メインフェイズ第二サイクル 2

行動:迷ノ宮光葉

迷ノ宮 光葉
*調達をします。興奮剤を一つ使用
GM
いいでしょう。行動力で+2、興奮剤で+2
GM
内容はいかが致しますか?
迷ノ宮 光葉
*内容は興奮剤2個、狩人の骨2個、勝利の護符2個、奇門の護符1個で合計7個です
GM
では2D6+2+2-7>=5ですね。
赤木 叶恵
*援護
GM
ではさらに+1ですね。
迷ノ宮 光葉
指定特技が任意なのででは予感で振ります
GM
いいでしょう。どうぞ。
迷ノ宮 光葉
2D6+2+2+1-7>=5 (2D6+2+2+1-7>=5) > 2[1,1]+2+2+1-7 > 0 > ファンブル(【余裕】が 0 に)
GM
ウワッ
安武 陸
ああっ!?
迷ノ宮 光葉
ぶふ…
敷村 修也
わぁ……まぁ絶対激情だから逆にね
赤木 叶恵
ある意味
赤木 叶恵
一番いいタイミングでのファンブル
GM
この卓調達の出目が悪すぎる
安武 陸
めちゃめちゃびっくりした
安武 陸
俺がテロ活動をしたから……?
迷ノ宮 光葉
*激情を使って1を6にします…
GM
了解しました。
[ 迷ノ宮 光葉 ] 激情 : 1 → 0
[ 赤木 叶恵 ] テンション : 9 → 12
[ 赤木 叶恵 ] 激情 : 0 → 1
GM
調達判定は成功。
GM
興奮剤2個、狩人の骨2個、勝利の護符2個、奇門の護符1個を獲得。
GM
分配に関してうかがいましょうか。
迷ノ宮 光葉
陸:刀剣/ナイフ/興奮剤/興奮剤(骨)
叶恵:注射器/格闘技/興奮剤(勝利護符)
修也:槍/杭/興奮剤/(興奮剤/勝利護符)
光葉:料理/犬/興奮剤/(興奮剤/骨/奇門護符)

という感じで分配します
GM
畏まりました。
GM
では、少しさかのぼりまして……
赤木恵夢
「はへえ~…………」
赤木恵夢
長い話を聞き終えて、やや放心気味に声を漏らす。
赤木恵夢
「なんか」
赤木恵夢
「想像の5億倍くらい、話が複雑……」
『文学少女』白瀬礼子
改めて聞いてもよくわかんないな……と思っています。
『文学少女』白瀬礼子
ちょこちょこ聞こえない単語があるし……
赤木 叶恵
「そうなんだよね……」
GM
叶恵ちゃんがもとに!
安武 陸
あっ!!むすむすしてる!!!!!
安武 陸
ジト目になってるぞ!!!!!!
安武 陸
元気になってくれてよかった……
赤木恵夢
じとえちゃん
赤木恵夢
うれちい
安武 陸
うれしい
敷村 修也
りりし眉
赤木恵夢
「登場人物がおおくて……」
迷ノ宮 光葉
「ええ、色々とわたくしたちも困惑しております」
赤木 叶恵
「とりあえず今大事なのは」
赤木 叶恵
「あのロボを、あたしたちが狩ろうとしてるってこと」
赤木恵夢
「…………」
赤木恵夢
なんとも言えません。
赤木恵夢
しょんぼりする……
赤木恵夢
でも……仕方ないのはわかるので……
赤木恵夢
「……つらいこと」
赤木恵夢
「また」
赤木恵夢
「させちゃう、ね」
赤木 叶恵
「……安武ほどじゃない」
赤木恵夢
「でも、つらいよ」
赤木恵夢
「…………」
赤木恵夢
「……終わった、ら」
赤木恵夢
「いっぱい甘えてね」
赤木 叶恵
「うん」
安武 陸
叶恵ちゃんが元気でよかったな でも叶恵ちゃんもつらいのには間違いないぞ でも今かわいそうランキング俺結構上位に返り咲いていませんか? いや死ぬほど駄々こねたからな……(分裂する心)
GM
引き裂かれてる
赤木恵夢
「……光葉さんも」
赤木恵夢
「ちょっとくらいは、私」
赤木恵夢
姉力。甘やかしてあげられるから
赤木恵夢
「ね」
赤木恵夢
「カナちゃんのこと……」
赤木恵夢
「色々、ありがとう」
迷ノ宮 光葉
叶恵と恵夢の様子を黙って見つめていたが、ほんのりと嬉しそうにしてから、少し口元を押さえ。
赤木恵夢
そんな光葉にも、笑顔を向ける。
迷ノ宮 光葉
「いえ……わたくし、叶恵様にも恵夢お姉様にも、……礼子様にも謝らなくては……」
赤木恵夢
「?」
赤木恵夢
ぱちくり……
『文学少女』白瀬礼子
え? 私? ってなってます。
『文学少女』白瀬礼子
指差してる。自分を……
赤木 叶恵
「……」
迷ノ宮 光葉
「先程まで、わたくし、恵夢お姉様を起こすことに、賛成しかねていました。叶恵様の願いを間違っていると、言ってしまいました」
赤木恵夢
「…………」
迷ノ宮 光葉
「……でも、今こうしてお姉様にお会いして、叶恵様がとても喜んでいて、礼子様も喜んでいる姿を見て、」
迷ノ宮 光葉
「わたくしのほうが、間違っていたのだと思い知ってしまいました」
迷ノ宮 光葉
「……ごめんなさい、願いを否定してしまって、申し訳ありませんでした」
赤木恵夢
ぽかんとしています。
赤木恵夢
叶恵を見ます。
赤木 叶恵
「……あんまりピンとこない」
赤木 叶恵
「正しい、正しくないとか考えて、願ったわけじゃないし」
『文学少女』白瀬礼子
「わ、私も、まあ」
『文学少女』白瀬礼子
「深い事情とかぜ~んぜん知らずに口挟んでたみたいだったし……」
『文学少女』白瀬礼子
たはは~……になってます。長ったらしい説明に圧倒されてた。
赤木 叶恵
「それっぽい理屈をこねたりはしたけど、全部感情の後に来る事だし」
赤木 叶恵
「てゆーか別に、狩人って正しい存在ってわけじゃないでしょ」
迷ノ宮 光葉
「それは……そう、ですが……」
赤木恵夢
「ん~……」
赤木恵夢
「光葉さん」
迷ノ宮 光葉
「……はい」
赤木恵夢
「いいよ」
赤木恵夢
「ぜんぶ、許します」
迷ノ宮 光葉
「…………お姉様」
赤木恵夢
「なんか、私、わかってないし」
赤木恵夢
「わかんないから」
赤木恵夢
「カナちゃんと礼子ちゃんがいいって感じだし」
赤木恵夢
「だから、光葉さんに楽になってほしいなって」
赤木恵夢
「だから、ここは許すって言います」
迷ノ宮 光葉
「…………」
迷ノ宮 光葉
「ありがとう、ございます。お姉様の優しさにわたくしはいつも救われています」
赤木恵夢
「よかったあ」
赤木恵夢
「私もね」
赤木恵夢
「光葉さんが笑顔な方が、うれしいよ」
赤木恵夢
「礼子ちゃんも」
赤木恵夢
「カナちゃんも!」
赤木恵夢
改めて叶恵を抱き込んで頭を撫でます。
赤木恵夢
ぎゅー。
赤木 叶恵
「わ~っ」
赤木恵夢
「へへ~」
GM
部屋が暖かな雰囲気に包まれたところで……
GM
街の方より。
GM
轟音と、地響き。
赤木 叶恵
「わ、わわ。なんだなんだ!?」
赤木恵夢
「ひゃっ!?」
迷ノ宮 光葉
「地震?! いえ、これは……」
『文学少女』白瀬礼子
「なに、なに?」
赤木 叶恵
窓から外を見る。
GM
眼下の街で、何か建物が崩れていく様子が見えます。
GM
駅ですね。
安武 陸
グループラインにメッセージ。
赤木 叶恵
「魔女? ……だとしたら何で……あっ!」
赤木 叶恵
タイムリーな通知に画面をのぞき込む。
安武 陸
テロの事後報告。駅爆破した
迷ノ宮 光葉
同じように画面を見つめて、息を呑む。
赤木恵夢
「?」
赤木 叶恵
「~~…………」
赤木 叶恵
「……狩人は正しくない! こういうもん!」
赤木恵夢
「ひゃあ……」
赤木恵夢
さすがに察してます。
『文学少女』白瀬礼子
「マジ?」
『文学少女』白瀬礼子
すご~……
迷ノ宮 光葉
「と、とにかくお二人が心配です。準備をしたら、急いで合流しましょう」
赤木恵夢
「わ、わたしたち」
赤木恵夢
どうしよ……って二人を見ます。
赤木 叶恵
「……落ち着くまで待機!」
赤木恵夢
「ひゃい……」
赤木 叶恵
「で、いいよね、光葉さん」
赤木恵夢
正座してしまう。
迷ノ宮 光葉
「家のこと、お任せします。でもご自身の安全を優先なさってくださいませ」
『文学少女』白瀬礼子
「あっじゃあ」
『文学少女』白瀬礼子
「あのお~……」
『文学少女』白瀬礼子
おそるおそる手を挙げます。光葉に。
迷ノ宮 光葉
「? どうされました?」
『文学少女』白瀬礼子
「……しゃ」
『文学少女』白瀬礼子
急に何?写真撮ってもいいですか?
『文学少女』白瀬礼子
「こ、この部屋だけでも……」
赤木恵夢
「礼子ちゃん…………」
『文学少女』白瀬礼子
「いやっだってこんな……日本家屋……そうそう……」
迷ノ宮 光葉
意図がよくわからないので、困っている……。
『文学少女』白瀬礼子
資料……とかゆうとる
敷村 修也
あ~
安武 陸
日本家屋はね たすかるよね
赤木 叶恵
意図がわからず困る光葉さん解釈一致だな
敷村 修也
笑っちゃうんだわ
安武 陸
いやでも……写真……撮っておいたほうがいいと思いますよ……
安武 陸
いつ家がなくなるかわかんないし……お友達がいなくなるかわかんないし……
『文学少女』白瀬礼子
でも……
『文学少女』白瀬礼子
家主の許可なしには……
『文学少女』白瀬礼子
流石に最低限のモラルは守らないと……
安武 陸
許可を求めるのは偉い……
『文学少女』白瀬礼子
プライベート空間なんよ
赤木恵夢
「きっ」
赤木恵夢
「気にしなくていいですからね!」
『文学少女』白瀬礼子
「はい」
『文学少女』白瀬礼子
反省した様子で座り直しました。
『文学少女』白瀬礼子
神妙
迷ノ宮 光葉
「は、はい…………」気にしないことにした。
赤木恵夢
「……気をつけてね」
赤木恵夢
「ふたりとも」
赤木恵夢
「なんか……たいへんそうだし……」
赤木恵夢
どうやら大変なことを起こしたのは仲間らしいことは置いといて……
赤木 叶恵
「うん」
赤木 叶恵
「とりあえず……あの犯罪者連中が捕まらないように回収してくる」
『文学少女』白瀬礼子
「おきをつけて~」
赤木恵夢
「がんばって……」
迷ノ宮 光葉
「お二人も、お気をつけて。いってまいります」
赤木 叶恵
「じゃっ」
赤木恵夢
「ん!」
赤木恵夢
慌ただしく家を出ていく二人を見送って。
『文学少女』白瀬礼子
見送りまして。
『文学少女』白瀬礼子
掌を振っている。
『文学少女』白瀬礼子
「…………」
『文学少女』白瀬礼子
「……リアル妹」
『文学少女』白瀬礼子
「かわえぇ~…………」
赤木恵夢
「そうでしょ~」
赤木恵夢
「カナちゃんは世界一かわいいんだぞ~」
『文学少女』白瀬礼子
「マジで羨ましい」
『文学少女』白瀬礼子
「うちの兄と交換して」
赤木恵夢
「絶対やだ」
『文学少女』白瀬礼子
「くそ……」
赤木 叶恵
あん??????
赤木 叶恵
礼子、無敵か?
迷ノ宮 光葉
ふふ、兄と交換してっていい出すのわかる
赤木恵夢
「でも私礼子ちゃんの架空の妹トーク好きだよ」
赤木恵夢
「またしてほしい」
『文学少女』白瀬礼子
「やっぱリアル姉に言われると自信持てるな……」
『文学少女』白瀬礼子
「っていうか」
『文学少女』白瀬礼子
改めてばっと恵夢に向き合って。
『文学少女』白瀬礼子
「めぐ、スマホ普通に動いてるんだよね」
赤木恵夢
「え、うん」
『文学少女』白瀬礼子
「定期購読は?」
赤木恵夢
「…………」
赤木恵夢
「……あああああ~~~~~」
赤木恵夢
「レ○ィ戦!!!!」
赤木恵夢
わたわたスマホ取り出して弄りながら。
赤木恵夢
「続き来てる!?!?」
『文学少女』白瀬礼子
「来てるんだなこれが普通に」
赤木恵夢
「うわーーーーーーーーーーっ」
赤木恵夢
アプリを開いて覗き込んでます。
『文学少女』白瀬礼子
「マジ……ほんま……」
『文学少女』白瀬礼子
「なんてタイミングでと……」
赤木恵夢
「待って!!」
赤木恵夢
「読むから待って!!!」
赤木恵夢
「ヒーーーーーーーッ」
赤木恵夢
裏声。
赤木恵夢
「ざっ」
赤木恵夢
「座学10~~~~~~~!!!」
『文学少女』白瀬礼子
うんうん……
『文学少女』白瀬礼子
うんうん……になっています。
赤木 叶恵
ちゃんと陰キャグループっぽい会話してる
GM
陰キャグループだぞ
赤木 叶恵
ちゃんと陰キャグループっぽい会話してる~~~~~~!!!!!!!
安武 陸
恵夢ちゃんが元気でうれしいな
赤木 叶恵
高校の2クラスに1つぐらいいる教室のすみっこでヒソヒソ話しててたまに大きな声を出すグループの会話だ うれしい
赤木恵夢
「え? この続きが???」
赤木恵夢
「まだ???」
赤木恵夢
「待って本当に待って……1から読み返させて……」
赤木恵夢
「咀嚼を……」
赤木恵夢
「60kg……!?」
赤木恵夢
「いや……」
赤木恵夢
「はぁ…………」
赤木恵夢
「行きます……続きを……」
『文学少女』白瀬礼子
「早く……」
『文学少女』白瀬礼子
「早く来い……」
赤木恵夢
「あ?????」
赤木恵夢
「どゆこと?」
赤木恵夢
「待っ」
赤木恵夢
「?」
赤木恵夢
「待って天使???」
赤木恵夢
「何?」
赤木恵夢
「待って……」
『文学少女』白瀬礼子
「いや~」
『文学少女』白瀬礼子
「めぐの断末魔が聞けて嬉しいな~」
赤木恵夢
「いや……………」
赤木恵夢
「二ヶ月分?」
『文学少女』白瀬礼子
「ちょくちょく休載あるから……」
赤木恵夢
「なんの救いにもならんのよ」

行動:赤木叶恵

GM
ハンター側最後の手番ですね。
GM
熟考の上、どうぞ。
GM
流星の落ちる夜に、山の武家屋敷より降りて。
赤木 叶恵
ST シーン表(9) > 生活の様子が色濃く残る部屋の中。誰の部屋だろう?
GM
そこから出てきとんのよ
赤木 叶恵
ST シーン表(3) > 血まみれの惨劇の跡。いったい誰がこんなことを?
GM
いったい誰がこんなことを!?
安武 陸
うける
敷村 修也
落差
赤木 叶恵
そんなことしたのりっくん?
迷ノ宮 光葉
血まみれ…w
安武 陸
しててもいいよ
GM
巻き込まれた人もいる
赤木 叶恵
駅の惨状が目に入る。
赤木 叶恵
「…………!」
GM
幻想的な星降る空の元、瓦礫の山となった駅へと辿り着く。
GM
駅というか。
GM
駅だった場所というか。
GM
煙がもくもくと上がっている。
赤木 叶恵
ニワトリに破壊された町を思い出す。陸がしたことは、あれの再現だ。
迷ノ宮 光葉
野次馬などに乗じて駅の惨状を目にするが、あまりの規模に言葉を失う。
GM
夜なので野次馬はかなり少ないですが……
GM
ワンダー・トリップ・ラヴァーの時とは異なり、波長が合わぬ者の多くは眠りについている。
GM
それでも異変を察したものはおり、警察や消防など出動しているが。
GM
救急車も来てますね。もちろん。
安武 陸
思ったよりでっかい爆発でびっくりした
GM
びっくりしないで
敷村 修也
えっどれくらいを想定してたんです
安武 陸
爆弾って……爆発するんだな……
赤木 叶恵
知らなかったの?
GM
一つ賢くなりましたね
安武 陸
知識として知ってはいたけど、爆弾で建物を破壊したの初めてだから……
赤木 叶恵
STのせいでより凶悪っぽい感じの描写になってる
赤木 叶恵
ごめんな、おれのSTが……
安武 陸
面白
GM
STによって被害が増えること結構あるよね
GM
GMが振ってにぎやかな場所とか出ると”終わっ”たりするからね
安武 陸
なるほどな
安武 陸
陸は野次馬達の中に普通にいそうだけど、修也くんは嫌がるかな
敷村 修也
GMみのりちゃんはもういなくていいよね
安武 陸
みのりちゃんそういえばどうなったんだろうな
敷村 修也
居るなら居るで……居るってことになるけど
GM
いなくていいよ
GM
どっか逃がされたんじゃないかな
赤木 叶恵
目を逸らして、先へ。狩人たちと合流する。
安武 陸
あまり多くない野次馬達の中で、ぼんやりとしている。
安武 陸
救急車を、ずっと、じっと見ている。
赤木 叶恵
陸の姿を見れば早足でそちらへ。
赤木 叶恵
「先に……」
GM
爆破に巻き込まれて傷を負った人間が、担架で運ばれて救急車へと。
GM
苦痛に呻く様子が見える。
赤木 叶恵
「言え!」
敷村 修也
少し離れたところで端末を確認していた。
服はところどころ土埃の汚れがある。
赤木 叶恵
腹部に拳。
敷村 修也
聞きなれた声に顔をあげる。
安武さんが殴られていた。
安武 陸
「ごふっ」
迷ノ宮 光葉
「か、叶恵様……」慌てて止めようとする。
赤木 叶恵
「ったく」
赤木 叶恵
「こんな大事になるなんて」
敷村 修也
「……もう2,3発くらい入れといてくださいよ」
赤木 叶恵
「了解」
安武 陸
めちゃめちゃ油断していたので結構しっかり入った。
安武 陸
「ちょ、ちょっと」
赤木 叶恵
ガードされるまでみぞおちを弱連打する。
安武 陸
「ちょっ、ごっ、ごめっ、がふっ」
安武 陸
これ……ガードしちゃダメなやつじゃない?
安武 陸
ガードする資格俺になくない?
安武 陸
殴られています。
敷村 修也
叶恵さんがある程度よく知った様子になっていることに少し安心する。
赤木 叶恵
元気がなさそうなので止めてやろう。
安武 陸
止めて頂けた。
GM
救急車がサイレンを鳴らしながら駅だった前を去っていきます。
敷村 修也
が、修也は浮かない顔のままだ。
GM
ぴーぽーぺーぽーぷーぺー……(ドップラー効果)
GM
警察も野次馬を散らしている。帰って! 危ないからね!
赤木 叶恵
「駅をやったのは、やっぱりあれ? 願いのキャンセル?」
安武 陸
「うん」
GM
野次馬のスマホカメラのシャッター音が絶え間なく聞こえる。
安武 陸
みぞおちを擦っている。
赤木 叶恵
「そっか。他によさげな候補ある?」
安武 陸
「…………」
安武 陸
「病院……」
赤木 叶恵
「…………」
安武 陸
「に、しようとして」
安武 陸
「修也くんに止められた」
赤木 叶恵
「……」
赤木 叶恵
「当たり前な質問だったらゴメンなんだけど」
赤木 叶恵
「なんで、止めた?」
敷村 修也
「…………」
敷村 修也
「俺が嫌だったからですよ」
赤木 叶恵
「……」
赤木 叶恵
「じゃ、代案ちょうだい」
敷村 修也
「………」
安武 陸
「先に言うけどさ」
安武 陸
「この中の誰かの身内を殺すのはなしね」
赤木 叶恵
「……そうだね」
敷村 修也
「……願いの叶ってる可能性が高いなら、それこそ学校とかですか」
迷ノ宮 光葉
「もう一度、整理しましょうか……」
そう言って、楠瀬に最初に貰った魔女の情報を纏めたファイルなども共有しましょう。
赤木 叶恵
ざっと目を通す。
赤木 叶恵
「細かいのしか残ってない。こんな願い潰してもほとんど影響ないんじゃない?」
GM
そもそも特定も難しそうですね。噂話レベルのものが多い。
赤木 叶恵
「時間かけて潰していくにしても、あっちの力を奪うスピードよりあっちが力を蓄えるスピードの方が速いんじゃない? これ、病院がダメじゃどうしようもないよ」
迷ノ宮 光葉
「そうですね。楠瀬様、こうなると分かってて、あえて細かい情報ばかりを纏めたのかしら……」
赤木 叶恵
「敷村さん。もっかい聞くけど、病院はダメなんだよね?」
敷村 修也
「………そうですね」
迷ノ宮 光葉
「あの……」言いにくそうに。
赤木 叶恵
「ん?」
迷ノ宮 光葉
「病院には……お兄様が……」
赤木 叶恵
「……うん」
赤木 叶恵
「まあ、わかってる、仕方ないよ。もう本体に直接ちょっかい掛けに行くしかないでしょ」
安武 陸
「……ああ、運び出されてなかったのか」
安武 陸
「そうか……、そうだな」
GM
気付いたら元の病院に戻っていました。
赤木 叶恵
「その制限で出来た事は……やっぱり駅を壊すぐらいだよね」
赤木 叶恵
「最大限やったんじゃない?」
敷村 修也
「……どうも」
赤木 叶恵
「不満そう」
安武 陸
「褒められた……」
敷村 修也
「……ちがいますよ。御影さんのことに思い至らなかったことを恥じてるんです」
赤木 叶恵
「……それで先に病院爆破されてたらもっとびっくりしたな」
GM
あなた達は散り始めた野次馬のざわめきの中に相談を交わしている。
迷ノ宮 光葉
「いえ、でも、お二人共、必死で考えていらしたのだと思います……。その、結果的には、……」良かったとも言えない。
GM
誰もが狩人たちの戦いを知らない。
GM
ちょっとした非日常を謳歌する、能天気な一般人たちの姿。
安武 陸
「とりあえず移動しようか」
安武 陸
警察が野次馬を追い払っている。
赤木 叶恵
「……」
赤木 叶恵
黒い煙を見つめる。
安武 陸
あまり長々と話せそうではない。
GM
幸い警察はあなたたちの武装に目を留めない。
GM
それがバレエ・メカニックの意図したものか、ただ運が味方しているだけかは、わからない。
赤木 叶恵
「……結果的には、こうなったけど」
赤木 叶恵
「安武、こういうのは……」
赤木 叶恵
「ちゃんと私を巻き込め」
赤木 叶恵
「それだけです。おわり」
安武 陸
「そうしたいのは山々だけどさ、タイミングってものがあるじゃん」
赤木 叶恵
「じゃあ次から」
安武 陸
「それは、はい」
赤木 叶恵
「安武に手を汚させて、その恩恵を受けながら手を汚した安武がちょっと変な目で見られるみたいな空気は、なんか……なんか、やなので」
赤木 叶恵
「やだぞ!」
GM
まあ私はりっくんの気持ちがちょーわかりますけどね
安武 陸
女の子にこんなことさせられねぇよ
GM
2人だから隠し通せなかったのがでかいですね(隠し通してた側の人)
敷村 修也
急にどうしたんだろうかという気持ちはあれど、そもそも共犯なので何も言えない。
赤木 叶恵
*無敵《自信》を狩猟します 獣の掟を使用
GM
はーい。どこにしよう。
GM
先に判定する?
赤木 叶恵
そうしようかな
GM
では自信からですね。判定をどうぞ。
GM
攻撃力で+2のボーナス。
赤木 叶恵
2D6+2>=6 (判定:黙る) (2D6+2>=6) > 8[3,5]+2 > 10 > 成功
GM
つつがねえ~
GM
成功ですね。
GM
色々はRPしてからにしよう。
GM
2d6 (2D6) > 5[2,3] > 5
GM
ST シーン表(7) > 明るく浮かぶ月の下。暴力の気配が満ちていく。
GM
輝く月の近い場所。
GM
流星の流れ着く場所。
バレエ・メカニック
街を見渡せる高台に、バレエ・メカニックは光を纏うて佇む。
バレエ・メカニック
ワンダー・トリップ・ラヴァーとの決着の場所で。
バレエ・メカニック
虹炎よりも輝かしい光を放ちながら。
安武 陸
なんで立ってるんですかぁ?って思っちゃうけど立ってるから立ってるだけなんだよな
敷村 修也
嫌な場所に居るなぁ……
GM
陸地には立っていません。
GM
浮いてますね。
安武 陸
浮いてるよ~~~~
GM
足がついてる瞬間ないです。
安武 陸
なんで足枷があるんだよ~~~~
安武 陸
え~~~~~~ん
赤木 叶恵
「あ、メカだ」
赤木 叶恵
手には武器。
安武 陸
「さっきからさぁ、メカて」
バレエ・メカニック
叶恵を見る。狩人たちを。
赤木 叶恵
歩み近づく。先ほどまでとは違う、間合いを測るような足運び。
バレエ・メカニック
「赤木叶恵」
バレエ・メカニック
「あなたが戦意を取り戻したことを、私は祝福する」
バレエ・メカニック
「それが海野標の思い描くシナリオに沿うているとしても」
バレエ・メカニック
「失意に沈んでいたあなたが、戦う気力を取り戻したことそのものは、喜ばしく思う」
赤木 叶恵
「……今、その戦意はアンタに向かってるわけだけど、そこんところはどうなの?」
バレエ・メカニック
淡々と。感情の乗らない声で。
安武 陸
「…………」
バレエ・メカニック
「私は、私に戦意を向けられることを拒まない」
バレエ・メカニック
「それもまた私の代替すべき役割であると受け入れている」
バレエ・メカニック
「本来、魔女クロニック・ラヴに向けられるはずだった戦意が私に向かっている」
バレエ・メカニック
「そこに何ら問題も見出すことはない」
赤木 叶恵
「何で狩られるかは、分かってるわけだ」
バレエ・メカニック
「ハンターはモンスターを狩る」
バレエ・メカニック
「その際、モンスターの性質を問うことをしない」
バレエ・メカニック
「私はそれを知っている」
バレエ・メカニック
「合理的に考えて、それは自らの戦意を挫く結果に繋がるからだ」
赤木 叶恵
「……大人しく安武んちでじっとしてるんだったら、あたしたちもわざわざ壊したりはしないよ。けど、そうしないって言うんじゃん」
安武 陸
「なにそれ」
バレエ・メカニック
「私は」
バレエ・メカニック
「願いを叶える機構であり」
バレエ・メカニック
「魔女クロニック・ラヴの存在原理を代替する存在だ」
バレエ・メカニック
「故に、願いを叶えることをやめはしない」
安武 陸
「俺の願いは叶えてくれないのにな」
バレエ・メカニック
「…………」
バレエ・メカニック
「あなたには」
バレエ・メカニック
「安武大翼を与えたはずだ」
安武 陸
「あれは俺が望んだものじゃない」
安武 陸
「生きていて嬉しいと思う。 でも、俺にとっては既に叶えて欲しいと思うようなものではなかった」
バレエ・メカニック
「…………」
安武 陸
「俺は大翼がいない世界でずっと生きてきた」
安武 陸
「だから、それが普通なんだよ」
バレエ・メカニック
「では」
バレエ・メカニック
「海野標の不在も、やがて受け入れられるようになろう」
安武 陸
「そうかもね」
安武 陸
「あと、10年とか、20年くらい経てば、そうかも」
バレエ・メカニック
「そうなることを」
バレエ・メカニック
「私は望む」
GM
無敵をパンチするタイミングを失っているな
安武 陸
このへん結構理性の話ですからね
GM
バレメカは理性をする
GM
まあほどほどにパンチしていいと思うよ多分
赤木 叶恵
この問答は待たねばという気持ちになるだろう!
GM
そうかな……
赤木 叶恵
そうでもないか……
安武 陸
どっちでもいいよ
赤木 叶恵
百合に挟まる男のことは好きだけど、自分がその立ち位置に入りたいかと言えばそうじゃないだろ!
GM
迷ノ宮 光葉
説得力がある言葉だが笑ってしまった>百合に~
安武 陸
「俺はさぁ」
安武 陸
バレエ・メカニックの方に歩いてゆく。 警戒も何もなく、ずかずかと。
バレエ・メカニック
あなたを拒まない。
バレエ・メカニック
何を差し向けるでもない。
バレエ・メカニック
その場に佇む足元は、大地からは離れて浮いている。
安武 陸
両腕を掴む。
バレエ・メカニック
硬い感触。
バレエ・メカニック
金属で作られた冷たい両腕。
安武 陸
「受け入れようとしたんだよ、海野標の不在を」
バレエ・メカニック
「…………」
安武 陸
「なのに、なんで、抜け殻だけ」
安武 陸
「いや、抜け殻と言うには」
安武 陸
「こんな……」
バレエ・メカニック
あなたを見ている。
安武 陸
「……こんなさぁ」
バレエ・メカニック
その腕の硬さは海野標とかけ離れている。
バレエ・メカニック
しかし、その顔の造作、背の丈、体躯のさまは。
安武 陸
「なんで、喜ばしいとか言うんだ」
安武 陸
「なんで、否定したりするんだ」
安武 陸
「なんで、祝福したりするんだ」
安武 陸
「抜け殻と言うには、お前は海野標すぎる」
バレエ・メカニック
「私は海野標の抱く、自らへの憤怒により形作られた」
バレエ・メカニック
「海野標ではない」
安武 陸
「そうだよ、お前は師匠じゃない」
バレエ・メカニック
「あれは無力だった」
バレエ・メカニック
「愚かな存在であった」
安武 陸
「無力じゃない」
安武 陸
「愚かじゃない」
バレエ・メカニック
「海野標との同一視に私は憤怒を抱くし」
バレエ・メカニック
「それを拒む」
安武 陸
「憤怒を抱くなよ」
安武 陸
「そういう所が、嫌なんだ」
バレエ・メカニック
「それがあなたの願いか?」
安武 陸
首を横に振る。
安武 陸
「……そうであってくれて」
バレエ・メカニック
その両腕は冷たい。
安武 陸
「思っていたより、ずっとお前が海野標で」
バレエ・メカニック
あなたの手の体温が移ることはない。
安武 陸
「俺は嬉しくて、悲しい」
バレエ・メカニック
この機械の身体に、温もりが伝わることは、ない。
バレエ・メカニック
その機能を有していない。必要ではないから。
安武 陸
「……でも、そうだな」
安武 陸
「お前が叶えてくれそうな願いがひとつ、あった」
バレエ・メカニック
「それは何だ」
バレエ・メカニック
「リク」
バレエ・メカニック
「あなたの願いを聞かせてくれ」
安武 陸
冷たい両の腕。 そこに体温が移ることはない。
安武 陸
これは、海野標の形をした魔女。
バレエ・メカニック
その双眸があなたを見ている。
安武 陸
「──できるだけ、少しでも多く」
安武 陸
腕を握る手に力を込める。
バレエ・メカニック
「…………」
安武 陸
「弱くあってくれ!」
赤木 叶恵
陸の背後から、手が伸びる。
バレエ・メカニック
拒まない。
赤木 叶恵
両肩に手を乗せて、そこから飛び上がり。
バレエ・メカニック
願いを叶えるが故か。はたまた別の理由か。
赤木 叶恵
全体重をかけて、注射器を振り下ろす。
バレエ・メカニック
歯車が散った。
バレエ・メカニック
一度腐食させられた肩口を、再び注射器に抉られる。
赤木 叶恵
手応えは──どうだ? よくわからない。だが、やることは普段と同じ。
赤木 叶恵
毒液を注いで、その針を乱暴に引き抜く。
バレエ・メカニック
同時に。
バレエ・メカニック
弾けた歯車が、赤木叶恵へと叩きつけられた。
[ バレエ・メカニック ] 支配力『無敵』 : 2 → 0
[ 赤木 叶恵 ] テンション : 12 → 16
[ バレエ・メカニック ] 耐久力 : 10 → 8
[ バレエ・メカニック ] 部位ダメージ : 1 → 2
バレエ・メカニック
*【怒髪天】。
バレエ・メカニック
2D6 (2D6) > 6[2,4] > 6
赤木 叶恵
「う……!」
[ 赤木 叶恵 ] 余裕 : 8 → 2
赤木 叶恵
跳ねて着地。
赤木 叶恵
「反撃するな!」
バレエ・メカニック
歯車が叩きつけられて、
バレエ・メカニック
光が散る。
バレエ・メカニック
バレエ・メカニックを形作る憤怒が。
バレエ・メカニック
自らを縛るものとして、金属の中に押し込められていた憤怒が、
バレエ・メカニック
弾けて叶恵へと叩きつけられていた。
バレエ・メカニック
これは。
バレエ・メカニック
本質的に他人を害す機能を必要としないバレエ・メカニックの、
バレエ・メカニック
唯一備えられた、狩人を傷つけるための手段。
バレエ・メカニック
排すことの叶わなかった脆弱性。
バレエ・メカニック
「……私の身体は」
バレエ・メカニック
「あまり、穏やかなもので作られてはいない」
バレエ・メカニック
「故にこれは、不可避の機能だ」
赤木 叶恵
「くそー、やっぱり楽には行けないか」
安武 陸
握っていた腕は、弾けてしまった。
バレエ・メカニック
再び、歯車がその身体を形成し直すが。
バレエ・メカニック
狩人たちは手応えを得ている。
バレエ・メカニック
その願いが、通じたのか。
バレエ・メカニック
ここに存在する魔女が、決して無敵の存在ではないと、そのように今は確信できる。
安武 陸
陸の手は、誰の腕も掴んでいない。
GM
――ひいては。
GM
当然、彼も。
赤木 叶恵
「……でも、壊せる。続ければ、壊せる」
赤木 叶恵
自分へ、仲間へ、言い聞かせるように。
赤木 叶恵
「……壊せるぞ」
赤木 叶恵
陸へ、確認するように。
安武 陸
「うん」
安武 陸
「壊れるものだったみたいだ」

行動:バレエ・メカニック 3rd

バレエ・メカニック
機械人形はまだ動く。
バレエ・メカニック
止まぬ愛を動力に。
バレエ・メカニック
無力への憤怒を部品として。
バレエ・メカニック
「迷ノ宮光葉」
バレエ・メカニック
「あなたの願いを聞かせてくれ」
迷ノ宮 光葉
あああーーーー
敷村 修也
あああーー
安武 陸
そうだよねと思っています
赤木 叶恵
だよね~~~~っ
安武 陸
そりゃあ……そう!!
バレエ・メカニック
流星。
バレエ・メカニック
再び中天のただなかに。
バレエ・メカニック
招かれるは迷ノ宮光葉と安武陸の二名のみ。
バレエ・メカニック
星の瞳は再びに。
バレエ・メカニック
あなたを正面から見下ろしている。
迷ノ宮 光葉
再び機械の魔女の前に引き出され、星の瞳に射抜かれる。
バレエ・メカニック
あなたの奥底までをも照らし出す星影がそこにある。
安武 陸
星の海で、数多の願いが流れてゆくのを見る。
バレエ・メカニック
些細なものから大規模なもの。
バレエ・メカニック
自己中心的なものから利他的なもの。
安武 陸
光葉が見せたファイルの内容を思い出す。
安武 陸
他愛もない噂話から。
バレエ・メカニック
誰にも認められるような胸を張れるものから、誰にも言えないようなこっ恥ずかしいもの。
安武 陸
恵夢や、大翼。
安武 陸
風香に、陽。
バレエ・メカニック
その全てがバレエ・メカニックにとっては等価だ。
バレエ・メカニック
叶えることを受け入れたもの。叶えることを拒んだもの。自らに力を与えるもの。あまりそうはならないもの。
バレエ・メカニック
差異はあれど。
バレエ・メカニック
願われたという一点において、その価値は揺るぎない。
バレエ・メカニック
そして此度。
バレエ・メカニック
願いを求める眼差しは、再びあなたへと注がれる。
迷ノ宮 光葉
そう、願われているのだ。皆多かれ少なかれ、願いを抱えている。
バレエ・メカニック
「あなたとは既に、十分な対話を尽くした」
バレエ・メカニック
「あなた自身も仲間たちとの会話を重ね、自らの心と向き合う機会を得ただろう」
バレエ・メカニック
「今一度、あなたに問う」
バレエ・メカニック
「迷ノ宮光葉」
バレエ・メカニック
「あなたの願いを聞かせてくれ」
バレエ・メカニック
*迷ノ宮光葉の幸福『背徳:迷ノ宮御影』を破壊します。
バレエ・メカニック
*【撒き餌】の発動を宣言。対象は安武陸。
バレエ・メカニック
*【復讐の聖者】の効果により、【撒き餌】のコストは1点に軽減されています。
[ バレエ・メカニック ] テンション : 22 → 23
安武 陸
妨害~~~~~サバトはないけど~~~~~バディ~~~~~~~~~
GM
るんるん♪
迷ノ宮 光葉
うっうっいやだよぉ~たすけてぇ~
安武 陸
正直ここでやめろってする理由かなりないんだよな
GM
ここでやめろするのかなり意地悪でしかないでしょ
安武 陸
うん
GM
さっき難色を示してたのは……誰だっけェ~? にしかならないんよ
安武 陸
光葉ちゃんが止めてって顔してもなんかスン……ってしちゃうよ
GM
さっき本音吐かせてたしな……
迷ノ宮 光葉
意地悪でもいいよぉ~だってまたバレメカ行動しちゃうよぉ~
安武 陸
でもバディがあってぇ……
GM
オラッ! 答えろ!
GM
もうRPは尽くしてんだよ!
迷ノ宮 光葉
う、う、たすけてぇ~足をなめますから~
安武 陸
ぱくちはかなり妨害しなくていいんじゃないかなって思うけど、仲間のみんなはどう思います?
赤木 叶恵
実際ここで妨害するのはそこそこ厳しい側面はある
赤木 叶恵
その気になれば力で通せるんだよなバレメカ様は
安武 陸
かなり強い文脈があるなら、できらぁっと行くけどさぁ
敷村 修也
データだけで言えば妨害しないわけにはいかない
文脈としてはありえんでしょって思ってる
赤木 叶恵
データでもふつうにりっくん恐慌して破壊は通り、追加行動入るだけじゃない?
GM
るんるん♪
安武 陸
激情バトルになっても負ける
迷ノ宮 光葉
そうだなぁ……それ考えるとちょっと気軽に助けてもらうのも……うーん
GM
サバトより心強い この撒き餌バディとかいうやつ 悪い発明だよ 聞いているのかシナリオ制作者
赤木 叶恵
ゆるせねえよ
安武 陸
聞いているのかシナリオ製作者!!
GM
文脈がなければ絶対に許されない
迷ノ宮 光葉
でも追加行動、かなりいやだよ…ゆるしてくれ…
赤木 叶恵
コンテクストも厳しい
迷ノ宮 光葉
うーん……無理だな……私なら無理になっちゃう
GM
光葉ちゃんの言動、このまま逃げ切れるかと思ったら嘘ってレベルよ
赤木 叶恵
負けかけてたしな……
安武 陸
まぁでもそりゃそうよという感じだよ
安武 陸
恵夢ちゃんが起きたんだから……そりゃそうよ
敷村 修也
折られていい文脈はあるって程だからな……
迷ノ宮 光葉
おねいちゃんが起きたこと、嬉しかったもんな。それで、ごめんなさいしちゃったしな
GM
りっくんにも本音吐かされてますからね
安武 陸
間違ってたとか言っちゃったし……
GM
もう無理でしょ
GM
年貢の納め時!
安武 陸
年貢だ~
迷ノ宮 光葉
追加行動は…いやだけど、みんなになんとか任せたよ……はかいされるょ…
GM
わからされた光葉ちゃんだ うれしいね♪
安武 陸
本音で話してくれてうれしかったなっ♪
GM
星の光があなたを射抜く。
GM
全身が縫い留められたような錯覚を抱く。
GM
抗う意味を見失う。
GM
ただ目の前の無慈悲な力に惹きつけられる。
迷ノ宮 光葉
今日この日、綺麗事だけで終われることなどないと嫌というほど思い知った。
迷ノ宮 光葉
何が正しくて、何が間違っているか、もう自分ではわからなくなっていた。
迷ノ宮 光葉
だから、ずっと奥底に秘めていた、願っていたものが、花開くように、口をついて出る。
迷ノ宮 光葉
「……お兄様の、口から、真実を聞きたいのです……。何がお兄様の幸福なのか、何をわたくしは、光葉は願えばいいのか……」
バレエ・メカニック
「では」
バレエ・メカニック
「あなたは私に願えばいい」
バレエ・メカニック
「再び醒めぬ眠りについた迷ノ宮御影を目覚めさせることを」
バレエ・メカニック
「今、ここで」
迷ノ宮 光葉
「…………」
バレエ・メカニック
「さすれば」
バレエ・メカニック
「彼の口からは、真実が語られよう」
迷ノ宮 光葉
「…………お願いです、バレエ・メカニック」
迷ノ宮 光葉
「お兄様を、目覚めさせてくださいませ」
バレエ・メカニック
「それがあなたの願い」
バレエ・メカニック
「では」
バレエ・メカニック
「私はそれを承ろう」
バレエ・メカニック
星が巡る。
バレエ・メカニック
運命に操られて。運命を繰るように。
バレエ・メカニック
その中に一際まばゆい流星が。
バレエ・メカニック
それは一つ、強い瞬き。
バレエ・メカニック
今。
バレエ・メカニック
すべての星々はただ。
バレエ・メカニック
迷ノ宮光葉のためにある。
バレエ・メカニック
彼女のために輝き、彼女のために瞬く。
バレエ・メカニック
「運命変転魔法」
バレエ・メカニック
「『クロニック・ラヴ』」
GM
星が遠ざかる。
[ 迷ノ宮 光葉 ] 耐久力 : 6 → 5
[ 迷ノ宮 光葉 ] 部位ダメージ : 0 → 1
[ バレエ・メカニック ] 耐久力 : 8 → 9
GM
*迷ノ宮光葉の幸福『背徳:迷ノ宮御影』が破壊されました。
 バレエ・メカニックはこれにより耐久力が1上昇。
 迷ノ宮光葉からバレエ・メカニックへの関係も1増加します。
 また、バレエ・メカニックは追加行動を1回獲得します。

 
GM
気付けば光葉と陸は、流星群の下。
GM
元の高台に立ち尽くしている。
GM
そして、
迷ノ宮御影
迷ノ宮御影が。
迷ノ宮御影
あなたの前に立つ。
迷ノ宮御影
入院着、眠りについたまま、やせ衰えたその姿のままに、
迷ノ宮御影
「……光葉」
迷ノ宮御影
今。
迷ノ宮 光葉
「……お兄様……」
迷ノ宮御影
あなたに注がれるのは、他ならぬ兄の視線だ。
迷ノ宮御影
ぐら、と足がもつれた。
迷ノ宮 光葉
慌てて駆け寄り、抱きとめる。
迷ノ宮御影
支えられる。その身体は重い。
迷ノ宮御影
「…………」
迷ノ宮御影
御影は周囲を見回す。
迷ノ宮御影
赤木叶恵の姿を認める。ハンターの姿を認める。
迷ノ宮御影
そして、バレエ・メカニックの姿を認めた。
迷ノ宮御影
「……そう、だろうな」
迷ノ宮御影
自重するように、声を漏らした。
赤木 叶恵
「……先輩……」
迷ノ宮 光葉
兄はたぶん、大体の事情を察したのだろう。後ろめたさが、つのってしまう。
バレエ・メカニック
見下ろしている。彼らを。
迷ノ宮御影
「光葉」
迷ノ宮御影
「……座らせてくれるか」
迷ノ宮御影
近くのベンチを示します。
迷ノ宮 光葉
「はい……」兄を支え、ベンチへと腰掛けさせる。
迷ノ宮御影
光葉に導かれて、ベンチへと腰を下ろす。
安武 陸
御影は標の師であり、クロニック・ラヴに付いた男だ。
安武 陸
標を、裏切った男。 そして、光葉が慕う兄。
安武 陸
あと叶恵ちゃんも裏切ってる
安武 陸
光葉ちゃんも裏切ってると言っていいが……
GM
やらかしまくり太郎だぜ
安武 陸
やらかしまくり太郎!?!?!?
GM
やらかしてるじゃん……
敷村 修也
そこのロボが全部言っちゃったもんな
安武 陸
いやなんか これがブラムン名物の太郎!?みたいな気持ちになってます
迷ノ宮御影
息を吐く。嘆息めいた気配。
迷ノ宮御影
「全く……」
迷ノ宮御影
何事か、続けかけて。唇だけが動いて。
迷ノ宮御影
再びに閉ざされる。
迷ノ宮 光葉
何かを言いかけた兄の唇を、しかし聞き返せずに。
GM
沈黙がその場を支配する。
GM
星だけが絶え間なく降り注いでいる。
赤木 叶恵
「……お久しぶりです、先輩」
迷ノ宮御影
「叶恵」
赤木 叶恵
「…はい」
迷ノ宮御影
息を吐く。
迷ノ宮御影
「……なんとも」
迷ノ宮御影
「ばつが悪いものだな」
迷ノ宮御影
「まさか、二度起こされるとは……」
迷ノ宮御影
頭を押さえている。
赤木 叶恵
「……今は3月です。あれから少し時間が経ちました」
赤木 叶恵
「あの時の私たちは本当に無知で……ひどかった」
赤木 叶恵
「先輩が何をしたのか、何を考えていたのか、あの時よりは少しだけわかるつもりです」
迷ノ宮御影
「…………」
赤木 叶恵
「でも、何も教えてくれなかったんですから、やっぱり不満は残りますよ」
迷ノ宮御影
「それは、そうだろう」
迷ノ宮御影
「お前達には俺を弾劾する権利がある」
赤木 叶恵
「腹が立っていないと言えばウソになります。言いたい事も聞きたい事もいっぱいあります。けど……」
赤木 叶恵
「……今はそういうの、主役に譲りますよ」
赤木 叶恵
光葉の方を見る。
迷ノ宮御影
「…………」
迷ノ宮 光葉
「…………」叶恵の視線を受け止め、俯いていた顔を御影の方へとあげる。
迷ノ宮 光葉
「お許しください、お兄様。光葉は……お兄様の口から、真実が、真意が聞きたいと、願ってしまいました」
迷ノ宮 光葉
「何が、お兄様の幸福になるのか…………しりたくて…………」
迷ノ宮御影
「……お前の幸福が」
迷ノ宮御影
「俺にとっての幸福だ」
迷ノ宮御影
「その言葉に、嘘偽りを混ぜた覚えはない」
迷ノ宮御影
光葉を見返しながら、そのように語る。
安武 陸
え~~~~ん
安武 陸
そりゃあ…………そう!!!!!!!!!
敷村 修也
あ~~~
安武 陸
性愛を抱かないのに凡百の女と同じように抱こうとするな!!!!!!!
赤木 叶恵
そうだそうだ!
迷ノ宮 光葉
「…………」
迷ノ宮御影
「……どこまで、知っている」
迷ノ宮 光葉
「お兄様が……海野様の師をなさっていた、ことと……」
迷ノ宮御影
「…………」
迷ノ宮 光葉
「海野様を裏切ったこと……海野様とクロニック・ラヴ……その元々の願いは灰葉陽様を生き返らせること……」
迷ノ宮 光葉
おおよそ、バレエ・メカニックが話してくれたことを伝えてみる。
迷ノ宮御影
「……そうか」
迷ノ宮御影
分かった、と息を漏らしてから。
迷ノ宮御影
「それで」
迷ノ宮御影
「何が聞きたい」
迷ノ宮 光葉
「……お兄様は、なぜ、海野様を、裏切ったのですか……?」
迷ノ宮御影
「…………」
安武 陸
光葉の問いに、御影の表情を伺う。
迷ノ宮御影
限界まで感情を抑え込もうとして、それに失敗している男の顔だった。
迷ノ宮御影
「あれが俺に全てを打ち明けた時」
迷ノ宮御影
「俺は、運命変転魔法『クロニック・ラヴ』の発動鍵を取り戻すための助力を求められているのかと思った」
迷ノ宮御影
「だが、違った」
迷ノ宮御影
「海野標には運命変転魔法『クロニック・ラヴ』を発動する気がなかった」
迷ノ宮御影
「……俺には、それが不都合だった」
迷ノ宮 光葉
「…………不都合……」
赤木 叶恵
「なぜ?」
迷ノ宮御影
「望むように運命を塗り替える力であれば」
迷ノ宮御影
「俺の願いも叶うと思ったからだ」
迷ノ宮御影
「……実際、吸血鬼クロニック・ラヴは、俺に確約した」
迷ノ宮御影
「彼女の望みが果たされる時、俺の望みも共に叶えると」
迷ノ宮御影
「そのように保証してみせた」
迷ノ宮御影
「故に、俺は吸血鬼クロニック・ラヴについた」
安武 陸
そりゃあ、叶うだろうな、と思う。
安武 陸
既にいくつもの奇跡を見た後では、その言葉に疑う余地はない。
赤木 叶恵
「…………先輩の望みとは?」
迷ノ宮御影
「………………」
迷ノ宮御影
「……光葉を」
迷ノ宮御影
「八角宗家とは関係ない」
迷ノ宮御影
「俺の妹でもない」
迷ノ宮御影
「普通の一般家庭の、幸福な少女へと」
迷ノ宮御影
「……そのような運命を、望んだ」
赤木 叶恵
「…………」
迷ノ宮御影
吐き出すような声だった。
迷ノ宮 光葉
「……お、にいさま…………」
迷ノ宮御影
「俺は」
迷ノ宮御影
「……両親が死した時」
迷ノ宮御影
「光葉を八角宗家から引き離す決断が出来なかった」
迷ノ宮御影
「それは」
迷ノ宮御影
「俺の不甲斐なさによるものだ」
迷ノ宮御影
「俺の不甲斐なさ故に」
迷ノ宮御影
「あの八角宗家はマジで最悪。有害で非常識極まりない、ふざけた家に光葉を置き去りにした」
迷ノ宮御影
「……俺と共に暮らすよりも」
迷ノ宮御影
「その方が、光葉には」
迷ノ宮御影
「…………」
迷ノ宮御影
顔を覆う。
迷ノ宮御影
深く、息を吐いた。
迷ノ宮御影
「……八角宗家が、どれほどおぞましい家であっても」
迷ノ宮御影
「俺と共にいるよりは」
迷ノ宮御影
「その方が、光葉のためだと……」
迷ノ宮御影
声が弱まっていく。
迷ノ宮御影
俯いている。
迷ノ宮 光葉
その背を、小さくなる兄を抱きしめる。背を撫でる。
迷ノ宮御影
光葉の肩を掴んだ。
迷ノ宮御影
弱々しいながらも、腕力でもって引き剥がす。
迷ノ宮 光葉
「……お兄様……」
迷ノ宮御影
そっと、手を離した。
迷ノ宮御影
黙り込んでいる。沈黙は重い。
迷ノ宮 光葉
「…………お許しください……、お兄様……わたくしは、光葉は……お兄様の言葉を、お心を、信じきれませんでした……」
迷ノ宮御影
「いや」
迷ノ宮御影
「当然だ」
迷ノ宮御影
「俺はお前に何も伝えてこなかった」
迷ノ宮御影
「俺がお前を女として愛していることも」
迷ノ宮御影
「――――」
迷ノ宮御影
途中、口を噤む。
安武 陸
オイオイオイオイオイオイ
安武 陸
ちょっと?
赤木 叶恵
あーーーーーはいはいはいフンフンフン
敷村 修也
は~~~~~~~~~~~
迷ノ宮 光葉
えええええええええええええ
迷ノ宮御影
顔を上げた。
迷ノ宮御影
バレエ・メカニックを見上げる。
バレエ・メカニック
「…………」
迷ノ宮御影
「…バレエ・メカニック」
バレエ・メカニック
「迷ノ宮光葉はあなたの口からの真実を望み」
バレエ・メカニック
「あなたは許されぬと逃れながらも、迷ノ宮光葉に自らの愛情を告げることを本心で望んでいた」
バレエ・メカニック
「願いは、ここに果たされた」
迷ノ宮御影
「…………」
迷ノ宮御影
「…………」
迷ノ宮御影
黙った。
迷ノ宮御影
俯く。先程よりも派手に。脱力気味に。
迷ノ宮 光葉
「…………」
兄の気持ちを、信じられない思いで聞いてしまう。
迷ノ宮御影
ばりばりと頭を掻いている。
迷ノ宮 光葉
急に何もかも、恥ずかしくなったので、黙りこくります。
安武 陸
性愛!!!!!!!!!
迷ノ宮 光葉
え、?
安武 陸
性愛!!!!!!!!!!!!!
安武 陸
凡百!!!!!!!!!!!!!
迷ノ宮 光葉
パクチさん!!!!!!!!!!
赤木 叶恵
嘘ばっかり!!!!!!!!!!!
安武 陸
やらかしまくり太郎!!!!!!!!!!!!
敷村 修也
嘘ばっかりだ
迷ノ宮御影
「……だから」
迷ノ宮御影
地獄の底から響くような低い声で呻く。
迷ノ宮御影
「俺の傍よりも、八角宗家の方が」
迷ノ宮 光葉
「いやです」
迷ノ宮御影
「お前にとってはまだマシだと、そのように判断した」
迷ノ宮御影
「……過去の話だ」
迷ノ宮 光葉
なら、今は?とは、とっさに聞けなかった。
安武 陸
「なら、今は?」
迷ノ宮御影
「…………」
迷ノ宮御影
「今は、そうだな」
迷ノ宮御影
「仲間がいる」
迷ノ宮御影
「なら、それで良いのだろう」
迷ノ宮御影
顔を上げる。息を吐く。
迷ノ宮 光葉
「…………よく、ありません」
安武 陸
何か言おうとしたが、光葉の言葉に口をつぐむ。
迷ノ宮御影
「では、光葉」
迷ノ宮御影
「お前はこれからも、俺を慕い、俺のために」
迷ノ宮御影
「俺を存在意義として生きていくつもりか?」
迷ノ宮 光葉
「…………はい」
迷ノ宮御影
「それでは何も変わらない」
迷ノ宮御影
「お前が俺を拠り所として生きるだけの女であるならば」
迷ノ宮御影
「俺の願いは間違っていなかったのだと、そう断言できる」
迷ノ宮御影
「そのような女に育ててしまったのは、俺の責任だ」
迷ノ宮御影
「であれば俺に、お前の兄としての資格はない」
安武 陸
こいつ!!!!!!
GM
でもそういう話やってきたでしょ
安武 陸
でも自分でこういうこと言っちゃうと、こいつってなっちゃうよ
GM
兄だからね
GM
どんなに恥を晒しても〆るとこは〆ますよ
迷ノ宮 光葉
「……確かに、今のわたくしの幸福を形作っているのは、お兄様だけではないのかもしれません」
迷ノ宮 光葉
「でも、こうも思うのです。拠り所が増えれば増えるほど、わたくしを支えるものの心強さが、増していくのだと」
迷ノ宮 光葉
「それに今日、正しい正しくないだけでは、綺麗事だけでは無いのだということを、嫌というほど学びました」
迷ノ宮 光葉
「わたくしの幸福は、お兄様の幸福だと、例え誰に間違っていると言われても、それでいいと、今は言えます」
迷ノ宮御影
「であれば」
迷ノ宮御影
「俺を存在意義とする、などという言葉は否定してみせろ」
迷ノ宮御影
「拠り所を増やして立つことを誇るのならば」
迷ノ宮御影
「お前はお前自身を存在意義としてみせろ」
迷ノ宮御影
「自らの幸福と俺の幸福を重ねることは否定しない。それは俺も同じ考えだからだ」
迷ノ宮御影
「だが、お前がお前として生きるというのならば」
迷ノ宮御影
「お前は一歩踏み出すべきなんだ」
迷ノ宮御影
「……光葉」
迷ノ宮御影
呼びかける。あなたの名を。
迷ノ宮 光葉
「御影お兄様……」
迷ノ宮御影
「俺は亡霊だ」
迷ノ宮御影
「ウィッカーマンの炎に二度灼かれ、その度魔女の力で目を醒ました」
迷ノ宮御影
「死に体の存在と言っていい。恐らく、長くはもたないだろう」
迷ノ宮御影
「バレエ・メカニックは、この問題までは解決しなかったようだな」
迷ノ宮御影
バレエ・メカニックを振り仰ぐ。
バレエ・メカニック
「私は」
バレエ・メカニック
「願われたことを、叶えるのみだ」
迷ノ宮 光葉
「…………」
迷ノ宮御影
「それでも、俺を存在意義として生きていくか?」
迷ノ宮御影
「もしくは三度、魔女に願ってみせるか?」
迷ノ宮御影
「バレエ・メカニックとなることを拒んでいた筈の哀れな男を」
迷ノ宮御影
「骨の髄まで利用し尽くしてから、意気揚々と討伐し」
迷ノ宮御影
「俺の愛を得て幸せに浸るつもりか?」
迷ノ宮 光葉
「……」
迷ノ宮 光葉
「わたくしは、弱い存在です。おそらく三度目を望んでしまう」
迷ノ宮 光葉
「けれど、お兄様がわたくしに一歩を踏み出してほしいと望まれるのでしたら、」
迷ノ宮 光葉
「わたくしは……その願いを叶えたいです」
迷ノ宮御影
「光葉」
迷ノ宮御影
「俺はお前を愛している」
迷ノ宮 光葉
「はい。わたくしもです、お兄様……いいえ、御影」
迷ノ宮御影
「…………」
迷ノ宮御影
「だが」
迷ノ宮御影
「お前を縛る愛を振り翳すつもりはない」
迷ノ宮御影
「俺は間違った」
迷ノ宮御影
「俺とお前の縁すら断ち切ることを望んでしまった」
迷ノ宮御影
「だが、お前に一歩を踏み出す強さがあるならば」
迷ノ宮御影
「その望みは、そもそも必要のないものだと証明されるんだ」
迷ノ宮 光葉
「…………」
迷ノ宮 光葉
深く、息を吸う。
迷ノ宮御影
「光葉。俺の妹」
迷ノ宮御影
「俺の愛する女」
迷ノ宮御影
「俺の愛を抱えて、俺の幸いとして」
迷ノ宮御影
「幸せになることを、約束してくれるか」
迷ノ宮 光葉
「……誓います」
迷ノ宮御影
「…………」
迷ノ宮御影
腕が。
迷ノ宮御影
御影から伸びて、光葉の身体を抱え込む。
迷ノ宮 光葉
抱擁を、受け入れる。自分からも、相手の身体にそっと、腕を回す。
迷ノ宮御影
抱擁は長く。
迷ノ宮御影
重なった身体から、温もりが伝わりゆく。
迷ノ宮御影
寝たきりで代謝の落ちていた迷ノ宮御影の体温は少し低い。
迷ノ宮御影
あなたの肌を通して、温められていく。
迷ノ宮 光葉
この温もりが、ずっとそばにあればいいのにと、願いたくなる。
GM
しかしそれを叶えるには、願いが必要になる。
GM
魔女へと捧げる願いが。
バレエ・メカニック
そこにある機構に願いをかけなければ、その温もりは失われゆくばかりだ。
安武 陸
陸は結構御影さんに怒ってたんだけど、なんか持ち直してきたので、チッ……となっています
赤木 叶恵
振り上げたこぶしがゆっくり降りていくりっくん
安武 陸
は~~~あ!チッ!!
GM
おもろ
GM
師匠を裏切ったんだから怒っていいよ
安武 陸
怒ってるけど光葉ちゃんがこんな感じのとこに割って入れないよ
バレエ・メカニック
バレエ・メカニックは。
バレエ・メカニック
安武陸を見ている。
迷ノ宮御影
ゆっくりと抱擁を解いた。
迷ノ宮御影
そうしてバレエ・メカニックを見上げる。
迷ノ宮御影
バレエ・メカニックの眼差しの先を見る。
安武 陸
「…………」
迷ノ宮御影
「安武陸」
迷ノ宮御影
「お前は、海野標の存在の回帰を望むか?」
安武 陸
他に言うことがあるだろう、だとか、一回殴ってやろうか、だとか、バレエ・メカニックに標ならどう考えるか聞こうか、だとか、様々なことが頭を過り。
安武 陸
ただ。
安武 陸
「望む」
安武 陸
それだけ、答えた。
迷ノ宮御影
「そうか」
迷ノ宮御影
「……海野標はバレエ・メカニックとなることを拒んでいた」
迷ノ宮御影
「それを受け入れたのは」
迷ノ宮御影
「そうしなければお前たちが殺され、空韻風香が魔女クロニック・ラヴとして完成し」
迷ノ宮御影
「”月虹の彼方”とやらに至るからだ」
迷ノ宮御影
「それを防ぐために、自らの存在を焚べることを選んだ」
迷ノ宮御影
「……だが」
迷ノ宮御影
「お前が海野標を望むのならば、一つだけ手がある」
安武 陸
「なっ……」
安武 陸
御影に掴みかかる。
安武 陸
「あるのか!? 何か、何かが!」
迷ノ宮御影
掴みかかられるがままに拒まずに、至近距離で陸を見返す。
迷ノ宮御影
「運命を巻き戻せ」
安武 陸
「運命を……」
迷ノ宮御影
「バレエ・メカニックに、運命が変転される前に戻るよう願え」
迷ノ宮御影
「運命変転の棄却」
迷ノ宮御影
「そして、ねじ曲げられた運命を正せ」
安武 陸
「運命変転の、棄却」
迷ノ宮御影
「あの朝だ」
迷ノ宮御影
「クロニック・ラヴが六分儀市を襲撃する、その寸前の朝」
迷ノ宮御影
「再びその運命の日の朝を迎え」
迷ノ宮御影
「そして今度は、お前たちの手でクロニック・ラヴを打ち倒せ」
赤木 叶恵
「あの戦いを、もう一度……」
安武 陸
手が震える。
安武 陸
バレエ・メカニックを見上げる。
迷ノ宮御影
「海野標を取り戻したくば、それ以外にはない」
安武 陸
あ~~~~~~~~~~~~
敷村 修也
あ~
敷村 修也
………
安武 陸
うわ~~~~~~~
迷ノ宮 光葉
なるほどなるほど…えっ…なるほど……?
敷村 修也
なるほどなぁ~~~~~~~~
敷村 修也
いやっ気が狂う
赤木 叶恵
3話構成か4話構成か、なるほどね
安武 陸
う~~~~~~んう~~~~~~~~ん(寝込み)
GM
はい。
GM
だから言えないのよ
GM
条件も何も
安武 陸
う~~~~~~~~~~~ん(笑)(爆)(死)(マテ)(ヲイ)
赤木 叶恵
時がめちゃくちゃ戻ってる人の文章
GM
運命戻しすぎでしょ
バレエ・メカニック
バレエ・メカニックは、
バレエ・メカニック
あなたを見下ろしている。
迷ノ宮御影
「……そもそも」
迷ノ宮御影
「お前があれを海野標と認識できること」
迷ノ宮御影
「それが既に、奇跡的なことだ」
迷ノ宮御影
「だからこそ一縷の望みが残る」
迷ノ宮御影
「バレエ・メカニックが存在している限り」
迷ノ宮御影
「もはや海野標はいるはずのないもの」
迷ノ宮御影
「覚えているはずのないもの」
迷ノ宮御影
「……どうあがいても、取り戻すことが叶わぬもののはずだった」
安武 陸
「なんで」
安武 陸
「俺は……」
迷ノ宮御影
「それを、俺に訊くのか」
安武 陸
項垂れる。
安武 陸
「運命変転の棄却」
安武 陸
御影から体を離す。
迷ノ宮御影
「…………」
安武 陸
「俺一人で勝手に、願えないよなぁ」
迷ノ宮御影
「そうだな」
迷ノ宮御影
「それが願われれば、この運命は破棄される」
迷ノ宮御影
「海野標が望んだ、灰葉陽と空韻風香の生も」
迷ノ宮御影
「なかったことになる」
安武 陸
修也を振り返る。
安武 陸
「だってさ」
安武 陸
光葉を振り返る。
安武 陸
「だってさ」
安武 陸
光葉と御影の通じ合った心も、おそらくは。
安武 陸
「困っちゃった」
安武 陸
叶恵に、笑う。
赤木 叶恵
「…………おねえちゃんは」
赤木 叶恵
「こっちの、おねえちゃんは、どうなる……?」
迷ノ宮御影
「……恐らく」
迷ノ宮御影
「海野標を知る者。認識できる者」
迷ノ宮御影
「この運命に深く関わった、ごく一部の者のみが」
迷ノ宮御影
「記憶と経験を持ち合わせたままに戻れよう」
迷ノ宮御影
「まあ、俺は叶わんが」
赤木 叶恵
「……」
迷ノ宮御影
「運命を巻き戻すならば」
迷ノ宮御影
「再びこの頑固者と対峙する羽目になるわけだ」
赤木 叶恵
その理屈なら、姉は来られるだろう。礼子たち友人との間には記憶の溝が生まれるだろうが。
迷ノ宮 光葉
「…………」
迷ノ宮御影
「そして、何より」
迷ノ宮御影
「バレエ・メカニックがその願いを受け入れるかどうか、というのも」
迷ノ宮御影
「問題になるだろうな」
安武 陸
願いを叶えるな、という願いは聞き入れられなかった。
GM
御影が言うた、その次の瞬間には。
バレエ・メカニック
バレエ・メカニックは敷村修也の目の前に立っていた。
バレエ・メカニック
そして語り掛ける。
バレエ・メカニック
「敷村修也」
バレエ・メカニック
「あなたは、それを受け入れるのか?」

行動:バレエ・メカニック 4th

バレエ・メカニック
バレエ・メカニックは修也に問う。
バレエ・メカニック
「運命変転の破却がなされれば」
バレエ・メカニック
「あなたは再び灰葉陽を失うことになる」
バレエ・メカニック
「……あなたはずっと」
バレエ・メカニック
「”自分だけが”という羨望を、抱え続けてきたのではないか」
敷村 修也
「………っ!」
安武 陸
聞くな、なんて言うのは簡単だ。
安武 陸
しかし、その言葉は無視していいものではない。
敷村 修也
息をのむ。
御影さんから告げられた方法を理解するのは難しいことではない。
安武 陸
これは修也の大事な人が失われるというだけの話ではない。
安武 陸
海野標が、こんなものになってまで守った人達を失わせることでもある。
敷村 修也
自分だけが。
想い慕う人を生き返らせることもせず。
最期の時に別れの言葉もかけられず。
5年前に失ったままで。
バレエ・メカニック
「あなただけが、失い続ける」
バレエ・メカニック
「敷村修也」
バレエ・メカニック
「その事実を、あなたは受け入れられるのか」
バレエ・メカニック
*敷村修也に接触します。
バレエ・メカニック
*常駐アビリティ【堕落への誘い】の発動を宣言。
 敷村修也の幸福『小さな楽しみ』を、『背徳:羨望』へと変更します。
敷村 修也
バレエ・メカニックの言葉に返す答えはない。
羨望があることの肯定に他ならない。
バレエ・メカニック
あなたの幼馴染ではない、あなたという幼馴染を持っていた男と同じ姿をした男の問い。
安武 陸
羨望あるねぇ……
GM
これっ このまま持って帰ってくるだけで堕落させられるな♪ っておもってた
安武 陸
俺達が積み上げた
GM
修也くんが#3の導入で言ってたことが懐かしいな♪
迷ノ宮 光葉
えーん…
安武 陸
みんなずるいねぇ
敷村 修也
「それ、は……」
敷村 修也
口の中が渇く。
眼前の魔女は自分の幼馴染だった男の姿をしている。
その幼馴染は記憶からも世界からも完全に失われている。
敷村 修也
「俺、だけが、失い続ける……」
敷村 修也
投げかけられた言葉を機械のように反芻する。
バレエ・メカニック
「そうなるのではないか」
バレエ・メカニック
「迷ノ宮光葉は迷ノ宮御影からの愛を得た」
バレエ・メカニック
「赤木叶恵の望みにより、赤木恵夢が蘇った」
バレエ・メカニック
「安武陸は海野標を取り戻そうとしている」
バレエ・メカニック
「では、あなたは?」
敷村 修也
「いーー」
敷村 修也
「―――嫌だ」
バレエ・メカニック
「…………」
敷村 修也
「ひなちゃんのことをもう一度失うのは、嫌だ」
敷村 修也
「俺だけが失うことより、こんな運命を見せられた後ですべてが消える選択をしろなんて……」
敷村 修也
「……あんまりだ」
バレエ・メカニック
「では、どうする」
バレエ・メカニック
「私に願ってみせるか」
敷村 修也
「それはっ!それは………」
安武 陸
修也を見ている。
GM
いいぜ 目の前の都合のいい存在を利用するなら……しゃぶり尽くしてみせろよ!
安武 陸
わはは わはは
GM
今まで色々言ってきたけど結局そんなもんよね
GM
それでもいいんだよ
安武 陸
きちィ~~~~~~
バレエ・メカニック
目の前の魔女は。
バレエ・メカニック
魔女だった男は。
バレエ・メカニック
敷村修也を巻き込まぬために、
バレエ・メカニック
それまで築き上げてきたものをすべて失う選択をしたのだと、
バレエ・メカニック
あなたは、その感情を知っている。
バレエ・メカニック
――今は、もう。
バレエ・メカニック
感情をあらわすことのない機構の姿。
バレエ・メカニック
ただ淡々と願いを問う。
GM
修也くんマジでモンスター及びモンスターに与する存在に厳しくしてきましたからね
GM
都合の良さに異を唱えてきた
安武 陸
唱えてきたな~~~~~~
GM
修也くんは勇み足が強いからわからせの快感が人一倍強いんだよ(最悪の発言)
安武 陸
修也くんわからせ向けなとこ ある
GM
でかい口叩いてる男を見ると どこまでそれが言えるかな……って思っちゃうからね
安武 陸
あとこう、結構敵との断絶をプレイしていたからな……
GM
憤怒があった 敵への
GM
フォロワーにレスバを仕掛けたりしてきた
安武 陸
お前も一皮むけば同じなんだよっと言いたくなるの ある
GM
ある。
赤木 叶恵
初手があのハロウィン女だったから同情せざるを得ない部分もあるが……
GM
そうだね
安武 陸
あれはな……
安武 陸
実際かわいそうではあるし、えらくはあるんだよな
GM
えらいよ
GM
生き生きと圧かけてるけど
GM
ほんとにえらいと思う
迷ノ宮 光葉
えーん……
敷村 修也
そう、願えば簡単だ。
目の前の魔女はその願いを聞き入れ、叶える。
そこに意思はなく、ただそのために存在している。
敷村 修也
「………それも、できない」
バレエ・メカニック
「それは何故」
敷村 修也
できない。
そんなことはできない。
敷村 修也
「それは……標と約束したから。ハンターとして中途半端なことはできない……」
バレエ・メカニック
「最早存在しない人間との約束を守って何になる」
敷村 修也
「今もう標が何を思っていたかを知ってしまった。だからここで、一度でもそれに背くのは……俺は俺じゃなくなってしまう。ハンターとしても人間としても、からっぽになってしまう」
バレエ・メカニック
「その空白を」
バレエ・メカニック
「灰葉陽の存在で埋めればよいのではないか」
バレエ・メカニック
「大切な人がいる。幸福がそこにある」
バレエ・メカニック
「それで人間は、生きていけるものではないのか」
敷村 修也
「ひなちゃんは……」
敷村 修也
「”あの”ひなちゃんは……」
敷村 修也
言葉にしたくない。こんなこと言いたくない。
でもそれはずっと否定してきたことで、そしてこれから先絶対に埋まることのないもの。
敷村 修也
「”あの”ひなちゃんは、違う。俺のひなちゃんじゃあない」
バレエ・メカニック
「…………」
バレエ・メカニック
「だが」
バレエ・メカニック
「生きている」
安武 陸
「師匠が望んだ灰葉陽の生だ」
敷村 修也
「俺の中のひなちゃんは、”灰葉標という弟がいる”ひなちゃんだ」
敷村 修也
「そのひなちゃんだけが、俺が好きで想い続けたひなちゃんだ」
バレエ・メカニック
「……灰葉標という存在は」
バレエ・メカニック
「とうに運命から消え去ったはずだ」
バレエ・メカニック
「敷村修也」
バレエ・メカニック
「それを認識しているあなたのほうが異物であり」
バレエ・メカニック
「その記憶は世界との齟齬を生むものでしかなかった」
バレエ・メカニック
「後生大事に抱えておく価値は、ない」
敷村 修也
「でも知ってしまったから。思い出してしまったから。それを忘れて生きるなんてできたら、ここまで悩んでないんだよ」
赤木 叶恵
「……弟がいる灰葉陽といない灰葉陽、どう違うの?」
赤木 叶恵
「弟がいるとこが好きだったわけ?」
安武 陸
「じゃあ別の弟でも生やしてもらえば」
敷村 修也
「単純に、俺が一番最初に好きになったひなちゃんには弟が居て、その弟は俺の幼馴染だった。それだけですよ」
安武 陸
「できるだろ、バレエ・メカニック。 ハンターでも海野標でもなんでもない、修也くんとの思い出があるだけの弟を作り出すこと」
バレエ・メカニック
「願われれば、私には可能だ」
敷村 修也
「でもそれは灰葉標ではない」
安武 陸
「見た目を似せれば、結構満足できるかもよ」
敷村 修也
「覚えてる限りは心のどこかでこれは違うって思い続けるだけですよ」
敷村 修也
「クロニック・ラヴの時にも言ったんですよ。たとえ生き返らせたとして、空白の時間があって、年齢も関係も変わってしまったひなちゃんは違うって」
安武 陸
「じゃあ、今生きている灰葉陽はいらない?」
安武 陸
「怖い目にも、痛い目にも合わなかった、師匠が望んだ灰葉陽だ」
GM
なんか援護射撃が来る
GM
新鮮な経験だ
安武 陸
いや…………
安武 陸
ひなちゃん死んでもろて……とは思ってるけど……
GM
それはそれとして尻を叩いてる人じゃん
安武 陸
俺はいつだってよくないことをした時に怒ってほしいが……?
GM
怒ってくれる師匠が大好きかよ
安武 陸
まぁ……
GM
肯定されちゃったよ……
敷村 修也
「……まぁ、そうなりますよね。………でもね、それも嫌なんです。矛盾してますよね?我儘ですよね?”あの”ひなちゃんは、ひなちゃんじゃない。でも、もう一度失うのも嫌なんです」
バレエ・メカニック
「…………」
安武 陸
「……わかるよ」
赤木 叶恵
「敷村さんが思い出に固執して面倒な男になってるだけで、別に矛盾はしてないでしょ」
安武 陸
「わかるよ、それは」
安武 陸
「俺は、バレエ・メカニックを失いたくないと思っている」
安武 陸
「矛盾はしない」
安武 陸
「こんなに違うのにね」
バレエ・メカニック
「敷村修也」
バレエ・メカニック
「では、あなたは何を望む」
バレエ・メカニック
「あなたの願いを聞かせてくれ」
敷村 修也
「……最初にとっさに否定しましたけど、運命変転を破却することには賛成です。ただ……」
敷村 修也
「……俺は戻りません」
安武 陸
「修也くん……」
バレエ・メカニック
「…………」
赤木 叶恵
「……バレエ・メカニック。運命変転で分岐『された側』の世界の運命って、どうなるの?」
バレエ・メカニック
「運命は上書きされ、塗り変えられる」
バレエ・メカニック
「それで終わりだ」
赤木 叶恵
「じゃ、ある意味心中みたいなもんか」
迷ノ宮 光葉
「……心中……」
バレエ・メカニック
「……敷村修也」
バレエ・メカニック
「あなたは、それでいいのか」
赤木 叶恵
「残ったところで、灰葉陽との未来は望めないって事だよ」
敷村 修也
「そうですね。むしろ未来を望むだけならもっと単純だったはずなんですけどね」
敷村 修也
「……でも、今の俺に出せる結論はこれなんです。人としてもハンターとしても、自分の気持ちにもちょうどいいんです」
敷村 修也
「……今の何もかもを失って、その先に得られるはずだった未来すらも失って、何をして生きていくんですか?」
安武 陸
ひなちゃんとは恋人でもなんでもないんだぞ!!
安武 陸
恋人でもなんでもない好きな相手と勝手に心中する人完全に好きなんだよな
GM
だろうよ
赤木 叶恵
せやろな
迷ノ宮 光葉
せやか…
GM
ガンギマリを貫いていく結末なんだよな これ
バレエ・メカニック
「…………」
赤木 叶恵
「このまま戻らずにメカを倒して日常に戻る事もできる」
赤木 叶恵
「過去に戻って、『クロニック・ラヴ』の方につく事もできる」
安武 陸
「それに、俺達が過去に戻れば、そこにいる君は相変わらず灰葉陽に囚われたままだ」
安武 陸
「どこまでを自己だと思うかっていうのは、難しいところだけど」
安武 陸
「俺は……、今の君が失われるのは寂しいよ」
敷村 修也
「ここまできて、安武さんの願いだけあきらめてもらうって薄情なことできませんよ」
赤木 叶恵
「逆だよ」
赤木 叶恵
「あたしたちはワガママを通すつもり。敷村さんだけ良い子のまま終わる気?」
安武 陸
「修也くんがいい子のままだと、俺もワガママ言いにくいよ」
赤木 叶恵
「心の底からそうしたい、って事なら……別にいいんだけどね」
安武 陸
「うん」
安武 陸
「今の段階だと、俺に気を使っているのか、本当に心中したいのか、ちょっと判断できない」
赤木 叶恵
「あたし、安武──それに、海野さんも『クロニック・ラヴ』も、御影さんも」
赤木 叶恵
「誰が自分のわがままを通すか、っていう話をしてる」
バレエ・メカニック
「訂正する」
バレエ・メカニック
「ここに海野標は存在しない」
赤木 叶恵
「はあ、そうですね!」
赤木 叶恵
「まあ、各々やりたいことがあって、その過程でみんな、たくさん人を傷つけてるわけ」
安武 陸
「……師匠はいないけど、師匠が守りたかった人は全員いるしね」
敷村 修也
「学校でも優等生で通ってますからね。……だから、この選択は我儘でもあるんですよ。俺が一番、苦しくない選択ってだけです」
赤木 叶恵
「…………」
赤木 叶恵
「なら、いい」
迷ノ宮 光葉
なんなんだこのひとたち
GM
助かるな~
GM
修也くんは別にレイドボスになりに行ってないのにレイドボスになれ! してる人たちじゃん
安武 陸
自分がデパートでひっくり返ってヤダヤダした以上、本当は欲しいおもちゃがあるのに大人しく親の言うこと聞く子供に、素直になれ!!となっている
安武 陸
いい子でいるな!!
GM
でもだだっ子するのはそれはそれで今までの否定なんだよ修也くんは
安武 陸
そうなんだよな
GM
りっくんよりも強固に打ち立ててきたものだから
GM
それを貫くのもかなり美しいからね
GM
だからこそこうして圧をかける!!!!!!!!!!!
安武 陸
だからこっちがレイドボスになれ!とつついている 鉾をおさめる方法を考えておきます
迷ノ宮 光葉
「わたくしは……勝手ながら修也様のお気持ちが、少しだけ、わかるような気がいたします……」
迷ノ宮御影
「…………」
迷ノ宮 光葉
「きっと、少し前のわたくしなら、愛する人と、心中すること、ためらわなかった……」
迷ノ宮 光葉
「失う恐怖を知っているならなおのこと、失いたくないという気持ちも、同じだけ膨らむものです」
迷ノ宮 光葉
「……ならいっそと思うのも、わかる気がするのです」
迷ノ宮 光葉
「……修也様が、考えて出した答えなら、わたくしは、尊重したい、と思います……」
安武 陸
そうか………
GM
ちゃんとレスバしてから明かしてよかったよ
安武 陸
恋する乙女だもんな……
GM
ちゃんとレスバしないとこうなるのを御影は見てたからね
安武 陸
そうだねぇ
GM
光葉ちゃんのことはきっちりやっていきます 愛する女で大切な妹なので
敷村 修也
「……5年ですよ。5年って、長いんですよ」
敷村 修也
それは無意味な不幸自慢だ。
敷村 修也
もう十分苦しんだじゃないか。
もう楽をしてもいいじゃないか。
敷村 修也
「我儘をって言うんだったら、我儘を通してくださいよ。俺の気持ちや我儘を折って、それでも一緒に戻るって」
安武 陸
「俺は、君のわがままを折りたい訳じゃない」
安武 陸
「俺に都合がよすぎて、怖いんだ」
安武 陸
「でもそれが本当に楽だっていうなら、俺の寂しさなんて些末なことだよ」
赤木 叶恵
「そう、安武に都合がいいよね」
赤木 叶恵
「あたしもどっちかっていうと、魔女の力で時間を巻き戻すよりは、ここで魔女討伐して終わる方が正しい行為だと思ってるよ」
安武 陸
「……うん」
安武 陸
「何が正しいかっていうのはわからないけど、全体の幸福度が一番高いのは、それだと思う」
赤木 叶恵
「あっちは、大勢死ぬしね」
安武 陸
「勝てるかも分からない」
迷ノ宮 光葉
「ええ……」
赤木 叶恵
「負ければまだいいけど……中途半端に勝った場合、被害を元に戻せる人って、居るのかな?」
安武 陸
「いないなぁ」
安武 陸
「やり直す理由、俺のワガママだけじゃん」
敷村 修也
「………」
敷村 修也
「……叶恵さんや光葉さんは、反対なんですか?」
敷村 修也
「安武さんの我儘に」
赤木 叶恵
「あたしは正直どっちでもいいや」
赤木 叶恵
「姉を海野さんに会わせたい気持ちもあるし、会わせたくない気持ちもあるし……」
赤木 叶恵
「戻すと、あの日死んでた礼子さんの事も不安だし。でも戻せば、母は傷つかずに済むし」
赤木 叶恵
「礼子さんってどうなるの、メカ」
バレエ・メカニック
「破却により、運命はあの朝に巻き戻る」
バレエ・メカニック
「海野標が覆した死は、覆される前へと戻る」
赤木 叶恵
「……やだなあ、それは……」
バレエ・メカニック
「…………」
バレエ・メカニック
「……だが」
バレエ・メカニック
「クロニック・ラヴによる犠牲を再び覆す手段が、存在しないわけではない」
安武 陸
「え」
バレエ・メカニック
「だが、それは海野標単独の力では成し遂げ得ぬことだ」
赤木 叶恵
「……海野標を焚く以外の方法?」
バレエ・メカニック
頷く。
バレエ・メカニック
「少なくとも、あなたたちの助力が必要になる」
バレエ・メカニック
「彼の無力では」
バレエ・メカニック
「それは成し得ない」
赤木 叶恵
「何をすれば?」
バレエ・メカニック
「海野標の魔法でもって、クロニック・ラヴの積み上げてきた力と運命に直接の働きかけを行う」
バレエ・メカニック
「これを通すには、クロニック・ラヴに十分な隙を作る必要がある」
赤木 叶恵
「それをあたしたちが、か」
赤木 叶恵
「前回は足止めも満足にできなかったもんね」
バレエ・メカニック
「そうだな」
GM
だから独力ではなし得ないんですよ。
安武 陸
ギューーー
安武 陸
無力ですみませんでした…………………
GM
無力なのは海野標だが?
安武 陸
俺が自分のことでいっぱいいっぱいで……師匠に迷惑ばかりかけていたから……
安武 陸
手伝うとかそういうお話にすらならなかったから……
安武 陸
標は、最後までバレエ・メカニックになることに抗ったと聞いた。
安武 陸
そう、したかったはずなのだ。
バレエ・メカニック
「だが、それが叶わなかったのは海野標の無力によるもの」
バレエ・メカニック
「海野標が独力で吸血鬼クロニック・ラヴに対抗し得ぬがために」
バレエ・メカニック
「あの夜の惨劇は引き起こされた」
バレエ・メカニック
「あなたたちがその責を負う必要はない」
安武 陸
「独力なら、なんとかなったかもしれないだろ」
バレエ・メカニック
「ならない」
安武 陸
「俺が、ずっと、クロニック・ラヴに殺されたから」
安武 陸
「俺が弱かったから」
バレエ・メカニック
「海野標と吸血鬼クロニック・ラヴの間には、歴然たる力の差があった」
バレエ・メカニック
「あなたの弱さは誤差でしかない」
赤木 叶恵
「…………」
赤木 叶恵
「面倒だって事はわかった」
赤木 叶恵
「戻ってクロニック・ラヴと戦うだけで大変なのに、さらにその上……」
安武 陸
誤差だなんて言われても、そうですか、とは思えない。
バレエ・メカニック
「海野標の存在を取り戻すために、そのようなリスクを犯す必要はない」
バレエ・メカニック
「帳尻が合わない」
バレエ・メカニック
「私はそのように判断する」
赤木 叶恵
「…………安武」
バレエ・メカニック
「一度破棄された運命は、最早二度と採択されることはない」
安武 陸
「…………」
バレエ・メカニック
「海野標は二度とあのような大規模な運命変転を成し遂げることは叶わない」
バレエ・メカニック
「私が手放し、破却された運命は、吸血鬼クロニック・ラヴの元へと戻る」
バレエ・メカニック
「彼女は今度こそ魔女クロニック・ラヴとして羽化するだろう」
バレエ・メカニック
「そして」
バレエ・メカニック
「そうなった時の海野標に、どれほどの力が残るか」
バレエ・メカニック
「私には保証し得ない」
赤木 叶恵
ビルド変わるよって言われた……
安武 陸
言われた
GM
かわるにきまっとる
安武 陸
そりゃそう
赤木 叶恵
「色々言って、言われたけど……」
赤木 叶恵
「あたしの一番の判断基準は、安武だよ」
赤木 叶恵
「あんたを放っておけない」
安武 陸
「…………」
安武 陸
「俺、は」
バレエ・メカニック
「…………」
安武 陸
分かっている。
このままここでモンスターを倒し、死んだ人間も生き返って、めでたしめでたし。それでいい。
安武 陸
標の大切な人は生きているし、魔女にも、吸血鬼にもならないし。 光葉は短くても幸福な時間を過ごせるだろうし、礼子と恵夢は仲良くおしゃべりができるし、修也には、陽とのこれからがある。
安武 陸
自分は、標の形をして、標の声で話して、標のことを教えてくれるバレエ・メカニックと会えただけで、よかった。
安武 陸
よかった、はずなのだ。
安武 陸
運命変転の破却が行われても、標を救えるとは限らない。
安武 陸
ただ標が死にゆくのを、何もできず、ぼうっと見ているだけで終わるかもしれない。
安武 陸
多くの人が死ぬのを、見ているだけかもしれない。
安武 陸
「俺」
バレエ・メカニック
見ている。あなたを。
安武 陸
「俺は」
安武 陸
「……運命変転を、破却する」
バレエ・メカニック
「…………」
安武 陸
「やってみたいんだ」
安武 陸
「駄目かもしれない、そんなことしなくても、誰も俺を責めない」
安武 陸
「でも、俺は、自分を責めるよ」
赤木 叶恵
「うん」
赤木 叶恵
「知ってる」
安武 陸
「……うん」
バレエ・メカニック
「その懊悩を消し去ることも、私には可能だ」
バレエ・メカニック
「忘れてしまえばいい」
バレエ・メカニック
「全てを」
バレエ・メカニック
「海野標との記憶は」
バレエ・メカニック
「あなたにとって、必要のないものだ」
安武 陸
「そうかもね……」
安武 陸
「でもさ、今の俺は憶えてる」
安武 陸
「だから、忘れるのが嫌だって、思ってしまうんだ」
バレエ・メカニック
「…………」
安武 陸
「忘れることは、つらいことだよ」
バレエ・メカニック
そのことを否定しない。
バレエ・メカニック
それに抗うために戦ってきた者の姿を、この魔女は形としている。
バレエ・メカニック
「……敷村修也」
バレエ・メカニック
「あなたの願いを聞かせてくれ」
敷村 修也
叶恵さんは、俺の本心ならそうしたらいいと言った。
光葉さんは、失う苦しみがわかるから尊重したいと言った。
安武さんは、今自分の我儘ですべてを台無しにするかもしれないことを選ぶと言った。
敷村 修也
本心なんて一つにまとまらない。そのなかで今どの声が一番大きいかに過ぎない。
だから後悔することもあるし、決断した時のことから目を背けることもある。
バレエ・メカニック
その全てを見透かすまなざしが、あなたの前に。
敷村 修也
何でも見透かすような目が気に食わないとも思うしありがたいとも思う。
必ず倒さなければならないとも思うし、こんな世界での唯一の希望だと縋りたいとも思う。
敷村 修也
だからその時に、気持ちがどこを向いているかだけなんだ。きっと。
安武 陸
妨害結局どうしましょうね
安武 陸
逆に誰でもよさそうな感じになった
赤木 叶恵
さっきよりは やっぱ手伝って!と言えそうな流れ(狩人の人手がかなり必要なため)
迷ノ宮 光葉
そうですね…修也くんが来てくれたら心強い、と言える流れ
安武 陸
まぁでも0話は終わってるところのはずだから、何も知らない修也くんに手伝ってっては言えると思うんだよな
GM
でもその修也くんはレベル1ですからね
迷ノ宮 光葉
うん…
安武 陸
そうだった……
GM
データ的には、修也くんがこの運命に残って、かつ物語が4話に行くとしても、まあなんとかはします。
GM
なんとかするというか……戦力の数は揃えます。
GM
データ的には。
安武 陸
データ的には……
GM
データ的には。
安武 陸
データで言うと激情あってバディがない叶恵ちゃんが妨害行くのが確実ではあるのかしら
赤木 叶恵
データ的妥当女
赤木 叶恵
キメられる毒殺が1回になるけど、激情切れた時用のカードは持ってきたんで何とかなるといいな
GM
そこをおそれすぎるならそもそもこのカード構えなくていいからね
赤木 叶恵
そうそう
赤木 叶恵
こういう時のためにもってきた
安武 陸
え~~ん 俺が妨害やるから毒殺してくれとも言いにくい
安武 陸
え~~~~ん
安武 陸
バレエ・メカニック様はこの腐った世界の唯一の希望!!
GM
宗教できちゃった
GM
この腐敗した世界に落とされたじゃん(救急車を蹴る)
赤木 叶恵
やるか……宣言!
GM
来るのか……
赤木 叶恵
*妨害
GM
AST ランダム全特技表(2) > 頭部(8) > 閃く
GM
*バレエ・メカニックの常駐アビリティ【妖花】により、接触への妨害判定に-1の修正。
『槍を手に』松井美乃梨
*権力者の能力を発動します。妨害判定に-2の修正。
赤木 叶恵
ああ!?
安武 陸
合宿免許ワオ
安武 陸
お前権力者やったんか
GM
幸福壊す気満々だぞ。
GM
願いを叶えたいからね
GM
*加えて補助アビリティ【邪魔】。さらに-1がつきます。
 【復讐の聖者】により、アビリティコストは1に軽減。
[ バレエ・メカニック ] テンション : 23 → 24
GM
*合計で-4。
安武 陸
なにこの破壊絶対通すマン
GM
願いを叶えるロボだよ
安武 陸
願いを叶えるロボだ……
安武 陸
援護って一人に対して何人かできるんだっけ?
GM
重ねられますよ。
迷ノ宮 光葉
全員で重ねたいところですが…
赤木 叶恵
メインフェイズでここまでアビリティが開示されることあるんだなあ
GM
願いを叶えるロボ~
安武 陸
もう2つしかわかんないのない
GM
けっこうかわいげのある構成だと思うんですけど。
安武 陸
かわいいよ……
赤木 叶恵
かなりかわいい
GM
そんな……
安武 陸
かわいいね……
GM
怖くなってきた
安武 陸
ずっと家に置いておきたい……
GM
怖い
安武 陸
*援護
迷ノ宮 光葉
*援護
GM
*陸と光葉が援護でよろしいですか?
敷村 修也
*援護を宣言
GM
*では、援護が+3。
赤木 叶恵
*興奮剤を使用。
GM
*はい。興奮剤で+2、防御力で+1
GM
*-4に+1+2+3ですね。判定をどうぞ。
赤木 叶恵
2D6+6-4>=7 (判定:叫ぶ) (2D6+6-4>=7) > 8[2,6]+6-4 > 10 > 成功
GM
では。
『毒蜘蛛』楠瀬新
*上位犯罪者の能力を発動します。
『毒蜘蛛』楠瀬新
*-3をつけて振り直しをどうぞ。
安武 陸
ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛
迷ノ宮 光葉
あああん
赤木 叶恵
カス~~~~~~!!!!!!
安武 陸
犯罪者だと思ったよ!!!!!!!!!!!!!!
『毒蜘蛛』楠瀬新
そらそうやろ
『毒蜘蛛』楠瀬新
おらんわけあらへんで
赤木 叶恵
2D6+6-4-3>=7 (2D6+6-4-3>=7) > 9[3,6]+6-4-3 > 8 > 成功
赤木 叶恵
おら!!!!
迷ノ宮 光葉
かなちゃん最高!!!!!!!!
赤木 叶恵
文句あるか!!!!!!!!!!!!!
敷村 修也
つええ~~~~~~~~
安武 陸
最高最高最高~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!
GM
せめて激情は切らせたかったぜ……
GM
……いいでしょう。
[ 赤木 叶恵 ] テンション : 16 → 21
[ 赤木 叶恵 ] 激情 : 1 → 2
[ 安武 陸 ] テンション : 15 → 18
[ 敷村 修也 ] テンション : 18 → 21
[ 敷村 修也 ] 激情 : 1 → 2
[ 迷ノ宮 光葉 ] テンション : 12 → 15
GM
接触は失敗。
『毒蜘蛛』楠瀬新
「あらあらまあまあ~」
『毒蜘蛛』楠瀬新
街の方から楠瀬が登ってくる。
『槍を手に』松井美乃梨
美乃梨はお姫様抱っこされています。
『槍を手に』松井美乃梨
身を縮めて、両手に槍を抱えている。
『毒蜘蛛』楠瀬新
「皆さんようけおそろい」
『毒蜘蛛』楠瀬新
「で」
『毒蜘蛛』楠瀬新
途中。
『毒蜘蛛』楠瀬新
御影に気付く。
『毒蜘蛛』楠瀬新
「……わァ~」
『毒蜘蛛』楠瀬新
「お久しぶりですわ」
『毒蜘蛛』楠瀬新
みのりを下ろしつつ、御影に会釈。腰引け気味に。
迷ノ宮御影
「……なるほど」
迷ノ宮御影
「宣言通り、”好きにやっている”ようだ」
『毒蜘蛛』楠瀬新
「まァね~」
『毒蜘蛛』楠瀬新
ポケットに手を突っ込んで歩く。狩人たちの間を横断しながら。
『毒蜘蛛』楠瀬新
「で、あんたらは?」
『毒蜘蛛』楠瀬新
振り返る。
『毒蜘蛛』楠瀬新
「相変わらずモンスター討伐の責任がどうたらとか、くだらないことゆうて」
『毒蜘蛛』楠瀬新
「アホな意地通すつもりでおるん?」
赤木 叶恵
「ちょうど今相談してるとこ」
『槍を手に』松井美乃梨
「…………」
安武 陸
「運命変転の破却しよっかな~みたいなこと話してます」
『毒蜘蛛』楠瀬新
「なんそれ」
『毒蜘蛛』楠瀬新
「ようわからん話しとるな」
『毒蜘蛛』楠瀬新
「聞いとらんのですけど。バレメカさんや~」
『毒蜘蛛』楠瀬新
バレメカの隣に立って、その姿を見上げる。
『毒蜘蛛』楠瀬新
「相変わらず贔屓しよってからに。困りますわぁ」
バレエ・メカニック
「…………」
『毒蜘蛛』楠瀬新
「ええやん別に、こんなもん」
『毒蜘蛛』楠瀬新
かんかん、と拳の甲でバレメカの胴体を叩く。
バレエ・メカニック
ゆっくりと腕を振り上げて。
『毒蜘蛛』楠瀬新
「まあまあ壊れかけやろ。どうせ先は長うな――だっあ!?」
バレエ・メカニック
ノルマ達成。殴った
赤木 叶恵
「あっ」
安武 陸
「あっははは!」
『毒蜘蛛』楠瀬新
「は!? は!?」後頭部を押さえて顔を上げる。目を瞬く。
安武 陸
「願っておいてよかった~!」
『毒蜘蛛』楠瀬新
「……安武~!!」
『毒蜘蛛』楠瀬新
「お前か!」
安武 陸
「俺で~す」
『毒蜘蛛』楠瀬新
「……はあ~、ほんま」
『毒蜘蛛』楠瀬新
「お前のことばっか贔屓して困るわ、これ」
『毒蜘蛛』楠瀬新
後頭部を撫ぜながら深くため息をついている。
安武 陸
「そりゃあそうですよ」
安武 陸
「そうでしょうが」
『毒蜘蛛』楠瀬新
「知らんわ。胸張るなや」
『毒蜘蛛』楠瀬新
「やってることめちゃくちゃやで、この魔女は」
『毒蜘蛛』楠瀬新
「やたら強そうに見せとるけど」
『毒蜘蛛』楠瀬新
「こいつはとうにバグっとるんや」
『毒蜘蛛』楠瀬新
「だから、壊れきる前に甘い汁吸うたらええやないの」
『毒蜘蛛』楠瀬新
ぐるり、と狩人たちに視線を巡らせて。
『毒蜘蛛』楠瀬新
最後は修也に目を向けた。
『毒蜘蛛』楠瀬新
「な?」
赤木 叶恵
修也を見る。
敷村 修也
「………」
安武 陸
修也を見る。
『槍を手に』松井美乃梨
「こ」
『槍を手に』松井美乃梨
「こんな言い方は、よくない、ですけど」
『槍を手に』松井美乃梨
「でも」
『槍を手に』松井美乃梨
「助けてもらえる筈の、大切な人、見逃したら」
『槍を手に』松井美乃梨
「それは、絶対」
『槍を手に』松井美乃梨
「後悔する」
『槍を手に』松井美乃梨
「し……」
『槍を手に』松井美乃梨
両手に槍を握りしめて、俯く。
敷村 修也
確かに後悔するかもしれない。
でもそれは、どの選択をしても同じだ。
敷村 修也
全てから目をそらして、今得られる幸福に浸るのもいいかもしれない。
そうしておけばよかったなあなんて思い出すときが来るかもしれない。
敷村 修也
わからない。
それを決めるのは今の自分自身だ。
敷村 修也
止めていた足を動かすことに決めたのも自分だ。
叶わなかった想いは一方的なものだと吐露したのも自分だ。
どんな影響があっても決めたのは自分自身だ。
敷村 修也
「……安武さん」
敷村 修也
安武 陸を見る。
安武 陸
修也を見返す。
敷村 修也
「……我儘を通すって決めたんなら、言うべきことがあると思うんですけど」
敷村 修也
だからほんのささいなきっかけでいい。
ただ一言。
安武 陸
じっと、修也を見る。 大事な人を奪われた友人の瞳を。
安武 陸
「修也くん、俺は、自分を責めない選択をしたい」
安武 陸
「逃げるでもなく、動けないのでもなく、助けに行きたい」
安武 陸
「だから、ごめん」
敷村 修也
「……」
敷村 修也
 
敷村 修也
「……わかりました」
安武 陸
頭を下げる。
安武 陸
「……ありがとう」
バレエ・メカニック
「…………」
敷村 修也
「バレエ・メカニック」
バレエ・メカニック
修也を見る。
敷村 修也
「俺の願いは、安武さんと。叶恵さんと光葉さんと――」
敷村 修也
「――同じだ。運命を破却する」
赤木 叶恵
「敷村さん……」
迷ノ宮 光葉
「修也様……」
バレエ・メカニック
「それが」
バレエ・メカニック
「あなたの本心から来る、願いか」
敷村 修也
「全部が本心だよ」
敷村 修也
「その中で今の俺が一番こうしたいと思うことがこれだってだけ」
安武 陸
「修也くん……」
バレエ・メカニック
「…………」
『毒蜘蛛』楠瀬新
「なんや」
『毒蜘蛛』楠瀬新
「一番付け入りやすそう思うたのに」
『毒蜘蛛』楠瀬新
つまらん、と肩を竦める。
バレエ・メカニック
「……私は」
バレエ・メカニック
「私は、その願いを受け入れる訳にはいかない」
バレエ・メカニック
「海野標の願いを棄却させるわけにはいかない」
バレエ・メカニック
「あなたたちを、阻止しなければならない」
バレエ・メカニック
「……その願いを阻むために」
バレエ・メカニック
「私は、あなたたちの運命を正す」
バレエ・メカニック
「海野標の記憶を消す」
安武 陸
「お前が、そういう事言うんだな」
バレエ・メカニック
「…………」
バレエ・メカニック
「阻止しなければならない」
バレエ・メカニック
繰り返す。
安武 陸
「消させてやらない」
安武 陸
「どんなことをしても、忘れてやらない」
赤木 叶恵
「むしろ、力尽くで言う事聞かす」
バレエ・メカニック
「…………」
バレエ・メカニック
「あなたたちのそれは、海野標の描いたシナリオよりも劣っている」
安武 陸
「そりゃあ~、そうでしょ。 師匠舐めんなよ」
バレエ・メカニック
「私は彼の能力を正確に把握している」
バレエ・メカニック
「私が彼を読み違えることはない」
安武 陸
「どうかな、自分のことって結構思考バイアスかからない?」
バレエ・メカニック
「私は海野標ではない」
バレエ・メカニック
「よって、それには当てはまらない」
安武 陸
「でも、お前は師匠を過小評価してるよ」
安武 陸
「怒りから生まれたお前には、仕方ないだろうけど」
安武 陸
「どっちにしても、これは、俺のワガママをやろうってだけの話だ」
安武 陸
「あらゆるシナリオに劣る」
安武 陸
「でも、やってみたいんだ」
バレエ・メカニック
「…………」
バレエ・メカニック
「では」
バレエ・メカニック
「あなたたちは、その我を通すだけの力を示さなければならない」
バレエ・メカニック
「勝ち取らなければならない」
バレエ・メカニック
「私は、ただ願いを叶える者」
バレエ・メカニック
「無数の希望と誘惑で、あなたがたを阻もう」
バレエ・メカニック
「もし、私を打ち倒すことができたならば、それでよい」
バレエ・メカニック
「存在を懸けた運命変転魔法は、その時計の針を戻す」
バレエ・メカニック
「それが、あなたの、願いならば」
赤木 叶恵
「……どう見ても、こっちの方が泥船だ」
敷村 修也
「沈むかもしれないってことをそれでもすると決めたんですから」
迷ノ宮 光葉
「ええ、心得ております」
赤木 叶恵
「しゃあない。情が移った」
赤木 叶恵
「安武、貸し100ね」
安武 陸
「はは」
安武 陸
「付き合わせて悪いね、みんな」
安武 陸
「……ありがとう」
バレエ・メカニック
「…………」
バレエ・メカニック
光を纏う。空を仰いで。
バレエ・メカニック
流星の煌きを瞳に映しながら、バレエ・メカニックは唄うように語る。
バレエ・メカニック
「願うならば今」
バレエ・メカニック
「この夜は、願いごとが叶う夜」
バレエ・メカニック
「流れ星に、星屑に、大切な願いを込めて」
バレエ・メカニック
「祈り給え」
バレエ・メカニック
それからあなたたちを見下ろす。
バレエ・メカニック
ハッピーエンドを乗り越えることを決めた狩人たちを。
バレエ・メカニック
「『あの時』に止まったままの秒針を」
バレエ・メカニック
「進めることを」
バレエ・メカニック
「戻すことを」
バレエ・メカニック
「選んでしまえば引き返せない」
バレエ・メカニック
「だからこそ」
バレエ・メカニック
「悔いなく戦い給え」
安武 陸
この夜は、願いごとが叶う夜。
安武 陸
流れ星に、星屑に、大切な願いを込めて。
安武 陸
その愛を。
安武 陸
しるしを。
安武 陸
「悔いなく戦え、か」
安武 陸
「俺の願い、分かってるじゃん」
バレエ・メカニック
「当然だ」
バレエ・メカニック
「私はバレエ・メカニック」
バレエ・メカニック
「願いを叶えるための機構」
バレエ・メカニック
「あなたたちの願いを汲むことはたやすい」
バレエ・メカニック
「そして、故にそれを拒む」
バレエ・メカニック
「あなたたちの幸いのため」
バレエ・メカニック
「最後の試練となって、ここに立ちはだかろう」
安武 陸
笑う。
安武 陸
「拒まれたら喜ぶの、知ってるもんな」
バレエ・メカニック
「…………」
バレエ・メカニック
「海野標としての挙動は」
バレエ・メカニック
「本人に求めろ」
安武 陸
「求められるように頑張るよ」
バレエ・メカニック
光を纏う。流星を降らす。
バレエ・メカニック
歯車の噛み合う音がして、魔法陣の文字盤がまばゆく光る。
バレエ・メカニック
――その中に映るのは、数限りない未来の可能性。
バレエ・メカニック
バレエ・メカニックが採択しうる未来の数々。
バレエ・メカニック
輝かしいその全てがこれより、
バレエ・メカニック
あなたたちが振り切らねばならない、運命の全てとなる。
決戦フェイズ開始前に、修也の興奮剤が一個叶恵へと譲渡された。