堕落の国において、救世主はおおむねどのような目で見られるか。
この世界を救うため、愛と猟奇と才覚の力を持つ救世主たち。
ただし、個人が持つには大きすぎる力や、かれらが呼び込むトラブルから、白眼視されることも少なくない。
しかし、この村においては少なくとも、字義通りの救世主の扱いをしてもらえるようだった。
今日の夕飯さえおぼつかないような寂れた村の、かき集められた食事を差し出され、恐らくはもっとも良い部屋に案内されている。
部屋の中には辛うじてベッドらしきものがある。気がする。
イーデン
少し高い場所で寝られるとかなり快適度が増すとされている。
セラ
床だと色々這ってきたり埃があったりしますしね
セシリア
持ち回り的に、セラさんが寝台を使う、ぐらいの空気なのだけれど。
セシリア
これをベッドを使った1回にカウントするのもちょっとためらわれる感じがあるな……
セシリア
人間以外の救世主は堕落の国に落ちてきた時点でけっこう力を喪うものですが、この脅威度のセラさんはまあまあ『天使』らしいのですね。
イーデン
食事の必要がない、というのはかなりアドとして大きい。この世界では。どの世界でも。
イーデン
我々は生臭い人間であるからしてコイン獲得以外の生命維持にも気を使わねばならないわけだが……
セラ
「ぼくは大丈夫なので、セシリアさん使ってください!」
イーデン
「長居するような村でもない。さっさと休息を取って出た方がいい」
セシリア
彼はこういう時、無理をしたり気を遣って…というタイプではないので、その申し出はありがたい。
セシリア
二人から勧められて頷いて、寝台にとりあえず座る。
イーデン
セシリアにそう言って、壁に背を凭れて腰掛け……かけたのだけれど。
セシリア
…軋むし硬いけど、まあ床よりはだいぶましですね。
セラ
「なんといっても、セシリアさんは神聖な処女ですからね……。 床に寝るなんてとんでもない!」
イーデン
何か思い出したように嫌そうに顔をしかめた。
セシリア
堕落の国において、身体を暴かれた経験がないということは、お茶会で致命的な疵を負わされる可能性を高める。
セラ
「なんか暗いですね、どうしました? まぁ、今から寝るのに盛り上がっても仕方ありませんが…」
セシリア
先日の風の精霊たちの前での一件では、それは叶わなかった。
セシリア
それというのも、自分のほうに『無理』が来てしまったせいなのだが。
イーデン
諸々を踏まえて、低い声でセシリアを問い質します。
セシリア
薄い笑みは、この女が時折浮かべる自嘲の色を帯びる。
セシリア
「……そうですね。この村は、切迫した亡者の脅威、というのもないようです」
セシリア
堕落の国で、彼とともにひとを殺し続けることを選んだ自分が、『あの程度』のことで傷つくという事実は、自分を軽蔑するのにいい材料だった。
セシリア
ただ、自分を蔑むことで心を慰めるだけでは、何も進歩はしない。
セシリア
「安全がある程度できている今なら、お願いしたいと思いますが、いかがですか」
ゆふ
かけひきってかけひき開始と言わないと始まらないらしいんだよな(みています)
イーデン
セラくんがいるおかげでかけひきが成立するのかもしれんな
イーデン
セラくんの異議ありがかけひきの合図まである
ゆふ
いや終わりじゃないか? 終わりだよ どうして?
セシリア
セラが慌てたのを見て、申し訳なさそうにする。
セラ
「不可逆なことですよ、一度、状況を確認してからでも…遅くはないのでは!!」
セラ
「というか、納得できないとぼく部屋から出て行きませんからね!!」
セラ
「セシリアさんの処女膜をぶち破って本当にいいのかって状況の確認ですよ!!!!!」
セシリア
しかもこれでセラくんが先手取る可能性が高いの面白すぎるんだよな
イーデン
1D6+2 才覚2 (1D6+2) > 3[3]+2 > 5
セラ
1D6+4 (1D6+4) > 3[3]+4 > 7
かけひき ラウンド1
セラ
イーデン
セシリア
セシリア
セックスのことになって急に晩生ぶる女になっちゃった
イーデン
俺がアピールしようとしたら二人揃って誘い受けしてくんのかこれ?
セラ
「セシリアさん、敵対する救世主に強姦された場合、心の疵に障りますか?」
セシリア
視線が彷徨って、イーデンの横顔を見て、セラに戻りました。
イーデン
壁に背を委ねたたまま無言でやり取りを聞いています。
セシリア
元の世界で。あるいは堕落の国で救世主として生きるなかで。
セラ
「状況によっては、この行為自体が無駄に隙を作ることになります」
セシリア
暴行を受けたことはまだない。もちろん、嫌悪や恐怖は感じるが。
セラ
「嫌がるイーデンと、ぼくを黙らせてまでセックスがしたいですか!」
セシリア
正確に想像しきれないというのが正直なところだが。
イーデン
「お前は繁殖の方は奨励する立場じゃなかったか」
セラ
「しますけど、子供作る気と産む気ありますか?」
イーデン
「いつかそうなることを望むんなら、遅かれ早かれだろ」
[ セラ ] 情緒 : 0 → 1
[ イーデン ] 情緒 : 0 → 1
セシリア
一押しの効果毎回「そういえばそうだ」ってなる>自分とだれか一人
イーデン
「躍起になって堅持する必要があるのか?」
セシリア
今度はセシリアが静観する番になっています。
セシリア
自分の貞操の如何を他人がふたりで話しているの、妙な感じだな……
イーデン
「処女がどうだの繁殖がどうだのというお前の信条は知らねえが」
イーデン
「ヤられた程度でこいつが傷つかねえ場合ってのは、まああるだろうよ」
イーデン
こいつ、のところでセシリアを親指でさしました。
イーデン
「だが、それは強姦程度でショックを受けないからじゃない」
イーデン
「救世主同士の戦いであれば、相手は努めて疵をつく」
イーデン
「晒す羽目になる隙は少ないに越したことがない」
イーデン
「そして、風の精霊の前でああいった醜態を見せたことを踏まえれば」
イーデン
「敵対救世主の前でセシリアがあれを隠し通せなくなる可能性は、それなりに高い」
セラ
2d6+3=>7 判定 脅威度 (2D6+3>=7) > 7[2,5]+3 > 10 > 成功
イーデン
2d6+3>=10 脅威度3 (2D6+3>=10) > 4[2,2]+3 > 7 > 失敗
イーデン
1d6 ふざけるなよ…… (1D6) > 3
3 なんだか気持ちが昂ぶってきた。自身の情緒+1。
elec.
イーデンさんがセックスの話したら爆発した人になっちゃったじゃん!
イーデン
もうダメだ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
イーデン
頑張って一撃で情緒が3上がった男になる道筋を舗装しようとしているから応援してください
elec.
イーデンさん大丈夫ですか?(皆の気持ち)
セシリア
でもセシリアの好感度も上がりましたよ(???)
セラ
「確かに大怪我したことない人は、ちょっとした怪我で騒ぎますが、首を切れば皆同じです」
セラ
「わざわざ自傷して備えよう、というのも変な話ではありませんか?」
イーデン
「ここが健常な世界なら、そりゃあ正しい理屈だ」
イーデン
「自分の身を傷つけることに益はない。健やかな人生を送りましょう。何よりの話だ」
イーデン
「こんな世界で尊いものを後生大事にすることに、意味があるとでも思ってんのか」
セラ
「心の疵で救世主は戦うのですから。 そういうものを大事にすること、あるいは交渉材料にすることには、意味があります」
セシリア
>「こんな世界で尊いものを後生大事にすることに、意味があるとでも思ってんのか」
セシリア
この場にいないインナーセシリアが分かってますよ…って顔になっちゃった
セシリア
分かってます…大丈夫ですよ…フフ…みたいな笑顔を浮かべるんじゃない
セシリア
ふたりのやりとりを、どこかぼんやりとした顔になって聞いていたのが、ハッとした顔で視線を上げる。
セシリア
何で自分の処女が議題に上がってかけひきが行われているんだ?
イーデン
目の前の男は1手番で情緒爆発しましたよ。どう思いますか?
イーデン
「お前は”それ”を後生大事に抱えていくことが、この世界で生きる武器になると思うか」
セラ
「愛する人と結ばれて、大事にしていた貞操を幸せなセックスで失い、その思い出を武器にする、とか」
セシリア
言葉の意味は分かるのですが、うまく頭の中に入ってこず、不思議そうに眼を瞬かせています。
イーデン
「夢物語を語れと言った覚えはないんだが……」
セラ
「そもそもぼく夢物語の住民みたいなものですし……」
セシリア
「心の疵は、多く異常性とトラウマに大別されており……」
セシリア
脳が停止して辞書的な言葉を引き始めました。
セシリア
「確かに、もし、そうですね。その救世主が、イーデン、あなたの言う『夢物語』の中に生きているのなら」
セシリア
「それは救世主を支える異常性となって、強い心の疵の力を供給することになるかもしれません」
イーデン
「お前、夢物語の住人としてやっていくつもりか?」
セシリア
慌てた女の態度の中に、ほころびが見える。
セシリア
あなたに従順に付き従い、意見を求められれば述べ、救世主のパーティーの一員としてつつがなく振る舞う女の。
イーデン
嫌な予感しかしなかったんだよな 嫌な予感しかしなかったんだよな 嫌な予感しかしなかったんだよ
イーデン
こいつの判定失敗いつもこんなんなんですけど!
セシリア
なにかを言おうとした言葉が途中で止まり、視線が床の上を彷徨う。
セシリア
あなたがいくらでも待つことを知っているから、考えることができる。
セシリア
たとえばあなたがどのような人間であるかを解するが如く。
セシリア
異常な会話のなか水を向けられて動転していた女は、やがて落ち着いていった。
セシリア
言葉が返らなくても、それは周囲から見て取れる。
セラ
なんかこういう話になってカプ厨としての満足度が高いです
イーデン
ひどくうら寂しい、けれどこの村ではいっとう上等な部屋の中。
セシリア
「……イーデン、あなたにも、分かっている通り」
セシリア
「あんなところで泣くのは、ある種夢物語の中で生きている女なのかも」
セシリア
言いたくないことを言い切ってしまえば、楽になったように自嘲の笑みを浮かべる。
[ イーデン ] 情緒 : 1 → 3
セシリア
そう、口に出して問う強さは自分にはなかった。
イーデン
言葉なき問いに当然いらえはなく、男の視線は床を向いていた。
イーデン
どうしてだと思います? どうしたらいいと思います? どうしてこんなことになっているんですか?
セラ
さかなさんはダイスが上手いことしかわからない……
イーデン
攻勢に出てさっさと終わらせようと思って初手一押し切ったのにそのまま情緒爆発すると思わねえじゃん。
セシリア
*パスをして好きな男を見つめます(575)
セシリア
これセシリアはイーデンさんが夢物語が完全に嫌いではないことは理解してますからね。
セシリア
幸せなセックスして家庭を築いて終了が好きという意味ではなくてね。
かけひき ラウンド2
セラ
セシリア
セシリア
これ以上PLは会話をしたくない すさまじく嫌な方向に話が持っていかれつつある
イーデン
1手番で情緒爆発する以上の嫌はないだろ!
セラ
「まぁ、あと、ぼくの性質上、どうしても処女を好ましく思ってしまう、ということもあります」
セラ
「なので、ぼくは今あなたにかなり好意的ですが……、純潔を失った時にどうなるかは、ちょっとわかりません」
セラ
「もちろん、妊娠・出産してくれるなら話は別ですが!!」
セラ
「内側から膜を破るというアクロバティック処女懐胎破瓜なんて手段もありますよ!!」
セシリア
セクハラ存在なのだがそういう在り方の生物だと言われると多様性センサーが反応して理解を示したほうがいいのかも…ってなっちゃう(セシリアが)
セシリア
2d6+4=>7 (2D6+4>=7) > 11[5,6]+4 > 15 > 成功
セラ
2d6+3=>15 判定(+脅威度) (2D6+3>=15) > 12[6,6]+3 > 15 > 成功
4 何気ない所作にドキッ!ランダムな対象1人の情緒+1。
Choice[セラ,セシリア] (choice[セラ,セシリア]) > セシリア
セシリア
「私の世界では、そうしたように妊娠出産を娯楽かのように気楽に語る文化は……」
セシリア
「……なくはないのですが、私はそうした文化圏にはいないので……」
セシリア
セラは言いたいことが多く、話したいことをセールスのように矢継ぎ早に話しかけてくる。
セシリア
そうした話し方に対して応対するのを、セシリアは不得手にしていた。
セシリア
なんというか、勢いに押し切られてしまうのである。視線が助けを求めるようにたまにイーデンの方をちらりと見る。
セラ
「それはいいことですね! 妊娠や出産、そしてセックスは神聖であるべきです!」
セラ
「そこには愛があるべきで、そこには尊敬があるべきです! あなたのその考え方をぼくは素晴らしいと思いますよ!」
[ セシリア ] 情緒 : 0 → 2
セシリア
セラくんが勝ってセシリアが情緒爆発したら処女懐胎させられてしまうのか?
セシリア
「私たちは堕落の国で、共に旅をし、生死を共にするパーティーです」
セシリア
「……もちろん、責務の日数や、状況によって、今後それが恒久的に保たれるという保証はありませんが、いったんはそうです」
セシリア
「そのために、パーティー全体の生存できる可能性を高める」
セシリア
「つまり、私の目に見えた弱点を、事前に性交渉をしておくことによって解消する……」
セシリア
「というのが、私たちが考えていたことで、セラ、あなたはそれに反対をしています」
セシリア
「それはむしろ、疵を自ら抉り、弱点を広げて隙を晒すことになるのではないか」
セシリア
「考え方のひとつとして、正しくも思えます」
セシリア
「けれど同時に、その論理そのものがむしろ」
セシリア
「セラ、あなたの存在の在り方──私たち人間で言えばなんといえばいいのでしょう」
セシリア
「信念を超えた本能によって、忌避感があるから、自然にそういう考えの方が正当のように感じる……というのが」
セシリア
「私の理解ですが、これは間違っていますか?」
セシリア
「この問いが失礼だと感じたなら謝罪します」
セラ
「いえ、大丈夫です。 確認は大事ですからね」
セシリア
セラくんの態度が決まっているので、かけひきの議題がセシリアにかかってしまい、イーデンさんは爆発して黙ってしまっているので、困ったな……………に無限になっています
セラ
そろそろ寝るか!!!!!!でいいような気がしています
イーデン
初手で爆発する男になんかついていくのやめたらどうですか!?
セラ
でも初手で爆発するのも長所ってとこあるから・・・
セシリア
「あなたが、私が……私の貞操が保たれていることを、仲間として何よりも重視していると言うなら、確かにあなたの意見は聞くべきですし、考えるべきでしょう」
セシリア
「……ただ私は、堕落の国の救世主として、イーデンの知見や判断を信頼しています。その優先度は、私の中ではひどく高いものですから……」
セシリア
男の方を一度ちらりと気にしたが、変わらず黙していることを確認して、セラへ向きなおる。
elec.
もう車が事故ってめり込んでるのはちょっと…
セシリア
「……私の世界の常識としても、自分を痛めつけるために性行為を行うのは健全とは言えません」
セシリア
まあ、自傷行為全般が健全なものとは言い難いですが。
セシリア
「ですが、ここは堕落の国です。心の疵は強く深くあったほうが、振るう力も強大なものになる。心が壊れない限りは」
セシリア
「私はかれの意見を聞いて、自分なりに私が壊れない線を見定めて判断しているつもりです」
セシリア
「それが私たちが生き延びるために必要である。それで納得してはいただけないでしょうか」
セシリア
2d6+3+1=>7 (2D6+3+1>=7) > 10[4,6]+3+1 > 14 > 成功
[ セラ ] 情緒 : 1 → 2
かけひき ラウンド3
セラ
セシリア
セラ
「やっぱりセックスしたかったってことですか!?!?!?!?!?!?!?!?」
セラ
「セックスしたかったんですか!?!?!?!?」
セラ
「嫌がる男に無理やり抱かせてまで!!!!!!」
セラ
「男根が欲しくて欲しくて仕方なかったんですか!?!?!?!?!?」
セシリア
「何でそういう言い方しかできないんですか!?!?!?!?!」
セシリア
「大声で処女って言わないでください!!!!!!!」
[ セラ ] 情緒 : 2 → 3
[ セシリア ] 情緒 : 2 → 3
イーデン
「お前の力で即座に子供を産ませた場合、その子供の扱いはどうする心算なんだ」
セラ
「末裔に預けてもいいですし……、ぼくが育ててもいいですよ。 お二人と別れれば迷惑はかけないと思いますし」
イーデン
「……どちらにせよ、こんな世界で生きるよりは殺してやる方が責任と俺は思うが……」
イーデン
ぼそりと呟かれたそれは、セラに向けた言葉ではない。
セラ
自分に向けられていない言葉に、わざわざ何か言ったりはしない。
イーデン
「喜んで手を挙げる末裔も、まあ見つかるだろうよ」
イーデン
「見張ってはやるさ。過剰な狼藉のないように」
イーデン
「なるべく嫌な思い出になってくれた方が、耐性はつくと思うがね」
イーデン
「セラ。最悪の事態の時はお前の力を借りる」
イーデン
「神聖な処女が失われるのは惜しかろうが」
イーデン
返答を待たない。セシリアの腕を引いて部屋を出ていく。
セシリア
『愛する人と結ばれて、大事にしていた貞操を幸せなセックスで失い、その思い出を武器にする』
セシリア
そういう狂った愚かな女になり得ると、あるいはすでにそうなっていると、
セシリア
ちゃんと目を向けて考えてみれば、認めることもできる。
セシリア
愛する人と幸せなセックスをするためには、相手が望んでいる必要がある。
elec.
セックスの話して真っ先に爆発した人が先陣切ってる
セラ
今、この人も自分を道具みたいに扱うんだなという気持ちになってきています
セラ
パンディオンのことは好きだった。
好きだったから、なんでもした。
セラ
先程、セシリアの話にあえて口を挟まなかったところがある。
セラ
彼らは、どこか大きな街に行くまで一時的に行動を共にしている救世主。
彼らが自分を裏切ることも、自分が彼らを裏切ることもあり得る。
セラ
だから、部屋の外に出ていくことを止めなかった。
彼らにとって、自分は何者でもないから。