お茶会 ラウンド1

イーデン
長い道のりだった。
セシリア
お茶会だ~
イーデン
風の精霊との交渉をやりたくないから水の精霊との交渉をやりたい
イーデン
優しくは無理だな
イーデン
優しくは無理だと気付きました
イーデン
任せます
セシリア
任された
イーデン
土をやります
セシリア
まあ水と風はセシリアかなという感じがしますね
イーデン
俺は火をやるから(やらないよ)
GM
風については詳細を聞いてよく相談したほうがいいと思います
イーデン
わかりました・・・・・
イーデン
じゃあこのチュートリアル2つやりましょうかまず
イーデン
水と土はかなりチュートリアルクエスト
セシリア
ですね。
イーデン
風でちょっとむずかしいな……になったかと思ったらとんでもないのが湧いてきた
セシリア
イーデンさんを舐めるかパンディオンを舐めるか
イーデン
舐めるな
セシリア
舐めるな笑った
イーデン
いや俺は舐めていいけど
セシリア
あっ
セシリア
ほんとじゃん
パンディオン
ほう……舐めてくださるので……?
イーデン
出てきた
セシリア
出てきた 舐めません
セシリア
パンディオンのことは抉ります
イーデン
どっちが抉っても旨味はある
セシリア
そうなんですよね まあ後半イーデンさん舐めて、ここは抉ろうかな
セシリア
白消しされてもめんどくさいですしね
イーデン
それもあったな……
イーデン
DoAのセオリーのこと全部忘れてた
セシリア
PKも行動するというシンプルな事実を忘れていた
パンディオン
私が二人を舐める可能性もある……ということ……
イーデン
怖い
セシリア
怖い
パンディオン
ベロリンチョ
セシリア
ベロリンチョじゃないよ

行動:セシリア

セシリア
セシリアが1手番目を取って、パンディオン抉り/水の精霊クエスト挑戦を行おうかと思います。
GM
OK 判定先にします? 後にします?
セシリア
まあ、先にやっちゃいますか。
セシリア
愛でクエスト挑戦。愛で抉り。
セシリア
セシリア、まともになってちゃんとダイス目弱そうな感じになってしまったので、ちょっと頑張らないとな。
セシリア
ちゃんとダイス目弱そうな感じ(?)
イーデン
(?)
イーデン
ちゃんと指示を出せる男のムーブをしているぞ と自分に言い聞かせています
セシリア
指示を出してもらって、この男にベットしてよかったなということを確かめ続ける女になってしまってる
聖霊
* 横槍
聖霊
配下なので脅威度で判定します。
聖霊
2d6+2=>7  (2D6+2>=7) > 3[1,2]+2 > 5 > 失敗
聖霊
はい……
[ 聖霊 ] HP : 19 → 18
セシリア
あっ
セシリア
失敗してる よかった
イーデン
びっくりした
イーデン
ティーセット温存するか?
セシリア
温存しましょう 4は出してほしい セシリア
イーデン
出せ
セシリア
2d6+3=>7 判定(+愛) (2D6+3>=7) > 11[6,5]+3 > 14 > 成功
GM
はい。
セシリア
じょうずに優しく声をかけられました。
イーデン
うわ
セシリア
やる気出しすぎ
聖霊
出目でかいじゃん
聖霊
ダイス目弱そうな感じとか言って油断させておいて!
イーデン
出せって言ってくか これからも
セシリア
男に応援されてやる気を出していくか
イーデン
出させます
GM
というわけで、セラに水の精霊の元へ案内されます。
イーデン
案内されます。警戒はしています。
セシリア
パンディオンの身の回りの世話をしている、ということだったので、不測の事態があるかもと思いながらついていきます。
水の精霊
案内された場所には、大量の瓶が並べられていました。
イーデン
街の全員が敵と思っておいた方がよくはある。
イーデン
これめちゃくちゃおモテになるから精霊系の救世主を片っ端から従えられてる でFAなんですかね
イーデン
答えられないなら大丈夫なんですが
GM
精霊系の救世主を洗脳アプリで大好きにさせられるみたいな感じです
GM
アプリではないが……
セシリア
洗脳心の疵
イーデン
本が薄くなる
イーデン
4年間かけて集めに集まったんだなあ
セシリア
コインの力を使って心の疵の力を引き出し、洗脳アプリに特化してるおじさん
GM
あとまぁ精霊の数が多いのにも理由があるんだけど、やんなくてもいい気はしてる
イーデン
流れになったらわかるかもしれないと思っていきます
セシリア
確かに精霊系の救世主がたくさんいるのは不思議な感じですね
イーデン
イーデンはかなりそこは不思議に思ってる
イーデン
あんまり見ない光景だから こういう特別なタイプの救世主がすげ~数の群れをなしてるの
セシリア
偏りがある 堕ち比に
イーデン
人間はまあまあ多いからわかるんだけどね
セシリア
ロボとか精霊は珍しい
セラ
「みんな~~~~!!!! 起きて~~~~!!!!カンカンカンカンカン!!!! 美人連れてきたよ~~~~!!!!」
セシリア
ひえっ。
水の精霊
セラの声に精霊は反応し、瓶から顔を出します。
イーデン
数歩下がったところで無の顔で見守っています。
セシリア
「ど、どうも、ごきげんよう」
セシリア
とりあえず、優しく……という言葉を頭に置きながら、笑顔を浮かべて礼をします。
水の精霊
「あら、あなたすてきな金髪をしているのね」「それに綺麗な瞳」「肌もこんなに白いわ」「堕落の国でなければもっと美しかったでしょうに」
イーデン
姦しい。
セシリア
思ったよりもたくさんいる精霊が一斉に話しているのでちょっとフリーズ気味です。
水の精霊
わらわらと集まって、セシリアの肩や頭に乗ったり、髪を触ったりしています。 すこし冷たい。
イーデン
こいつら全員救世主なんだよな、これで。
セシリア
されるがままになっている。
セシリア
こうして楽しそうにしている彼らも、パンディオンが命じればだれかが一月に一度命をささげることになるのだな……
水の精霊
「かわいいわね、あなた」「うつくしいわね、あなた」「わたしたち、あなたのことが好きよ」
セラ
「水の精霊はチョロいんですよ~」
イーデン
喜んで従うってんならもっと嬉しそうにすりゃいいのにな。殺される時も。
セシリア
「ありがとうございます。私も、あなたたちと仲良くしたいと思ってこちらに参りました」
水の精霊
「ほんとう! すてき!」「わたしたち、きっといいお友達になれるわ」「ええ、もうわたしたちお友達よ」
セシリア
確かに、チョロいと言ってしまえばチョロいのかもしれない……
イーデン
好きな相手の情報を流してくれるんならお友達の情報も流すんだろうしな。
セシリア
信用するには値しないけれど、そういうシンプルなところは好ましく思います。
セシリア
私は動こうと思うとき、思考を回すときも何かと重たいので……
イーデン
重いな……
セシリア
「実は、パンディオンさんについてお話を聞かせていただきたいんです」
水の精霊
「パンディオンの!」「あらあら、噂話?」「あらあら、恋の話?」「喜んで!なんでも聞いて!」
セシリア
「ええ、彼は素敵な人という話ですけど、少し困ったところもあると伺っていて……」
セシリア
という感じで、情報を引き出していきますか。
水の精霊
ぺらぺらと喋りました。
イーデン
うまくやっていく女を見ています。
GM
というわけでデータ公開です。
GM
あとインクつぼも進呈します。
セシリア
よかったです。
イーデン
才覚型……ッスねえ~
セシリア
才覚型だなあ~
セシリア
モテまくり捧げさせまくりなの、精霊以外の連中に効果がないとはいえすさまじい効果だ。
イーデン
死ぬほど水パイプ握れ
イーデン
イーデンも握った方がいいかもしれん。こうなると。
セシリア
死ぬほど水パイプ握ります
イーデン
3個は過剰だしな
GM
仕込み、いいよ……というのをずっと黙ってた
イーデン
えーん
イーデン
でも防壁女いるからな
イーデン
防壁女を信じて渡すかで迷っておきます
セシリア
死ぬほど暗器あるな~。
イーデン
異常型すぎる やっぱり水パイプ握っといた方がいいか?
セシリア
技能入れ替え、精確を依存とかにしますか
イーデン
暗器殺すのでもよくはある
セシリア
下位に主動作ないのもかなり助かりはする。
イーデン
でも精確殺すのが一番いいかなあ
イーデン
妨害がかなり死ぬからな
セシリア
才覚の妨害が死ぬと助かる。
イーデン
死んでほしい 才覚の妨害
イーデン
下位のどれが死んでも魅力的だから悩みますね
イーデン
数字妨害消してもいいんだよね極論
セシリア
そうですね。
イーデン
J引かないと妨害できないマンになってもらうのはあり
セシリア
発狂させるし逆鱗にしてもいいかもしれないけど、才覚だからどうせすぐ死ぬかな……
イーデン
才覚だしダメージ軽減ないしなあ
セシリア
PKの技能ぜんぜん持ってない
イーデン
びっくりするほどない
イーデン
イカサマ殺したらただの人
GM
PKの技能ぜんぜんもってない
イーデン
水の精霊が死んだらただの人
GM
本人はかなりそんなでもないです
イーデン
水の精霊殺してえ~
セシリア
水の精霊殺すとただの才覚型
セシリア
ていうかこいつ、滋養持ってるのに肉壁持ってないから最初から直で殴り放題なのか
イーデン
そうなんだよね
イーデン
早期決着が見込めはする
イーデン
セラくんからも暗器が飛んでくるのが相当嫌なので防壁2枚は大正解ですね
セシリア
絶対防壁するぞ~。
セシリア
めちゃくちゃ異常型だからくそめんどくさくはある。
イーデン
妨害殺すのが一番いいね やっぱり
イーデン
妨害殺して速攻がいいと思う
セシリア
そうですね。じゃあやっぱ逆鱗にしますか?
イーデン
逆鱗でいいかも
パンディオン
救世主達から離れた場所。パンディオンは窓の外を見る。
パンディオン
最近、精霊たちが反抗的な気がする。
パンディオン
自分は無条件で精霊たちより愛されるはずなのに。 そういう力を持つ救世主のはずなのに。
パンディオン
「……もっと、愛を証明するように言わねばな……」
[ パンディオン ] 精霊の愛し子 : 0 → -1
イーデン
割り込みなし?
イーデン
イーデン ウゴク ヨロシか
GM
あ~そうだな 動いてもらおうかな
GM
お願いします
セシリア
発狂してから動くおじさんとなる
イーデン
では動きます

行動:イーデン

イーデン
俺が会話しなきゃならない番か……
セシリア
そういうことになりますね。
イーデン
今までずっと会話しなかった人みたいなこと言ってるけど会話自体はなんならずっとしとんのよ
セシリア
そうだぞ。
イーデン
初めて黙れたが正しいまである
イーデン
イーデンの手番。大地の精霊との交渉を行います。
伴ってパンディオンの疵抉りを。
猟奇で判定します。
GM
判定は先にします?
イーデン
先にするか
GM
では聖霊で横槍
聖霊
2d6+2=>7 (2D6+2>=7) > 5[4,1]+2 > 7 > 成功
聖霊
1D6 (1D6) > 1
聖霊
はい。
[ 聖霊 ] HP : 18 → 17
イーデン
*ティーセットを使用し、猟奇で判定
イーデン
2D6+3+2-1>=7 猟奇で判定 (2D6+3+2-1>=7) > 12[6,6]+3+2-1 > 16 > 成功 > スペシャル
イーデン
セシリア
GM
GM
PCがお茶会中の判定でスペシャルを起こした場合〔自身の所有する六ペンス/2〕までの価値の小道具を1つ入手します。
GM
えーっと……何にします……?
イーデン
*水パイプを獲得します。
パンディオン
そう……………
イーデン
そう。
[ イーデン ] ティーセット : 2 → 1
[ イーデン ] 水パイプ : 1 → 2
イーデン
考えるまでもないので決めちゃった
セシリア
水パイプをぷかぷか吹かすぞ
GM
そりゃあそう そりゃあそうとなる
イーデン
相談一応するか? と思ってから相談するまでもないな。になった
イーデン
6ゾロの説得を成功させなければならない。
イーデン
この出目、水の精霊殺せちゃうぞ。
セシリア
さっきあんなにはしゃいでた水の精霊を殺せる
GM
というわけで、次は大地の精霊の元へ向かいます。
イーデン
水の精霊ほど話が早くはないだろうな、と思っています。
イーデン
セラについて歩きながら彼を観察している。
セラ
「大地の精霊はですねー! 頑固おやじ!という感じです! とはいえ、彼らは現状をあんまり良くは思っていないんですよね」
セラ
「まぁ、仲間もどんどん殺されますしね」
セラ
観察されていることに気付いているのか、いないのか、相変わらず能天気そうにぺらぺらと喋る。
イーデン
「最初からそういう奴を寄越してくれりゃあ話が早かったんだが」
セラ
「えー!でも水の精霊チョロいし、あれからが絶対楽ですってー!」
イーデン
「そっちじゃない」
イーデン
「パンディオンの方だ」
イーデン
「喋れないようなひ弱な奴から生贄に回してんのか?」
イーデン
よわよわ精霊と対話を試みててんでだったのが面倒だったな、と思っています。
セシリア
ふふ
イーデン
勢いのよいセールストークを聞く羽目になった。
イーデン
けっこうちゃんとシナリオ上の謎を深掘りするTRPG初心者になれているかもしれない
セシリア
まずTRPG初心者が偽なんだよな
イーデン
でもTRPG初心者のキャラだよこいつ
セラ
「というより……約割があるんです」
セラ
「水の精霊は水を生み出し、大地の精霊は豊かな土壌を作る、そして何もできない精霊は、生贄役になるというわけです」
イーデン
「あれも救世主だろうが」
イーデン
「何もできないなんてことがあるのか」
セラ
「コインを取り上げられてますからね」
セラ
「元を正せば何かできたかもしれませんが……」
セシリア
「……」
イーデン
「…………」
イーデン
「コインがなくとも」
イーデン
「救世主は救世主だろう」
イーデン
「そもそも、この精霊の数はなんなんだ」
イーデン
「お前なら答えられるんじゃないのか」
セラ
「もちろん! なにせ僕はすごいですからね!」
セラ
近くにあったランプを手に取る。
セラ
「そう、精霊の数がいくらなんでも多すぎるんです」
セラ
「その秘密はふたつ。 ひとつは、大半が本物じゃない」
イーデン
眉を寄せます。
セラ
ランプをひっくり返すと、精霊が落ちてくる。 それに軽く息を吹きかけると、その小さな体は消えた。
セシリア
「え」
イーデン
見ている。
セラ
「精霊の粉からは、魔法の薬が作れます。 それに、幻覚を見せられる精霊もいる」
セラ
「そういう小細工で、実際よりも多く精霊がいるように見せています」
イーデン
「……それでも、軽々と生贄に出せるだけの数はいるんだろう」
セラ
「ええ」
セラ
「救世主の噂を聞きつけて、裁判をしに来た救世主。 ところが戦わずに、簡単に殺せる精霊をもらってしまう」
セラ
「じゃあ、もうここに住もうか、ってなるのは自然だと思いませんか?」
イーデン
「…………」
イーデン
顔をしかめる。
セシリア
そういう救世主もいるのだろう。
セシリア
すべての人間が戦い続けることはできない。堕落の国に落ちてくる救世主は、玉石混交で千差万別だと聞く。
セラ
「さて、この街に住んだとして、コインは無事でいられるでしょうか?」
セラ
「住民や精霊が、コインを盗もうと一日中狙ってくるのに!」
イーデン
「いられないんだろうな」
イーデン
なるほど、と息をつく。
セシリア
「この街自体が巨大な罠……ということですか」
イーデン
「いい街だ」
イーデン
「それで、なんだ? 種火にでもなるのか?」
セラ
「そこで、この僕、パンディオンの右腕たるセラの出番です」
セラ
「僕は、信じられると結構それができちゃうんですよ」
セラ
「そして、パンディオンは、僕が人間を精霊にできると信じている」
イーデン
「救世主の魂はよく燃えるか」
セラ
「どうでしょうね、石炭とかのほうが燃えるんじゃないでしょうか」
セラ
「やめたいんですよ、そういうの」
イーデン
「苦痛か?」
イーデン
「あの男に従うのは」
セシリア
「……しかし、あなたもまた彼を愛している、はずですよね」
イーデン
「…………」
セラ
「彼を愛しています。 彼の役に立ちたいと思います」
セラ
「苦痛なのかどうかは、よくわからない。 多分、喜ぶべきことです」
セラ
「でも、精霊たちは皆僕と同じことを考えている。 これはもしかして、苦痛なんじゃないかって」
セシリア
「パンディオンの心の疵がそうさせる、というわけですね」
セラ
「おそらくは」
イーデン
「そう考えると」
イーデン
「よくまあ反逆できたもんだ、という話にはなるわけだ」
イーデン
「それもこうも堂々と」
セラ
「愛することと、服従することは違います」
セラ
「愛する者が間違っているのなら、試練を与えることも時には必要です」
イーデン
「大地の精霊とやらも同じように考えてくれると助かるんだがね」
セラ
「そこは頑張ってください!!」
イーデン
「善処はする」
イーデン
謎を解き明かせてよかった(素朴)
セシリア
やったね
セラ
解いてもらえてよかったなと思いました
イーデン
シナリオの謎が開けると嬉しいため(そして気にするキャラであるため)
GM
そうして、大地の精霊の元に案内されます。
精霊たちは、瓶の中で眠っているようでした。
大地の精霊
水の精霊と同じように、部屋に瓶が並んでいます。
イーデン
「起こして機嫌損ねねえかね」
セラ
「大丈夫ですよ、僕は人望がありますから!」
イーデン
「なら任せた」
セラ
ごほん、と咳払い。
「大地の精霊たちよ、客人が来ています。 パンディオンの横暴について心を痛める善き救世主です」
大地の精霊
「何……?」「パンディオンの……」「しかし人間だぞ……」「だが、話を聞くくらいは……」「しかし……」
イーデン
ノリを変えてる えらい
セシリア
TPOをわきまえている
イーデン
「悪かったな、あれと同じ人間で」
イーデン
「好きで人間に生まれたわけじゃあない。酌量は貰えんかね」
大地の精霊
「ムム……」「そりゃあ生まれは選べないが……」「しかし人間だぞ!」「だがなぁ……、精霊だとわしらの二の舞いだ……」
イーデン
後から精霊にされても人間嫌いになるのか……なるんだろうな……。
セラ
「皆が人間に不信感を持つのはわかります。 しかし、私や水の精霊が認めた人間です。 1度話を聞いてくれませんか?」
大地の精霊
「セラと水の精霊が?」「いや……水の精霊は誰でも認めるし……」「しかしセラもいるぞ」「いや……セラ……う~ん……」
セラ
「えっ、う~んって何!? 僕ですよ!! 僕の信頼!!」
大地の精霊
「まぁ……聞くか」「聞こう」
イーデン
まぁ……になってる。
セラ
「なんでぇ~!!」
イーデン
「単刀直入に言う。お前たちも人間と長話をしたくはないだろうからな」
イーデン
「俺たちはパンディオンとの裁判を考えている」
大地の精霊
「パンディオンと……!?」「裁判を……」
イーデン
「お前たちの助力が得られれば、俺たちの勝率は相当に上がるだろう。あの男はお前たち精霊に頼り切りと聞くからな」
イーデン
「お前たちの憂いる状況が引っくり返る可能性も上がるというわけだ」
大地の精霊
「まぁ……それはそうか」「我々がパンディオンの武器を管理しているし……」
イーデン
不用心すぎるな……と思いましたが言いません。
イーデン
曲がりなりにも好きな相手の不用心指摘するの、なんか、逆効果な気がするから……。
セシリア
不用心であったほうが助かりますからね。こっちは。
大地の精霊
気付かずワイワイやっています。
イーデン
支えなきゃ的なメンタル奮起されたら困る。
イーデン
才覚で判定してる?
セシリア
うまく説得してる。
セラ
才覚使っているなぁ
イーデン
1ある
イーデン
「利害の一致以上のものを求めるつもりはない」
イーデン
「俺はここで裁判に負けて死ぬのはまっぴらだ。縋れるものがあるのなら藁にでも縋る」
イーデン
「お前たちも、ようやく来た好機を逃したくはないんじゃないのか」
大地の精霊
「藁とか言ったぞ」「わしらは藁なのか?」「人間がわしらを藁?」
イーデン
「いいや」
イーデン
「お前たちにとっては、俺たちが藁だろうな」
イーデン
「俺はそれで構わんよ」
イーデン
「拾えるものはなんであろうと拾っておいた方がいい。脆弱な人の身としてはそう思うがね」
セラ
「別に、皆にパンディオンと戦えと言っている訳ではありません」
セラ
「彼らが戦うのを、見守っていて欲しいだけなのです」
セラ
「そのために、こうやってわざわざ挨拶に来ているのです。 人間にしては丁寧ではありませんか」
イーデン
「…………」
イーデン
セラの助け舟に乗る形で、大地の精霊らに頭を下げます。
大地の精霊
「頭を下げた!」「頭を下げたぞ!」「あの生意気そうな小僧が!!」
大地の精霊
盛り上がっています。
セシリア
盛り上がってる。
イーデン
生意気そうな小僧が頭を下げると効く。
大地の精霊
「人間がわしらに頭を下げた!!」「わしらに挨拶に来て頭を下げた!!」「あの生意気そうな小僧が!!」
イーデン
盛り上がり長いな……。
イーデン
いいけど。下げたままでいます。
大地の精霊
「お前の本気、伝わったぞ」「ああ、協力しようじゃないか」「そこまでの男気を見せられてはな……」
イーデン
なんか必要以上に高評価されてないか?
イーデン
「……頭を上げても?」
セシリア
頭を下げるのって男気なんだ……
大地の精霊
「もちろんだとも!」「わしらが許すまで頭を上げないとは、なんと礼儀正しい青年か」「人間にしておくのは勿体ない」
イーデン
「はは」
大地の精霊
精霊たちも瓶から出てきて、小さな手を差し出します。
大地の精霊
「仲間が苦しむ今の状況をなんとかしたいとは思っておった。 協力しよう」
イーデン
「……そいつは何より」
イーデン
差し出された手を取る。
イーデン
「だが、少しばかり過分な評価だな」
イーデン
「俺には人間風情がお似合いだよ」
GM
というわけで、クエスト成功です。
GM
PKの技能を強制的に1つ変更できます。
GM
また、 5R経過時に精鋭が戦闘から離脱します。
GM
裁判までに考えておいて頂ければ。
イーデン
やった~。了解です。裁判までに決めます。
GM
あと私絶対忘れるので いってね
イーデン
こんな旨味絶対忘れないから安心してください
セシリア
それはそう。
GM
やったぜ 忘れてもいいよ
イーデン
ヤダッ
イーデン
さっき俺には過ぎた評価だ……って言いそうになって慌てて直した
セシリア
呪いか?
イーデン
呪いかも
パンディオン
「セラ! セラはいないか!」
パンディオン
大声を出しながら、屋敷の廊下を歩いている。
パンディオン
「水の精霊達はどうした! いつもなら何も言わずともまとわりついてくるものを……」
パンディオン
「大地の精霊は、午後になってから誰も小言を言いに来ていないぞ!」
パンディオン
召使いが申し訳無さそうに頭を下げる。 彼らは末裔で、何もわかっていない。
パンディオン
彼らは精霊達ほどパンディオンの役には立たなかった。
パンディオン
「私は……私は民草のために働いているというのに……!」
[ パンディオン ] 奇跡の王 : 0 → -1

割り込み:パンディオン 1

GM
PKの手番。
パンディオン
先に判定しちゃお
パンディオン
* セシリアの心の疵『依存』を才覚で抉ります。
パンディオン
割り込みありますか?
イーデン
*横槍します
イーデン
Choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 愛
イーデン
*ティーセットを使用。
[ イーデン ] ティーセット : 1 → 0
イーデン
2d6+2=>7 判定(+愛) (2D6+2>=7) > 2[1,1]+2 > 4 > 失敗 > ファンブル
パンディオン
マジ?
パンディオン
わしがいうのもなんだけど……だいじょうぶ……?
イーデン
うるせえな・・・・・・
セシリア
すいません………
パンディオン
うわっっっっっっっっ
セシリア
笑ってる
セシリア
よくなさすぎる
イーデン
・・・・・・・・・・・・
セシリア
水パイプが確定で落ちちゃう
イーデン
もともとなかったもとだと思えば・・・・・・・・
セシリア
さっきスペシャルしておいてよかった
イーデン
本当になんなんだ……………
GM
スペシャル出す女と愛の横槍でファンブル出す男、なんなんだ??????
セシリア
出目が激しすぎる
イーデン
スペシャル出したのも俺だよ
セシリア
猟奇でスペシャル 愛のファンブル
イーデン
愛なんてもん引くのが悪い
セシリア
猟奇でスペシャルして頭下げてるのよく考えると面白いな。
イーデン
猟奇性はどこに行った
パンディオン
スペシャル出したのもイーデンさんだった
イーデン
6ゾロと1ゾロしか振ってない
セシリア
おもろい
パンディオン
振り幅がデカすぎる
イーデン
どうすればいいかわからないよもう
セシリア
横槍入ろうとして愛のファンブル、逆に…………………になっちゃうからな
イーデン
逆もクソもなく無言になる
GM
PCがお茶会中の判定でファンブルを起こした場合、所持している小道具を1つランダムに失います。
GM
今あるの水パイプだけかな
イーデン
そうなる。
イーデン
なんなんだ。
イーデン
もともとなかったものと思えば気は楽だが……
[ イーデン ] 水パイプ : 2 → 1
パンディオン
ぢゃあ。。。おぢさんふるね。。。
イーデン
クソ…………(どうぞ……)
パンディオン
2d6+3=>7 判定(+才覚) (2D6+3>=7) > 6[1,5]+3 > 9 > 成功
セシリア
イーデンさんのHPが減り、セシリアの依存が抉れました。
[ イーデン ] HP : 18 → 17
[ セシリア ] 依存 : 0 → -1
パンディオン
ロールするか ちょっとまってね
GM
セラは精霊たちの所に案内しつつ、街の様々な様子を二人に見せた。
それは情報を渡すことが目的だが、現状を理解して欲しい、という気持ちも、どことなく感じられるものだった。
セシリア
街は栄えている。道々に灯るランプの中には弱った精霊たちが押し込められ、夜でも煌々と辺りを照らしている。
イーデン
その下、暖かそうな格好で行き交う末裔たち。
GM
街を潤す上水道、鉄を加工する鍛冶場、麦を挽く風車、そして末裔たちを温める暖炉。
セシリア
パンディオンは末裔たちを庇護し、利益をもたらしている。
セシリア
自分を愛する精霊たちを踏み台に、末裔たちから新たな愛を獲得している。そのようにも感じる。
イーデン
だが極めて過酷なこの世界において、その恩恵は紛れもない本物だ。
セラ
「末裔達は、確かに豊かな暮らしをしています」
セラ
「でも、入れ替わっているだけなんですよ。
 ここでは、救世主が苦しみ、末裔が楽をします。
  ……パンディオンは例外ですが」
イーデン
公爵家の庇護下にあるわけでもない街の豊かさが、こうも長く存続している例をイーデンは見たことはない。
セシリア
しかし、パンディオンの脅威度は見立て通りそれほどでもない。
セシリア
恐らくはここが辺境であり、訪れる救世主が少ないことが理由のひとつだろう。
セシリア
少し強い救世主が現れて、この街を欲しがれば、すべてはおしまいだ。
セシリア
本質的には、運に任せた砂上の楼閣であろう。
イーデン
そうなった時のことを、果たしてあの男は考えているのやら。
精霊たちに任せればなんとかなるとは流石に思ってはいないだろうが。
セラ
ランプの間を、縫うように飛ぶ。
子供が石を一段飛ばしで歩くように。
イーデン
きらびやかな子どもの後ろを、言葉少なに歩く陰気な男女。
セラ
「パンディオンは、何かあった時のことを考えていないと思います」
セシリア
セラの背を見る。
セラ
イーデンの思考に答えるように言う。
セシリア
「考えていない──ですか」
セラ
「彼は、元の世界ではどこかの王だったそうです。 もちろん、側近とか、参謀とか、そういうのが側にいました」
イーデン
ふわふわと揺れる眩い金髪に視線を落とす。
セラ
「水の精霊はああだし、地の精霊は変化を嫌います。 風の精霊は面白くないことに興味を示さず、炎の精霊は破壊を好みます。
末裔達は何も意見を言わないし、彼の補佐ができるのは、僕くらいなんです」
イーデン
破壊を好みすぎだろ
セシリア
水の精霊を皆殺しにしてほしい。
イーデン
破壊こそ生きがいの人?
イーデン
「あれの補佐ができるような精霊を生み出してやることは?」
セラ
「僕の脅威度が上がればできるかもしれませんが、今は無理ですねぇ」
セシリア
「……」
イーデン
そうか、と素っ気なく返す。
この現状を維持することに関心があるのではなく、セラ本人の能力に興味を示しての問いかけであったらしい。
イーデン
いや・・・・
イーデン
セシリアさんの依存の項を見て嫌になってきた
イーデン
これが抉られてこれへの横槍に愛を求められてピンゾロ振ったの?
セシリア
実はこの依存って疵、抉られた方が前向きになれていい疵なんですよ
イーデン
じゃあいいか(よくはないよ)
セシリア
誰も彼に意見をしない。
セシリア
人々のために働いているつもりで、それが精霊たちへの搾取であり、堕落の国らしい邪悪さに足を踏み入れていることに気が付いていない。
セシリア
そして、今やこうして信頼していたものが破滅を招いている。
イーデン
堕落の国らしい構図だ。
愚かなもの、弱きもの、運のないものが搾取される。
イーデン
この先に裁判が起こったとして、
イーデン
斃れるのはやはり愚かで弱く運のなかった側であろう。
セシリア
救世主たちは正義を、正当性を、裁判によって証明する。
セシリア
パンディオンはその正しさを証しだてる必要さえなく、愛によって赦されてきた。
セシリア
その一方でかれは、誰の知恵も得られることなく孤独であった。
セシリア
イーデンへ目を向ける。
イーデン
向けるな!!
セシリア
依存抉られてるんだから見るに決まってるのだが?
イーデン
まだ抉られてないだろ!
イーデン
あーあーあーあー
GM
まだ抉ってないけど見てくれると嬉しいので嬉しくなる
イーデン
セシリアを顧みることはなく歩く男。
セシリア
自分がこの位置に収まっているのは、彼の言葉に端を発している。
セシリア
自分の意見を進んで言うことなく、彼の判断基準に従い、彼の判断に沿って思考することが、あの場で殺されない条件だった。
セシリア
狡い取引であったと思う。
セシリア
彼ではなく、私がだ。
セシリア
私は、そうすることをむしろ望んでいた。
セシリア
私の判断に従うことなく、指示を与えてくれ、すべてを決めてくれるひとを求めていた。
セシリア
けれどそれは……
イーデン
ヴーーーーーーーーーン
イーデン
準備運動されてる
GM
望んでいたねぇ
イーデン
俺はこの後ピンゾロのRPをしますが……
イーデン
スペシャルで頭下げたらピンゾロで何すればいいんだよ
GM
スペシャルで頭を下げて大絶賛され、愛の横槍ピンゾロで何すればいいんだよになっている人
イーデン
愛の横槍ピンゾロです
GM
なんかPKも横槍失敗してるんだよな ここ横槍失敗率高くない?
セシリア
スペシャルとファンブルしか出さないとRPに困るとされる。
イーデン
PKがそんなに失敗してるの珍しいよ
イーデン
いや1回は通してるけど出目が1だからな
GM
横槍してんのがセラだから、やる気ないのかもしれない
イーデン
なさそう そのままでいてくれ
セシリア
「……パンディオンは、孤独な王ですね」
セシリア
「いま彼が引き受けている負担は、相当のものでしょう」
イーデン
「…………」
セシリア
「末裔たちは頼りにならず、精霊たちも愛するばかりで考えも述べてくれない」
セシリア
私は、いまあなたに同じ負担を与えている?
セシリア
あなたが意見を求めてくれるから、あなたの役に立てているつもりでいるけれど。
セシリア
それはあなたに甘えているだけではないかしら。
セシリア
私はあなたが斃れたあとのことを、考えたく、ない。
GM
加速が上手すぎる
イーデン
やめろ
イーデン
馬鹿の考え休むに似たりって言葉がよお~~~~!!
GM
準備運動が上手すぎる
イーデン
嫌な圧が背中にかかってくる!!!
セシリア
圧をかける女になってしまった。
イーデン
ずっとなってはいるだろ
イーデン
そういう設計じゃん! そういう設計じゃん!
GM
不意に、一陣の風がセシリアの髪を揺らす。
GM
気がつくと、周囲には見晴らしのいい草原が広がっていた。
セシリア
「……え?」
GM
草原には、一人、パンディオンが立っていた。
パンディオン
「……やぁ、どうも」
セシリア
「……」
イーデン
あっ圧が背中から消えた
セシリア
きれいな風~
セシリア
相手へ意識を向けたまま、周囲を探る。イーデン、セラの気配を。
パンディオン
「風の精霊の力を借りて、幻を見て頂いています。 あなたと少し話がしたかったのでね」
GM
二人の気配はない。 いや、正確には、夢の中のようにぼんやりとしている。
セシリア
迂闊だった。精霊を従え、コインを奪うことさえさせているのなら、街の隅々まで彼の目が届いていると考えるのが自然だった。
イーデン
おじさんとふたりきりだ
イーデン
発狂おじさんとふたりきりになってる
セシリア
発狂おじさんと二人きりになっちゃったよ~。
イーデン
ピンゾロ振ったから手出しできないな~! 愛でピンゾロ振ったからさ~!
イーデン
隔離されて元気になっちゃった
パンディオン
元気になってる
イーデン
隔離されたならこのピンゾロは全然見つけられなかったとかの方向で処理できますからね!!
パンディオン
なるほどな~
イーデン
セシリアがどこに連れて行かれたか……まったくわからないぜ!!
セシリア
元気になってる。
イーデン
PLは元気になりました
セシリア
「お話ですか」
パンディオン
「ええ」
パンディオン
「もう一人の彼は、話すら聞いてくれなさそうな雰囲気がありましたので。
 まずは、あなたに」
イーデン
あんなに話をしたのに。
セシリア
すべてを引き受けて話してた。
パンディオン
本当にいい街だなって思ってる顔じゃなかったし。。。
イーデン
おじさんのこと傷つけちゃった
セシリア
「……どのようなお話でしょう」
セシリア
交渉事は昔から苦手だった。
パンディオン
「セラから話を聞いたでしょう」
パンディオン
「私は一人で、この街を治めている」
セシリア
横にはいま、彼がいない。緊張が滲む。
パンディオン
嘘のように澄んだ青空を見上げる。
パンディオン
「私は本当に、平和に暮らしたいだけなんですよ。 権力への執着もない」
パンディオン
「しかし、私一人に権力を集めすぎた。 私が倒れれば、この街は終わりだ」
セシリア
「……」
パンディオン
「私は、補佐となる救世主が欲しい。 あるいは、私が補佐となってもいい」
パンディオン
「堕落の国の生活は過酷だ。 あなたも、一緒にいた彼をむやみに危険な目に合わせたくはないでしょう」
セシリア
依存抉れてるからおじさんから誘われてるけど今の男がいいから…って断る女になってしまう
イーデン
ヤバい
イーデン
逆にそっち舐めたほうがいいのか?(舐めません)
セシリア
セッションが終わったらこの依存を恋心にするね(今の予定)
イーデン
破壊したい その予定
セシリア
有能めちゃくちゃ舐められたら予定変わるかも。
イーデン
がんばるか……(PLはその気だがPCは一切気にしていない)
セシリア
パンディオンの言葉を、沈黙して聞いている。
セシリア
……堕落の国の生活は過酷だ。
セシリア
けれどパンディオンは、その過酷さをほんとうの意味では理解していないのだ。
セシリア
かれは精霊に愛され、堕落の国で課されるべき責務というものを課されてこなかった。
セシリア
穏やかな生活を維持することに腐心し、それを成してきた。
セシリア
堕落の国で、人々に愛されながらの孤独な4年は、きっと長かっただろう。
セシリア
「堕落の国の奇跡の力には、限りがあると聞きます」
セシリア
「……救世主が残りの一人にならない限りは、この世界は救われない……」
セシリア
「救済を待望して、堕落の国は今も救世主を呼び続けている」
セシリア
静かな声で、女は堕落の国について語る。
セシリア
あたかも、堕落の国に落ちてきたばかりの救世主に対して語るように。
パンディオン
「私はここで4年、生きました」
パンディオン
「このままもう4年、8年、16年、そしてそれ以上待っても、この世界は救われないかもしれない」
セシリア
痛みを感じる。
セシリア
かれは昨日まで続いていた日々が、明日も変わらず続くと信じている。
パンディオン
「明日のパンがなければ、未来のことなど考えられない
 金庫に蓄えがなければ、将来のことなど考えられない」
パンディオン
「私はまず、生活基盤を整えることこそが大切だと思います」
パンディオン
「あなた達はどうするんですか? この世界を救う、ラストアリスになると?」
セシリア
「……いいえ」
セシリア
「彼がそれを聞いたら、鼻で笑うでしょうね」
パンディオン
「あなたは?」
セシリア
「私は……」
セシリア
笑った。自分の醜さを真正面から見なければならない時に出る乾いた笑い。
セシリア
「私は、彼に盲目的に従いたいと思っているんです」
セシリア
疵が露出し、その下の毒々しい赤い肉が覗いている。
パンディオン
「……盲目的に?」
セシリア
「パンディオン、私はあなたの補佐になどなれません」
セシリア
「彼は明日を信じていない。彼はこの世界が救えるなどと思っていない。
 この世界に絶望し、この世界を厭うている」
セシリア
「この街は精霊たちの犠牲の上に成り立っていますね」
セシリア
「それはこの堕落の国においては、それほどの悪ではないと、私は思います。
 彼も、恐らくそう判断すると思います。頭では」
セシリア
「それと同時に、彼はこの街をひどく厭うている」
セシリア
「精霊に愛されているから裁判をする必要がないのだと穏やかに言いながら、犠牲を当然に他人に強いるあなた」
セシリア
「そのあなたを愛し、従う精霊たち。末裔たち」
セシリア
「でも彼はそう言わない。それをばかばかしいと思うから」
セシリア
「だから彼は、いつも──落としどころを探している」
パンディオン
「心酔、しているのですね」
セシリア
「ええ。私の王は、あなたではなく彼なのです」
イーデン
オイ!!!
イーデン
この解体されている感覚が一番嫌なんだよ!!!
パンディオン
わはははは
イーデン
わかりやすすぎる男をやっています そんなにわかりやすくないだろ! わかりやすすぎるけど…………
セシリア
自分が抉れているときに他人のキャラを解体する女がいるらしい。
パンディオン
面白い
イーデン
なんでだよ!
イーデン
何言ってんだこの女?
セシリア
抉られると本心をどばどば吐いていいと思ってる。
イーデン
それはわかる。
イーデン
抉られたり発狂したときは本心チャンス。
セシリア
でもこれ裁判で逆転とかしたときにぶちまけられるよりはよくないですか? イーデンさん聞いてないから。
イーデン
それはそう
イーデン
聞かすな こんな話を男に
パンディオン
深いため息を吐く。
パンディオン
「それだけの洞察力を持ちながら、思考を失い、男に従い、お飾りのように微笑むことを美徳としますか」
セシリア
「……ええ」
パンディオン
「ただ心酔した相手によりかかり、自らの責任を放棄して、甘い汁だけを啜ろうとする」
パンディオン
「賢そうな女だと思ったが……、とんだ見当違いだったようです」
セシリア
「……その通りです。残念ですが、あなたのお誘いはお受けできません」
セシリア
女は胸に手を当て、貴婦人のように礼をした。
パンディオン
小馬鹿にしたように鼻を鳴らす。
GM
また、一陣の風が通り過ぎた。