メインフェイズ第一サイクル
クロニック・ラヴ
2D6 吸血鬼は二度動きます (2D6) > 12[6,6] > 12
GM
狩人に優しい特殊レギュレーションがなかったら吸血鬼が初手2回動いてたぞ。陸>吸血鬼>吸血鬼>修也>光葉>叶恵の順番ですね。
GM
ではメインフェイズ第一サイクルに入りましょう。
GM
各人、現時点で関係を抱いていない任意のPC1名に関係を1伸ばせます。
GM
これりっくんは任意の誰かで、叶恵ちゃんは光葉ちゃんですね。
赤木 叶恵
一時的ではありますが、今だけは共感ですかね
迷ノ宮 光葉
陸様に安堵感……でしょうか?いつもムードメーカーなので…
敷村 修也
叶恵ちゃんとニュアンス違うのはニュアンス違い程度です
GM
りっくんは女子から安心感と安堵感を抱かれてるぞ。すごいね。
GM
じゃあそういうことになりまして、始めていきましょうか。
安武 陸
行動どうしよっかな フォロワーとはあんま縁故ないんだよな~とか考えています
安武 陸
どうしましょうね クロラヴ襲撃か調達かな
GM
◆支配力
・運命変転血戒『クロニック・ラヴ』《日常》強度3
その血戒は運命に干渉する。
原動力には、郷愁、憧憬を要求する。吸血鬼の持つ過去の断片が、街の至る所に結晶として残っている。
・虐殺結界《退路》強度3
発動準備に入った運命変転血戒『クロニック・ラヴ』は、半径10kmの結界を形成。触れれば確実な死をもたらすその結界は、じわじわとその半径を縮めている。
結界を形成するリソースは、領域随所にある血のため池だ。
GM
フレーバーテキストにあるとおり、クロニック・ラヴを削るとなんかアレするアレです。
GM
RP的な削り方はGMからリードします。まだ1話なので。
GM
クロニック・ラヴを削る場合は基本的にフォロワーとなんかモメます
安武 陸
陸肉体労働得意そう 本人は不本意だろうが
安武 陸
とりあえず落ち着いたとこで会話はしたいから、するか
行動:安武陸
GM
街の至るところに死体が転がり、折り重なっている。
GM
遠くから響く破壊音と衝撃が、まだ柔らかな肉塊を震わせる。
安武 陸
ST シーン表(10) > にぎやかな飲食店。騒ぐ人々に紛れつつ事態は進行する。
GM
針に突き破られたか窓が割れ、室内の人間もみな一様に胸を貫かれて死んでいた。
GM
ゆっくりできる場所を探しつつ見つからないので諦めて会話していいかもしれません。
安武 陸
なんか死体が少ないところのベンチとかでも探しましょうかね
安武 陸
ではそういう所を辛うじて見つけて、ちょっと休憩しましょう。
GM
街に立ち込める血の匂いは依然濃い。前のパトロールの夜とは比較にならない。
GM
今も街の遠くから閃光と、何かが打ち合い、破壊されるような轟音が断続的に響いている。
敷村 修也
「どこに行っても死体だらけで休まりませんね……」
迷ノ宮 光葉
特に言葉は少なく、福の焼かれた脚を簡易的にハンカチで包帯をして手当します。
赤木 叶恵
うわごとのように大丈夫と繰り返している。
GM
ウィッカーマンの炎は徹底的だ。福は狩猟犬として鍛えられ、片脚の怪我程度で動けなくなることはないが、
『埋み火』迷ノ宮御影
その炎を全身に纏うた御影の末路などは、もはや想像すべくもない。
GM
そういえば魂が燃え尽きているだのなんだの。魔女がなんか言ってましたね
GM
修也くんにウィッカーマン選ぶと”意味合い”が怖いぞって言ってたのはこういうアレがあるからです。これがなければもうちょっと優しくできたんですが……
GM
これがあるのに生半可なウィッカーマンやらせられないよ
安武 陸
叶恵と光葉と福に、心配そうな視線を向ける。
安武 陸
「あんまり大丈夫そうに見えないから心配してんだけど」
迷ノ宮 光葉
叶恵の苛立ち、焦る様子にそれとなく気遣いの眼差しを向け、それから福を撫でる。
安武 陸
「というか……、ほんとうにそう。大丈夫な訳ないだろ」
赤木 叶恵
「なんか……死にかけたように見えたんだけど……」
安武 陸
「あ!そういえばではないんだよ。そういえば!」
敷村 修也
「俺、安武さんが目の前で死んだようにしか見えなかったですよ」
安武 陸
「……俺も完全に死んだような気がしたんだけど……」
迷ノ宮 光葉
「わたくしも……そのように見えました。どうやら、何かしらのからくりが……あるのかもしれません」
安武 陸
「さぁ……? 別になんともないしな……」
敷村 修也
「なんらかの術や魔法だったんでしょうか?」
GM
どれほど頭を捻ろうと、この疑問に答えを出せる存在は今ここにない。
敷村 修也
「とりあえず、状況を整理しませんか。いきなりいろんなことが起きましたし」
安武 陸
「そうだな……、さすが修也くんは頭がいいな……」
赤木 叶恵
「どう考えてもっ……おかしいんだよ……」
赤木 叶恵
「お世話になった師匠だからとか、そういうの抜きでもっ」
赤木 叶恵
「クロニック・ラヴの……敵側だったはずなんだ、先輩は」
迷ノ宮 光葉
叶恵に同意するように頷く。そして改めて自分たちの敵になったことに衝撃を受ける。
『埋み火』迷ノ宮御影
迷ノ宮御影はウィッカーマンだった。
『埋み火』迷ノ宮御影
否。彼の操る炎は、今もウィッカーマンのそれだ。
『埋み火』迷ノ宮御影
ウィッカーマンのハンターはみな一様にモンスターへの強い復讐心を抱くとされる。あの超常的な、一部のハンターに力を与えるとかいう”老爺”は、そうでなければハンターを仲間としては認めない。
赤木 叶恵
「だいたいっ……光葉さんを守りたがってた先輩があんな事をするはずが……」
『埋み火』迷ノ宮御影
誰よりも何よりもモンスターの存在と、その齎す災禍を憎む存在。それがウィッカーマンのハンターだ。
『埋み火』迷ノ宮御影
あなたたちに炎を差し向けた瞳はどこまでも正気で、迷いはなかった。
赤木 叶恵
「ていうかっ……あの体で……あんなに動けるなんて……」
安武 陸
病院のベッドに横たわっていた、御影の姿を思い出す。
迷ノ宮 光葉
「叶恵様、兄を案じてくださってありがとうございます……。でも、兄にもわたくしたちが預かり知らぬ事情があるのかも知れません……」
迷ノ宮 光葉
「それを確かめるすべがあるのかは、わかりませんが……ひとまずこの事態をどうにかしなければならないのは、わたくしたちだけのようです。兄のことは、ひとまず、置いておきませんか……?」
GM
叶恵ちゃんは先輩を頼ってハンター始めたけど光葉ちゃんはお兄様のためにハンター始めてるからその差かもしれん
敷村 修也
「……そう、ですね。なによりも、あのクロニック・ラヴを止めないと」
安武 陸
「てか、クロニック・ラヴの敵側だったんだ」
迷ノ宮 光葉
「はい、そもそも血戒を止める側で、それを無理をして、あんな身体になっておりました」
安武 陸
「結構長い間色々やってんだな、あいつら」
安武 陸
「なんか……、師匠とも顔見知りだったみたいだし」
安武 陸
そうだ、とペンダントを取り出して、叶恵と光葉にも見せる。
赤木 叶恵
「真ん中……これ海野さん? 右は……ハロウィンのゾンビに似てる……」
安武 陸
「一番小さい子は……、吸血鬼にちょっと似てる気するんだよな」
迷ノ宮 光葉
「この方が、……灰葉陽さん……」右端の少女を確認して。
赤木 叶恵
色々な事がありすぎて、吸血鬼の細かい顔立ちまでは思い出せない。
赤木 叶恵
少なくとも纏う雰囲気は全く似ていないが。
敷村 修也
「……そうです。右の女子高生が灰葉陽で……あれ、迷ノ宮さんに話しましたっけ?」
安武 陸
何よ! 修也くん俺には話してくれなかったのに光葉ちゃんには話したっていうの!!(話してない)
GM
でも修也くんも陸くんより光葉ちゃんの方が信頼しそうでは?
迷ノ宮 光葉
「……実は、」と御影が所持していたファイルの中に陽の情報が載っていたことを告げる。
迷ノ宮 光葉
「わたくしにもわかりません。けれどこの灰葉さんが、なんらかの鍵を、握っているのやも……」
安武 陸
鍵を握っていると言っても、ゾンビだった少女だ。
赤木 叶恵
「でもこの灰葉って人、敷村さんと昔知り合いだったかなんかの、ただの一般人なんじゃないの?」
敷村 修也
「そのはずですよ。俺の知ってる限りでは」
敷村 修也
自分の中にある、おそらく自分にしかわからない違和感がもどかしい。
敷村 修也
これ光葉ちゃんはファイルの情報を全部共有したってことでいいのかしら
迷ノ宮 光葉
一応簡単な情報共有はしておくのではないでしょうか
GM
ただそこまで伝えてるかどうかは怪しいというか、現時点では伝えてないっぽい雰囲気になってるから
GM
伝えるならこれから改めてなんかの話の流れで言い添えた方が自然に見えます
迷ノ宮 光葉
なるほど、ではいい添えておきましょう
迷ノ宮 光葉
「……酷いことに、灰葉さんのご家族も、吸血鬼に全員殺されたそうですね……」
敷村 修也
「……え?迷ノ宮さん、今なんて言いました……?」
迷ノ宮 光葉
「え、あの……吸血鬼に、全員、殺されたと……、両親も、灰葉陽さんも……」
迷ノ宮 光葉
「弟? いえ、ご家族は本人含めて3人だけと……書いてありましたが」
安武 陸
修也が、標のことを灰葉と呼んでいたことを思い出す。
敷村 修也
自分の中にある記憶にもひなちゃんには弟がいたことになっている。
この間、海野からもそう言われた。そう言われてすぐに思い出したはずだった。
敷村 修也
なのに迷ノ宮さんは弟は居ないという。
じゃあこの写真はなんだ?
赤木 叶恵
「え、何。弟名乗る奴がいるの? めちゃくちゃ怪しいじゃん、そいつ」
敷村 修也
「俺の、俺の覚えてる限りでは……ひなちゃんには弟がいたんです」
敷村 修也
「弟がいたはずなんです。それが、海野なんです」
GM
その事実に、少しずつ、自信が持てなくなってくる。
安武 陸
ペンダントを見る。 仲のいい兄弟姉妹の家族写真に見える。
GM
楽しそうな少女たちに反して戸惑った様子の少年の顔だが、それでも彼女らに対する親愛の感じられる距離感ではある。
GM
多分もう答えの出ない行き止まりに辿り着きつつあるので、多分ほどほどに諦めて切り上げていいと思います。
安武 陸
いや~~~ 0話があってよかったな~~~と思っています
GM
私は0話本来ないから1話でそんなに大変にならんやろとタカをくくっていたら遭遇フェイズで破壊されたクロニック・ラヴのPLです。今はGMをしている。
赤木 叶恵
「先輩と灰葉さんの接点、なんもないと思ったけど」
赤木 叶恵
「海野さんと……クロニック・ラヴあたりで繋がってそうって事ね」
安武 陸
「仲睦まじそうな上に、この写真は標が身につけていたロケットペンダントに収められていた。こんな、写真があってさぁ」
敷村 修也
「……少なくとも、今ここにある情報だけであれこれ考えてもしょうがなさそうです」
赤木 叶恵
「いや、何も言わない上に、なにやら敵と繋がりがありそうな雰囲気で、しかも身分もかなり曖昧。海野めちゃくちゃ怪しいんだけど!何で何も言わないのアイツ!?」
敷村 修也
「………俺がいるから、じゃないですか?」
敷村 修也
「俺がそのことを知ったら、海野のことを信用できなくなると考えたんじゃないですか?」
敷村 修也
「実は、知り合いみたいに近づいてきた奴からこの前電話で接触されたんです」
敷村 修也
そう言ってめちゃくちゃ怪しかったやつ。萩原とのやり取りを共有する。
安武 陸
「いや、まぁとりあえず師匠が怪しいかどうかは一旦置いておくけどさ」
安武 陸
「御影さんがあっち側なのって、取り戻せるだのなんだのと……そういう感じのこと言われたからかもしれないな」
敷村 修也
「ここにある情報だけじゃほとんどなにもわかりませんけど、今はっきりしてるのは海野がクロニック・ラヴと戦ってるってことだけです」
安武 陸
「とにかくがんばって標を弁護している。少なくとも、大量殺戮をする吸血鬼と師匠は戦ってるんだよ」
GM
遠くで蒼白い閃光がフラッシュのように空を照らす。
安武 陸
「手を抜いて戦ってるとか、そういう風には見えなかったし……」
安武 陸
そうは言うが、それ以上の擁護する言葉が見つからなくて、後頭部を掻く。
安武 陸
「……ここ最近人死にが増えてから……、いや、多分クロニック・ラヴの準備が始まってから、師匠はずっと様子が変だった」
安武 陸
「吸血鬼は、ペンダントのことを自分で捨てたものって言ってた」
安武 陸
「何かはあるんだと思う。 でも、師匠はクロニック・ラヴの敵なんだ」
赤木 叶恵
「クロニック・ラヴにも、先輩にも、勝てるイメージが沸いてこないし」
赤木 叶恵
「先輩が理由あって敵方についてるんだとしたら、そもそもあれを倒しちゃっていいのか、とかさ」
赤木 叶恵
「もちろん、あっちは既に許されない事してるんだけど。それを込みで先輩があっち側についたんだとしたら、その理由はやっぱ気になるし……」
赤木 叶恵
「……まあ、結局。ここで戦わないと、多分あたしたちは死んで、各々守りたい人がいればそっちにも危険が及びそうって事だから……」
赤木 叶恵
「やるしかないん、だろうけど、さぁ……」
迷ノ宮 光葉
「……一緒に問いただしに行きましょう、叶恵様」
迷ノ宮 光葉
「寡黙な兄のことです、答えてはくださらないかもしれないけれど……少なくとも弟子である貴方様に不義理をする兄ではありません」
安武 陸
叶恵に同調する前に、光葉から飛び出した言葉に瞬き。
安武 陸
「まぁ、でもそうだよな。 一回誰かから話聞かないと」
赤木 叶恵
「うん。やってみよう……。やってみなきゃ、だよね……」
迷ノ宮 光葉
「はい、少なくともわたくしは叶恵様に筋道を通すべきだと、思います」
迷ノ宮 光葉
「わたくしは……強くはないです、今だって、こうしないと、どうにかなりそうで……」
迷ノ宮 光葉
「そんなの皆様、一緒ですよね。ごめんなさい」
安武 陸
「オロオロしてるだけの俺に比べたら、めちゃめちゃ強いって」
GM
オロオロしている間も遠くでは絶え間なく轟音や光が上がっている。戦いが続いていますね。
安武 陸
「気は進まないけど、なんかしらやっていきますか」
敷村 修也
「やりましょう。俺だって聞きたいことは、この前以上に多くなりましたし」
安武 陸
「これで貸し1ってことで、俺がピンチの時は頼みますよ~先輩」
GM
では話が落ち着いたようですので、行動の内容を伺いましょうか。
敷村 修也
とりあえずなんとか耐久削らないと苦しい
GM
この前魔女の耐久が12あってめちゃくちゃ苦しんだ人たちさん……
GM
今回は背徳の輝きがないよ~。サバトもないよ~。かなし~!
安武 陸
なんか御影さんに話聞くみたいな感じの話の流れになってるけど、縁故深い方におまかせしたいから吸血鬼でいいかな
GM
クロニック・ラヴへの狩猟では出てくる可能性があります。
敷村 修也
フォロワーの処理もしたい気持ちはあるけどね
GM
ST シーン表(10) > にぎやかな飲食店。騒ぐ人々に紛れつつ事態は進行する。
GM
じゃあ今いる飲食店……の、すぐ近くにあるスーパー銭湯にします。
GM
狩人たちは道路に横たわる人々の血が、その地下のスーパー銭湯へと流れていることに気付く。
GM
明らかに何らかの意図をもって操作された血の流れ。それを辿っていくと、
GM
詰め込まれているという表現の方が、正しいかもしれない。
安武 陸
スーパー銭湯に行って血を流してさっぱりするか~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!
GM
詰められた死体の山が、吸血鬼のなんらかのリソース源になっていることが経験則とか本能でわかりますので、
GM
死体を。物理的になんとかしてください。以上です。
安武 陸
ぎちぎちに詰め込まれた死体の山に、口を押さえる。
安武 陸
喉の奥から吐き気がせり上がるのをこらえる。ギリギリこらえた。
GM
銭湯の湯が死体を血を温め、むせ返るような血臭が立ち込めている。
GM
湯に当てられてか、或いは血戒からの特殊な影響のためか、
GM
その肉塊がぐずぐずにとろけ始めているようなものもある。
GM
露出した内臓が浴槽を溢れ、タイルの床へと落ちている。
GM
大腸が裂け、その内容物が溢れ出でて広がっている。
敷村 修也
血の池と化した銭湯からは鉄錆のようなにおいだけでなく、肉から発生したガスもあわさってひどい匂いだ。
迷ノ宮 光葉
「…………」おぞましい光景に、口をつぐむ。
安武 陸
銭湯のトイレに行き、しばらくして青い顔で戻ってくる。
GM
とろけた肉塊と血の混ざりあった中から、まだ形を保った腕が伸びている。
敷村 修也
「これ、どうにかするって言ったって……」
安武 陸
銭湯の設備を確認して、換気を最大に。
もっとも、焼け石に水かもしれないが。
GM
それを補うように、肉塊からはまた血煙が立ち込める。
敷村 修也
こんなところにいつまでも居たら目も鼻も精神もおかしくなりそうだ。
GM
崩れた肉に支えを失ったか、はみ出た腕がだらりと傾ぎ、
GM
途中でぶつりと途切れて、風呂場の床に転がった。
安武 陸
震える息を吐く。もう何もないのに、胃が内容物を押し出そうと動いている。
敷村 修也
時折風呂の底からごぼりごぼりとガスが昇っては泡となって弾ける。
赤木 叶恵
「……地道に汚水処理をするか……あるいは」
敷村 修也
「焼いたほうが……おぇっ。いいんじゃないですか……?」
迷ノ宮 光葉
「一つ一つ供養することはできませんわね……」
GM
未だ機能を保っている温泉がまた肉を温めている。
GM
退路からですね。攻撃力により+1の補正が入ります。
安武 陸
2D6+1>=6 (判定:休まない) (2D6+1>=6) > 8[3,5]+1 > 9 > 成功
[ クロニック・ラヴ ] 耐久力 : 12 → 11
GM
みんなが呆然としているからついついゴア表現を進めてしまったけど、きみたちならなんとかしてくれると信じている。ではがんばってください。
安武 陸
「燃やして、なんとかなるのかな。血を使うみたいな感じだったけど」
GM
浴槽の縁より血混じりの湯、あるいは湯混じりの血が溢れ出る。
GM
浴槽にぎちぎちに詰め込まれた肉塊が凝り固まるさまに、なんらかの強度や儀式的意味を発揮しているようだった。
GM
高い位置から落ちる湯が、遺体の肉を削り、穴を穿つ。血が溢れる。内臓がこぼれる。
迷ノ宮 光葉
掃除用具入れと思しき場所から掃除用具のブラシやゴム手袋などを勝手に拝借して、皆に配る。
安武 陸
同じように銭湯を勝手に漁る。 手押し一輪車を見つけた。
迷ノ宮 光葉
最初はためらっていた死体にも意を決してつかみ、運ぶ。正直に言えばあまりしたい作業ではない。でも誰かがやらねば
赤木 叶恵
状態のよさそうな客の上着を拝借して着る。
赤木 叶恵
下の服は脱げる範囲で脱いで、腕をまくって。
敷村 修也
いつまでも突っ立っていても進まない。
出来る限り動きやすい格好になると、浴槽に積みあがった死体を少しずつ運び出す。
安武 陸
最近は汚れてもいい丈夫なツナギを着るようになったのだが。まさかこんな場面で役に立つとは。
赤木 叶恵
シャワーで血を下水へと流していく。排水溝に詰まった内臓は、取り払っては袋へと詰める。
安武 陸
上の方にある死体を引っ張り出す。高さがあったほうが上下の移動は楽だ。
GM
湯も血にも浸かっていない部分は、まだ比較的形を保っている。
安武 陸
人1人の体重だ。いや、死んでいるからそれよりも重く感じる。
安武 陸
適当に捨てるのも気が引けたが、この量だ。どうせすぐに作業になってしまう。
敷村 修也
排水溝はいずれ脂で詰まって使い物にならなくなるだろう。
結局のところ血の源になっているであろう死体をどかしてしまうより他なかった。
GM
どかして、積み上げて、どかして、積み上げて。
迷ノ宮 光葉
黙々と死体を袋に詰める。台車に乗せる。運ぶ。血をシャワーで流す。きりがないような作業を延々と。
GM
ついクソクソ綿密にやっちゃったけどほどほどに巻いていいと思います。
迷ノ宮 光葉
かわいそうな若者たちになってしまった
安武 陸
大変なシーンだから大変にしたい気持ちが生えてしまう
安武 陸
肉を引きずり、脂をさらい、血を流して、悪いことをしているのはどっちなのだろう、と思う。
赤木 叶恵
別々の人間を同じ袋に詰められ、同じ人間は別々の袋に分けられ。
赤木 叶恵
詰める。詰める。詰める。作業はどんどんと雑になっていく。袋に収まりきらない部位を千切って分ける。
安武 陸
人を食べる怪物が出てくる漫画を、ぼんやりと思い出す。
GM
乱雑に詰め込んでいると、骨が突き出して袋を破る。
GM
中から肉汁と血の入り混じったものがどろりと溢れる。
敷村 修也
どこからか見つけてきたシャベルを使って人間だった、死体になった、死体だったものをかき出す。
安武 陸
スーパーに並んでいる食肉の中にも、僅かに血が残っているものはある。
安武 陸
子供の頃クリスマスに食べた鶏の丸焼きは、骨がこんな風に。
GM
シャベルの尖端が肉を抉る感触が修也の腕に伝わる。
赤木 叶恵
「接触者特有の感覚。混ざるのには慣れてるから。みんなは気を付けてね。病気とか」
迷ノ宮 光葉
「いけません、せめて軽く手当はいたしましょう」
安武 陸
「まぁ、一回流すくらいはしたほうがいいと思う」
安武 陸
「てか、どうせ長丁場になるし、しんどい人は休みなよ」
敷村 修也
混ざるのにはなれているという発言に何ともいえない表情を示す。
安武 陸
「光葉ちゃん、叶恵ちゃんお願いできる?」
迷ノ宮 光葉
「わかりました」女子更衣室の方に連れて行って、怪我の部分を備え付けの脱脂綿とかアルコールとかで手当しましょう。
安武 陸
二人が治療に向かったのを見て、また作業を再開する。
GM
作業、と、そういう表現に最早落ち着いてしまう。
GM
作業の繰り返しは確かにその死体の数を減らしていた。
GM
排水溝に血ととろけた肉汁の吸われる音を耳にするまで、どれほどの時間がかかったか。
GM
四人で手分けをしただけあって、思いのほか早くは済んだ。
GM
今回の敵は、”これ”を引き起こした吸血鬼だ。
安武 陸
もう、人の千切れた太腿を抱えても、何も感じなくなっていた。
安武 陸
床を転がる目玉を見ても、肉から飛び出る骨を見ても。
安武 陸
手にまとわり付く、なんだかよく分からない血にまみれたドロドロにも。
安武 陸
俺は、俺たちは。 誰かを助けるためにこんな事をしている。
安武 陸
でも、それが正しい行為なのかは、分からない。
安武 陸
いや~、なんか最悪いっぱいできてよかったな とPLは思っています
安武 陸
さっきからPLは思っていますって注釈を付けないといけないことが多い
GM
血溜まりが水位を下げていくとともに、この場所が帯びていた特別な儀式的意味も失われていくようだった。
GM
安武陸はそのさまを眺めている。浴槽に溜まった血のどす黒さを見つめている。
GM
不意に白い手が伸びて、陸の身体を引きずり込んだ。
行動:クロニック・ラヴ 1st
クロニック・ラヴ
赤い月をバックに、クロニック・ラヴがあなたを見下ろしている。
クロニック・ラヴ
冷たい指先があなたを腕を掴んでいる。
クロニック・ラヴ
その噴水にも先程の浴槽と同じように人の死体が詰め込まれている。
安武 陸
今すぐにでも噴水から飛び出したいのに、動けない。
安武 陸
大丈夫、これは死なないはず。 きっとそのはず。そう思いたいが。
クロニック・ラヴ
ダメ押しに頭を吹き飛ばされて、意識が落ちる。
クロニック・ラヴ
認識できている。身体の痛みが失せている。
安武 陸
視認できているということは、頭があるということだ。
クロニック・ラヴ
今度は針が、陸の眼球を貫いて脳を貫通した。
クロニック・ラヴ
自分の血が吹き出るのを見ている。
安武 陸
それでも、生にしがみつこうと手を動かして。
クロニック・ラヴ
冬の夜に噴水の水も吹き付ける風も冷たくて、
クロニック・ラヴ
血と共に失われていく体温が、死を強く実感させて。
クロニック・ラヴ
死の権化と表現するに相応しい冷たさを以て、
安武 陸
いっそここで死ねたら、なんて思えたらいいのかもしれないが。
安武 陸
死ぬのは怖い。 死ぬのは嫌だ。 もう死にたくない。
敷村 修也
目を離した隙にめちゃくちゃりっくんが死んでる
クロニック・ラヴ
「安心してくださって構いませんよ」
クロニック・ラヴ
「これだって、無限ではありません」
クロニック・ラヴ
「どこまでもつか、という話です」
クロニック・ラヴ
噴水の雫にきらきらと光が反射して、
クロニック・ラヴ
「あなたが永遠に死に続けることはできない」
クロニック・ラヴ
「だから、そのうちは止むでしょう」
安武 陸
次は、なんとか針を避けようと、噴水から飛び出す。
クロニック・ラヴ
地面に血が広がっていくのを感じる。
クロニック・ラヴ
「あなたがまだ生きている、いいえ」
クロニック・ラヴ
「死なずに済んでいることの意味を」
クロニック・ラヴ
少女の細腕が陸の襟首を掴み引き上げて、
クロニック・ラヴ
真上からの針がその心臓を射抜いた。
安武 陸
死なずに済んでいる意味というのは、なんだろう。
クロニック・ラヴ
「脆弱なあなたが、どうして今まで生きながらえてきたか」
安武 陸
思い当たるところが、何もない訳ではない。
クロニック・ラヴ
「その理由に心当たりが本当にないのかと、私は問うています」
クロニック・ラヴ
血が噴出する。痛みは走る。意識が遠のく。
クロニック・ラヴ
暗く落ちて、吸血鬼の姿が目に入る。
クロニック・ラヴ
針を展開しながら、あなたを見下ろす。
クロニック・ラヴ
「あなたのような弱い男を殺し続けるだけで、彼を削ることができるのなら」
クロニック・ラヴ
その間も惜しむように、また眉間を貫く。
安武 陸
確かにあの人は、俺を守ってくれていたけど。
クロニック・ラヴ
数限りのない死が、陸へと降りそそぐ。
クロニック・ラヴ
*安武陸の幸福『海野標』を破壊します。
クロニック・ラヴ
肩口を吹き飛ばして、血を流させる。
安武 陸
だから、自分の人生がめちゃくちゃになることが分かっていても、ハンターになった。
クロニック・ラヴ
ひたすらに致命が陸へと降りそそぐ。
クロニック・ラヴ
AST ランダム全特技表(5) > 脚部(5) > 利き脚
安武 陸
痛いのは怖い。 死ぬのは怖い。 また死ぬのは、もっと怖い。
クロニック・ラヴ
クロニック・ラヴは常駐アビリティ『血統:血社の常駐アビリティ。コスト5。
なんか補助っぽい記述だけど常駐って書かれてるし常駐。長い手』を所持しています。妨害判定に-2の修正。
クロニック・ラヴ
加えて、『彼女とともに』高知結凪の能力を発動します。
クロニック・ラヴ
フォロワー種別のひとつ。
1ラウンドにつき1回、妨害判定に-2の修正をつけられる。権力者です。さらに-2。
安武 陸
死にたくない。 死にたくない。 死にたくない。
クロニック・ラヴ
修也は合計-4をつけて、利き脚での判定をどうぞ。
敷村 修也
-4の防御で+1、-3.興奮剤つかって-1
目標は9 で行くべきかな?
迷ノ宮 光葉
援護しましょうか、したほうがいいかな…
クロニック・ラヴ
援護の宣言も表で添えてお願いします。
安武 陸
体を貫かれる感触は嫌いだ。 四肢を失うのは嫌いだ。
安武 陸
自分の骨を見るのは嫌いだ。 自分の肉を見るのは嫌いだ。
クロニック・ラヴ
陸の厭う尽くが、今この瞬間に繰り広げられる。
安武 陸
自分の首の断面を見るのは、いっとう嫌いだ。
安武 陸
自分の意志とは関係なく、ずっとそれが行われている。
安武 陸
標が助けてくれているというのなら、なぜ、これを止めてくれないのか。
敷村 修也
2D6-4+1+2+1>=8 (判定:走る▲) (2D6-4+1+2+1>=8) > 5[2,3]-4+1+2+1 > 5 > 失敗
[ 敷村 修也 ] テンション : 3 → 8
[ 迷ノ宮 光葉 ] テンション : 5 → 8
クロニック・ラヴ
「どうして彼が、あなたを庇護するのか」
クロニック・ラヴ
「その意味と理由を考えたことが、一度でもありますか?」
クロニック・ラヴ
「彼があなたを庇護することに、何の得がありますか?」
クロニック・ラヴ
「与えられるものを持っていますか?」
クロニック・ラヴ
「ただの慈善事業や気まぐれで、一年が続けられると思っていますか?」
安武 陸
置いていかれても、1人で行動されても、仕方ないと。
クロニック・ラヴ
「あなたには、一度でもありましたか?」
安武 陸
何も利益をもたらさない駄目な弟子でも、見捨てずに面倒を見てくれていると。
クロニック・ラヴ
数え切れない冷たい死の積み重ねられた先に、
クロニック・ラヴ
四肢が冷えている。血の気は失せきっている。
クロニック・ラヴ
少女の形をした死の前で、安武陸はみっともなく這い蹲る。
安武 陸
こんな吸血鬼の言うことを真に受けてはいけない。
敷村 修也
シーンだじゃないんだよ。修也が間に合ってないからなんだよ
海野標
笑顔を作った陸に対して、標は笑い返さない。
海野標
その四肢に打ち込まれた針から滴り、地面に弾ける。
クロニック・ラヴ
「その状態で、よく御影を振り切りましたね」
クロニック・ラヴ
「私としては、やりやすいくらいですから」
安武 陸
逃げるべきだ。ここにいては標の足手まといになる。
クロニック・ラヴ
『あなたのような弱い男を殺し続けるだけで、彼を削ることができるのなら』
クロニック・ラヴ
吸血鬼の言葉が、陸の中でリフレインする。
安武 陸
今、針が刺さった足でのろのろと逃げても、かえって標が守りにくいだけかもしれない。
安武 陸
だからといって、このままここにいても、いつかは。
海野標
地を転がされた海野標は痛みに顔を歪めながら、
クロニック・ラヴ
構わずクロニック・ラヴは針を投射する。
クロニック・ラヴ
苦痛と失血に背を丸める標へと、クロニック・ラヴが歩み寄る。
クロニック・ラヴ
「そこまでして守る価値が、この男のどこにあるのか」
クロニック・ラヴ
胸を刀剣で貫かれて、目を瞬いた。
海野標
辛うじて、クロニック・ラヴの腕を掴んでいる。
安武 陸
刀は置いてきてしまったが、ナイフはある。
安武 陸
今は吸血鬼は腕を取られていて、貫かれていて。
クロニック・ラヴ
投射された針が陸の頭を吹き飛ばした。
クロニック・ラヴ
胸を貫かれたまま。血を落としたまま。
クロニック・ラヴ
変わらぬ死として、吸血鬼があなたを振り返る。
クロニック・ラヴ
「あなたが無様に尻尾を巻いて逃げるのならば」
クロニック・ラヴ
それで十分と見て取ったのだろう。
クロニック・ラヴ
クロニック・ラヴは海野標に向き直る。
クロニック・ラヴ
腕を掴まれたまま、胸を貫かれたまま、
クロニック・ラヴ
あなたは海野標が何をされているかを理解している。
海野標
痛みにか光の針に貫かれたままの足が跳ねて、
安武 陸
逃げろと言われたことに、間違いなく安堵した。
安武 陸
標に言われたのだから仕方がない。 俺ができることは何もない。 いても足手まといになるだけ。
安武 陸
そんな自分に都合のいい言い訳を並べて、全部を壊したい衝動に駆られる。
GM
街は赤色に染まり、そこかしこに破壊の跡が見られる。
GM
それを見透かすように、空には赤い月が禍々しく輝いていた。
迷ノ宮 光葉
りっくんがこころぽっきんになってしまうよ
安武 陸
死ぬのが嫌なのにデスカウントがめちゃめちゃ増えちゃったよ~
GM
デスカウント増やせって書いてあるじゃんその設定
安武 陸
設定考えた時の心を完全に忘れてるので、書いてないよ~と思ったけど、書いてたかも
[ 安武 陸 ] 部位ダメージ : 0 → 1
[ 安武 陸 ] 耐久力 : 6 → 5
行動:クロニック・ラヴ 2nd
敷村 修也
視時間は少し巻き戻る。視界の端に安武さんがうつっていた。安武さんがバランスを崩したように見えたのと、サプンという音が聞こえた。
赤木 叶恵
借りた服を脱ぎ捨てて、大きく背中を伸ばす。屈んでの作業続きだった背筋が、心地よく疲れの悲鳴を上げた。
赤木 叶恵
修也が血の池へと呼びかけている。そちらへ目を向ける。
敷村 修也
「さっきまでそこで作業してたんですけど、水音がしたと思ったら……」
迷ノ宮 光葉
叶恵とともに二人のためにタオルを持ってきたところ、異変に気づく。まさか、ひとりいないなんて。
敷村 修也
「さっきまでそこにいた、はずなんです!」
赤木 叶恵
底は見えないが、中へと飛び込むことはしなかった。水位が浅すぎたからだ。
赤木 叶恵
人が隠れられるような深さではない。魔法のようにその場から姿を消している。
敷村 修也
「それって、魔法とかあいつらの術で連れていかれたってことです、よね」
迷ノ宮 光葉
同じように浴槽を覗き込み、濁った水面を見る。もう誰もいないとわかると「すぐに探しましょう」と二人に声をかける。
敷村 修也
返事をしたものの、探すと言ってもどこを探すべきか。
敷村 修也
「吸血鬼の仕業だとすると、もしかして同じような血の池に繋がってたりするんですか?」
迷ノ宮 光葉
「……かもしれません。水場……この街の中の、というと限られてくるかも……」
敷村 修也
慌てて匂いのしみついたマスクなどを脱ぎ捨てて荷物を掴む。
赤木 叶恵
「……血の池は探したいし、代案もないし、動かなきゃ始まらないし……その線で行こう!」
敷村 修也
「ここぐらいの大きさだと、公園のため池や……あ、噴水があります!」
敷村 修也
ここから少し離れたところの大きな緑地公園にある噴水を思い出す。
敷村 修也
血と肉とガスの匂いが籠った銭湯を飛び出す。
ひんやりとした冬の空気が一瞬清らかなもののように感じられた。
GM
ST シーン表(7) > 明るく浮かぶ月の下。暴力の気配が満ちていく。
GM
駅前から離れても死体がそこかしこに転がっている。
GM
その光景が、銭湯で見たものよりもましなものに思えてしまうのは
GM
あまりにも冒涜的であり、しかし同時に否定できないことでもあった。
敷村 修也
まるで現実のものとは思えない光景。
銭湯でもそうだったが、なるべく死体の顔や個人がわかるものから目をそらす。
敷村 修也
これだけの数と規模。昨日隣の席で授業を受けていた同級生が今日死体で転がっているなんてことも当然ありえる。
敷村 修也
そんな光景をなるべく考えないように、目星をつけた噴水へと向かう。
赤木 叶恵
針によって奪われた命は数知れず。もはや昨日まででも百人以上は殺されている。
完全なる感覚麻痺。昨日までの出来事が小さな事件に感じるほど。
赤木 叶恵
犠牲の範囲はどれほどだろうか。見えた限りではそこまでは広くない……はずだ。家までは届いていないはず。
赤木 叶恵
はず、としか言えない。そして、いまこの状況下においては、家族の安否を確かめることすらも優先度の低い事項となる。
赤木 叶恵
ただ、安全を信じて、出来ることをするだけだ。
迷ノ宮 光葉
悪夢のような惨状の街をさまよう。早く陸を見つけたいが、死体ばかりで動く人の気配もあまりない。
迷ノ宮 光葉
それの一端を担っているのが兄なのは、いまだに信じられないが、それでも前へ進むしか無い。死体の山や転がっているのを避けつつ、進む。
GM
恵夢のクラスメイトが死んでるってことは修也くんのクラスメイトも死んでるからな
敷村 修也
そうですね。なんなら学校の維持も怪しい
GM
>発動準備に入った運命変転血戒『クロニック・ラヴ』は、半径10kmの結界を形成。触れれば確実な死をもたらすその結界は、じわじわとその半径を縮めている。
安武 陸
縋るような老人や妊婦も串刺しになってるんだろうなぁ
安武 陸
とろけてる妊婦嫌すぎるな(嫌なのでいいなと思います)
GM
串刺しはクロニック・ラヴが手を下してる方なので。
GM
ちなみに虐殺結界のせいで外からのハンターも入ってこられない状況にあります。
敷村 修也
境界線上がクソみたいな判定になってそうだもんな
GM
一瞬あがった悲鳴の束は、即座に爆発音に掻き消される。
安武 陸
お兄様出てくるだけで二人にダメージ入っちゃうんだよな
赤木 叶恵
あの炎が誰によって放たれたものか。その悲鳴が誰によってかき消されたものか。
赤木 叶恵
直接その光景が見えたわけではない。見えたわけではないが。
『埋み火』迷ノ宮御影
燃え盛る建物より、迷ノ宮御影が姿を現した。
『埋み火』迷ノ宮御影
蒼い炎は月よりも眩しく、その身体を燃料に燃え上がる。
『埋み火』迷ノ宮御影
向き直ったその頬には、返り血。
安武 陸
4年後とかに御影さんの結婚式にお呼ばれした時とかに遭遇したい……
安武 陸
なんで結婚式なんてハッピーイベントで同時に2人にダメージ入るおそれがあるんだ?
敷村 修也
今一番遭遇したくなかった。そう思いながら槍を構える。
迷ノ宮 光葉
返り血を浴びた兄の姿、それが誰かを害した証明のようにまざまざと目に焼き付く。
『埋み火』迷ノ宮御影
あなたの名を呼ぶ声は、温度は
『埋み火』迷ノ宮御影
今までと変わらぬように思えるのに。
GM
逆にここで修也くんが槍を構えないとダメだからな
赤木 叶恵
しかもフォロワーのはずなのにエリアボスばりの“凄味”を帯びてくるんよ
GM
陸を探し始める前よりいつしか鳴り止んでいた、街を揺るがす破壊音が再びに響く。
『埋み火』迷ノ宮御影
目の前の事象の全てを、そう在るものと受け入れている。
『埋み火』迷ノ宮御影
あなたにだけは、それを問う。
GM
これ光葉ちゃんを光葉ちゃんとして扱うだけで2人に貫通ダメージ入るからどうしたもんかなと思ってます(効率的)
敷村 修也
光葉ちゃんだけを見るだけでものすごい流れ弾がきてる
迷ノ宮 光葉
「……戦う前に、問いただしに来ました。お兄様」
迷ノ宮 光葉
「なぜ、クロニック・ラヴの敵対者であったあなたが彼女に与するのか……」
迷ノ宮 光葉
「わたくしは……お兄様がお決めになったことなら、言葉をほしいと思うことはあれど……、決して否定はしません」
迷ノ宮 光葉
「けれど、せめて、あなたが教え導いた叶恵様には義理を通すべきだと、思います……」
『埋み火』迷ノ宮御影
沈黙のままに、ふいと視線を叶恵に移す。
『埋み火』迷ノ宮御影
あなたを教え導いた師が返り血に身を染めて、あなたの顔を見据える。
赤木 叶恵
乾いた口は開いたまま。そこから声は出てこない。
『埋み火』迷ノ宮御影
「では、でやっと呼びかけられる。では、叶恵」
赤木 叶恵
「こんな事になってから、それを言うんですか……………………」
『埋み火』迷ノ宮御影
「俺が教え導いたお前に義理を通すなら」
『埋み火』迷ノ宮御影
「それを続けるのが筋とも言えよう」
『埋み火』迷ノ宮御影
続く言葉は、叶恵の問いへの答えではない。
『埋み火』迷ノ宮御影
「お前は俺が仕込んだ。お前の実力は俺が知っている」
『埋み火』迷ノ宮御影
「幾分か楽はできるだろうな」
『埋み火』迷ノ宮御影
事実のみを突きつける語り口。
『埋み火』迷ノ宮御影
それは赤木叶恵が初めて迷ノ宮御影と出会った時から変わらない。
『埋み火』迷ノ宮御影
化け物の襲撃を受けた。その場の人々は皆食い散らかされた。
『埋み火』迷ノ宮御影
あなたもそのうちの一人のはずだった。
『埋み火』迷ノ宮御影
血が混ざったからだと、その場に駆けつけたハンターである彼は語った。
『埋み火』迷ノ宮御影
お前には化け物の血が混ざった。
『埋み火』迷ノ宮御影
だから人よりも丈夫になり、人では死ぬ傷を受けて生き残り、
『埋み火』迷ノ宮御影
そしてこれからも、あの化け物に狙われ続ける存在になった。
『埋み火』迷ノ宮御影
生き延びるためには。自分の周囲の人間を守るためには。
『埋み火』迷ノ宮御影
戦うしかないと、そう語ってみせたあの日のように。
GM
これ叶恵ちゃんの背徳壊れたら離反しちゃうかな?(笑)
赤木 叶恵
けれど今この状況で、あの時と決定的に違うことがある。
赤木 叶恵
「なんでっ……そんな言い方なんですか!」
赤木 叶恵
「なんで、何も教えてくれないんですか……」
赤木 叶恵
「それじゃ何もわからない。どうしてこんな事になってるのか……」
赤木 叶恵
「何もわからない……。あなたのことも……」
『埋み火』迷ノ宮御影
「俺は”こちら側”に立った」
『埋み火』迷ノ宮御影
「そうすべきだと判断した。そうするのが正しいと結論を出した」
『埋み火』迷ノ宮御影
「それが俺の責任で、俺のつけるべき始末であると」
『埋み火』迷ノ宮御影
「……味方ではない相手に語れるのは、ここまでだ」
『埋み火』迷ノ宮御影
*赤木叶恵の幸福『背徳:迷ノ宮御影』を破壊します。
『埋み火』迷ノ宮御影
この男は、今もあなたの価値を認めている。
『埋み火』迷ノ宮御影
あなたの実力を知っている。それに重きを置いてもいる。
『埋み火』迷ノ宮御影
そうでなければ、呼びかけられない言葉であることを、あなたはよく知っている。
『埋み火』迷ノ宮御影
あの夜に差し出された注射器。
『埋み火』迷ノ宮御影
それはその場でモノビーストに殺されたハンターが遺した得物だった。
『埋み火』迷ノ宮御影
これならお前でも使えるかもしれない、
『埋み火』迷ノ宮御影
命を繋ぐためならなんでも使ってみせろと差し出した選択肢のように、
『埋み火』迷ノ宮御影
有無を言わせぬトーンで選択を迫る。
赤木 叶恵
息苦しさにめまいがして、気付けば額に手が伸びていた。
赤木 叶恵
額がひどく熱く感じる。手に血が通っていないのか。それとも熱が出ているのか、あるいはその両方か。
赤木 叶恵
答えを出すまでの間。焦燥感が全身を炙る。
GM
AST ランダム全特技表(3) > 腕部(11) > 掴む
赤木 叶恵
考える時間が足りない。足りないと思う気持ちと相反するように、時間が過ぎていく、過ぎていくとい思う気持ち。一瞬のようにも永遠のようにも感じられた。
GM
常駐アビリティ【長い手】により妨害判定に-2の補正が入ります。
GM
時の流れを叶恵に知らしめるように、今も遠くでは何かが戦う破壊音が響いている。
赤木 叶恵
迷えば迷うほど、双方への不義理を働いているという罪悪感も募っていく。
『埋み火』迷ノ宮御影
戦場では迷ってならないと、あなたはこの師匠に、嫌というほど教えられてきたのに。
迷ノ宮 光葉
2D6-2+2+1>=7 (判定:叫ぶ) (2D6-2+2+1>=7) > 4[1,3]-2+2+1 > 5 > 失敗
迷ノ宮 光葉
ど、どうしようもない………ごめんなさい……
GM
防御力があって+1がありますが、やはり失敗。
『埋み火』迷ノ宮御影
その事実を改めて突きつけるように、あなたの師は重ねて問う。
『埋み火』迷ノ宮御影
「お前が思い悩む全てを氷解させる答えを」
『埋み火』迷ノ宮御影
「だが、それは、お前が敵のままでは伝えられない」
『埋み火』迷ノ宮御影
「だから、まずはこちらに来い。叶恵」
赤木 叶恵
「それを、どう信用すればいいんですか」
赤木 叶恵
「先に信用を裏切ってきたのは、先輩、あなたじゃないですか」
赤木 叶恵
たとえ全てを捨てて御影の下についたとて。
赤木 叶恵
もう、かつてのように御影のことを慕い続けることは、できない気がする。
『埋み火』迷ノ宮御影
「だから、この言葉に強制力はない」
『埋み火』迷ノ宮御影
「あの夜とは違い、今のお前には力もある」
『埋み火』迷ノ宮御影
「正しくお前の心でもって、お前は、お前の決断を下せるだろう」
『埋み火』迷ノ宮御影
「俺はお前の力を求めている」
赤木 叶恵
けれど、こんな形を望んでいたわけではなかった。
赤木 叶恵
先に受けた仕打ちが忘れられない。御影に対して、恐怖という感情が芽生えてしまった。
赤木 叶恵
だからといって、投げ捨てられるような関係でもない。恩を、情を、敬意を、重ねすぎた。
『埋み火』迷ノ宮御影
あなたを支えるもの。あなたを認めるもの。あなたが求めるもの。
『埋み火』迷ノ宮御影
その全てが蒼い炎の中に燃え尽きていく。
『埋み火』迷ノ宮御影
大切にしてきたものが、心に抱いてきたものが、
『埋み火』迷ノ宮御影
灰へと変えられていく実感がある。
『埋み火』迷ノ宮御影
ハンターである赤木叶恵を支えるものは。
GM
マジで今相対的に一番ちゃんとしてんの修也くんなのウケんね
安武 陸
女子二人はもうボロボロだし、陸は念入りにすり潰されたし……
敷村 修也
「……化物の側につくことを決めた時点で、あなたはもうハンターとは言えません」
敷村 修也
「たとえ過去に命を助けて、戦い方と生き方を教えた人であっても、今のあなたは化物と同じです。………化物よりひどいですよ」
敷村 修也
眼前に立つ人間に向かって化物というのは心が痛む。
『埋み火』迷ノ宮御影
「お前は自分がハンターであると、胸を張って言えるのか?」
敷村 修也
「言えます。この前のハロウィンの時とは違う。自分でこの世界に生きると決めてここにいます」
敷村 修也
「少なくとも、化物の誘いに乗らなかったからここであなたと向かい合っているんです」
『埋み火』迷ノ宮御影
「『背徳』に惑う部分が一欠片たりともない」
『埋み火』迷ノ宮御影
「そのように、胸を張るというのか?」
『埋み火』迷ノ宮御影
「薄々察しているようだから教えてやろう」
『埋み火』迷ノ宮御影
「この惨禍は、灰葉陽の死の運命を覆すために引き起こされたものだ」
『埋み火』迷ノ宮御影
「その全ての原因は、海野標が握っている」
『埋み火』迷ノ宮御影
「お前が灰葉陽との再会を願うのならば、敵は海野標だ」
『埋み火』迷ノ宮御影
「それを知った上で、その場に立ち続けられるかどうか」
『埋み火』迷ノ宮御影
「……じきに試されるときが来る」
『埋み火』迷ノ宮御影
その炎は狩人たちへ向かいながら、
『埋み火』迷ノ宮御影
迷ノ宮御影の姿をを掻き消して、後には何も残らない。
『埋み火』迷ノ宮御影
「答えは後で、改めて聞こう」
GM
焼き尽くされたビルからは黒煙が立ち上っている。
赤木 叶恵
救われた、と思ってしまった。この場で結論を出さずに済んだことに。
赤木 叶恵
だからといって、あちらに付く気が芽生えたというわけではない。あちらの目的に灰葉陽が絡んでいるというのなら、なおさら自分には関係ない事のように思える。
赤木 叶恵
この問答で、師と戦う気が折れかけている事実を自覚してしまったことだ。
赤木 叶恵
いえっ……こちらこそ……ほんとうにありがとうございます……
安武 陸
これこの後修也くんでよかったな 他の人なんかできそうな気がしないから……
赤木 叶恵
予想していたことだから大丈夫ってことはねえんだよな
GM
赤木叶恵の幸福『背徳:迷ノ宮御影』が破壊されました。
[ 赤木 叶恵 ] 部位ダメージ : 0 → 1
[ 赤木 叶恵 ] 耐久力 : 6 → 5
[ 迷ノ宮 光葉 ] テンション : 8 → 13
[ 迷ノ宮 光葉 ] 激情 : 0 → 1
[ 敷村 修也 ] テンション : 8 → 11
[ 敷村 修也 ] 激情 : 0 → 1
GM
修也と光葉はテンション10になるタイミングで判定に失敗し、同じく援護をしていたため。揃って恐慌です。
GM
背徳が壊されたため、クロニック・ラヴは追加行動を獲得しました。
GM
1サイクル目のラストにもう一回動きます。よろしくお願いします。
安武 陸
吸血鬼達や標の戦いの余波だろうか。転がっているのは、針で貫かれた死体だけではない。
安武 陸
胸を貫かれた死体。首が落ちた死体。腕がない死体。脚がない死体。
安武 陸
その全てが、自分の顔をしているような気がする。
安武 陸
その全てが、標の顔をしているような気がする。
安武 陸
もう死にたくない。 死んで終わるのは嫌だ。
安武 陸
息が続かなくなるほど逃げて、体中の乳酸に耐えきれず、ようやく足が止まる。
安武 陸
苦しいくらいの呼吸に耐えながら、後ろを振り向く。何も追いかけて来てはいない。
安武 陸
恐怖に痺れたままの頭では、スマホが震えたことにも気が付かなかった。