決戦フェイズ
GM:グラジオラスの残した血の痕を辿ると、それは校舎の外へと続いていく。GM:辿り着いた先は、運動場。
GM:だだ広い運動場の中央に長刀が突き立てられている。
真城朔:仰向けに転がされた真城朔の胸の中央を貫いて、長刀が聳え立っている。
グラジオラス:グラジオラスは別の長刀を握り締めて、その隣に立っている。
グラジオラス:真城を中心に、血の紋を刻んでいる。
グラジオラス:フォロワーたちはグラジオラスの周囲を固めている。
夜高ミツル:「…………真城?」
真城朔:真城は動かない。
糸賀大亮:「チ……」
真城朔:返事をしない。
夜高ミツル:血の気の引く感覚。
真城朔:片腕は失われている。武装の杭も尽きている。
夜高ミツル:「……っ、真、城、真城!! おい!!」
真城朔:投げ出された右腕も、肩からおかしな方向に曲がっている。
乾咲フラン:「……」先程の笑顔はあっさりと失われ、顔を僅かに歪めている。
夜高ミツル:「……返事しろよ、なぁ……」
糸賀大亮:「……ひとりで突っ込むなよ、夜高。そう簡単に死なないはずだ、あいつは……」
夜高ミツル:「……っ」 そうだ、ろうか。いくら真城が普通とは違うからと言っても。
糸賀大亮:大亮も確証があるわけではない。それらしいことを言って、ミツルを引き留めたかっただけだ。
乾咲フラン:「生きてる。生きているよ……」そう信じたい。
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:「……来たか」
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:拳銃を構えながら、野嶋がハンターを睨み回す。
『パシられていた』里井雅也:里井も……まあ……ボロボロだけどがんばってますね。います。
『数の妹』冬園文:文はグラジオラスの隣にいます。
忽亡ゆかり:「……野嶋」
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:「忽亡」
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:「元気そうで何よりだよ。強いな、お前は」
忽亡ゆかり:「……どうかな」
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:「いや。お前は強いよ。俺よりもずっと」
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:「お前くらい強ければ、俺も、最初から――いや」
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:グラジオラスを振り返る。
忽亡ゆかり:「……………」
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:「……ちっと恩知らずだったか、今のは」
忽亡ゆかり:「律儀なヤツだな」
グラジオラス:「構わない」と野嶋に首を振ってから、
グラジオラス:ミツルを見る。
夜高ミツル:「……紅谷」
夜高ミツル:変わらずそう呼びかけていたのは、
夜高ミツル:あるいは、どこかで期待していたのかもしれない
夜高ミツル:もしかして、元の紅谷菖太に戻ってくれるんじゃないかと。
夜高ミツル:でも、やっとミツルにも理解できた。あいつは戻らない。紅谷菖太はもういない。
グラジオラス:「人間の目には、泥舟に映るのも道理だろう」
グラジオラス:一歩、
グラジオラス:一歩、足を進めながら、狩人へと向かってくる。
真城朔:背後には真城がいる。横たわっている。動かない。
真城朔:瞼のひとつも動かさないまま仰臥して、その胸を貫かれている。
夜高ミツル:「……グラジオラス。俺はお前を許さない」
夜高ミツル:「……殺してやる……!」
グラジオラス:ふ、と目元を僅かに緩めてから、
グラジオラス:「やってみせろ」
グラジオラス:そう答えて、血の刃を展開した。
夜高ミツル:心から誰かを殺したいと思ったのは、生まれて初めてだった。
糸賀大亮:大きく息を吸って、杭に指をかける。
忽亡ゆかり:「夜高くん」
忽亡ゆかり:「彼はもうクラスメイトでも人間でもない」
忽亡ゆかり:「だから殺せる。……そう思い込むんだ」
夜高ミツル:「……はい」
夜高ミツル:「生かしてちゃいけない……あんな、あんな奴は……」
忽亡ゆかり:「私はそうしてきたし、今日もそうする」かつての知己の顔を見ながら、自分に言い聞かせるように。
乾咲フラン:格闘の構えを取る。
乾咲フラン:「お前は私の逆鱗に触れたのだ。そして彼らの心も傷つけた。そこの小さい子には悪いが……滅びて貰う。」
糸賀大亮:「……ああ、殺すしかないんだ。吸血鬼は……殺すしかない」
糸賀大亮:言い聞かせるように呟いて、杭を構えた。
グラジオラス:グラジオラスは長刀を翳す。
グラジオラス:「守りたいものを、守るというのなら」
グラジオラス:「それだけの力を見せてみろ。――お前たちのな」
決戦:ラウンド1
グラジオラス:IST
BloodMoon : 先制判定指定特技表(3) → 《日常/環境3》
グラジオラス:先制ハンター→モンスター&フォロワー→後攻ハンター の順番で行動します。
グラジオラス:先制ハンター同士、後攻ハンター同士の順番は自由。モンスターとフォロワーも自由にやります。
乾咲フラン:2D6>=8 (判定:現れる)
BloodMoon : (2D6>=8) → 7[3,4] → 7 → 失敗
夜高ミツル:2D6>=8 (判定:蹴る)
BloodMoon : (2D6>=8) → 8[2,6] → 8 → 成功
糸賀大亮:2D6>=7 (判定:蹴る)
BloodMoon : (2D6>=7) → 8[3,5] → 8 → 成功
忽亡ゆかり:2D6>=8 (判定:走る▲)
BloodMoon : (2D6>=8) → 3[1,2] → 3 → 失敗
グラジオラス:ですね。
グラジオラス:ではミツルと大亮から行動どうぞ。
糸賀大亮:これは処理順的にはまず腸貫きを宣言か
糸賀大亮:腸抜き、目標はグラジオラス えーと 二度打ちも使います
グラジオラス:OK
糸賀大亮:2D6>=5 (判定:測る)
BloodMoon : (2D6>=5) → 6[1,5] → 6 → 成功
グラジオラス:打撃力と狩人の誓い。
糸賀大亮:2d6+3
BloodMoon : (2D6+3) → 8[2,6]+3 → 11
グラジオラス:高いなー
グラジオラス:-4ね
グラジオラス:回避します 防御力2
グラジオラス:2D6-4+2>=6 (判定:跳ぶ)
BloodMoon : (2D6-4+2>=6) → 5[2,3]-4+2 → 3 → 失敗
グラジオラス:常駐アビリティ「革命家」の効果発動を宣言。
グラジオラス:ダイスの2をひっくり返して5に変更、出目が3上昇して回避ですね。
グラジオラス:糸賀大亮のテンションが7増加!(テンション:14->21)
グラジオラス:糸賀大亮は激情を獲得!(激情:1->2)
グラジオラス:グラジオラスのテンションが3増加!(テンション:17->20)
グラジオラス:グラジオラスは激情を獲得!(激情:1->2)
グラジオラス:グラジオラスの血量が6減少!(血量:12->6)
グラジオラス:RPをどうぞ。避けるので。
糸賀大亮:ハーイ。避けられるが格好つけとくか。
糸賀大亮:杭を持って、息をつく。自分は狩人だ、と言い聞かせる。
糸賀大亮:まさにこの杭に誓ったんだ。死んだ仲間に。……師匠に、教えられたこの杭に。
糸賀大亮:その誓いを、俺は裏切ってしまったのだろうか。
糸賀大亮:……いや、まだだ。まだ俺は狩人だ。
糸賀大亮:息を吐いて、駆け出す。今までとは違って、頭は冷えている。
糸賀大亮:声もなく、杭を突き出した。相手が吸血鬼であったとて、避けられない自信はあった、が。
グラジオラス:その動きは、吸血鬼であるとしても信じがたい身のこなしだった。
グラジオラス:突き出した杭に上から掌をかけて抑え込む。
糸賀大亮:「……ッ!」
グラジオラス:腕の力で身体を跳ね上げ、大亮の頭の上を跳び上がり、
糸賀大亮:背筋に寒気が走る。視線で吸血鬼を追いかけるが、届かない。
グラジオラス:大亮に血の刃を降り注がせながら、グラウンドへと着地する。
グラジオラス:ではそのまま夜高の手番をどうぞ。
夜高ミツル:俺には暴力しかないのでグラジオラスに暴力を振るいます
夜高ミツル:2D6>=5 (判定:捕らえる)
BloodMoon : (2D6>=5) → 7[2,5] → 7 → 成功
乾咲フラン:わあい
夜高ミツル:1d6
BloodMoon : (1D6) → 5
夜高ミツル:暴力を振るいたい気持ちがダイスに出てる
グラジオラス:回避します。
グラジオラス:「当て身投げ」を組み合わせて。
乾咲フラン:カス
グラジオラス:2D6-2+2>=6 (判定:開ける)
BloodMoon : (2D6-2+2>=6) → 12[6,6]-2+2 → 12 → スペシャル(【余裕】+3)
乾咲フラン:クソ!11!
夜高ミツル:は?
グラジオラス:常駐アビリティ「英雄」の効果発動を宣言。
グラジオラス:余裕が12増加します。
グラジオラス:グラジオラスの余裕が12増加!(余裕:12->24)
夜高ミツル:ぐうえええ
グラジオラス:余裕が0なので部位ですね。
グラジオラス:BRT
BloodMoon : 身体部位決定表(8) → 《口》
グラジオラス:夜高ミツルへ1個の部位ダメージ!(部位ダメージ:0->1)
グラジオラス:1d6で2以上で成功です。まだ余裕だね。
乾咲フラン:オピャアwww
夜高ミツル:1d6
BloodMoon : (1D6) → 6
グラジオラス:OK
夜高ミツル:グラウンドに着地したグラジオラスに、ナイフで斬りかかる。
夜高ミツル:「……っ!!」
夜高ミツル:怒りに身を任せて、思い切り腕を振る。
グラジオラス:素人くさい動きに、その手首を掴み上げる。
グラジオラス:ミツルの腹に膝を入れて身体を跳ね上げ、
夜高ミツル:「……ぐっ!」
グラジオラス:勢いのまま投げ放ち、運動場の地面へと顔を突っ込ませた。
夜高ミツル:「っ、うぅっ!」
夜高ミツル:受け身を取ることもできず、無様に地面に落ちる。
糸賀大亮:「夜高!」
乾咲フラン:「夜高クン!」
忽亡ゆかり:「っ……!」
夜高ミツル:ゲホゲホとむせながら、なんとか地面に手をついて立ち上がる。
忽亡ゆかり:おい
乾咲フラン:アメリカだったら裁判もの
糸賀大亮:訴訟だ訴訟
グラジオラス:いやー
グラジオラス:まさかこんなことがね
グラジオラス:革命家も英雄もマジで最悪のアビリティだと思います。
糸賀大亮:余裕24ウケる
夜高ミツル:誰だよすぐ倒せるって言ったの
糸賀大亮:ぶっこきやがって
忽亡ゆかり:余裕すぎる
グラジオラス:こんなとこで素のスペシャル出るとは思わないだろ!
グラジオラス:では『数の妹』冬園文から動きます。
グラジオラス:レベル6亡霊の上位特殊能力により、疑似吸血鬼の特殊能力を保持。
乾咲フラン:ヒヒヒ
グラジオラス:『暗黒召喚』を使用します。
糸賀大亮:わーお
夜高ミツル:ヒィ~~
『数の妹』冬園文:2d6>=5
BloodMoon : (2D6>=5) → 11[5,6] → 11 → 成功
『数の妹』冬園文:この場にいる「人間」「接触者」であるハンターの余裕を0に。
『数の妹』冬園文:つまり……既に0になっているミツルくん以外全員ですね。
『数の妹』冬園文:糸賀大亮の余裕が6減少!(余裕:6->0)
『数の妹』冬園文:忽亡ゆかりの余裕が6減少!(余裕:6->0)
『数の妹』冬園文:乾咲フランの余裕が6減少!(余裕:6->0)
糸賀大亮:わーお
夜高ミツル:すごい!一体とか書いてないぞこのスキル!
乾咲フラン:効率的に部位もぎマン!11
『数の妹』冬園文:「……しょうたくん!」
『数の妹』冬園文:グラジオラスの動きに合わせて、文が叫ぶ。
『数の妹』冬園文:呼応して運動場に満ちていた血霧が濃度を増して、
『数の妹』冬園文:狩人たちの視界を奪った。
『数の妹』冬園文:残りのフォロワーはとりあえず恐慌してる大亮さん狙っときますか。
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:2d6>=9 基本攻撃>大亮
BloodMoon : (2D6>=9) → 10[4,6] → 10 → 成功
夜高ミツル:嘘でしょ
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:1d6+3 ダメージ
BloodMoon : (1D6+3) → 5[5]+3 → 8
糸賀大亮:ギャー
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:せっかくだから拳銃使います。
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:1d6 追加ダメージ。
BloodMoon : (1D6) → 5
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:13ダメージです。
夜高ミツル:2部位!?
糸賀大亮:えーと、-5?
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:13だから-5ですね、回避
糸賀大亮:やるか~
糸賀大亮:2d6-5=>5
BloodMoon : (2D6-5>=5) → 10[5,5]-5 → 5 → 成功
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:おっ
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:えらい
乾咲フラン:やったぜ
夜高ミツル:えらい!!
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:糸賀大亮のテンションが3増加!(テンション:21->24)
糸賀大亮:早くも暴力しか振るえなさそうになってきた
『パシられていた』里井雅也:里井も大亮さん狙いまーす。
『パシられていた』里井雅也:2d6>=9 基本攻撃>大亮
BloodMoon : (2D6>=9) → 5[2,3] → 5 → 失敗
乾咲フラン:里井ィ
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:野嶋が大亮に狙いをつけ、引き金を引く。
糸賀大亮:拳銃の相手は本当に嫌だ。
糸賀大亮:身をよじって避けておきます。
グラジオラス:グラジオラスが行動します。
グラジオラス:ミツルくんに血牙+拍車。
グラジオラス:特技は……どうしようかな。
グラジオラス:ここは休まないでいきましょうか。
グラジオラス:2D6+1>=5 (判定:休まない)
BloodMoon : (2D6+1>=5) → 3[1,2]+1 → 4 → 失敗
グラジオラス:では革命家。
乾咲フラン:フランス革命野郎!1!
グラジオラス:1を6に変更して成功ですね。血量尽きたな。
夜高ミツル:このやろ~~
グラジオラス:ダメージは固定値が 打撃力1と戦闘体4と神の拳が6で
グラジオラス:固定値が11。
乾咲フラン:おひぃ
グラジオラス:2d6+11 ダメージ
BloodMoon : (2D6+11) → 9[4,5]+11 → 20
夜高ミツル:ひっひひ
グラジオラス:回避は……えーと、防御力あるから-6ですね。
夜高ミツル:これ激情使っても避けられないのでは?
グラジオラス:6が出ればスペシャルにできる。
グラジオラス:どうします?
夜高ミツル:賭けるしかない 可能性に 回避します
グラジオラス:がんばれ
夜高ミツル:遠いんだよな~
夜高ミツル:2D6-6>=9 (判定:捕らえる)
BloodMoon : (2D6-6>=9) → 8[2,6]-6 → 2 → 失敗
夜高ミツル:激情!!!
夜高ミツル:これは6!!!
グラジオラス:かっこいいね。
乾咲フラン:やった~
グラジオラス:グラジオラスの血量が6減少!(血量:6->0)
グラジオラス:グラジオラスのテンションが6増加!(テンション:20->26)
グラジオラス:夜高ミツルは激情を使用!(激情:1->0)
グラジオラス:夜高ミツルのテンションが3増加!(テンション:20->23)
グラジオラス:夜高ミツルの余裕が3増加!(余裕:0->3)
グラジオラス:グラジオラスは投げ飛ばした夜高を追い掛ける。
グラジオラス:グラウンドを転がった夜高へと、上段から血刀を振り下ろし、
グラジオラス:その首を跳ねようとする。
夜高ミツル:「!」
夜高ミツル:間一髪で、首を捻ってその刃を躱す。
グラジオラス:血刀がグラウンドの砂を大きく割る。
グラジオラス:横たわったままの夜高へと追撃を喰らわそうと、その刀をもう一度振り上げ――
グラジオラス:後攻ハンターの行動です。
グラジオラス:どうぞ。
夜高ミツル:無理に回避した後の姿勢で、続く攻撃は避けきれない。
乾咲フラン:跳躍攻撃+変装で
グラジオラス:OK 判定を
乾咲フラン:2D6>=5 (判定:跳ぶ)
BloodMoon : (2D6>=5) → 5[1,4] → 5 → 成功
グラジオラス:+1あるから!
グラジオラス:攻撃力があるだろ!
乾咲フラン:なるほどね(痴呆)
グラジオラス:ダメージは5d6+1ね。嫌過ぎる……
乾咲フラン:5d6+1
BloodMoon : (5D6+1) → 21[2,3,5,5,6]+1 → 22
グラジオラス:乾咲フランのテンションが10増加!(テンション:10->20)
グラジオラス:乾咲フランは激情を獲得!(激情:1->2)
グラジオラス:グラジオラスの余裕が22減少!(余裕:24->2)
グラジオラス:本当にな。
グラジオラス:でも回避不可なのでそのまま命中で、恐慌が入りますね。
夜高ミツル:これで余裕消し飛ばせないのなんで~
グラジオラス:カスめ、って言おうとしたけどこの構成持ち込んでこの状況に陥れたGMが言っていいことじゃないな、と思いました。
乾咲フラン:当然の権利だよなぁ~!
糸賀大亮:やっぱデータ作れても運用とか判断が覚束ないな~
糸賀大亮:だから怯えてたのだが……
忽亡ゆかり:5d6+1…・・・・
グラジオラス:まあ全滅しても大丈夫になってるから。
乾咲フラン:真城くんがモズのはやにえになってるのに!?
糸賀大亮:大丈夫の意味を問うRPGになる
糸賀大亮:まだ余裕が残ってるのウケる
忽亡ゆかり:きもい
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:刀を振り上げるグラジオラスの所に野嶋が近づきます。
グラジオラス:「!」
グラジオラス:それでも殺意には、一瞬早く気付く。
グラジオラス:ミツルへと振り下ろそうとする手が止まる。
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:飛び上がり、並の人間ならば目にも留まらぬ速さでグラジオラスに蹴りを浴びせます。
グラジオラス:「ぐっ!」
忽亡ゆかり:「!? …………!!」遅れて、目の前の信じがたい光景の意味を理解する
グラジオラス:がら空きの胸元へと、痛烈な一撃。
夜高ミツル:「……!?」
夜高ミツル:こっちは理解してない
夜高ミツル:仲間割れかな……?
乾咲フラン:そのままミツルの元に飛び込んで抱えると、野嶋に見せかけた巧妙なフェイスペイントが剥がれ落ちて行きます。
乾咲フラン:ばっさりと髪の毛が解け、キラキラと輝きを放つ。
グラジオラス:軽く吹き飛ばされ、運動場に踏み締めた足の跡が残る。
夜高ミツル:「な……っ、!?」
夜高ミツル:「い、乾咲さん……!?」
乾咲フラン:「虚を突く事ぐらいはできたかな。」
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:「チッ……」
夜高ミツル:「あ、りがとうございます……」
乾咲フラン:「一度限りの大技だ、次は当てられない。」だから、頑張って立てとミツルに。
夜高ミツル:「……、はい」
グラジオラス:では最後にゆかりさんの手番ですね。
グラジオラス:もう交差が3D6ですね。
グラジオラス:恐慌も入って固定値+4か。打撃力含む。
忽亡ゆかり:フランに注目が集まったところを、すかさずグラジオラスに一閃を振るう
忽亡ゆかり:さすがに当たらないかな
グラジオラス:ではその一撃は長刀の柄で弾く。
グラジオラス:振り向き、金色の目を輝かせ、
忽亡ゆかり:「……っとぉ」
グラジオラス:ゆかりを見据える。
忽亡ゆかり:「ちぇっ。手の内、見せすぎたかな」
忽亡ゆかり:正面から対峙する。ナイフを構える。
忽亡ゆかり:不意打ちという戦術を奪われ、手の内も読まれた状況でなお、ゆかりは笑ってみせた。
グラジオラス:「…………」
忽亡ゆかり:「それじゃあ……正々堂々、行ってみようか!」
忽亡ゆかり:先程の忍ぶような動きが嘘のような大胆な踏み込み。
グラジオラス:長刀の切っ先をゆかりへと向ける。
忽亡ゆかり:交差攻撃振ります
忽亡ゆかり:2D6+1>=5 (判定:刺す)
BloodMoon : (2D6+1>=5) → 7[3,4]+1 → 8 → 成功
忽亡ゆかり:3d6+4 ダメージ!
BloodMoon : (3D6+4) → 9[2,3,4]+4 → 13
グラジオラス:回避します
グラジオラス:2D6-5+2>=7 (判定:振る)
BloodMoon : (2D6-5+2>=7) → 8[2,6]-5+2 → 5 → 失敗
忽亡ゆかり:オエッ
グラジオラス:2を6に変更してスペシャルで回避。
夜高ミツル:ゲェ~
夜高ミツル:恐慌じゃん
忽亡ゆかり:こんなことって……
乾咲フラン:オンギャ~
グラジオラス:忽亡ゆかりのテンションが5増加!(テンション:18->23)
グラジオラス:忽亡ゆかりは激情を獲得!(激情:1->2)
グラジオラス:グラジオラスのテンションが3増加!(テンション:26->29)
グラジオラス:グラジオラスは激情を使用!(激情:2->1)
グラジオラス:グラジオラスの余裕が12増加!(余裕:2->14)
糸賀大亮:うわー
乾咲フラン:余裕マジクソ
糸賀大亮:余裕しゃくしゃく
グラジオラス:ゆかりさんは恐慌ですね。
忽亡ゆかり:先程とは別人のような動き。暗殺術とは全く別の型で。
忽亡ゆかり:大ぶりな攻撃で反撃を誘い、素早くカウンターを試みる。しかし……
グラジオラス:大胆な一撃に対して、正面からそれを受ける。
グラジオラス:吸血鬼の持つ、圧倒的な強者の持つ、
グラジオラス:力ゆえの、余裕。
忽亡ゆかり:「うぐ……!」
グラジオラス:拍車による追加行動でグラジオラスが動きます。
グラジオラス:ちょうどいいからこのままゆかりさんを狙いましょう。
グラジオラス:2D6+1>=5 (判定:休まない)血牙。
BloodMoon : (2D6+1>=5) → 4[2,2]+1 → 5 → 成功
グラジオラス:2d6+11 ダメージです。
BloodMoon : (2D6+11) → 7[1,6]+11 → 18
忽亡ゆかり:fxxk
グラジオラス:休まないから-6つけてどうぞ。
忽亡ゆかり:回避
忽亡ゆかり:2D6-6>=9 (判定:捕らえる)
BloodMoon : (2D6-6>=9) → 6[1,5]-6 → 0 → 失敗
グラジオラス:2個使えば回避ですね。
忽亡ゆかり:チクショーーーー!!使います!!!!!!!
グラジオラス:OK
グラジオラス:カウンターに対するカウンター。
グラジオラス:肉薄してきたゆかりに対する、
グラジオラス:首を狙った一閃。
グラジオラス:激情的に回避してください。
忽亡ゆかり:「うおおおおおるぁああああああああ!!!!!!」大きく仰け反って、そのまま倒れ込む勢いで、グラジオラスの顔に向かって全力で足を振り上げる!!!
グラジオラス:「!」
グラジオラス:顔への蹴りを、避けない。
グラジオラス:思い切り蹴りを入れられながらもゆかりに一撃をくれようとするが、
グラジオラス:しかしその軌道はどうしてもぶれた。
忽亡ゆかり:倒れこんだゆかりの鼻先を、攻撃が掠めていく。
忽亡ゆかり:すばやく起き上がり、後ろへと飛び退いた。
忽亡ゆかり:「はー、はーっ……っぶな!」
グラジオラス:再び運動場を割る。
グラジオラス:顔に残った靴の跡も気にせずに、
グラジオラス:長刀を振り上げて、金色の瞳を爛々と輝かせた。
GM:忽亡ゆかりのテンションが3増加!(テンション:23->26)
GM:忽亡ゆかりは激情を使用!(激情:2->0)
GM:忽亡ゆかりの余裕が3増加!(余裕:0->3)
GM:あぶね
GM:当て身投げのときの回避とアビリティコスト支払ってなかったっすね
GM:今入れます
GM:グラジオラスのテンションが6増加!(テンション:29->35)
GM:グラジオラスは激情を獲得!(激情:1->2)
決戦:ラウンド2
GM:IST
BloodMoon : 先制判定指定特技表(6) → 《心臓/胴部7》
夜高ミツル:ゆかりさん援護もらっていいかな!?
忽亡ゆかり:援護します!
夜高ミツル:ありがとう +4!
夜高ミツル:2D6+2+2>=7 (判定:操作) 興奮剤と援護
BloodMoon : (2D6+2+2>=7) → 7[2,5]+2+2 → 11 → 成功
忽亡ゆかり:2D6>=8 (判定:刺す)
BloodMoon : (2D6>=8) → 8[3,5] → 8 → 成功
糸賀大亮:2D6>=6 (判定:測る)
BloodMoon : (2D6>=6) → 8[2,6] → 8 → 成功
乾咲フラン:2D6>=7 (判定:跳ぶ)
BloodMoon : (2D6>=7) → 7[2,5] → 7 → 成功
GM:夜高ミツルのテンションが2増加!(テンション:23->25)
GM:忽亡ゆかりのテンションが3増加!(テンション:26->29)
糸賀大亮:燃えた~
乾咲フラン:シャオラー
糸賀大亮:ぜえーぜえー
GM:全員成功! かっこいいですね。
夜高ミツル:殺意がダイスに出てる
糸賀大亮:やるしかねえんだここまできたら!!!!(泣いている)
GM:その意気
夜高ミツル:ゆかりさん先に動いて気を引いてもらっていいですか?
忽亡ゆかり:します!
夜高ミツル:ありがとう ありがとう めちゃめちゃ頼ってしまっている
GM:夜空を覆っていた雲が晴れる。
GM:隠れていた満月が顔を出して、吸血鬼の背に浮かぶ。
忽亡ゆかり:「せっ!」体勢を立て直せば、すぐに反撃へ。
グラジオラス:突き入れられたナイフの一撃を、長刀の峰で受け止める。
忽亡ゆかり:「ぬうっ!」
グラジオラス:最小限の動きで、小さな刃を弾き飛ばし、
グラジオラス:踏み込んで上段から斬りかかる。
忽亡ゆかり:すかさず一歩引いて、攻撃を避ける。なびく髪が切断され、はらりと舞った。
グラジオラス:ゆかりを追い続ける。空振った上段の一閃から、刃の向きを変えて横ざまに斬り払う。
忽亡ゆかり:「ちょっ、ととっ」慌ててその攻撃も避ける。
グラジオラス:血の刃を周囲に展開し、さらにゆかりへと真っ直ぐに放つ。
忽亡ゆかり:吸血鬼のターゲットが自分に向いている。他の仲間の手を空けることができれば、十分に仕事は果たしている──はずなのだが
忽亡ゆかり:命を刈り取る攻撃を避けるのに手一杯で、取り囲む陣形を立て直す──いや、周囲の状況を確認する余裕すらない。
夜高ミツル:ゆかりに気を取られているのをついて、ミツルがグラジオラスに駆け寄る。
夜高ミツル:手に持っていた容器の中身を、グラジオラスに浴びせかける。
夜高ミツル:鼻につく匂いが辺りに広がる――液体は、保健室から持ち出してきた消毒用のアルコールだ。
グラジオラス:「!」
忽亡ゆかり:「!」
夜高ミツル:容器を投げ捨てる。
夜高ミツル:右手にはナイフではなく、ライターが握られている。血戒を探している最中に拾った、真城朔のライターが。
グラジオラス:狩人への追撃に気を取られ、ミツルへの反応が遅れる。
夜高ミツル:「これで、どうだ……!」
グラジオラス:赤い髪がばしゃりと濡らされて月光を受けて輝き、
夜高ミツル:ライターを点火し、グラジオラスへと突っ込む。
グラジオラス:「っち!」
グラジオラス:血の刃の展開が、間に合わない。
夜高ミツル:濃度の高い消毒用のアルコールは、容易に引火する。
グラジオラス:真紅の髪を焼く、青い炎。
グラジオラス:血の焼ける鼻につく匂いを立ち昇らせながら、
グラジオラス:夜高へと長刀を振り払う。
糸賀大亮:ミツルくんがかっこいい
乾咲フラン:ミツルくんの反政府アタック!
糸賀大亮:ロック
忽亡ゆかり:これもまた料理
夜高ミツル:長刀を避けて、距離を取り直す。
夜高ミツル:おっけー 暴力を振るうぜ!
夜高ミツル:2D6>=5 (判定:捕らえる)
BloodMoon : (2D6>=5) → 5[2,3] → 5 → 成功
グラジオラス:ぴったりだな。+3つけてどうぞ。
夜高ミツル:1d6+3 恐慌
BloodMoon : (1D6+3) → 4[4]+3 → 7
グラジオラス:グラジオラスの余裕が7減少!(余裕:14->7)
グラジオラス:銀色の、装飾もへったくれもない無骨なナイフ。
夜高ミツル:斬りつけようと、がむしゃらに突っ込む。
グラジオラス:揺らめく炎に視界を覆われてか、長刀の軌道がぶれる。
グラジオラス:ミツルが掻い潜ることのできるだけのスキが生まれる。
夜高ミツル:長刀がミツルの身体を裂くが、動きを止める程の深さはない。
夜高ミツル:炎を裂いて、ナイフでグラジオラスの身体を斬りつけた。
グラジオラス:手応え。
グラジオラス:人間ではないとはいえ、吸血鬼とはいえ、
グラジオラス:何かの身体をナイフで斬り裂く、手応えがミツルの手に残る。
グラジオラス:血が噴き上がる。返り血がその腕を濡らす。
夜高ミツル:「……っ」
グラジオラス:――グラジオラスは、金色の瞳を輝かせて、
グラジオラス:そのミツルのことを見ている。
グラジオラス:次の手番どうぞ。
グラジオラス:誰が来ますか?
糸賀大亮:はい……俺が……
糸賀大亮:テンション下がるんじゃない。
グラジオラス:がんばれよ……
乾咲フラン:頑張って!!!!!!!!!大亮!!!!!!!!!!!!
夜高ミツル:がんばれ!!!!!
乾咲フラン:今から振り切れんだよお前のテンションはよ
糸賀大亮:腸貫き+二度打ちでグラジオラスを攻撃します。やるしかねえ。
糸賀大亮:2D6>=5 (判定:測る)
BloodMoon : (2D6>=5) → 5[2,3] → 5 → 成功
夜高ミツル:最高!!
乾咲フラン:ヒ~ww
グラジオラス:ダメージは2D6+6ですね。
夜高ミツル:殺せ~~っ
糸賀大亮:えーと真城のやつ使うのはこの後か
グラジオラス:当たってからで。
糸賀大亮:2d6+6
BloodMoon : (2D6+6) → 7[3,4]+6 → 13
グラジオラス:回避してみるかな。
グラジオラス:2D6-5+2>=6 (判定:跳ぶ)
BloodMoon : (2D6-5+2>=6) → 8[4,4]-5+2 → 5 → 失敗
グラジオラス:……いいか。通しで。
グラジオラス:余裕が7なので
グラジオラス:13-7で6でこの時点で部位ダメージが1。
グラジオラス:追加で何か出ますか?
糸賀大亮:えーと、ぴったり部位か 激情使えば2個もぎ取れる?
グラジオラス:1コにつき1追加ですね。
糸賀大亮:2個使ってもいいところなのかもしかして
グラジオラス:使ってもいいですよ。
グラジオラス:その後の保証はしませんが。
糸賀大亮:だよなあ
乾咲フラン:背徳もあるしな…
グラジオラス:壊れている。
グラジオラス:どうしましょう。
夜高ミツル:2個使っても1個残りはする
糸賀大亮:うーん悩む……ここで3つもぎ取るのはでかい気がする
糸賀大亮:いや、使います。殺される前に殺せと言われてきた。
忽亡ゆかり:ウオオオオ
グラジオラス:2つね。OK
グラジオラス:BRT3つどうぞ。
糸賀大亮:BRT
BloodMoon : 身体部位決定表(6) → 《感覚器》
糸賀大亮:BRT
BloodMoon : 身体部位決定表(6) → 《感覚器》
糸賀大亮:BRT
BloodMoon : 身体部位決定表(6) → 《感覚器》
グラジオラス:どうなってんだよ
糸賀大亮:嘘でしょ
夜高ミツル:バグってない?
忽亡ゆかり:?????
グラジオラス:感覚器とあと2つ任意好きなところ。
乾咲フラン:絶対に感覚器を破壊するという意気込みやめろ
乾咲フラン:弱点どこでしょうね…
糸賀大亮:グラジオラスずっと目アピールしてくるから
糸賀大亮:感覚器だろと思ってたら
糸賀大亮:感覚器が3つ出た
夜高ミツル:ふふふ
夜高ミツル:あとサッカー部だから脚とか?
乾咲フラン:brtくん感情あるのか?
グラジオラス:ダイス目はオカルトだからな。
糸賀大亮:まずひとつは利き脚だな
グラジオラス:OK あと一つは?
夜高ミツル:逆足も特技潰せるかな?
糸賀大亮:逆腕にするか
糸賀大亮:あっ逆脚?
糸賀大亮:そうか逆脚もか 逆脚か逆腕のどっちかだな
糸賀大亮:うーん、逆腕にするか。
グラジオラス:感覚器、利き脚、逆腕ですね。
グラジオラス:OK?
糸賀大亮:はい…………ファイナルアンサーです…………
グラジオラス:2d6>5 再起判定
BloodMoon : (2D6>5) → 5[2,3] → 5 → 失敗
グラジオラス:勝利の護符を使用。
グラジオラス:出目が2向上して成功です。
乾咲フラン:ひ~
夜高ミツル:弱点じゃなかった
糸賀大亮:弱点じゃないなあ
グラジオラス:そのまま医療キットも使いましょう。
グラジオラス:炎上と重傷を解除します。処理も。
グラジオラス:糸賀大亮のテンションが6増加!(テンション:24->30)
グラジオラス:糸賀大亮は激情を使用!(激情:2->0)
グラジオラス:糸賀大亮は激情を獲得!(激情:0->1)
グラジオラス:グラジオラスのテンションが3増加!(テンション:35->38)
グラジオラス:グラジオラスの余裕が7減少!(余裕:7->0)
グラジオラス:グラジオラスへ3個の部位ダメージ!(部位ダメージ:2->5)
糸賀大亮:ミツルを見つめるグラジオラスに向かって、息を吸って、駆けだしていく。杭を構えて。
糸賀大亮:息が上がる。攻撃を四人がかりで打ち込んでも、まだこいつには余裕がある。
グラジオラス:ミツルの腹に蹴りを入れて突き放す。
夜高ミツル:「ぐ……っ!」 蹴り飛ばされて、地面に転がる。
糸賀大亮:分かっている。人間と吸血鬼のあいだには、歴然とした差がある。
糸賀大亮:少しの差で、わずかな隙で、人間なんてすぐに死んでしまう。
糸賀大亮:殺せてしまう、どころか。こいつは。
糸賀大亮:目の前が灼熱し、吐き気がこみ上げた。
糸賀大亮:もしかしたらとまだ期待している。それを振り払うように。
グラジオラス:そのまま大亮へと向き直り、長刀を振り上げる。
糸賀大亮:「……ぉおおっ!」叫ぶ。脚を踏み込み、杭を突き出す。
グラジオラス:ミツルにかかずらっていたぶん、長刀の方が僅かに遅い。
糸賀大亮:まず、一本、杭を、その利き足に突き刺した。
グラジオラス:「っ!」
グラジオラス:ぐじゃりとその場に縫い留められる。
糸賀大亮:すぐさま二本目を取り出して、逆腕へ。
グラジオラス:しかし――そちらは弾かれる。
グラジオラス:吸血鬼の膂力は健在。
グラジオラス:長刀の一撃でバランスを崩した大亮へと、
糸賀大亮:「──、ッ!」 息を詰める。動きが、動揺にわずか止まる。防がれ得ると分かっていながら、反応せざるを得ない。
グラジオラス:追撃をくれようとした、次の瞬間。
グラジオラス:「……っぐ!」
グラジオラス:グラジオラスの逆腕から、血が噴き上がる。
糸賀大亮:「!」
グラジオラス:外套に隠されていた傷。真城朔との交戦で積み重なっていた損傷。
グラジオラス:ここに至って、ガタが来る。
グラジオラス:グラジオラスのバランスが崩れる。
グラジオラス:縫い止められた逆脚を軸に身体が傾いで、
グラジオラス:空中に散りばめられた血の刃が目を掠めた。
グラジオラス:舌打ち。
糸賀大亮:グラジオラスがバランスを崩した瞬間、呆けた顔をしていたのがハッとなって、構え直した。後ろに下がる。
グラジオラス:このまま次ですね。どうぞ。
忽亡ゆかり:では、先に動いていいのかな?
グラジオラス:おいで。
忽亡ゆかり:か、交差攻撃……
グラジオラス:がんばれ~
忽亡ゆかり:がんばる!!!おまえにもう振るは使わせねえ!!
忽亡ゆかり:2D6+1>=5 (判定:刺す)
BloodMoon : (2D6+1>=5) → 8[3,5]+1 → 9 → 成功
グラジオラス:3D6+4ですね。
忽亡ゆかり:3d6+4
BloodMoon : (3D6+4) → 11[2,3,6]+4 → 15
グラジオラス:-5ね
グラジオラス:どこでも変わらんな。
夜高ミツル:通ったら足りない分塩振るよ
忽亡ゆかり:ありがてえ
グラジオラス:2D6-5+2>=12 (判定:休まない)
BloodMoon : (2D6-5+2>=12) → 5[1,4]-5+2 → 2 → 失敗
グラジオラス:スペシャル扱いで回避します。
忽亡ゆかり:おわぁあ~
夜高ミツル:こ コイツ~~
グラジオラス:忽亡ゆかりのテンションが1増加!(テンション:29->30)
グラジオラス:忽亡ゆかりは激情を獲得!(激情:0->1)
グラジオラス:グラジオラスのテンションが3増加!(テンション:38->41)
グラジオラス:グラジオラスは激情を使用!(激情:2->0)
グラジオラス:グラジオラスの余裕が12増加!(余裕:0->12)
グラジオラス:グラジオラスは激情を獲得!(激情:0->1)
糸賀大亮:うげー
夜高ミツル:でも1回で2個使わせたのでお得!!
乾咲フラン:あと1コと余裕と…
糸賀大亮:オエー
乾咲フラン:この後もまだ素スペシャルがありうるからな(真剣な顔)
夜高ミツル:でもだいぶグラの出目落ち着いてるから(オカルト)
忽亡ゆかり:その体勢が崩れた瞬間、斬撃が走る。もう一本の残った足を狙って。
グラジオラス:傾いだ身体。
グラジオラス:明らかな隙。
グラジオラス:しかし、傷を受けた瞳は、
グラジオラス:爛々とゆかりの姿を捉えた。
グラジオラス:ゆかりの足元から大きな長刀が伸び生える。
忽亡ゆかり:「!」
グラジオラス:ほとんど串刺しにするような勢いで、鋭い先端がゆかりの胸元を狙う。
忽亡ゆかり:「っぶ!?」横に飛び退き、受け身を取って転がる。
グラジオラス:ゆかりが回避行動を取る間に体制を持ち直し、
グラジオラス:逆脚を貫いた杭を長刀で切り払う。
グラジオラス:「――まだだ」
グラジオラス:「まだ、終わらない」
忽亡ゆかり:「嘘だろ? 今の忍び足、結構いけてたと思ったのに!」
グラジオラス:フランさんどうぞ。
乾咲フラン:行くか……跳躍攻撃に決めポーズをよ
乾咲フラン:2D6>=5 (判定:跳ぶ)
BloodMoon : (2D6>=5) → 5[2,3] → 5 → 成功
乾咲フラン:3d6+7
BloodMoon : (3D6+7) → 16[5,5,6]+7 → 23
夜高ミツル:ウヒョ~~~
糸賀大亮:すごい
乾咲フラン:避けられずに…滅びろ!!1!!
グラジオラス:伸るか反るか。
グラジオラス:2D6-8+4>=10 (判定:開ける)
BloodMoon : (2D6-8+4>=10) → 4[1,3]-8+4 → 0 → 失敗
グラジオラス:OK
グラジオラス:革命家を使用。
糸賀大亮:あっ
グラジオラス:1を6に変更。
乾咲フラン:オヒ~~~~~~~~
糸賀大亮:ああーっ
乾咲フラン:なると思ったぜ!
グラジオラス:血量を6減らしたために部位ダメージ。
夜高ミツル:部位を捨てて部位を守るな!!!
グラジオラス:4は激情で補って6にして、回避。
グラジオラス:スペシャルです。
乾咲フラン:果てしない余裕
グラジオラス:乾咲フランのテンションが7増加!(テンション:20->27)
グラジオラス:グラジオラスのテンションが3増加!(テンション:41->44)
グラジオラス:グラジオラスは激情を使用!(激情:1->0)
グラジオラス:グラジオラスの血量が6減少!(血量:0->-6)
グラジオラス:グラジオラスへ1個の部位ダメージ!(部位ダメージ:5->6)
グラジオラス:グラジオラスの余裕が12増加!(余裕:12->24)
乾咲フラン:地獄だよ!!!!!
グラジオラス:BRT 部位ダメージ
BloodMoon : 身体部位決定表(9) → 《呼吸器》
グラジオラス:2d6>6 再起判定
BloodMoon : (2D6>6) → 6[2,4] → 6 → 失敗
グラジオラス:成功です。
糸賀大亮:ぐえー
夜高ミツル:これでアイテム最後か
乾咲フラン:では、月光に影が差します。
乾咲フラン:溜めに溜めた脚の一撃をグラジオラスの頭上へと。
グラジオラス:右腕に長刀を握りしめる。
グラジオラス:影の落ちた方向へと、金色の瞳を向ける。
グラジオラス:フランを見上げる。
乾咲フラン:「皆!突然だが……かっこいいポーズをしてくれ!!!!」
乾咲フラン:上空で叫びます。
忽亡ゆかり:「今なんて?」
糸賀大亮:「は?」
夜高ミツル:「は!?」
乾咲フラン:「美が力になる!」
糸賀大亮:「なに?」
乾咲フラン:俺を信じろと言わんばかりの真剣な顔です。
忽亡ゆかり:意味は伝わる。時間はない。
忽亡ゆかり:「嘘だろ……」
夜高ミツル:かっこいいとか急に言われてもって感じだが!
乾咲フラン:「皆の心の中の"かっこいい"を出せ!」
糸賀大亮:いきなりおかしくなったのか? いや、よく考えたらもともとおかしかった。
糸賀大亮:そもそも何であいつは輝いているんだ?
忽亡ゆかり:「そんな、急に言われても! えっえっ、えっ? えっとっ」
乾咲フラン:アニメばりの滞空をしながら喋る。
夜高ミツル:今自分にできる一番かっこいいことは多分、あの吸血鬼に屈しないことだと思って
夜高ミツル:グラジオラスを睨んで、親指を下に向けた。お前には屈しない、絶対に殺してやると意志を込めて。
乾咲フラン:「大丈夫、胸の中にある"カッコいい"を信じろ!!」カッコよさが……集まっていく!
糸賀大亮:自然法則に基づかず、めちゃくちゃ滞空してるが、落ちるまで時間はない。
忽亡ゆかり:「うっ、うっ、ううっ、うううっ」 本日一番の狼狽ぶり
糸賀大亮:その間に……”やれ”ということだろう……
糸賀大亮:「っ……えええーい!」
糸賀大亮:わけもわからず、記憶にある「格好いいポーズ」を決めた。
忽亡ゆかり:好きだった音楽を思い出す。
忽亡ゆかり:高校の頃によく聴いていた。自分がそれを知った頃には、もうとっくに昔の曲ではあったが。
忽亡ゆかり:「……みんなとノリが違う!!!!!」
乾咲フラン:「来たぞ……!!"美"が!!」
乾咲フラン:月光よりも強く輝くフランの後光!超自然的なパワーを伴い空中から槍のような脚がグラジオラスに向かう!
忽亡ゆかり:「もう許して」
夜高ミツル:これでいいのか……?とフランを見て
夜高ミツル:「うわっ!」 眩しい
糸賀大亮:また輝いた……
グラジオラス:――その一撃は、確かに吸血鬼を捉えた。
グラジオラス:爪先はその胸元へ、強かに。
グラジオラス:強烈な手応えがフランの足に入り、グラジオラスは大きく吹き飛ばされる。
糸賀大亮:「──!」
糸賀大亮:ポーズを解き、拳を握りしめる
忽亡ゆかり:「ああっ、美を力に変える……本当だった……(なおさらタチが悪い……)」
乾咲フラン:グラジオラスを吹き飛ばしてもなお勢いの死なぬ美は、校庭を穿つ……
グラジオラス:大きく吹き飛ばされ、そのまま地面に、
グラジオラス:叩きつけられる寸前に、利き腕をついて身体を跳ね上げる。
グラジオラス:血が高く舞い上がる。
グラジオラス:嫌な音が、吸血鬼の体内から運動場に響く。
グラジオラス:何か致命的な無理をしたと察せられる音。
グラジオラス:しかし、吸血鬼は再び運動場に着地する。
グラジオラス:血を吐きながら。
グラジオラス:吐いた血すら惜しいとばかりにその血を刃に変えて、
グラジオラス:狩人たちを睥睨する。
乾咲フラン:集結した美が霧散する。「……まだ、足りないか!」
グラジオラス:……モンスターのターンです。
『数の妹』冬園文:手早く行きましょう。冬園文は暗黒召喚。
『数の妹』冬園文:2d6>=5
BloodMoon : (2D6>=5) → 6[1,5] → 6 → 成功
忽亡ゆかり:ううっ
夜高ミツル:しょうがない
『数の妹』冬園文:夜高ミツルの余裕が3減少!(余裕:3->0)
『数の妹』冬園文:忽亡ゆかりの余裕が3減少!(余裕:3->0)
『数の妹』冬園文:慌てて駆け寄る少女は未だ血の霧を纏っている。
『数の妹』冬園文:それが狩人の目を塞ぐ。
『数の妹』冬園文:怖気のする感覚が、人間の身から力を奪っていく。
『数の妹』冬園文:……野嶋はミツルを狙います。
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:2d6>=9 基本攻撃
BloodMoon : (2D6>=9) → 9[4,5] → 9 → 成功
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:1d6 ダメージ
BloodMoon : (1D6) → 2
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:足りないな。残念ながら。
夜高ミツル:やったね
乾咲フラン:フウフウ
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:血の霧でミツルの背後に立ち、引き金を引くが掠めるにとどまり。
夜高ミツル:霧の向こうから放たれた弾がミツルの腕を掠める。
『パシられていた』里井雅也:2d6>=9 基本攻撃をミツルに。
BloodMoon : (2D6>=9) → 7[1,6] → 7 → 失敗
夜高ミツル:「……つっ!」
グラジオラス:グラジオラスは血牙に拍車を組み合わせ、ミツルを狙います。
グラジオラス:2D6+1>=5 (判定:休まない)
BloodMoon : (2D6+1>=5) → 9[3,6]+1 → 10 → 成功
グラジオラス:2D6+11 ダメージ
BloodMoon : (2D6+11) → 9[3,6]+11 → 20
乾咲フラン:3パーツ
グラジオラス:回避します?
夜高ミツル:これ食らったら再起キツイな~
グラジオラス:スペシャルなら回避できますよ。
グラジオラス:マイナス補正は防御力があるから-6。
夜高ミツル:何もしないで死ぬよりはスペシャルに期待するか……
夜高ミツル:回避します 捕らえるから
夜高ミツル:2D6-6>=9 (判定:捕らえる)
BloodMoon : (2D6-6>=9) → 7[3,4]-6 → 1 → 失敗
乾咲フラン:はい~
グラジオラス:BRT
BloodMoon : 身体部位決定表(9) → 《呼吸器》
グラジオラス:BRT
BloodMoon : 身体部位決定表(7) → 《攻撃したキャラクターの任意》
グラジオラス:BRT
BloodMoon : 身体部位決定表(5) → 《消化器》
グラジオラス:呼吸器、消化器と。
グラジオラス:……脳を潰しましょう。
グラジオラス:再起判定を。5以上で成功です。
乾咲フラン:生きて…!
乾咲フラン:(生きてるけど……!)
夜高ミツル:1d6>=5 再起
BloodMoon : (1D6>=5) → 1 → 失敗
乾咲フラン:Oh
グラジオラス:無力化ですね。
夜高ミツル:あとは後ろから塩振るからみんな頼んだぞ
グラジオラス:グラジオラスのテンションが2増加!(テンション:44->46)
グラジオラス:それでは。
グラジオラス:グラジオラスを利き脚で地を蹴り、跳びたつ。
グラジオラス:一直線に。
グラジオラス:愚直なまでの一直線でミツルへと迫り、
夜高ミツル:「!」
夜高ミツル:慌ててナイフを構える。
グラジオラス:突き出した刃は、まずその肺腑を抉った。
夜高ミツル:が、ミツルが態勢を整えるよりもはやく、グラジオラスの刃が襲いかかる。
夜高ミツル:「……、っ!!」
グラジオラス:血で作られた冷たい刃が、その胸を貫く。
グラジオラス:そのままミツルは地へと叩き付けられる。
乾咲フラン:「……夜高ーーーッ!!」
夜高ミツル:「……っ、う……」
忽亡ゆかり:「!! っ…………」
グラジオラス:頭を強く打ち、視界がぶれる。
夜高ミツル:血を吐きながら、激しく咳き込む。
グラジオラス:そのミツルの腹へと逆脚を振り下ろす。
夜高ミツル:だめだ、立ち上がらないと。
糸賀大亮:「………ッ!」
グラジオラス:肋骨の折れる、耳障りな音が響く。
夜高ミツル:「う、あぁ……っ!!」
忽亡ゆかり:「やめろ!!」
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:邪魔に入ろうとしたゆかりに、野嶋の銃弾が放たれる。
忽亡ゆかり:「ッ……野嶋ァァ!!!」
グラジオラス:グラジオラスは月を背にミツルを見下ろしている。
グラジオラス:目が合う。
夜高ミツル:痛みにぼやけた視界で、グラジオラスを見上げる。
グラジオラス:「悪いな」
グラジオラス:グラジオラスの追加行動。
グラジオラス:血牙。ミツルに。
グラジオラス:2D6+1>=5 (判定:休まない)
BloodMoon : (2D6+1>=5) → 3[1,2]+1 → 4 → 失敗
グラジオラス:1を6に変更して成功。
夜高ミツル:こんの~~~~
グラジオラス:血量減少による部位ダメージ。
グラジオラス:グラジオラスの血量が6減少!(血量:-6->-12)
グラジオラス:グラジオラスへ1個の部位ダメージ!(部位ダメージ:6->7)
グラジオラス:BRT
BloodMoon : 身体部位決定表(7) → 《攻撃したキャラクターの任意》
グラジオラス:2d6>7 再起判定
BloodMoon : (2D6>7) → 3[1,2] → 3 → 失敗
夜高ミツル:せめて何か言い返してやろうとするが、息が漏れるばかりで言葉にならない。
夜高ミツル:ヤバい。動かないと。逃げなければ。
乾咲フラン:「やめろ……やめろーっ!!」グラジオラスに向かって走る。
グラジオラス:フランを押し留めるように、先ほどの長刀が伸びる。
乾咲フラン:「くっ、そっ!!」既の所でバク転飛び退き。光の軌跡が虚しく残る。
『パシられていた』里井雅也:「……っ!」
『パシられていた』里井雅也:里井は糸賀に取り付きます。
糸賀大亮:「……てめえッ……」
『パシられていた』里井雅也:腰に腕を回して、必死にしがみつく。
糸賀大亮:「くそがッ……どけ!」
グラジオラス:グラジオラスからミツルへのダメージ。
グラジオラス:2D6+11
BloodMoon : (2D6+11) → 7[1,6]+11 → 18
グラジオラス:BRT
BloodMoon : 身体部位決定表(2) → 《脳》
グラジオラス:BRT
BloodMoon : 身体部位決定表(7) → 《攻撃したキャラクターの任意》
グラジオラス:BRT
BloodMoon : 身体部位決定表(10) → 《逆脚》
夜高ミツル:言うことを聞いてはくれない。
グラジオラス:無力化ハンターへの部位ダメージ。
グラジオラス:動けなくなったミツルへと、
グラジオラス:その首へと、
グラジオラス:グラジオラスの長刀が振り下ろされる。
夜高ミツル:避けられない。
GM:――ミツルの視界が暗くなる。
GM:何かに覆われている。何も見えなくなる。
GM:全身は痛みに支配されている。その上、何か重いものにのしかかられて、ひどく重い。
GM:それから、遅れて、
GM:自分の上に覆い被さったものが、血に濡れていることに気付く。
GM:体温は、ない。
GM:ひどく冷たい。
GM:けれどその感触を、知っていた。
夜高ミツル:「……っ、」
夜高ミツル:その名前を呼ぼうと
夜高ミツル:名前を呼びたいのに、やはり声にならない。
真城朔:縋り付くように、その首に腕が回される。
真城朔:のしかかる身体は、重かった。
真城朔:その背中からは血が溢れている。
夜高ミツル:ましろ、と、口の動きだけでその名を呼ぶ。
真城朔:既に存在する傷と交差するように袈裟斬りを受けて、
真城朔:噴き上がった血が、
グラジオラス:「……っ!!」
グラジオラス:真城の背を斬り裂いたはずの長刀を砕く。
グラジオラス:砕かれた長刀の血の片は空を舞うと、
夜高ミツル:俺のことなんか放っておけばいいのに。最初も、今も。どうしてお前は。
グラジオラス:鋭く長い刃となり、グラジオラスの全身を押し留めた。
グラジオラス:「真、城……!」
真城朔:真城は手を伸ばす。
真城朔:しなだれかかるようにミツルの襟を右腕で引くと、
真城朔:その首元を露出させた。
夜高ミツル:「……?」
真城朔:――そして、大きく口を開く。
真城朔:ミツルの首へと、その牙を突き立てた。
夜高ミツル:かすんでいく思考の中で、それをぼんやりと受け入れる。
夜高ミツル:首筋に、微かな痛みが走る。
真城朔:遅れて虚脱感。
真城朔:何かが吸い上げられる感覚。
真城朔:首元で立つ、濡れた音と、
真城朔:唇と舌の這うぬめった感触。
真城朔:そして、
真城朔:どこか、
真城朔:陶酔感。
真城朔:長い時間ではなかった。
真城朔:それでも永遠のように感じられた。
夜高ミツル:未知の感覚に、身体を震わせる。
真城朔:最後にどこか、名残り惜しげにミツルの傷を舌で舐め上げると、
真城朔:真城はその身体から離れる。
真城朔:「…………」
真城朔:金色の瞳で、ミツルを見下ろしている。
夜高ミツル:「……、」
真城朔:その瞳を、ミツルは知っている。
真城朔:真城は自らの胸の傷に指を入れると、さらに傷を裂く。
真城朔:溢れたのは血ではなく、
真城朔:――夜に散り咲く、真白い勿忘草だった。
真城朔:花弁が舞う。ミツルへと降り注ぐ。
真城朔:そのミツルへと背を向けてふらふらと起きあがり、真城はグラジオラスを見据えた。
グラジオラス:「――真城」
夜高ミツル:真城の身体から溢れたやわらかな花弁が、そっと降り注ぐ。
真城朔:「なあ、グラジオラス」
真城朔:「好きな女の子を救う力が欲しいってのはまあ、素晴らしいこった」
真城朔:「崇高だよ。まさしく英雄さまだ」
真城朔:「それでも今のお前は、どこまで行っても吸血鬼だ」
真城朔:語る真城の足元に、はらはらと花弁が舞い続ける。
真城朔:薄白い光が紋を描いて、
真城朔:冷たい花びらはミツルを温めた。
真城朔:「どんな大義があろうとも、大切な人を想おうとも、そのために犠牲を積み上げることは、絶対に許されない」
真城朔:「――んなクソ野郎はな、絶対に殺されなきゃなんねえんだよ!」
真城朔:そしてその叫びと同時に、グラジオラスの足元からは大きな血の槍が何本も突き出でる。
グラジオラス:「……っぐ!」
グラジオラス:全身を縫い留められてたたらを踏む。血が噴き上がって運動場を濡らす。
グラジオラス:睨み据える金色の瞳を、同じ金色の瞳が見返す。
真城朔:「――――っ」
夜高ミツル:致命傷に近い傷を受けて自分の思うままに動かなかった身体が、花弁が触れた部分から徐々に活力を取り戻していく。
真城朔:ぐらりとその身体が崩れて、膝をつく。
GM:グラジオラスの攻撃は無効化。
GM:夜高ミツルの無力化が解除されます。
真城朔:代わりに真城はそのまま身体を支える力も失って、
夜高ミツル:ピクリと指先が動き、次に確かめるようにぎゅっと拳を握る。
夜高ミツル:「――真城!!」
夜高ミツル:今度こそ、その名前を呼んで
真城朔:傾いだ身体が、ミツルへと倒れ込む。
夜高ミツル:真城の身体をしっかりと受け止める。
真城朔:その身体は冷たい。
真城朔:さっきからずっと、その身体は、ひどく冷たかった。
夜高ミツル:冷たい身体に熱を分けるように、支える掌に力を込めて。
夜高ミツル:「……真城、お前……」
真城朔:返答はない。
夜高ミツル:聞きたいことが、言いたいことが多すぎる。
真城朔:返答のないままにミツルの腕に収まる真城へ向けて、
グラジオラス:再びグラジオラスの、血の長刀が振り下ろされる。
乾咲フラン:光景にただ目を奪われていたが、長刀にハッと意識を取り戻す。
夜高ミツル:――避けられない。真城を庇うように抱え込む。
乾咲フラン:「や、ら、せ、る、かーーーーっ!!!」長刀とミツルの間に、鋼のハイヒールで割り込む!
グラジオラス:「くっ!!」
グラジオラス:長刀が砕ける。
グラジオラス:再び形成しながらグラジオラスは彼らから距離を取るが、
グラジオラス:全身の至るところに大穴が開いている。
グラジオラス:消耗しているのは、明らかだった。
糸賀大亮:我に返った顔で、まとわりついていた里井を蹴り飛ばす。
『パシられていた』里井雅也:「ぐえっ」
乾咲フラン:勢いを殺しながら着地して、追撃の姿勢を取る――
グラジオラス:グラジオラスは長刀を構える。
グラジオラス:血を流しながらも、まだ立っている。
糸賀大亮:「夜高! やれるのか!」叫びながら、構え直した。
夜高ミツル:フランが助けてくれた隙に、真城を抱えて距離を取った。その体を寝かせて。
乾咲フラン:(真城が作った機会を、無駄にはしない!)グラジオラスに向かい、黙って駆ける!
忽亡ゆかり:野嶋の拳銃を蹴り上げ、振り向く。「夜高くん、真城くん!」
夜高ミツル:「……っ、はい! まだ!」
夜高ミツル:真城に言いたいことも、聞きたいことも山程ある。
夜高ミツル:そのためには、まずこの戦いにケリをつけなければ。
決戦フェイズ:ラウンド3
グラジオラス:IST
BloodMoon : 先制判定指定特技表(4) → 《人脈/環境9》
忽亡ゆかり:2D6>=6 (判定:捕らえる)
BloodMoon : (2D6>=6) → 6[2,4] → 6 → 成功
夜高ミツル:2D6>=6 (判定:捕らえる)
BloodMoon : (2D6>=6) → 8[2,6] → 8 → 成功
乾咲フラン:2D6>=6 (判定:現れる)
BloodMoon : (2D6>=6) → 11[5,6] → 11 → 成功
糸賀大亮:2D6>=9 (判定:蹴る)
BloodMoon : (2D6>=9) → 8[4,4] → 8 → 失敗
乾咲フラン:跳躍攻撃+決めポーズ+興奮剤します
乾咲フラン:2D6+2>=5 (判定:跳ぶ)
BloodMoon : (2D6+2>=5) → 4[1,3]+2 → 6 → 成功
グラジオラス:決めポーズ組はなんか……立ち絵ぱっと出すだけ出してほしい!
グラジオラス:RPはもう大丈夫。
糸賀大亮:またか……ッ!
夜高ミツル:くらえ!
忽亡ゆかり:な、生足魅惑のマーメイド!
乾咲フラン:では光ります。土を巻き上げて飛び上がり、美を纏いながら……グラジオラスの頭上に踵を急降下させます。
乾咲フラン:数値はさっきと一緒かな
グラジオラス:YES
乾咲フラン:3D6+7
BloodMoon : (3D6+7) → 9[1,3,5]+7 → 16
乾咲フラン:2個使ってしまっていいのかな?
グラジオラス:2コ使うと12点上がって28
グラジオラス:余裕は吹っ飛びますね。
夜高ミツル:+2で部位かな?
グラジオラス:ですね
夜高ミツル:塩も足します
乾咲フラン:激情2個+塩か
グラジオラス:OK
グラジオラス:ではそれで30ダメージですね。データ処理します
グラジオラス:乾咲フランのテンションが3増加!(テンション:27->30)
グラジオラス:乾咲フランは激情を使用!(激情:2->0)
グラジオラス:乾咲フランは激情を獲得!(激情:0->1)
グラジオラス:夜高ミツルのテンションが2増加!(テンション:25->27)
グラジオラス:グラジオラスの余裕が24減少!(余裕:24->0)
グラジオラス:グラジオラスへ1個の部位ダメージ!(部位ダメージ:7->8)
乾咲フラン:BRT
BloodMoon : 身体部位決定表(10) → 《逆脚》
夜高ミツル:お、脚だ
グラジオラス:潰れてない……な。
乾咲フラン:おん
忽亡ゆかり:開ける禁止
グラジオラス:2D6>8
BloodMoon : (2D6>8) → 3[1,2] → 3 → 失敗
グラジオラス:……もう何も出ませんね。
乾咲フラン:ひい~~
夜高ミツル:やった~~~~~~
糸賀大亮:はあ~!
忽亡ゆかり:通った~~~~
夜高ミツル:いっけー!!!!!
乾咲フラン:ではフランは月光を浴びながら跳躍します。
グラジオラス:グラジオラスは血の刃を握りしめながらフランを仰ぐが、
グラジオラス:その形は端から崩れ始めている。
乾咲フラン:宙で一回転し、髪の毛が光の軌跡を残す。
乾咲フラン:来い……塩!
夜高ミツル:真城を残して、グラジオラスに駆け寄る。ナイフはいつの間にか落としてしまって、既に手元にない。
夜高ミツル:ポケットから、小さな容器を取り出す。あの時真城に渡された塩が、今も微かな光を放っている。
乾咲フラン:「そうだ!夜高くん!私の足に……真城の塩を!!」
夜高ミツル:頷いて、容器の蓋を開けてフランの方に投げつけた。溢れた塩が、キラキラとフランの足元に降り注ぐ。
乾咲フラン:宙に舞う塩粒の煌めきを纏いながらフランが急降下する。グラジオラスに杭の如く、塩で輝く脚をめり込ませんと――
グラジオラス:「――ッ」
乾咲フラン:「滅びろ、吸血鬼ッ!!!」
グラジオラス:カウンターに振ろうとした血刀が、フランの光を受けて半ばで崩れる。
グラジオラス:凄まじい勢いを乗せて振り下ろされたフランの一撃は、吸血鬼の脚を断ち切った。
グラジオラス:血が噴き上がる。
グラジオラス:連鎖して、隠し続けていた傷からも、血が溢れる。
グラジオラス:グラジオラスはバランスを崩し――そのまま、運動場に仰向けにくずおれた。
乾咲フラン:月よりも眩い槍となって。校庭を再度、より深く抉った。
グラジオラス:グラジオラスは天を仰ぐ。奇しくも先の真城のように。
グラジオラス:自分の右腕を見て、握っていた筈の長刀が、細かい粉となって崩れていくのを見る。
グラジオラス:外套に隠れた唇が、何かを紡ごうとして――
真城朔:――その上に、真城朔の身体が覆い被さった。
グラジオラス:「っ!」
夜高ミツル:「……真城?」
乾咲フラン:「っ」
糸賀大亮:「……!」
真城朔:未だ全身に傷を残している。片腕を失っている。
真城朔:血を、流し続けている。
真城朔:その真城が、残った右腕がグラジオラスの身体を引き寄せると、
真城朔:その首へと、大きく口を開けて齧りつく。
真城朔:嫌な音が響いた。
真城朔:遠慮も容赦もない。
真城朔:牙の立つ音、骨の折れる音、
真城朔:肉を穿ち、血を啜る音。
夜高ミツル:「…………っ」
真城朔:グラジオラスの伸べられた腕が、空を掻く。
夜高ミツル:言葉もなく、呆然とその様子を眺める。
糸賀大亮:杭を構えて、緊張感を漲らせる。
グラジオラス:ろくな抵抗の叶わぬままに、
忽亡ゆかり:「…………」
グラジオラス:その身体を喰らわれ、血を啜られている。
真城朔:真城は口を汚しながらグラジオラスを喰らう。
真城朔:――血を啜る化け物の姿を、この場にいる、誰もがよく知っている。
真城朔:「…………」
真城朔:「あ」
真城朔:はたと我に返ったように、その手が止まる。
真城朔:夢中になって食らいついていた顔を上げて、
真城朔:やがて、ゆっくりとミツルを振り返った。
夜高ミツル:友人が、同じく友人……だったやつを食らっている光景。
糸賀大亮:「…………夜、高、」
糸賀大亮:引き攣れた声を出して、一歩踏み出す。
乾咲フラン:自分が呼吸出来ているか、解らなくなるほどの衝撃。
夜高ミツル:それに呆気を取られていたが、真城がこちらを振り返ったのを見て。
夜高ミツル:「まし、ろ……」
グラジオラス:真城に覆い被さられたグラジオラスの腕が落ちる。
グラジオラス:そしてその姿が、
グラジオラス:ばさりと赤い花弁の塊となって、空へと舞い上がった。
糸賀大亮:「夜高、下がれ、そいつは…………」
真城朔:「…………っ」
真城朔:真城はその花弁の中に座り込んでいる。
真城朔:夜高の目の前で、
真城朔:なくしたはずの、
夜高ミツル:大亮の制止を振り切って、真城に駆け寄る。
真城朔:奪われたはずの腕が、
真城朔:溢れた血がそれを形作り、
真城朔:巻き戻るように蘇る。
真城朔:その腕で向かってきた夜高を突き飛ばした。
夜高ミツル:腕が再生したことにはもはや驚かない。
夜高ミツル:「!!」 突き飛ばされて、尻もちをつく。
真城朔:立ち上がる。
乾咲フラン:「マシロ……」
真城朔:血は残ったままだが、全身の傷は癒えている。
真城朔:フランを振り返って唇を噛むと、
夜高ミツル:真城を見上げる。
真城朔:「――ごめん」
真城朔:誰にともなくそう零して、
真城朔:真城は大きく地を蹴った。
真城朔:狩人たちに背を向けて、その場から逃げ出す。
夜高ミツル:「……っ、真城!!」
乾咲フラン:「……っ!!」止めることが、できなかった。
夜高ミツル:手を伸ばすが、それが届くことはない。
糸賀大亮:「…………」追いかけるべき、だが。立ち尽くしたままでいる。
忽亡ゆかり:「……話は、聞けなかったけど……」
忽亡ゆかり:「……(知りたい事は、半分くらいは知れたか)」
GM:やがてミツルの全身に倦怠感と激痛が戻ってくる。
夜高ミツル:立ち上がって、真城を追おうとするが
夜高ミツル:その身体がぐらりと揺れる。
GM:倒れたミツルの目の前に、
GM:いつの間にか落としていた銀のナイフが転がっていた。
GM:それが、
GM:白い勿忘草の花弁となって、
GM:ほどけて消える。
GM:夜風に舞い上がって、高く、高く。
夜高ミツル:震える手を伸ばすが、花弁は指の隙間を通り抜けていく。
夜高ミツル:ミツルの掌には何も残らなかった。
GM:決戦フェイズを終了します。