メインフェイズ第一サイクル

Re:クロニック・ラヴ
2D6 魔女は二度動く (2D6) > 6[3,3] > 6
安武 陸
1D6 (1D6) > 5
敷村 修也
1d6 (1D6) > 3
迷ノ宮 光葉
1d6 (1D6) > 6
赤木 叶恵
1d6 (1D6) > 1
GM
では光葉>陸>修也>クロラヴ・クロラヴ>叶恵 で。

行動:迷ノ宮光葉

迷ノ宮 光葉
*前哨戦 対象を『ひなたを想う』荻原稜介
GM
いいでしょう。
GM
上空には星の光が行き交う。
Re:クロニック・ラヴ
クロニック・ラヴの狙う先は海野標。
Re:クロニック・ラヴ
彼女らの勝利条件は変わらない。
Re:クロニック・ラヴ
海野標を殺すことで初めて、真に運命を変転する力を手に入れられる。
Re:クロニック・ラヴ
針が降り注ぐ。
海野標
それを刀で弾いて、躱して、やり過ごす。
海野標
瞳はクロニック・ラヴの隙を窺っている。
GM
そして、
『送り火』迷ノ宮御影
フォロワーたちの役目は、海野標に隙を作ることと、
『送り火』迷ノ宮御影
クロニック・ラヴに隙を作らせないことだ。
『送り火』迷ノ宮御影
青い炎がハンターたちを牽制する。その合間を縫って。
『ひなたを想う』萩原稜介
稜介は標に銃口を向ける。
『ひなたを想う』萩原稜介
銃爪を弾く。日本には似つかわしくない、狩人たちには聞き慣れた発砲音が響く。
海野標
「!」
海野標
下方からのそれをすんでで躱して、
海野標
クロニック・ラヴから放たれた針を辛うじて叩き割る。
迷ノ宮 光葉
「!」いけない、ぼんやりしていては。せっかく力になると決めたのだから。

銃でスキを窺う萩原に福が圧をかけるように駆け寄ってはまとわりつき、狙いを定めるのを妨げようとする。
『ひなたを想う』萩原稜介
「わっ!」
『ひなたを想う』萩原稜介
獰猛な犬の牙に一歩退く。
『ひなたを想う』萩原稜介
それから、それをけしかけた光葉へと視線を移して。
『ひなたを想う』萩原稜介
「……君は」
『ひなたを想う』萩原稜介
「耐えられるのかい?」
『ひなたを想う』萩原稜介
「このまま戦うなら、君はこれから、大切な人を失うんだよ」
『送り火』迷ノ宮御影
御影の放った青い炎。
『ひなたを想う』萩原稜介
それに影を揺らめかせながら、稜介は光葉に語り掛ける。
Re:クロニック・ラヴ
#4はサブロールタブを使ってメインタブと並行で戦闘RPしたりそれをふまえてメインタブを進めたりしていたので、今発狂しながらリプレイに組み込んでる。光でかたちづくられた死が降り注ぎ
海野標
でも進行上メインタブで動ける人数には限りがあるし総力戦だし棒立ちになるキャラを減らしたくて。刀でもってそれを弾く
海野標
標の側から攻めることは滅多にない。防戦一方。
海野標
それは力の差を示すものなのか、敢えてそうしているのか。
Re:クロニック・ラヴ
分からないが、降り注ぐ死は執拗に標を狙い続けている。
安武 陸
標はか弱い存在ではない。
守ってやらなければいけないお姫様ではない。

師を守りには向かわず、クロニック・ラヴへ。
安武 陸
刀を抜き、その柔らかいドレスに振るう。
Re:クロニック・ラヴ
「運命変転魔法」
Re:クロニック・ラヴ
「『クロニック・ラヴ』」
安武 陸
「……っと」
Re:クロニック・ラヴ
ドレスへと振るわれたはずの刃が空を切る。
Re:クロニック・ラヴ
標へと向けられる針のうち、一本が陸へと放たれる。
安武 陸
地を転がり躱す。
安武 陸
そのまま起き上がり、もう一度クロニック・ラヴへ向き直る。
安武 陸
「クロニック・ラヴ」
安武 陸
「一つだけ、聞きたいことがある」
海野標
刃が針を砕く音が。
海野標
空に響く。
Re:クロニック・ラヴ
「…………」
Re:クロニック・ラヴ
「なんでしょう」
安武 陸
ずかずかと歩み寄る。
Re:クロニック・ラヴ
「…………」
Re:クロニック・ラヴ
地を蹴り、空へと浮き上がる。
Re:クロニック・ラヴ
陸の届かない方へ。
安武 陸
見上げる。
海野標
そこに斬りかかった標の刀を、
安武 陸
「優しさのつもりだったんだけど」
安武 陸
「ま、いいや」
Re:クロニック・ラヴ
光の針で受け止めながら。
安武 陸
「クロニック・ラヴ!」
Re:クロニック・ラヴ
陸を一瞥する。
Re:クロニック・ラヴ
すぐに標へと視線を戻す。
Re:クロニック・ラヴ
指先に光を集め、放たれた針が、
海野標
標の脇腹を掠めて舌打ちする。
安武 陸
宙を舞う魔女に、声を張る。
安武 陸
「デリカシーは!?」「気を使って近くに行ったのに……」お前、今も海野標が好きなのか!?
海野標
「!?」
Re:クロニック・ラヴ
「…………」
Re:クロニック・ラヴ
「……ふざ」
Re:クロニック・ラヴ
「ふざけたことを、言い出さないでください!!」
Re:クロニック・ラヴ
星の光を束ねて。
安武 陸
「うわわ」
Re:クロニック・ラヴ
陸へとそれを降り注がせる。
安武 陸
駆ける。
安武 陸
足が地面を離れた瞬間に、同じ場所を針が穿ってゆく。
海野標
その隙に何かを認めたように、地上へと視線を落とす。
海野標
空を蹴った。
迷ノ宮 光葉
「……その大切な人が、耐えてみせろと、望んでいるのならわたくしは耐えてみせます」
『ひなたを想う』萩原稜介
「……では」
『ひなたを想う』萩原稜介
「望まれなかったら?」
迷ノ宮 光葉
「わたくしも、耐えることを決めたのです。望まれなくとも」
『ひなたを想う』萩原稜介
「……そう」
『ひなたを想う』萩原稜介
「幸福なことだね」
『ひなたを想う』萩原稜介
福を蹴りで牽制しつつ、銃口を光葉へと向ける。
『ひなたを想う』萩原稜介
「俺は――多分、彼女には何も望まれていなかったからさ」
『ひなたを想う』萩原稜介
「行き場がないんだ。こうするしか」
迷ノ宮 光葉
銃口を突きつける萩原に、少しだけ彼を理解できた気がする。けれど、手加減はしない。
『ひなたを想う』萩原稜介
銃爪に指がかかる。
迷ノ宮 光葉
常に移動を繰り返して、照準をずらし、福に合図する。

横合いから福が弾かれたように彼に飛びかかる。
GM
AST ランダム全特技表(4) > 胴部(9) > かわす
GM
前哨戦、かわすでの判定をどうぞ。
安武 陸
遠くないぞ
赤木 叶恵
悪くない

+4修正で7ですね、普通に振っていいかな
敷村 修也
7目標に打撃力で+4ならまぁ平目がんばれって感じで
赤木 叶恵
ファンブル以外成功

おっけー普通に振ります

2D6+4>=7 (判定:心臓) (2D6+4>=7) > 3[1,2]+4 > 7 > 成功
GM
成功ですね。では。
『ひなたを想う』萩原稜介
犯罪者の特殊能力にて振り直しをどうぞ。
『ひなたを想う』萩原稜介
-3の補正がつきます。

2D6+4-3>=7 (判定:心臓) (2D6+4-3>=7) > 4[1,3]+4-3 > 5 > 失敗
GM
失敗ですが、通しでいいですか?
GM
っしゃあ!
安武 陸
あ~~……

うぬぬぬぬ……
GM
上位犯罪者を狙うということは 振り直しで-3がつくということだからな……
赤木 叶恵
ぴえん

どうしましょうか…
敷村 修也
うーん
敷村 修也
手損したくない気持ちはある
敷村 修也
もっかい振り直し-3修正されたくないというのはそう

そうですね…
敷村 修也
調達とか失敗させられたくない
赤木 叶恵
切っちゃってもいいんじゃな~い

最終話限定特別レギュレーション、標の【バディ】。
ハンター全員が共有で使える3個の激情が最初から用意されている。
助けて標くん
、しますか…
安武 陸
うむ~

早々にお願いしてしまうのが心苦しいが

*標くんに1点激情を使ってもらい、1を6にしてもらいます……わんわん
GM
いいでしょう。では成功ですね。
[ 海野標] 激情 : 3 → 2
『ひなたを想う』萩原稜介
飛び掛かられた牙を躱す。
『ひなたを想う』萩原稜介
しかし、放たれる炎はフォロワーたちの道も塞いでいる。
『ひなたを想う』萩原稜介
猟犬の牙からは逃げ切れない。

銃を構える腕に福の牙が食らいつく。
『ひなたを想う』萩原稜介
猟犬に食らいつかれ、引き倒されながらも、
『ひなたを想う』萩原稜介
銃口は正確に光葉を向いた。
迷ノ宮 光葉
「!」
迷ノ宮 光葉
逃げ切れるか、危うい。こんなところで足を引っ張りたくはないのに。
『ひなたを想う』萩原稜介
その判断は正しく。
『ひなたを想う』萩原稜介
放たれた銃弾は音速を超え、
『ひなたを想う』萩原稜介
光葉の身体を――
海野標
「運命変転魔法『クロニック・ラヴ』!」
海野標
【バディ】の演出。その銃弾は空を切る!
安武 陸
できるだけ温存したかった。え~~ん
敷村 修也
激情に枕がつくのかっこいいんよな
『ひなたを想う』萩原稜介
貫いた、はずだった。
『ひなたを想う』萩原稜介
地に倒れ伏しながらも、銃弾が明後日の方向に飛んだのを見ている。
迷ノ宮 光葉
「っ……!」貫いたはずの身体に傷も痛みもないのを確かめ、自分を守ってくれた相手に振り返る。
迷ノ宮 光葉
「すみません……お手数をおかけしました」
海野標
視線で応えて、再び空へと駆ける。
『ひなたを想う』萩原稜介
その間に福に拳銃を剥ぎ取られている。
迷ノ宮 光葉
手間をかけさせたのだから、ここで萩原は無力化させなくては。
福に剥ぎ取らせた拳銃を踏みしめ、彼の腕の味覚えつつない?利き腕に深く牙をめり込ませようと合図する。
『ひなたを想う』萩原稜介
腕の味覚えてるって。稜介の血が福の牙を濡らしていく
『ひなたを想う』萩原稜介
その痛みに顔をしかめながら、空を見上げる。
『ひなたを想う』萩原稜介
「……踏ん張りどころだって言ったのに、カッコつかないなぁ」
迷ノ宮 光葉
「諦めてください、めちゃめちゃカッコつく発言する。命まではとりたくありません

バウ!と一声吠えて、さっと踵を返す。
『ひなたを想う』萩原稜介
「あはは」
『ひなたを想う』萩原稜介
「こうだから」
『ひなたを想う』萩原稜介
「ダメ、なのかな~……」
『ひなたを想う』萩原稜介
くらくらと。出血に意識が遠のいて。
『ひなたを想う』萩原稜介
そのままぐったり脱力した。
GM
『ひなたを想う』萩原稜介、無力化です。
Lv6犯罪者でした。
安武 陸
針がコンクリを破壊し、足を取られる。
安武 陸
それでも倒れないように体を低くして、たたらを踏みつつ死から逃げる。
Re:クロニック・ラヴ
それを上空から見下ろしながら、
Re:クロニック・ラヴ
「……あまりふざけたことを言っていると」
Re:クロニック・ラヴ
「あなたから殺します」
安武 陸
「大事なことだろうが!」
安武 陸
「こっちも色々見てきてるんですよ!」
安武 陸
「俺は自分のやりたいことのためなら何でもするけど」
安武 陸
「それ以外がどうでもいい訳じゃない」
Re:クロニック・ラヴ
「私も!」
Re:クロニック・ラヴ
「やるべきことをしています!」
Re:クロニック・ラヴ
「それをあなたに横から戯言で茶化される筋合いはありません!」
安武 陸
「茶化す訳ないだろ」
安武 陸
針から逃げながら、クロニック・ラヴへ。
安武 陸
再度、刃が閃く。
安武 陸
「やるべきことの他を切り捨てるとしても」
安武 陸
「今、どう思っているのか、伝えたほうがいいんじゃないのか」
Re:クロニック・ラヴ
「関係の!」
Re:クロニック・ラヴ
「ないことです!」
Re:クロニック・ラヴ
刃を針で逸らし、
Re:クロニック・ラヴ
パンプスの爪先で陸の胸を蹴りつけて、空へ。
安武 陸
「っ……ぐ」
安武 陸
小さな爪先が、骨を、肺を、心臓を揺らす。
海野標
飛び上がったクロニック・ラヴへと振り下ろした刃は、再びに空を切る。
海野標
捉えていた筈の太刀筋。
海野標
舌打ちをした。

行動:安武陸

Re:クロニック・ラヴ
ウィッカーマンの炎を星の光で払いながら、空へと舞い上がる。
Re:クロニック・ラヴ
標と陸をまとめて指差して、光の針を投射する。
Re:クロニック・ラヴ
降り注ぐ死の切れ味はかつてのこの日を上回り。
安武 陸
それらを躱し、あるいは切り払い、あるいは逃げる。
安武 陸
降り注ぐ死は、まだ命を奪っていない。
安武 陸
死と死の間にある生への通路を走る。
Re:クロニック・ラヴ
降り注ぐ死から逃れる者。
海野標
裏腹に、その隙間を縫って肉薄する者。
海野標
光を砕く。刃を振るう。
Re:クロニック・ラヴ
しかしそれもひらりと躱して標の頭上を飛び上がり、
Re:クロニック・ラヴ
逃げゆく男へと殺意を向ける。
Re:クロニック・ラヴ
一本。
Re:クロニック・ラヴ
放たれた針がコンクリートを抉り、
Re:クロニック・ラヴ
陸の行き先を塞ぐように突き立った。
安武 陸
コンクリートに突き立ったばかりの死に、臆することなく向かう。
安武 陸
瓦礫を足がかりにして、ひょい、と飛び越えた。
Re:クロニック・ラヴ
飛び越える瞬間を狙って、また追撃。
海野標
そのうち数本を横から砕くが、全ては落としきれない。
海野標
「――リク!」
安武 陸
背に向かって、天から落ちる針に振り返り、切り落とす。
安武 陸
「師匠はちょっと過保護なんですよ!」
海野標
「保護を求めてきてたのは誰だって話だよ」
安武 陸
「そんな昔の話をされても~」
海野標
「――ッ」
海野標
軽口を叩いた横から、
Re:クロニック・ラヴ
光の針を受け止めて、
海野標
その衝撃に弾き飛ばされる。
安武 陸
標に意識が向くと、クロニック・ラヴに斬りかかる。
Re:クロニック・ラヴ
追撃の針を番えたところで、受け止める。
安武 陸
「で、どうなん」
安武 陸
「まだ好きなの?」
Re:クロニック・ラヴ
標へと放たれる筈の光で、陸の刃を弾く。
Re:クロニック・ラヴ
「興味本位の質問に答えるつもりはありません」
安武 陸
「どんな結果になるとしても、黙っていていいことじゃない」
Re:クロニック・ラヴ
「あなたには関係のないことです」
安武 陸
「そうかもね」
安武 陸
「でも、友達のお姉ちゃんが師匠のこと好きだからさ」
安武 陸
「気にはするじゃん」
Re:クロニック・ラヴ
「それもまた、私には関係のないことです」
Re:クロニック・ラヴ
「あなたは私の感情に興味を示しているようですが」
Re:クロニック・ラヴ
針を番える。陸へと放つ。
Re:クロニック・ラヴ
「私の答えによって、あなたの行動が変化することは有り得ない」
安武 陸
「まぁね」
Re:クロニック・ラヴ
「であればこれらの対話には、あなたの好奇心を満たす意味しかない」
Re:クロニック・ラヴ
「御免です」
Re:クロニック・ラヴ
「慰みに、使われるのは!」
Re:クロニック・ラヴ
陸の肩を踏み越えて、空を跳ぶ。
安武 陸
「慰みじゃない」
安武 陸
「クロニック・ラヴ」
安武 陸
飛び上がる小さな背を見上げる。
Re:クロニック・ラヴ
振り返らない。
安武 陸
「いなくなった人には何も言えない。 何も聞けない」
安武 陸
「それはお前だって、よく分かってるだろ」
Re:クロニック・ラヴ
光の軌跡を残して。
Re:クロニック・ラヴ
飛び越えた先、上空より針を番え、
Re:クロニック・ラヴ
高度から標を狙い撃つ。
海野標
それを砕きながら、こちらも空を飛んだ。
海野標
対話を拒む少女へと、代わりに刃を叩きつける。
Re:クロニック・ラヴ
それを針で受け流し、反撃を差し向けながら、夜の空に光を散らす。
安武 陸
ちら、と仲間達を見る。 上手く分断されてしまっている。
Re:クロニック・ラヴ
初めに宣言した通りに、二人の間に会話はない。
海野標
ただ凶器と剣戟が彼らの間を繋ぐのみ。
安武 陸
前よりはできることが増えた。 が、敵は強大な魔女と、熟練のハンターを有するフォロワー達。
Re:クロニック・ラヴ
クロニック・ラヴと海野標。
海野標
彼らの戦いは高次元に至り、迂闊に手を出せるものではないということは、傍目にも理解できる。
海野標
しかし。
Re:クロニック・ラヴ
力では、当然クロニック・ラヴが上回る。
Re:クロニック・ラヴ
理由は明白。
Re:クロニック・ラヴ
海野標と違い、彼女は積み上げた犠牲をその力としている。
海野標
「!」
海野標
空で刀が、クロニック・ラヴの針に砕かれた。
海野標
光の針に脇腹を穿たれて、勢いそのままに地へと落とされる。
Re:クロニック・ラヴ
対話を拒み、戦いに興じる少女は光の針を番える。
海野標
道路に叩きつけられ、血を流しながら、光で刀を形成する。
Re:クロニック・ラヴ
それに先んじるように、光の針が。
安武 陸
* 前哨戦 血量を削ります
GM
いいでしょう。AST振ってよろしいですか?
安武 陸
お願いします
GM
AST ランダム全特技表(6) > 環境(6) > 現れる
GM
持ってる。うわっ
安武 陸
ヒューッ
GM
打撃力のプラス修正がはいりましゅ
安武 陸
2D6+4>=5 (判定:現れる) (2D6+4>=5) > 10[5,5]+4 > 14 > 成功
GM
めちゃくちゃ現れるじゃん……
安武 陸
現れとる
安武 陸
光の針が標に迫る。
安武 陸
血が地面を濡らしている。 命が流れ出てゆく。
安武 陸
「師匠!」
安武 陸
何度も見た光景だ。 自分は動けないまま、標に死が降り注ぐ。
安武 陸
手を、伸ばして。
安武 陸
あ、俺。
安武 陸
海野標に手を伸ばしたな、と思った。
安武 陸
ぱきり。
安武 陸
踏んだアスファルトだか、ガラス片だか、よくわからないものが音を立てた。
GM
星の光が揺らめいて、耳元でさらさらと涼やかに鳴る。
安武 陸
何か、自分のものではないことわりが。
安武 陸
ちかり、と輝いた。
安武 陸
「……っは」
安武 陸
気が付いた時には、針のすぐ目の前にいて。
海野標
「――――!」
安武 陸
手は滑らかに刀を振るい、スローモーションのように針を叩き落とすのが見えた。
海野標
どうにか立ち上がろうとして、陸が針を叩き落とすのを見る。
安武 陸
「……はぁっ、はぁっ」
安武 陸
手が震える。
Re:クロニック・ラヴ
驚いたのはクロニック・ラヴも同様。
安武 陸
知っている。
安武 陸
現れた、これを。
Re:クロニック・ラヴ
そのまま標を追撃すべく空から落ちるのが、
Re:クロニック・ラヴ
陸へと迫る形になる。
安武 陸
「……っ!」
安武 陸
クロニック・ラヴを見上げる。
安武 陸
足元が、僅かに輝き。
安武 陸
空より降り注ぐ愛に向かって、飛ぶ。
Re:クロニック・ラヴ
光の針の照準を直す。
Re:クロニック・ラヴ
地上の標から、中空の陸へと。
Re:クロニック・ラヴ
しかし、僅かに遅い。
安武 陸
小さな体へ。
安武 陸
刃が滑る。
Re:クロニック・ラヴ
血が散った。
Re:クロニック・ラヴ
急所は辛うじて躱し、切り裂かれたのは胸を浅くのみ。
Re:クロニック・ラヴ
しかし魔女に血を流させるには十分。
Re:クロニック・ラヴ
流れた血は星の光と散り、
Re:クロニック・ラヴ
傷口も光で埋められはするが、その太刀筋の通った事実は覆らない。
[ Re:クロニック・ラヴ ] 血量 : 17 → 11
安武 陸
交差は一瞬。地に下り立つ。
安武 陸
「……ちょっとズルい気はするけど」
安武 陸
「そっちもめちゃくちゃやってるし、使えるものは全部使わないとね」
海野標
「…………」
海野標
立ち上がっている。
海野標
血を流してはいるものの、足取りはしっかりしている。
Re:クロニック・ラヴ
クロニック・ラヴも一度地へと降り立ったものの、
Re:クロニック・ラヴ
二人とは相反して、すぐに空へと飛び上がる。
Re:クロニック・ラヴ
バレエ・メカニックのしていたように。
Re:クロニック・ラヴ
それこそが彼女の本来あるべき正しい姿として。
安武 陸
戦闘アイコンがない 戦闘アイコンがない 戦闘アイコンがないってずっと思ってる
安武 陸
戦闘アイコンって決戦フェイズまでなくてもなんとかなるものじゃなかったのか!?
GM
んなわけないでしょ
GM
1話を思い出せ
安武 陸
私は愚か
『送り火』迷ノ宮御影
炎が地を舐める。
『送り火』迷ノ宮御影
魂を灼く炎を身に纏いながら、肉を焼く炎を繰り返し放つ。
『送り火』迷ノ宮御影
撹乱と陽動の意図は明白で、
『送り火』迷ノ宮御影
しかしそれらは容易く人を死に至らしめるほどの熱を纏う。
『送り火』迷ノ宮御影
叶恵に向けても、それが放たれた。
敷村 修也
飛び道具を持たないこちらにとって、炎による攪乱と陽動の効果は大きい。
『さいごまで』高地結凪
揺らめく炎の隙間より少女が飛び出して、修也の首をめがけて脚を振るう。
赤木 叶恵
「……っ」
赤木 叶恵
焦りと苛立ち。
『送り火』迷ノ宮御影
「どうした、叶恵」
『送り火』迷ノ宮御影
「俺を超えるのではなかったか」
敷村 修也
炎の揺らめきの向こうから飛び出してきた少女の蹴りを、とっさに構えた槍で受ける。
赤木 叶恵
「……めんどくせえな、と思ってます」
赤木 叶恵
巧みな位置取り、やや遠めの間合いを維持したまま、飛び込むには手間で、放置するには厄介な間合い。
『送り火』迷ノ宮御影
自分を守り、狩人らの道を塞ぐように炎を放つ。
敷村 修也
受けた勢いを利用するように、地面の方からすくいあげるように槍を返す。
『送り火』迷ノ宮御影
あなたたちを仕留めることを、この敵は狙っていない。
『送り火』迷ノ宮御影
それを自分の役割とは思っていない。
赤木 叶恵
戦いに慣れた者の動きだ。それは単純な腕力や武力だけではない。
赤木 叶恵
情勢を見て、地形を見て、装備を見て、こちらが嫌がる動きを読んでくる。
『さいごまで』高地結凪
返された槍を腕で受け止め、その勢いに任せて身体を倒す。
『さいごまで』高地結凪
アスファルトの地面を転がり、受け身を取って修也を見上げる。
『送り火』迷ノ宮御影
「さて」
『送り火』迷ノ宮御影
叶恵へと向けて一直線。
『送り火』迷ノ宮御影
また、炎が放たれる。
敷村 修也
少女に合わせて視線が降りる。
少女に合わせて穂先を下げる。
それでいて、御影と炎にも気を配らなければならない。
赤木 叶恵
退いて避ける。
赤木 叶恵
火に意識を向けつつも、魔女に背中を向けるわけにはいかない。下がり、下がり、挟み撃ちを避ける。
『さいごまで』高地結凪
転がりながら銃を構える。
『さいごまで』高地結凪
修也へとその銃口を向ける。
赤木 叶恵
「ああもう……!」
赤木 叶恵
まんまと狩人たちと引き離されている。
敷村 修也
大きめの舌打ち。
敷村 修也
射線の先に叶恵がいないことを一瞬確認しながら、構えを解いて横へと跳び退く。
敷村 修也
いいようにあしらわれている。
それどころかむしろ、相手の思い通りに動かされてさえいる。
『さいごまで』高地結凪
修也の反応に僅かに遅れて発砲音。
『さいごまで』高地結凪
舌打ちをしながらアスファルトを蹴り、バネを弾ませたような勢いで修也へと飛びかかる。
『送り火』迷ノ宮御影
「叶恵」
『送り火』迷ノ宮御影
「お前が何も出来ずに立ち尽くすようならば」
『送り火』迷ノ宮御影
「お前が掴み取れるものは何もない」
『送り火』迷ノ宮御影
そのように教えてきた。教えられてきた。
『送り火』迷ノ宮御影
一年間、狩人として師事していた頃と、今の御影は同じことを言っている。
『送り火』迷ノ宮御影
矛盾はない。
『送り火』迷ノ宮御影
ただ今は、フォロワーとしてこの場に立つのみ。
敷村 修也
その動きは体勢を立て直すより早く、槍を構える暇はなかった。
敷村 修也
不十分な体勢で組み合うような距離ではもはやただの邪魔な棒きれ以下だ。
赤木 叶恵
「……」
赤木 叶恵
厳しい戦いだ。前よりも差が縮まったからこそ、それがよく理解できてしまう。
『さいごまで』高地結凪
強かに修也を蹴りつける。それそのものに殺傷力はない。
『さいごまで』高地結凪
しかし蹴り飛ばされてバランスを傾いだ先には、ウィッカーマンの青白い炎が揺らめいている。
赤木 叶恵
言う通り、自分は今、まさに何も為せていない。
敷村 修也
とっさに急所を守るために身構えた体は容易にそのバランスを崩す。
赤木 叶恵
本当に?これまでも?これからも?
赤木 叶恵
「違う」
赤木 叶恵
「そんなはずは……ない……」
『さいごまで』高地結凪
一歩退くと身体を屈め、
『さいごまで』高地結凪
修也の脚を刈るように足を払う。
赤木 叶恵
大きく息を吸って、吐く。目の前に立ちはだかる師の姿を見る。
『送り火』迷ノ宮御影
立ち昇る青い炎の中に、その姿は揺らめいている。
赤木 叶恵
強大な存在に見える。
赤木 叶恵
「(……違う。見えるだけだ。見せられてるだけだ)」
赤木 叶恵
「病み上がりが、無理しないでくださいよ」
敷村 修也
足を刈られるその瞬間、槍を足元のタイルに突き立てる。
そのまま槍を支えに強く地面を蹴った。
敷村 修也
槍を支点にぐるりと半回転する。
敷村 修也
「ぐっ……!」
『送り火』迷ノ宮御影
「ただの病み上がりではないさ」
『送り火』迷ノ宮御影
「魔女に力を与えられている病み上がりだ」
『送り火』迷ノ宮御影
「全盛期と遜色のない程度には、動ける」
赤木 叶恵
「……それでも、病み上がりですよ」
『送り火』迷ノ宮御影
御影を取り巻く、その火の勢いが一際強まる。
赤木 叶恵
「(強がれ。必要以上に敵を膨らませるな。先輩のイメージが、自分よりも遥かに格上だった時のまんまで止まってるんだ)」
『さいごまで』高地結凪
修也へと追撃をくれようとした結凪は、その火の勢いに足を踏みとどまった。
赤木 叶恵
「(……怖気づいてるんだ)」
『さいごまで』高地結凪
一歩退く。
敷村 修也
着地して視界を水平に戻すと同時に、こちらから仕掛けようと踏み込む。
敷村 修也
も、その先には炎が立ちはだかった。
赤木 叶恵
「ついさっきまでヒョロヒョロだったじゃないですか。歩くことすら満足にできないような体だ。そんな人に負けてたまるもんですか」
敷村 修也
叶恵に射線が通らないように、しかしながら少女が何を仕掛けても反応できる間合いを保つように努める。
赤木 叶恵
足を前へと出す。
『送り火』迷ノ宮御影
炎は、あなたを塞ぐように揺れる。
『さいごまで』高地結凪
片手に銃を握りながら、修也との距離を測っている。
『さいごまで』高地結凪
銃によって間合いでの優位は得ている。しかし自分はあまり狙いをつけるのが得意ではない。
『さいごまで』高地結凪
しかし銃を抜きにした戦いでは、長物を持つ相手に間合いで負けている。
『さいごまで』高地結凪
慎重に距離感を測りながら、修也を睨みつけている。
赤木 叶恵
火という武器に興味を持ったことがあった。憧れた人が使っていたからだ。
赤木 叶恵
自分には向いていないと思った。振り回せば振り回すほど、身動きが取れなくなるからだ。
赤木 叶恵
どうしたら自分の火に焼かれずにあんなに動けるのかと思った。
赤木 叶恵
炎は刃物なんかとは違う。攻撃の範囲がひどく曖昧だ。見えはするが、見えない。
赤木 叶恵
使い手は、それがよく見えるのだろう。そして自分が、いま突然、師と同様に見えるようになったりするわけではないのだ。
赤木 叶恵
対峙したときに必要なのは、覚悟だ。
赤木 叶恵
真っすぐに走る。
『送り火』迷ノ宮御影
いざ見てみれば、御影の防壁として立ちはだかる炎は思いの外薄く。
『送り火』迷ノ宮御影
向こう側の姿も、その瞳で十分に捉えられる。
赤木 叶恵
特攻が賢い選択ではないということぐらいは、分かっている。
赤木 叶恵
それでも駆けた。いちかばちかの賭けだ。
『送り火』迷ノ宮御影
叶恵の肌を炎が炙る。
『送り火』迷ノ宮御影
熱が肉を蝕む、
『送り火』迷ノ宮御影
かと思われたのは、思いの外に一瞬だった。
『送り火』迷ノ宮御影
すぐに炎の壁を突き破り、
『送り火』迷ノ宮御影
その向こう側、身に炎を灯したかつての師の姿を見る。
敷村 修也
炎の壁に飛び込むのが視界の端にうつった。
遮っていた壁は思ったより薄いようで、その向こうにしっかりと叶恵さんがいるのがわかる。
『さいごまで』高地結凪
ち、と舌打ち。
『さいごまで』高地結凪
修也へと銃を撃つ。
『さいごまで』高地結凪
しかしその弾丸は修也の足元を穿った。
敷村 修也
炎の壁による熱と陽炎は、しかし飛び道具にこそ効果を発揮している。
そう判断すると叶恵の後を追うように炎の壁に飛び込んだ。
赤木 叶恵
「づっ……!」
赤木 叶恵
飛び込み、転がる。体は火に包まれてはいなかった。
『送り火』迷ノ宮御影
「なるほど」
『送り火』迷ノ宮御影
転がった叶恵を見下ろす。
『送り火』迷ノ宮御影
「ひとつ、壁を超えたようだ」
赤木 叶恵
「……ぶっとばします」立ち上がる。
『送り火』迷ノ宮御影
腕を振るう。改めて放たれたこれは、揺らめく炎の壁とは違う。
『送り火』迷ノ宮御影
確かに身を焼き焦がすだけの熱を持っている。
赤木 叶恵
熱を感じても、目を逸らさない。目を閉じない。
赤木 叶恵
自分の瞳を信じて、下がらずに前へ、姿勢を低く、潜り抜けるように。
『送り火』迷ノ宮御影
距離を詰められる。
『送り火』迷ノ宮御影
飛び込んできた叶恵へと、今度は腕ではなく足を振るった。
『送り火』迷ノ宮御影
炎を放つのではない、単純な打撃。
赤木 叶恵
「んぐっっ……!」
赤木 叶恵
低い姿勢での突進に、狙いすまされたカウンター。顎と腹部にずしんと響く。
赤木 叶恵
空気を吐き出しながらも、両手で足を掴んだ。
赤木 叶恵
引く。
敷村 修也
一発の銃声。
直後に炎の壁を越えて現れる。
『送り火』迷ノ宮御影
「…………!」
『送り火』迷ノ宮御影
引かれる勢いに、敢えて体重を乗せる。
『送り火』迷ノ宮御影
現れた修也へと叶恵を叩きつけるように、その矮躯を押し出した。
敷村 修也
組みつく叶恵さんの上を薙ごうと構えたところ。
赤木 叶恵
軽い体が振り回されて、背中から修也へと叩きつけられる。
『送り火』迷ノ宮御影
そのまま二人まとめて炎の防壁へと叩きつけられ、突き抜けて。
『送り火』迷ノ宮御影
勢いのままに、彼らのもとへと転がり出る。
敷村 修也
その体を受け止めて転がる。

行動:敷村修也

GM
炎の壁を突き破るように、叶恵を抱えた修也が転がる。
海野標
「!」
海野標
転がってきた二人へと視線を向ける。
赤木 叶恵
「げほっ……あいつーっ!」
敷村 修也
「ぶはっ!」

一瞬止めていた息を吐き出す。
『送り火』迷ノ宮御影
こちらは遅れて悠然と、炎の壁を潜り抜けて現れる。
海野標
その姿に表情を曇らせた。
安武 陸
二人に視線を投げる。
安武 陸
「やっぱ強い?」
敷村 修也
「そりゃもう」
赤木 叶恵
「腹立つー!」
『送り火』迷ノ宮御影
肩を竦めながら、クロニック・ラヴの方へ。
迷ノ宮 光葉
二人を立たせるように手を差し伸べるべく、稜介を楠瀬に引き渡していた。合流する
安武 陸
「思ったより大丈夫そうだな」
安武 陸
「震えて動けなかった前回に比べたら、元気元気」
Re:クロニック・ラヴ
空の少し高いところから、狩人たちを見下ろしている。
Re:クロニック・ラヴ
「…………」
Re:クロニック・ラヴ
彼女の纏う死のプレッシャーにはなんら変化はない。
Re:クロニック・ラヴ
あなたたちを殺す力を、この魔女は間違いなく握っている。
赤木 叶恵
手を掴んで立ち上がる。魔女を睨む。
敷村 修也
同様に手を借りて立ち上がる。
Re:クロニック・ラヴ
光でできた針を揺らめかせ、星の輝きをちらつかせながら、魔女は空に佇む。
敷村 修也
*狩猟を宣言 対象はクロニック・ラヴの犠牲。補助で常識使用
迷ノ宮 光葉
*援護します
GM
了解しました。
GM
地位で判定ですね。補正付けて判定どうぞ。
敷村 修也
2D6+2+1>=6 (判定:逃げる) (2D6+2+1>=6) > 3[1,2]+2+1 > 6 > 成功
GM
今日出目大丈夫?
敷村 修也
声出た
GM
援護込みでぴったり成功です。
[ 敷村 修也 ] テンション : 9 → 12
[ 迷ノ宮 光葉 ] テンション : 9 → 12
[ 敷村 修也 ] 激情 : 0 → 1
[ 迷ノ宮 光葉 ] 激情 : 0 → 1
[ Re:クロニック・ラヴ ] 支配力『犠牲』 : 5 → 3
[ Re:クロニック・ラヴ ] 耐久力 : 17 → 15
GM
データは以上ですね。やりますか。
Re:クロニック・ラヴ
光葉と、彼女の手を借りて立ち上がったばかりの叶恵と修也。
Re:クロニック・ラヴ
そちらへと指を向ける。
Re:クロニック・ラヴ
彼らをまとめて貫くように、星の光が降り注ぐ。
『送り火』迷ノ宮御影
同じタイミングで、御影は腕を振るう。
『送り火』迷ノ宮御影
青白い炎が。三人に向けて。
赤木 叶恵
「がーーーっ!」
赤木 叶恵
飛びのく。針を躱して、転がり炎を躱して。
海野標
彼らへ一瞬意識を向けた標へと、
Re:クロニック・ラヴ
今度こそ、クロニック・ラヴは躍りかかる。
Re:クロニック・ラヴ
身体に纏う星の光を一つ一つ針へと換えながら。
安武 陸
間に割り入る。
Re:クロニック・ラヴ
「……!」
安武 陸
星の輝きを地面に叩き落とす。
『送り火』迷ノ宮御影
星の光が陸に迎え撃たれるなら、代わりに炎が。
安武 陸
数多の光を、一つ一つ丁寧に。
敷村 修也
降る輝きと迫る炎を躱し、引くのではなく前へと踏み込む。
『送り火』迷ノ宮御影
標を向けて放たれた炎を、
海野標
辛うじて躱して、御影へと迫る。
迷ノ宮 光葉
叶恵や修也と同じく、別の方向へと散るように躱す。
『送り火』迷ノ宮御影
振るわれた太刀筋を横から手刀で叩き落とす。
『送り火』迷ノ宮御影
「全く」
『送り火』迷ノ宮御影
「お前はあいも変わらず、最善か次善だ」
海野標
舌打ち。
海野標
横薙ぎに刀を振るおうとして、一歩退く。
敷村 修也
相手を入れ替えるように向かうその先にはクロニック・ラヴ。
Re:クロニック・ラヴ
針を迎え撃たれながらも、陸へと迫る。
Re:クロニック・ラヴ
今度は正確に照準を陸へと定めている。
安武 陸
クロニック・ラヴへと肉薄する。
安武 陸
死が迫っている。 死がこちらを見つめている。
安武 陸
死神がいるのなら、きっとこんな姿をしていると思った少女が。
Re:クロニック・ラヴ
あなたへと狙いを定めている。
『送り火』迷ノ宮御影
追撃に炎を放つ。標へと。
『送り火』迷ノ宮御影
躱されることを知った上で、クロニック・ラヴから遠ざけている。
迷ノ宮 光葉
修也が駆け出すと同時に自分は御影へと福を伴って迫る。
迷ノ宮 光葉
青白い炎は相変わらず熱い。肌や髪を焦がす。
GM
かつてあなたの身を焼き、屋敷を焼いたのと同じ炎。

狙い定めるその横手から、照準をつけさせまいと福が四肢を狙う。
海野標
脅威となるそれから注意深く距離を取りながら、戦場に視線を巡らせている。
『送り火』迷ノ宮御影
腕を伸ばす。福へと。
『送り火』迷ノ宮御影
炎を纏うた腕でもって。
『送り火』迷ノ宮御影
かつて光葉へと贈った犬へと、凶手となる腕を伸ばす。
迷ノ宮 光葉
「福!」叫び、犬をかばうように自分が兄の手の前に飛び出した。
『送り火』迷ノ宮御影
代わりに光葉の肩が掴まれる。
『送り火』迷ノ宮御影
肉を焼き焦がす炎の熱が、光葉の肩に直接伝わる。
『送り火』迷ノ宮御影
一瞬の拍の、のちに。
『送り火』迷ノ宮御影
その腕に力が込められんとする。
迷ノ宮 光葉
「う……っ!」焼け焦げる。肩を潰すような腕の力。
敷村 修也
安武さんへ肉薄するクロニック・ラヴの横合いから。
死の気配に、文字通り横槍を入れる。
『送り火』迷ノ宮御影
火勢が強まりゆく。
迷ノ宮 光葉
しかし逆にその手を自分の腕で掴み、押し留める。
安武 陸
小さく華奢な死神の瞳を見つめたまま、刃が交わる、その直前。
Re:クロニック・ラヴ
「!」
敷村 修也
その死線を断ち切るように槍を突き上げる。
Re:クロニック・ラヴ
すんでのところで身を逸らす。
Re:クロニック・ラヴ
突き上げられた修也の槍は空を切って、
安武 陸
いつか、どうなってもいいと刃を突き立てた男が。
Re:クロニック・ラヴ
しかし、クロニック・ラヴの体勢が崩れた。
安武 陸
自分を助けるために。
海野標
そこを。
敷村 修也
そんなしがらみに縛られることなく、目の前の仲間を助けるために槍を振るう。
海野標
御影を止めるではなく、クロニック・ラヴの方へと。
安武 陸
そんなしがらみに縛られることなく、助けてくれるのを信じていた。
海野標
寸前での方向転換から、青い光がクロニック・ラヴへと至る。
海野標
刀がその胸に突き立った。
Re:クロニック・ラヴ
「――あ」
海野標
「運命変転魔法」
海野標
魔女に相対しながら、
海野標
「『クロニック・ラヴ』!!」
海野標
その名を叫ぶ。
海野標
運命を覆す魔法の名を。
安武 陸
幾度も聞いたその名。
海野標
星の光が収束する。
海野標
網膜を灼くほどの光がその胸元に集まり、
海野標
弾け、クロニック・ラヴを吹き飛ばした。
Re:クロニック・ラヴ
矮躯が吹き飛ばされる。
Re:クロニック・ラヴ
一度、二度、焼け焦げたアスファルトに叩きつけられ、
Re:クロニック・ラヴ
しかし、すぐに飛び上がる。
Re:クロニック・ラヴ
小さな手は穿たれた胸元を押さえていた。
安武 陸
あれはか弱い少女ではない。 あれは儚い光ではない。
Re:クロニック・ラヴ
狩人たちを見下ろす。
Re:クロニック・ラヴ
「……そう」
Re:クロニック・ラヴ
「そういう手筈なのですね」
Re:クロニック・ラヴ
「構いません」
Re:クロニック・ラヴ
「あなたたちの選択を、私は否定しない」
Re:クロニック・ラヴ
「ただ立ち塞がり、拒むのみです」
安武 陸
「…………」
海野標
「…………」
敷村 修也
言葉なくただその姿を睨みつける。
『送り火』迷ノ宮御影
腕を振る。
『送り火』迷ノ宮御影
自分を押し留める光葉を振り解き、投げ飛ばすように。
迷ノ宮 光葉
留めていた兄から一旦離れる。
迷ノ宮 光葉
肩をかばうように姿勢は崩れるが、倒れはしなかった。
Re:クロニック・ラヴ
胸から手を外す。
Re:クロニック・ラヴ
穿たれたはずの傷は、やはり再びに埋められている。
Re:クロニック・ラヴ
「――だからこそ」
Re:クロニック・ラヴ
「私の選択も、否定させはしません」
安武 陸
「否定するもんか」
安武 陸
「否定できるわけがない」
Re:クロニック・ラヴ
陸へと視線をくれる。
安武 陸
「お前がしていることは、クロニック・ラヴと同じだって言われたよ」
安武 陸
「俺はそれを否定できない」
安武 陸
「否定しなくていいと思ってる」
Re:クロニック・ラヴ
「…………」
Re:クロニック・ラヴ
「知りません」
Re:クロニック・ラヴ
「あなたと私とは、根本的に異なっている」
Re:クロニック・ラヴ
「違うのです」
Re:クロニック・ラヴ
「だから、話なんてしてやらない」
Re:クロニック・ラヴ
「――と、思っていましたが」
安武 陸
「え、なに」
Re:クロニック・ラヴ
「少し、気が変わりました」
Re:クロニック・ラヴ
「いいでしょう」
Re:クロニック・ラヴ
「お望みの通り、お話をして差し上げます」
安武 陸
「えっ、どうしたの」
安武 陸
「話を聞いてくれないあんた、結構好きだったんだけど……」
海野標
「――っ」
海野標
「リク!!」
海野標
海野標が何かに気付いて叫ぶが、
Re:クロニック・ラヴ
「遅い」
安武 陸
あ、やばいな、と思って。
Re:クロニック・ラヴ
光が。
Re:クロニック・ラヴ
二人を取り巻いて、
安武 陸
思っただけで、何もできない。
Re:クロニック・ラヴ
そして世界が、明転した。

行動:Re:クロニック・ラヴ 1st

GM
st シーン表(10) > にぎやかな飲食店。騒ぐ人々に紛れつつ事態は進行する。
GM
外出規制とか諸々で賑やかではなくなっている繁華街です。
安武 陸
色々な人が協力してくれた。
GM
やっぱクラブ強い。
GM
光に攫われた陸がクロニック・ラヴと共に降り立ったのは、人気のなくなった繁華街。
GM
ネオンの光だけがちかちかと目に痛い。
Re:クロニック・ラヴ
その光に照らされながら、より強い星の光を纏って、クロニック・ラヴはそこに佇む。
Re:クロニック・ラヴ
無敵の魔女と。
Re:クロニック・ラヴ
死の象徴と、二人きり。
安武 陸
夜を照らす光を見て、きれいだな、なんて素直に思った。
Re:クロニック・ラヴ
渋々。大変不本意
Re:クロニック・ラヴ
超絶渋々。まことに不本意なことではありますが」
Re:クロニック・ラヴ
「あなたには礼を伝えねばならないことがあったのです」
安武 陸
予防線張るな~
Re:クロニック・ラヴ
「…………」
安武 陸
「え、なんだろう」
Re:クロニック・ラヴ
「……海野標の願った運命を拒み、それを破棄させたのは」
Re:クロニック・ラヴ
「あなたでしょう」
安武 陸
「…………」
安武 陸
「そう」
安武 陸
「です、けど」
Re:クロニック・ラヴ
「私はその運命を受け入れる訳にはいきませんから」
Re:クロニック・ラヴ
「あなたにそれを拒んで頂けたのは、何よりのことです」
安武 陸
「……」
安武 陸
「まさか喜んでくれる人がいるとは思わなかったけど」
安武 陸
「言われてみれば、そうか」
Re:クロニック・ラヴ
「お陰様で、私は魔女クロニック・ラヴとして再誕しました」
Re:クロニック・ラヴ
「これから海野標を打ち斃し」
Re:クロニック・ラヴ
「奪われた力を全て手中に収め、運命を覆す」
Re:クロニック・ラヴ
「その道筋は、あなたの決断によって拓かれたようなものです」
安武 陸
ふむ、と腕を組んで。
安武 陸
「まずは、お誕生日おめでとう」
Re:クロニック・ラヴ
「……どういたしまして」
安武 陸
「海野標を打ち倒すのは、どうしてもやらない訳にはいかない?」
Re:クロニック・ラヴ
「はい」
安武 陸
「好きなのに」
Re:クロニック・ラヴ
あくまで仮定とする。私が本当に彼を好いていたのだとしても
Re:クロニック・ラヴ
「であれば、だからこそ、でしょう」
安武 陸
「俺にはわからないよ」
Re:クロニック・ラヴ
「だから私とあなたは違うのです」
安武 陸
「生に最も価値を置く俺にはね」
Re:クロニック・ラヴ
「……この話は、一緒にしてしまうのがよろしいでしょうね」
Re:クロニック・ラヴ
「あなたたちが私に破れ、死したとしても」
Re:クロニック・ラヴ
「私の紡ぐ運命では、同じように生きていける」
Re:クロニック・ラヴ
「礼として、そのことを約束しましょう」
安武 陸
「海野標は?」
Re:クロニック・ラヴ
「彼もですよ」
Re:クロニック・ラヴ
「当然でしょう」
安武 陸
「そうなんだ」
安武 陸
「まぁ、そうか」
安武 陸
「バレエ・メカニックは、風香とひなたを存在させていたもんな」
Re:クロニック・ラヴ
「狩人でも魔法少女でもなんでもない、平和な一時を約束します」
Re:クロニック・ラヴ
「あなたにも、彼にも」
Re:クロニック・ラヴ
「生に最も価値を置くあなたにしてみれば、願ってもない話なのではありませんか?」
安武 陸
「確かに悪い話じゃない」
Re:クロニック・ラヴ
「…………」
安武 陸
「ただ、その狩人でも魔法少女でもなんでもない海野標は」
安武 陸
「海野標と言えるのか、というところが気になっている」
Re:クロニック・ラヴ
「……そうなったことが」
Re:クロニック・ラヴ
「そもそも、間違いのようなものですよ」
Re:クロニック・ラヴ
「正すだけです。ただそれだけ」
安武 陸
「それを良しとするのなら」
安武 陸
「バレエ・メカニックの存在を受け入れてもよかったんじゃないか」
Re:クロニック・ラヴ
「それはあなたの選択でしょう」
Re:クロニック・ラヴ
「私には関係のないことです」
安武 陸
「そうだなぁ」
安武 陸
組んでいた腕を、腰に当てる。
安武 陸
ネオンの光は夜を照らし、死の魔女はきらきらと輝く。
Re:クロニック・ラヴ
繁華街の中にあっても褪せぬ、眩い輝き。
安武 陸
「本当に魅力的な提案だけど」
安武 陸
「せっかく捕まえた本物を、また手放して別のものにするかもしれない、ってなるとな」
Re:クロニック・ラヴ
「…………」
Re:クロニック・ラヴ
「だから」
Re:クロニック・ラヴ
「言ったでしょう」
Re:クロニック・ラヴ
「対話に意味はない。あなたにとっての慰みにしかならない」
Re:クロニック・ラヴ
「あなたが意思を曲げぬのと同じように、私も意思を曲げないのです」
安武 陸
「俺は、話せて嬉しいよ」
Re:クロニック・ラヴ
「私は嬉しくありません」
安武 陸
「きみが、師匠を大事に思っていることもわかった」
Re:クロニック・ラヴ
「あなたの娯楽に付き合わされる義理はありません」
安武 陸
「敵対している相手が、大事な人を大事に思っているのは、嬉しいことだ」
安武 陸
「話してくれて、ありがとう」
Re:クロニック・ラヴ
「…………」
Re:クロニック・ラヴ
「対話は以上」
安武 陸
「嬉しくないのに、わざわざごめんね」
Re:クロニック・ラヴ
「ここからは、強制力の時間です」
Re:クロニック・ラヴ
クロニック・ラヴのスカートの裾から。
Re:クロニック・ラヴ
ぽたり、ぽたりと血が落ちて。
Re:クロニック・ラヴ
その足元に紋様を描き始める。
Re:クロニック・ラヴ
覚えがある。あなたが今日一日、海野標と共に潰した。
Re:クロニック・ラヴ
虐殺結界の発動陣。
安武 陸
「…………」
Re:クロニック・ラヴ
「海野標のことを覚えていたいと思うのならば」
Re:クロニック・ラヴ
「今すぐ、ここを去りなさい」
Re:クロニック・ラヴ
「さもなくば」
Re:クロニック・ラヴ
「あなたたちは、書き換えられた運命で邂逅することはない」
安武 陸
「いいよ、それでも」
Re:クロニック・ラヴ
「そうでしょうね」
Re:クロニック・ラヴ
「ですから、一つ追加します」
Re:クロニック・ラヴ
「――運命変転魔法」
Re:クロニック・ラヴ
「『クロニック・ラヴ』」
Re:クロニック・ラヴ
小さな胸を張る。中空に漂いながら。
安武 陸
「!」
Re:クロニック・ラヴ
その胸元から、黒い光が溢れ出で。
Re:クロニック・ラヴ
黒く禍々しい針の形を取って、陸へと番えられる。
Re:クロニック・ラヴ
「この針が纏うものは『最悪の運命』」
Re:クロニック・ラヴ
「これに僅かでも触れたならば」
Re:クロニック・ラヴ
「あなたは、海野標と出会った運命の全てを喪失する」
Re:クロニック・ラヴ
針の先は陸へと向けられている。
Re:クロニック・ラヴ
照準は、既に定められている。
Re:クロニック・ラヴ
同時に魔女の足元に描かれる虐殺結界の紋様。
安武 陸
「運命の全て、って」
Re:クロニック・ラヴ
不吉に満ちた繁華街の只中に、彼女は変わらず眩いままに。
安武 陸
「じゃあ、俺、普通に死んじゃいそうだな」
Re:クロニック・ラヴ
「そうかもしれませんね」
Re:クロニック・ラヴ
「それが嫌ならば、立ち去りなさい」
安武 陸
「師匠も一人ぼっちのままで」
安武 陸
「……困ったな」
Re:クロニック・ラヴ
番えられる。
Re:クロニック・ラヴ
赤黒い針が。
安武 陸
胸を示す最悪の運命を見る。
安武 陸
触れただけで、今自分がここに立っている全てが壊れる運命。
Re:クロニック・ラヴ
それを受けて、『最悪の運命』を齎されるか。
Re:クロニック・ラヴ
今ここでクロニック・ラヴを見過ごして、虐殺結界の発動を許すか。
Re:クロニック・ラヴ
選択肢は、二つに一つ。
Re:クロニック・ラヴ
*サバト使用。
Re:クロニック・ラヴ
*【血統アビリティ。幸福破壊で削れる幸福強度を1増加する。
特殊レギュレーションと合わせ、強度3を一撃で消し飛ばす。
数の力
】使用。
Re:クロニック・ラヴ
*安武陸の幸福『背徳:海野標』を破壊します。
Re:クロニック・ラヴ
「考えるまでもないのではありませんか」
Re:クロニック・ラヴ
「あなたにとって最も優先すべきは彼の存在でしょう」
安武 陸
「これを受けたら、俺はどっちにしろ死にそうで」
安武 陸
「ここを立ち去れば、とりあえず師匠も俺も命は保証される」
安武 陸
「まぁまぁ、悩む余地はなさそうだなぁ」
Re:クロニック・ラヴ
「心は決まりましたか?」
安武 陸
「一応聞くけど」
安武 陸
「これって避けられたりしない?」
Re:クロニック・ラヴ
「試してみますか?」
安武 陸
「いちかばちかでやるのは怖すぎるな~」
Re:クロニック・ラヴ
「では、いかがいたしましょう」
安武 陸
血のように、赤く、黒く濁る運命。
安武 陸
いちかばちかに賭けて出るべきだ、と思う気持ちもあるが。
安武 陸
無茶はしないと約束した。
安武 陸
約束を守って欲しいと思うのなら、自分も約束を守らなければならない。
Re:クロニック・ラヴ
陸が迷う間も血の紋様が広がっていく。
安武 陸
何よりも。
安武 陸
今この場になっても。
安武 陸
まだ、死ぬのは惜しい。
安武 陸
命は簡単に失われる。
Re:クロニック・ラヴ
この魔女はそれをよく知っている。
Re:クロニック・ラヴ
否。知っているからこそ、魔女に成り果てた少女。
安武 陸
失われた人の分も生きる、なんていうのは欺瞞だけれど。
安武 陸
それを、ずっと、やってきていた。
安武 陸
大翼の分も生きて、と願われて。
安武 陸
大翼への後悔は、生きることへの執着になった。
Re:クロニック・ラヴ
ひなたを失ったからこそ、死を積み上げることを選んだ少女の前で。
Re:クロニック・ラヴ
あなたは今、選択を迫られている。
迷ノ宮 光葉
妨害できるんだろうかこれ…
敷村 修也
妨害するために居りますともさ
赤木 叶恵
ドたわけが~
赤木 叶恵
見過ごせねえんだが、確かに「妨害できるんだろうかこれ……」にはなるな
GM
立ち去っても背徳破壊と見做しますからね
GM
どっちでも背徳破壊! いいですねえ!
安武 陸
どっちでも背徳破壊だな~
赤木 叶恵
6コス上昇に修正マイナス6、おもしれーこというじゃん
敷村 修也
コスト11、ペナ-6。激情使うのが目に見えているんですが援護どうします
赤木 叶恵
入れたい気持ちあるな
迷ノ宮 光葉
りっくんかなちゃん援護がいいかしら…
敷村 修也
りっくんはどっちでもええかもね
赤木 叶恵
特技ガチャにもよるな
敷村 修也
*妨害を宣言 補助で武装:杭の補助アビリティ。コスト4。
妨害判定に組み合わせて使用する。判定に成功すると、モンスターの血量を6削る。
結界
を使用
GM
AST ランダム全特技表(2) > 頭部(4) > 見る
GM
サバトペナルティ-6。権力者とか【長い手】とかありませんよの宣言。これ以上は出ません
[ Re:クロニック・ラヴ ] 血量 : 11 → 5
赤木 叶恵
*援護
安武 陸
* 援護
敷村 修也
*興奮剤を使用
GM
いいでしょう。サバトペナルティ-6、防御力+2、援護で+2、興奮剤で+2。
GM
妨害判定をどうぞ。
敷村 修也
2D6-6+2+2+2>=6 (判定:斬る) (2D6-6+2+2+2>=6) > 5[2,3]-6+2+2+2 > 5 > 失敗
敷村 修也
激情!この2は6!
GM
いいでしょう。
GM
【結界】の効果でクロニック・ラヴの血量が6減ります。5しかないから0だな。
GM
……数の力とサバトのコストを支払って結界と妨害判定と援護のコストを支払って結界で血を削られて修也は激情使っててここで激情を得る人もいて……一個ずつやってくぞ!
[ 敷村 修也 ] 激情 : 1 → 0
[ 敷村 修也 ] テンション : 12 → 27
[ 敷村 修也 ] 激情 : 0 → 1
[ 安武 陸 ] テンション : 3 → 6
[ 赤木 叶恵 ] テンション : 8 → 11
[ 赤木 叶恵 ] 激情 : 0 → 1
[ Re:クロニック・ラヴ ] 血量 : 5 → 0
[ Re:クロニック・ラヴ ] テンション : 17 → 21
[ Re:クロニック・ラヴ ] 激情 : 1 → 2
GM
妨害に成功したため、陸→修也の関係が1増えます。
赤木 叶恵
このタイミングではまだ部位飛ばないのよね?
GM
うん
GM
つぎからで
赤木 叶恵
次結界に成功したら……飛ぶ!
赤木 叶恵
でも修也っちのテンションがおもしろいことになってる
赤木 叶恵
27だね ウケる
安武 陸
やばい
敷村 修也
ふふってなるわこの増え方
安武 陸
やべ~
赤木 叶恵
一周まわっていっそ妨害コスト踏み倒しが視野に入ってるレベル
敷村 修也
ほぼそう
安武 陸
一周してる
赤木 叶恵
でも結界すごくいいしごとした
安武 陸
めちゃめちゃ仕事した ありがたい うれしい
安武 陸
運命を迫られている。
安武 陸
何を諦めるか、選択を求められている。
Re:クロニック・ラヴ
虐殺結界の成立が進む。
安武 陸
その先には、どちらも自分の求めるものはない。
Re:クロニック・ラヴ
あなたが立ち去らずとも。
安武 陸
どちらを選ばなくても、自分の求めるものは失われる。
Re:クロニック・ラヴ
こうして何もせず見ているだけで、あなたの選択は果たされる。
安武 陸
どちらでも同じ。
安武 陸
ではない。
安武 陸
「逃げない方が」
安武 陸
「かっこいい気はする」
Re:クロニック・ラヴ
「では」
Re:クロニック・ラヴ
番えられた針が陸へと引き絞られ。
Re:クロニック・ラヴ
それが放たれる寸前に、けたたましい音。
Re:クロニック・ラヴ
顔を上げる。
敷村 修也
決断を迫る時を刻む結界の上から。
クロニック・ラヴめがけてダイナミック登場。真っすぐに落ちる影
GM
影とともに、星の光が落ちる。
安武 陸
見上げる。
GM
二人分の影。
GM
ふたりとも、同じ星の光を纏っている。
安武 陸
空を覆うガラスが砕かれたように、小さな星屑が降り注ぐ。
敷村 修也
流星のように。
その手には槍ではなく、金属製の杭がきらめいて。
海野標
修也の握るその杭に、星の光を乗せて。
敷村 修也
その時を縫い止めるために真っすぐ向かう。
Re:クロニック・ラヴ
杭の一撃を躱す。
Re:クロニック・ラヴ
代わりにその杭はクロニック・ラヴの足元、
Re:クロニック・ラヴ
展開しつつあった虐殺結界の発動紋を貫き、
Re:クロニック・ラヴ
それを打ち砕いた。
Re:クロニック・ラヴ
「…………っ!」
海野標
降り立つ。
安武 陸
「……師匠、修也くん」
敷村 修也
打ち込んだ杭を要石のようにそのままに、立ち上がる。
海野標
「リク、大丈夫か!」
安武 陸
「お陰様で」
安武 陸
「かなりヤバかったですけど、どうにか、ギリギリ」
海野標
「それならよし」
敷村 修也
「今回はちゃんと間に合いましたよ」
Re:クロニック・ラヴ
赤い針を手元に構えたまま。
Re:クロニック・ラヴ
けれど、それを一度解く。
安武 陸
「ほんと……助かった、ありがとう」
安武 陸
解かれた最悪の運命。
安武 陸
しかし、それは魔女の手元にあるものだ。
安武 陸
「ほんと、マジで、助けに来てくれてありがとうございます」
海野標
「感謝も泣き言も後にしとけ」
海野標
「今は――」
安武 陸
「言える時に言っておきたいんですよ」
安武 陸
「次がある保証はないですからね」
GM
標からの返答はない。
GM
目の前でクロニック・ラヴが、
Re:クロニック・ラヴ
再びに赤黒い針を番え、指を向けていたからだ。
Re:クロニック・ラヴ
今度はその針は。
Re:クロニック・ラヴ
修也へと照準を合わされていた。

行動:クロニック・ラヴ 2nd

Re:クロニック・ラヴ
どす黒い赤の穂先が、まっすぐに修也を向いている。
Re:クロニック・ラヴ
ネオンのきらめく繁華街の中、星を纏う少女の、
安武 陸
「修也くん、それに触っちゃいけない」
Re:クロニック・ラヴ
その指先に構えられた、あまりにも明白な不吉の塊。
敷村 修也
息をのむ。
その赤黒い穂先が何なのかわからなくとも、よくないものであることは明らかだ。
海野標
身を低くした標の機先を制すように、
Re:クロニック・ラヴ
彼へは星の光が差し向けられる。
安武 陸
「……っ!」
海野標
舌打ち。刀でもって受け止める。
安武 陸
最悪の運命ばかりに気を取られてはいられない。
海野標
降り注ぐそれを受け流し、どうにか躱し続ける。
Re:クロニック・ラヴ
二色の針を繰りながら、魔女は修也へと目をくれる。
Re:クロニック・ラヴ
「敷村修也」
安武 陸
走る。標に降り注ぐ針を、一本でも多く叩き落とそうと。
敷村 修也
構えた槍が星の輝きにわずかに反応する。
しかし視線は赤黒い穂先と、それを番えるクロニック・ラヴに向けられている。
Re:クロニック・ラヴ
「あなたに心変わりが望めないことは、とうに理解しています」
安武 陸
死は降り止まない。
Re:クロニック・ラヴ
陸の背中にも光が落ちる。
安武 陸
「くそっ!」
敷村 修也
「………」
安武 陸
切り落とす。
安武 陸
一本一本に対応するのは難しくない。
安武 陸
しかし、こうも数があると。
海野標
そして標へは、いっとう数多く死の圧が降り注がれている。
Re:クロニック・ラヴ
「私は理解しています」
Re:クロニック・ラヴ
繰り返す。
Re:クロニック・ラヴ
「あなたはあなたの信ずる道を選ぶ」
Re:クロニック・ラヴ
「そして、その選択に都合のいいように」
Re:クロニック・ラヴ
「あなたの中にある、灰葉陽の幻想を解釈する」
Re:クロニック・ラヴ
「そうすることで自分の選択に説得力を持たせている」
敷村 修也
一瞬、血が沸き立つような感覚。
敷村 修也
その感覚をぐっと噛み締め、呑み込む。
GM
こいつ血の気が多いんだよな
GM
修也くんマジで血の気が多い
安武 陸
修也くん優等生なのに血の気が多いとこ好き
GM
瞬間湯沸かし器なんだけどお湯を出すのを抑えてる感じがする
安武 陸
理性
安武 陸
何を犠牲にしてもいいと思った標の生に、死が降り注いでいる。
安武 陸
修也に加勢しなければならない、とは、思う、が。
敷村 修也
「………。それは、そうかもしれない。いや多分、きっとそうだ」
Re:クロニック・ラヴ
「…………」
敷村 修也
記憶の中にあるひなちゃんは、所詮自分の記憶にあるものでしかない。
それは自分が作り上げた幻想ではないと、否定することはできない。
安武 陸
針の動きは決して単調ではなく、雨のようにばらばらと、あるいはざあざあと地面に落ちる。
敷村 修也
「……それでも、ひなちゃんは死んでしまった。もう戻らない。生きるために、一歩を踏み出すために幻想に縋ることだって、する」
Re:クロニック・ラヴ
ときにじぐざぐに軌道を曲げすらする。
Re:クロニック・ラヴ
気を緩めた瞬間に、死角より陸へと襲いかかる。
Re:クロニック・ラヴ
「そうでしょうね」
Re:クロニック・ラヴ
「それを責めはしません」
安武 陸
「くそっ……!」
Re:クロニック・ラヴ
「ですが」
Re:クロニック・ラヴ
「だからこそあなたは、彼女の生きる運命に至ってなお」
Re:クロニック・ラヴ
「それを手放すことを選べた」
安武 陸
間に合わない。体を捻り急所を庇うが、針は肉を裂く。
Re:クロニック・ラヴ
「あなたが灰葉陽から、あなたの都合のいい部分をのみ取り込んで生きるからこそ」
安武 陸
血が滴る。
Re:クロニック・ラヴ
「それが叶った」
海野標
陸へと視線を向けかけて、高度より落ちた針に腿を浅く裂かれる。
海野標
飛び退った背後に迫る凶器に辛うじて気付き、刀を振ってこれを砕く。
安武 陸
数が多すぎる。 勢いは弱まることなく、むしろ増している。
安武 陸
体力にも、集中力にも限界がある。
安武 陸
もちろん、血液にも。
敷村 修也
思い出している記憶も、自分の都合のいいもの。
そうでなくても、自分の都合のいい解釈によるもの。
安武 陸
早く治療をしなければ、その前に修也に加勢しなければ、その前に標に落ちる針を。
敷村 修也
「そういわれても、否定することはできない」
敷村 修也
「……あの運命におけるひなちゃんは、俺にとってはひなちゃんじゃない。そう拒絶できたのは、自分の中の幻想に囚われてるからだとも言える」
Re:クロニック・ラヴ
「ならば」
Re:クロニック・ラヴ
「『彼女』からもらったものも」
Re:クロニック・ラヴ
「あなたには必要ありませんね」
Re:クロニック・ラヴ
針を番え直す。
Re:クロニック・ラヴ
標と陸には、変わらず星の光を注がせながら。
敷村 修也
「………」
Re:クロニック・ラヴ
最悪の運命が引き絞られる。
Re:クロニック・ラヴ
*敷村修也の幸福『約束』を破壊します。
GM
もっと修也くんいじめてもいいんだけど、クロラヴがあんまりいじめたがらない。
敷村 修也
あらまぁ
安武 陸
いじめたがらないんだ……
GM
いじめたがらないっていうか、やっぱ暴力だから……
GM
話すより暴力だよ
GM
最後は暴力!
安武 陸
暴力は全てを解決する
敷村 修也
やはり暴力・・・・暴力はすべてを解決する・・・・
安武 陸
妨害誰しましょうかしらね
安武 陸
サバトはなし
迷ノ宮 光葉
サバトないのありがたい…
敷村 修也
なのでコストは6-1の5ですね
GM
血量があればしたかった。
GM
血量があればいつでもしたい サバト
安武 陸
そりゃあそう
赤木 叶恵
誰がしてもいいラインではあるな 悩ましい
安武 陸
誰がしてもよくはあるんだよね
敷村 修也
3人ともテンション使い込むスタイルだから一周して誰がやってもいいまである
安武 陸
次常識狩猟したいから、陸はちょっと他の人にお願いしたい気持ちがある
安武 陸
テンション10くらいに抑えたいので……
赤木 叶恵
OKOK
迷ノ宮 光葉
ん、かなちゃんもたぶん獣の掟使うだろうし、じゃあ光葉のほうがいいかな…
赤木 叶恵
ありがたい
敷村 修也
そうですね、お願いします
迷ノ宮 光葉
じゃあ光葉で妨害しましょう、援護は…みんなコストあれかな…
赤木 叶恵
特技ガチャ見てからでよさげ
迷ノ宮 光葉
おk
迷ノ宮 光葉
*妨害します
GM
AST ランダム全特技表(3) > 腕部(9) > 逆腕
GM
特に何も出ません。そのままどうぞ。
迷ノ宮 光葉
予感からで7
安武 陸
近くはあるけど7か
赤木 叶恵
えっ 何も出ない
迷ノ宮 光葉
興奮剤使って5
赤木 叶恵
1話の結凪は権力者だったため訝しんでいる。権力者じゃねえの????
迷ノ宮 光葉
ここで何も出ないってのが逆に怖いですね
安武 陸
変わってるのか?
敷村 修也
戦闘にめちゃくちゃ振ってんのかな
安武 陸
興奮剤は使っていい気がする
赤木 叶恵
援護しよう
迷ノ宮 光葉
ありがたいー
赤木 叶恵
*援護
迷ノ宮 光葉
*興奮剤を1つ使います
GM
はい。では援護と合わせて+1+2をつけて判定をどうぞ。
迷ノ宮 光葉
2D6+1+2>=7 (判定:予感) (2D6+1+2>=7) > 9[4,5]+1+2 > 12 > 成功
GM
通します。
[ 迷ノ宮 光葉 ] テンション : 12 → 17
[ 赤木 叶恵 ] テンション : 11 → 14
GM
修也→光葉の関係が1増えます。
GM
というわけで、改めてどうぞ。
敷村 修也
「……断る。要不要を決めるのは、俺だ」
Re:クロニック・ラヴ
「そうですね」
Re:クロニック・ラヴ
「ですが」
Re:クロニック・ラヴ
「運命は、無慈悲です」
Re:クロニック・ラヴ
放たれる。
Re:クロニック・ラヴ
修也に向けて、黒い針がまっすぐに。
敷村 修也
目は閉じない。その瞬間まで、クロニック・ラヴから目をはなさない。
安武 陸
降り注ぐ死に、足を止められている。
迷ノ宮 光葉
「修也様っ……!」もつれるように彼を突き飛ばし、針から逃れる。
Re:クロニック・ラヴ
禍々しい光を纏った針はそのまま空を裂き、
Re:クロニック・ラヴ
繁華街の地面を抉り抜いた。
Re:クロニック・ラヴ
赤黒い光が立ち昇る。
赤木 叶恵
クロニック・ラヴの背後、注射器を振り上げる。
敷村 修也
飛び出してきた光葉さんに突き飛ばされる。
緊張していたからだが強かに路面にぶつかった。
Re:クロニック・ラヴ
「!」
Re:クロニック・ラヴ
振り向きざまに脚を振るう。
Re:クロニック・ラヴ
叶恵の手首を蹴りつける。
安武 陸
「叶恵ちゃん、光葉ちゃん……!」
赤木 叶恵
振り下ろそうとした手に当たる。痺れと共に動きが止まる。
Re:クロニック・ラヴ
そのまま叶恵の肩を足がかりに、空を舞う。
Re:クロニック・ラヴ
腕を振るい、
Re:クロニック・ラヴ
その場の狩人全員に星の光を振りまく。
赤木 叶恵
「っ……ちょこまか、ちまちま!」
安武 陸
「またこれか!」
敷村 修也
「っ!!」
痛みに顔をゆがめる。顔をあげると、腕を振るうクロニック・ラヴと星のきらめき。
安武 陸
これほど範囲を広げられると、他者のカバーに回れない。
迷ノ宮 光葉
「こちらへ!」体勢を立て直し、修也を引っ張りながら避ける。
敷村 修也
光葉さんに引かれて立ち上がりながら身を躱す。
海野標
前に出る。流星のように。
海野標
星の光を刀にまとわせて、
安武 陸
「師匠!」
海野標
横薙ぎの斬撃を一閃。
海野標
降り注ぐ死を打ち砕く。
海野標
「…………」
Re:クロニック・ラヴ
光の針を降り止ませ、代わりに自分の周囲に舞わせながら。
Re:クロニック・ラヴ
クロニック・ラヴは宙よりあなたたちを見下ろしていた。

行動:赤木叶恵

赤木 叶恵
*狩猟 犠牲《地位》強度5
GM
いいでしょう。
赤木 叶恵
*~獣の掟を添えて~
GM
獣が……来る!(了解です)
赤木 叶恵
*~興奮剤も添えて~
GM
どんどん添えられていく
GM
判定をどうぞ。
赤木 叶恵
2D6+2+2>=7 (判定:叫ぶ) (2D6+2+2>=7) > 7[2,5]+2+2 > 11 > 成功
GM
成功ですね。
[ 赤木 叶恵 ] テンション : 14 → 18
[ Re:クロニック・ラヴ ] 支配力『犠牲』 : 3 → 1
[ Re:クロニック・ラヴ ] 耐久力 : 15 → 13
GM
では……来い!
赤木 叶恵
そんなことできるんだ。光の針を掴み、投げ返す
Re:クロニック・ラヴ
針に触れた瞬間、星の光があなたの手を蝕み、触ったら痛いやつだった。血を弾けさせる
Re:クロニック・ラヴ
投げ返された光の針は空中で霧散し、
Re:クロニック・ラヴ
応答とばかりにクロニック・ラヴは叶恵へと針を投げ掛ける。
赤木 叶恵
「ふんっ……!」
Re:クロニック・ラヴ
少し遅れて、狩人全員にも針を放つ。
赤木 叶恵
その手をもう一振り。
赤木 叶恵
宙へと血が舞い、
赤木 叶恵
今度は、血そのものが爆ぜる。
安武 陸
放たれた針を砕く。
Re:クロニック・ラヴ
「!」
Re:クロニック・ラヴ
爆ぜた血を、光を纏った腕で払い除ける。
安武 陸
「叶恵ちゃん、無茶するなぁ……!」
Re:クロニック・ラヴ
光でもって血を払う魔女の姿。
Re:クロニック・ラヴ
吸血鬼としての殻を脱ぎ捨て、運命を束ねる魔女として再誕した少女が空に舞う。
Re:クロニック・ラヴ
指をさす。標へと。
Re:クロニック・ラヴ
目標を定める。
安武 陸
死の予感に走る。
海野標
頭上より落ちた針の雨を、前に跳んで回避する。
赤木 叶恵
「どっち見てんの?」
赤木 叶恵
矢によって崩れた床、壁。その瓦礫を投げる。
海野標
前方より迎え撃つ光を刀で叩き割りながら姿勢を立て直し、
赤木 叶恵
血に濡れた瓦礫が破裂し、散弾のように魔女の全身へ。
安武 陸
標に向かういくらかの針を叩き落として。
Re:クロニック・ラヴ
しかしそこに変わらず針を注がせながら、散弾のような瓦礫に取り囲まれる。
敷村 修也
槍を構えなおすと自分と光葉さんに放たれた針をかわす。
迷ノ宮 光葉
福を伴って駆け抜けるように針を避けた。
Re:クロニック・ラヴ
ちらりと叶恵を向いた。
Re:クロニック・ラヴ
「あなたでは」
Re:クロニック・ラヴ
「私の運命を覆し得ない」
Re:クロニック・ラヴ
瞼を伏せると、一際強い光を纏う。
Re:クロニック・ラヴ
その光が自らを取り巻く瓦礫を弾き飛ばした。
安武 陸
標の死角に回る。 死を告げる針を壊す。
Re:クロニック・ラヴ
砕けた破片がぱらぱらと落ちる。
赤木 叶恵
「ふん」
赤木 叶恵
かっこいい。運命を覆せなかった奴が、知ったような事を!
海野標
陸に背を守られる形を、振り返らない。
海野標
ただ目の前の死を払った。
安武 陸
互いの死角をカバーする。 何度もやったことだ。
安武 陸
ここまで上手く機能するのは、初めてだけれど。
Re:クロニック・ラヴ
「だからこそ、今」
Re:クロニック・ラヴ
「ここに覆すのです!」
Re:クロニック・ラヴ
星の光を手元に束ね、
Re:クロニック・ラヴ
大きな針を携えて叶恵へと落ちる。
赤木 叶恵
「うわっ……!」
赤木 叶恵
横へと躱す。
赤木 叶恵
「……それも、失敗する」
Re:クロニック・ラヴ
いらえはない。代わりに携えた針が叶恵の隣で弾けた。
Re:クロニック・ラヴ
小さな針に分かたれて、至近距離から叶恵へと浴びせられる。
安武 陸
死の一つひとつは、落ち着いて向かい合えば対処できる。
安武 陸
気を付けるべきは、それを認識できない時。
安武 陸
死はいつでも、すぐ側に来ている。
海野標
今はクロニック・ラヴの意識が叶恵へと割かれているから、尚の事。
赤木 叶恵
「!」
海野標
だが、
海野標
それに甘んじていては、役目を果たせない。
海野標
「リク」
安武 陸
「はい」
海野標
「任せた」
安武 陸
「了解!」
赤木 叶恵
撃ち落とせない。避けられない。手で急所を防ぐ。
海野標
二人へと降り注ぐ死を、しかし一人に任せて逆行する。
安武 陸
二人分の死を見つめる。
安武 陸
標の死も、自分の死も、受け入れることはできない。 約束をした。
安武 陸
死の一つひとつは、落ち着いて向かい合えば対処できる。
Re:クロニック・ラヴ
クロニック・ラヴは叶恵へと迫る。
Re:クロニック・ラヴ
追撃を食わせようと再び光を集めて、
海野標
その胴を、同じ光を纏った刀が貫いた。
Re:クロニック・ラヴ
「っ!」
Re:クロニック・ラヴ
標を振り返る。睨めつける。
海野標
「運命変転魔法『クロニック・ラヴ』!」
海野標
より強い光が満ち満ちて、クロニック・ラヴの身体を弾く。
海野標
束ねられつつあった針も砕け散り。
海野標
同時に、世界を揺るがすような振動が響いた。
Re:クロニック・ラヴ
魔女の身体が吹き飛ばされて宙を舞う。
Re:クロニック・ラヴ
空には赤が、
Re:クロニック・ラヴ
それもやがて光と散りて。
Re:クロニック・ラヴ
「…………」
Re:クロニック・ラヴ
地へと舞い降りたクロニック・ラヴは狩人たちを睨み回し、
Re:クロニック・ラヴ
そのまま光となって掻き消えた。
安武 陸
「……消えた」
海野標
「……大丈夫か」
海野標
叶恵へと声をかける。
赤木 叶恵
「……余裕」
安武 陸
叶恵の方を見る。
赤木 叶恵
強がりながら、手を開いて閉じて。
赤木 叶恵
「ん、大丈夫、動く」
安武 陸
「血出てるでしょ」
敷村 修也
息を吐く。
周囲に満ちていた圧迫感はなく、打ち付けた背中が少し痛む程度。
海野標
「それはお前もだろ」
海野標
陸に言う標は標で身体の各所を血に染めているが。
安武 陸
「そうでした」
赤木 叶恵
「舐めときゃ治る」
安武 陸
「結構みんなボロボロだな~」
敷村 修也
「ありがとうございました、光葉さん」
迷ノ宮 光葉
消えたクロニック・ラヴの居た空間を見て、それから傷を各々受けている仲間たちに視線を向けた。
安武 陸
「野生動物じゃないんだから……」
海野標
「治んねえんだよなあ」
海野標
スマホを出して連絡を入れている。
迷ノ宮 光葉
「いえ、ご無事で何よりでした」
海野標
野放しにしておくとまずいので、楠瀬を始めとしたバックアップの方に。
海野標
グループチャットで追跡の要請。
安武 陸
荷物から包帯を取り出して、標や叶恵に投げる。
安武 陸
自分にも一応の応急処置。
海野標
スマホを弄りながらキャッチ。
安武 陸
本当は自分が手当したいんだけど、服を脱がせて手当するのは結構難しいので包帯を投げるに留めました。
GM
怖い
安武 陸
叶恵ちゃんも手当したいと思っているので、そこは安心してくださいね
赤木 叶恵
やさしい
安武 陸
女子高生の服を脱がせて手当したいとは言えない
海野標
「……あー」
赤木 叶恵
ぐるぐると巻いていく。
海野標
「ちょっと電話してくる」
赤木 叶恵
「どしたの」
安武 陸
「え、誰にすか」
海野標
「バックアップの方に。口頭で伝えたほうが早そうでな」
海野標
狩人たちに言うと、背を向ける。
海野標
繁華街の路地裏の方へ姿を消す。
赤木 叶恵
「ふーん……?」
安武 陸
ついて行きたかったけど、さっさと行っちゃったな……
安武 陸
「……手当てしますか」
安武 陸
そのへんに腰を下ろす。
敷村 修也
同じく座り込む。
安武 陸
服をめくって傷口を見て、うわ~とか言ってる。
GM
クロニック・ラヴの操る針の切れ味は鋭く、傷口はきれいなものだが。
安武 陸
「ハンターやってると、すぐ服が血で汚れるんだよなぁ」
敷村 修也
「裂けたり擦ったりですぐダメになりますね」
安武 陸
「かといって薄着すると怪我しやすくなるし」
迷ノ宮 光葉
自分の肩の火傷を処置し、他に手伝いが必要そうかあたりを見回した。
赤木 叶恵
「動きやすくて丈夫なコートって高いんだよね」
安武 陸
「たか~い」
赤木 叶恵
「かといって夏場は夏場で、そういうの着れなくて困るし」
敷村 修也
「夏の夜に屋外で戦うこと考えたくないですね……」
安武 陸
「ナイフとか注射器なんかは、隠す場所も欲しいしね」
敷村 修也
別の要因で死にそう。
安武 陸
光葉に、背中の手当て手伝ってもらえる?なんて声をかける。
迷ノ宮 光葉
頷き、陸の背中側に回って手当を手伝う。
赤木 叶恵
「男はいいよね。ポケット大きい服たくさんあって」
安武 陸
なんかネオン街で上半身裸で手当てしてもらっている人になっているが……。
安武 陸
まぁ緊急事態だから仕方がないだろう……。
GM
裸身をネオンの光で照らされる稀有な経験。
敷村 修也
「得物がポケットに収まらないからそこまで恩恵感じたことなかったな……」
安武 陸
しかも女の子に手当て手伝ってもらっているが……。
迷ノ宮 光葉
「女性は、結構衣服が限られてしまいますから、大変ですね」
赤木 叶恵
「武器以外にも色々あるでしょ、しまっておきたいもの」
安武 陸
「俺は一時期とにかくポケットが欲しくて、ポケットマニアみたいになってた」
敷村 修也
「収集してたんですか?ポケット」
安武 陸
「収集というか……、ポケットが多いツナギにポケットが多いアウター着てみたいなことしてた」
赤木 叶恵
「見た目やばそう」
敷村 修也
「絶対近所であだなつけられてますよそれ」
安武 陸
「めちゃめちゃポケットが好きな人になってた……」
海野標
ややあって戻ってきます。
安武 陸
「あ、師匠。 どうでした?」
赤木 叶恵
「出た。高そうな服を自分で生成する奴だ」
海野標
「何の話だよ」
海野標
陸の方にはまあなんとかなった、って適当に返します。
安武 陸
なんとかなってよかった。
安武 陸
「高そうな服出し放題っていいな~」
海野標
「代わりにお前らみたいな奴らがアイドルだの王子様だのなんだのと囃し立ててくるんだよ」
安武 陸
応急処置も終わったので、ごそごそと服を着る。
赤木 叶恵
「カッコイイ~」
安武 陸
「カッコイイ~」
迷ノ宮 光葉
「舞台衣装のようで、いいと思いますよ」
海野標
「光葉さんはともかくそっち二人は煽ってるだろ」
赤木 叶恵
「やっぱ慣れるまで恥ずかしかった?」
海野標
「そもそも誰が好き好んでこんな服着るかよ……」
海野標
なんか……
海野標
好き好んで真似してくる奴いたけど……
敷村 修也
「あー、まぁ、似合ってるしいいんじゃない?」
海野標
「お前らみたいなのがいなきゃもっといいんだけど」
安武 陸
「服のデザインって……変えられないものなんですか……?」
海野標
「…………」
海野標
頷いた。
安武 陸
そっかぁ……
安武 陸
鎮痛な面持ち。
安武 陸
「あの……」
安武 陸
「スカートではなくて、よかったですね……」
海野標
デコピン。
安武 陸
「あいたぁ!」
安武 陸
額を押さえている。
安武 陸
本気でデコピンしなくてもな、と思って。
安武 陸
そういうやりとりが、随分久しぶりだったことに気が付いた。