていたシャツの裏側が、赤い色に染まっている。
安武 陸
「なんですかこれは」
安武 陸
服をつまんで、ぴろぴろと引っ張る。
海野標
「いや」
海野標
「直接当たったらそりゃ滲むだろ」
海野標
「でも、出血はもうないし」
海野標
自分でも確認している。
安武 陸
みんな喋ってよ!!
安武 陸
補給してよ!!
迷ノ宮 光葉
なにしゃべったらいいかわかんないよ…
安武 陸
なんか騎士団の物資漁ったりしてよ!!
敷村 修也
部屋の外なんよそれ
安武 陸
なんかオフィスグリコみたいに近くにあるかもしれないじゃん!!
迷ノ宮 光葉
オフィスグリコw
敷村 修也
給湯室じゃないんだから
安武 陸
世間話とかしてもいいんですよ
安武 陸
天気の話とか花粉の話とか
GM
世間話しててくれ~
安武 陸
脇腹の傷を見る。
海野標
鋭く抉られたような傷。
海野標
肉を穿つ深さだが、標の言葉の通りに血は止まっている。
安武 陸
「塞がってる」
安武 陸
「よかった」
海野標
「…………」
海野標
「まあ、だから」
海野標
「変に手当するよりは魔力回しといたほうが楽なんだよ、俺は」
安武 陸
「でも心配はしますよ」
海野標
「その方が慣れてっし」
海野標
「…………」
安武 陸
「毎回万全とは行かないでしょう」
安武 陸
「まぁ、今回は大丈夫そうでよかったです。 じゃあ血拭いて替えのシャツもらってきましょうか」
海野標
「どうせ汚すからいい」
海野標
光を集め、再び戦闘服をまとう。
安武 陸
レンジを借りて蒸しタオルを作っている。
海野標
「この方が早いだろ」
安武 陸
「どうせ戻るでしょ」
海野標
「…………」
海野標
「お前、なんかしたいだけだろ」
安武 陸
「うーん……」
安武 陸
「心配すぎて何かせずにいられない、って感じではあります」
海野標
「…………」
海野標
暫し黙り込んだが。
海野標
陸PL「パスだ!!!!!!!」敷村
海野標
調達をしている修也に声をかける。
敷村 修也
「ん?」
安武 陸
温かい飲み物でももらってくるか。
海野標
「ちょっと空いてる部屋借りるぞ」
海野標
陸PL「あ?」リクは来い
安武 陸
「え、はい」
敷村 修也
「ああ、じゃあそっちの奥が処置室になってるから」
海野標
「ん」
海野標
頷いて、そちらに向かいつつ。
海野標
「俺もほんとはしたくねえんだぞ……」
海野標
ぼそぼそ呟いている。
安武 陸
標に従って部屋を出た。
赤木 叶恵
「覗こうぜ」二人で別室行った……
敷村 修也
二人が部屋からいなくなった瞬間喋り始める。あ、叶恵さんそれ違うやつです
敷村 修也
必要な補給品とよく似た箱を指摘する。
赤木 叶恵
「えっ。うわ紛らわしい!」
赤木 叶恵
「誤解を招くから気を付けた方がいいと思う……」
海野標
というわけで、処置室。
海野標
「血、寄越せ」
安武 陸
「あ、はい」
海野標
「お前も出血あるからどうかとは思うんだけど……」
安武 陸
「どっからにします? 手首?」
海野標
「…………」
海野標
すげーさらっと承諾された……
海野標
「手首」
安武 陸
袖を捲る。
安武 陸
「でもまぁ、騎士団だから輸血パックとかありそうですけど」
海野標
「…………」
海野標
「輸血パックからよりも、こっちのが」
海野標
「効く」
海野標
めちゃくちゃ嫌そうに言う。と、思う……
安武 陸
「そうなんですか?」
海野標
「結局、俺が使うのは魔法であって血戒じゃない」
海野標
「血そのものよりも、そこに込められた図らずも最大効率だった1話のアレ。願いの方が重要になる」
安武 陸
「なるほど」
安武 陸
ナイフを取り出して、一応消毒して。
安武 陸
「これ、自分で切るのと師匠に切ってもらうの、どっちが気分マシですか?」
海野標
「好きにしろよ……」
安武 陸
「う~ん……」
安武 陸
あんまりリスカみたいなことしたくないけど、師匠って俺を切るのに気が引けたりするだろうか……?
安武 陸
まぁいいか。 ザクー
安武 陸
「どうぞ」
海野標
「…………」
海野標
差し出された手首に唇を寄せる。
海野標
筋張った腕に手を添え、傷口に唇を押し当てて、溢れた血を舌で舐め取る。
安武 陸
待ってる間ヒマだな……。
海野標
覚えのある熱と、感触。
海野標
今度は他の気配のない密室で。
海野標
伝い落ちた血を惜しむように指で掬い、それも舐め取って、再び口を寄せる。
安武 陸
別室に行った途端3人がサブロールで元気に喋り始めている。みんな喋ってって言ったのに!!
安武 陸
「そもそもこっちがメインでいいんですか?」「わかんない 俺たちがサブに行くべきだった?」「わかんない……」天気の話とかしてって言ったのに!!
安武 陸
なんでムーディーな感じの描写するんですか?
安武 陸
気を使ってエロくならないようにしてるのに……なんで!!
赤木 叶恵
オモロい
GM
わかんない
安武 陸
なんで!!
GM
これしかできない
敷村 修也
おもろ
安武 陸
どう見てもエッチ描写じゃん!!!!
GM
吸血シーンこれ以外わかんない
GM
エッチにならない吸血シーンの方法わからない
安武 陸
「別室でよかった~」「別室だからな~わかんないな~」「別室で良かったね~」しんと静かな部屋に、水音だけが響く
海野標
生い立ちを知った今では、恐らく理解できる。
海野標
血を舐める仕草の拙さは、ほとんどその経験がないからだ。
安武 陸
ちょっと切りすぎたかもしれない。 もう少し浅いほうが舐めやすかっただろうか。
海野標
汚れを清めるように、ある意味では意地汚く、
海野標
陸の腕に付着した血を舐め取るうちに次の血が溢れ出て、
海野標
慌てたように傷口を唇で塞ぎ、吸い上げる。
安武 陸
「……大丈夫ですか?」
海野標
唇を押し当てたまま、ちらと目が陸を窺う。
GM
もうやめたい
GM
もうやめよう
GM
もうやめない?
GM
なんでだ?
安武 陸
これもうだめだよ
安武 陸
””””そう””””じゃん
ありおり
そうですね
ありおり
うれしいな 人のセックス
安武 陸
都合3回セックスしてることにならんか?
敷村 修也
やっぱ別室大正解だなぁ
安武 陸
「腕とか縛ったら、勢いマシになるかも」
海野標
「…………」
海野標
小さく首を振った。
海野標
血が落ちるのは諦めて、素直に傷口からの吸血に専念する。
安武 陸
そのへんにあるティッシュを引き寄せて、滴り落ちる血が標を汚さないように拭う。
海野標
軽く身を屈め、俯きながら、大人しく陸の血を啜っている。
安武 陸
「ちょうどいい切り方、研究したほうがいいですね」
海野標
じゅ、と最後に少し強めに血を吸い上げてから。
海野標
「……こんなんなるのは」
海野標
「流石にそうそうねえって……」
海野標
陸の手首から唇を離して、それを指で拭った。
安武 陸
「そうそうないからって、研究しなくていい理由にはならないでしょう」
海野標
「いや……」
海野標
処置室にある医療キットを開けている。
海野標
消毒液を出して、脱脂綿に吹き付けて、陸の手首を拭っている。
安武 陸
「確実にあなたの役に立つ方法なんだから、ちゃんとしないと」
海野標
「誰がそこまでしろって頼んだよ……」
安武 陸
消毒が終わると、自分で適当に止血する。
海野標
「…………」
海野標
それを手伝いながら。
海野標
「なんでもかんでも気ィ回さなくていいからな」
海野標
「別に」
安武 陸
「気を回してるんじゃなくて、俺がやりたいんです」
安武 陸
「まぁ、嫌ならやめますけど……」
海野標
「嫌」
海野標
「っていうか……」
海野標
「…………」
安武 陸
「ていうか?」
海野標
「…………反応に困る」
安武 陸
「ははは」
海野標
「笑ってんじゃねー……」
安武 陸
「別に普通に流していいですよ。 あんまり気にしないでください」
安武 陸
「ていうか、これでも一応気使ってるんですよ」
海野標
「気使われるのも正直嫌だけど」
海野標
「いや」
海野標
「使わせといた方が多分いいな、これ」
安武 陸
「ははは」
安武 陸
「結構俺、物理的に師匠に舐められてますね~、とか言わない方がいいっしょ?」
海野標
「……………………」
海野標
睨んだ。
安武 陸
アイコン!!
迷ノ宮 光葉
んぶー
安武 陸
頬を染めるな!!
ありおり
頬を染めとる
敷村 修也
GM
嫌だ…………………
安武 陸
「というわけなので、できるだけ気使いますね」
海野標
はあ、と大きくため息をついて。
海野標
「努めてくれ」
安武 陸
「まぁ、努めますが」
安武 陸
「嘘を言う訳にはいかないので」
安武 陸
「多少はすみません」
海野標
「おう…………」
安武 陸
「俺がやることは、全部、俺がやりたくてやってることです」
海野標
押し黙っている。
安武 陸
「それをあなたが気負う必要はないし、嫌ならやめろと言っていい」
安武 陸
「やめられるならやめるし、やめたくないならやめません」
安武 陸
「俺は最初から最後まで、自分のことしか考えてませんよ」
海野標
「……そうかい」
海野標
「好きにしろ」
海野標
答えながら懐からピルケースを取り出す。
安武 陸
「好きにします」
海野標
白い錠剤を一つ口に含んで、飲み込んだ。
海野標
「頭痛薬」
海野標
先んじて言う。
海野標
「戻るぞ」
安武 陸
「先に言われた」
安武 陸
「頭痛いんですか」
海野標
「魔法使ってると頭使うんだよ」
海野標
処置室の扉を押し開けながら、ピルケースを懐にしまう。
安武 陸
「変なことなったりしませんよね?」
海野標
「マジで普通の市販薬だから安心しろ」
安武 陸
「薬はそうかもしれませんけど」
安武 陸
「頭痛が何かの予兆だったりしませんか?」
安武 陸
「嫌ですよ、脳が肥大化して爆発したりとかしたら」
海野標
「ないと思うけどな」
海野標
「そもそも俺の力、こうなる前より全体的に弱まってるし」
海野標
「そうなるんならとっくになってるだろ」
敷村 修也
「よく言われるんですけど、いちいち開封して並べなおすのも手間で」
敷村 修也
処置室に行った二人のことは気にしないことにした。
赤木 叶恵
「じゃあ、後はこれとこれと……」
赤木 叶恵
「敷村さんは怪我とかはない?」
敷村 修也
「手当てしないとって感じではないですよ。背中打ったくらいで、あとはちょこちょこした切り傷です」
迷ノ宮 光葉
「すみません、攻撃を防ごうと思うあまり強く突き飛ばしすぎたかもしれません…」
赤木 叶恵
「いいね、順調にマヒしてきてるね」
赤木 叶恵
「戦いの最中、細かいケガとかにいちいち気使ってられないもんね。終わってしばらくすると、覚えのないところにアザできてたりする」
敷村 修也
「えっ!いや、違いますよ!光葉さんのせいじゃ……。本当に助かりましたし!」
敷村 修也
「そう、そうですよ。見えないところとかよくアザになってますよね」
敷村 修也
「そういうところに限って、動いてるだけだと大して痛くなかったりもします」
GM
GMとしては別室に行ったことでみんながワイワイ話をしてくれて嬉しいですね
GM
お前ら気を使って黙ってたのか!? ああ!?!?(逆ギレ)
ありおり
キレてる ウケる
敷村 修也
きっと描写外だっただけだよ多分きっと
赤木 叶恵
「アザはまだいいけど、切り傷とかはとっくに治ってるのにずっと痕が残ったりするから見た目が汚い」
敷村 修也
「きれいに切れた傷とかはまだいいんですけどねー……」
敷村 修也
マヒしてきている自覚はある。
迷ノ宮 光葉
「……叶恵様は女の子、ですからあまり痕が残ったりするのも悲しいですね」そうもいってられないけれども、できれば皆傷はきれいにふさがってほしい。
赤木 叶恵
「クロラヴさんはそのへん比較的親切だよね。いや殺しに来てるけど」
敷村 修也
もはや狩人ジョークだ。
敷村 修也
「まぁ……」
敷村 修也
「モノビーストとかどうにもなりませんからね」
赤木 叶恵
「抉る感じで来るし、あんまり清潔じゃなかったりするもんね」
赤木 叶恵
「狩りが終わった後の方が痛かったりする」
敷村 修也
「爪や牙や鱗が鋸みたいですし。あんまり慣れたくないですけどかなり慣れてきちゃったなあ」
迷ノ宮 光葉
「わたくしも、以前よりかはずいぶん慣れてしまった気がします」
敷村 修也
「光葉さん言ってましたけど、光葉さんも女性ですから気を付けてくださいね……」
赤木 叶恵
「海とか温泉とかの趣味がなくてよかったー」
敷村 修也
「男だとそういうところでもあまり気にされないですからね」
迷ノ宮 光葉
「お気遣い、ありがとうございます。でも、今の世の中でしたら、男女の別なくやはり怪我のあとはないにこしたことはありませんから、修也様もお気をつけください」
赤木 叶恵
「彼女とか出来たときビックリされるんじゃない?」
敷村 修也
「いやぁ、この暮らししててそれはまぁ……」
迷ノ宮 光葉
「そうですね……、びっくりはされてしまいそうです。特に修也様、穏やかそうですから」
敷村 修也
「………」
GM
サブロールの会話、うれしいなっ♪
GM
うれしいうれしいうれしいなっ♪
GM
少年少女の会話だなっ♪
安武 陸
表がどういう会話をしている瞬間かはお察しください。なんか物騒になってきたら食事に気を使うか……
敷村 修也
「どう、なんですかね。あんまりイメージがわかないので……」
赤木 叶恵
無敵。もしかして触れちゃいけない話題だった?
敷村 修也
「……そういう感じでもないですけど」
敷村 修也
「こういう生活をしていて、何も知らない、何も知らせてない相手とそういう関係になるのは、なんかなーというだけで……」
迷ノ宮 光葉
「…………」
赤木 叶恵
「隠しても、奇妙には見られるしね。急にどこかに行ったり、怪我して運ばれてきたり、連絡つかなくなったり」
敷村 修也
「………」
敷村 修也
この話題は結局のところ、三人のどこかに当てはまる話だ。
敷村 修也
だから、口から出るそうですねという言葉以上のものを持ち合わせていなかった。
海野標
元の部屋に戻ります。
海野標
扉を押し開けて。
海野標
「待たせた。悪いな」
安武 陸
「魔法でカバーできてた分ができなくなってるとか……あ~」
安武 陸
話してる途中で部屋を出て行かれた。
安武 陸
追って部屋を出る。
海野標
狩人たちのもとに戻りまーす。
安武 陸
「……なんか空気重いね」
迷ノ宮 光葉
「おかえりなさい」
海野標
「見繕えたか?」
迷ノ宮 光葉
「はい、ばっちりです」
海野標
「良かった」
海野標
「悪いな、あんま手伝えなくて」
安武 陸
捲った袖を元に戻している。
迷ノ宮 光葉
「いえ、お気遣いなく。そろそろ出発しますか?」
安武 陸
もどしもどし……。
海野標
「そうだな」
赤木 叶恵
「ああ……」袖を見ていた。
安武 陸
「なに……?」
敷村 修也
言わずともわかる。
海野標
「…………」
赤木 叶恵
「…………いや、別に……。行こうか……」
安武 陸
なんか……変な雰囲気になっちゃうだろうが……
敷村 修也
「そうですね。そうしましょう」
敷村 修也
口周り汚してなくてよかったと思った。
海野標
俺は赤子か!

行動:Re:クロニック・ラヴ 1st

GM
狩人たちは連れ立って曙光騎士団の事務所を出る。
GM
出たはずだった。
GM
ST シーン表(9) > 幸福破壊シーンで最も出てほしくないシーン表。生活の様子が色濃く残る部屋の中。誰の部屋だろう?
GM
しかし、一人。
GM
叶恵のみが。
GM
扉を潜り抜けたその先で、
赤木恵夢
自室で眠る赤木恵夢に向け、
Re:クロニック・ラヴ
赤黒い矢を番えるクロニック・ラヴの姿を見る。
安武 陸
あーーー
安武 陸
あーーーあーーーあーーー
敷村 修也
向ける相手が極悪
赤木 叶恵
「はっ……あああああっ!?」
赤木恵夢
恵夢はすやすやと眠っている。脳天気なほどに。安らかに。
Re:クロニック・ラヴ
そこに突きつけられた、最悪の運命。
赤木 叶恵
「ふざけんな、おいっ!」飛び掛かろうとする。
Re:クロニック・ラヴ
「よいのですか?」
Re:クロニック・ラヴ
寸前に言い放つ。
Re:クロニック・ラヴ
「”これ”が少しでも掠めたら」
Re:クロニック・ラヴ
「彼女がどうなるかは、分かりませんよ」
赤木 叶恵
止まる。
赤木 叶恵
「……どういう、つもり……!」
Re:クロニック・ラヴ
「…………」
Re:クロニック・ラヴ
「あなたは」
Re:クロニック・ラヴ
「運命変転を否定するのでしょう」
赤木 叶恵
「だったら、何……」
Re:クロニック・ラヴ
クロニック・ラヴが腕を振ると、中空に時計の文字盤が浮かぶ。
Re:クロニック・ラヴ
そこにはかつての光景が映し出される。
GM
雨の夜。
赤木恵夢
全身を血に染めて道路に横たわる赤木恵夢の姿が。
GM
傍らには海野標が、彼女へと何か呼びかけている。
GM
あなたは、この後に何が起こったかを知っている。
赤木 叶恵
「……!」
赤木 叶恵
息をのむ。話には聞いていたが、見るのは初めての光景。
赤木 叶恵
このまま、姉は死ぬのだ。そして、それを覆したのが、傍らに居た海野標だった。
Re:クロニック・ラヴ
「運命変転を否定し、拒むのであれば」
Re:クロニック・ラヴ
「あなたは覆された姉の死もまた、否定することになる」
Re:クロニック・ラヴ
「道理でしょう。簡単な話です」
Re:クロニック・ラヴ
「私は正しい筋に従って」
Re:クロニック・ラヴ
「ここに、運命を執行してみせましょう」
Re:クロニック・ラヴ
*【数の力】使用
Re:クロニック・ラヴ
*赤木叶恵の幸福『背徳:赤木恵夢』を破壊します。
Re:クロニック・ラヴ
*そして同時に【結界】で部位を飛ばされることを警戒した。輸血パックを1個使用します。
[ Re:クロニック・ラヴ ] 血量 : 0 → 2
安武 陸
* 妨害
GM
AST ランダム全特技表(2) > 頭部(5) > 反応
安武 陸
* 興奮剤使用します
GM
いいでしょう。+2をつけて妨害判定をどうぞ。
安武 陸
2D6+2>=7 (判定:黙る) (2D6+2>=7) > 6[2,4]+2 > 8 > 成功
GM
出た
敷村 修也
よーーーっし
赤木 叶恵
ヒューーー!!
迷ノ宮 光葉
よしよし
赤木 叶恵
ついに激情が増えたねえ
敷村 修也
いや~~~りっくんがくるのめちゃ良
安武 陸
ふ~~~
敷村 修也
赤木姉妹の元にりっくんと標がいくのめちゃ良~~~~~
GM
成功ですね。
GM
数値をやるぞ。
[ Re:クロニック・ラヴ ] テンション : 21 → 25
[ 安武 陸 ] テンション : 6 → 11
[ 安武 陸 ] 激情 : 0 → 1
GM
では、どうぞ。
赤木 叶恵
「や、やめっ……!」
Re:クロニック・ラヴ
静止は聞かない。
Re:クロニック・ラヴ
対話に意味はない。
Re:クロニック・ラヴ
ただ、行動で成し遂げるのみ。
安武 陸
窓が、
安武 陸
割れる。
海野標
けたたましい音。
海野標
砕けたガラスは光を纏うてふわふわと宙を舞った。
安武 陸
二人分の人影。
Re:クロニック・ラヴ
「っ!?」
赤木恵夢
「ふぇっ!?」
安武 陸
最悪の運命の前に、飛び出す。
安武 陸
少女が死ぬことを。
Re:クロニック・ラヴ
割り込まれる。針の穂先に。
安武 陸
誰かが死ぬことを。
安武 陸
大事な人がいなくなることを。
安武 陸
良しとすることはできない。
Re:クロニック・ラヴ
「…………!」
安武 陸
踵がガラス片を踏み、僅かに光が散る。
Re:クロニック・ラヴ
光を番える。
安武 陸
眼前の運命に、刃を突き立てる。
Re:クロニック・ラヴ
胸にナイフを突き立てられながら、
Re:クロニック・ラヴ
星の針を振るう。
Re:クロニック・ラヴ
目覚めた恵夢を巻き込むことも厭わずに。
安武 陸
そのまま刀を払って、番えられた死を見上げる。
安武 陸
飛ぶ。
安武 陸
それは確かに、ただの跳躍で。
安武 陸
星に届くはずはないのに。
赤木恵夢
「えっ」
赤木恵夢
「あ、わっ――」
赤木恵夢
腕を掴まれる。
赤木恵夢
そのまま引きずり出されて、外へと。
海野標
恵夢を抱えて、戦いの場から離脱する。
赤木 叶恵
あっあっ
赤木 叶恵
お前!
赤木 叶恵
王子様お前~~~!!!
敷村 修也
はわわわ
迷ノ宮 光葉
はわわわ
安武 陸
星屑が輝いて、もう一歩。
安武 陸
空に輝く死に飛び込み、一閃。
Re:クロニック・ラヴ
「……く!」
Re:クロニック・ラヴ
胸元を裂かれ、血を溢れさす。
Re:クロニック・ラヴ
舌打ちをしながら陸に針を打ち込み飛び退いて、
Re:クロニック・ラヴ
そのまま星の光となって姿を消した。
GM
後にはずたずたにされた恵夢のベッドが残される。
海野標
戻ってきます。恵夢を抱えたまま部屋に。
赤木 叶恵
「あんクソガキ~ッ!!!」
赤木恵夢
かちこーん…………になっている。
敷村 修也
今回ほぼ通しで叶恵ちゃんプリプリしてるの、めっちゃ元気って感じ
安武 陸
めちゃめちゃ元気でうれしい
迷ノ宮 光葉
ぷりぷりしているのうれしい
GM
かわいいねえ
安武 陸
残心、納刀。
GM
ガラスは二人を傷つけることはなかったが、部屋の床には散らばっている。
GM
今素足で踏んだら怪我をするだろう。
海野標
と、いうことを見て取り、下ろせなくなっている。
赤木 叶恵
「やっぱあいつ嫌い!タコ!カス!バカ!」星の光を罵倒する。
安武 陸
「ははは、言われてますよししょ~」
海野標
「俺のことじゃないだろ……」
海野標
「叶恵」
赤木 叶恵
「おう!なんだ!」
赤木恵夢
えっ? になってる。
海野標
「この部屋には置いてけないだろ」ガラス片を爪先で突きながら。
海野標
「どっかに避難させるか、お前の部屋で休ませるか、どっちがいい」
赤木 叶恵
「そうだな!」
赤木 叶恵
「あーくそ……騎士団に話通してくれたの海野さんだっけ?あそこ、預かってくれると思う?」
海野標
「イケると思うけど。比較的まともだし、きれいだし」金に余裕があるから。
赤木 叶恵
「うちよりは安全でしょ」
安武 陸
金に余裕ありそうだった。
海野標
不動産持ってるから強い。
海野標
「じゃあそこまで送るとして……」
海野標
「…………」
赤木 叶恵
「はー…………」
赤木 叶恵
「そっか、そっちの二人は……」
海野標
「とりあえず廊下に下ろすぞ」
海野標
「赤木」
海野標
いいな、って叶恵に確認取りつつ廊下に繋がる扉を開けます。
安武 陸
靴用意してあげよ。
赤木恵夢
叶恵PL「姉が驚きすぎたモルモットみたいになってる」おろされました……
赤木恵夢
固まっています。
赤木恵夢
「あ」
赤木恵夢
「の」
赤木恵夢
辛うじてかちこちの掠れ声を出した。小さく手を挙げながら。
赤木恵夢
「スマホ、もっていっていい……?」
安武 陸
「着替えもあったほうがいいんじゃない?」
安武 陸
寝てた格好だし……
赤木恵夢
寝てた格好です……
赤木恵夢
「ひゃひ」
赤木恵夢
「くつ」
赤木恵夢
「くつとってきます」
赤木恵夢
きがえます……
海野標
スマホ出して連絡入れてます。
海野標
窓の外見てる。
安武 陸
恵夢ちゃんはどういう格好で寝てたのかなぁ~~~
安武 陸
ブラしてるかな?
敷村 修也
急におじさんになったかと思ったわ
赤木 叶恵
大事な問題ですよ
GM
冬だしパジャマかな……
GM
夏はジャージとか中学ハーパンだから冬でよかったね
安武 陸
冬でよかったね
赤木 叶恵
よかったよかった
迷ノ宮 光葉
冬で良かった
安武 陸
で、ブラはしてたんですか?
GM
してないよたぶん
GM
寝てる時しない方
安武 陸
つまり、寝てたら急に窓ガラスが割れて、好きな男の子にパジャマノーブラの状態でお姫様だっこされたのか……
GM
モルモットにもなる
安武 陸
「叶恵ちゃんは大丈夫?」
赤木 叶恵
率直な本音。あいつの苦しむ顔が見たい……
安武 陸
「かなり大丈夫そうだな~」
海野標
「話ついた」
海野標
スマホを下ろしつつ、陸の襟首を掴む。
海野標
「とりあえず俺ら降りてるから」
安武 陸
掴まれる。
海野標
「支度終わったら玄関から出てこい」
安武 陸
「また後でね~」
海野標
窓から飛び降ります。
赤木 叶恵
「……なんか手伝おうか?」姉へ。
赤木恵夢
「えっとぉ……」
赤木恵夢
「お、お部屋、貸して」
赤木恵夢
「カナちゃんの部屋で着替える……」
安武 陸
標に続いて、窓ガラスを割って侵入した乙女の部屋から飛び降りる。
これかなり危ないことしたな……。
赤木 叶恵
「どうぞ」
赤木 叶恵
「……ええと……」
赤木恵夢
「…………」
赤木 叶恵
「再会できて……よかったね……?」
赤木恵夢
ぺたぺた顔を触ってます。
赤木恵夢
寝痕ついてる気配する……
赤木恵夢
髪……
赤木恵夢
「…………」
赤木恵夢
「よ」
赤木恵夢
「よくないよぉ~~~~~!!」
GM
強めの悲鳴が響きました。
安武 陸
完全に家族にしか見せない顔の状態だもんな
敷村 修也
再会ってもドオフの状態でとは言ってないんだわ
赤木 叶恵
髪と顔をちゃんと直す時間はないなあ(命にかかわらないためプライオリティが低い)
迷ノ宮 光葉
もうちょっと余裕のある再会したかったよね…女の子には取り繕いたいあれがいろいろある
赤木 叶恵
まあその前あった時なんてもっとひどい顔だったわけだし、気にせずいこうぜ
安武 陸
私はノーブラおっぱいが標くんに当たった可能性を考えて味わい深くなっています(この場合大変そうなのは恵夢ちゃんだが……)
敷村 修也
あたったんでねーの
安武 陸
味わい深い
迷ノ宮 光葉
味わい
赤木恵夢
ぴええ
赤木 叶恵
標、気まずい以上の事たぶん思ってないから気にしなくていいよ
赤木恵夢
びええ………………
敷村 修也
行動順決まりました。修也から行動します
GM
はい。了解しました。

行動:敷村修也

敷村 修也
*狩猟を宣言 クロニック・ラヴの地位を破壊します。
赤木恵夢
支度を済ませて、こっそり家から出てきます。
赤木恵夢
コートを羽織るといろいろごまかせる感じがするから冬でよかったかも……
赤木恵夢
いやでもさむい……
赤木恵夢
「……お」
赤木恵夢
「おまたせしました~……」小声。
安武 陸
「お、準備できた?」
赤木恵夢
ちっちゃめの鞄持ってます。頷く。
敷村 修也
声をかける先は知った顔が増えている。
迷ノ宮 光葉
ぺこりと会釈する。
海野標
ちょっと離れたとこにいる。
海野標
多分一人だけ先にクロニック・ラヴ追跡の方に加わろうか提案して却下されてる気がする。
敷村 修也
いっひっひひ
安武 陸
わはは
安武 陸
却下しました
海野標
された……
海野標
強めに……
安武 陸
ハンターは一人で行動するなみたいなことを言いました
海野標
いや……バックアップの方と合流するだけで……
安武 陸
バックアップずっとするわけじゃないでしょうが……
赤木恵夢
「あ」
赤木恵夢
「わぁ」
赤木恵夢
「こ、こんばんは~……」
赤木恵夢
「おつかれさまです」
赤木恵夢
なんかなにいえばいいかわかんなくてひととおり挨拶してしまっているな……
敷村 修也
「こんばんは。ひとまず無事で何より」
赤木恵夢
「ひゃ」
赤木恵夢
「うん……」
赤木恵夢
髪をおさえています。へんじゃないよね……?
敷村 修也
何が起きたかはわかっている。
そしてどうなったかも、大まかに聞いた。安武さんに。
安武 陸
大まかに説明しました。
海野標
した。
敷村 修也
いたたまれない気持ちになりました。
安武 陸
光葉ちゃんがいるので、ノーブラかもしれなかった話はしないでおきました。
敷村 修也
居なくてもしちゃいかんでしょ……。
赤木 叶恵
「姉の部屋の仇を討つ」
海野標
「から、さっさと行くぞ。時間ない」
海野標
連れ立って曙光騎士団の事務所の方へ。
赤木恵夢
「あ」
赤木恵夢
「うん……」
赤木恵夢
なんかもうしわけないな……
赤木恵夢
たいへんだろうにわざわざ……
赤木恵夢
小さくとぼとぼ歩きます。
赤木恵夢
叶恵にくっついてる。
敷村 修也
「これから行くところは、俺がお世話になってて標……海野のことも知ってるところだから」
敷村 修也
気を紛らわすために、もうされてるであろう説明を繰り返す。
赤木恵夢
「う、うん……」Shirushi Uminoなんでフルネームを外国式で?
赤木恵夢
「み」
赤木恵夢
「なさん、怪我」
赤木恵夢
「してる」
赤木恵夢
「カナちゃんも……」
赤木恵夢
いろんな緊張のあまりガチャガチャになっている。
赤木 叶恵
「ああ……」
赤木恵夢
「だいじょうぶ……?」
安武 陸
「まぁでも、大怪我はないよね」
赤木 叶恵
「これぐらいはね」
敷村 修也
「うん、大丈夫だよ」
赤木恵夢
くっつきながら、叶恵の顔を覗き込む。
赤木恵夢
「…………」
迷ノ宮 光葉
「はい、ご心配おかけしてすみません。ありがとうございます」
海野標
黙って先頭を歩いている。
赤木恵夢
そういうものらしい、というのはじわじわ理解しつつあるけど……
赤木恵夢
叶恵のコートの袖を掴んでいる。
赤木恵夢
「……な」
赤木恵夢
「なるべく、無事で」
赤木恵夢
「…………」
赤木恵夢
ごにゃごにゃと言葉を選んでいる気配がある。
赤木 叶恵
「余裕」
赤木恵夢
叶恵を見る。
赤木 叶恵
「大丈夫、順調だよ。礼子さんの方も何とかできそう」
赤木恵夢
「……うん」
赤木恵夢
頷く。
赤木恵夢
「信じる……」
赤木恵夢
「から」
赤木恵夢
「約束」
赤木恵夢
「ね」
赤木 叶恵
「……」
赤木 叶恵
「お姉ちゃんもね。さっきは肝が冷えたんだから」
赤木恵夢
「ひゃい……」
赤木恵夢
いえにいたんだけど……
赤木恵夢
ごにゃごにゃもごもご言っている。
GM
姉妹のイチャつきと防衛隊になっちゃった
安武 陸
防衛するぞ
海野標
これ今気づいたけど俺が一人で赤木を曙光騎士団まで送って戻ってくるのが早かったんじゃねえか? と思っているけど流石にもう言い出せずにいます。
安武 陸
そうですね
海野標
気まずすぎる選択で思い至れなかった。
敷村 修也
やったら本人が倒れるんじゃないか。発熱で
敷村 修也
叶恵ちゃんが大暴れしそう
安武 陸
お姫様抱っこしてひとっとびするのが早かったんじゃないかと思ってるけど、まぁ叶恵ちゃんと恵夢ちゃんが話する時間くらいあってもいいかと思っています
海野標
それもある……
海野標
幸福は大事だから……
敷村 修也
「今から向かう先なら家よりは安全だから……」
安武 陸
「あ、そうだ、窓ガラスごめんね」
赤木恵夢
「あ」
赤木恵夢
「いえ」
赤木恵夢
「ぜんぜん……」
赤木恵夢
わたわた首を振る。
安武 陸
「終わったらまぁ……掃除行きますんで」
敷村 修也
最初から騎士団に頼んでおけばよかったな、と思う。
そこまで結果に違いはなかったかもしれないけど。
赤木恵夢
「お母さんにはどう言い訳しよう……」
安武 陸
もう片付けちゃったかな
赤木恵夢
片付けてないですよ そんな暇ないから
赤木恵夢
支度でいっぱいいっぱい
安武 陸
じゃあ師匠連れて片付けいこっと
海野標
なんで?
赤木 叶恵
「結構よそも色々壊れてるだろうから、言い訳は何とかなる気もするけど」
赤木 叶恵
「表向きにはどうするんだろうね、今日のコレ」
海野標
「魔女案件だからな……」
海野標
「意外と言い訳いらないんじゃねえか」
赤木 叶恵
「勝手につじつま合うか」
赤木恵夢
したしげにはなしてる……
GM
親しげではないだろ(素朴)
赤木 叶恵
おもろ
安武 陸
親しげ(知人くらい)
GM
でもなんか知人であることがそもそもあんまりピンときてなくて……
安武 陸
同じクラスの好きな人が、自分より妹とよく話してる感じなの、複雑
赤木恵夢
標くんにカナちゃん取られるのはやだな……
敷村 修也
「まぁガラスの片づけくらいはしないといけないかも」
赤木 叶恵
「めんどくさー」
海野標
「悪かったな……」
安武 陸
「掃除くらいはね、させて頂きますんで」
安武 陸
「ねっ、師匠」
敷村 修也
「屋根突き破らなかっただけマシでしょ」
赤木 叶恵
「あのクソガキ絶対しばく」
迷ノ宮 光葉
ふふ、と笑ってしまう。
GM
そんなこんなで再び曙光騎士団の事務所です。
GM
深夜でも電灯ぴかぴか。
GM
2時くらいかな……深夜だな……
GM
ちょこちょこ人が動いているので、預けられそうです。
赤木恵夢
「えっと……」
安武 陸
まぁ夜休めないもんな……
赤木 叶恵
「お姉ちゃんにはここで一晩過ごしてもらいます」
安武 陸
「怪しい組織だけど安心してくださいね」
赤木恵夢
あやしいんだ……
敷村 修也
「なんでそんな不安をあおるような言い方を……」
安武 陸
「正直、騎士団を不安にならない感じに説明するの難しいよ」
赤木恵夢
「現代にもあるんですねえ……」
赤木恵夢
騎士団……
赤木恵夢
標くんもすごい格好してたし……
海野標
標は建物の外で追跡班と連絡取り合ってます。
安武 陸
何だ……? そんなに俺から離れたいのか……?
安武 陸
と思うけど駄々なのわかってるので黙ってます
赤木 叶恵
コワ
迷ノ宮 光葉
こわい…
GM
別にお前からじゃないから安心しろ……
安武 陸
気まずいだろうけどさ……
敷村 修也
「多分、もうしばらくしたら松井さんって人が戻ってくると思うから、何かあったら松井さんに相談して」
赤木恵夢
「まついさん……」
赤木恵夢
こくこく頷く。覚えた。
赤木恵夢
「じゃ、じゃあ」
赤木恵夢
「みなさん、カナちゃん」
赤木恵夢
「標くんも……」
赤木恵夢
「ご、ご無事で」
赤木恵夢
「ありがとうございました」
赤木恵夢
ぺこーって頭下げます。
迷ノ宮 光葉
「お姉様も、お気をつけて」お辞儀返し。
赤木 叶恵
「ん」
敷村 修也
「うん、ありがとう」
安武 陸
「どもども」
安武 陸
「師匠にもちゃんと伝えておきますんでね」
赤木恵夢
顔を上げる。
赤木恵夢
「はい」
赤木恵夢
「よろしくお願いします……」
赤木恵夢
それから、叶恵にちっちゃく手を振る。
赤木 叶恵
親指を立てる。
赤木恵夢
たのもし!
海野標
外では標がスマホを見つめて顔をしかめている。
安武 陸
「恵夢ちゃん、送ってきましたよ」
安武 陸
「ご無事で、だそうです」
海野標
はた、と目を瞬いて、
海野標
陸を振り返る。
安武 陸
「……なんかありました?」
海野標
「…………」
海野標
無言で、修也の方にスマホの画面を見せる。
敷村 修也
「ん」
海野標
マップに、クロニック・ラヴの推定現在位置がマーカーで表示されている。
海野標
そこは修也の生家のすぐ近くのマンションだ。
敷村 修也
露骨に眉をしかめた。
海野標
「……多分、灰葉家にいる」他の狩人たちにも軽く示しながら。
海野標
「急ぐぞ」
赤木 叶恵
「わかった」
敷村 修也
「ああ」
迷ノ宮 光葉
うなずく。
安武 陸
灰葉家には何度か行った。 足を向ける。
GM
マンションは電灯がついていたり、ついていなかったり。
GM
うちひとつ、三階の一室のガラスが割られている。
安武 陸
「治安が悪い」
海野標
「…………」
海野標
見上げている。
敷村 修也
「…………」
海野標
「俺はあっちから行く」
海野標
「他は玄関の方回ってくれ」
安武 陸
「はーい」
海野標
鍵を陸に投げます。
安武 陸
受け取る。
赤木 叶恵
「飛び回られるよりはやりやすい」
敷村 修也
「室内の方が多少は、ですね」
海野標
「……まあ、人のいねえ家だしな」
海野標
「タイミングは合わせる。くれぐれも注意しろよ」
海野標
地を蹴った。
安武 陸
マンションの玄関に向かう。
安武 陸
三階へ。
敷村 修也
3階へと階段を駆け上がる。
安武 陸
解錠して、ドアノブに手をかける。
GM
かんかんと足音が闇夜に響く。
GM
ドアノブが回る。
敷村 修也
部屋の中へ。
取り回しづらい槍ではなく、杭を順手に握りこむ。
GM
部屋の様子は以前と様変わりしている。
GM
ホコリは舞わない。きれいに清掃されている。
敷村 修也
「………」
GM
玄関のすぐ近くに洗面所、トイレ、寝室に繋がる扉。
GM
リビングを照らす、
安武 陸
ちょっと土足で上がるのを躊躇する。 が、裸足で戦うわけにもいかないのでそのまま上がる。
GM
見覚えのある星の光。
敷村 修也
3ヵ月前にも破壊したはずの星の輝き。
Re:クロニック・ラヴ
踏み込めば、少女がそこに立つ。
Re:クロニック・ラヴ
スカートの裾より血を垂らしながら。
Re:クロニック・ラヴ
丁寧に片付けられ、掃き清められたその床に虐殺結界の紋様を描きながら。
敷村 修也
とっさに両こぶしを構える。
赤木 叶恵
「てめーーコラーー!」
安武 陸
元気だ。
Re:クロニック・ラヴ
クロニック・ラヴにいきり立った叶恵へと、
『送り火』迷ノ宮御影
寝室の扉より、迷ノ宮御影が現れる。
赤木 叶恵
「はっ……!?」
『送り火』迷ノ宮御影
纏うた炎を、狩人へと差し向けた。
迷ノ宮 光葉
「っ!」
『送り火』迷ノ宮御影
マンションの一室を巻き込むことも厭わずに。
敷村 修也
閉所で一番戦いたくない相手。
安武 陸
飛び回られるよりはやりやすいけど、炎を向けられると困る。
敷村 修也
炎がこちらに放たれるよりも早く、とっさに一歩目を踏み出す。
敷村 修也
*判定します。目標は地位で、使用は騙す。
GM
了解です。判定をどうぞ。
敷村 修也
2D6+2>=6 (判定:騙す) (2D6+2>=6) > 6[2,4]+2 > 8 > 成功
GM
成功ですね。
[ Re:クロニック・ラヴ ] 支配力『犠牲』 : 1 → 0
[ Re:クロニック・ラヴ ] 耐久力 : 13 → 12
[ Re:クロニック・ラヴ ] 部位ダメージ : 0 → 1
GM
支配力『犠牲』が破壊され、クロニック・ラヴの地位が破壊されました。
GM
では、どうぞ。
『送り火』迷ノ宮御影
青い炎が廊下を舐める。
敷村 修也
いつもの槍の間合いではなく、徒手空拳の間合いへと詰め寄る。
クロニック・ラヴもろともには攻撃しづらいだろうという判断。
迷ノ宮 光葉
とっさに居間のテーブルを蹴飛ばして、盾にする。所詮普通の家具ではあるが、一撃程度ならかばえるだろう。
『送り火』迷ノ宮御影
炎がテーブルを舐め、天井へと至る。
『送り火』迷ノ宮御影
火災報知器のけたたましい音。
Re:クロニック・ラヴ
クロニック・ラヴは炎に構わない。
Re:クロニック・ラヴ
その場で結界を形成しながら、
Re:クロニック・ラヴ
まずは邪魔立てをする修也へと針を差し向けた。
敷村 修也
炎と音を気にしている場合ではない。
目の前の少女と針に全神経を向ける。
敷村 修也
軽く息を止め、身を捻り踏み込みながら拳を放つ。
Re:クロニック・ラヴ
小さな手でその拳を受け止める。
Re:クロニック・ラヴ
勢いを利用して修也を投げ飛ばし、
Re:クロニック・ラヴ
隣室へと繋がる扉に叩きつける。
Re:クロニック・ラヴ
再び、針を形成する。
敷村 修也
背中に痛みを感じながら受け身を取る。
動きを止めないよう転がりながら立ち上がる。
Re:クロニック・ラヴ
転がる修也へと、しかし、針の照準を合わせて。
海野標
星の光。
海野標
割られた窓ガラスから海野標が飛び込み、クロニック・ラヴへと刀を振るう。
海野標
切っ先は、正しく。
海野標
少女の矮躯を貫いた。
敷村 修也
刺し違えてでもと向かっていく気迫と共に上げた視線の前は、標が振るう刀の軌跡。
敷村 修也
一筋の光が通り過ぎた。
海野標
きらきらと舞う星の光が、
海野標
やがて、海野標へと収束する。
海野標
「――っ」
海野標
「運命変転魔法」
海野標
「『クロニック・ラヴ』!!」
海野標
光が。
海野標
炎を押し退けるほどの強い光が、その場の全員の目を灼いた。
海野標
覆される。彼女が積み上げてきた数多の犠牲が。死が。
海野標
世界の運命が書き換えられていく。
海野標
殺されたのが夢なのか、生きているのが夢なのか。
海野標
正しい運命など誰にも与り知るところになく、ただそうと定めた運命を選び取る。
安武 陸
運命の輝きに、目を開けていられない。
海野標
しかし、それらの死が本当の意味でなくなったことにはならない。
海野標
この少女が数多の犠牲を積み上げたこと。夥しい数の人間を死に追いやったこと。
海野標
それが揺るぎない事実であることを、海野標は知っている。
海野標
そして。
海野標
覆らぬ深い死の運命のことも思い知った上で、
海野標
運命の上書きは、確かに成し遂げられる。
安武 陸
クロニック・ラヴの選択を否定する気はない。
安武 陸
しかしそれは、自分が望む運命ではない。
海野標
光が晴れる。
海野標
大規模な魔法を発動した直後、肩で息を切らす標へと、
Re:クロニック・ラヴ
クロニック・ラヴは即座に針を差し向けた。
海野標
「!」
安武 陸
割り入る。
安武 陸
死の一つひとつは、丁寧に対処していけば問題はない。
安武 陸
その切っ先に刃を滑らせ、方向を逸らす。
Re:クロニック・ラヴ
光が弾かれ、壁を穿ってきらきらと散った。
海野標
「……悪い」
安武 陸
「どういたしまして」
Re:クロニック・ラヴ
「…………」
敷村 修也
息を整え、クロニック・ラヴの背後を抑えるように立ち上がる。
赤木 叶恵
混戦に紛れて、テーブルの足元から御影へと注射器を出す。
『送り火』迷ノ宮御影
最小限の動きでそれを躱す。
『送り火』迷ノ宮御影
そして星の光にかき消された炎を、再び狩人らへと放った。
迷ノ宮 光葉
直前、テーブルを御影へと押し付けるように蹴り飛ばす。放たれた炎でテーブルが燃え、そこから散るように福と飛び出す。

行動:安武陸

GM
スプリンクラーが天井から降る。
GM
部屋の外でも異変に気付いたか、騒ぎ避難を始める人々の物音が立つ。
Re:クロニック・ラヴ
きらきらと星の光がスプリンクラーに反射した。
Re:クロニック・ラヴ
描かれつつあった虐殺結界の起動陣はかき消されている。
安武 陸
* 狩猟 対象は無敵《自信》強度3 常識も使います
GM
いいでしょう。
安武 陸
2D6+2>=6 (判定:黙る) (2D6+2>=6) > 4[1,3]+2 > 6 > 成功
GM
4が出た。
GM
成功ですね。
[ 安武 陸 ] テンション : 11 → 14
[ Re:クロニック・ラヴ ] 支配力『無敵』 : 3 → 1
[ Re:クロニック・ラヴ ] 耐久力 : 12 → 10
GM
では、RPをどうぞ。
安武 陸
小さい子供の姿の魔女を見下ろす。
Re:クロニック・ラヴ
水に光を映し込み、青白い炎の眩しさにも負けず。
安武 陸
死の秒針を降らせる魔女。
安武 陸
「さっきから、結構切られてるけど大丈夫?」
Re:クロニック・ラヴ
返答の代わりに、一閃。
安武 陸
針の方向に飛び込み、躱す。
安武 陸
そのまま魔女へ。
Re:クロニック・ラヴ
床を蹴り、
安武 陸
飛び上がるそのスカートを、無遠慮に掴む。
Re:クロニック・ラヴ
頭上より、陸をめがけて踵落とし。
『送り火』迷ノ宮御影
他の三人に向け、炎を放つ。
安武 陸
スカートに体重を預けて、くるりと体を逸らす。
安武 陸
逆の腕を伸ばして、胴へ。
『送り火』迷ノ宮御影
炎に焼かれたテーブルが床に転がっている。
安武 陸
少女の体を登ろうとする。
Re:クロニック・ラヴ
振り払う。身体に針を伴って。
Re:クロニック・ラヴ
陸に針が突き立つ寸前に、
海野標
陸の身体を後ろから引っ張った。
安武 陸
「わっ、と」
Re:クロニック・ラヴ
「…………」
安武 陸
「どもども」
Re:クロニック・ラヴ
標へと針を落とす。
安武 陸
標に向かう針を叩き落とす。
Re:クロニック・ラヴ
砕けた光が破片となり、風に揺れるカーテンを裂いた。
迷ノ宮 光葉
スプリンクラーの水でも火勢は衰えない。次はソファを盾に、その次は防火繊維のカーテンを引き剥がして、次々に家具を盾に兄へとにじり寄る。
安武 陸
「ほら、結構なんとかできてるでしょ」
敷村 修也
放たれる炎から身を躱す。
狭い室内では思うように距離を詰めることもままならない。
安武 陸
「大丈夫?」
Re:クロニック・ラヴ
「…………」
Re:クロニック・ラヴ
す、と手を伸ばして
Re:クロニック・ラヴ
陸の襟首を掴んだ。
安武 陸
掴まれる。
安武 陸
クロニック・ラヴの目をじっと見る。
Re:クロニック・ラヴ
割られたガラス戸から、陸の身体を放り投げる。
安武 陸
頭を庇いながら、外に放り出される。
安武 陸
ベランダの手すりを蹴って、隣の建物の屋上へ。
海野標
遅れて飛び出してきたが、なんとか着地しているのを見て息をつく。
海野標
「!」
海野標
そこに屋内から放たれた針を、中空で身を捩って躱した。
Re:クロニック・ラヴ
二人を追って空へ飛ぶ。
Re:クロニック・ラヴ
眩いほどの星の光は、やはり夜空にこそ相応しい。
Re:クロニック・ラヴ
空に浮かぶ満月を圧倒するような輝きを身に宿して、空高くから地を見下ろす。
安武 陸
輝く星の光を。 願いを見上げる。
Re:クロニック・ラヴ
降り注がせる。死を。
海野標
空を蹴り、その死を飛び越える。
海野標
夜闇にマントを翻しながら上空よりクロニック・ラヴへと斬りかかり、
Re:クロニック・ラヴ
それを針で受け止めて、ぎしり、高度が下がる。
Re:クロニック・ラヴ
無言の鍔迫り合い。
海野標
二人の間に会話はない。
Re:クロニック・ラヴ
分かり合えないことを理解している。
GM
五年間。
GM
積み重ねた戦いの上に、彼らの暗黙の了解があった。
GM
空に舞う死より、きらきらと降り落ちる星の光。
安武 陸
マンションの隣の建物に逃げ伸び、上空で交わされる剣戟を見上げる。
安武 陸
標と、クロニック・ラヴの間に言葉はない。
安武 陸
無言の鍔迫り合い。 5年の間に積み上げたもの。
Re:クロニック・ラヴ
永きに渡る戦いの末に、こうして死を交わすのみの関係へと至る。
海野標
刃で凶器を払い、砕いては叩き落とし、詰めかけた距離を制される。
安武 陸
それは、数ヶ月か前に見たものと変わらないように見えた。
安武 陸
クロニック・ラヴが魔女ではなく、標がまだ自分の前から失われなかったあの日と。
安武 陸
自分はただ二人の攻防を見ているだけで。
安武 陸
自分がただ守られた、あの日と。
GM
無理解の上に積み上げられた死の交錯。
GM
歩み寄りはなく、心を通じ合わすこともない。
GM
しかし。
安武 陸
いやだ、と思う。
Re:クロニック・ラヴ
星の光が散る。
Re:クロニック・ラヴ
一際大きな針が標へと振り下ろされ、
海野標
二人、鍔迫り合いのように顔を合わせる。
Re:クロニック・ラヴ
「海野標」
Re:クロニック・ラヴ
無理解の成立した上で、クロニック・ラヴは不意に海野標に言葉をくれた。
海野標
「…………?」
Re:クロニック・ラヴ
戸惑いを滲ませた海野標を見下ろす。
Re:クロニック・ラヴ
星の瞳で。
Re:クロニック・ラヴ
「運命の先より舞い戻ったあなた」
Re:クロニック・ラヴ
「望みを手放して、今ここで戦うあなた」
Re:クロニック・ラヴ
「けれど、そうね。本質は変わらないみたい」
海野標
弾く。星の光を。
注意深くクロニック・ラヴの動向を窺いながら、降り注ぐ針の先を躱す。
Re:クロニック・ラヴ
「だから、暴いて差し上げます」
Re:クロニック・ラヴ
「魔女ですもの」
Re:クロニック・ラヴ
「ねえ、あなた」
Re:クロニック・ラヴ
指先に星を集めて、狙いを定める。
Re:クロニック・ラヴ
「本当なら今だって『消えてしまいたい』と、そう思っているのではありませんか?」
安武 陸
攻撃の予備動作。
安武 陸
ナイフは所持していない。
この服にナイフを仕込む仕掛けは付けていない。投げナイフのために多数のナイフを持ち歩くより、身の軽さを優先した。
海野標
目を瞠った。
Re:クロニック・ラヴ
この戦いの中では、一瞬の隙で全てが済む。
安武 陸
上空を舞う魔女に。
安武 陸
師に。
Re:クロニック・ラヴ
叩き落とす。その身体を。
海野標
見上げる陸へと、光が落ちる。
安武 陸
「……っ、師匠!」
安武 陸
落ちる星を受け止める。
海野標
へし折られた刀が星の光に散っていく。
海野標
「……っ」
海野標
「悪い」
安武 陸
「…………」
安武 陸
抱えた師を、床に下ろす。
海野標
一撃は標の脇腹を抉っていた。
海野標
既に傷を受けた場所を、上から再び抉るような一撃。
海野標
黒衣に赤が広がる。
安武 陸
上を見上げる。
安武 陸
「おい、クロニック・ラヴ」
Re:クロニック・ラヴ
「…………」
安武 陸
「本当なら今だって『消えてしまいたい』って思ってる……そう言ったよな」
安武 陸
「師匠は、そう思っていると」
Re:クロニック・ラヴ
冷たい視線が陸へと投げかけられる。
Re:クロニック・ラヴ
返答に、
Re:クロニック・ラヴ
針を落とした。
安武 陸
針を切り落とす。
安武 陸
床に下ろした、標を見る。
安武 陸
「師匠」
安武 陸
「いつでもいいって言ったけど、あれやっぱなしです」
海野標
「…………」
安武 陸
「今、答えてください」
安武 陸
「俺がやってること、嫌ですか?」
Re:クロニック・ラヴ
死の追撃。
安武 陸
「ひなたと風香が二人でいられる運命を覆されるのは」
安武 陸
追撃を、一瞥せずに砕く。
Re:クロニック・ラヴ
会話を許さぬとばかりに、星はさらに二人へと降り注がされる。
安武 陸
「嫌ですか」
安武 陸
降り注ぐ死を見上げて、一つひとつを、できるだけ静かに。
安武 陸
ていねいに、死を砕く。
Re:クロニック・ラヴ
「だから」
Re:クロニック・ラヴ
「でしょう」
安武 陸
きいん、と高い音が鳴った。 まるで星が落ちたように美しい音。
Re:クロニック・ラヴ
きらめきそのものが、気付けば陸の背後に降り立っていた。
安武 陸
「だから、なのか?」
安武 陸
「じゃあお前は」
Re:クロニック・ラヴ
針を叩きつける。
安武 陸
「ひなたと風香が二人でいられる運命を覆されたから」
安武 陸
「おまえのために、海野標は消えてしまいたいと思っているのだと」
Re:クロニック・ラヴ
「違う!」
Re:クロニック・ラヴ
「全部が、違う!」
安武 陸
叩きつけられた針を躱そうとしたが、衝撃は殺しきれなかった。
たたらを踏む。
海野標
クロニック・ラヴ本人へは、標が斬りかかる。
安武 陸
「じゃあ、ちゃんと教えてくれよ」
安武 陸
標の間に、割って入る。
安武 陸
「どうなるとしても、人生で話せる時間っていうのは限られてるんだ」
安武 陸
「ちゃんと教えてくださいよ」
安武 陸
「そう、あんた達には聞けなかった」
安武 陸
「俺が聞いてやる」
安武 陸
「あなたの願いを教えてくれ」
海野標
「…………」
海野標
鍔迫り合いの中に視線が落ちかけて、
海野標
しかし、許されない。
海野標
「……リク」
海野標
「お前は」
Re:クロニック・ラヴ
「あなたは」
Re:クロニック・ラヴ
「少しくらい、状況を読みなさい!」
Re:クロニック・ラヴ
光を纏うて、陸へと渾身の回し蹴り。
海野標
慌てて陸の腕を掴み、それを避けさせる。
安武 陸
「じゃあいつならいいんですか」
安武 陸
標が掴んだ腕を離す。
Re:クロニック・ラヴ
「彼がどうして言葉を閉ざすか」
Re:クロニック・ラヴ
「どうして答えることを躊躇うのか」
Re:クロニック・ラヴ
「その意味に、少しくらい思いを巡らせたことはないのですか?」
Re:クロニック・ラヴ
「ねえ」
Re:クロニック・ラヴ
「その言葉を否定してみてごらんなさい」
Re:クロニック・ラヴ
「それが、果たしてどういう意味を持つか!」
安武 陸
「別にそれでもいい」
Re:クロニック・ラヴ
二人へと死を投げ掛けながら、
Re:クロニック・ラヴ
激昂に声を張る。
安武 陸
何度もすり抜けた死を、またすり抜ける。
安武 陸
「俺は」
安武 陸
「何を思っているのか、聞きたいよ」
安武 陸
「クロニック・ラヴはどうだ?」
Re:クロニック・ラヴ
「思いやりの欠片もない人ですね」
安武 陸
「風香は、どうだ?」
Re:クロニック・ラヴ
「彼を求めておいて、彼の心情に一切の配慮を見せやしない」
Re:クロニック・ラヴ
「負い目と義務感で人を搦め捕って、縛り付けて」
Re:クロニック・ラヴ
「それで満足ですか?」
安武 陸
「いいよ、それでも」
安武 陸
「生きていてくれるなら、なんでもする」
Re:クロニック・ラヴ
「ならばあなたが身を焚べてみせなさい」
Re:クロニック・ラヴ
「あなたが身を焚べて、運命に逆らって」
Re:クロニック・ラヴ
「彼の望む世界を作り上げてみせなさい」
Re:クロニック・ラヴ
「ねえ」
Re:クロニック・ラヴ
「できないでしょう?」
安武 陸
「できるかな、俺でも」
Re:クロニック・ラヴ
「できませんよ」
Re:クロニック・ラヴ
「あなたには、力がないもの」
安武 陸
「だよなぁ」
Re:クロニック・ラヴ
「力がない人間ならば」
Re:クロニック・ラヴ
「力のないなりの振る舞いを身に着けなさい」
Re:クロニック・ラヴ
「それができないなら、私が呪いをかけて差し上げます」
Re:クロニック・ラヴ
「この運命の先に、やがてあなたは全てを失う」
Re:クロニック・ラヴ
「手は離される。すり抜ける。刻み込んだ愛も消え失せる」
Re:クロニック・ラヴ
「それが嫌なら、私の敷く運命に屈しなさい」
安武 陸
夜に、きらきらと少女が輝く。
海野標
傍らには血がぽたぽたと落ち、マンションの屋上を赤く汚していく。
安武 陸
「……俺には、力のないなりの振る舞いはできなかった」
安武 陸
「全てを失うかもしれないのは分かっていたし、たくさんのものを切り捨ててしまった」
Re:クロニック・ラヴ
「…………」
安武 陸
「でもさ」
安武 陸
「バレエ・メカニックの手を振りほどいた後に、あんたの運命に屈することは、できないよ」
Re:クロニック・ラヴ
「そう」
Re:クロニック・ラヴ
「そうですか」
Re:クロニック・ラヴ
「ならば」
Re:クロニック・ラヴ
光を舞わせ、凶器をまとう。
Re:クロニック・ラヴ
「この呪いとともに、生きていきなさい」
Re:クロニック・ラヴ
一筋の矢となりて、陸へと注ぐ。
安武 陸
刀を構える。
安武 陸
魔女の呪い。
全てを失う。手は離される。すり抜ける。刻み込んだ愛も消え失せる。
安武 陸
そうかもしれない。 全て徒労で、全ての大事なひとを悲しませるだけの結果になるかもしれない。
安武 陸
体はそれでも素直に動き、矢を砕く。
安武 陸
「バカだと思うよ、俺も」
安武 陸
そのまま刀を、クロニック・ラヴに投げる。
Re:クロニック・ラヴ
光の中に、クロニック・ラヴはあなたを見ている。
Re:クロニック・ラヴ
投げつけられた刃先がその胴体を抉り、血を噴き出しても。
Re:クロニック・ラヴ
星の眼差しはあなたたちを。
Re:クロニック・ラヴ
唐突にふい、と顔を背けた。
Re:クロニック・ラヴ
「ええ」
Re:クロニック・ラヴ
「本当に、愚かです」
海野標
「…………」
安武 陸
少女の体から噴き出した血が、ぱたた、と足元に落ちた。
Re:クロニック・ラヴ
それもすぐに光となって霧散する。
Re:クロニック・ラヴ
断面を光で塞ぎながら、クロニック・ラヴは空より地へと。
Re:クロニック・ラヴ
屋上より街道へと舞い降りていく。
海野標
それを見下ろしながら。
海野標
「リク」
安武 陸
「……はい」
海野標
「……答えてやれなくて、悪い」
安武 陸
「……少なくとも」
安武 陸
「謝ることでは、ないですよ」
安武 陸
「まぁ、まず、謝ったほうがいいのは俺だ」
海野標
陸の顔を窺う。
安武 陸
「ごめんなさい」
安武 陸
「クロニック・ラヴの言うことは間違ってない」
海野標
その顔を見ている。
安武 陸
「俺はあんたの心情に、全然配慮ができてない」
安武 陸
「……すみません」
安武 陸
「バレエ・メカニックにはガキでもザコでもないって言ったけど、ガキのままかも」
海野標
「別に、…………」
海野標
「………………」
海野標
「……まあ」
海野標
「もうちょっと空気読んでくれると、助かる」
安武 陸
「努力します」
海野標
「よし」
『送り火』迷ノ宮御影
「光葉」
『送り火』迷ノ宮御影
ここに至り、ようやっと光葉の名を呼ぶ。
迷ノ宮 光葉
返答する余裕はない。ただ、カーテンの陰から福を飛び出させ、燃え移ったカーテンを兄へと投げつけ、目隠しに。
『送り火』迷ノ宮御影
「応答はないか」
『送り火』迷ノ宮御影
「……まあ、それでもいい」
『送り火』迷ノ宮御影
死角で隙を窺っている叶恵の方へと腕を振る。
『送り火』迷ノ宮御影
炎を放つ。
赤木 叶恵
舌打ち。
赤木 叶恵
飛び出せない。
迷ノ宮 光葉
「福!」先んじて、犬が駆けまとわり付く。御影の注意を引き付けるように、そうして叶恵が動けるスキを作るために。
『送り火』迷ノ宮御影
まとわりつく福へと足を払う。
そうして妹の声の聞こえた方を向いた。
『送り火』迷ノ宮御影
「光葉」
『送り火』迷ノ宮御影
「お前たちが手放した運命の先に、お前が何を経験したか」
『送り火』迷ノ宮御影
「それは問わん」
『送り火』迷ノ宮御影
「だが、経験を通して得たものがあるならば」
『送り火』迷ノ宮御影
「齎された変化を胸に、お前がこうして戦うというのならば」
『送り火』迷ノ宮御影
「光葉よ」
『送り火』迷ノ宮御影
「その運命と同じ顛末を、俺に迎えさせてくれるなよ」
迷ノ宮 光葉
「……もちろんです、お兄様」

足を払われ、体勢を崩すも、すぐにごろりと一回転して起き上がり、再びスキを作るために駆ける福。
『送り火』迷ノ宮御影
「さて」
『送り火』迷ノ宮御影
「どのような覚悟を見せてくれることやら」
GM
xxx
『送り火』迷ノ宮御影
身を引き、福の牙をかわす。
その注意は光葉らに向いている。
敷村 修也
「くそっ」
敷村 修也
位置取り悪く分断された炎の向こうで、光葉さんが気をひいているのが見える。
敷村 修也
その炎の先の御影へと、槍を穿つ。
『送り火』迷ノ宮御影
揺らめくシルエット。
『送り火』迷ノ宮御影
突き出した槍ははためくコートを貫いた。
『送り火』迷ノ宮御影
槍の柄を掴む。自ら分厚いコートを引き裂きながら、その持ち主を引き寄せるように。
敷村 修也
槍に伝わる力から意図を察すると、一瞬という間も置かず、引かれる勢いのまま炎へと飛び込む。
敷村 修也
手に持った槍は決して離さず、飛び込んだ先で転がって受け身を取る。
『送り火』迷ノ宮御影
槍を手放し、修也を床に転がす。
敷村 修也
視線を外さないように立ち上がる。
槍を失ったまま炎で分断されるよりはよかったが、それでもチャンスを一つ失ったことにはかわりない。
『送り火』迷ノ宮御影
男は炎の中に立つ。
『送り火』迷ノ宮御影
青白い炎はマンションの一室を炙り、焼き焦がし、煙を立てる。
『送り火』迷ノ宮御影
足元が軋む。
『送り火』迷ノ宮御影
灰葉陽のかつて生きていた部屋が。
『送り火』迷ノ宮御影
人の立っていられる環境ではなくなっていく。
敷村 修也
自分自身が18年を過ごした家のように、標とひなちゃんが過ごした家も炎に包まれていく。
『送り火』迷ノ宮御影
焼き消される。
『送り火』迷ノ宮御影
燃え落ちていく。
敷村 修也
部屋の壁が、勉強机が、クローゼットが、ここで流れた時間が炎の中に消えていく。
敷村 修也
しかし、それとともに消えていくことはできない。
敷村 修也
「叶恵さん!光葉さん!」
敷村 修也
「窓へ!」
迷ノ宮 光葉
修也の声に促され、福を伴って窓へと走る。
赤木 叶恵
蹴破り、飛び降りる。
敷村 修也
その後へ続く。
炎に包まれた室内から、冬の冷えた空気が体を冷やす。
『送り火』迷ノ宮御影
炎の中に、その背を見送っていた。
『送り火』迷ノ宮御影
やがて、崩れていく。
海野標
身を起こして、屋上より光を見下ろす。
安武 陸
修也の叫び声。
海野標
「……行くぞ」
安武 陸
「はい」
安武 陸
駆け出して、屋上から飛び降りる。
海野標
光を纏いながら、地へと落ちる。
Re:クロニック・ラヴ
それを迎え撃つ。地上より針を放つ。
安武 陸
ビルの壁を蹴って、針に飛び、切り払う。
Re:クロニック・ラヴ
マンションの窓から飛び降りた面々にも同様に差し向けられたそれを、
海野標
空を蹴り、砕き、叩き割る。
海野標
地に降り立つ。
安武 陸
マンションから降りてきた仲間達を一瞥する。
海野標
全員が同じ高さ、同じ目線でそこに立つ。
赤木 叶恵
「……ん」
Re:クロニック・ラヴ
振り返る。狩人たちを。
赤木 叶恵
「そっちはどうだった」
安武 陸
「デリカシーがないこと言っちゃった」
赤木 叶恵
「なんじゃそりゃ」
海野標
「…………」
Re:クロニック・ラヴ
「本来であれば、戦いに必要のないものであるはずなのですけれど」
Re:クロニック・ラヴ
針を構える。
Re:クロニック・ラヴ
「あまりにもあまりなものでしたから」
Re:クロニック・ラヴ
「怒ってしまいました」
Re:クロニック・ラヴ
「私、魔女ですもの」
赤木 叶恵
「……?」
Re:クロニック・ラヴ
「あなたには」
Re:クロニック・ラヴ
幼女の煽り。少し早い話だったかしら?
赤木 叶恵
「何の話だかわかんないけど」
赤木 叶恵
幼女の返し。お前うぜーという事はわかった
赤木 叶恵
武器を構える。
安武 陸
「一撃は与えられたけど、致命傷には全然って感じ」
Re:クロニック・ラヴ
「そうそう」
Re:クロニック・ラヴ
「それくらいでいいんです」
Re:クロニック・ラヴ
笑うと、針を展開させた。
安武 陸
一応の補足をして、武器を構える。

行動:赤木叶恵

赤木 叶恵
「ん」
海野標
アスファルトに血を落としながら、形成させた刀を手に握り込む。
赤木 叶恵
*狩猟→無敵《自信》強度3
GM
いいでしょう。
赤木 叶恵
片手に注射器。内ポケットへと手を伸ばして、もう片方の手にも注射器。
赤木 叶恵
「まあ、やり続ければ死ぬでしょ」
赤木 叶恵
前へと歩く。
Re:クロニック・ラヴ
「それは」
Re:クロニック・ラヴ
「あなたたちもではなくて?」
Re:クロニック・ラヴ
叶恵を指差す。
赤木 叶恵
「ふん」
Re:クロニック・ラヴ
銃口を向けるように、照準を合わせて。
赤木 叶恵
「やってみな!」
Re:クロニック・ラヴ
「ええ」
Re:クロニック・ラヴ
「やってみせますとも」
Re:クロニック・ラヴ
「実際」
Re:クロニック・ラヴ
「あなたのことは、野放しにはできそうにありませんから」
Re:クロニック・ラヴ
星雲のような光がクロニック・ラヴを取り巻く。
赤木 叶恵
「お互い様!」
赤木 叶恵
2D6>=6 (判定:黙る) (2D6>=6) > 10[5,5] > 10 > 成功
GM
高いが……
GM
成功ですね。
[ Re:クロニック・ラヴ ] 支配力『無敵』 : 1 → 0
[ Re:クロニック・ラヴ ] 部位ダメージ : 1 → 2
[ Re:クロニック・ラヴ ] 耐久力 : 10 → 9
GM
どうぞ。
Re:クロニック・ラヴ
空より星の針。
Re:クロニック・ラヴ
それは叶恵ではなく、他の狩人たちへと降り注ぐ。
赤木 叶恵
「あ……?」
海野標
星を砕きながら、
赤木 叶恵
自分へは、向かってこない。疑問を感じつつも飛び出す。
海野標
「叶恵」
海野標
「光だ!」
海野標
叶恵に叫ぶ。
Re:クロニック・ラヴ
きらきらとクロニック・ラヴの纏うた星雲が、
Re:クロニック・ラヴ
叶恵の飛び込んできた矢先に弾ける。
安武 陸
転がり、針を躱す。
赤木 叶恵
「ッ!!」
敷村 修也
針を弾きながら身を躱す。
Re:クロニック・ラヴ
針の鋭い痛みとは違う。
Re:クロニック・ラヴ
細かな粒子が、叶恵の身体に叩きつけられる。
Re:クロニック・ラヴ
「私にも、矜持というもの」
Re:クロニック・ラヴ
「品格というものがありますので」
Re:クロニック・ラヴ
「簡単には、打ち破らせるつもりは――」
赤木 叶恵
全身に叩きつけられる痛みを感じながら、
赤木 叶恵
手を伸ばす。
赤木 叶恵
注射器を持つ逆手、その針先を小さな体へと向けて。
Re:クロニック・ラヴ
痛みに堪える少女の腕が、魔女に届く。
Re:クロニック・ラヴ
「!」
Re:クロニック・ラヴ
とっさに叶恵を蹴りつけるが。
赤木 叶恵
「げほっ……」
赤木 叶恵
耐える。
赤木 叶恵
眼はよく見えないが。
赤木 叶恵
右手に刺さる感触を感じて、左手を伸ばす。
Re:クロニック・ラヴ
もう一撃、今度は爪先で抉りぬくように。
赤木 叶恵
「うるせえっ……」
赤木 叶恵
腕を交差させて、右手で右半身を、左手で左半身を刺す。
Re:クロニック・ラヴ
「……必死」
赤木 叶恵
それを取っ手がわりに、刺し傷を抉りながら踏みとどまる。
Re:クロニック・ラヴ
「ですね」
Re:クロニック・ラヴ
星の光を指先に集めながら。
赤木 叶恵
「はっ……」
Re:クロニック・ラヴ
「運命が覆されたとて、あなたが死ぬことはないというのに」
Re:クロニック・ラヴ
「何を」
Re:クロニック・ラヴ
「どうして、そこまで?」
赤木 叶恵
「必死?」
Re:クロニック・ラヴ
至近距離で凶器を作りあげ。
赤木 叶恵
「それは、アンタだろ!」
Re:クロニック・ラヴ
叶恵の顔に向けて、放つ。
赤木 叶恵
顔を下げて。
赤木 叶恵
ハンドルを回すように、両手を捻った。
Re:クロニック・ラヴ
「……っ」
Re:クロニック・ラヴ
抉り抜かれる痛みに顔を顰めながら、
Re:クロニック・ラヴ
「――ええ」
Re:クロニック・ラヴ
「必死」
Re:クロニック・ラヴ
「必死ですとも!」
Re:クロニック・ラヴ
叶恵の胸元に爪先を入れる。
Re:クロニック・ラヴ
空より降り注ぐ針の一筋を叶恵へと向ける。
Re:クロニック・ラヴ
落とす。
赤木 叶恵
げっ、と声にならない声が漏れる。次いで訪れる強烈な吐き気。
赤木 叶恵
たまらず手を離す。
安武 陸
ようじょが泥臭いバトルをしている
GM
けりけりっ
敷村 修也
ようじょバトルだ
迷ノ宮 光葉
ようじょばとらー
安武 陸
めちゃめちゃエグい攻撃してる
赤木 叶恵
おぼつかない足取りで後ろへとさがり、何とか針を避けた。
Re:クロニック・ラヴ
追撃を放つ。心臓をめがけて。
海野標
降り注ぐ針を砕きながら、叶恵の襟首を掴む。
赤木 叶恵
今度は、避けられない。
赤木 叶恵
その身体が自分の意志に反して軽くなるのを感じた。
海野標
引き寄せ、躱させて、刀を構えた。
GM
アスファルトには大量の針が穴を穿ち、ひび割れを作っている。
赤木 叶恵
海野標の背中が見える。前半身が焼けるように痛い。
海野標
「お前な、あんま無茶すんな」
海野標
「お姉ちゃんへ言及出る度に嬉しくなる部署がある」「ある」「ある」赤木に申し訳が立たねえ
赤木 叶恵
「ご、め、つい、熱くっ…………」
赤木 叶恵
けほけほと咳き込みつつも、何とか呼吸を整える。
Re:クロニック・ラヴ
「…………」
Re:クロニック・ラヴ
クロニック・ラヴが、狩人たちを睥睨する。
Re:クロニック・ラヴ
星雲を漂わせながら、一歩前に出る。
Re:クロニック・ラヴ
「必死ですよ」
Re:クロニック・ラヴ
「私は」
Re:クロニック・ラヴ
「あなたたちの誰よりも、戦う理由がある」
Re:クロニック・ラヴ
「巻き込まれただけ」
Re:クロニック・ラヴ
「流されて至っただけ」
Re:クロニック・ラヴ
「そういった人たちとは、違うのですもの」
赤木 叶恵
「……だから何だよ」
赤木 叶恵
「吸血鬼が、魔女が、殺人鬼が」
赤木 叶恵
「矜持だの品格だの言ってるのを聞くと、イライラする」
赤木 叶恵
「巻き込まれた狩人よりアンタの方が偉いのか?」
Re:クロニック・ラヴ
「いいえ」
Re:クロニック・ラヴ
「偉い偉くないの話ではありません」
Re:クロニック・ラヴ
「ただ――」
Re:クロニック・ラヴ
一度、目を伏せ。
Re:クロニック・ラヴ
「借り物のその意思がどこまで続くものか」
Re:クロニック・ラヴ
「それが、見ものだという話です」
Re:クロニック・ラヴ
星の眼差しは、
Re:クロニック・ラヴ
まっすぐに迷ノ宮光葉を射抜いた。

行動:Re:クロニック・ラヴ 2nd

GM
明転。
GM
気付けば血に染まった街に立つ。
GM
巻き戻したはずの運命と同じ光景。
GM
同じマンションの目の前で。
Re:クロニック・ラヴ
魔女だけがあなたを見下ろしている。
迷ノ宮 光葉
「?!」急な切り替わりに驚くも、魔女を油断なく睨み。
Re:クロニック・ラヴ
「…………」
Re:クロニック・ラヴ
「だって」
Re:クロニック・ラヴ
「あなたは、そうでしょう?」
Re:クロニック・ラヴ
血色の街に靴音が響く。
Re:クロニック・ラヴ
光葉へとゆっくり歩み寄る。
Re:クロニック・ラヴ
「迷ノ宮光葉」
Re:クロニック・ラヴ
「あなたには、灰葉陽との面識もなく」
Re:クロニック・ラヴ
「海野標への特別な思い入れもない」
Re:クロニック・ラヴ
「必死にならなければならない理由が、あなたの中にはありますか?」
迷ノ宮 光葉
「……」
迷ノ宮 光葉
「確かに、あなたの言うようにわたくしは巻き込まれ、流されて来ただけなのかも知れません……」
迷ノ宮 光葉
「けれど、縁とは不思議なもので、理由の大小や、その太さや遠さはあまり関係なく、兄から私に伸びていたのでしょう」
迷ノ宮 光葉
「あなたから見れば、必死にならなければならない理由は見当たらないのかもしれない」
Re:クロニック・ラヴ
「いいえ」
Re:クロニック・ラヴ
「私は理解していますよ」
Re:クロニック・ラヴ
「魔女ですもの」
Re:クロニック・ラヴ
「あなたが巻き戻した運命で得たものを、私は知っている」
Re:クロニック・ラヴ
「だからこそ、このように問うのです」
Re:クロニック・ラヴ
「あなた、ただ兄の言うなりになっているだけではありませんか?」
迷ノ宮 光葉
「…………そんなことは、」
Re:クロニック・ラヴ
「兄を想うあなた」
Re:クロニック・ラヴ
「仲間を想うふうに振る舞ってきたあなた」
Re:クロニック・ラヴ
「良かったですね」
Re:クロニック・ラヴ
「あなたの兄が、運命の果てに」
Re:クロニック・ラヴ
「あなたの兄と仲間の両方を尊重できる、都合のいい選択肢をあなたに差し出してくれて」
迷ノ宮 光葉
「…………」俯く、唇を噛む。
Re:クロニック・ラヴ
「あなた、本当に仲間を想っているのですか?」
Re:クロニック・ラヴ
「仲間のために動ける、助け合える」
Re:クロニック・ラヴ
「共に支え合える」
Re:クロニック・ラヴ
「正しく美しい振る舞いを貫く自分」
Re:クロニック・ラヴ
「そういった、理想のあるべき自分に酔っているだけではありませんか?」
Re:クロニック・ラヴ
「否定はありますか? 迷ノ宮光葉」
迷ノ宮 光葉
「そんなつもりは……」
Re:クロニック・ラヴ
「では何故赤木叶恵の願いを否定したのですか?」
Re:クロニック・ラヴ
「かつての運命で」
Re:クロニック・ラヴ
「赤木叶恵が姉を願うことを、一番に否定していたのは他ならぬあなただった」
Re:クロニック・ラヴ
「仲間よりも、正しさを追求する自らの在り方の方が大事だったからではありませんか?」
安武 陸
うわうわうわ~~~~
敷村 修也
う~~~~~~~ん
GM
べしべし! べし!
敷村 修也
流れ弾がすごい
敷村 修也
すごい
安武 陸
ものすごいべしべしされてる
GM
まあ修也くんはぶっちゃけそれでもいい
GM
修也くんは幸福がそれなので別に……
敷村 修也
んぎぎぎ
GM
光葉ちゃんは……仲間が……幸福強度3!
迷ノ宮 光葉
「…………」言い返せない。確かにあのときは、それが正しいと思ったから、そうしようとした。
迷ノ宮 光葉
正しさにこだわるあまりに叶恵の気持ちを無視していたと言われれば、そうだろう。
迷ノ宮 光葉
……自分は、今も結局仲間のためと言いながら、これが正しいからそうしているだけなのかもしれない。
迷ノ宮 光葉
魔女の言うように、兄が提示してくれた、都合の良い選択肢をさも自分で決めたように思いこんでいるだけかもしれない。
Re:クロニック・ラヴ
「安武陸は海野標を手放したくない」
Re:クロニック・ラヴ
「敷村修也は、自分の心の中の灰葉陽に従っている」
Re:クロニック・ラヴ
「赤木叶恵は……まあ、あの娘はああいう娘ですからね」
Re:クロニック・ラヴ
ロリからのロリわからせ宣言。あとで分からせます
Re:クロニック・ラヴ
「でも、迷ノ宮光葉」
Re:クロニック・ラヴ
「あなたの狩人としての立ち姿は、あまりにも独善的で欺瞞に満ちている」
Re:クロニック・ラヴ
「彼らと肩を並べる資格を」
Re:クロニック・ラヴ
「あなたが持ち合わせているようには思えません」
GM
その言葉を。
GM
否定する者は、ここにはいない。
GM
*迷ノ宮光葉の幸福『仲間の皆』を破壊します。
GM
クロニック・ラヴの言葉は正鵠を得ている一方で、半ば言いがかりのようなものでもある。
GM
戦いを共にしてきた者だけが持つ絆。それを他人が横から否定することはできない。
GM
それでも。
GM
そこに迷いを抱かせ、ひび割れを入れることはできる。
GM
そしてここで。今この局面でひびが入れられてしまったのならば。
GM
数の力のない素の幸福破壊。
光葉の幸福『仲間の皆』は強度3。破壊には至らないが、それは同時に破壊された幸福を修復する機会が与えられないということである。
それを埋め合わせる機会は、二度と訪れないだろう
GM
最後の戦いを終えた後では、それは、遅すぎる。
敷村 修也
*妨害を宣言します
GM
AST ランダム全特技表(4) > 胴部(4) > 止める
敷村 修也
*興奮剤を使用
GM
防御力と合わせて+2+2修正ですね。判定をどうぞ。
敷村 修也
2D6+2+2>=7 (判定:測る) (2D6+2+2>=7) > 4[2,2]+2+2 > 8 > 成功
GM
成功ですね。
赤木 叶恵
たのもしい
敷村 修也
怖い怖い
GM
興奮剤がバッチリ仕事しとる
安武 陸
はわわ
敷村 修也
出目がめちゃくちゃだよ
[ 敷村 修也 ] テンション : 27 → 30
[ 敷村 修也 ] 激情 : 1 → 2
GM
血の色に染まった街並みの、その虚空より。
海野標
刀が突き出でて、空間を引き裂く。
海野標
砕け散る。
敷村 修也
「光葉さん!」
迷ノ宮 光葉
「! 修也様……」
敷村 修也
声と共にクロニック・ラヴと光葉の間に躍り出る。
海野標
異なる運命へと繋がる座標を引き裂きながら、修也と光葉へと視線を向けている。
Re:クロニック・ラヴ
「…………」
敷村 修也
敷村 修也は、この隔離された空間でクロニック・ラヴと迷ノ宮 光葉が何を話していたかは知らない。
敷村 修也
だが、クロニック・ラヴが光葉と共に消える前に言っていたことを覚えている。
敷村 修也
「自分が一番必死だと思うなよ」
敷村 修也
「巻き込まれただけだなんて、そんな言葉で済ませられる関係じゃない」
敷村 修也
「一緒に戦って、助けられて、話したくないことも苦しいことも、かみ合わなかった考えも全部乗り越えてここに立ってるんだ」
敷村 修也
「俺の両親は光葉さんに助けてもらった!さっきだって俺自身光葉さんに助けられた!」
敷村 修也
「同じだけのものを返せているかはわからなくても、俺も、光葉さんにできるだけのことをしてきた。叶恵さんにだって、安武さんにだってそうだ」
敷村 修也
「……標にだって、そうしたい。それは光葉さんだって、一緒だと思ってる」
Re:クロニック・ラヴ
「…………」
敷村 修也
「俺は、俺たちは標に何度も助けられた」
敷村 修也
「それで必死になって何がおかしい」
迷ノ宮 光葉
「……修也様…」
Re:クロニック・ラヴ
「そう」
Re:クロニック・ラヴ
「そうですか」
Re:クロニック・ラヴ
「良かったですね。迷ノ宮光葉」
Re:クロニック・ラヴ
「あなたの内心はどうあれ」
Re:クロニック・ラヴ
「仲間の方は、あなたを認めてくれているようです」
敷村 修也
ひなちゃんの友達で、同じくクイーン・オー・ランタンにすべてを狂わされ。
そして、自分のように何も知らないままでいることもできなかった少女に言い放つ。
Re:クロニック・ラヴ
「取り繕うのがお上手で、何よりのこと」
Re:クロニック・ラヴ
光となって掻き消える。
GM
血色の街。
海野標
そこから元の運命に戻るための道筋を刀で固定しながら、何とも言えない顔をしている。
赤木 叶恵
「よくわかんないけど……」
赤木 叶恵
手を差し出す。
赤木 叶恵
「ほら、帰るよ」
迷ノ宮 光葉
「……叶恵様」差し出された手を見つめ、
迷ノ宮 光葉
「はい。ありがとうございます」
その手をとった。
敷村 修也
打ってて思ったが修也結構イライラしてたんだなって思った
GM
すげー溜め込んでたじゃんこいつ……って思った
安武 陸
修也くん……
GM
溜め込み男どもがよ……
敷村 修也
びっくりするほどしゃべった
GM
マジですっげーしゃべった
敷村 修也
PLもびっくりしちゃったもん
GM
怒涛だった
GM
でも良かったですよ
GM
光葉ちゃんに必要なのはそういうやつだったから
敷村 修也
ありがとうございます
GM
何もわかってないほうがいいよね こういうときはね
GM
叶恵ちゃんもぜんぜんわかってなくて良い
安武 陸
少女が、少女の手を取るのを見ながら。
安武 陸
「少なくとも俺は、光葉ちゃんにいてほしいよ」
安武 陸
そう呟いたが。
安武 陸
それが少女の耳に入ったかは、分からなかった。
海野標
「…………」
海野標
「戻るぞ」
海野標
「あんまりいると帰れなくなる」
敷村 修也
「……ああ、わかった」
海野標
ほら、と固定している運命の裂け目を示す。
迷ノ宮 光葉
「はい、戻りましょう」
安武 陸
黙って裂け目に身を滑らせる。
GM
鼻をつく血の臭いから、
GM
元の静かな夜の風景へ。
GM
あの運命を、あの結末を、二度と引き起こさぬために、自分たちは戦っている。
GM
それはここにいる皆が同じこと。
GM
少なくともその点は一致している。
GM
そうなるまでに、長い道のりを歩んできた。
GM
だから背中を預けられる。
GM
共に戦うには、既に十分すぎるほどの理由があった。
決戦を前に、叶恵と修也から陸へと狩人の骨が1個ずつ譲渡された。
この時点でのそれぞれの所持アイテムは以下のようになる。

陸:刀剣/化粧/狩人の骨/狩人の骨/狩人の骨
叶恵:注射器/格闘技
修也:槍/杭/聖印
光葉:犬/料理/興奮剤/奇門の護符