メインフェイズ第一サイクル
GM
メインフェイズの行動順はなんと全員ランダム!
クイーン・オー・ランタン
2D6 魔女は2回動く (2D6)
> 10[4,6] > 10
GM
ハンター側の一番高い出目を6として扱う超絶やさしいシステムを導入しております。
GM
ので、叶恵>魔女・魔女>陸・光葉>修也 の順番ですね。
GM
というわけで、叶恵さんの手番から……どうぞ!
GM
狩猟は支配力を削るやつです。
>・ハロウィン・ナイト!《退路》強度3
>・ごうつくばりたちのパレード《人脈》強度3
GM
退路の支配力を削る場合は退路で判定、人脈の場合は人脈で判定。
GM
支配力が削れきったら部位ダメージが入って魔女がいやんです。
GM
前哨戦は魔女を直接殴ったりするやつです。余裕とか血量とかを削ります。
あるいはフォロワーを殴ります。
GM
で、前哨戦はそういう感じで、打撃力がボーナスにつきまーす。
GM
関係の属性はなんと自由に取れるんですよこのゲーム。
GM
何生やしてもOK。妹を生やしてもOK。やりたい放題です。
行動:赤木叶恵
赤木 叶恵
ST シーン表(12) >
高い塔の上。都市を一望できる。
GM
なんか豪邸が出てくると何はやしてもいい気分になっちゃうんだよなこのゲーム
GM
じゃあそういう見下ろせる場所から街に降りてく感じでいいか
迷ノ宮 光葉
そうですね、市内の一望できる場所にありそう
赤木 叶恵
ライトアップされた街並み。ここから見える光の粒ひとつひとつが窓や街灯、などから発せられたものだ。
赤木 叶恵
こんな場所から見下ろして、コウモリや魔女が見えるとは思っていない。
赤木 叶恵
光の粒が動いているのが見える。人々の持ったランタンや、点滅する電飾など。
赤木 叶恵
「うざ。ハロウィンってこんな浮ついたイベントだったっけ」
赤木 叶恵
溜息。ちかちかと動く光。なにやら暴れているようにすら見える。
GM
完全に忘れていたので、申し訳ありませんが、今から軽くイチャつきつつ任意の誰か1名に関係を1生やして下さい。
GM
両思い式でもいいし片思い循環式でもいいです。
安武 陸
叶恵の後ろから歩いてきて、同じように街を見下ろす。
安武 陸
「今年のハロウィンは、妙に派手になっちゃったな~」
赤木 叶恵
「……敷村さん……それにしたんだね」修也へと振り向いて、手に持つ武器を見る。
安武 陸
「このきらびやかな景色のどのくらいが魔女の仕業なのか……あるいは近所の人にマウントを取りたいイルミ合戦のものなのか……」
敷村 修也
「ええ。迷ノ宮さんありがとうございます」
敷村 修也
手にする武器は袋槍……の穂先を、中空の金属パイプに取り付けたもの。
赤木 叶恵
「それで女の姿した敵を殺すイメージ、できてる?」
敷村 修也
「正直、そこまではまだ……あまり現実感がありません」
赤木 叶恵
なんとなくウザいのでその動きはなめらかであった。ノールックで携帯をはたき落とす。
迷ノ宮 光葉
「……いえ、どういたしまして。ですが、どうぞご無理はなさらないでくださいね」
安武 陸
画面が割れてないか心配そうに拾い上げている。
迷ノ宮 光葉
じゃれ合っている陸と叶恵にくすりと笑ってしまう。微笑ましい。
敷村 修也
「ただこれくらいの長さなら刃先の付いた金属バットぐらいの気持ちで扱えますから……」
安武 陸
「いやいやぁ、金属バットを女の子に振るうのも、なかなかどうしてヘビーだよぉ」
赤木 叶恵
「いけるいける。ていうか、行けるって思ってないと行けないよ」
赤木 叶恵
「近くまで様子見に行くか。異状が起きてるかも」
安武 陸
「おっ、いいね。 ついでに修也くん、そのへんのかぼちゃで試し切りとかどう?」
安武 陸
「もっと激しくツッコんでくれてもいいんだよ……?」
安武 陸
「いや……、はい、なんでもないです……。いいです……」
敷村 修也
「そういえば皆さんは何を武器にするんですか?」
赤木 叶恵
先ほど魔女に向けて振りかぶった筒状のものを見せる。押し込むと針が出てきた。
迷ノ宮 光葉
「赤木様のお力でも扱うのが難しくなく、隠しやすい、良い武器だと思います」
安武 陸
「俺は師匠と同じでこれ」
そう言って、背負った竹刀バッグから刀をチラ見せする。
迷ノ宮 光葉
「先程も、切り結んでおられましたね」
安武 陸
「一応剣道もやってたしね。 まぁ大学入る前にやめたけど……」
安武 陸
「お嬢様はさっきの……?」
イッヌの方を見る。
迷ノ宮 光葉
「わたくしの武器は……その、すぐお見せするには少し……ショッキング、なので……」
敷村 修也
「しとやかなお嬢様から飛び出してくるショッキング。ショッキング」
迷ノ宮 光葉
「はい、福は武器、とは言えませんがとても頼りになります」
安武 陸
「福ちゃん! いい名前~! かわいいね~! 男の子? 女の子?」
赤木 叶恵
「一体どんなやばいもん隠し持ってるやら」
迷ノ宮 光葉
「男の子です、兄が連れてきた子で……とてもよく躾けられています」
敷村 修也
確かに、と福の様子を目で追いながらうなずいた。
安武 陸
「男の子かぁ~っ! 精悍な顔つきをしている……」 撫でられるかな……怒られるかな……と思いつつ手を出してみる。
迷ノ宮 光葉
「撫でても大丈夫ですよ、先に手の匂いを嗅がせてくださいね」
赤木 叶恵
「大丈夫?よくみるとりりしくてかっこいい顔つきかもしれない……」
安武 陸
「わ~い!」 言われた通り、手の匂いを嗅がせたり撫でチャレンジをしたりしている。
迷ノ宮 光葉
「ありがとうございます、福も兄も喜ぶと思います」
赤木 叶恵
「……」手を近づける。人の匂いに混ざって、石鹸と接触者と、ついでにコウモリの血の匂い。
GM
ジャック・オー・ランタンがアニマルセラピーを見守っています。
福
叶恵の匂いに独特のものを感じて、ふんふん鼻先を近づけたあと、ふいっとそっぽを向く。
敷村 修也
「あちゃ、コウモリの匂いでも残ってたのかな」
迷ノ宮 光葉
「あら……すみません、あまり人を選り好みするような子じゃないんですが…」
安武 陸
人を選り好みするような子じゃないのに選り好みされてる……。
赤木 叶恵
「いつまで遊んでんの。師匠戦ってるんだよ」
敷村 修也
狩人だハンターだと聞いていたが、少し話をしただけでも自分とそう変わらない人間なんじゃないかという思いを抱く。
安武 陸
「あ~、はい、行きますか。 まぁ、あの人は余裕だと思うけどぉ~」
迷ノ宮 光葉
「きっと、魔女と接触したから、気が立っているのかも知れません。また別の機会に、ぜひ遊んであげてくださいませ」
赤木 叶恵
「次ダメだったらやだからいい。次挑戦しなかったら次もダメだったってことにならないからいい」
sezco
陸くんは狩猟しないだろうし……やるか……狩猟!
sezco
どっちも7で狙えるんだけど、PT的には人脈の方が得意
sezco
どっちも落とすを狙うのが地味にキツいな~~~っ
GM
あ、ハロウィンナイトの方は 魔女殴ればいいです。シンプルに。
sezco
ここでカナエが人脈を狙うと……後々退路を削るのがけっこう大変になるな!
sezco
初手でさくっと人脈つぶすか、みんなに人脈任せるか!
sezco
これカナエ的には判定難易度変わらないのでどっちかというとパーティーの行動予定とあわせての相談ですね
sezco
二つとも潰すぜー!のスタンスでいくとまあ退路選んだ方が楽
安武 陸
なんにもわかってないので、何したらいいかわかってないです。前哨戦よりは狩猟の方がいいのか……?とおもってるくらい
sezco
では退路をいただこうか 本体を直接叩く!
赤木 叶恵
坂道を降りると、街の様子が先ほどよりも鮮明に見える。
GM
いつもより皆様たいそう飛ばしていらっしゃる。
GM
降りていってすぐ、麓の人が酒を飲んで騒いでいたりします。
安武 陸
近くの店のショーウィンドウにバイクが突っ込んだ。
敷村 修也
「夜なら、酔っ払いたちでこうなってることも……でもここまでじゃあ……」
赤木 叶恵
マントの男は心当たりがないし、かぼちゃ女なんてこの状況に於いては他にもいるのかもしれないが。
GM
指差しつつ囁き交わしつつ、かぼちゃと人が流れゆく。
クイーン・オー・ランタン
「やだーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!」
海野標
「てっめ約束はどーしたよ約束は! ああ!?」
クイーン・オー・ランタン
「知らなーーーーーーーい!!!!」
クイーン・オー・ランタン
「もう全部しらなーーーーーい!!」
クイーン・オー・ランタン
「私あなた嫌いだもん、やだもん、それすっごく嫌!」
クイーン・オー・ランタン
「あなたとなんか友達にならなくても――」
クイーン・オー・ランタン
ぎゃんぎゃん言いながら逃げてきたクイーン・オー・ランタンですが、
クイーン・オー・ランタン
そのゆく先にはちょうど噂を聞きつけてやってきた狩人たちが。
クイーン・オー・ランタン
標から逃げるのに必死で気付いていない様子です。
クイーン・オー・ランタン
ぴゃぴゃーーーっと走ってきます。
クイーン・オー・ランタン
ちなみに色とりどりのコスプレしたり半裸になったりしてる民衆がかなりスマホパッシャパシャにやりまくってる。
クイーン・オー・ランタン
というところで、飛んで火に入る夏の虫だぞ!
クイーン・オー・ランタン
これを失敗したら……恥ずかしいぞ!
赤木 叶恵
*狩猟判定 ハロウィン・ナイト!《退路》
クイーン・オー・ランタン
判定をどうぞ! アイテム使ってもいいよ。
赤木 叶恵
*狩人必携アイテム。
行為判定に+2の補正をつけられる。興奮剤使用
クイーン・オー・ランタン
では興奮剤で+2と狩猟判定には攻撃力のぶんだけボーナスがつく。攻撃力で+1ですね。判定をどうぞ。
赤木 叶恵
2D6+2+1>=7 (判定:這う) (2D6+2+1>=7) > 6[2,4]+2+1 > 9 > 成功
クイーン・オー・ランタン
支配力:ハロウィン・ナイト! 3→2
[ クイーン・オー・ランタン ] 耐久力 : 12 → 11
クイーン・オー・ランタン
というわけで、カモがねぎしょって突っ込んできます。
赤木 叶恵
逃げこんできた先に構え、抱くような体勢で受け止める。
赤木 叶恵
右手には注射器。突き刺して中の液体を注入する。
クイーン・オー・ランタン
「みみみぎゃ~~~~~~!?」
クイーン・オー・ランタン
「なんか入った! ヤバいの入った!」
クイーン・オー・ランタン
手足をばたつかせています。
クイーン・オー・ランタン
叶恵を突き放してぴょーいと空へと。
敷村 修也
調子は狂うしげんなりするな……と思っている。
クイーン・オー・ランタン
宙を漂うジャック・オー・ランタンを足がかりに空を駆け上がり、
安武 陸
あっ! リアルお嬢様のリアルあらあらまぁまぁだ!
クイーン・オー・ランタン
「みんなが私をいじめる……」
クイーン・オー・ランタン
高いところでべそべそぐすぐすしてます。
赤木 叶恵
「わかってると思うけど……やってる事は殺し合いだからね」後ろの修也へと向けて。
敷村 修也
心の内を見透かされたような言葉に口元を結びなおした。
クイーン・オー・ランタン
かぼちゃ爆弾を複数投下!
海野標
されたのを宙で両断して、標は魔女へと肉薄するが――
クイーン・オー・ランタン
両断されたかぼちゃの中から、かぼちゃ色のキャンディがいくつも。
クイーン・オー・ランタン
ころころと転がり落ちて狩人たちの足元で跳ね、
クイーン・オー・ランタン
白い煙に、狩人たちは視界を覆われる。
クイーン・オー・ランタン
声を張る光葉の背後より手が伸びる。
クイーン・オー・ランタン
彼女の手を取り、引っ張って、
安武 陸
その判断が間違っていたことに、一瞬後に気付く。
クイーン・オー・ランタン
光葉の身体を、得体のしれない感覚が襲う。
安武 陸
お嬢様がさらわれてしまった…… これは姫では?
迷ノ宮 光葉
武家の姫っぽい感じに動きましたね…自分でもびっくり
GM
あ!!! マジで今度こそは忘れちゃいけないやつ
GM
次の魔女の行動前に決めるぞ! 決めるぞ! 関係を決めるぞ!!!!
GM
みんな~! 矢印を伸ばしたい相手は決まったかな~?
GM
なんか被らないほうが美しいけど被ったらそれはその時でいいんじゃないとGMは思ってるので伸ばしたい相手に伸ばしていいよ
安武 陸
そこの孤独を愛するハンターに友情向けていいですか?
GM
叶恵ちゃんは誰に感情を抱いてしまうのカナ!?
赤木 叶恵
そこの新入りに困惑を抱きます ほんとにこいつ使えるのかなあ?
GM
なんか使えんのかなあ? って思われそうなオーラが陸くんからすごくて
赤木 叶恵
あいつうざいけどまあまあ使えるから……
安武 陸
思われてくれたほうが助かります。 頼られると困るので……
GM
修也くんと光葉さんはどうしましょう かぶってももういいよ
迷ノ宮 光葉
では…わたくしも敷村様へ、過酷な運命に巻き込まれてしまったのを憐憫の思いという感じで。
GM
はい、ではなんか……誰にも矢印が向けられない人が生まれるのもまた人生だからね
GM
ある意味アリっちゃありかもしれん 集中できるから 援護を
GM
この関係というやつがある相手にはテンションを3消費して関係深度ぶん行為判定へのプラス修正が入れられます。
GM
だいたいシノビガミとかであるやつ。感情修正みたいなもんですが、メインフェイズではサイクルごとの回数制限はありません。
GM
クライマックスではラウンドにつき1回です。使うたびにテンション3あがるからそこは気をつけてね。
GM
あと、このゲームはテンションが10,20,30になる段階での判定に失敗すると変調の一種。
恐慌すると一部特技が使用不能になる上に受けるダメージが全て+3される。恐慌に陥りますが
GM
援護で10,20,30になる瞬間の場合も、相手が判定に失敗したら恐慌します。
行動:クイーン・オー・ランタン 1st
GM
ジャック・オー・ランタンの浮かぶ白い煙幕の中を。
GM
今朝は握り返されることのなかった手を、今は他の誰かに握られて、
迷ノ宮 光葉
困惑しながら、連れられていってしまう。人波に流されるように。
クイーン・オー・ランタン
「あなたにも、欲しいものは、あるわけでしょう?」
クイーン・オー・ランタン
こんなことをしている場合ではないと理解しているのに。
クイーン・オー・ランタン
ともに散歩する友人のような柔らかな声音で問いかけられる、
クイーン・オー・ランタン
その話を聞いてしまっている。
迷ノ宮 光葉
魔女の甘言をなんとか振り切ろうと、人混みの中に他の狩人たちか、福がいないか視線をさまよわせつつ……、戸惑ってしまう。
クイーン・オー・ランタン
魔女が振り返る。かぼちゃ色の髪が翻る。
クイーン・オー・ランタン
「だって私、相が強欲。欲しがりの魔女なんだもん」
クイーン・オー・ランタン
「どうしてもどうしても欲しいものが胸の奥にあって」
クイーン・オー・ランタン
「手を伸ばしても届かない」
クイーン・オー・ランタン
「”欲しい”と、伝えることさえできない」
クイーン・オー・ランタン
「そんなの、悲しいったらありゃしないよ」
迷ノ宮 光葉
「わ、わたくしは……別に、そんなこと……」
クイーン・オー・ランタン
顔を近づけられ、小首を傾げられる。
クイーン・オー・ランタン
既に友人同士であるかのような距離感。
クイーン・オー・ランタン
魔女の瞳が、あなたを見ている。
迷ノ宮 光葉
思ってないとはっきり言い切ればいいのに、どうにもオレンジの瞳に覗き込まれると、言い切れない。
クイーン・オー・ランタン
煮詰めた蜂蜜のような鮮やかな橙が、あなたを奥の奥まで見透かす。
クイーン・オー・ランタン
「つらいことでしょう?」
クイーン・オー・ランタン
「欲しがることさえ許されないなんて」
クイーン・オー・ランタン
「そんな残酷なことったら、ないよ」
迷ノ宮 光葉
「そんなこと……そんなことって、……でも、いけないのです……わたくしの胸にだけ、秘めなければ……」
安武 陸
言ってもろくなことにならないぞ!!がんばれ!!
安武 陸
許されないこともあるだろ!! そういうもんだぞ!!
クイーン・オー・ランタン
蜂蜜色が悲しげに揺れて、
クイーン・オー・ランタン
また、あなたの手を引く。
クイーン・オー・ランタン
「せめて、許される方の願いは、どう?」
クイーン・オー・ランタン
近場の居酒屋の扉に魔女が手を掛ける。
クイーン・オー・ランタン
押し開け、光葉の手を引き、その中に。
迷ノ宮御影
朝に訪れたばかりの、御影の入院する病室につながっていた。
迷ノ宮御影
眠り続ける彼に向けて、魔女があなたの背中を押す。
クイーン・オー・ランタン
「せめて、言葉を交わすことを、願えはしない?」
迷ノ宮 光葉
「それは……だって……、そんな、ことは……」
クイーン・オー・ランタン
「誰かに迷惑をかけること?」
クイーン・オー・ランタン
「それって、悪い願い?」
クイーン・オー・ランタン
「この人が目覚めることで、一体誰が悲しむの?」
迷ノ宮 光葉
普段ならば気丈に首を振って魔女の言葉を跳ね除けられるだろうに、どうしても体がこわばってしまう。
クイーン・オー・ランタン
きゅ、と魔女があなたの手を握る。
クイーン・オー・ランタン
御影の手のひらと重ねさせる。
クイーン・オー・ランタン
「また名を呼ばれたいとは、願えない?」
迷ノ宮 光葉
ほのかにまだ生命の暖かさを感じる兄の手のひら、その手のひらが再び動き、自分の手を握ってくれるのを……望んでいないとは言わない。
クイーン・オー・ランタン
「あなたの願いが悪いものだなんて」
クイーン・オー・ランタン
「大切な人と一緒にいたい」
クイーン・オー・ランタン
「当たり前のことで、誰を苦しめるものでもない」
迷ノ宮 光葉
「で、でも……魔女の言うことは、悪いことだって……お兄様が……」
迷ノ宮 光葉
かろうじて、兄の言いつけを思い出すも心は揺れてしまう。これが――魔女の誘惑。
クイーン・オー・ランタン
「悪いことかもしれないけど」
クイーン・オー・ランタン
「悪いことだって、この際良くない?」
クイーン・オー・ランタン
「だって、あなたのお兄さんは悪い人じゃないでしょう?」
クイーン・オー・ランタン
「魔女の言うことは悪いことでも」
クイーン・オー・ランタン
「この人が目覚めることが悪いことだなんて」
クイーン・オー・ランタン
「そんなことは、有り得ないでしょう?」
迷ノ宮 光葉
「わ、わたくしだって……それは、お兄様は……う、うぅ……」
月夜
さてまぁこの卓はモンスターの行動が自動成功なのでPCが妨害に入らないと確実に通る。妨害のあれそれを練らねばなりませんね
安武 陸
こういうのって誰が行ったほうがいいとかあるんです?
ありおり
防御力があるとメインフェイズの妨害判定と決戦フェイズの回避・ブロック判定に+の修正がつく。防御力の高い人ですね
クイーン・オー・ランタン
防御力があるとこの妨害判定にプラスの修正がつきますからね
クイーン・オー・ランタン
関係がある相手への妨害は
クイーン・オー・ランタン
その関係数値ぶんコストがマイナスされるんですが
クイーン・オー・ランタン
光葉さんに関係のある人がいない感じになったからね
クイーン・オー・ランタン
妨害コスト、6です。テンションが6あがります。
クイーン・オー・ランタン
これは成功の可否に関わらず。
安武 陸
お兄ちゃんの関係者だし、叶恵ちゃんがいい気はするな
月夜
テンションが妨害で10超えるのは個人的には避けたいかな~って感じ
クイーン・オー・ランタン
叶恵ちゃんに止めさせるんですか?
月夜
行きづらいよなと思うので行こうかなと思ってましたが
安武 陸
叶恵ちゃんが止めるのが見たい(シンプル欲望)
クイーン・オー・ランタン
よしよしと光葉の頭を撫でる。
クイーン・オー・ランタン
「世の中、難しいこといっぱいで、困っちゃうよね」
クイーン・オー・ランタン
「私、けっこうそういうのはどうでもいいからね」
クイーン・オー・ランタン
「お友達のためにちょっぴり悪者になることくらい、へっちゃらなのです!」
迷ノ宮 光葉
「あぁ、……やめて、やめてくださいまし……おにいさま、たすけて……お兄様……っ」
クイーン・オー・ランタン
「私、お友達のために、ちょっとくらい頑張っちゃいます!」
クイーン・オー・ランタン
*魔女が行動のときに使えるやつ。
血量を6消費し、その行動への妨害コストを上げつつ、妨害判定にマイナス修正をかける。サバトを使用します。
クイーン・オー・ランタン
*迷ノ宮光葉の幸福『背徳:迷ノ宮御影』を破壊します。
クイーン・オー・ランタン
サバトペナルティにより、妨害へのコストが+5。妨害判定に-5の修正です。
クイーン・オー・ランタン
というわけで、妨害、するんですか?
クイーン・オー・ランタン
この場合成功しようがしまいがテンションが11あがるんですが……
クイーン・オー・ランタン
魔女にはサバトがある! サバト最高! サバト最高! サバト最高!
迷ノ宮 光葉
そうですね……なんかサバトのときはしちゃだめだった(にわか知識)
クイーン・オー・ランタン
サバトは……サバトだから……見逃してもいいんと違う!?
クイーン・オー・ランタン
テンション11を支払ってまでお兄様を眠らせておくんですか?
クイーン・オー・ランタン
成功できるとも限らないのに……?
クイーン・オー・ランタン
カナちゃんコストたいへんだよ~?
クイーン・オー・ランタン
毒殺戦闘色で12でしょ~?
sezco
昏睡状態なだけ。しんどらんわ!!!!!!!
『こねてつくった』はいばひなた
死者が蘇ったのはこっち!
月夜
ルールブックチェックしてたときに血量な~って思ってたのに
クイーン・オー・ランタン
魔女が勝手に血量6も削ってくれる行動ですからね
クイーン・オー・ランタン
光葉の手を取り、御影の手のひらから
クイーン・オー・ランタン
「お兄さんはね、ちょっと魂が灼き切れてしまっているだけ」
クイーン・オー・ランタン
「だから――あなたが願ってあげて」
クイーン・オー・ランタン
「彼を誰よりも大切に想う人の、その願いが」
クイーン・オー・ランタン
「再びその火を燃え上がらせることが叶うから」
迷ノ宮 光葉
がくりと、兄のそばに顔を伏せ、その痩せた頬に両手で包み込みます。
迷ノ宮 光葉
えーと、通されたので、…ねがって、いいんですね?!
GM
妨害ないっぽいから……いいんじゃないカナ!?
迷ノ宮 光葉
そっと、おそらく御影の意識のあった頃には一度のしたことがない触れ合い。兄の頭をかき抱いて、頬を寄せ合う。抱きしめる。
迷ノ宮 光葉
「おにいさま……、おねがい、めをさまして……」
迷ノ宮御影
けれどその沈黙も、兄が意識を失ってからの一年と比べれば瞬きの間に過ぎない。
迷ノ宮御影
だらりと落ちた腕が、ゆっくりと上がる。
迷ノ宮御影
筋肉の落ちたそれが、縋るようにあなたの背中を握り締める。
迷ノ宮 光葉
困惑と後悔と、ほんの少しの喜びに満ちる胸の内。
迷ノ宮御影
あなたの名を紡いだ、その唇が開かれている。
安武 陸
最初に名前呼ぶのいいな ちゃんと叶ってるね
月夜
めちゃくちゃいいシーンになってしまった。いいことだがよくないぞ???
迷ノ宮御影
ただ窓の外、とっぷりと沈んだ闇の中に浮かび上がる橙色の狂騒と、
迷ノ宮御影
目の前、感動に打ち震える妹の姿を見る。
迷ノ宮 光葉
お兄様、と言いかけた唇がわななく。肩が、体が小刻みに震え、止まらない……。
迷ノ宮御影
光葉に背中に回した腕に、辛うじて力を込めた。
迷ノ宮 光葉
良かった、という思いとともに、ごめんなさい、という罪悪感で押しつぶされそうになる。震えが止まらない。
迷ノ宮 光葉
「いいえ……いいえ、お兄様がいらして、無事でいてくれるなら……、幼女になってしまった。みつはは……みつはは……」
迷ノ宮御影
その震えごと、ぎこちない手つきで背を撫でる。
迷ノ宮御影
寡黙な兄らしく、あなたの言葉への返答はないまま、
迷ノ宮御影
代わりに背を撫でる手のひらの熱があった。
GM
せっかくだから間に合わなかったなりに目撃していいよ♡叶恵ちゃん♡
迷ノ宮御影
光葉を胸に抱いたまま、視線だけを叶恵に向ける。
赤木 叶恵
病室の前にたどり着いたのは。見失った仲間を見つけたのは、既に光葉の願いは叶い、御影が目を覚ましてしまった。手遅れになってから。
赤木 叶恵
再び顔を合わせる事を待ち望んでいた。しかしこのタイミングで叶うこれは……
迷ノ宮 光葉
「あ、赤木様……っその、これは……」
赤木 叶恵
「……はい。あたしたちは魔女を追えます」
迷ノ宮御影
「このざまで偉そうに言えることでも、ないがな」
迷ノ宮御影
自らを支える妹の腕に辛うじて指を添えて、
迷ノ宮御影
「狩人としての道を選んだのならば、立ち止まるな」
迷ノ宮御影
「過ちを犯したとて、それに惑うて足を止めるような真似はするな」
迷ノ宮御影
「信じたことがあるのなら、それを信じぬけ」
迷ノ宮御影
迷ノ宮御影が、赤木叶恵に繰り返し教え込んだことだった。
安武 陸
陸何してるかな 多分病室わかんないから他の部屋覗いてたりする感じかな
月夜
何かこれというのがあったわけでは全然ないですけど!
海野標
そこから少し離れたところからは標も彼らを見ている。
赤木 叶恵
「……光葉さん。よろしく」御影の言葉に対してはひどく素直だ。今までのおざなりな態度を改めて、手を差し出す。
迷ノ宮 光葉
「……心得ました。迷ノ宮として、狩人として恥じぬ行いをします……。」兄の言葉に頷いて、
安武 陸
部屋を見回して、魔女がいないことを確認する。
迷ノ宮 光葉
差し出された叶恵の手に、戸惑いつつ、そっと手を伸ばす。過ちを犯してしまったけれど……、
迷ノ宮 光葉
「叶恵様……、どうぞ、よろしくお願いいたします」
赤木 叶恵
「片つけてきます。先輩は休んでてください」
迷ノ宮御影
なにがしか言い掛けて、ふいと首を振る。
赤木 叶恵
「あれから一年が経ちました。あたしも成長してます」
迷ノ宮御影
重たげに身体を動かし、ベッドに横たわる。
GM
それでもこの病室ばかりは、どうしてか不思議な静寂が支配しているようだった。
GM
迷ノ宮光葉の幸福、『背徳:迷ノ宮御影』が破壊されました。
耐久力が1減少します。
GM
狩人の背徳が破壊されるとモンスターは追加行動を獲得する。これは魔女に限らない。背徳が破壊されたため、魔女は追加行動を1回獲得。
GM
また、サバトを使用したため、血量が6減少。
また、アビリティ『背徳を破壊するたびに耐久力が1ずつ上がる、魔女の必携常駐アビリティ。背徳の輝き』の効果により、耐久力が1上昇します。
[ クイーン・オー・ランタン ] 血量 : 14 → 8
[ 迷ノ宮 光葉 ] 耐久力 : 6 → 5
[ 迷ノ宮 光葉 ] 部位ダメージ : 0 → 1
[ クイーン・オー・ランタン ] 耐久力 : 11 → 12
行動:クイーン・オー・ランタン 2nd
GM
それでは皆で連れ立って病院を出ましょう。出ましたね?
迷ノ宮 光葉
まぁ……迷子になってしまわれたのかしら……?
海野標
分断戦法は魔女や吸血鬼の得意とするところなのですが……
迷ノ宮 光葉
「はい、そう遠くへは行ってないと思いますが……」
海野標
ぶつくさ言いながら地を蹴り、壁を駆け上がります。
海野標
めちゃくちゃレベルの高い半吸血鬼ハンターの動き。人間離れした動きでぱぱっとビルを登って、高所から街を見下ろす。
敷村 修也
見当もつかない。せめてはぐれたりして足を引っ張らないようにと……。
敷村 修也
するするとビルを登っていく標に流石に気後れした。
海野標
「そういうこと言ってるから年下に遠巻きにされてんだぞ!」
敷村 修也
陸や光葉の視界からなるべく外れないように周囲を探し回る。
GM
狩人たちがああだこうだやってるその時一方……
GM
赤木叶恵は、突如群衆の乱痴気騒ぎの中に一人ぽつねん。
赤木 叶恵
「最年少ながら一番経験が長いだけあって、肝が据わっている。さっそくか」
GM
騒々しいジャック・オー・ランタンに取り囲まれて、浮かれた人々の流れを見ている。
GM
何も知らない民衆が、能天気に笑って嬉しそうに騒ぐ姿を。
赤木 叶恵
全員バラバラになったのか?それとも自分だけ引き剥がされたのか?
GM
警戒する叶恵の前に、派手な格好をした男女が通る。
GM
片方はアメコミヒーローのコスプレで、片方は……
クイーン・オー・ランタン
「私、あなたと友達になりたいの!」
GM
「でも君の格好いいね~、気合入っててイカしてる」
クイーン・オー・ランタン
「これは私オリジナルでございますの!」
クイーン・オー・ランタン
なんか、普通に馴染んでます。
クイーン・オー・ランタン
何も知らない人間たちの間に、邪悪な魔女が潜んで笑っている。
クイーン・オー・ランタン
自分はあの輪の中に入れないのに、
GM
「いやーでもすっげー本格派って感じ、布とかいいやつ使ってんじゃん」
クイーン・オー・ランタン
「でもあなたの格好だって、とってもクールで素敵に見えるわ!」
クイーン・オー・ランタン
異端であるはずの魔女は、無邪気に称賛を受けて笑っている。
クイーン・オー・ランタン
ガードレールの上に飛び乗って、爪先を揃えてスカートの裾を摘み、優雅に一礼。
クイーン・オー・ランタン
その所作の洗練されている様に、通りすがる民衆も感嘆の声を漏らす。
クイーン・オー・ランタン
人々に、認められている。
クイーン・オー・ランタン
それを全身で満喫している。
赤木 叶恵
──別に羨ましくなんてない。自分の心の中でそう呟いた。
赤木 叶恵
こんな光景を見せつけてくることに腹が立つ。
安武 陸
ハロウィンにクオリティが高い仮装の人がクオリティの高いパフォーマンスをしてる感じだもんな
クイーン・オー・ランタン
ダッフルコートの冴えないJKよりそりゃ称賛されますよ
安武 陸
ダッフルコートの冴えないJK、ハロウィンナイトになんか言われる理由ないもんな
安武 陸
酔っ払いのナンパとかはいるかもしれないが……
クイーン・オー・ランタン
その内心など知らぬとばかりに、魔女があなたを見つけてぱっと微笑む。
クイーン・オー・ランタン
ガードレールから優雅に飛び降り、たたたっと叶恵へと駆けてくる。
クイーン・オー・ランタン
「ね、あなたも一緒に遊びましょうよ?」
クイーン・オー・ランタン
ダッフルコートの袖を掴む。
クイーン・オー・ランタン
「そんな片隅で寂しそうにしてないでさ~」
クイーン・オー・ランタン
「なんなら私のコーディネートでおめかししちゃう?」
赤木 叶恵
「どういう神経してんの。敵同士のくせに」
クイーン・オー・ランタン
「私、あなたとお友達になりたいの!」
クイーン・オー・ランタン
群衆の真ん中に引っ張り出される。
赤木 叶恵
「こっちは御免だよ。魔女なんかと友達になりたくない!」
クイーン・オー・ランタン
「悲しいこと言わないで~」
クイーン・オー・ランタン
街ゆく人々の視線が二人に注がれている。
赤木 叶恵
対話に応じてはいけないと判っているのに、どうにもこの友好的な振る舞いに勢いを削がれる。
クイーン・オー・ランタン
妙に視線を惹きつけていた女が、それを眺めていた冴えない子供を連れてきた。
クイーン・オー・ランタン
さながらショーの壇上に上げられた観客のような様相。
クイーン・オー・ランタン
「着飾るのが嫌なら、他のことでもいいのよ?」
赤木 叶恵
「ち、ちょっと……」人の目が突き刺さる。
クイーン・オー・ランタン
「なんせ今日はハロウィンの夜だもの」
クイーン・オー・ランタン
「色んな出鱈目、有り得ないことだって、きっと許されるわ」
クイーン・オー・ランタン
「私がこうして受け入れられているみたいに!」
クイーン・オー・ランタン
魔女がくるりと手のひらを振ると、叶恵の姿が光に包まれる。
クイーン・オー・ランタン
魔女によく似た、派手な色彩のクラシカルロリータ。
クイーン・オー・ランタン
フリルとレースのふんだんにあしらわれた、叶恵の痩せた手足に良く似合うコーディネート。
クイーン・オー・ランタン
構造はやや地味だが、揃いの色彩でハロウィンの夜に負けない華やかさを得ている。
安武 陸
かわいいお洋服のかわいい女の子が二人いるねぇ
sezco
これを見越して魔女服差分を用意しなかった私の負けです
クイーン・オー・ランタン
おお、と民衆がどよめく。
クイーン・オー・ランタン
取り囲む人々の、あなたを見る目が明らかに変わる。
クイーン・オー・ランタン
値踏みするようだった瞳に感嘆の気配が滲む。
クイーン・オー・ランタン
「たまにはこういうの、楽しいでしょう?」
クイーン・オー・ランタン
「なんたって今日はハロウィン・ナイト!」
赤木 叶恵
16年の人生で、こんなに目立った事はない。
クイーン・オー・ランタン
「なんだって許される夜なんだから、これくらい全然だいじょうぶなのよ!」
クイーン・オー・ランタン
魔女が震える叶恵の背を撫でる。
クイーン・オー・ランタン
奇しくも御影が光葉にしていたように。
赤木 叶恵
いつも日陰を歩いてきた。人前に立たされたり人前で喋ったりする経験を積む学校という場所を、馬鹿にして避けてきた。
クイーン・オー・ランタン
勇気づけるように、あなたを支えてくれる手のひらがある。
クイーン・オー・ランタン
「今ならみんな、あなたを認めてくれるわ」
クイーン・オー・ランタン
「もしかしたら、褒めてもらえるかもしれない!」
赤木 叶恵
いつのまにか自分の心の余裕は全くなくなっていた。
クイーン・オー・ランタン
「みんなに認められたくて、あなたがいつも黙ってること」
赤木 叶恵
目の前の魔女を倒すことよりも、人の視線の方で頭がいっぱいになっていた。
クイーン・オー・ランタン
「今なら全部、言っちゃっていいのよ?」
クイーン・オー・ランタン
*赤木叶恵の幸福『背徳:自己顕示欲』を破壊します。
赤木 叶恵
ハンターとしての矜持だとか、そんな大層な理由ではなく。
赤木 叶恵
今、頭の中は、大きな感情で埋め尽くされていたからだ。
クイーン・オー・ランタン
手を握る手、背中を撫でる手、
クイーン・オー・ランタン
あなたを案ずるように覗き込む顔。
クイーン・オー・ランタン
「私よりも、あなたの方がよっぽど立派なひとだもの」
クイーン・オー・ランタン
「だって、本当にいつもがんばってるんだもんね?」
赤木 叶恵
魔女に慰められている。事実としてそうなっていることを認識しながらも、この状況で魔女に敵意を向ける余裕がない。
赤木 叶恵
言葉がぬるりと心の隙間へと入ってくる。
クイーン・オー・ランタン
「こうしてみんなが楽しく遊んでいられるのも」
クイーン・オー・ランタン
「あなたがいつも頑張ってるから」
クイーン・オー・ランタン
「いっぱいいっぱい、戦ってるから!」
クイーン・オー・ランタン
「そうして守った平和の上に、彼らの笑顔と営みがある」
クイーン・オー・ランタン
「そのことを私は知ってるよ?」
赤木 叶恵
先ほどから自分はろくに口を動かしていない。なのに、一方的に投げかけられる言葉は全て的確で。
赤木 叶恵
それは言われたくない言葉だ。それは言われたい言葉だ。
クイーン・オー・ランタン
何も言えない叶恵の代わりに、ついにクイーン・オー・ランタンが声を張る。
クイーン・オー・ランタン
「この子はね、いつもおっかないバケモノたちと戦っているハンターなの!」
クイーン・オー・ランタン
「ハンターって、意味わかる? 狩人!」
クイーン・オー・ランタン
「怪物を狩る狩人ってやつよね!」
クイーン・オー・ランタン
いきなり何を話し始めるのかと最初は目を丸くしていたが、
クイーン・オー・ランタン
そのうち破顔して手を叩く。
クイーン・オー・ランタン
「ハンター、狩人かぁ!」
クイーン・オー・ランタン
「そいつぁすげえな~!」
クイーン・オー・ランタン
「おっかないバケモノって、具体的にはどんなだよ?」
安武 陸
ここのやんややんやする民衆のロールたのしそう
月夜
これカナエちゃんの服装は女児アニメ魔法使いっぽいな
クイーン・オー・ランタン
「ほんとうに怖いのよね?」
クイーン・オー・ランタン
「すっごく大きくて、とんでもない牙や爪を持った動物だとか!」
クイーン・オー・ランタン
「人の世に潜む狡猾な吸血鬼だとか!」
クイーン・オー・ランタン
くるりとターンし、スカートの裾をつまんでお辞儀。
クイーン・オー・ランタン
「私みたいな、カワイイ魔女だとか?」
GM
無数のスマホのレンズがあなたと魔女に向けられ、
赤木 叶恵
自分は先ほどからずっと、動揺して無言で震えているだけだ。
クイーン・オー・ランタン
魔女は大きく手を振っている。
赤木 叶恵
にも拘わらず、観客たちはそれを受け入れている。
赤木 叶恵
奇妙なことだ。なのに、その奇妙さに救われている。
クイーン・オー・ランタン
あなたの手を掴み、あなたの背を撫でながら、身体を精一杯に使って腕を振っている。
赤木 叶恵
民衆は、心を映す鏡のようなものだった。
赤木 叶恵
確かに、自分は頑張っていると思っていた。
赤木 叶恵
それを評価されたいという願望も、自覚していた。
赤木 叶恵
かわいく着飾った自分を褒められたいなんて自覚してなかった。
赤木 叶恵
ハンターのことをばらしてしまいたいなんて自覚してなかった。
赤木 叶恵
隣で堂々と皆に手を振る魔女がまぶしく見える。
赤木 叶恵
震えて縮こまっている自分が小さく惨めなものに見える。
クイーン・オー・ランタン
ハリウッド・スターのように笑う彼女に比べて。
クイーン・オー・ランタン
着飾っていても、自分のなんと見窄らしいことか。
クイーン・オー・ランタン
胸を張れず、背中を丸めて、俯いて、
クイーン・オー・ランタン
称賛の声に応えることもできず。
赤木 叶恵
心の殻を全て剥がれて、まるで裸で立っているようだ。
クイーン・オー・ランタン
女王の隣で、みっともなく震えている。
赤木 叶恵
屈辱で、目に涙が滲む。なのにどうして心の奥に、嬉しいと感じる気持ちがあるのだろう。
クイーン・オー・ランタン
名前を教えてー、などと、囃し立てる声に、
クイーン・オー・ランタン
「私はクイーン・オー・ランタン、ハロウィンの魔女!」
クイーン・オー・ランタン
「そしてこちらの勇気ある狩人は――赤木叶恵ちゃん!」
クイーン・オー・ランタン
「みんな、覚えて帰ってねー!」
赤木 叶恵
発声はすらすらと美しい。噛んだりすることもない。
赤木 叶恵
声が震えたりもしない。足も震えたりもしない。
クイーン・オー・ランタン
クイーン・オー・ランタンを称える声と。
クイーン・オー・ランタン
どちらが大きいかなど、比べるべくもない。
赤木 叶恵
戦う気持ちなど今は奮い立たせようもなく。
赤木 叶恵
逃げるように、人々から離れるように、後ろへ、後ろへ。
クイーン・オー・ランタン
人々はそれを気に留めない。
クイーン・オー・ランタン
なぜなら、彼らが本当に注目しているのはクイーン・オー・ランタンの方だからだ。
クイーン・オー・ランタン
添え物のあなたに、価値はない。
赤木 叶恵
それでいいはずだ。逃げられるのだから。
赤木 叶恵
それでいいはずだった。なのになんだ、この物足りなさは。
クイーン・オー・ランタン
ハロウィンの狂乱があなたの背を追い縋る。
クイーン・オー・ランタン
あなたの名前を呼ぶ声はとうに薄れて、
クイーン・オー・ランタン
今はクイーン・オー・ランタン一色。
赤木 叶恵
自覚していなかった小さな穴を、満たすフリして押し広げられた。
クイーン・オー・ランタン
少女の性癖開花、サイコ~~~~~~!!
aisa
かわいそうすぎて…ありがとうってなってしまった…
赤木 叶恵
強さへの恐怖からではない。友好的な態度への同情心でもない。
赤木 叶恵
再び魔女と顔を合わせれば、この劣等感を思い出してしまうからだ。
GM
赤木叶恵の幸福『背徳:自己顕示欲』は破壊されました。
GM
これにより魔女は追加行動を獲得。
アビリティ『背徳の輝き』により耐久力もアップ!
サバトを使用したので血量は6減少~。
[ 赤木 叶恵 ] 耐久力 : 6 → 5
[ 赤木 叶恵 ] 部位ダメージ : 0 → 1
[ クイーン・オー・ランタン ] 耐久力 : 12 → 13
[ クイーン・オー・ランタン ] 血量 : 8 → 2
GM
破壊判定が成功したため、光葉と叶恵から魔女への関係が1伸びます。
ご両人、関係の内容を決めてください。
赤木 叶恵
劣等感………………………………………………………………………………
迷ノ宮 光葉
わたくしは、甘言に乗ってしまったので罪悪感を…
GM
では叶恵が劣等感、光葉が罪悪感ですね。クイーン・オー・ランタンに対して関係が1。
GM
次のシーンプレイヤーは陸か光葉の好きな方ですね。ご相談の上動きたい方からどうぞ。
迷ノ宮 光葉
昨日、安武様に先にお譲りしたので、安武様からでお願いします。