メインフェイズ第一サイクル 3
行動:クイーン・オー・ランタン 3rd
GM
……正確には、まだ狩人になりきれない一人も含むが。
GM
相変わらず街は魔女の危機など知らずの馬鹿騒ぎ。
GM
なんか元から人が少なさそうな廃墟に人が入り込んで酒盛りしてたり。
クイーン・オー・ランタン
人差し指を口の前に立てて、声を出すな、のハンドジェスチャー。
クイーン・オー・ランタン
それを目の当たりにすると、
安武 陸
ひゅ、と喉が鳴り、それ以上の音は出なかった。
クイーン・オー・ランタン
「声出しちゃだめだよ~」
クイーン・オー・ランタン
他の三人は少し前を歩いている。
クイーン・オー・ランタン
魔女の存在には気付かない。
クイーン・オー・ランタン
気付かず、周辺の哨戒を続けている。
クイーン・オー・ランタン
「私、あなたともお友達になりたいのだけれど」
クイーン・オー・ランタン
「あなたもやっぱり、あの娘と同じで――」
安武 陸
魔女の言葉は、意味のある言葉だと思ってはいけない。
安武 陸
何か外国語とか、動物の鳴き声だとか、そういうものだと思わなければならない。
安武 陸
死なないためには、師匠の教えを守らなければならない。
クイーン・オー・ランタン
「私はねぇー、けっこう」
クイーン・オー・ランタン
「あなたは希望があるんじゃないかな~って」
クイーン・オー・ランタン
「だって、あなた、戦うのすっごく嫌そう!」
クイーン・オー・ランタン
「危ない目に遭いたくないし、命の危険とか絶対まっぴら!」
クイーン・オー・ランタン
「そんな雰囲気バリバリ!」
安武 陸
何も保証されない状況で、信頼できるのは海野の言葉だけだ。
安武 陸
たとえ本当のことを言い当てられたとしても、それは意味のある言葉だと思ってはいけない。
安武 陸
何より、今は言葉が話せない。どちらにしても、何もできない。
クイーン・オー・ランタン
「だったら、私には従った方がいいんじゃない?」
クイーン・オー・ランタン
手を翳して示したその先、
安武 陸
海野は今どこにいるのだろう。 また一人で行動して。
クイーン・オー・ランタン
空を舞うコウモリの群れに、
安武 陸
その言葉は意味のない音だと思わなければいけないのに。
海野標
標がこのような手傷を負っているのを、陸は初めて見る。
海野標
いつも俺は別格だの無敵だの自信満々の振る舞いに、
海野標
実際陸と違って入院など一度もしたことはない。
海野標
標が病院を訪れるのは、いつも陸が入院するのを見舞うため。
安武 陸
海野は大きな口を叩くが、実際に強いハンターだった。
海野標
これで学校では病弱キャラを通しているのだというのだから笑ってしまう。
安武 陸
海野は完全であるはずだった。 誰にも負けず、誰にも従わず、誰にも縛られないはずだった。
クイーン・オー・ランタン
その完全な狩人を負かし、空に晒しながら、
クイーン・オー・ランタン
「私の方が、頼れるんじゃない?」
安武 陸
ぜんまい仕掛けのようにぎこちなく首を巡らせる。
月夜
えっちがすぎんか?尊厳破壊だが?そういえばサバトだったわ
クイーン・オー・ランタン
「私と、お友達になってくれない?」
クイーン・オー・ランタン
「一緒に戦いましょうよ」
クイーン・オー・ランタン
「ほら、私のお友達にも、もうハンターが……」
クイーン・オー・ランタン
なにか思い当たったように声を漏らす。
クイーン・オー・ランタン
中途半端に誘いをかけておいて、なにか難しい問題を見つけたかのように首を傾げる。
安武 陸
今すぐ海野を助け出さなければならない。
そう思うものの、足は動かない。
クイーン・オー・ランタン
「あの人、あなたに恨みがあるんだったっけ……」
クイーン・オー・ランタン
「親友が、あなたのせいで死んだみたいよ?」
クイーン・オー・ランタン
「だから殺してやりたいーってそんな感じらしいの」
クイーン・オー・ランタン
「ほら、えーと、フォロワー? を?」
クイーン・オー・ランタン
「ちゃんと殺さなかったこと、あったんじゃない? あなた」
クイーン・オー・ランタン
「それで、そのせいで、親友がフォロワーに殺されて~って」
安武 陸
フォロワーを殺しきれなかったことは、ある。
クイーン・オー・ランタン
それが理由で味方に被害を出してしまった経験も、陸には確かに存在した。
安武 陸
でも、その後すぐに海野がフォローに入ってくれて。
クイーン・オー・ランタン
フォロワーは殺せた。モンスターも、確かに倒した。
クイーン・オー・ランタン
ハンターの中に被害が出るなんてことは、狩りでは日常茶飯事のこと。
安武 陸
そんなに落ち込まない方がいいと、皆言った。
海野標
見たことか、気をつけろ、次こそはお前が死ぬ。
海野標
あそこで吊り下げられている師匠は、そのような激励を飛ばしてくれたっけ。
安武 陸
俺を責める意図はあったけど、それは俺を心配してのことで。
クイーン・オー・ランタン
魔女があなたの手を握っている。
クイーン・オー・ランタン
「うーん、あの人、あなたを殺したいらしいのよね……」
クイーン・オー・ランタン
「難しいかな? やっぱり、死んでもらうしかないのかな?」
クイーン・オー・ランタン
「お友達だったら、私の顔に免じてって言えるんだけどな~」
安武 陸
この魔女は、こんなに近くで、俺を殺す話をしている。
クイーン・オー・ランタン
「お友達同士で揉めるの、見たくないな~私」
クイーン・オー・ランタン
「あなたはどうしたい?」
クイーン・オー・ランタン
「あなたが願うことは、なあに?」
クイーン・オー・ランタン
魔女の声は心の奥底に触れる。
安武 陸
多分、今すぐ魔女を突き飛ばして、海野を下ろして、逃げるなりなんなりして手当をした方がいい。
クイーン・オー・ランタン
見当違いでは決してなく、
クイーン・オー・ランタン
心のざらついたところを無遠慮になでつけ、奥底の本音を引きずり出す。
クイーン・オー・ランタン
魔女は。至って友好的にあなたに話しかけてくる魔女は。
クイーン・オー・ランタン
あなたの答えを、待っている。
クイーン・オー・ランタン
「難しいことは考えなくていいのよ」
クイーン・オー・ランタン
「あなたが本当に願うこと」
クイーン・オー・ランタン
「それを言ってくれればいいの」
クイーン・オー・ランタン
ぎゅっと手を握って、胸が当たっているぞ。色仕掛けだぞ。身体を密着させる。
クイーン・オー・ランタン
「あなたの願いはなあに?」
安武 陸
色仕掛けが効いているなあ~!人の体温が恐ろしいと思ったのは、初めてだった。
クイーン・オー・ランタン
魔女に応えるための、言葉を吐くことが許される。
クイーン・オー・ランタン
師匠を下すほどの強者を前に、それだけがあなたに許された権利だ。
安武 陸
モンスターに襲われたあの日から、海野に従うことが、自分が助かる唯一の道だった。
安武 陸
それは海野が強いハンターであることが前提条件。
安武 陸
それが覆されてしまったのなら、別に義理立てなどする必要はない。
安武 陸
義理立て、する必要はないはずなのだが。 頭のどこかではそれを納得できない。
安武 陸
しかし海野よりもこの魔女が強いのだとしたら、無意味な話だ。
安武 陸
じわりと、そろりと、心に安堵が広がったのを感じた。
クイーン・オー・ランタン
「じゃあ、そうだ、思いついた!」
クイーン・オー・ランタン
「これならちょうどいいかも、ジュンくんも納得するかもだよね~」
クイーン・オー・ランタン
また陸に少し、密着する。
クイーン・オー・ランタン
「自分の命を、見逃してもらいたい」
クイーン・オー・ランタン
「あの人を助けたいなら――」
クイーン・オー・ランタン
ちらりと他の狩人たちに目を向ける。
クイーン・オー・ランタン
「軽く刺しちゃってきてくるっていうのは、どう?」
クイーン・オー・ランタン
身の保証が欲しいんだろ!?
クイーン・オー・ランタン
ぱぱっと破壊の宣言の方をやっちまいますか
クイーン・オー・ランタン
した方が振り切れるよなァ!
クイーン・オー・ランタン
「それくらいやってくれたら、ジュンくんも納得するかな~ってぇ」
クイーン・オー・ランタン
「するかなっていうか、させられるかな? って?」
クイーン・オー・ランタン
「殺してもらうのも考えたけど、あなたあんまり度胸なさそうだものね」
安武 陸
海野を助けられるのなら、魔女の友達になってもいい。 そう思いかけた矢先に。
クイーン・オー・ランタン
「ちょっとだけ! ちょっとだけだから!」
クイーン・オー・ランタン
「そうしてくれたら、私、あなたとお友達になれると思うから!」
GM
*安武陸の幸福『背徳:身の保証』を破壊します。
安武 陸
この乱痴気騒ぎのハロウィン・ナイトでは、ナイフを握っているくらいでは何も言われない。
安武 陸
一歩踏み出すと、あとは、思っていたよりもしっかりした足取りで。
安武 陸
これは仕方のないこと。 海野と自分の命を守るためにはやらなければならないこと。
安武 陸
別に殺すわけじゃない。 怪我はするかもしれないが、急所を狙うつもりはない。
安武 陸
魔女は、切りつけろ、ではなく、刺せ、と言った。
安武 陸
ナイフの大きさは変えられない。 ナイフに対して体格が小さい方がダメージは大きい。
クイーン・オー・ランタン
これはーーーーーーーー!?!?!?!?!
クイーン・オー・ランタン
いったいだれがねらわれちまうんだーッ
安武 陸
モンスターを狩るためのナイフを、修也に突き刺した。
敷村 修也
後ろには安武さんがいたはずだ、と思考を巡らせる。
安武 陸
突き刺したナイフをそのままに、手を離す。
安武 陸
これからどうしたらいい? 逃げ出した方がいいのかもしれない。
敷村 修也
つい数時間前まで一般人だった、ただの高校生には無縁の痛み。
海野標
流星のように空を跳ぶ、海野標の姿が飛び込んでくる。
海野標
飛び込んできた標は、そのまま魔女に斬り掛かった。
赤木 叶恵
振り向くと青ざめた修也の姿が見える。正面からは、背中のナイフは見えない。
クイーン・オー・ランタン
魔女は慌てて飛び退る。コウモリをまとって宙を舞う。
安武 陸
海野が強いハンターのままだったことに安堵する。
迷ノ宮 光葉
「修也様っ……!」膝をつく彼を慌てて支えようとする。背のナイフが鈍く光る。
安武 陸
目の前で修也が膝をついているというのに!
赤木 叶恵
狩人たちの後ろを見る。その視界の中に陸は入っていない。
敷村 修也
意識ははっきりしている。声に反応もする。
迷ノ宮 光葉
「何をしているのですか、安武様。あなたもはやくこちらに」
安武 陸
本当なのか? 自分を守るために都合のいいことを思っているだけなのでは?
安武 陸
自分は何もしていなかった、というように、動けてしまう。
安武 陸
知らずに血を踏んでいた。 靴先が染まっていることに気が付く。
GM
真実を知るジャック・オー・ランタンが、あなたの周りで笑っていた。
GM
*安武陸の幸福『背徳:身の保証』が破壊されました。
[ クイーン・オー・ランタン ] 血量 : 12 → 6
[ 安武 陸 ] 部位ダメージ : 0 → 1
[ 安武 陸 ] 耐久力 : 6 → 5
[ クイーン・オー・ランタン ] 耐久力 : 12 → 13
GM
陸→魔女の関係が1増えます。属性の内容を任意にどうぞ。
月夜
そうだねぇ!今日出会ったばかりの仲間でもないやつだねぇ!
安武 陸
友達になろって思った瞬間にハードル上げられた~~~
行動:クイーン・オー・ランタン 4th
aisa
そう言えば、魔女は追加行動でも、さらに追加行動できるんですね
クイーン・オー・ランタン
私も3回追加行動されたことある
GM
病院に修也を担ぎ込もうとしましたが、なんか病院も大変な感じです。
GM
なぜならこの乱痴気騒ぎでクソ怪我人が出まくって押し寄せてるから。
GM
ので、適当な吸血鬼狩人の組織。
不動産を持っていて、金がある。従って施設もかなりちゃんとしている。曙光騎士団の事務所を借りました。
海野標
曙光騎士団のオフィスで医療キットを借り、修也の手当てをしました。
安武 陸
傷口には殺意が込められていない。 生活を阻害しないよう、治りやすいよう刺されている。
敷村 修也
「ああ、うん。なんとか……ありがとう海野」
敷村 修也
動ける。何とか動ける。
それは、日常的な動作には支障がないというだけだ。
敷村 修也
「ただいつも通り動けるかって言われると……」
赤木 叶恵
「まあ、最初のうちはそういうもんだよね」
安武 陸
昨日まで普通の高校生だった青年が、自分の負わせた怪我を痛がっている。
安武 陸
魔女に鉄パイプを振り下ろすことすらできなかった男なのに。
迷ノ宮 光葉
「少しだけ、休んでからにしませんか。修也様に無理させたくはありませんが、かといって残すと心配ですし……」
敷村 修也
「迷ノ宮さんも、ありがとうございます。でもこれからこういう世界で生きていくことになるなら、慣れておかないといけないでしょうし……」
海野標
「足手まといになるくらいなら、いっそここで――」
安武 陸
なんか家燃やされたって人何人かいたので……
GM
火を吹き上げているのは、自分の家に間違いないと。
敷村 修也
日曜日の午後だ。つまり両親も家に居る時間のはずで。
海野標
修也の顔を見た標も、同じことに気付いたように目を瞠る。
GM
*敷村修也の幸福『背徳:惰性』を破壊します。
迷ノ宮 光葉
サバトだし、止められないですね…厳しいううー、お父さんお母さん…
GM
あなたがどこかで疎む気持ちを持ってきた日常。
GM
取り返しがつかないものが、今、損なわれようとしている。
GM
サバト、なんならワンチャン入っていいんと違います?
GM
-5だけど、興奮剤と援護を合わせれば打ち消せますよ。ワンチャンワンチャン。
月夜
この場だとカナエちゃんが一番援護もらえるのか?
月夜
ブラムン的にはアイテムの受け渡しどうなりましたっけ
GM
本来はPCの手番の間のみ自由に受け渡し可能とします。
月夜
基本的にはシーン内登場してれば宣言でフリーか
GM
でもテンション余ってるのは叶恵ちゃんよりも光葉ちゃんだよね
aisa
そうですね、援護、貰えるならばチャレンジ…するか……?
GM
最後の修復でやっぱり生きてました~できるんだけど
月夜
一般範疇だとすでにこれに巻き込まれた時点で背徳破壊だから
安武 陸
助けるって気概になるかどうかというのはあるし
海野標
立ち尽くす修也の隣を駆け抜けて、いの一番に燃え盛る家へと飛び込んでいく。
敷村 修也
海野の姿にはっとするも手にも足にも力が入らない。
安武 陸
じゃあどうするか、と言われると、何もできない。自分は海野と違って普通の人間だ。
赤木 叶恵
AST シミュレート ランダム全特技表(1) >
社会(11) > 話す
赤木 叶恵
2D6+6-5>=8 (判定:叫ぶ) (2D6+6-5>=8) > 6[1,5]+6-5 > 7 > 失敗
aisa
うーんうーん……判定、厳しいけどやるだけやりたいとは思う…
GM
運よく近くを引いて、運良く高い目が出ればいけますよ!
月夜
うむー、データ面はやめとけと言うがチャレンジをお願いしたいな
aisa
はい、ではデータ面では無謀ですが私も同意見なのでチャレンジしてみます
灰葉陽
朝の通学の際は、灰葉陽がこの家まで修也を迎えに来てくれていた。
敷村 修也
そんな陽は居なくなった。死んでしまった。
敷村 修也
過去の思い出に囚われて、そのあとの生活はどこか停滞しているような、惰性で過ごしていると思っていた。
敷村 修也
そんなことはなく、ただ整理のつかない出来事を整理できていないだけだった。
ただ平和に日常を過ごしていただけだった。
GM
両親は、そんなあなたを暖かく見守ってくれていた。
GM
ただ、あなたが生きる日々を支えてくれていた。
GM
幸福破壊でわからされるPCを見るほど嬉しいことはない
安武 陸
冒頭に出てきた描写的にもいい両親だったな
GM
どう考えても導入で出したものを燃やしたほうがいいだろ
迷ノ宮 光葉
「皆様、修也様と福をお願いします!」
GM
AST ランダム全特技表(5) >
脚部(4) > 蹴る
迷ノ宮 光葉
「……」二人の声に答えず、そのまま炎の中に飛び込みます。
GM
サバトペナルティの-5と興奮剤と援護による+4をつけて、蹴るでの判定をどうぞ。
迷ノ宮 光葉
2D6+2+2-5>=8 (判定:仕掛ける) (2D6+2+2-5>=8) > 10[4,6]+2+2-5 > 9 > 成功
安武 陸
うわーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
GM
うわーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!!
安武 陸
うわうわうわううああうううあうわうわうわうわ
GM
かっこいい~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!
安武 陸
えらーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
安武 陸
こんな細い所を通すのめちゃめちゃかっこいいな
迷ノ宮 光葉
「っ……! 誰か!だれか、いませんか?!」
迷ノ宮 光葉
腕をかざして火の粉を払い、奥へと進む。
迷ノ宮 光葉
煙の充満する屋内をかき分けて進み、標の声の方へ。
海野標
修也の両親は、重い本棚の下にまとめて身体を挟まれ、炎に炙られていた。
海野標
その上に瓦礫がいくつも重なっていて、標はそれをどかすのに苦慮しているようだった。
迷ノ宮 光葉
「っ……!今、お助けします。海野様、息を合わせて……!」
迷ノ宮 光葉
そのすきに、両親の体を引っ張り出し、本棚から引きずり出す。
海野標
足を振り上げて、リビングのガラス戸を突き破る。
海野標
蹴り破ったガラス戸から、二人で脱出しましょう。
迷ノ宮 光葉
では、母親のほうはわたくしが。頷いて飛び出します。
迷ノ宮 光葉
「恐らくは皆様が! 急がないと、手遅れになります……!」
海野標
ではそういった調子で狩人たちの方へと戻りましょう。
GM
修也の両親は救い出されたが、家はまだ燃えている。
敷村 修也
火の粉をまき散らしながら自分の18年間が詰まった家が音を立てて燃え落ちていくのを呆然と見ていた。
迷ノ宮 光葉
「修也様、ご両親は無事です……付き添ってあげてください」
迷ノ宮 光葉
そうやって無理やり救急車に一緒に乗せる。
敷村 修也
何かを言いかける前に救急車へと押し込まれた。
クイーン・オー・ランタン
「煽るために出てきた。あれ?」
クイーン・オー・ランタン
「このまま修也が救急車に乗って離脱しちゃうとセッションの進行的に大変だからね。あれあれ?」
クイーン・オー・ランタン
「お父さんとお母さん、出してきちゃったの?」
『こねてつくった』はいばひなた
こうもりたちに陽の人形を運ばせている。
クイーン・オー・ランタン
「こっちが気に入らなかったみたいだから」
クイーン・オー・ランタン
「今度こそ、あなたの本当の望みを叶えてあげようと思ったんだけど……」
敷村 修也
「後から病院にいきますから、父と母をお願いします」
赤木 叶恵
かける言葉が見つからない。優しい言葉がかけられない。
赤木 叶恵
修也が守れたもの、守れなかったもののことを考える。最後に護るべきはあなたの命だ、そういう気持ちを込めて。
迷ノ宮 光葉
「…………」修也の決意と怒りが伝わってくるような返答にいたたまれない顔をする。
海野標
標はクイーン・オー・ランタンに斬りかかる。
クイーン・オー・ランタン
クイーン・オー・ランタンは標に追われて夜空を駆ける。
クイーン・オー・ランタン
二人、流星のように空を駆け、その姿は遠ざかっていく。
GM
黒焦げになった修也の家に水がかけられていく。
安武 陸
約束を守ったのに、なんてことは言えない。騙されていたと分かった以上、友達になりたい訳ではない。
[ クイーン・オー・ランタン ] 血量 : 6 → 0
[ 迷ノ宮 光葉 ] テンション : 3 → 11
[ 迷ノ宮 光葉 ] 激情 : 0 → 1
[ 敷村 修也 ] テンション : 0 → 3
GM
そんで修也くんは援護のコストでテンション+3。
GM
そして妨害してもらったので、修也から光葉への関係が1上昇します。
GM
3になりました。属性はまあ変えたかったら変えてください。
行動:クイーン・オー・ランタン 5th
GM
そういう気持ちで魔女を置い、街を練り歩きます。
GM
群衆の暴徒化は時間を追う毎にひどくなっていく。
GM
その人の名前? らしきもの? を呼びながらその後を追いかけている人もいる。
安武 陸
叶恵ちゃんもああいうのやってみたいんじゃないですか?
赤木 叶恵
そ、そんなことない………………たぶん……………………
赤木 叶恵
ああいうのは好奇と軽蔑の目で見られるから……
安武 陸
叶恵ちゃん裏垢作ったら偶然見つけるので安心してくださいね
GM
街の至るところで交通事故が起こっているのはもう当たり前のこと。
GM
とあるファミリーレストランに、怒号が渦巻いていた。
GM
内側から叫び声が、悲鳴が響き、ガラスが割れなどしている。
GM
通りすがったハンターたちはその異様な騒ぎに気付く。
GM
その中に、このファミレスに心当たりのあるハンターが一人。
赤木恵夢
「ハロウィンですよ? もっとこう、楽しい感じに……」
GM
だいぶガラの悪い感じの客がファミレスにいっぱい入ってます。
GM
ファミレスの客層ってもともとそんな……まあ……結構お察しですが……
安武 陸
お姉ちゃん暴徒に囲まれたらかなりヤバいんじゃないですか?
安武 陸
暴徒に楽しくしてるだろ~!?とか言われてますよ!?
安武 陸
だいぶガラの悪い感じの客らしいですよ!?
敷村 修也
ファミレスでのバイト向いてないんじゃ……
赤木 叶恵
なんだと!ちゃんとできるんだぞ!姉はぽわわんしてるけど人のバッドマナーを咎めることができるんだぞ!
安武 陸
いやそれは……悪い方に出ることもあるっていうか……
GM
「そんなんなら店員さん、あんたがなんか埋め合わせてくれるのかい?」
赤木 叶恵
ぽわわんとした姉を守るための殺人は無罪と刑法にも書かれている
赤木恵夢
これもう警察……みたいな視線ですが、店長はええ~? みたいな感じ。
赤木恵夢
ハロウィンだし……こんなもんじゃない? って雰囲気で流される。
赤木恵夢
普段はもうちょっとまともなんですけど……
敷村 修也
シフトのバイトがみつからなかったから仕方なく出てきてるだけだったりして店長
安武 陸
これ過去の時間軸っていうのがまた最悪なんだよな
赤木 叶恵
ここまではもう守れないことが確定している
赤木恵夢
「ご家族じゃない方でも皆様大歓迎ですけども」
GM
「俺たちのことも歓迎してくれたらいいんじゃねえか?」
迷ノ宮 光葉
ちょっぴりえっちな展開だなと思っててもいわないよ……
赤木 叶恵
こっから先は もう こう グラデーションですからね
赤木恵夢
「マナーさえ守っていただければですね……」
赤木恵夢
そのままソファへと引き倒されて、身を縮める。
安武 陸
ソファーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!
赤木 叶恵
ソファに倒されるのも守れなかった……………………
敷村 修也
チェックシートがバツバツ埋まっていく
赤木恵夢
近くで他の男がボトルのワインをラッパ飲みしている。
GM
意味のない叫び声が、歓声が、喚き声があがるなかで、
GM
それらを咎めようとする恵夢の、店員の声は掻き消される。
安武 陸
それによってだいぶ……だいぶじゃないですか!?
赤木 叶恵
自分への幸福破壊を妨害することはできない。判定するのおれじゃねえんだよ!!!!!!!!!!
迷ノ宮 光葉
でも、サバトは多分もう使えない…ですよね?
敷村 修也
うっせ!輸血パック5つも持っとってからに!
安武 陸
おっ これがブラムン名物妨害が入るまで続く幸福破壊
安武 陸
レ目だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
安武 陸
ぽわわんとした姉のレ目だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
赤木恵夢
AST ランダム全特技表(3) >
腕部(3) > 殴る
迷ノ宮 光葉
さっき2この内1こ修也くんがもってますね
赤木 叶恵
温存してもいいタイミングな……気はする……よ……(血の涙)
安武 陸
PLが相談している間、GMはRPを進めている。早くしないと優しくされちゃうぞ!!
敷村 修也
2D6+4>=8 (判定:見る) (2D6+4>=8) > 8[4,4]+4 > 12 > 成功
敷村 修也
怒号と悲鳴の飛び交うファミリーレストランの店内。
安武 陸
ここでゆっくりしてたら性交されちゃう……ってこと!?
赤木 叶恵
去れ悪魔!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
迷ノ宮 光葉
成功したので性交しなかった……というわけですね
赤木 叶恵
悪魔には屈しない……………………………………
敷村 修也
3人に声をかけるより先にバットケースの鉄パイプを抜きながら窓を跳び越える。
GM
酒に酔ってふらふらの男が、突然の闖入者に振り向く。
敷村 修也
「もう一度だけ言う。手を離せ。そして店を出ろ」
迷ノ宮 光葉
「修也様……」あとを追って、店内の方へ。鉄パイプを握った修也と酔客が睨み合っている。
敷村 修也
手に持った鉄パイプを思い切り顎にカチあげた。
GM
修也のいる角度からは男の影になって見えないが、
赤木恵夢
押し倒されて天井を仰ぐ女店員の姿が、陸の視界に入り込んだ。
GM
修也の目の前の男は思い切り殴られてたたらを踏む。
安武 陸
店員を抱えて、窓の外の叶恵の方に押し付ける。
赤木恵夢
もぎ取られたリボン、外されたブラウスの隙間から下着が覗く。
赤木 叶恵
「……………………………………」大きく息を吐いて平常心。
赤木 叶恵
「うそつけ」言い終わる前に、ぺちりと額を叩く。
赤木 叶恵
自分より大きいはずの姉が小さく感じる。こんな表情を見るのはいつぶりだろうか。
赤木恵夢
ダッフルコートの胸元を掴み、ぼろぼろと涙を落としながら、
赤木 叶恵
「だから言ったでしょ。変な奴が出るって」
赤木恵夢
母譲りの、同じ色の赤みのがかかった茶髪。
赤木 叶恵
「さっき会ったばっかり。こっちもトラブってて、手伝ってくれた」
赤木恵夢
姉は一般人だ。狩人の世界のことなど、叶恵の戦うもののことなど全く知らない。
赤木 叶恵
震えが伝わる。落ち着くまで一緒にいたい。けれどそれは出来ない。
赤木 叶恵
「今日は無理しなくていいから。休めるなら休んじゃって。寝ててもいい」
安武 陸
飛び出した修也の後を追って、なりゆきで店員を助けたものの。
安武 陸
ただの人間に暴力を奮っても、あまり意味がないように思える。
敷村 修也
しかし修也にとっては関係のないことだった。
安武 陸
そもそも、乱痴気騒ぎのこの街で、一人助けることが何の意味があるのか。
敷村 修也
ワインの瓶を掴んだ男の腕に立つパイプを振り下ろす。
安武 陸
そうは思うが、修也を一人で突っ込ませる訳にはいかない。
敷村 修也
そのまま男の横っ面に腰をひねって肘を叩き込んだ。
安武 陸
それとも、彼もこのハロウィンの空気に酔っているのだろうか。
敷村 修也
そもそもハロウィンは嫌いだった。
5年前のことを思い出すことももちろんそうだが、この浮かれ切った街の空気と自分の心の孤独感にむしゃくしゃした。
迷ノ宮 光葉
「…………いけません、修也様……。それ以上は、その相手が……」
迷ノ宮 光葉
暴力をふるい続ける修也を思わず止めようとする。
安武 陸
陸は修也を止めない。 止める権利があるとは思わない。
敷村 修也
ワイン瓶を掴もうとした男の向こうにいた、別の男の顔にも乱暴な前蹴りをいれる。
安武 陸
最初に会った時の、怯えた男子高校生の顔を思い出していた。
敷村 修也
そもそも家が燃えたのも、さっきの店員が乱暴されそうになったのも、何ならこの出来事すべてが自分のせいじゃないのか?
安武 陸
話した時の、穏やかな顔を思い出していた。
敷村 修也
蹴りを入れた男の襟首をつかみ、払い捨てるように通路側へと乱暴に投げ出した。
敷村 修也
ひなちゃんを人の形をした何かにして見せて。
家を燃やして、両親を殺そうとして。
安武 陸
魔女にすら鉄パイプを振り下ろせなかった青年が、自分に何かをした訳ではない人間に暴力をふるっている。
敷村 修也
そんな魔女に、なぜ鉄パイプすら振り下ろせなかったのか。
安武 陸
つい数分前、数時間前までは、誰も傷付けられなかったはずの青年を見ている。
敷村 修也
怯えるだけになったもう一人の男の顔に乱暴に拳を叩き込む。
敷村 修也
俺が弱いからいけないんだ。
あの時に魔女を殺しておけばよかったんだ。
迷ノ宮 光葉
「修也様!」殴る腕にすがりつき、止める。
敷村 修也
こんなことをしても何にもならないのに。
迷ノ宮 光葉
そっと彼の腕を下ろして、肩を押しながら、その場をあとにしましょう。
安武 陸
狼藉をはたらいていた男達は、すっかり動かなくなっていた。
GM
叶恵ちゃんと光葉ちゃんが援護で3、修也くんが妨害で5
[ 赤木 叶恵 ] テンション : 8 → 11
[ 赤木 叶恵 ] 激情 : 0 → 1
[ 敷村 修也 ] テンション : 3 → 8
[ 迷ノ宮 光葉 ] テンション : 11 → 14
GM
高まってきたな~。叶恵ちゃんも激情ゲットですね。
GM
困惑だったのが変わったら変わったな~って思ってください。
GM
このまま第二サイクルへと入る前に、ちょっと恵夢を家まで送るまでのシーンをしましょうか。
赤木 叶恵
すっかり静かになった店内を見る。暴力。乱暴な手段で片付けているさまが先ほどから微妙に視界の端に映っていた。
赤木 叶恵
解決の手段が自分と似ている……自分はいい人ではないと思う……。
敷村 修也
鉄パイプと手の血をぬぐっている間に落ち着きを取り戻したようだ。
赤木恵夢
胸元を押さえながら、出てきた修也に向き直り……
安武 陸
修也から少し遅れて、ファミレスから出てくる。
迷ノ宮 光葉
「……お知り合いによくお会いになる日、ですね」修也の後ろから続いて。
敷村 修也
しまったなという気持ちと、助けられて良かったという安堵。
赤木恵夢
陽キャ男子という認識なのでちょっとこわい……
安武 陸
クラスメイトがあんなんなってたらたいへんだよ
敷村 修也
1人だけ呼び捨てでも構わないのか……一番年上のはずなのに……
安武 陸
「待って流しかけたけどなんで俺だけ呼び捨て?」
赤木恵夢
叶恵のバッドマナーを咎めている。しかります。
赤木 叶恵
「姉」照れくさそうに素っ気なく紹介する。
敷村 修也
「うん、赤木さんを助けられて良かったよ」
GM
改めて、メインフェイズ第二サイクルへと移りましょう。