メインフェイズ第二サイクル

GM
混沌のままにメインフェイズ第一サイクルが終了し、このまま第二サイクルに入ります。
行動順を決めましょう。
赤木 叶恵
1d (1D6) > 4
クロニック・ラヴ
2D6 (2D6) > 6[3,3] > 6
敷村 修也
1d6 (1D6) > 5
安武 陸
1D6 (1D6) > 1
迷ノ宮 光葉
1D6 (1D6) > 4
クロニック・ラヴ
修也>叶恵・光葉>吸血鬼>吸血鬼>陸ですね。

行動:敷村修也

GM
とりあえず行動の宣言を一回もらっておきましょうか。
敷村 修也
*狩猟を宣言 対象は運命変転血戒『クロニック・ラヴ』
GM
了解です。さて……
GM
血の匂いに満ちた住宅街の片隅で、
GM
混沌の中に狩人たちは惑う。
海野標
「……あ」
海野標
「あー……」
海野標
だっせ、と小さく声を漏らして、
海野標
血に濡れた唇を学生服の袖で拭った。
安武 陸
「師匠……、師匠……」
海野標
「んだよ」
海野標
「リク」
安武 陸
「う」
安武 陸
「うう~~~……」
海野標
「うわ」
海野標
「泣くか? この流れ」
安武 陸
俯いて、泣きながら呻く。
海野標
「……あーもー」
海野標
手を伸ばす。その動きは緩慢に。
安武 陸
「だっでぇ……師匠が生きてだがらぁ……」
海野標
俯けられた頭を、髪を、血に汚れた指先でぐしゃりとかき混ぜた。
海野標
「死なねえよ」
海野標
「死ぬわけねえだろ、この俺が」
安武 陸
鼻をすすりながら、こくこくと頷く。
海野標
呆れたような笑みは力なく、
海野標
足元には先程吐き捨てた血が赤く広がっている。
安武 陸
死ぬわけない、なんて言葉。 前は素直に信じられたのに。
海野標
今では。
安武 陸
今は、どこまで信じていいのか分からない。
海野標
海野標の吐き捨てた血の匂いが、あまりにも濃い。
海野標
それは死に繋がる匂いだ。
安武 陸
血に慣れきった鼻でも、意地汚く死の臭いを見つけてしまう。
GM
開幕でイチャつく心の準備はしていなかったぞ。
GM
急に甘えに来るじゃん。
迷ノ宮 光葉
かわいい師弟だな
敷村 修也
んっふっふっふ
安武 陸
いやだって……
敷村 修也
叶恵に抑え込まれたまま、低い視線はすべてを見上げることしかできない。
混乱した頭と弾き飛ばされた槍、さっきまで見ていた夢のことがぐるぐると頭をまわっている。
赤木 叶恵
「……敷村。敷村。聞こえる?」
赤木 叶恵
目の前でひらひらと手を振る。
海野標
持ち上げた手を陸の頭に添えたまま、視線は修也らへと移る。
敷村 修也
首をひねり何とか横目で赤木さんに視線を送った。
腕と首が痛い。
赤木 叶恵
ふうと息を吐いて、ようやく拘束の力を抜く。
赤木 叶恵
「何があったか覚えてる?」
敷村 修也
「ゆ、めをみてました」
赤木 叶恵
「どんな?」
迷ノ宮 光葉
同じように修也の槍から手を離し、穂先を人から逸らす。彼の話を聞く。
敷村 修也
「………。……ゆめの中で、かぼちゃに槍を……」
敷村 修也
ちがう。
敷村 修也
「ゆめのなかで、ひなちゃんをたすけようと、して。槍をつかおうと」
赤木 叶恵
「…………実際には、何に槍を向けてたかわかってる?」
海野標
「…………」
敷村 修也
「………」
敷村 修也
状況からすぐに察する。
頷くことしかできなかった。
赤木 叶恵
「ん。ならよし。あとは当事者間で話つけときな」
赤木 叶恵
立ち上がり、完全に拘束から解き放つ。
海野標
「……っても、吸血鬼のよくやることだろ」
海野標
「どうこう問い詰めることでもねえよ。止められたみたいだし」
安武 陸
涙は拭ったが、標を抱えたままうなだれている。
安武 陸
自分に修也を責める資格はない。
海野標
陸に抱えられたまま、だらりと腕が下がった。
敷村 修也
そう言われても神妙な面持ちのまますぐには動くことはできない。
安武 陸
ずっとこの瞬間まで頭に手を……!?
GM
私はむしろずっと抱えてるんだ……? って思った
敷村 修也
ぬいぐるみか?
安武 陸
別に放り出す意味がないから……
GM
恥ずかしい……
安武 陸
起きて元気百倍って感じでもないし……
迷ノ宮 光葉
「……とりあえず、移動しませんか。海野様の手当もしなければ」
安武 陸
「そうしよう」
赤木 叶恵
「あー、そうだ、そういう話だった」
敷村 修也
「………」
海野標
「いや」
海野標
「いい」
海野標
陸の肩に手をかけて、立ち上がろうとする。
海野標
「時間ももったいねえ」
安武 陸
「師匠、無理は……」
海野標
「俺はもう行く」
赤木 叶恵
「正気?」
海野標
「…………」
安武 陸
「せめて手当を」
迷ノ宮 光葉
「無茶です、その体で……」
海野標
海野標が黙り込んだ一方で、
GM
街の遠くから、大きく轟音。
GM
そちらを向けば、蒼い炎が高く立ち昇っている。
GM
炎は高層ビルをまるごと包み込んで、街を青く照らしている。
安武 陸
「……手当、だけでも」
海野標
「ほっとくとああだ」
海野標
「急がねえと、……」
海野標
立ち上がる足元が覚束ない。
海野標
陸の身体に縋る羽目になって、舌打ちをする。
赤木 叶恵
「……」火の手を見て眉をひそめる。
赤木 叶恵
今日だけでも何度か見た炎。かつては頼もしく感じた炎。見慣れたとはいえ、見たくないものであることに変わりはない。
安武 陸
支える。
赤木 叶恵
「その体で何する気」
海野標
支えられている。無力な子供のように。
敷村 修也
「海野」
海野標
「…………」
迷ノ宮 光葉
「最悪の場合……、兄と戦われるのでしょう?でしたら、万全と行かなくとも少しだけでもお時間をください、手当します……」
海野標
「……あ~~~~~」
海野標
心底、嫌そうな声が出た。
海野標
「わーった、わあったよ」
海野標
「でも移動はしなくていい。普通の手当ては要らない」
海野標
「…………」
海野標
言い切ったあと、一瞬だけ口籠るが。
海野標
「……リク」
安武 陸
「……はい」
海野標
「血、寄越せ」
安武 陸
「…………」
安武 陸
そういう、予感はあった。
安武 陸
「はい」
海野標
言ってから改めて嫌そうな顔をしている。
海野標
相当に気の進まない気配を漂わせている。
安武 陸
首元を露出する。
海野標
首元を寛げる姿に目を瞬いて、
海野標
「あ」
海野標
「いや」
海野標
「そこじゃない、そうじゃ……」
海野標
「あー」
海野標
がしがしと頭を掻いた。
海野標
「ナイフ貸せ」
海野標
「腕出せ」
安武 陸
渡す。腕を出す。
海野標
良く躾けられた犬のように従順に従う弟子に、なすがままに。
海野標
ナイフを受け取る。いつもであれば血戒で短刀でも出すところだが。
安武 陸
少し、笑う。
安武 陸
「痛くしないでくださいよ」
海野標
「善処する」
安武 陸
「お願いします」
海野標
陸の逆手首の血管に、刃を入れた。
安武 陸
「ぐっ……」
海野標
その手際は流石に正確に。
敷村 修也
なんとなく気まずくなって視線を外す。
海野標
浅すぎて血が出ないようなこともない。かといって動きに支障を来たすこともない。
海野標
血が滴る。
海野標
そこに、
海野標
口を寄せた。
迷ノ宮 光葉
同じく、そっと叶恵の手を引いて後ろを向いた。
海野標
牙は立てない。溢れた血を啜って、舐め取る。
海野標
柔らかく触れる唇の感触と熱がある。
安武 陸
「痛いんすけど~、ちょ~痛いんすけど~」
海野標
軽口は返らない。
安武 陸
「死ぬほど気まずいんですけど~」
安武 陸
返ってくるとは思っていない。
海野標
血を啜り、舐め取る仕草はどこか拙い。
海野標
こうした補給手段に慣れていないのだろう。そもそも必要もなくいたのか。
海野標
滴り伝い落ちる血を指先で掬い取って、口に含む。
安武 陸
「ほらぁ、みんな目逸らしちゃってるんですけど~」
海野標
舌が皮膚を這う。口内の熱は高い。
海野標
ぬめった水音。
安武 陸
「くすぐったいんですけど~、あ、こういうの言った方が余計気まずいか?」
GM
はずかしいよ……
安武 陸
あ~~~もう
GM
GMはほんとにはずかしいよ……
安武 陸
気まずいよ~~~~~
GM
こんなシーンやりとうなかったよ……
敷村 修也
だってぇ……
迷ノ宮 光葉
PLはありがとぅ…となっているけどきまずい
敷村 修也
すごいことになってる。視線外しといてよかった~
敷村 修也
気まずすぎる
GM
ほんとにはずかしい
GM
そろそろやめます
海野標
「…………」
海野標
「気付くのが」
海野標
「おせぇ……」
海野標
力なく返して、やっと顔を上げた。
安武 陸
「だって無言のほうがなんか嫌じゃないっすか……」
海野標
手の甲で唇を拭う。
海野標
「俺はもう全部嫌だが……」
海野標
血をもらっておいて失礼なことを言う。
安武 陸
「もういいんですか? この際なんでもうちょっとやってもいいですよ」
海野標
「…………」
海野標
逡巡の気配がある。
安武 陸
「ほら」
安武 陸
腕を突き出す。
海野標
理性にか身を引いて、
海野標
けれど、諦めた。
海野標
唇を寄せる。
敷村 修也
こいつ……
迷ノ宮 光葉
なにいってんのりっくん?????
赤木 叶恵
もう血は出ちゃったし事態が事態だからね
敷村 修也
羞恥が勝った
GM
やめさせてよ!!!!!!
敷村 修也
止めようがないんよ
GM
GMがいじめられてる
GM
いや 私はやめようとしたのに……
赤木 叶恵
背徳破壊だ
GM
私はやめようとしたのに続けさせられてる
敷村 修也
背徳破壊では?
迷ノ宮 光葉
いや~~~~~~~~…止められないよ……
安武 陸
今度は口を噤む。 が、やはり気まずい。
海野標
血の啜る音が静寂に響いている。
海野標
周囲の狩人たちもそれを聞いているのが分かる。
海野標
意識して目を逸らしてくれている。
安武 陸
これ全員気まずいんじゃない?
安武 陸
「やっぱ喋った方がマシな気がしてきた」
海野標
返事はなく、血を啜る沈黙は長く。
安武 陸
「皆気まずいの我慢してるんだから、俺が献血できるギリギリまで飲んでいってくださいよ」
海野標
「…………」
海野標
こうなっては、それを固辞する余裕も恐らくはないのだろう。
海野標
ここまで消耗するに至った理由。
安武 陸
それを思えば、血ぐらいは。
安武 陸
標が死ぬことを思えば、血ぐらいは。
GM
恥ずかしい これいいんですか? こんなことしちゃっていいんですか?
GM
みんなごめんね……
敷村 修也
めちゃくちゃ嬉しい
敷村 修也
標がってあたりで特に嬉しい
迷ノ宮 光葉
たすかるーーーーーーーー(でも気まずい)
安武 陸
気まずいよ~~~~
海野標
あなたの献身に甘んじて、
海野標
その吸血は長く長く続けられた。
海野標
けれどやがて終わりが来る。
海野標
今度こそ唇を離して、
海野標
「…………」
海野標
「終わり!」
海野標
自分に言い聞かせるような断言。
赤木 叶恵
「終わり?終わった?振り返るよ?いいね?」
安武 陸
「はぁい、お疲れ様っした」
海野標
「なんなんだよその扱いは……」
海野標
唇を拭っている。
敷村 修也
海野の一言にゆっくり視線を戻す。
安武 陸
「最初から見てていいんですけど……」
赤木 叶恵
「だって光葉さんが……」
迷ノ宮 光葉
「あ、いえ……あまりジロジロ見るものでもないかと……」
敷村 修也
「見られるのも嫌かと思って……」
海野標
立ち上がる。溜め息とともに。
海野標
つい先程とは裏腹にしっかりした足取りで。
海野標
すぐに、
海野標
その身体を光が取り巻いて、
海野標
いつもの戦闘衣に戻った。
海野標
「気遣われる方が嫌なんだけどな……」
安武 陸
いつもの戦闘衣、いつもの海野標だ。
赤木 叶恵
「音だけ聞かされるの、逆にやだった。なんか……こう……」
海野標
「感想言うな!」
安武 陸
「なんでここまで変な空気になってんの?」
迷ノ宮 光葉
とりあえず陸の切った傷口を黙って手当する。なんとなく、気まずそうな表情。
安武 陸
「あ、光葉ちゃんありがと……」
敷村 修也
「安武さん、その、もし次があったら静かにしててくださいね……」
安武 陸
「静かにしてた方が気まずくて……」
海野標
しかしその服は血染めのまま。
海野標
針で穿たれた痕を遺したまま、血を滴らせている。
赤木 叶恵
「エネルギー補給したからって、そんな簡単に復活するもんじゃないでしょ」
海野標
「繰り方の問題なんだよ」
海野標
「配分があんの。なんとでもなる」
海野標
「まあ、だから、しばらくはイケるだろうよ」
安武 陸
「……大丈夫なんですか?」
海野標
「……ああ」
海野標
背を向ける。狩人たちに。
赤木 叶恵
「まあ、そういうなら」
安武 陸
「俺、信じちゃいますよ」
海野標
冬の風に破れたマントを揺らして、血まみれの身体のままに、足を進める。
海野標
「信じろ信じろ」
海野標
「余計な心配されたほうが、面倒だ」
敷村 修也
それほどまでに弱っていた海野に危うく槍を突き立てかけたことを思い、苦い気持ちがこみあげる。
海野標
言い残して、地を蹴った。
迷ノ宮 光葉
「…………わたくしたちはこのまま吸血鬼の支配力を削いでみます。そちらも、お気をつけて」
海野標
「ああ」
海野標
「よろしく頼んだ」
海野標
海野標の姿はそこから消えたはずなのに、
海野標
声はしばらくそこに残る。
安武 陸
夜の帳に残るきらめきを、見上げる。
海野標
しかし、応答はそれが最後。
GM
いつしか赤い霧が晴れ、月の青さを再確認する。
GM
その矢先。
GM
ごろり、と
GM
修也の胸元から、星の結晶が落ちた。
GM
血のように赤い、クロニック・ラヴの結晶が。
GM
修也の懐から。
敷村 修也
「!?」
安武 陸
「修也くん、それ……」
GM
エネルギーの波動を感じる。クロニック・ラヴが帯びていたものと同じ。
GM
修也はそれを見て、先程の夢を思い返して、実感する。
GM
”これ”は、紛れもなく。
GM
灰葉陽の生きる世界へと繋がるものだと。
GM
というわけで、壊すならがんばって決心して壊してください。
敷村 修也
なるほどね
赤木 叶恵
「出た。壊しちゃえ壊しちゃえ」
敷村 修也
「………」
GM
この結晶はあなたの願望に呼応して結実した。
GM
あなたの願いに。あなたの追い求めるものに。
GM
これこそがあなたが掴み取るべきものだと主張するように、血の色に眩しく輝く。
安武 陸
「2つ目、すぐ見つかってよかったな」
敷村 修也
手の中にある。夢にまで見る日々に繋がる結晶が確かにそこに。
安武 陸
「何かの間違いで紛れ込んだかもしれない。 早く壊しておこう」
GM
あっさり煽る
GM
周囲 淡々と煽る
迷ノ宮 光葉
皆煽るw
安武 陸
せっかくなので……
GM
その輝きから目が離せない。良くも悪くも。
敷村 修也
壊すべきだ。
赤木さんが言うように、安武さんが言うように。
ハンターとしての自分も壊すべきだと、そう言っている。
GM
けれど、敷村修也は?
GM
灰葉陽への再会を願う、
GM
あの日を未だに追い求めてやまぬ一人の少年は?
迷ノ宮 光葉
「修也様……」他の二人とは違い、修也の内心を察している。すぐには壊そうとしない彼の様子を窺う
敷村 修也
5年前に止まったままの敷村修也が自分の中に居る。
GM
その秒針を、戻すことを、
GM
進めることを。
GM
選んでしまえば引き返せない。
GM
今ここに立つ敷村修也は、果たして、どちらを。
敷村 修也
選ばなくてはならない
敷村 修也
いつまでも針を止めておくことはできない。
安武 陸
トレイラー文だ
GM
こするぞっという気持ちです
GM
水面シナリオはトレイラーが世界で一番重要なシナリオと言われます
安武 陸
へ~ 勉強になるなぁ
GM
トレイラーに書いてあることならなんでもやっていいと言われます
安武 陸
勉強になるな~~~~
GM
トレイラーに反したことをしたら何をされても仕方ないとも言われています
迷ノ宮 光葉
援護……したほうがいいかな……
安武 陸
光葉ちゃんは結構ヤバいのでは
安武 陸
叶恵ちゃんがするかどうかって感じかな
迷ノ宮 光葉
ですね…ちょっと光葉は無理そうなので他の人にお願いします
赤木 叶恵
えんごしますよ
敷村 修也
区切りのために宣言だけ入れなおします
GM
そうね
GM
最初に宣言してから……色々あったからね
GM
色々あった。色々が……
安武 陸
色々があった
GM
なにがあったんだっけな。忘れちゃったな……
安武 陸
よくわかんない
GM
みんな覚えてる? 忘れたよね?
赤木 叶恵
*援護
GM
では攻撃力の+1と援護の+1をつけて日常の判定をどうぞ。
敷村 修也
*鎮静剤を使用して【走る】で判定します
GM
OK。恐慌解除ですね。
GM
どうぞ
敷村 修也
2D6+2>=7 (判定:走る▲) (2D6+2>=7) > 4[1,3]+2 > 6 > 失敗
敷村 修也
ここで激情を使うRP上の意味合いは大きい。激情を使用 この1は6!
GM
いいでしょう。判定は成功!
GM
支配力:クロニック・ラヴ 強度2→1
[ クロニック・ラヴ ] 耐久力 : 8 → 7
[ 敷村 修也 ] 激情 : 1 → 0
[ 赤木 叶恵 ] テンション : 11 → 14
敷村 修也
掌の上の結晶をじっと見つめる。
御影さんが言っていた。
敷村 修也
「『背徳』に惑う部分が一欠片たりともない」
「そのように、胸を張るというのか?」
敷村 修也
即答できなかった。できるわけがなかった。
5年前の敷村修也は当然そんなことも考える。
敷村 修也
そうなればどれほどいいだろうと。
敷村 修也
穏やかで温かい、思い出だけに存在する記憶。
敷村 修也
そしてその止まっていたはずの、5年前の敷村修也はこの前のハロウィンで再び顔をだすようになった。
本当なら止まったまま、もしかすると小さくなっていったかもしれない部分。
敷村 修也
懐かしく、温かい過去に浸っていたい。
それがもう一度。
敷村 修也
掌の結晶をじっと見つめる。
敷村 修也
ため息を一つついた。
GM
結晶はあかく。
GM
あなたに訴えかけるようにちかちかと光る。
敷村 修也
その色は心を惑わすように光る。
GM
あなたの願いを映して光る。
敷村 修也
それでも。
それでも。
それでも。
敷村 修也
だからこそ、これを壊さなければならない。
敷村 修也
灰葉陽が、ひなちゃんがもどってくる?
敷村 修也
違う。
敷村 修也
それは、違う。
敷村 修也
ひなちゃんがいなくなっても敷村修也の時計は動き続けてきた。
敷村 修也
止まりたいと願っていても勝手にここまで運ばれてきた。
GM
惰性に押し流されるようにハロウィンの日を迎え、乗り越えて、
GM
今、ハンターとしてここに立つあなたは。
敷村 修也
時計の針を止めることも、戻すこともできない。
あのハロウィンを乗り越えている以上。
ハンターとして生きると決めた以上。
敷村 修也
そのためにここに立っている。
敷村 修也
ゆっくりと手のひらから結晶を落とす。
名残を惜しむように。
GM
星が明滅する。
GM
落ちていく。
GM
あなたの手から、こぼれていく。
GM
遠ざかる。
GM
あの日々が。
GM
あのあたたかな、ひなたの中にいるような日々が。
敷村 修也
あの日々は、どうやっても返ってこない。
敷村 修也
生きている限り、時計は動き続ける。
GM
結晶はころりと地面に転がる。
GM
陸に触れられてあっさりと砕けた時とは違い、まだ形を保っている。
GM
あなたの未練を映すように。
敷村 修也
足を持ち上げる。
その未練を振り払うように。
敷村 修也
次の一歩を踏み出すように、力強く踏みつけた。
迷ノ宮 光葉
修也くんは本当にかっこいいな…
GM
いいですね~~~~
安武 陸
次の一歩だねぇ……
敷村 修也
はぁーー。ありがとうございます。ありがとうございます
赤木 叶恵
えらいぞ!!!!!!
安武 陸
えらい!!!
GM
砕ける。
GM
確かな感触が修也の足の裏に伝わる。
GM
そして、
GM
また、光が満ちた。
安武 陸
あっあっ
敷村 修也
ンギィ~~~~
灰葉陽
『文化祭?』
灰葉陽
『あー、そっか』
灰葉陽
『小学校ってちょっと早いんだっけ』
灰葉陽
『行くよ、行く行く! いつ?』
灰葉陽
『オッケー。大丈夫』
灰葉陽
『……え?』
灰葉陽
『ああ』
灰葉陽
『標ね! 大丈夫、連れてくよ』
灰葉陽
『あいつ部活とか入ってないし、行けるでしょ。来れる来れる』
灰葉陽
『きっちり引っ張ってくから、安心してて!』
安武 陸
なんだァ……?
敷村 修也
これはクロニック・ラヴの記憶
安武 陸
お前……もしかして師匠のことを……!?
敷村 修也
どの位置からのコメント?
迷ノ宮 光葉
そんな気がしますね
安武 陸
PLの発言です
敷村 修也
あの写真に繋がるあれか……
安武 陸
腕なんか組んで!!
GM
どの立場?
安武 陸
PLです
GM
晴れる。
GM
光が。
GM
結晶は粉々に砕かれて、最早残滓すら残っていなかった。
敷村 修也
「……ちゃんと壊せたみたいですね」
敷村 修也
結晶を見つめていた時間は、実際には10秒にも満たない。
敷村 修也
それでも長い時間悩んでいたように感じる。
GM
それほどまでにあの結晶の、人に訴えかける魔力は強かった。
GM
振りほどくのに、ありったけの激情を消費させられるくらいには。
迷ノ宮 光葉
ちら、と修也の様子を気にかける。が、今の光の記憶も気にかかるので、それ以上は何も言わなかった。
敷村 修也
修也の中でも奮い立つものがある。
だからこそ、クロニック・ラヴを倒さなければという思い。
安武 陸
「写真の三人、やっぱり仲が良さそうな感じだったな」
安武 陸
修也の逡巡には気が付かない。 少し迷ったな、くらいにしか思わない。
赤木 叶恵
特に感じるところのない叶恵。今回あんま手がかりなかったね。でもペース的には良い感じじゃない?」
敷村 修也
そうですね、と相槌を打ちながら取り落としていた槍を拾う。
迷ノ宮 光葉
「ええ……、クロニック・ラヴたちの真相はどうであれ、支配力を確かに削いではいます。……次も、うまくいけば、あるいは……」
安武 陸
「……次を探そう」
安武 陸
傷を負った、標のためにも。
GM
いつしか街の上空からは、再び閃光と轟音があがるようになっていた。
GM
激情的破壊であった
GM
修也くんはえらいな ほんとにえらい マジで偉いと思ってます。
安武 陸
えらいよ
GM
マジでマジでマジで偉いと思っちゃう
敷村 修也
励みになります!
GM
ほんとに……えらいんだよ……
迷ノ宮 光葉
えらたろう……
GM
激情の使い方が鮮やかでよかった こういうところで映えさせるために激情ってあるんだな
敷村 修也
へにゃへにゃになってうまく出て来ん
GM
次は叶恵ちゃんと光葉ちゃん好きな方が行けますね。同値なので。
敷村 修也
叶恵ちゃんからのほうがいいかな
赤木 叶恵
カナカナするか
赤木 叶恵
やること決まってるしな 狩りの時間だオラァ!
GM
えーん

行動:赤木叶恵

GM
STとかふるか。
GM
どうぞ。
赤木 叶恵
ST シーン表(9) > 生活の様子が色濃く残る部屋の中。誰の部屋だろう?
GM
わ~~。
安武 陸
誰の部屋だよ
赤木 叶恵
誰の部屋だよ
安武 陸
うち来る?
敷村 修也
叶恵ちゃんホイホイ
赤木 叶恵
そんな急に誘われることある?
赤木 叶恵
誘ったわ……
安武 陸
誘ってたやんけ
GM
じゃあ先程の結晶と似た気配を探して街を歩いていると
GM
近くの一軒家から悲鳴が響きます。
GM
銃声。
安武 陸
「!」
GM
三発。
敷村 修也
めちゃくちゃ最悪の導入
敷村 修也
そりゃ生活の様子も色濃く残るでしょうよ
GM
STがわるい。
安武 陸
悲鳴。 ということは、生きている人間。
赤木 叶恵
銃声。ということは。
赤木 叶恵
「フォロワーだ!行こう!」
赤木 叶恵
音の方向へ。
迷ノ宮 光葉
頷いて駆け出します。
敷村 修也
慌てて駆けだす。
GM
庭に面した掃き出し窓が割られて開けられている。
GM
その中に、
『ひなたの恋人』萩原稜介
拳銃を下ろした、フォロワーの男の姿がある。
『ひなたの恋人』萩原稜介
既に事は済んだ後。
『ひなたの恋人』萩原稜介
一軒家。夫婦とその娘。
『ひなたの恋人』萩原稜介
銃弾を受けて血に沈み、事切れている。
赤木 叶恵
庭から窓へと忍び寄る。
『ひなたの恋人』萩原稜介
「やあ」
『ひなたの恋人』萩原稜介
ハンターたちには既に気付いていたようで、ゆっくりと振り向いた。
『ひなたの恋人』萩原稜介
「どうやら、拒まれてしまったようだね」
『ひなたの恋人』萩原稜介
「修也くんには」
赤木 叶恵
「……なんだ、気付いてたか。恥ずかしい」
『ひなたの恋人』萩原稜介
その姿は、修也が夢で見たものと大して差がない。
『ひなたの恋人』萩原稜介
髪が伸びているくらい。
『ひなたの恋人』萩原稜介
まるで歳を取っていないかのように思われる。
迷ノ宮 光葉
血に沈む一家の無残な姿に息を呑む。男をじっと睨む。
敷村 修也
「俺には俺の時間が流れてますからね」
安武 陸
ちらりと死体に目を向ける。 先程まで生きていたはずのそれに。
『ひなたの恋人』萩原稜介
「そうか」
『ひなたの恋人』萩原稜介
「俺には少し、難しかったな」
『ひなたの恋人』萩原稜介
「彼女を忘れて生きることは」
『ひなたの恋人』萩原稜介
君とは違って、という意味を言外ににじませる。
敷村 修也
逐一レスバが苛烈。忘れないで生きていく自信もなかったんですか?
『ひなたの恋人』萩原稜介
「なかったかもなぁ」
『ひなたの恋人』萩原稜介
髪を掻く。
『ひなたの恋人』萩原稜介
「世界が全部、ひっくり返ったみたいでさ」
『ひなたの恋人』萩原稜介
「だからまあ、これ以外にないんだ。俺は」
『ひなたの恋人』萩原稜介
「灰葉陽にまた会いたい」
『ひなたの恋人』萩原稜介
「そう思って、この五年間、ずっと生きてきた」
『ひなたの恋人』萩原稜介
「クロニック・ラヴとともにね」
敷村 修也
一歩踏み出す方向が違えばこうなっていたかもしれないであろう男を睨みつける。
『ひなたの恋人』萩原稜介
男は薄い笑みを浮かべている。
『ひなたの恋人』萩原稜介
ほどほどに仕掛けてぶん殴って奪ってもらう感じになると思います。
『ひなたの恋人』萩原稜介
ので、とりあえず判定がいいのかな。
赤木 叶恵
*狩猟 運命変転血戒『クロニック・ラヴ』《日常》強度3
GM
特に何もなければ攻撃力による補正が+1です。
赤木 叶恵
2D6+1>=6 (判定:隠れる) (2D6+1>=6) > 6[1,5]+1 > 7 > 成功
赤木 叶恵
ドン
敷村 修也
おお~~
安武 陸
ウオオオオオオオ!!!!!!!!
赤木 叶恵
ドヤ
迷ノ宮 光葉
よーしよしよし
安武 陸
えらすぎる
GM
くっ。
GM
支配力:運命変転血戒『クロニック・ラヴ』 強度1→0
[ クロニック・ラヴ ] 耐久力 : 7 → 6
[ クロニック・ラヴ ] 部位ダメージ : 1 → 2
GM
支配力「運命変転血戒『クロニック・ラヴ』」が破壊され、
GM
クロニック・ラヴの日常が破壊されます。
赤木 叶恵
ギャーーーハハハ6だァ
赤木 叶恵
耐久6!
安武 陸
6だねぇ
敷村 修也
6だなぁ
安武 陸
いや~よかったな~~~
『ひなたの恋人』萩原稜介
かなしい こころもとない
『ひなたの恋人』萩原稜介
では、どうぞ。
赤木 叶恵
割れたガラス、そのなかでもひときわ大きな破片を拾い投げる。同時に駆けだした。
『ひなたの恋人』萩原稜介
「うわあ」
『ひなたの恋人』萩原稜介
「本気の狩人が4人がかりか」
『ひなたの恋人』萩原稜介
「流石にかなり勘弁してほしいなー」
『ひなたの恋人』萩原稜介
身を引く。
安武 陸
囲むように回り込む。
赤木 叶恵
まっすぐ追う。
『ひなたの恋人』萩原稜介
回り込まれます。
『ひなたの恋人』萩原稜介
退路を少しずつ断たれていく。
安武 陸
ここでは刀は振り回せない。ナイフを抜く。
『ひなたの恋人』萩原稜介
向かってくる叶恵に銃口を向けた。
『ひなたの恋人』萩原稜介
引き金に指がかかっている。
敷村 修也
その手をめがけて足元の石を槍で跳ね飛ばす。
『ひなたの恋人』萩原稜介
「うわっ」
『ひなたの恋人』萩原稜介
石が手に当たる。拳銃が弾かれる。
『ひなたの恋人』萩原稜介
その拍子に、
『ひなたの恋人』萩原稜介
ころりと結晶が懐から落ちて、稜介の足元に。
『ひなたの恋人』萩原稜介
「――――」
『ひなたの恋人』萩原稜介
稜介はそれを見下ろして、
『ひなたの恋人』萩原稜介
即座に自らの足で、それを踏み砕いた。
安武 陸
あっ
敷村 修也
うおっ
『ひなたの恋人』萩原稜介
光が舞う。きらきらと。
赤木 叶恵
意外な行動に、足を止める。
『ひなたの恋人』萩原稜介
不意をつかれた叶恵の方へと肉薄する。
迷ノ宮 光葉
「えっ……?!」駆け出し、拾い上げようとした刹那、自らの足でふみくだく相手に驚く。
『ひなたの恋人』萩原稜介
横をすり抜けて、狩人の包囲網を脱する。
『ひなたの恋人』萩原稜介
「これは」
『ひなたの恋人』萩原稜介
「君たちには、見せたくないな」
敷村 修也
しまったと思ったときにはもう遅かった。なにもかもが。
『ひなたの恋人』萩原稜介
言い置いて、その場から姿を消した。
安武 陸
なんだなんだ
安武 陸
ベッドシーンかなんかの思い出か?
赤木 叶恵
「あっ、くそっ……!」
GM
夜の闇にフォロワーが消える。
GM
だが、吸血鬼のリソース源は確かに砕かれた。
安武 陸
「……見せたくない、か」
赤木 叶恵
「結果は……オーライ、なはずだけど……」
GM
暗色の空に閃光が上がる。
GM
轟音。街が揺れる。
敷村 修也
「うわっ!?」
安武 陸
「うわわっ」
GM
繰り返し響く、彼らの戦いによるもの。
GM
それが一際鮮烈に。
赤木 叶恵
「いつまでもつかもわからない」
赤木 叶恵
「準備でき次第、今度こそ加勢に行こう」
迷ノ宮 光葉
「……はい!」遠くの閃光の名残を見る。そこに彼らが居るのだろう。
敷村 修也
「……行きましょう」
敷村 修也
もしかしたら自分だったかもしれない男の、逃げた方角をちらりと見た。
GM
死と静謐に包まれた街には、今も遠く、戦いの音が響いている。

行動:迷ノ宮光葉

GM
では、行動の宣言をどうぞ。
迷ノ宮 光葉
*調達をします。 一応興奮剤を4つ目標に、仲間から受け取った興奮剤を1つ使用します。
GM
OK 叶恵さんからの譲渡ですね。
GM
迷ノ宮のお屋敷かな。
迷ノ宮 光葉
では……ええと皆さんでとりあえず自宅に向かって、他の方には倉庫などを見てもらって自分は少し自室などに戻ります。
GM
それぞれで家探しを。
GM
光葉さんの許可のもとに倉庫を漁る狩人たちだぞ
GM
あなたが生まれ育った迷ノ宮の生家。
GM
そこで御影と暮らしていた時期はあまりにも短い。
GM
早々に両親をモンスターに殺されてから、彼はあなたを置いてこの家を出ていってしまった。
迷ノ宮 光葉
しばらく自室に入ると、動かないといけないのに、思うように動けない。和室の、8畳ほどの自室、文机に立ててある兄と福と自分で写っている写真に目が行く。
迷ノ宮 光葉
確か、兄が家を出てしばらくして、子犬だった福を連れて帰ってきてくれたとき、写真を撮ったのだったと思う。
迷ノ宮 光葉
兄も、自分も、愛想があまりない方だから、写真の写りはあまりよくない。福だけが朗らかに笑っているように見える。
迷ノ宮 光葉
皆の手前、あまり表には出さないでおいているが、実際のところはどうして兄と妹で敵対しなくてはいけないのか、本当は理解できていない。気持ちの整理もついていない。
迷ノ宮 光葉
───最愛の、兄と。
迷ノ宮 光葉
今も遠くで轟音や閃光、そして青白い炎があがっているのだろう。ぼんやりしている時間は、ないのだが……。
迷ノ宮 光葉
写真立てに手を伸ばす。表面のガラスを撫で、しばし指先で兄の顔に触れた。
迷ノ宮御影
笑みのない、無愛想な顔。
迷ノ宮 光葉
兄が決断した真実を自分も知りたかった。知れば、相手と同じように吸血鬼の側に立てたかも知れない。
迷ノ宮 光葉
けれど、あの人は自分に生きろと言った。どこかこうなることを予期していて、そうして、自分だけの中で決断して。
迷ノ宮 光葉
───大事なことは全部自分で決めてしまう。何も言わない。そしてそれをやり遂げてしまう。
そういう人だからこそ、自分は───。
迷ノ宮 光葉
写真立ての裏から蓋を外して、中身の写真を取り出し、内ポケットへしまい込む。しばしそこへ手を当てて、思い出を確かめるように触れていた。
安武 陸
この兄妹で写真撮ろうって話になって撮ったって事実だけで大分え~~んだよ
安武 陸
光葉ちゃん……
GM
つらい
安武 陸
ずっと人の心配してきたもんな
敷村 修也
八角系列で兄妹の写真撮ろうってだけで……あれじゃないですか?
迷ノ宮 光葉
それから、意を決して立ち上がると、血みどろの仲間たちへの代わりの衣服を自分の衣装箪笥と、兄の衣装箪笥から見繕い、倉庫で探しものをしている皆の元へと戻った。
迷ノ宮 光葉
「すみません……お待たせしました。湯なども使って構いませんが、あまり時間がありませんから、せめて着替えだけでも、と思いまして……」
敷村 修也
「そんな……ありがとうございます」
敷村 修也
探し物の手を止めお礼を言う。
赤木 叶恵
「どーせちょっと浴びたぐらいじゃ落ちない」
安武 陸
いいのかな、と思いつつも、ありがたくお借りする。
安武 陸
「ありがとう、光葉ちゃん」
敷村 修也
「まぁ手足と顔を拭くぐらいならできますね」
安武 陸
タオルなんかもお借りして、血を拭いたりしましょう。
迷ノ宮 光葉
「お湯、給湯器はつけましたから、せめて手足と顔を……陸様と修也様はこちらのお着替えを、叶恵様はこちらを」恥ずかしそうに自分の服を渡す。
赤木 叶恵
「……ありがとう……。ごめん、また汚すかもだけど」
迷ノ宮 光葉
なんというか…飾り気があまりない。コンサバティブな感じのお上品な……衣服。
敷村 修也
「………」
迷ノ宮 光葉
「いえ、どうぞお気になさらずに……汚しても構いません」
赤木 叶恵
「高そうなんだけど……」
迷ノ宮 光葉
「いえ、それほどでは……どうぞお気になさらずに」
GM
叶恵ちゃんのお着替え、ノルマなの?
安武 陸
ノルマになると嬉しい
GM
2話でもお着替えできるかな?
安武 陸
光葉ちゃんもお着替えしてほしい
GM
二人で服買いにいったりしようよぉ~
安武 陸
してほし~~~
GM
お友達になれってお兄様にも言われてますよ(笑)
安武 陸
お前お前お前~~~~~っ
GM
これくらいで判定しますか?
迷ノ宮 光葉
はい。がんばります
GM
興奮剤4つ調達で、興奮剤を使用でしたね。
GM
では任意の特技を使用し、-4+2の修正をつけて判定をどうぞ。目標値は5です。
迷ノ宮 光葉
*では、黙る……で。
GM
黙ってますね…………
迷ノ宮 光葉
援護はなしですね
安武 陸
なさそげ
安武 陸
テンションがな……
安武 陸
修也くんは入れた方がよかったりするのか?
敷村 修也
多分それなら誰かの妨害に援護入れたほうがいい気がする
安武 陸
なるほどね
GM
判定をどうぞ。
迷ノ宮 光葉
2D6-4+2>=5 (判定:黙る) (2D6-4+2>=5) > 6[1,5]-4+2 > 4 > 失敗
迷ノ宮 光葉
*激情を使用、この1は6です。
GM
いいでしょう。
GM
では調達は成功ですね。
[ 迷ノ宮 光葉 ] 激情 : 1 → 0
GM
興奮剤を4コ獲得。配分は一人につき一コでよろしいですか?
迷ノ宮 光葉
はい
GM
はーい。
GM
RPはもういいかしら。
迷ノ宮 光葉
特に他の方がなければ、大丈夫です。
GM
大丈夫そうかな。
安武 陸
ありがたくあらゆるものをお借りしました。
GM
借りっくん
GM
では、光葉のシーンはこれで終わりですね。

行動:クロニック・ラヴ 1st

GM
服を見繕い、湯やタオルを用意し。
GM
客人をもてなすように、招いた狩人たちの世話をして回る迷ノ宮光葉。
GM
汚れた衣服をまとめる。袋に詰めて、屋敷のゴミ置き場に持っていく。
GM
そこから戻ってくる最中、
GM
ある一室から伸びた手に掴まれて、引き込まれる。
安武 陸
ああっ
敷村 修也
あ~~
迷ノ宮 光葉
ええ~
赤木 叶恵
アア~~~~ン
GM
蒼い炎が。
GM
その部屋は、迷ノ宮御影の私室だった。
迷ノ宮 光葉
「?!」伸びてきた腕に、引き込まれるまま、兄の私室へと入ってしまう。青い炎が揺れるのが視界に捉えられた。
GM
果たして蒼い炎の示すとおり、
『埋み火』迷ノ宮御影
そこにはあなたの兄がいた。
『埋み火』迷ノ宮御影
つい先程心の整理をつけたはずの兄と、
『埋み火』迷ノ宮御影
生まれ育った生家で、二人きり。
迷ノ宮 光葉
「………………お、にいさま……」
『埋み火』迷ノ宮御影
その姿に、蓋をしたはずの想いが溢れ出る。
『埋み火』迷ノ宮御影
今なら他に聞くものはない。
『埋み火』迷ノ宮御影
この後、告げられる機会が来るとも限らない。
『埋み火』迷ノ宮御影
だから。
GM
*迷ノ宮光葉の幸福『背徳:迷ノ宮御影』を破壊します。
安武 陸
はわわ
敷村 修也
はわわわ
安武 陸
実家に帰省しちょる
赤木 叶恵
クソックソッ
敷村 修也
最悪 今日最悪ばっか言ってる
安武 陸
最悪のわんこそば
GM
俺たちブラムンGMは最悪をやるのを生業としています
敷村 修也
御椀どころか寸胴で毎回最悪がお出しされる
安武 陸
いや~~~~~~ 掴まれて、部屋に引っ張り込まれたんだなぁ………
迷ノ宮 光葉
はかいされるのやだやだやだ~~~~~
GM
炎が。
GM
ウィッカーマンの蒼い炎が、光葉の目の前で揺らめく。
GM
腕を掴まれている。あなたの腕に容易く回る大きな手だ。
GM
逃れられない。逃れる余地がない。
GM
逃れようとも思えない。
『埋み火』迷ノ宮御影
あなたが慕うてきた男の、この腕からは。
迷ノ宮 光葉
「お、兄様……」強く握られた腕。青い炎に揺れる彼をまじまじと見つめてしまう。
『埋み火』迷ノ宮御影
今の彼に灯る炎からは、不思議と熱を感じない。
『埋み火』迷ノ宮御影
差し向けられたものとは違う。物理的な炎ではない。
『埋み火』迷ノ宮御影
しかし、だからこそ直感する。
『埋み火』迷ノ宮御影
この炎は、男を罰するものだ。
『埋み火』迷ノ宮御影
ウィッカーマンでありながら狩人の在り方に背き、モンスターに与した彼を罰し、
『埋み火』迷ノ宮御影
いずれはその魂を、焼き尽くすものだ。
安武 陸
ちょっと
赤木 叶恵
ううっ ただのかっこいいエフェクトじゃなかった
安武 陸
今からでもただのかっこいいエフェクトってことにしていいんですよ
GM
ウィッカーマンだぞ!
迷ノ宮 光葉
「お兄様……、お願いです……今からでも遅くはありません。わたくしたちのほうへ来てください……!このままでは、お兄様は……」
『埋み火』迷ノ宮御影
「もう遅い」
『埋み火』迷ノ宮御影
「この炎は、二度と消えん」
『埋み火』迷ノ宮御影
「運命をねじ曲げでもしない限りはな」
迷ノ宮 光葉
「そんな…………」
『埋み火』迷ノ宮御影
火の粉の爆ぜる音がする。
『埋み火』迷ノ宮御影
蒼い炎が、光葉の頬を掠める。
『埋み火』迷ノ宮御影
熱くない。痛みもない。
『埋み火』迷ノ宮御影
ただ目の前の、兄だけが焼かれている。
迷ノ宮 光葉
「お兄様……」いっそ、自分ももろとも焼け死んでしまいたい。兄だけが焼かれる罪ならば、自分も罪深い娘なのだから。
GM
その罪を見透かし煽るように、炎が揺らめく。
GM
時間がない。そのことを知らしめる。
GM
迷ノ宮御影には、先がない。
GM
今ここで伝えねば。今ここで告げられなければ。
GM
想いは再び、その影に。
迷ノ宮 光葉
「お兄様……光葉は……」
けれど、その先を告げて、本当にいいんだろうか?
迷ノ宮 光葉
掴まれた腕を抗うこと無く、今も焼かれ続ける兄に寄り添う。
『埋み火』迷ノ宮御影
「…………」
『埋み火』迷ノ宮御影
「”光葉は”?」
『埋み火』迷ノ宮御影
促すように、問い返される。
迷ノ宮 光葉
「…………光葉は、───お兄様を、お慕い申し上げております……けれど……」
『埋み火』迷ノ宮御影
「…………」
迷ノ宮 光葉
「けれど、けれど、こんな……敵として、兄妹で殺し合うことを…………愛おしいお兄様を、苦しめるのは、本意では、ありません…………」
『埋み火』迷ノ宮御影
「順序が逆だろう」
『埋み火』迷ノ宮御影
「光葉」
『埋み火』迷ノ宮御影
「お前が俺を苦しめているのではない」
『埋み火』迷ノ宮御影
「お前を苦しめているのは、俺の方だ」
迷ノ宮 光葉
「いいえ、いいえ……!この苦しみはわたくしの、光葉の罪深さからくる苦しみです……。お兄様が苦しめているのではないと……」
『埋み火』迷ノ宮御影
「光葉」
『埋み火』迷ノ宮御影
遮るように、名を呼ぶ。
『埋み火』迷ノ宮御影
迷ノ宮御影の眠る一年間、あなたが呼ばれることを願ったその名を。
『埋み火』迷ノ宮御影
この一月の間、幾度となく呼ばれてきたその名を今も。
迷ノ宮 光葉
「御影……お兄様……」
『埋み火』迷ノ宮御影
「叶恵には不義理をしたが」
『埋み火』迷ノ宮御影
「お前には非道を働いた」
『埋み火』迷ノ宮御影
「……ひとつ、お前の願いを聞いてやろう」
迷ノ宮 光葉
「光葉の願い…………」
『埋み火』迷ノ宮御影
その細い腕が、強い力で引かれた。
安武 陸
お兄様が言葉を促すように問い返したということは、先を聞きたかったのかなぁと噛み締めています
安武 陸
そうだねぇ お兄様が急に前と違うことやってるから苦しんでるねぇ
赤木 叶恵
聴こえないところでそういうこという!
敷村 修也
あ~~~もうだめだ
敷村 修也
だめだ~~
安武 陸
あ~~~あ~~~
GM
そろそろもらうか。
安武 陸
このへんでやっとくか
安武 陸
* 妨害
GM
AST ランダム全特技表(3) > 腕部(8) > 刺す
GM
ああ~~~!?
GM
長い手で-2、権力者を切ります。高知結凪。
GM
合計-4をつけて振ってください。
安武 陸
2D6-4>=5 (判定:刺す) (2D6-4>=5) > 6[1,5]-4 > 2 > 失敗
安武 陸
アアッw
GM
あっ。
安武 陸
激情……あるが……
敷村 修也
あ~~
迷ノ宮 光葉
援護…したほうが良かった???????
GMはここで激情を使用するなら犯罪者を切ることを告げ、
その振り直しに援護や興奮剤を上乗せすることを特例で許可する。
PL間の長い相談の結果、振り直しに興奮剤と修也の援護を入れることに。
安武 陸
* 激情 この1は6!
GM
では
GM
犯罪者を切りましょう。萩原稜介。
[ 安武 陸 ] 激情 : 1 → 0
GM
振り直しをどうぞ。特例でこのタイミングでの興奮剤や援護の追加を認めます。
敷村 修也
*援護を宣言
安武 陸
* 興奮剤使用します
GM
慈悲を見せてちょっと後悔してます。-4に+4を添えて刺すでの判定をどうぞ。
安武 陸
2D6-4+4>=5 (判定:刺す) (2D6-4+4>=5) > 11[5,6]-4+4 > 11 > 成功
安武 陸
でっか
GM
クソが…………!!!!
GM
悔しいが成功です。ほんとに悔しいな!
[ 安武 陸 ] テンション : 15 → 20
[ 安武 陸 ] 激情 : 0 → 1
[ 敷村 修也 ] テンション : 14 → 17
GM
くそーーーーーーーーーー!!!!!
赤木 叶恵
シャオラ!!!!
敷村 修也
は~~~~~強い
敷村 修也
やったぜ!
安武 陸
やったーーーー!!!という気持ちと、そっかぁ…………………って気持ち
迷ノ宮 光葉
よかった……まじでよかった…
敷村 修也
出るときはそんなものよね
迷ノ宮 光葉
死ぬかと思った
赤木 叶恵
いいぞ!
安武 陸
光葉ちゃん……めちゃめちゃになって………欲しかった………!!!!!!!(欲望)
安武 陸
陸は、追加のゴミを抱えて屋敷のゴミ置き場にいた。
安武 陸
先にゴミを捨てに行ったはずの光葉の姿はない。
安武 陸
「あれ?」
敷村 修也
「どうかしました?」
安武 陸
入れ違いになる、にしても。家の中だ。
安武 陸
「いや、先に光葉ちゃんゴミ捨てに行ってたじゃん。 いなかったなって」
敷村 修也
安武さんの時のことを思い出す。
連れ去られるようにあっという間にいなくなってしまったことを。
敷村 修也
「……もしかして、連れ去られたり、とかですか?」
安武 陸
どこかの部屋に途中で入った、とか、広い屋敷なのでそんなこともある、とか、そういうことは考えられる。
安武 陸
が。
敷村 修也
どうしてもよくない方へ考えてしまう。
GM
ぱちりと、青い火の粉が爆ぜる。
GM
陸の視界の隅を掠める。
安武 陸
「…………」
安武 陸
「ここ、あのお兄さんの家でもあるんだよな」
安武 陸
「鍵くらい……普通にあるよな」
敷村 修也
「えっ、まぁ、そうですね……」
敷村 修也
今にも叶恵を呼び外へ駆けだそうとしていた修也が足をとめる。
安武 陸
「普通に中にいるかもしれない。 探そう」
敷村 修也
「わ、わかりました」
安武 陸
屋敷に戻る。
安武 陸
間取りは分からない。 勝手に扉を開けるのは失礼かもしれない。
安武 陸
「光葉ちゃーん!」
安武 陸
それでも声を出し、手当たりしだいに扉を開く。
敷村 修也
「迷ノ宮さーん!」
敷村 修也
陸にならい部屋を調べ回る。間取りもわからない広い屋敷を。
『埋み火』迷ノ宮御影
腕が引かれる。
『埋み火』迷ノ宮御影
蒼い炎が弾けている。
『埋み火』迷ノ宮御影
引き寄せられた先は使われることの珍しいベッドで、
『埋み火』迷ノ宮御影
あなたの痩身を投げ飛ばす。
迷ノ宮 光葉
「……っ、」やすやすと投げ出される身体。
『埋み火』迷ノ宮御影
顔の横に手を突かれる。ベッドの軋む音がする。
『埋み火』迷ノ宮御影
影がかかる。
『埋み火』迷ノ宮御影
大きな影が。
『埋み火』迷ノ宮御影
「光葉」
迷ノ宮 光葉
「お兄様…………」
『埋み火』迷ノ宮御影
「俺は、お前に性愛を抱かない」
『埋み火』迷ノ宮御影
はっきりと告げられる。
『埋み火』迷ノ宮御影
叶恵に語るのと同じ、事実のみを告げる時の声音で。
迷ノ宮 光葉
「…………」わかっていたことだ。知っていたことだ。ただ改めて告げられて、麻痺したように体が動かない。
『埋み火』迷ノ宮御影
「だが、お前がそれを望むのなら」
『埋み火』迷ノ宮御影
「埋め合わせだ」
『埋み火』迷ノ宮御影
「俺が今まで抱いた凡百の女と同じようには」
『埋み火』迷ノ宮御影
「お前のことを、愛してやれよう」
迷ノ宮 光葉
突きつけられた己の欲望が兄の口から出るのが怖い。恐ろしい。けれども……
『埋み火』迷ノ宮御影
兄は、あなたを見下ろしている。
迷ノ宮 光葉
迷ノ宮光葉という娘は、本当に、兄を、愛していた。
迷ノ宮 光葉
一線を越えることに、ためらいはなかった。例え、他の数多の女達と同じであっても。
『埋み火』迷ノ宮御影
あなたの願いを叶えようとする。
迷ノ宮 光葉
一人では、拒めない。拒みはしない。ああ、ゆるして。お兄様。
迷ノ宮 光葉
ぼ、ぼうがいいいいいいい
GM
悲鳴
迷ノ宮 光葉
大変になる前に!ぼうがいーーーー
安武 陸
騒々しい足音。
安武 陸
「光葉ちゃん! いるなら返事してくれ!」
敷村 修也
「迷ノ宮さん!どこですか!?」
『埋み火』迷ノ宮御影
蒼い炎に燃え盛る指先がその服の襟を掴んで、
『埋み火』迷ノ宮御影
聞こえた声に、手を止めた。
迷ノ宮 光葉
はっとする。仲間の声。
安武 陸
扉が開く音が近づく。
『埋み火』迷ノ宮御影
「…………」
『埋み火』迷ノ宮御影
深く、息をついた。
『埋み火』迷ノ宮御影
身を起こす。
安武 陸
隣の部屋の扉が開く音。
安武 陸
そして、足音。
『埋み火』迷ノ宮御影
「すまないな」
『埋み火』迷ノ宮御影
「光葉」
『埋み火』迷ノ宮御影
「埋め合わせてもやれないようだ」
迷ノ宮 光葉
「お兄様…………いかないで……」
『埋み火』迷ノ宮御影
「…………」
安武 陸
「光葉ちゃん!」
『埋み火』迷ノ宮御影
「代わりに」
安武 陸
扉が開く。
『埋み火』迷ノ宮御影
「一つ、真実を伝えよう」
『埋み火』迷ノ宮御影
開いた扉を振り返る。
安武 陸
「あんたは……!」
『埋み火』迷ノ宮御影
蒼い炎を背負い、血に濡れた男の姿が
『埋み火』迷ノ宮御影
そこにはあった。

行動:クロニック・ラヴ 2nd

赤木 叶恵
衣類は普段着ないようなものばかり。その中でも動きやすそうな服を選んで手に取った。
赤木 叶恵
少しサイズが大きい。上はともかく下を選ぶのに手間取る。
赤木 叶恵
皺も汚れもない服からは良い香り。今の自分が着れば、それだけで汚れてしまうもの。
赤木 叶恵
袖を通す。遠くから声が聴こえた。
赤木 叶恵
「……?」
赤木 叶恵
「!」
赤木 叶恵
そちらへと駆け出す。
GM
火の粉の爆ぜる音がする。
赤木 叶恵
「……っ!」
赤木 叶恵
わずかに遅れて、叶恵がその場へと駆け付ける。
『埋み火』迷ノ宮御影
叶恵を見る。
『埋み火』迷ノ宮御影
狩人四人に囲まれる形になれども焦る様子はなく。
『埋み火』迷ノ宮御影
蒼い炎をその身に揺らめかせ、悠然とその場に立つ。
安武 陸
「光葉ちゃん、怪我は……!?」
安武 陸
ベッドの上の光葉には、外傷はないように見える。
迷ノ宮 光葉
「いえ、わたくしは……皆様は?」上半身を起こし、崩れた襟元を握りしめる。
敷村 修也
安武さんを探しに出た時に出会ったような構図。
その時と違うのは、こちらには海野以外の全員がいる。
赤木 叶恵
入口に立ったまま、胸を押さえて呼吸を整えている。目は兄妹の方を向いて。
『埋み火』迷ノ宮御影
「…………」
『埋み火』迷ノ宮御影
「光葉」
『埋み火』迷ノ宮御影
「お前は、俺の戦いを引き継ぐ形で」
『埋み火』迷ノ宮御影
「運命変転血戒『クロニック・ラヴ』の阻止に動いた」
『埋み火』迷ノ宮御影
「そうだな」
迷ノ宮 光葉
「…………はい」
『埋み火』迷ノ宮御影
「で、あれば」
『埋み火』迷ノ宮御影
「こうして俺と敵対していることの方が間違いだ」
『埋み火』迷ノ宮御影
「俺は一年も前に、その使命を放棄した」
迷ノ宮 光葉
「そんな…………?!なぜ……」
『埋み火』迷ノ宮御影
「だから、お前がそれを引き継ぐ必要はない」
『埋み火』迷ノ宮御影
あなたの問いには、答えない。
『埋み火』迷ノ宮御影
「この戦いにお前が参加する意義はない」
『埋み火』迷ノ宮御影
「……と、言えば」
『埋み火』迷ノ宮御影
「お前はこう返すのだろうな」
『埋み火』迷ノ宮御影
「『迷ノ宮の家に生まれた者としての義務』、と」
迷ノ宮 光葉
「…………」
『埋み火』迷ノ宮御影
「なら、俺はこのように続けてやろう」
『埋み火』迷ノ宮御影
他の狩人たちのことは気に留めず、ただ妹だけに語りかける声。
『埋み火』迷ノ宮御影
「そのような義務は存在しない」
『埋み火』迷ノ宮御影
「この家はクソだ。その家の教えを守る必要などない」
『埋み火』迷ノ宮御影
「光葉」
『埋み火』迷ノ宮御影
「俺は、お前が戦うことを望まない」
『埋み火』迷ノ宮御影
「お前が今、戦いに参加する意味は、どこにもない」
『埋み火』迷ノ宮御影
*迷ノ宮光葉の幸福「運命変転血戒『クロニック・ラヴ』の阻止」を破壊します。
迷ノ宮 光葉
「…………」
『埋み火』迷ノ宮御影
「運命は変わらない。お前には変えられない」
『埋み火』迷ノ宮御影
「この家の者として、狩人として振る舞う必要も、ない」
敷村 修也
えーっと、とりあえず宣言入れます
赤木 叶恵
ねえー 凡百の女抱いたってくだり聞けなかったんですけどー!!
安武 陸
陸は援護しないほうがいいかな……ちょうど20であるし……
安武 陸
ふふふ
迷ノ宮 光葉
お兄様、いっぱい女の人にモテたんだなぁ…
敷村 修也
出来ることは興奮剤+叶恵ちゃんの援護くらいかな……
GM
ききたかったの?
安武 陸
いやでも御影さんそりゃ童貞じゃないよ
GM
私がこの立ち位置のこのキャラを童貞にするはずがないねん
安武 陸
童貞だったら嫌じゃん
赤木 叶恵
でも……ぼんぴゃくですよ!?
迷ノ宮 光葉
いやですね
安武 陸
凡百だねぇ
敷村 修也
*妨害を宣言
GM
AST ランダム全特技表(3) > 腕部(6) > 撃つ
GM
長い手で-2です。
赤木 叶恵
*援護します
敷村 修也
*興奮剤を使用
GM
援護で+1ですね。興奮剤で+2、防御力で+1。
GM
判定をどうぞ。
敷村 修也
2D6-2+2+1+1>=7 (判定:測る) (2D6-2+2+1+1>=7) > 7[1,6]-2+2+1+1 > 9 > 成功
GM
成功ですね。
[ 敷村 修也 ] テンション : 17 → 22
[ 敷村 修也 ] 激情 : 0 → 1
[ 赤木 叶恵 ] テンション : 14 → 17
安武 陸
いや~~~~~さっきのが通ったんだからこっちもそりゃ通るよ
敷村 修也
よかった~~~
赤木 叶恵
ヒュウ!
安武 陸
さっきの妨害できたんだから………こっちも妨害できるに決まってるだろ!!!!!!!!!!!!
GM
まあね
安武 陸
兄妹セックスが見たかったのに……。なんで妨害できたんだよ!!!!!!!!!!!!!
迷ノ宮 光葉
「…………いいえ、いいえ!」
『埋み火』迷ノ宮御影
「…………」
迷ノ宮 光葉
「以前までのわたくしなら家のことや義務のことを上げていたかも知れません。けれど……今は違います」
迷ノ宮 光葉
「そこに貴方が……お兄様がいて、お兄様が人々を傷つけているのなら……それは、止めなくてはなりません」
『埋み火』迷ノ宮御影
「……”例外はない”」
『埋み火』迷ノ宮御影
「それは、大前提だ」
『埋み火』迷ノ宮御影
「だから、光葉」
『埋み火』迷ノ宮御影
「お前がそこに立つのなら、俺はお前を焼くのだろう」
迷ノ宮 光葉
「構いません……このまま何もせず、お兄様が人々を焼いて回るというのなら───」
『埋み火』迷ノ宮御影
「俺は」
迷ノ宮 光葉
「わたくしが……、光葉がそれを、止めます」
『埋み火』迷ノ宮御影
「お前のその強さを、憂いていたのだろうな」
『埋み火』迷ノ宮御影
「それは、お前には不必要なものだと」
『埋み火』迷ノ宮御影
「お前が備えなければならないものではないと」
『埋み火』迷ノ宮御影
「そう、願った」
敷村 修也
「……もしかしてそれがハンターを裏切った理由ですか?」
敷村 修也
「その結果どれだけの人が死んだかわからないんですよ?それも全部光葉さんのためなんですか?」
『埋み火』迷ノ宮御影
「いいや」
『埋み火』迷ノ宮御影
「俺の願いのためだ」
赤木 叶恵
「やっぱり先輩は、光葉さんと敵対したくなかったんだ」
赤木 叶恵
「今までの日々が嘘だったわけじゃない。けど、それでも、いざとなったら火を向けられる」
『埋み火』迷ノ宮御影
「…………」
赤木 叶恵
「でも……何が先輩をそうさせるのか、そこまでは教えてくれないんですね」
『埋み火』迷ノ宮御影
「叶恵」
『埋み火』迷ノ宮御影
「お前の答えを、ここで聞こう」
安武 陸
叶恵の方を、見る。
『埋み火』迷ノ宮御影
炎が揺らめいている。その影を揺らす。
赤木 叶恵
「……私は……馬鹿でした。先輩をずっと信じてついていこうと思ってました」
赤木 叶恵
「だからっ。声をかけられたら、先輩に従っていたかもしれません」
『埋み火』迷ノ宮御影
「…………」
赤木 叶恵
「なのになんでっ……! なんで、何も言ってくれなかったんですか……!」
赤木 叶恵
「先に吸血鬼側に立って、こっちに炎を向けてから説得されても……素直に頷けるわけ、ないじゃないですか……!」
『埋み火』迷ノ宮御影
「ああ」
『埋み火』迷ノ宮御影
「だから、お前はそれでいい」
『埋み火』迷ノ宮御影
「そのように立ち続けろ」
『埋み火』迷ノ宮御影
「……赤木叶恵は、狩人だ」
『埋み火』迷ノ宮御影
「覆すものよりも、守るべきものを抱いていろ」
『埋み火』迷ノ宮御影
「俺は、もう」
『埋み火』迷ノ宮御影
「そちら側には立てない」
『埋み火』迷ノ宮御影
腕を振る。
『埋み火』迷ノ宮御影
炎を灯す。
赤木 叶恵
「……先輩……」
『埋み火』迷ノ宮御影
燃え上がる。迷ノ宮御影の部屋が。
『埋み火』迷ノ宮御影
迷ノ宮の邸宅に、蒼い炎が奔る。
敷村 修也
あっ最悪!
安武 陸
あっ! ブラムン名物燃やされる金持ちの家か!?
GM
燃やしてまえこんなクソ家!
GM
兄妹セックスもさせてくれねえ!(最悪GM)
迷ノ宮 光葉
修也くんにつづいて光葉の家も燃やされる…
赤木 叶恵
「ぐっ……!」
安武 陸
「……! 皆、家から出よう!」
『埋み火』迷ノ宮御影
炎の中、
敷村 修也
「……っ!光葉さん!」
『埋み火』迷ノ宮御影
ちらと陸へと視線を向ける。
敷村 修也
まだベッドの側に居る光葉に手を伸ばす。
『埋み火』迷ノ宮御影
「……標がお前と会ったのは、あの後か」
安武 陸
「……え?」
『埋み火』迷ノ宮御影
「なるほど」
『埋み火』迷ノ宮御影
「では」
『埋み火』迷ノ宮御影
「敷村修也に槍を向けられたことも」
『埋み火』迷ノ宮御影
「あれには、さぞかし堪えたろうよ」
『埋み火』迷ノ宮御影
炎の中に、姿を消す。
安武 陸
えっなに
敷村 修也
わ~なんだよも~お兄様は~~~
敷村 修也
まじでなんなの
迷ノ宮 光葉
炎の向こう側にいく兄をちらと見て、修也に手を引かれ、部屋を出ていく。
安武 陸
蒼い炎が壁を舐める。
安武 陸
「何かを知ってるのか……?」
GM
炎の中に答えはない。
安武 陸
火の粉が爆ぜる音だけが耳を打った。
GM
忘れてました、関係が伸びますね。
GM
光葉→陸、光葉→修也がそれぞれ1から2です。

行動:安武陸

相談の結果、陸はアイテム。アビリティの使用に組み合わせて使う。
そのアビリティのコストを3軽減する。
狩人の骨
を2個調達することとなった。
GM
炎は速やかに迷ノ宮邸に回った。
GM
燃え焦げた木は荷重に耐え切れずにへし折れる。瓦が崩れて地面に砕ける。
GM
高温の火の粉が噴き上がる。
GM
これは魂ではなく、ものを焼く炎だ。
GM
大きな炎が熱風を吹きつける。山の木へと燃え移る。
GM
山火事へと至りつつあるそれを、今の狩人たちが防ぐ手立てはない。
GM
余力もない。
GM
迷ノ宮邸を焼き尽くす炎よりも高く、
GM
空で、閃光が走った。
GM
轟音が街を揺らす。
GM
戦いの徴だ。上空で交わされている。
GM
今も彼らの戦いは続いている。
安武 陸
* 手番で調達します 狩人の骨2つ
GM
いいでしょう。特技はいかがいたしますか?
安武 陸
屋敷から避難したから、走るにします。
GM
走ってきた では調達アイテムが2コなので-2をつけて判定をどうぞ。
安武 陸
*光葉ちゃんから興奮剤をもらった感じにして、興奮剤を使用します。
GM
了解です。そこに+2を加えて判定を。
安武 陸
2D6-2+2>=5 (判定:走る▲) (2D6-2+2>=5) > 9[4,5]-2+2 > 9 > 成功
GM
成功ですね。おめでとうございます。
GM
2個獲得した骨は誰に配分しますか?
安武 陸
やった~
安武 陸
自分に1つ、叶恵ちゃんに1つでお願いします。
GM
OK!
GM
陸:刀剣/ナイフ/狩人の骨
叶恵:注射器/興奮剤/狩人の骨
修也:槍
光葉:人形/人形/鎮静剤
GM
こうなりますね。
GM
では、燃え盛る迷ノ宮邸からほうぼうの体で逃げ出した狩人たち。
GM
あなたたちは上空に奔る閃光を見る。
敷村 修也
息を切らせながら空を見上げる。
安武 陸
戦っている。今も。
迷ノ宮 光葉
自分にとっては少ない思い出が残っていた家を遠くから見る。兄にとっては憎かったのだろうか。そうして空を見上げた。戦いの閃光。
安武 陸
標は無事だろうか。 いや、無事だから戦いが続いているのだろう。
赤木 叶恵
「光葉さんの……先輩の家が……」
安武 陸
背後を振り返る。 燃え盛る屋敷。
安武 陸
誰かの家が燃えているのを見るのは、二回目。
敷村 修也
「………」
敷村 修也
自分のことを助けてくれた光葉さんの家が燃えていくことにどうしてもやりきれない思いが積みあがる。
GM
炎は森にも延焼し、山火事へと至っている。
安武 陸
山には獣が住む。 虫も、植物も。
GM
乾いた冬の空気の中、炎の勢いは留まることを知らない。
安武 陸
命が失われてゆく。
GM
虐殺! 山火事! 大盤振る舞い~!
敷村 修也
この世の終わりか?
安武 陸
虐殺があったし山火事があったし死んでないのにデスカウントめっちゃ増えた
迷ノ宮 光葉
「…………行きましょう、このままだとわたくしたちも煙や炎にまかれてしまいます」
赤木 叶恵
「ねえ、光葉さん」
赤木 叶恵
「先輩、あたしたちの心を本気で動かす気があったのかな。あんなやり方で……」
迷ノ宮 光葉
「…………わかりません」
赤木 叶恵
「去り際の言葉」
赤木 叶恵
「あたしには『止めてくれ』って言ってるようにも聞こえたよ」
迷ノ宮 光葉
「叶恵様……、そう聞こえた叶恵様は、止めますか?」
赤木 叶恵
「あの吸血鬼を倒せば、先輩も戦う理由がなくなるんじゃないかな」
迷ノ宮 光葉
兄の身を焦がすあの炎は、例え吸血鬼を倒したとしても止まらない気もする、が──
迷ノ宮 光葉
「そう、ですね……、ともかく止めなくては。これ以上何かが失われるのはもうたくさん」
赤木 叶恵
「結局、あたし達程度に今できるのは、それぐらいだ。それっぽっちの事だ」
赤木 叶恵
空を走る光へと足を進める。
安武 陸
「……止まるかな」
敷村 修也
「止めないと、でしょう」
安武 陸
火の手と逆の方向に駆けながら、ぼやくように。
安武 陸
「師匠もそうだけど、ああいうさ、意志が強い人」
安武 陸
「何かがダメになったくらいで、そっか、じゃあやめる、ってなる気がしないんだよなぁ」
安武 陸
「簡単に諦めるような決意で、あそこに立ってないだろうし」
敷村 修也
「それでも機会がないと、違う方向を向くこともできませんよ」
敷村 修也
「一度足を止めないとわからないことも、ありますから」
敷村 修也
「足を止めることができたら次の一歩もどこに向かうかも自分で決められます。きっと、そういう人なら」
安武 陸
「俺が心配してんのはさ」
安武 陸
「何かが戻るかもっていうのをモチベーションにするのは、結構危ないよねってことだよ」
敷村 修也
「………」
安武 陸
「だって、あいつらだって、何かが元に戻ることを期待してやってるんだろ」
安武 陸
「できることはやるけど、多分、できないこともある」
敷村 修也
「……そう思います」
安武 陸
「俺は、師匠を助けたいからいいけど」
安武 陸
「叶恵ちゃんと光葉ちゃんは……、何のために戦うかって考えると、結構キツい。 そこを曖昧な希望にはしないほうがいい……んじゃないかなぁ」
GM
しかし、議論の時間はない。
GM
希望を答えを見出すには、この街は血に濡れすぎた。炎に巻かれすぎた。
GM
そこかしこに死体が転がっている。街全体に死臭が満ち、何かが焦げた嫌な匂いまで漂ってくる。
GM
巻き戻らない死の山を横目に走る狩人たちのもとへ、
GM
やがてその、流星が落ちる。
GM
決戦開始まではアイテムの融通を認めます。なんかあったらいってね。
迷ノ宮 光葉
はい、では修也様に鎮静剤を1つ譲ります
GM
了解です。光葉から修也に鎮静剤を譲渡。
GM
陸:刀剣/ナイフ/狩人の骨
叶恵:注射器/興奮剤/狩人の骨
修也:槍/鎮静剤
光葉:人形/人形
GM
改めて、こうですね。槍一本ボーイではなくなった。
安武 陸
一本槍修也じゃなくなった……
GM
代わりに人形二体ガールが生まれました
敷村 修也
またもここまで光葉ちゃんの武器が出ていない
GM
伏せられてきた ショッキングな武器を