メインフェイズ サイクル2
GM:えー、ではこれでメインフェイズ1サイクル目が終わりましたね。GM:そのまま2サイクル目に突入しましょう。
GM:つまり……行動順ダイスだ!
GM:2d6 グラジオラス
BloodMoon : (2D6) → 7[2,5] → 7
乾咲フラン:1d6
BloodMoon : (1D6) → 3
夜高ミツル:1d6
BloodMoon : (1D6) → 1
糸賀大亮:1d6
BloodMoon : (1D6) → 3
忽亡ゆかり:1d6
BloodMoon : (1D6) → 2
夜高ミツル:こいつ……
乾咲フラン:仲良しかよ
糸賀大亮:どうして
乾咲フラン:アベレージ低きぃ~~~~
糸賀大亮:ありがとう特別ルール
GM:えーと、大亮フラン→グラジオラス→ゆかり→グラジオラス→ミツル
GM:ですね。
夜高ミツル:さっきの反動がもう来た
GM:ここで激情使ってもいいけど……
GM:(普通に使わないと思うのでそのまま流します)
乾咲フラン:呼吸が止まっちゃいそう
GM:では、フランさんか大亮さんですね。
GM:好きな方でいいですよ。
乾咲フラン:何するのがいいかな~決まってない
糸賀大亮:フランさんに人脈壊してもらっちゃう?
GM:人脈破壊男
乾咲フラン:人脈を滅亡させるか…
GM:ではそういうことで。
行動:乾咲フラン
乾咲フラン:GST
BloodMoon :学校シーン表(9[3,6]) → 音楽室。作曲家の肖像画がピアノを見下ろしている。
乾咲フラン:もう一回いい?
GM:いいけどそろそろどこ出してもある程度かぶりそうな気がするんすよね。
GM:あとこういう場所がいい、っていうのがあるならそっちでもいいよ。
乾咲フラン:ソレもそうだな でも色々なシチュエーションを見たいのが人生なのでもう一度だけ
乾咲フラン:GST
BloodMoon :学校シーン表(9[3,6]) → 音楽室。作曲家の肖像画がピアノを見下ろしている。
GM:ヒーヒヒヒヒ
糸賀大亮:ふふっ
GM:どうしようかな~~
GM:もう殴り合う他思いつかないんだけど
GM:まあ……幸福破壊に時間取るからな
GM:シンプルに殴り合っていいだろう。
GM:えーと どうしよう 誰と一緒にいる?
GM:大亮さんとフランさんで行く?
乾咲フラン:いいよ(なんか笑う)
糸賀大亮:同行者 定まる
GM:今度こそ大亮さんに援護を……
糸賀大亮:今度はこの場で興奮します
乾咲フラン:そうだね…(さっきはなんか急に遠くで興奮してたから…)
GM:怖いよ
GM:では懐かしの音楽室なんですが。
GM:通りがかると……というよりも、結構遠くから、
GM:何やら打ち合う戦いの音が二人の耳に聞こえてくる。
乾咲フラン:歩きながら、大亮に「ヒゲ伸ばしてるの?」などと聞いていたところでその音に気づきます。
糸賀大亮:「いや、これは……」と無精で伸ばしているだけなので気まずそうにしたところで会話を逸らせる対象が見つかった。
GM:髭伸ばしてるの?
乾咲フラン:「そういう美?」
GM:美への新たな定義を
糸賀大亮:美、美……美じゃない……
GM:ガラスの割れるけたたましい音。
糸賀大亮:「……真城か?」
乾咲フラン:真城かな、とアタりを付けながら足音を殺しながら足早に向かいます。
糸賀大亮:杭を取り出しながら続こう。
糸賀大亮:ヒールで足音を殺せる美。
糸賀大亮:音しないな……と思ってる。
乾咲フラン:格闘だから筋肉がね、ありますので
糸賀大亮:鍛錬の賜物だ……
GM:案の定ですね。
真城朔:音楽室の中。
真城朔:グラジオラスが上段から振り下ろした長刀を、杭で受けて半ばで叩き割る。
真城朔:後に下がるとグランドピアノに手をかけて上り、
真城朔:跳躍、その頭の上を飛び越える。
夜高ミツル:真城俺がいないシーンでばっかり出るな……
夜高ミツル:ううーっ ぴょんぴょんしててかわいい
乾咲フラン:すれ違う二人…
乾咲フラン:キラッキラッ 入るタイミングを見計らう。
糸賀大亮:こっちはいつでも合わせていける、と、声をひそめて声をかけておこう。
乾咲フラン:美しく頷きます
糸賀大亮:美しい。
真城朔:滞空中に放たれた血の刃が肌を掠めて舌打ちする。
真城朔:バランスを崩して床に落ちるが受け身をとって、身体を低くして下からグラジオラスを見上げ。
真城朔:「……やや」
真城朔:「大口叩いてた割にゃ、やっぱ大したことねえな」
グラジオラス:「この中で一番強いとか言ってたのは誰だったか?」
真城朔:うわーそこ聞いてたのか、って眉を寄せる。
乾咲フラン:フフッ
糸賀大亮:ンフフ
糸賀大亮:あんだけ手負いでやり合えてるんだから、まあ自信はな、あるだろう。
真城朔:五分五分には見えますがさすがに圧され気味ですね。
真城朔:何より出血が激しい。床は今も汚れている。
真城朔:じりじりと距離を詰めてくるグラジオラスに対して、窓を背にして下がっていく。
乾咲フラン:でもそろそろ行くか……真城の援護によ!
糸賀大亮:ヨッシャ!(杭を構える)
乾咲フラン:というわけで真城なりグラジオラスなり、どちらかが動いたタイミングで突入します。
糸賀大亮:美しい突入に続こう。
グラジオラス:よく見ればグラジオラスも無傷ではない。
グラジオラス:貫通痕。焼け焦げたようなものと、そうでないものの両方がある。
糸賀大亮:なんか使い分けてんのか。
グラジオラス:グラジオラスは距離を詰める。窓を背にした真城を見据えて、
グラジオラス:追い詰めるべく、床を蹴った。
乾咲フラン:そこで「マシロ!!!」あえて大声を出しながら突入します。
真城朔:「!」
グラジオラス:目を見開く真城と、グラジオラスも、一瞬止まる。
グラジオラス:次の瞬間、
グラジオラス:翳していたはずの血の刃が霧散する。
グラジオラス:代わりに足元から、長く鋭い血の刃に貫かれて足を止め。
乾咲フラン:残していた真城の銀の杭をグラジオラスの進路に投擲しながら。
グラジオラス:掌で受け止めるが、そのぶんだけ皮膚が爛れる。
グラジオラス:舌打ち。
真城朔:「――っは」
真城朔:「ナイス、おっさん! あとは頼んだ!」
乾咲フラン:本職ではないので大した動きではないが、真城のために隙を作れたかもしれない。
乾咲フラン:「おっさんでは、ない!」笑顔で応えます。
真城朔:真城はそう言うと、生身のままで割れた窓に脚をかける。
真城朔:ひらりと掌を振り、
真城朔:血の跡を残して、その場から消える。
グラジオラス:あとには吸血鬼が残される。
乾咲フラン:グラジオラスと夜の音楽室……何も起きないはずもなく……
グラジオラス:血みどろの惨劇を起こしてやるよ!
乾咲フラン:ギャアアア
グラジオラス:GM発言です。
糸賀大亮:そういえば面と向かって相対すの初めてだな。
グラジオラス:グラジオラスは真城の消えた方を目で追っていたが、
グラジオラス:一つため息をつくと、フランと大亮へと向き直る。
グラジオラス:長刀を編み上げて、その手に握り締め。
糸賀大亮:「…………ッ」脂汗を滲ませながら、いつでも避けられるように、あるいは突撃できるようにと意志は固めておく。
乾咲フラン:「逢引の邪魔を何度もしてしまってすまないね。」構えます。
グラジオラス:「いや」
グラジオラス:「俺の会いたい相手は別にいる」
グラジオラス:だから構わない、というような。
グラジオラス:判定のこと完全に忘れてたな。まあここで判定して成功したらかっこよく殴ってください。
乾咲フラン:いっくぞ~
グラジオラス:人脈ですね。
グラジオラス:援護とかするんですっけ。
乾咲フラン:どうするんでしたっけ?(痴呆)
糸賀大亮:どうしよう。援護するとテンション14になるのか。
乾咲フラン:結構テンション高いですね
糸賀大亮:演出だけ援護して、興奮してもらうか。
グラジオラス:それがよさそう。
乾咲フラン:興奮剤RP~
乾咲フラン:ではフランは懐から……優美な装飾を施された銀のカイザーナックルを取り出し、装着します。
グラジオラス:「…………」
乾咲フラン:縁起の良いなにかが彫られたカイザーナックルは、連続使用には耐えませんが……当たると痛いということがわかります。わかりますね?
グラジオラス:見るからに……痛そうですね。
糸賀大亮:縁起のいいなにか
乾咲フラン:瞬間的に美にブーストが掛かり、興奮剤の役目を果たします。
グラジオラス:強い美が……輝く!
乾咲フラン:ふるぞ~
グラジオラス:どうぞ +2ね
乾咲フラン:2D6+2>=6 (判定:現れる)
BloodMoon : (2D6+2>=6) → 7[1,6]+2 → 9 → 成功
乾咲フラン:イエ~
糸賀大亮:現れた~
グラジオラス:では殴りかかってください。
乾咲フラン:では先程の下駄箱よりも早い動きでグラジオラスに飛びかかります。
グラジオラス:長刀でその拳を受け止めようとする。
乾咲フラン:そして殴ると思わせておいて派手な回し蹴りに切り替えます。
グラジオラス:「!」
乾咲フラン:暴力的ブーツでグラジオラスの頭を狙う!
乾咲フラン:カイザーナックルキック!
グラジオラス:見るからに眩しいナックルに気を取られていた。
糸賀大亮:後ろで見ている俺がその鋭い切り替えに驚いている。
グラジオラス:ブーツの爪先がもろにグラジオラスの顔面へと入り、
グラジオラス:横ざまに吹き飛ばされる。
グラジオラス:グランドピアノに突っ込んじゃおう。
乾咲フラン:「そんな血塗れの手で誰に会いに行くつもりだい?」残身。構えを取り直しながら。
グラジオラス:蓋がガタガタになる。
グラジオラス:「…………」
乾咲フラン:もう生半可な調律じゃ弾けねえぜ
グラジオラス:支配力:冬園数1→0
グラジオラス:グラジオラスへ1個の部位ダメージ!(部位ダメージ:0->1)
乾咲フラン:わ~い
乾咲フラン:すうちゃ~ん
糸賀大亮:やった
グラジオラス:部位ダメージ。
グラジオラス:部位ダメージですねえ。
糸賀大亮:部位ダメージだ~
乾咲フラン:小さな一歩だ
グラジオラス:このまま糸賀さんの手番でいいですか?
グラジオラス:支配力削るのかな。
糸賀大亮:支配力削るか。
グラジオラス:OK
行動:糸賀大亮
グラジオラス:ではそうしてグランドピアノに背をもたせたグラジオラスの前に。『数の妹』冬園文:「……お姉ちゃん、だよ!」
『数の妹』冬園文:両手を広げて、少女が割って入る。
糸賀大亮:「……!」
『数の妹』冬園文:どこからか現れた少女が、目に涙を溜めて二人を見上げている。
糸賀大亮:杭を構えたまま、顔を歪める。子供……
忽亡ゆかり:妹どいて!そいつ殺せない!
乾咲フラン:限界大学生vsロリ
忽亡ゆかり:弱点属性あかん
夜高ミツル:大亮さんがんばれ・・・っ!!!!
糸賀大亮:「……どくんだ」
乾咲フラン:「お姉ちゃん。」情報にあった名前を思い返しながら。
『数の妹』冬園文:「どうして?」
『数の妹』冬園文:「しょうたくんは、お姉ちゃんのこと、助けてくれたよ」
『数の妹』冬園文:「もっと怖いものが、いっぱいあるって」
『数の妹』冬園文:「まだあぶないからって、わかってて」
糸賀大亮:「そこで止めときゃ、よかったんだ」
『数の妹』冬園文:「でも、だって」
『数の妹』冬園文:「このまちは」
糸賀大亮:「吸血鬼野郎には、それが無理なんだよ」
『数の妹』冬園文:「まだ……」
糸賀大亮:「だから、人を殺したって仕方ないとか言い始めるんだ」
糸賀大亮:「そんな奴を……」
『数の妹』冬園文:「……じゃあ」
『数の妹』冬園文:「わたしたちは、ずっと」
『数の妹』冬園文:「あの人になぐられていたら、よかった?」
糸賀大亮:「そんな奴に……」
糸賀大亮:「…………ッ」
糸賀大亮:そうじゃない。
『数の妹』冬園文:少女の広げた両腕が震えている。
糸賀大亮:そうじゃないと咄嗟に言いそうになるが、だったらどうすればよかったのか。
糸賀大亮:その答えを俺は持ってない。
『数の妹』冬園文:「お姉ちゃん」
『数の妹』冬園文:「いつころされたって、おかしくなかったのに……」
糸賀大亮:「……ああ」
『数の妹』冬園文:「それは、よかったの……?」
糸賀大亮:「違う」
糸賀大亮:「助けたんだろう」
『数の妹』冬園文:「しょうたくんが、だよ!」
『数の妹』冬園文:拳を握る。
糸賀大亮:「助けられたんだ。そりゃ間違いない」
糸賀大亮:「でも、それ以上はだめだ」
『数の妹』冬園文:「どうして」
糸賀大亮:「助けたから、助けるから、」
糸賀大亮:「ほかを殺していいなんてことがあるか」
『数の妹』冬園文:「どうして……?」
糸賀大亮:「ここには、お前のお姉ちゃんと同じ、何もやってない」
糸賀大亮:「俺の友達がいるんだよ」
『数の妹』冬園文:「…………」
糸賀大亮:「死なせるわけには」
糸賀大亮:「行かないんだ。……どくんだ!」
『数の妹』冬園文:「……わたしも」
『数の妹』冬園文:「しょうたくん、死ぬの」
『数の妹』冬園文:「やだよぉ――」
グラジオラス:では
グラジオラス:そこで
グラジオラス:グラジオラスが一歩前に出る。
グラジオラス:文の肩を掴み、引き下がらせながら、
グラジオラス:長刀を手に、大亮へと振るう。
グラジオラス:判定しましょうか。
乾咲フラン:援護するかい
糸賀大亮:もう一回ぐらい……いや、どうしよう
糸賀大亮:いや、援護してもらおう。もらいます。
乾咲フラン:援護しま~す
グラジオラス:では援護で+2なんですね、なんと。
グラジオラス:さっきの妨害で伸びてるからね。
乾咲フラン:ひょえ~
糸賀大亮:美は興奮剤と同じ効用がある。
グラジオラス:+2と攻撃力で+3だな。
糸賀大亮:よし……振ります
糸賀大亮:2D6+3>=6 (判定:考えない)
BloodMoon : (2D6+3>=6) → 7[2,5]+3 → 10 → 成功
糸賀大亮:レスバの最後に思考停止するな。
乾咲フラン:笑った
グラジオラス:では長刀が大亮へと振り下ろされますが。
糸賀大亮:息を詰めて、身をよじって何とか躱す。
グラジオラス:血の長刀は空を切る。
糸賀大亮:見えたわけじゃない。無我夢中だ。
糸賀大亮:全身がしびれるような恐れに浸されるのを感じながら、グラジオラスに杭を。
糸賀大亮:突き刺す。
グラジオラス:突き出された一撃に、
グラジオラス:腕の中の少女を抱き込む。
糸賀大亮:「……ッ!」
グラジオラス:庇うような仕草で、脇腹をもろに貫かれる。
『数の妹』冬園文:「きゃぁ、ッ」
糸賀大亮:わずかに表情に躊躇い。嫌な手ごたえ。
『数の妹』冬園文:小さな悲鳴。
糸賀大亮:嫌な手応えだ。
『数の妹』冬園文:噴き上がる血に身を竦めて、ぐったりと気を失う。
糸賀大亮:「……はぁ、っ、はあっ……!」息を荒げて、よろめくように後ろに下がる。
グラジオラス:足を振り上げて、大亮に蹴りをくれる。
グラジオラス:反動で数歩下がって、気を失った少女を抱えたまま、
糸賀大亮:「っ、ぐっ……!」
グラジオラス:吸血鬼はその場に立っている。
糸賀大亮:弾き飛ばされて、尻餅をつくが、すぐに身を起こす。
乾咲フラン:吹き飛んだ大亮さんを受け止めようかな
糸賀大亮:おっでは受け止められよう。
乾咲フラン:受け止めた(因果)
糸賀大亮:美しく受け止められた。
グラジオラス:いい連係ですね。
グラジオラス:支配力:救った相手2→1
グラジオラス:吸血鬼の、金色の目が輝く。
行動:グラジオラス 1st
グラジオラス:腕の中の少女の様子を検める。グラジオラス:健やかな呼吸をしていることを確認すると、息をつく。
グラジオラス:それから再び狩人を見据え、
グラジオラス:フランへと目をくれたあと、
グラジオラス:視線は大亮の上で止まる。
糸賀大亮:「…………ッ」
グラジオラス:「……それでも」
グラジオラス:「お前にも、願うことがあるんじゃないのか?」
糸賀大亮:「……な、に」
グラジオラス:「お前は」
グラジオラス:「お前も、救われたいと思っているはずだ」
グラジオラス:「求めているものがある」
グラジオラス:一歩前に出る。
糸賀大亮:やめろ。
乾咲フラン:「聞くな、糸賀。」
糸賀大亮:汗が噴き出す。
グラジオラス:片腕に少女の矮躯を抱いたまま、長刀を握る腕を横に伸ばす。
グラジオラス:床へと向けられる切っ先。
グラジオラス:伝い落ちる血が、紋様を描く。
糸賀大亮:フランの声が耳に入っている。
糸賀大亮:だが、頭に入ってこない。
グラジオラス:「お前だって」
グラジオラス:「失ったものがあるはずだ」
糸賀大亮:やめろ。
グラジオラス:「吸血鬼に奪われたもの」
糸賀大亮:声が出てこない。
糸賀大亮:汗が噴き出す。
乾咲フラン:しっかりしろ、というフランの声は糸賀を素通りする。
グラジオラス:「大切に、胸に懐いていたもの」
グラジオラス:「…………」
グラジオラス:「……救われたいとは、思わないのか」
グラジオラス:「いや」
グラジオラス:「違うな」
糸賀大亮:体が震えだす。
グラジオラス:首を振る。
グラジオラス:「報いなければならないとは、思わないのか」
糸賀大亮:汗が流れ落ちながら、冬の寒さの中にいるように。
糸賀大亮:答えられない。
グラジオラス:「お前の願いで」
グラジオラス:「お前の、意志で」
グラジオラス:「お前は、彼らに報いなければならない」
グラジオラス:違うのか、と、言外に問う。
糸賀大亮:そうだ。
糸賀大亮:……そうだ。
糸賀大亮:俺が、今生きていて。
GM:へし折れた長銃を、握っていた腕。
糸賀大亮:生かしてもらった意味が、あるとしたら。
糸賀大亮:脳裏に、姿が蘇る──
GM:強大なモンスターに怯まず立ち向かう、勇敢な仲間。
GM:足止めのために槍を振るっていた。
糸賀大亮:みんな、俺なんかよりずっとずっと生きているべき人たちだったのに。
糸賀大亮:俺が生き残った。その意味が、あるとしたら。
GM:あなたを連れてその場から逃げた筈のハンターは。
糸賀大亮:それは、そうじゃないのか。
GM:結局、生きては戻らなかった。何故?
GM:あなたとは違うからだ。
GM:あなたとは違い、満身創痍のあなたを置いて、
糸賀大亮:……みんな。
GM:彼女は戦場に戻ったからだ。
糸賀大亮:死んでしまった。死んでしまったみんなが。
糸賀大亮:生き返ったら。
糸賀大亮:…………そうしたら。
糸賀大亮:俺が今生きていて、よかったってことになるんじゃないのか。
グラジオラス:肯定するように。
グラジオラス:血の紋が妖しく光を放つ。
グラジオラス:なにものかをかたちづくって、力をなす。
グラジオラス:糸賀大亮の幸福『背徳:Cチーム』を破壊します。
糸賀大亮:吸血鬼の、力を、たとえ、借りたって。
グラジオラス:「……確かに、俺にとってハンターは邪魔だが」
グラジオラス:「例えば」
グラジオラス:「お前がそれを、望むなら」
グラジオラス:何と引き換えにかは、分かっているだろう。
乾咲フラン:妨害しま~す
グラジオラス:AST
BloodMoon : ランダム全特技表(2,3) → 頭部3:感覚器
グラジオラス:んんーーーー。
乾咲フラン:ンヒー遠い
グラジオラス:……権力者を使用します。
乾咲フラン:ウヒー
グラジオラス:合計で-4つけてください。
乾咲フラン:ウギャー
乾咲フラン:悲鳴しか出してねえな
糸賀大亮:援護しますぅ……
乾咲フラン:オラッ皆私の代わりに計算してくれ!
グラジオラス:興奮剤使って-4と+3ですね。
乾咲フラン:8か……
乾咲フラン:使うわ
乾咲フラン:-4+3 でいいんでしたっけ
グラジオラス:OK
乾咲フラン:2D6-4+3>=7 (判定:締める▲)
BloodMoon : (2D6-4+3>=7) → 6[3,3]-4+3 → 5 → 失敗
グラジオラス:ははははは。
糸賀大亮:アアアアアア
夜高ミツル:ああ・・・
忽亡ゆかり:フヒイイ
夜高ミツル:ついに・・・
乾咲フラン:悲しいけど興奮しちゃうな…
糸賀大亮:グワーッ
乾咲フラン:ごめんな、糸賀さん…
乾咲フラン:オエッ追加
糸賀大亮:いいんだ、すまない……いいんだ…
グラジオラス:それではですね。
グラジオラス:フランの声は、大亮の耳に届かない。
グラジオラス:その目の前で。
グラジオラス:血の紋が床に刻まれ、広がっていく。
グラジオラス:人間三人分の大きさ。
糸賀大亮:「……あ」
糸賀大亮:声が零れる。
グラジオラス:赤い血が
糸賀大亮:「あ、あああ……」
グラジオラス:赤い赤い血が、
グラジオラス:あの日に見たのと同じ赤い血が、床へと広がって
糸賀大亮:涙が滲む。
グラジオラス:まるで、逆戻しのように。
グラジオラス:それは、人の形をなしていく。
グラジオラス:長内真礼。
グラジオラス:長内孝太郎。
糸賀大亮:ぼろぼろと、涙が伝う。
グラジオラス:そして、小春德光。
グラジオラス:あなたが。
グラジオラス:あなたがかつて失った、仲間たち。
糸賀大亮:それは、間違いなく、安堵の涙だった。
グラジオラス:あの戦いの前の、傷を受ける前の姿。
グラジオラス:小春德光にはまだ腕が残っており。
乾咲フラン:必死に何かを大亮に呼びかけるが、何も届かない。
糸賀大亮:「トク、さん」
グラジオラス:みな、まるで眠っているかのように。
グラジオラス:「…………」
糸賀大亮:ふらふらと、そちらに近づいていく。
グラジオラス:グラジオラスは彼らを見下ろして、
糸賀大亮:一歩ずつ。
グラジオラス:しかし、眉を寄せる。
糸賀大亮:「トクさん、孝太郎さん、真礼さん……」
グラジオラス:触れていいですよ。
糸賀大亮:ヒイン(悲鳴)
糸賀大亮:汚れた軍手に包まれた手を、怯えるように伸ばす。
グラジオラス:人肌の温もりがそこにはあります。
糸賀大亮:よかった。
グラジオラス:しかし。
グラジオラス:どうしてか、呼吸がか細い。
グラジオラス:「……おい」
糸賀大亮:「ああ、あああ……」
グラジオラス:どこか不本意そうに、大亮に言う。
グラジオラス:「お前」
グラジオラス:「こちらに来い」
糸賀大亮:「…………」
グラジオラス:「足りない」
グラジオラス:「このままでは」
乾咲フラン:「大亮!」殴ってでも止めようとしますが。
グラジオラス:「お前が心から、こちらに協力しないと」
グラジオラス:「こいつらは目覚めない」
グラジオラス:「……蘇ったのは、肉体だけだ」
グラジオラス:殴って止めていいですよ。
グラジオラス:これはどういうことかと言うと、
グラジオラス:大亮がグラジオラスのフォロワーにならないと目覚めません。
グラジオラス:彼らは。
糸賀大亮:はい~。
グラジオラス:なりますか?
乾咲フラン:では聖なるカイザーナックルで大亮の右頬を殴ります。
糸賀大亮:その言葉に。
糸賀大亮:頷きかける。頷こうとする。だが、脳裏に。
グラジオラス:「お前の、願いが――」
糸賀大亮:あの日立っていたトクさんではなくて。
グラジオラス:必要なんだ、と言ったところに、打撃音がかぶる。
糸賀大亮:保健室の。
糸賀大亮:彩花の姿が──一瞬、
糸賀大亮:浮かんだような気がしたところで、衝撃。
糸賀大亮:もろに吹っ飛んで、床に倒れ伏します。
グラジオラス:いやーーーー
グラジオラス:たのしいなーーーーーーーーー!!!!
グラジオラス:たのしーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!
乾咲フラン:悪鬼~~~~~~~~~~~~
グラジオラス:楽しくないですか?
夜高ミツル:ふふ……
乾咲フラン:楽しい!楽しくない!ぶっ殺してやる!最高!
グラジオラス:引き裂かれている。
夜高ミツル:もうめちゃくちゃだよ
糸賀大亮:ぐちゃぐちゃになった。
グラジオラス:「酷なことを」
乾咲フラン:「失ったものは、戻らない。」
糸賀大亮:気絶しちゃった方がいいな。気絶するか。
グラジオラス:「……おまえも」
乾咲フラン:拳を振る。ナックルは砕けた。
グラジオラス:「そのあとを、追っているだろうに」
グラジオラス:言い残すと、
グラジオラス:長刀を振る。
グラジオラス:血霞とともに、その場から掻き消える。
乾咲フラン:回避のバク転。着地の頃にはもう居ない。
乾咲フラン:苦い表情をしながら転がった大亮を回収します。
グラジオラス:では血霞も消えて。
グラジオラス:あとには真城の残した血の痕、
グラジオラス:倒れる大亮、美しく立つフラン、
グラジオラス:――そして、目を覚まさない三人のハンターが、残される。
糸賀大亮:残していくな!!!!!!回収していって!!!!!これも!!!!!
乾咲フラン:フフッ
GM:いいの?
夜高ミツル:残されちゃった……
糸賀大亮:えーーーーーんえん
糸賀大亮:アアアアア
糸賀大亮:回収されたら回収されたで死んでしまう
乾咲フラン:テメ~~~~GM~~~~よくも大亮さんを~~~~
GM:願いを叶えてあげただけなのに……
糸賀大亮:やめて赦して 許してやめて
GM:ダントツでボコボコになってる人の背徳が見事に壊れちゃってウケるよね(最悪)
糸賀大亮:いや 違う 許さないで 許されたらダメ 許されたら折れる 俺を許すな(不随意に跳ねる)
GM:ゲラゲラゲラ
乾咲フラン:すげ~ポッピンみて~
GM:糸賀大亮へ1個の部位ダメージ!(部位ダメージ:0->1)
GM:糸賀大亮のテンションが3増加!(テンション:11->14)
GM:乾咲フランのテンションが4増加!(テンション:6->10)
GM:乾咲フランは激情を獲得!(激情:0->1)
GM:フランさんは恐慌ですね。
糸賀大亮:ゲロゲロ……
乾咲フラン:オギャアアアアwwwww
乾咲フラン:なんで?(仕方ないよ)
糸賀大亮:使った締めるがちょうど使えなくなっている
GM:テンション10に到達する判定に失敗したので(そういう話じゃねえんだよ!)
糸賀大亮:えーん
乾咲フラン:ギエピー
GM:では次はゆかりさんの手番ですね。
行動:忽亡ゆかり
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:決着をつけようじゃねえか!
夜高ミツル:野嶋ァ!
糸賀大亮:野嶋ーっ!
乾咲フラン:待ってたぜェ!
夜高ミツル:今日2回めだな野嶋!
忽亡ゆかり:野嶋~~!!!!
乾咲フラン:この"時"をよォ!?
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:ちょっと怖くなってきた
夜高ミツル:どうして・・・
糸賀大亮:吸血鬼についた“意味”ってのを考えてもらう時間だよ
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:君たちなんで野嶋相手にはいきいきとチンピラ発揮するの?
夜高ミツル:なんか呼びやすいんだよな野嶋
糸賀大亮:親しみを込めて……
忽亡ゆかり:GST
BloodMoon :学校シーン表(6[1,5]) → 人でいっぱいの教室。みな座ってはいるがやかましい。
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:じゃあさっきの教室ってわけね。
忽亡ゆかり:おかえり野嶋
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:ただいま忽亡
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:では先ほどの教室に野嶋が佇んでいます。
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:ので、襲撃をかけるといいと思います。
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:ミツルくんフォローにいたりするのかな、やっぱこの流れだと。
夜高ミツル:いましょう
忽亡ゆかり:「ドラァ!!!」引き戸を蹴破って突入する。なんと扉は吹き飛ぶ
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:「っ……」
夜高ミツル:まじか
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:男子生徒を見下ろしていた男が、轟音に振り返る。
忽亡ゆかり:「ふんぬ!」よその教室から持ってきたであろう机を投げ飛ばす
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:「う、わっ!!」
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:横に避けます。拳銃を撃ち返す。
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:避けていいですよ。かっこよく。
乾咲フラン:ゆかり、キレた!
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:まあキレるよな。
夜高ミツル:蹴破ってない方のドアから機を見て援護できるよう窺ってます。
忽亡ゆかり:銃弾は頬を掠めつつも、そのまま距離を詰め、ナイフを振る
夜高ミツル:あと敵の増援が来るかと廊下を気にしたりもしてる。
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:「ちッ――」心臓部を腕で守ります。
忽亡ゆかり:ナイフから手を離し、そのまま顎に掌底の一撃
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:「ッ!?」
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:もろに食らって、脳が揺れる。
忽亡ゆかり:再びナイフを掴み、腕から勢いよく引き抜く
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:「く……!」
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:このあたりで
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:判定しますか?
忽亡ゆかり:します!!
夜高ミツル:では援護も
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:おっけー 興奮剤も使うなら宣言ね
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:自信で判定を。
忽亡ゆかり:興奮ロール忘れてたけどもう最初っから興奮してた
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:+2と+1と+1だな。
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:興奮してるからいいでしょ。
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:4で成功じゃん。余裕余裕。
夜高ミツル:興奮してるね
忽亡ゆかり:そろそろやな予感がするな~
乾咲フラン:祈れ…!!!1
忽亡ゆかり:2D6+2+1+1>=8 (判定:走る▲)
BloodMoon : (2D6+2+1+1>=8) → 8[2,6]+2+1+1 → 12 → 成功
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:余裕やんけ!!
乾咲フラン:よかった~
夜高ミツル:やったね!!!
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:ではナイフをどうぞ。
夜高ミツル:援護から動いたほうがやりやすいかな
忽亡ゆかり:ありがたい!
夜高ミツル:では
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:ウオオオオ! 来い!
夜高ミツル:蹴破る、とまではいかないけどできるだけ派手に音が出るよう、教室の扉を蹴飛ばします。
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:舌打ちをした。
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:増援を警戒して、目の前のゆかりから逃れようとする。
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:一歩下がる。
夜高ミツル:椅子を持って、野嶋に向かって走りながら振りかぶり。
夜高ミツル:思い切り振り下ろす。
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:頭を思い切り殴りつけられる。
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:さらに脳を揺さぶられ、その場にたたらを踏んで、
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:あまりにも無防備な隙。
夜高ミツル:初めて凶器で人を殴った実感が、一瞬手を鈍らせる。
夜高ミツル:相手は敵だ。そう思うのに、椅子を持つ手がやけに重い。
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:めっちゃいい ミツルくん
乾咲フラン:興奮させてくれる
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:ニコニコしちゃうな
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:最高が積み重なっていく ありがたい
糸賀大亮:微笑んでしまう
忽亡ゆかり:「大バカ野朗っ!」静かに仕事を成していた彼女が、最後の一撃の前に声をあげたのは、あるいは避けて欲しいという願いからか。
忽亡ゆかり:しかしその一閃には容赦はなく、刃先は正確に首筋をとらえていた。
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:喉笛が斬り裂かれる。
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:勢いよく溢れた返り血が、ゆかりの顔を汚す。
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:野嶋は――ゆかりを見返している。
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:見開いた瞳のまま、喉を斬り裂かれて顎は上向き、
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:断面は頭の自重でさらに裂ける。
忽亡ゆかり:「野嶋さん……」
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:そのまま身体が傾ぎ、机ごと床へと倒れる。
忽亡ゆかり:「今まで、お世話になりました」
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:横たわる。
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:横たわる男の姿。
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:力なく伸びた腕。
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:指先、が、
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:動く。
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:拳となって、握り締められる。
夜高ミツル:「……!?」
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:そのまま掌は床をつき。
忽亡ゆかり:「──!」
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:ぶらぶらと首の揺れるまま、ぐいと身体を起こす。
夜高ミツル:あり得ない光景を、呆然と見つめる。
忽亡ゆかり:「……おい、おいっ……」
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:腕を伸ばして首に触れ、断面を接着させ、
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:そうして皮膚が、戻っていく。
忽亡ゆかり:「お前、まさかっ」
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:「…………」
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:「……そもそも」
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:「俺は『ウォーロード』に、ほとんど殺されかけていた身だ」
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:「生き永らえたのは、あいつの力さ」
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:自らの血で全身を汚したスーツの男が、立ち上がる。
忽亡ゆかり:「……それは……ダメだ……」
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:ゆかりを見る。
夜高ミツル:「……」
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:その瞳がうつろなそれであればむしろ良かったかも知れないが、
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:確かな意志を、残したままの。
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:「……優香を守るために」
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:「今の俺ができることが、これということさ」
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:言いながら、教室の窓へと向かってく。
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:止められなければそのまま去っていきますね。
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:里井がエッチ眼鏡しか残らなかった代わりに野嶋が結構キャラ濃くなってきたな
夜高ミツル:野嶋かなりキャラが立ってる
乾咲フラン:里井ー!俺は劣情を向けているぞ里井ー!
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:やさしいね
夜高ミツル:ふふ
糸賀大亮:熱烈な劣情
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:「…………」
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:窓に手を掛けたところで、止まる。
忽亡ゆかり:「今まで、ありがとう。さっきも、私を殺す前に誘おうとしてくれたことも」
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:「…………」
忽亡ゆかり:「もう、あんたも紅谷くん──いや、グラジオラスも、見逃すわけにはいかなくなった」
忽亡ゆかり:「絶対に殺す」
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:がらりと窓を開ける。
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:「……そういうところが、甘いんだよ」
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:そうして外へと飛び出して、
『朽ちた銀弾』野嶋浩樹:その姿は見えなくなる。
忽亡ゆかり:「ああ……」
忽亡ゆかり:「最悪だ」
GM:ゆかりさ~ん?
糸賀大亮:ゆかりさん、良さの塊
夜高ミツル:最高!!!!!!
乾咲フラン:最高だよお~~~
GM:ゆかりさんありがてえな……
忽亡ゆかり:これはもうさっきの秘密PCに開示するしかねえなあ~~~
GM:ミツルくんのシーンで会話し直すといいよ
GM:支配力:救った相手 1→0
GM:グラジオラスへ1個の部位ダメージ!(部位ダメージ:1->2)
GM:夜高ミツルのテンションが3増加!(テンション:11->14)
夜高ミツル:やった!!!
糸賀大亮:ヒューッ
GM:えーと、
GM:言い忘れてたけどさっきの破壊で大亮さん→グラジオラスの関係が1伸びます。
GM:なんでしたっけ? 属性。
糸賀大亮:はい……
糸賀大亮:期待です……
GM:はい?
夜高ミツル:わーっっっ
糸賀大亮:(顔を覆う)
乾咲フラン:ウッフフ
夜高ミツル:糸賀さん……
GM:ワハハワハハハハ ワハハワハハハハ
糸賀大亮:ウウウウウ
乾咲フラン:しっかりしろ糸賀!(ナックル)
糸賀大亮:(床に倒れる)
忽亡ゆかり:期待かあ~~~~~~~~~
行動:グラジオラス 2nd
GM:去る野嶋を見送ったミツルとゆかりですが、GM:そのまま学校に刻まれた血戒を破壊するための散策を続けます。
GM:廊下を歩くうち、やがて二人はとある教室に差し掛かる。
GM:三年二組。
GM:ミツルと真城と、紅谷のクラス。
夜高ミツル:教室の前に行き当たったミツルの足が止まる。
夜高ミツル:ほんの数時間前まで、ここで授業を受けていた。
夜高ミツル:その後起きることも知らずに。
夜高ミツル:「……ここ」
夜高ミツル:「俺と、真城と……紅谷のクラスです」
夜高ミツル:「……もしかしたら、何かあるかも」
忽亡ゆかり:「……3人はクラスメイトだったね」
夜高ミツル:頷く。
忽亡ゆかり:「真城くんはあんまり学校に来てなかったはずだけど……どうして仲良くなったの?」
夜高ミツル:「あー……そんなちゃんとしたきっかけがあった訳じゃないんですけど」
夜高ミツル:「俺、結構バイトとかやってて。それで忙しくてあんまりクラスに馴染めなくて」
忽亡ゆかり:無言で頷く
夜高ミツル:「で、あいつも学校あんまり来ないもんだから……浮いてる者同士でなんとなく、みたいな」
忽亡ゆかり:「いいヤツだったんだ?」
夜高ミツル:「……不良ですけどね。あいつ学校でタバコ吸ってるんですよ?」
GM:すぱすぱ
糸賀大亮:不良~
糸賀大亮:さっきは教室で血を飲んでましたが
GM:血量ないと流血で部位飛ぶからね
乾咲フラン:ただでさえ部位取られそうになったのにな
夜高ミツル:「それが、なーんか要領がいいというか、勘もいいのか? 結構うまく立ち回ってて……」
夜高ミツル:「変なやつって言うのが、一番適切な気がしますね。俺の感覚では」
GM:では次の瞬間。
GM:二人の会話を遮るように、けたたましい音が響く。
夜高ミツル:「!?」
忽亡ゆかり:「あははは!狩人のスキルを、先生に喫煙がばれないようにって……」次の瞬間、轟音に顔を上げて会話を切る
真城朔:吹き飛ばされた真城朔の身体が廊下の窓を突き破り、その勢いのまま教室の壁をも破壊して、
真城朔:中の机と椅子を巻き込んで床を転がる。
忽亡ゆかり:「ほわっ!?」
夜高ミツル:「……っ、真城!?」
グラジオラス:真城を追って、グラジオラスが現れる。
グラジオラス:ゆかりとミツルの間を遮るように着地し、
グラジオラス:ゆかりへと長刀を無造作に振る。
忽亡ゆかり:「夜高く……おわわわっ!?」
夜高ミツル:「忽亡さん……!」
忽亡ゆかり:「ちょっ、いきなりっ!」ナイフで斬撃を受け止める
夜高ミツル:真城を追って教室に入ろうとしていた所を、グラジオラスが現れたのに気づいてそちらに向き直る。
グラジオラス:ゆかりは斬撃を受け止めたが、勢いまでは殺しきれない。
グラジオラス:吹き飛ばされて壁へと叩きつけられ――
グラジオラス:そうですね。軽く昏倒していただきましょう。
グラジオラス:いつ目覚めるかは、これから次第です。
忽亡ゆかり:「痛っ……!!!」
忽亡ゆかり:ナイフを落とし、倒れ込む
夜高ミツル:「っ、忽亡さん、大丈夫ですか!? 忽亡さん!!」
忽亡ゆかり:返事はない
夜高ミツル:どうしよう。どうしよう。
グラジオラス:長刀を振り血を払うと、グラジオラスはミツルの方へと向かう。
グラジオラス:その襟首を掴み、
グラジオラス:真城の吹き飛ばされた、三年二組の教室へと引きずり込む。
グラジオラス:かつての彼らの教室へ。
夜高ミツル:「ぐ……っ」
真城朔:「……、っ…………」
真城朔:血の痕を残して床に這い蹲っていた真城が、
真城朔:ミツルの姿を認めて目を見開いた。
夜高ミツル:「ま、しろ……」
グラジオラス:グラジオラスはミツルを廊下側の壁へと投げ捨てる。
夜高ミツル:「……っ!!」
夜高ミツル:壁に背中を強かにぶつけ、おもわずうずくまる。
グラジオラス:そして一際鋭く細い血の刃を翳すと、
グラジオラス:その左肩を貫いて、ミツルを壁へと磔にする。
グラジオラス:鮮烈な痛み。
グラジオラス:日常生活ではほとんど有り得ない、
グラジオラス:肉を抉り抜かれる激痛。
夜高ミツル:「……う、あああっ!!!」
夜高ミツル:顔が苦痛に歪む。
夜高ミツル:熱い。冷たい。痛い。
夜高ミツル:痛みに身体をよじれば、磔にされた左肩がまた新たな痛みを生む。
真城朔:「……っ」
グラジオラス:グラジオラスはもはやミツルには目もくれない。
グラジオラス:言葉を失って固まった真城の身体を引きずって、逆側の壁へと背を叩きつける。
夜高ミツル:「……っ、うぅ……、ま、しろ……」
グラジオラス:脅し文句すら必要ない。
夜高ミツル:「ま、しろ、にげろ……」
グラジオラス:グラジオラスはそれを理解しており、
真城朔:身を縮めた真城に関しては、言うまでもない。
グラジオラス:壁へと追い込まれた真城の身体へグラジオラスは覆い被さる。
夜高ミツル:血の刃を引き抜こうと手をかけながら、真城に呼びかける。
夜高ミツル:逃げろ。逃げてくれ。真城。
グラジオラス:その刃は鋭く研がれ、指が触れるほどに皮膚を、肉を裂く。
グラジオラス:ミツルの角度からは、もう真城の顔は見えない。
グラジオラス:グラジオラスの体躯と外套にすっかり覆い隠されて、見届けられない。
夜高ミツル:「……ぐ……、うぅ……!!」
グラジオラス:やがて。
グラジオラス:濡れた布を引き裂くような、耳障りな音が響く。
夜高ミツル:どんなに必死になってもにぎる右手に傷が増えるばかりで、血の刃は動く気配もない。
夜高ミツル:「……!!」
真城朔:何かを恐れるように、真城の脚が跳ねる。
夜高ミツル:「真、城……っ!!」
グラジオラス:構わない。
夜高ミツル:何が起きている? それすらもミツルには分からない。
グラジオラス:覆い被さった身体が、その頭が更に低くなって、恐らく真城へと近づいて、
真城朔:「……っう、あ」
グラジオラス:濡れた音が響く。
グラジオラス:何かを啜るような、粘着質な音。
夜高ミツル:「何……何を……」
グラジオラス:ぴちゃぴちゃと響く舌の音と、
夜高ミツル:血の気が引いていくのは、出血のせいでも痛みのせいでもない。
真城朔:あえかな抵抗に身動ぐ濡れた服の衣擦れの音と、
夜高ミツル:「や、めろ……やめろ……!!」
真城朔:「は、……っく、…………っあ、あ!」
真城朔:必死に押し殺された息の間の、真城の悲鳴。
夜高ミツル:自分のせいで。自分がここにいるせいで、また真城が傷ついている。
真城朔:無意味に足がばたついて、教室の床を踏み締める。
夜高ミツル:ここに残ることで、戦いに加わることで力になれれば、なんて……やっぱりただの驕りだったのだろうか。
真城朔:何かを堪えるように靴底が擦れる。
夜高ミツル:現に真城は傷つけられて。
夜高ミツル:自分には、何もできない。
真城朔:その間も絶え間なく、
夜高ミツル:ただ、やめてくれと懇願することしか。
真城朔:言うまでもない『何か』を啜られ続けている。
夜高ミツル:「ましろ、ましろぉ……何でだよ、逃げろよ、逃げてくれ……」
真城朔:「っ! っひ、あ――ぁ、…………ッ」
真城朔:悲鳴が上擦り、やがて裏返る。
真城朔:床を叩いていた脚が強張って浮いて、ぴんと伸ばされる。
夜高ミツル:「真城……」
真城朔:それがどれほど続いただろうか。時間の感覚も今では定かではない。
真城朔:やがて脚から力が抜け、ぐったりと床へと降ろされる。
真城朔:荒い呼吸の音。
夜高ミツル:目を逸らすこともできないまま、ただそれを見ていた。見ていることしか、できなかった。
グラジオラス:最後に一際大きく、ぴちゃりと舌の音を響かせて、
グラジオラス:グラジオラスは真城から、少しだけ離れる。
グラジオラス:「…………」
グラジオラス:「お前、……」
真城朔:真城はきつく俯いて、肩を震わしている。
夜高ミツル:「紅谷ぁ……!」
真城朔:シャツの首元が大きく引き裂かれ、
真城朔:顕になった首に、赤い歯形が残っている。
真城朔:吸血鬼の歯型が。
真城朔:それでも呼吸をどうにか整えると、じろりとグラジオラスを睨み上げ――
真城朔:ようとして、向かいのミツルの姿を見て。
真城朔:一瞬だけ、唇を噛んだ。
夜高ミツル:「……真城」
夜高ミツル:震える声で真城を呼ぶ。
真城朔:視線が泳いで、逸らされる。
真城朔:床へと落ちる。
夜高ミツル:ひとまず、彼が生きていることに安堵して。
グラジオラス:「……お前、今の――」
真城朔:「――っはは!」
真城朔:グラジオラスの言葉を遮るように、ことさらに大袈裟に笑ってみせる。
真城朔:「ピュアなグラジオラスくん、には」
真城朔:「ちいっとばかし、刺激が強すぎた――かなあ?」
真城朔:揶揄に口の端をつり上げた。
夜高ミツル:「……?」
夜高ミツル:こんな状況で何を笑っているのかと、不審げに真城を見る。
グラジオラス:グラジオラスはそれには答えない。
グラジオラス:真城の首を掴み、引きずり上げる。
グラジオラス:「真城。これが最後だ」
グラジオラス:「その有り様では、狩人の――」
真城朔:「黙れ」
真城朔:首を掴まれたまま、グラジオラスの手へと血混じりの唾を吐き捨てる。
真城朔:「そのテの誘いにゃもう飽きた」
真城朔:「てめえみてえな雑魚吸血鬼如きに今更唆されっかよ、この俺が」
真城朔:だらりと力なく身体を吊り下げられたまま、あくまで吸血鬼を睨み返す。
グラジオラス:「…………」
グラジオラス:「そうか」
グラジオラス:グラジオラスは激昂すらせず
グラジオラス:真城の首を掴んだまま、ミツルを見返す。
グラジオラス:振り返る。
夜高ミツル:「……紅谷、真城を放せ」
夜高ミツル:変わらず左肩を貫かれたまま、それでもグラジオラスを見返す。
夜高ミツル:額には脂汗を浮かべ、やせ我慢をしているのは明白だ。
グラジオラス:「…………」
グラジオラス:「夜高」
夜高ミツル:「……なんだよ」
グラジオラス:「お前が残ってくれたおかげで」
グラジオラス:「随分と俺は、やりやすかったよ」
グラジオラス:そう言い捨てると、真城の左腕に手を掛ける。
夜高ミツル:「……!!」
夜高ミツル:俺が残ったおかげで。俺が残ったせいで。
真城朔:「っ――――」
真城朔:みちりと肉の筋の、張り詰める嫌な音がして
真城朔:吸血鬼の膂力では、一瞬だった。
夜高ミツル:「っ、真城!!」
夜高ミツル:逃げろ、と言う間もなかった。
真城朔:その左腕は、あっさりと切り離される。
グラジオラス:夜高ミツルの幸福『真城朔』を破壊します。
夜高ミツル:なんで妨害したのに結局とられてるの!!!!!?????
忽亡ゆかり:真城くんの腕だいにんきやな
乾咲フラン:おかしいね なんでだろうね
グラジオラス:妨害は?
忽亡ゆかり:入っていいんですか!
グラジオラス:入らなくてもいいよ
忽亡ゆかり:壊させてあげたいけどだめです
グラジオラス:OK
グラジオラス:AST
BloodMoon : ランダム全特技表(4,6) → 腕部6:撃つ
夜高ミツル:援護します
グラジオラス:+2ですね、プラマイゼロ。
忽亡ゆかり:2D6+2-2>=7 (判定:刺す)
BloodMoon : (2D6+2-2>=7) → 7[2,5]+2-2 → 7 → 成功
夜高ミツル:愛してる……
グラジオラス:忽亡ゆかりのテンションが4増加!(テンション:8->12)
グラジオラス:忽亡ゆかりは激情を獲得!(激情:0->1)
グラジオラス:夜高ミツルのテンションが3増加!(テンション:14->17)
真城朔:「――あ、ッ」
真城朔:無造作にもぎ取られた断面からはばたばたと血が溢れ落ちて、
夜高ミツル:なんとか抜け出そうと、左肩を貫いた刃に再び手をかけるが、やはりそれはどうにもならない。
グラジオラス:その断面へも、グラジオラスは口を近付けようとする。
夜高ミツル:「ぁ、ああ……真城……!」
忽亡ゆかり:突如。
忽亡ゆかり:グラジオラスの背後から、その腕へと銀の刃が伸びる。
忽亡ゆかり:もうひとりの登場人物は、既にその場所に倒れてはいなかった。
グラジオラス:刃が腕に届く寸前に真城を手放し、その場から逃れる。
忽亡ゆかり:「ちっ」
真城朔:「――うあ、っ」
真城朔:左半身を床へと叩きつけられて、びくりと身体を引き攣らせる。
夜高ミツル:「……忽亡さん」
グラジオラス:しかし真城の腕は離さない。
グラジオラス:ゆかりを見返して、
グラジオラス:「……身体の方は、随分と頑丈だな」
忽亡ゆかり:「鍛えてるからね」
グラジオラス:「なるほど」
夜高ミツル:一瞬何が起きたのか分からなかった。それくらいゆかりの身のこなしは鮮やかで。
夜高ミツル:「……真城!」放り出された真城の方に目をやる。
グラジオラス:気のない返事ののち、ミツルと真城に目をやって
グラジオラス:静かに目を伏せて首を振ると、
グラジオラス:窓を突き破って、教室の外へとその姿を消した。
グラジオラス:あれ?
グラジオラス:………………………
グラジオラス:………………
グラジオラス:…………
グラジオラス:1足りねえな本当は……
忽亡ゆかり:なに なによ!
グラジオラス:いや、大丈夫
糸賀大亮:なんだなんだ
グラジオラス:覆さないです
忽亡ゆかり:うそでしょ
グラジオラス:ミツル→ゆかり、関係1だったけど
乾咲フラン:オヒ…
糸賀大亮:あっえっ?
グラジオラス:GMのミスだから通してあげるよ。
忽亡ゆかり:あ、あああっ
グラジオラス:うっかりしてた。なんか2だと思い込んでたわ。
忽亡ゆかり:あ~~~
グラジオラス:OKOK
糸賀大亮:あれっ、あっそうか
グラジオラス:GMのミスだしもう演出進んじゃったからね。
忽亡ゆかり:しつれいしました……
グラジオラス:いや、GMが+2って言えば普通信じるから
忽亡ゆかり:温情に感謝
グラジオラス:でも本当は壊れてたし
グラジオラス:秘密は開けちゃおっかな。
糸賀大亮:ああ~
真城朔:「…………っ」
忽亡ゆかり:「ふはぁ~、どっと疲れたぁ」
忽亡ゆかり:「ごめん。腕、持ってかれた」
真城朔:二の腕の半ばで途切れた左腕の断面を押さえながら、
真城朔:ずるりと上半身を起こす。
真城朔:学ランは乱れ、シャツは首元が引き裂かれ、吸血の痕が生々しく残る。
真城朔:「……い。や」
真城朔:「たすかっ、……た、……」
真城朔:「…………っ」
真城朔:痛みにか、背を折る。
真城朔:ミツルの肩を貫いていた血の刃も、やがて霧散する。
忽亡ゆかり:「夜高くんも、ごめん。遅くなった」
夜高ミツル:血の刃が消えると、前のめりに真城に駆け寄る。
夜高ミツル:「ま、しろ」
真城朔:ミツルは目の前の真城の姿に、あの日を思い出す。
真城朔:ずっと忘れていたことを思い出す。
真城朔:あの日、あの夜、血に濡れたリビングで見たその人物の姿も、
夜高ミツル:――そうだ、あの日も。
真城朔:――思えば、同じように血に濡れていなかっただろうか?
夜高ミツル:なんで、今まで忘れていたんだろう。夢だと思ってたんだろう。
【秘密:夜高ミツル】
あなたは五年前、家族が血を啜る化け物に皆殺しにされる光景を目の当たりにした。
しかしそれは誰に話しても信じてもらえないような有り得ない光景だった。
また、あなたはその時に真城朔らしき人物を目撃しているが、彼の方に覚えはないようだ。
故にあなたはあれは夢だったのだと自分を納得させながら穏やかな日常に身を浸している。
真城朔:目の前の彼よりまだ幼かった、その姿もまた。
真城朔:全身を血に濡らしていたことを、思い出す。
糸賀大亮:なるほどぉ~
乾咲フラン:ほっほお~~~
忽亡ゆかり:なるほどなあ~~~~~~~
真城朔:呼吸を必死に整えている。
夜高ミツル:真城朔を知っている。今と同じように血に塗れた彼の姿を、自分は見たことがある。
夜高ミツル:「……ましろ……」
真城朔:「…………っ」
真城朔:大きく息を吐く。
夜高ミツル:「ごめん、真城……俺の、せいで……」
真城朔:残った右腕を床について、無理矢理立ち上がる。
夜高ミツル:「俺のせいで、また……」
真城朔:「……違う」
夜高ミツル:「違わないだろ……」
真城朔:「違う」
真城朔:頑なに首を振ってから、ゆかりを見る。
真城朔:「えと、…………」
真城朔:名前が分からなかった。
忽亡ゆかり:「……私?」
真城朔:「……ん」
忽亡ゆかり:「ああ。ちゃんと話すのは初めてか」
真城朔:頷く。
真城朔:「悪い」
真城朔:「……ミツのこと、頼む」
真城朔:言うと左腕の断面を押さえながら、ふらふらとグラジオラスの消えた窓の方へと向かう。
夜高ミツル:「お前、まだ一人で行くつもりか!?」
夜高ミツル:慌てて真城を追うが、その傷だらけの身体に触れるのを躊躇い、伸ばした手が宙で止まる。
忽亡ゆかり:「曙光騎士団の忽亡ゆかりです。この案件の調査で来ました」
真城朔:「忽亡……」ぼんやりと、輪郭をなぞるような鸚鵡返し
忽亡ゆかり:「……それと、例の血の術と」
真城朔:ミツルの言葉に、眉を寄せるが
真城朔:今はゆかりの話を聞いている。
忽亡ゆかり:「……君の事も、個人的に気になってね」
夜高ミツル:そういえば、ゆかりは真城が学校にあまり来ないことを知っていた
夜高ミツル:自分はそんなことまで話していなかったはずだ。
真城朔:「……そ、うか」
真城朔:じゃあ、と息を吐きながら、
真城朔:「これが終わったら、話、しよっか」
真城朔:そう言って、ガラスの割られた窓を開ける。
忽亡ゆかり:「話してくれるのかい?」
真城朔:「話せることは、話すよ。狩人同士だろ」
真城朔:「でも、今は――」
真城朔:ミツルを見る。
夜高ミツル:「……真城」
忽亡ゆかり:「ん」 大きく息を吐き
忽亡ゆかり:「わかった。死ぬなよ」
真城朔:「…………」
忽亡ゆかり:そう言ったあと、ミツルの肩に手を置いて自分の側へ引き寄せる
真城朔:ゆかりの仕草に、むしろ安堵すら顔色に映る。
夜高ミツル:「……っ、」
真城朔:「……助かる」
真城朔:窓に手を掛ける。
真城朔:いつかの身軽な動きはさすがに精彩を欠いて、
真城朔:のろのろとその枠に膝をかける。
夜高ミツル:肩を引き寄せられて、傷の痛みに眉根を寄せる。
夜高ミツル:「……」
夜高ミツル:さすがに、それ以上は引き止めない。
真城朔:最後に一瞬だけ、
真城朔:ミツルの顔を振り返ってから、
夜高ミツル:「……真城。俺にも、後で説明してくれるんだろ。ちゃんとしろよな」
真城朔:「…………」
夜高ミツル:「お前の説明じゃないと、俺は納得しないからな」
夜高ミツル:「絶対!」
真城朔:その沈黙は、ひどく重いが。
真城朔:「……わか、った」
真城朔:掠れた声で言い残して、
真城朔:窓から飛び降り、姿を消した。
夜高ミツル:真城が姿を消した後も、少しだけ窓を見つめて。
夜高ミツル:長く息をつく。
夜高ミツル:「……忽亡さん。ありがとうございます、真城を助けてくれて」
夜高ミツル:遅れて、ゆかりに礼を告げた。
忽亡ゆかり:「傷」
忽亡ゆかり:「見せて」
夜高ミツル:「……あ、は、はい」
夜高ミツル:幸い、学ランの前は留めていない。傷のせいで覚束ないながらも学ランを脱ぐ。
忽亡ゆかり:最低限の応急処置だけは済ませておく
忽亡ゆかり:「……痛かった?」
夜高ミツル:「……いや……そんな……」一瞬強がってみせたが
夜高ミツル:「……すっっっげぇ痛かったです……」
夜高ミツル:結局は、目を伏せて素直にそう言った。
忽亡ゆかり:「だよな~!」
夜高ミツル:「……痛い、けど」
夜高ミツル:「真城は、もっと痛いだろうから」
忽亡ゆかり:「それはそれ、これはこれ。ほら、行くよ」
夜高ミツル:「……はい」
夜高ミツル:立ち上がる。
夜高ミツル:「俺が言いたいのは」
夜高ミツル:「これくらいで泣き言言ってたら真城にバカにされるから」
夜高ミツル:「すっっげぇ痛かったけど……」
夜高ミツル:「痛いけど、大丈夫ですって、ことです」
夜高ミツル:そう言って、痛みに青ざめたままの顔で、無理矢理に笑った。
忽亡ゆかり:「強がるなよ、男子」肩を指で軽く突く
夜高ミツル:「~~~~~っ!!!」
夜高ミツル:声にならない悲鳴が上がった。
忽亡ゆかり:「あんなのを参考にしちゃダメ。ありゃ別格だよ」
忽亡ゆかり:「肩をやられちゃ、武器も振るえやしない。立て直すときはちゃんと立て直さなきゃ、ほんとに足手まといになっちゃうよ」
夜高ミツル:「……はい」足手まとい。その言葉に身を固くする。
夜高ミツル:ただの高校生の上に、手負いとなってしまった自分に、どこまで、何ができるのか。
夜高ミツル:ともあれ、何もしないわけには行かない。
夜高ミツル:「……保健室とか、行けばもっと何かあるかもしれないですね」
夜高ミツル:せめて、少しでも周りの足を引っ張らないよう。ひとまずはこの肩の痛みをなんとかした方がいいかもしれない。
GM:えーと、今度こそミツルくん→ゆかりさんの感情が2ですね。
GM:うっかりしたな~。まあ腕もいじゃったしイーブンイーブン。
糸賀大亮:腕とイーブンの感情
GM:逆のミスより全然いいしね
糸賀大亮:それは…………確かに…………
夜高ミツル:でも本当に成功してても腕はもがれてたんだよな……
糸賀大亮:それも……確かに……
GM:えへ……
行動:夜高ミツル
GM:というわけで、保健室ですね。乾咲フラン:大亮さんが尋常ではないことになった後に見る彩花ちゃんはどうだ
糸賀大亮:苦しい…………
GM:彩花寝ててもいいよ。
GM:というか多分寝てた方がいいですね。
皆川彩花:彩花は深く眠っています。
乾咲フラン:Cチームとどっちが健康そうな寝姿かな?
糸賀大亮:一言も喋らないで頭を抱えて床に座っている。
糸賀大亮:メインタブでも仲間に破壊されるの俺
乾咲フラン:フランは大亮の横で仁王立ちしています。
石原胡桃:胡桃はそんな彩花の隣に心配そうに寄り添っていますが、
石原胡桃:尋常ではなさそうな大亮の様子に、モップを握り締めながら少し怯えている。
糸賀大亮:時折、なにかぶつぶつ呟いてるけどほとんど言葉になっていない
石原胡桃:「……あの…………」
石原胡桃:いったい、みたいな顔でフランを見上げますが。
乾咲フラン:「ちょっと、ね……」物憂げな様子で大亮を見下ろします。
石原胡桃:「…………」不安そうに、モップを握る手に力を込める。
乾咲フラン:「まあ、そんなに固くならずに。今は私たちが居……少なくとも私が居るから。」
糸賀大亮:「…………」
石原胡桃:「は、はい……」
石原胡桃:ちらりと彩花を見る。
乾咲フラン:「その子は、大丈夫?」カーテンの方を伺うように。
石原胡桃:「……発作がどうとかって、様子はない、です」
石原胡桃:「ただ……」
乾咲フラン:首を傾げ、ゆるやかに促す仕草
皆川彩花:「……大丈夫」
皆川彩花:続きを引き取るように、か細い声で。
糸賀大亮:びくっ。
皆川彩花:「これくらいは、よくあるから……」
皆川彩花:「……ちょっと寒い、くらい」
糸賀大亮:近くで話している胡桃の声より、小さな彩花の声に反応して、身体を跳ねさせる。
石原胡桃:「ええ? 早く言いなよ」
石原胡桃:腰を上げて、他のベッドから布団を取ってくる。
乾咲フラン:「そうか……」
石原胡桃:彩花の上に重ねて掛けて。
皆川彩花:「こういう寒さ、あったなあ」
皆川彩花:「今年、3月なのにすごい寒いころ、あったじゃん?」
石原胡桃:「……うん」
皆川彩花:「雪……このあたり、降らなかったけど」
糸賀大亮:「……彩花、ちゃん……?」はじめて気が付いたように呟くが、ごくか細く。
乾咲フラン:「血戒があの子の体調に……とでも思ったが、そうでもないのかな。」足元の大亮だけに聞こえる声量の独り言。
糸賀大亮:フランの声に少し沈黙を置いてから、
糸賀大亮:「……いや、あれは……」と、何か言おうとするが、すぐ言葉にならずに霧散する。
皆川彩花:「私、ウィンタースポーツとか雪遊びとか、けっこう憧れてて」
皆川彩花:「……やったこと、ないんだけどね」
皆川彩花:毛布を引き上げて、顔を埋める。
糸賀大亮:そうだ。何を……
糸賀大亮:何をやっていたんだ、俺は、と思ったところで、またあの物言わぬ三人の姿が。
糸賀大亮:思い出されて、口元を押さえて、吐き気をこらえる。
糸賀大亮:呻き声が零れる。
石原胡桃:胡桃はうんうんと頷いて、
石原胡桃:「ま、休んでなって。なんかあったらすぐ言いなよ」
石原胡桃:「よく分かんないけど、大亮さんいるしね」
乾咲フラン:足元で限界になっている大亮から目を逸らす。せめてもの優しさであった。
糸賀大亮:放っておかれるのが何よりの優しさ。そんなこともある。
GM:そろそろ二人が合流してもいいかもね。
皆川彩花:彩花は胡桃にうん、と頷いて、またまぶたを閉じます。
糸賀大亮:「…………」吐き気が治まるまで待ってから、ふらふらと立ち上がる。
石原胡桃:彩花の髪を撫でてやりながらも、大亮の様子を気にかけている。
乾咲フラン:生まれたての子鹿…
糸賀大亮:保健室出ていこうとするので、そこでちょうどよく来てもらえると。
糸賀大亮:いい感じに我に返れる気がする。大丈夫な気がする。俺は大丈夫(自分に言い聞かせる)
夜高ミツル:大丈夫大丈夫!
乾咲フラン:(限界)
糸賀大亮:ウウウッ
夜高ミツル:扉に近づくと、保健室に近づいてくる気配に気がつくかもしれない。
夜高ミツル:一人は、まぁ頑張ってるけど消しきれない足音で。
夜高ミツル:もう一人分の足音は多分しない……?どうなんだ
糸賀大亮:一瞬身を固くする。足音分かりやすいのいいな。
石原胡桃:少しだけ緊張する。目元がきりりと険しくなり。
乾咲フラン:一方フランは急にフラフラ出ていこうとする糸賀に声を失っている。「お前……」
糸賀大亮:杭に手をやりながら、胡桃ちゃんを手で制すか。
糸賀大亮:「……」
糸賀大亮:フランの方を振り返って、目配せする。この足取りは、素人だ。
乾咲フラン:ミツルだろう、と大亮に頷く。
石原胡桃:身を強張らせている。ちらりと彩花を見る。
皆川彩花:静かに寝息を立て始めている。
夜高ミツル:「……保健室、こっちです」と、ひそひそと話しながら。
忽亡ゆかり:「ん」
忽亡ゆかり:「…………」 わざと足音を立ててみる
夜高ミツル:足音が、保健室の前で止まる。
夜高ミツル:それから、やや遠慮がちに扉が開かれる。
石原胡桃:緊張、から、
石原胡桃:ミツルの姿を見て、目を瞬いた。
石原胡桃:「うわっ」
石原胡桃:恐らく怪我に驚いている。
石原胡桃:寝息を立て始めた彩花を思い出して、慌てて口を押さえるが。
夜高ミツル:そういえば糸賀さんの知り合いがいるんだよな、と覚えていたので。寝てるなら起こさないようにと。
夜高ミツル:「……!」
夜高ミツル:知らない女子に驚かれて、こっちも驚いた。
糸賀大亮:めちゃくちゃ顔色の悪い大亮が出迎えたが
糸賀大亮:のろのろ進路を譲った。
糸賀大亮:大きく息を吐く。怪我を心配する余裕はないので、壁際にまた移動して座る。
乾咲フラン:「夜高クン…… !ケガをしているじゃないか……!」
忽亡ゆかり:「糸賀さん……どうしたんですか、その顔色」
夜高ミツル:「……糸賀さん、乾咲さんも。いたんですね」
夜高ミツル:「……あ、はい、バレ……ますよね。まぁ」
糸賀大亮:頭を抱える態勢に戻ったけど、正気には返った。大丈夫(自分に言い聞かせる)
夜高ミツル:学ランには思い切り穴が開いて、血で汚れている
糸賀大亮:「…………グラジオラスか、」と、一度ゆかりの言葉をスルーしてから、ミツルに問いかける。
夜高ミツル:「……はい」
乾咲フラン:消毒用品を勝手に保健室から拝借しながら。
糸賀大亮:「何でもない、戦える…………」それからゆかりに答える。
忽亡ゆかり:「…………」
石原胡桃:なになんなの、って顔で部屋の隅に縮こまっている。口を挟める雰囲気ではない。
乾咲フラン:正直に吸血鬼に会った――と言おうと思ったがコチラもコチラで先程の真城の一件を黙っているため……言うのをやめた。
乾咲フラン:「とりあえず消毒するか」
夜高ミツル:「あの子が、糸賀さんの知り合いですか?」胡桃を見て。
糸賀大亮:「……ああ」明かに言葉少な。
石原胡桃:急に話題の矛先を向けられてえってなってる。
夜高ミツル:「お願いします……さっき、忽亡さんが応急手当はしてくれたんですけど」
乾咲フラン:「オッケ~ 上着脱いでね~」
乾咲フラン:フランは黙々と消毒から包帯巻き巻きとしていくので夜高くんと大亮さんの話を邪魔しません
夜高ミツル:やはり覚束ないが、まぁ先程よりはマシな動きで再び上着を脱ぐ。
乾咲フラン:(突然の宣言)
糸賀大亮:んふふ
石原胡桃:恐慌しているのに……的確!
糸賀大亮:手際がいい(その手際の良さで真城くんの腕も……)
石原胡桃:もぐ。
夜高ミツル:やめ!!!
乾咲フラン:「断面を綺麗に処理しないと……」
乾咲フラン:やめるんだ
石原胡桃:グラジオラスは雑にやったからな~
糸賀大亮:フランさんが?いでればな~(PTがおしまいだよ)
石原胡桃:ひっと息を呑む。
乾咲フラン:「はい、消毒液しみま~~す」
夜高ミツル:「あー……場所、変えたほうが、良かったですかね……?」声を潜めて糸賀に問う。
糸賀大亮:「………」力なく首を横に振る。
糸賀大亮:なんか喋れ(自分に)
夜高ミツル:消毒の痛みに顔を歪ませながら。でも磔にされた痛みよりもちろんかなりマシ。
夜高ミツル:「……そ、そうですか……?」
夜高ミツル:ならまぁ、良かった。良かったか? 本当にこれ彼女に見られてて大丈夫?
糸賀大亮:「…………血戒は、潰せてるか」全然違うことを聞く。
夜高ミツル:「え?」
夜高ミツル:「えーと、いくつかは……ですよね?」
乾咲フラン:カーテンの向こうに行っててもらえばよかったかなぁと思いつつも淡々と傷を処置する。
夜高ミツル:ゆかりに確認する。
夜高ミツル:ちゃんとできてるかどうか、何せミツルにはいまいち分からないので。
忽亡ゆかり:「総数がわからないから、現状どれくらい進んでいるかが見えない、というのが正直なところですね」
忽亡ゆかり:「そちらは?」
糸賀大亮:「そうか、……削ってやってる手応えは、ある……」
夜高ミツル:時折、痛……と言いかけて、でも我慢しつつ、おとなしく治療されている。
糸賀大亮:「………」
GM:時刻はどれくらいかな。もう2時くらい回ってるかな。
GM:5時前には夜明けが来る頃。
夜高ミツル:かなり深夜だ
乾咲フラン:ウシミツアワー
糸賀大亮:夜明けの前になんとかしにくるだろうな~
糸賀大亮:「……吸血鬼も、無傷ではない、はずだ」
乾咲フラン:「そうだね……こっちも幾つかは潰して、るよ……っと」包帯をぎゅっと巻き終えながら。
夜高ミツル:「~~……っ!」我慢。
GM:昼に発動させても良かったようなことをいっていましたが、吸血鬼のセオリーからはあんまり考えられない発言なんですよね。あれ。今更ですが。
糸賀大亮:だよなあ。
GM:普通あんま動かないからな、昼。
GM:まあこのタイミングに仕掛けてきたからには夜明け前にはあちらもケリを付けたがるだろう、というのは狩人にも察せられると思います。
糸賀大亮:まあその発言を大亮は聞いてないが……聞いてないよな。
乾咲フラン:大亮…
糸賀大亮:ぐちゃぐちゃの大亮 わやわやのPL
夜高ミツル:「……ありがとうございます、乾咲さん」
乾咲フラン:「はい、処置オッケ~ よく我慢できた、えらいっ」
夜高ミツル:「いや~……ここに刺さってたときよりは全然、全然なので」
乾咲フラン:そりゃ痛そうだね~って顔でミツルを見たりしながら。
糸賀大亮:夜高の手当てが終わったのを確認して、顔を上げる。
夜高ミツル:ちょっと肩を動かしてみる。しっかり処置してもらったので、かなりマシに動かせそうだ。
忽亡ゆかり:「それと、ひとつ報告が」
糸賀大亮:またすぐにでも出て行こうという気持ちになってたけど、ゆかりの言葉に動きを止める。
糸賀大亮:座り直しはしないで視線をゆかりに向ける。
乾咲フラン:「お前……」また一人で出ていこうとする糸賀にお前……って顔をする
忽亡ゆかり:「……」胡桃の方をちらりと見て
糸賀大亮:フランから不自然に目を背ける大亮
夜高ミツル:肩を慣らしながら、ゆかりの話を聞く。
忽亡ゆかり:「野嶋の……」首を切る仕草の後「……起き上がりました」 あえて伝わりにくい表現で伝える
糸賀大亮:「……ッ」
乾咲フラン:「へぇ」厄介な、という顔で。
夜高ミツル:「……あれ」
夜高ミツル:「一体、なんなんですか?」
GM:フレーバー的には疑似吸血鬼ですね。データは犯罪者ですが。
GM:力を与えられた、という程度のノリで受け止めてもらうのがよい。
乾咲フラン:「何なんだろうねェ……」大亮に起こった惨事を思いながら
夜高ミツル:あの時ははなんとなく聞きにくく、タイミングを逃していたことを尋ねる。
夜高ミツル:首を刎ねられたはずの人間が起き上がる、あり得ない光景。
忽亡ゆかり:「野嶋はグラジオラスから与えられたものだと」
糸賀大亮:「……そういう力を持つ奴もいるってこと、だろう」杭を握りしめる。
糸賀大亮:保健室で杭を握るな。
乾咲フラン:「つまりは、やつも……近しいモノになったというわけだね」
忽亡ゆかり:「……吸血鬼を蘇らせる術」
糸賀大亮:「……なに」
乾咲フラン:ゆかりの方を向く。
忽亡ゆかり:「確かな話ではありませんが」
忽亡ゆかり:「私がここに来た目的の一つは、そんな下らない噂の調査でもあります」
糸賀大亮:「………………」
乾咲フラン:「それは……穏やかじゃない噂だな。」
糸賀大亮:「……」フランの方を見る。
乾咲フラン:「……」一度大亮と目を合わす。何事もなかったようにゆかりに向き直る。
糸賀大亮:フランの方を見て……見て……服を握りしめて……歯を噛みしめて、
乾咲フラン:その力の一端を見たわけですが、糸賀さんのプライベートだから……
夜高ミツル:「蘇らせるって……そんなのがあったら、勝ち目ないじゃないですか」
GM:胡桃、多分途中からもう緊張がベチョグチャになって寝てます。
GM:半分気絶。
乾咲フラン:かわいいね
夜高ミツル:2時だしね
GM:彩花の布団の上で。
GM:あと近くに大亮さんいるのは寝れる理由になるとこあるよね。
GM:意味分かんないけど。
糸賀大亮:押し殺した、地を這うような低い声でぼそりと声に出す。
糸賀大亮:「生き返らせ、ていた。……それを、見た」
乾咲フラン:「……」大亮の方を見ています。がんばれ~
夜高ミツル:「?」糸賀の方に視線を移し。
忽亡ゆかり:「本当ですか」
夜高ミツル:「人間を……?」
糸賀大亮:「……本当だ、…………ただ、」
糸賀大亮:「ただ…………」言葉を途中で切って、がっくりと項垂れ、顔を覆う。
忽亡ゆかり:「? ……」
忽亡ゆかり:「本当に人間かどうか、確かめる必要がありますね」
忽亡ゆかり:「場合によっては、処理すべき相手が増えることになる」
糸賀大亮:「やめろ」
糸賀大亮:「やめてくれ、……頼む、俺には……」
夜高ミツル:「……あの、何が……あったんですか?」
糸賀大亮:顔を覆ったまま、後半はフランに向けてか細く声を発する。
忽亡ゆかり:「……?」
乾咲フラン:「……」首を横に振る。
糸賀大亮:「俺には……これ以上、は」
糸賀大亮:声が震えている。
夜高ミツル:糸賀のただならぬ様子に、それを尋ねてよいものか悩んだが……。
乾咲フラン:「まだ……少し、時間をくれてやって欲しい、と言いたいが。忽亡の言いたいこともわかる……」
忽亡ゆかり:「甘えないでくださいよ」
忽亡ゆかり:「ダメでしょ、そこまで言ったんなら、ちゃんと話してもらわないと」
糸賀大亮:「…………」
GM:ゆかりさん最高だよ
糸賀大亮:ゆかりさんの言っていることは正しい(悲鳴)
GM:正しいぞ! がんばれ大亮!
GM:大亮さんちゃんと言え! 大切な人だからって言え!!!!!
GM:そうじゃないと殺されても仕方ないぞ!!!!
糸賀大亮:あああああああああ
GM:まあ……そうでも仕方ないのかもしれないが……
GM:命を請え 許しを請え
GM:お前の背徳は壊れているんだぞ
GM:お前は! 今! 背徳が壊れているんだぞ!
乾咲フラン:ヒヒーヒヒ
夜高ミツル:GMが雑談で激詰めしてくる
GM:開示すべきシーンで開示してほしくて……
乾咲フラン:「ただ……」
夜高ミツル:「ただ……?」
乾咲フラン:「昏睡状態にある。体育倉庫にとりあえず安置している……動きはしない、今暫くは。」
糸賀大亮:「…………あれは、」
糸賀大亮:「あれは、俺の………俺が、」
糸賀大亮:「俺が、ああ、俺が、望んだ、からッ……」
糸賀大亮:息が荒くなる。
忽亡ゆかり:「…………」
忽亡ゆかり:「親しい人ですか?」
夜高ミツル:「……糸賀さん、が……?」
糸賀大亮:「……だから、あれは、だめなんだ……」
乾咲フラン:「……大亮は吸血鬼に勧誘された。起こして欲しくば仲間になれ、と。」
糸賀大亮:「だめなんだ、俺が、もっとちゃんと、望まない、と……クソッ」
夜高ミツル:「……っ、望んだって、あいつにですか!? あんなヤツに、そんな……!!」
乾咲フラン:「なので、途中で殴って止めた。」
糸賀大亮:「だから、俺が、望んでいる限り……あいつがいる限り、だめなんだ」
糸賀大亮:「今、殺しても、たぶん、同じことだ」
忽亡ゆかり:「……………………」
糸賀大亮:「仲間だったんだ、俺を生き延びさせてくれた、仲間だったんだ……」
糸賀大亮:「みんないい人たちだった、俺よりずっと生きているべき人たちだった、そうなんだ」
夜高ミツル:「……っ!!」
糸賀大亮:決壊するように言葉が溢れ出て、大きく息をつく。
夜高ミツル:脳裏に浮かぶのは、真城を蹂躙したグラジオラスの姿。あんなヤツに願いをかけるなんて、あり得ないことだと。思わず責めそうになるが。
糸賀大亮:「……」
忽亡ゆかり:「それを言うなら」
忽亡ゆかり:「グラジオラス……紅谷くんも、夜高くんにとって、よいクラスメイトだったんじゃないですか?」
糸賀大亮:「…………」
忽亡ゆかり:「彼をこの場に立たせているのは私達です。その私達が、自分の番が来たからといって意見を翻すのは……道理が通らないでしょう」
糸賀大亮:「………………分かってる」
糸賀大亮:「俺が、言いたいのは、だから」
糸賀大亮:「俺は、…………俺は、絶対に、あいつを殺さなきゃいけないんだ」
忽亡ゆかり:「…………」
糸賀大亮:「絶対に、生かしちゃおけないんだ。俺はハンターだ、それは、分かってる、殺さなきゃいけないんだ」
糸賀大亮:「………殺さなきゃいけない、そうじゃなきゃいけない」
糸賀大亮:だから、それまで、待ってくれ、と言って、
糸賀大亮:また再び沈黙します。喋らなくなる。
夜高ミツル:「……あー、あの! なんか、保健室から使えそうなもの持っていきませんか!?
忽亡ゆかり:「……」
乾咲フラン:「そうだね!」
夜高ミツル:重苦しい沈黙を破るように、立ち上がって。
忽亡ゆかり:「ん? ん……ああ! 何か良い物はあるかな?」
夜高ミツル:それから、寝ている子がいるんだったと思いだして、声のトーンを落とす。
夜高ミツル:「あー、なんか、この辺の棚とかなんか……ないですかね……」
夜高ミツル:調達します
夜高ミツル:鎮静剤*1、興奮剤*2で
糸賀大亮:頼み申す。
夜高ミツル:特技は見る
GM:-3で、行動力で+1ですね
GM:そのままなら7で成功。
夜高ミツル:2D6-3+1>=5 (判定:見る)
BloodMoon : (2D6-3+1>=5) → 6[1,5]-3+1 → 4 → 失敗
乾咲フラン:ホピ…
夜高ミツル:ああ~~~!?
糸賀大亮:んあーッ
GM:激情使います?
夜高ミツル:まあ……切りますかね……しょうがない……
GM:はーい
乾咲フラン:ふええ
GM:まあいきなり声あげたし激情的に振る舞ったのだろう。
夜高ミツル:激情1つ切ります
GM:夜高ミツルは激情を使用!(激情:1->0)
GM:叫んでもいいよ。
乾咲フラン:一般人が起きちゃう…!
夜高ミツル:寝てる女子がいるから……
GM:配慮できてえらいね~
糸賀大亮:配慮できてえらい 俺はもう何も配慮できない
GM:いろいろな話を聞いて
GM:頭がぐちゃぐちゃになって
GM:それから逃れるために夢中になって保健室を漁ったのでしょう
夜高ミツル:「えーっと、これとこれと……こんなもんで、どうですかね?」
夜高ミツル:荷物にならない程度にいくつか薬を見繕って。
乾咲フラン:大亮さんからやや離れて夜高クンと漁ってます
GM:興奮剤2コと鎮静剤ね。分配してね。
乾咲フラン:鎮静剤もらうね…
乾咲フラン:決戦前にのめばいいかな
GM:いつ飲んでも問題ないっすね
夜高ミツル:あと興奮剤をフランさんとゆかりさんに1個ずつかな
GM:フランさんに興奮剤と鎮静剤、ゆかりさんに興奮剤ね。
乾咲フラン:わ~い
GM:終わっていい?(まだなんかしたいことある?)
糸賀大亮:大丈夫です(大亮は大丈夫じゃないです)
乾咲フラン:フフ…
夜高ミツル:んふふ
GM:ヒッヒヒ
夜高ミツル:大丈夫~
忽亡ゆかり:です!
GM:あい!
行動:グラジオラス ex1
GM:ではですね。GM:調達を済ませたあなたたちが保健室を出ると。
グラジオラス:少し離れたところに、グラジオラスが立っています。
グラジオラス:腕に何かを持っている。
乾咲フラン:プレゼントか????????
夜高ミツル:「……っ、紅谷……!」
グラジオラス:その通りです。
乾咲フラン:カス!!!!!!!!!!!!」」
グラジオラス:グラジオラスは狩人の一団を見回し、
グラジオラス:フランへとその視線を留める。
グラジオラス:そうして床へと、乱雑に手に持ったものを投げ捨てる。
乾咲フラン:グラジオラスの持っているモノを見て目を見開く。
グラジオラス:べしゃ、と血の弾ける音と共に床に転がされる、
グラジオラス:――真城朔の、もぎとられた左腕を。
糸賀大亮:うわーっ
忽亡ゆかり:あっ
糸賀大亮:あああーっ
夜高ミツル:うわ・・・・・・・・
糸賀大亮:あっはっはっはっは
夜高ミツル:GM~~~~~~~~~~~
夜高ミツル:GM~~~~~~~~~~~~~~~
糸賀大亮:なるほどねえ~~~~~~~
忽亡ゆかり:そういえば彼がおてて持ってること伝えてなかったね……
糸賀大亮:完全不意打ち
忽亡ゆかり:だって……フランさんに刺さるなんて知らなかったし………………………
GM:そうだね。
乾咲フラン:最悪Uber eatsがやってきた!
グラジオラス:断面からは未だ血が滲み、
乾咲フラン:「吸血鬼……お前、マシロに!」
グラジオラス:学校全体に広がった血霧よりもなお濃い、血の香りが高く立つ。
グラジオラス:「お前のしようとしたことと何が違う?」
グラジオラス:その血の鼻腔を擽る香を、フランは知っている。
忽亡ゆかり:「……?」
グラジオラス:それはあの音楽室と同じ、
グラジオラス:”あの夜”に満ちていたものと、限りなく近い。
乾咲フラン:「違わなくても……してはならない事だ……!」
乾咲フラン:言い返しはするものの、動かない。
グラジオラス:同じ血の色をしている。
グラジオラス:「それで」
グラジオラス:「どうするんだ」
グラジオラス:グラジオラスは長刀を形成し、腕に握る。
糸賀大亮:杭を構える。隙を……うかがおうとしているが、フランが気になる。
グラジオラス:床に転がした真城の腕に、その切っ先を向ける。
乾咲フラン:「……素直に拾わせてくれるのか?今すぐ処置すれば、動くかもしれない……!」
乾咲フラン:どこか自分に言い聞かせるような物言い。
グラジオラス:「…………」
グラジオラス:――血の匂いがする。
グラジオラス:何もかもを許すような、あの血の匂いが。
乾咲フラン:少しずつ、呼吸が乱れていく。
グラジオラス:「本当に」
夜高ミツル:「……乾咲さん?」
グラジオラス:「おまえがその気であるのなら」
グラジオラス:「すぐにでもその腕を、拾えるだろうよ」
糸賀大亮:「おい、耳を……貸すな」
グラジオラス:一方で、フランには理解できる。
グラジオラス:一度手に取ってしまえば。
グラジオラス:一度、触れて、
グラジオラス:自分の手に収めてしまえば。
乾咲フラン:腕の方に行こうとして、一度たたらを踏む。腕を意識的に見ないようにしていた。していたが。
グラジオラス:――その時、には。
グラジオラス:この吸血鬼は、美を解さない。
乾咲フラン:心臓が強く高鳴っている。
グラジオラス:引き千切られた腕の断面を見てもそれは明らかだ。
グラジオラス:生身の腕。生きた肉。
グラジオラス:こうして放り捨てられて、今もなお劣化するばかりの、
グラジオラス:力なく投げ出された腕。
乾咲フラン:……周囲の困惑に気を配る余裕もない。フランの表情が少しずつ歪んでいく。
グラジオラス:きっと。
グラジオラス:このままでは、腐り果てるばかりで。
グラジオラス:そうでなくとも、この断面の惨状を見れば、
乾咲フラン:一歩。ハイヒールの音が響く。
グラジオラス:再び繋ぎ合わせることなど、とても叶わないと、
グラジオラス:そればかりは狩人の冷静な判断力で、理解する。
グラジオラス:してしまう。
グラジオラス:或いは、自分にそう、言い聞かせてしまう。
糸賀大亮:「……」杭を構える。
乾咲フラン:「まだ、間に合うはずだ」うわ言である。
グラジオラス:「そうだな」
乾咲フラン:また一歩。よろめくように。
グラジオラス:「まだ間に合う」
グラジオラス:「どうやら」
グラジオラス:「お前の審美眼には、まだ”それ”は、叶っているようだ」
グラジオラス:「――違うか? 美麗派」
乾咲フラン:「うるさい、黙れッ!」今日初めて見せる激昂。
グラジオラス:「…………」
グラジオラス:僅かに長刀の切っ先を上げる。
忽亡ゆかり:「! ……」
グラジオラス:その先端で、真城の腕を突き転がす。
乾咲フラン:どうするべきかわかっている。狩人ならどうするべきか解っているのに。
グラジオラス:断面がまた裂かれて、さらに血が溢れて、
グラジオラス:床に広がりながら、フランの爪先へと転がる。
糸賀大亮:商品で遊ぶ発送元ダメでしょ
乾咲フラン:梱包が最悪
夜高ミツル:配送方法も最悪ですね
糸賀大亮:これだから吸血鬼はな~
夜高ミツル:魔女だったら★5の仕事してくれたのにね~
乾咲フラン:梱包も丁寧でアフターケアもバッチリでした ☆5です
グラジオラス:モンスタークレーマーども!
乾咲フラン:フランの視線はグラジオラスを見ているようで、見ていない。
グラジオラス:未だ手袋に包まれたままの指が、
グラジオラス:誘惑するように、蠢いたように、映る。
乾咲フラン:手袋の下の指先を、見たい。
乾咲フラン:「やめろ……」ちいさな声。
グラジオラス:傷の残る腕の中でも、手袋の頑丈さゆえか、或いは本人が守っていたのか。
グラジオラス:その掌だけは美しいままに。
グラジオラス:”そこ”だけは、まだ間に合う。きっと。まだまだ。
乾咲フラン:断面を処理して適切な加工をすれば、きっと美しさは保たれるだろう。
グラジオラス:今でも。
乾咲フラン:「やめろ……」唸る。
グラジオラス:「…………」
グラジオラス:グラジオラスは何も言わない。
グラジオラス:グラジオラスは、何も言わない。
乾咲フラン:思い出が、永遠に自分のものになる!
グラジオラス:物言わぬ真城朔の腕ばかりが、そこには――
乾咲フラン:息が詰まる。自分が今からやろうとしている事は、美しくない。しかし、朽ちゆく美を見過ごせるのか?
乾咲フラン:「マシロは、マシロだ……」真城は思い出ではない。今もきっと生きている。
乾咲フラン:しかし。
乾咲フラン:この腕はもうダメだろう。きっと真城には戻せない。
乾咲フラン:有効活用だ。真城には後で義手を工面してやればいいだろう。
グラジオラス:美しいものは美しいままに。
乾咲フラン:美麗派は、美しい物を集めて生きてきたのだから。
乾咲フラン:きっと真城もわかってくれる。許してくれるだろう。
グラジオラス:美しいものへの向き合い方として、
グラジオラス:きっとそれは、
グラジオラス:何よりも、正しい。
グラジオラス:乾咲フランの幸福『背徳:コレクター』を破壊します。
乾咲フラン:かちゃかちゃと、もつれるような力のないハイヒールの足音。腕の近くへ。
グラジオラス:長刀を握り締めたまま、フランを見守っている。
乾咲フラン:ゆっくりと、美しいモノの前に跪く。
乾咲フラン:自分の指先が酷く冷えていく。きっと真城の手を取るにふさわしい温度に――
忽亡ゆかり:「──っ」
忽亡ゆかり:妨害入ります!
グラジオラス:AST
BloodMoon : ランダム全特技表(6,10) → 環境10:逃げる
夜高ミツル:頼む!!!
夜高ミツル:援護いる?
忽亡ゆかり:ありがたい…!
忽亡ゆかり:興奮剤も……もう使っちゃおうかな
夜高ミツル:激情使うなら援護だけでも足りるけど
夜高ミツル:とりあえず援護します
忽亡ゆかり:ありがとうございます!!!
忽亡ゆかり:2D6-2+2+2>=7 (判定:捕らえる)
BloodMoon : (2D6-2+2+2>=7) → 12[6,6]-2+2+2 → 14 → スペシャル(【余裕】+3)
乾咲フラン:ンブフ
忽亡ゆかり:ぁ。
糸賀大亮:すごい
夜高ミツル:つよ
グラジオラス:犯罪者。
グラジオラス:野嶋浩樹の行動です、振り直しを。
糸賀大亮:野嶋ァ~
乾咲フラン:野嶋ァ!
忽亡ゆかり:野嶋ァ!
グラジオラス:ここで切らないと腐るからね。
忽亡ゆかり:目標値と修正はこのままでOK?
グラジオラス:OK
忽亡ゆかり:2D6-2+2+2>=7 (判定:捕らえる)
BloodMoon : (2D6-2+2+2>=7) → 11[5,6]-2+2+2 → 13 → 成功
忽亡ゆかり:つよ
乾咲フラン:たっけ~
グラジオラス:高いな!
夜高ミツル:強いな~
グラジオラス:OK でもスペシャルはキャンセルね。
忽亡ゆかり:はーい
乾咲フラン:おのれ~
グラジオラス:忽亡ゆかりのテンションが6増加!(テンション:12->18)
グラジオラス:夜高ミツルのテンションが3増加!(テンション:17->20)
グラジオラス:夜高ミツルは激情を獲得!(激情:0->1)
グラジオラス:グラジオラスは一瞬そちらを向いて、目を眇めた。
忽亡ゆかり:銃声と同時に、ゆかりが動く。
忽亡ゆかり:グラジオラスへと刃を向けて。
夜高ミツル:ただならぬ様子のフランに気圧されていたミツルも、ゆかりが動いたのを見てハッとして。
夜高ミツル:「……っ、何してんだ、乾咲さん!」
夜高ミツル:真城の腕を庇うように、フランの視界に割り込む。
乾咲フラン:「だって、マシロの、腕が……」覇気のない声。
グラジオラス:グラジオラスは長刀の切っ先を上げる。
グラジオラス:視線はゆかりを向きながら、一方で周囲に血の刃を展開する。
忽亡ゆかり:「……くっ!」
乾咲フラン:「……いや……」違うんだ、誤解だ、とつまらない言い訳を口にしそうになり頭を振った。
糸賀大亮:前に出て、ゆかりを援護しようとするが、血の刃に二の足を踏んだ。
忽亡ゆかり:血の刃を避ける。紙一重の差で。
グラジオラス:ゆかりの避けた血の刃は、
グラジオラス:そのままミツルの背後へと降り注ぐ。
グラジオラス:――真城朔の腕をずたずたに斬り刻んで、床へと突き立つ。
グラジオラス:血が跳ねる。
夜高ミツル:「……っ!」
忽亡ゆかり:「う……」
忽亡ゆかり:気付いて振り向いた時には、既に遅い。
グラジオラス:匂いが濃くなる。
乾咲フラン:「……」言葉を失う。美は損なわれた。
グラジオラス:ちぎれた小指の先が転がって、跳ねる。
糸賀大亮:「チッ……」
夜高ミツル:刃物が床に突き立つ音に振り返り、その光景に顔を歪める。
グラジオラス:刻まれた腕は、もはや原型を留めてはいない。
乾咲フラン:「……」美は損なわれた。もう何もない。血と肉片と、少しの懐かしい香りだけだ。
乾咲フラン:立ち上がる。「すまない、皆。大分呆けていたようだ。」構える。
忽亡ゆかり:既に、彼女と吸血鬼は何度も刃を交えている。そして、二人の実力は拮抗してはいない。動きが、だんだんと読まれ始めていく。
忽亡ゆかり:「くっそ……!」
グラジオラス:下から切り払うようにゆかりのナイフを弾いて、
グラジオラス:追撃を入れようとする。
糸賀大亮:「──グラジオラスッ!」
糸賀大亮:叫んで、走り出す。杭を構えて。
糸賀大亮:考えなしの突貫だ。
忽亡ゆかり:「うぐっ!」
乾咲フラン:「糸賀!」正気を取り戻した時には糸賀が突貫しているのが目に入る。
糸賀大亮:身を低くして、杭を打ち込もうとする。その動きは、ゆかりの洗練されたそれとは異なって、拙くすらあるが、勢いはある。
グラジオラス:ゆかりへ長刀を突き入れようとする寸前に、その突貫が。
グラジオラス:考えなし故に、間に合う。
グラジオラス:迷いを振り払ったが故の一撃は吸血鬼の脇腹を再び抉り抜いて、
グラジオラス:「…………」
グラジオラス:眉を寄せて、足を止める。
グラジオラス:肉薄した大亮を、金色の瞳で見つめる。
糸賀大亮:息を詰める。殺してやる、と頭の中で叫んでいた。
糸賀大亮:目が合った瞬間、顔を引き攣らせて、怯えに似た表情を浮かべる。
グラジオラス:肘を振るう。大亮の顎を強かに打って、バックステップ。
グラジオラス:杭の抜けた傷から血を残しながら、踵を返して走り出した。
グラジオラス:血の跡が、学校の廊下に残る。
糸賀大亮:「うがっ……」まともに喰らって、尻餅をつく。
糸賀大亮:「…………ッ」
糸賀大亮:一度退いてくれたことに安堵して、息を吐いて立ち上がる。
忽亡ゆかり:「……死ぬかと思った」
忽亡ゆかり:「ありがとうございます、糸賀さん」
糸賀大亮:「……死ぬのは、あっちだ」 呻くように言って、ゆかりを見た。
糸賀大亮:「いや…………」
糸賀大亮:「…………」ところでこの人、どうして俺に敬語なのかな、とふと思った。
夜高ミツル:「……」切り刻まれた友人の腕だったものを前に、呆然と。
夜高ミツル:どこかで、まだ治療すれば治せると期待していたのかもしれない。
乾咲フラン:「すまない。取り乱した。」3人に向かって姿勢のいいお辞儀。
糸賀大亮:「……無理矢理引きちぎられたんだ、どっちにしろ、もうだめだったはずだ」
糸賀大亮:と言っておこう。
乾咲フラン:「……」だめだったと、解っていたはずだった。
糸賀大亮:「……分かってる。俺も……」
糸賀大亮:「あいつの言葉を、聞いていた、から」
乾咲フラン:「糸賀クン……」
夜高ミツル:「……そう、ですよね。治るはず……」
忽亡ゆかり:「乾咲さん」
忽亡ゆかり:「あなたがどういう方なのか、あえて詮索はしませんが」
忽亡ゆかり:「もう、戦えますか?」
乾咲フラン:「ええ、もちろん」
乾咲フラン:優雅にポーズを取って笑ってみせた。
夜高ミツル:「……」
夜高ミツル:真城の腕を取って何をするつもりだったのか。
夜高ミツル:どこか不信のこもった眼差し。
忽亡ゆかり:「……頼りにしてますよ。乾咲さんは敵の目を惹くから、連係がやりやすいです」
乾咲フラン:ミツルの視線に気づき、フランが向けるのは――最初と変わらぬ美しい笑顔だ。
乾咲フラン:何事も、なかったように。
乾咲フラン:「ええ、私は美しいので。撹乱は任せてくれ。」さらりと自己アピール。
糸賀大亮:「……追おう。あいつも、消耗してはいるはずだ」
夜高ミツル:「……」今はそんな場合ではないと、一旦不満を飲み込んだ。
忽亡ゆかり:「賛成です。このまま決着をつけてしまいたい」
乾咲フラン:恐慌解除しておこうかな
乾咲フラン:鎮静剤を飲み、自分を落ち着けます。笑顔は作れても内心はメチャクチャなので。
GM:ゆかりさんへの関係どうしますか?
GM:1伸びます。
乾咲フラン:そうですね~
乾咲フラン:信頼とかで
GM:美しい関係だ……(憐憫を見ながら)
糸賀大亮:困惑 憐憫
糸賀大亮:繋がる狩人の輪
GM:大事なことよ とても大事
GM:誰にも助けてもらえないと誰にも伸びないんだよな
夜高ミツル:一人だと幸福絶対守れない世界
GM:単身で行動するやつはおかしいよ
乾咲フラン:そうだぞましろ
夜高ミツル:真城……
糸賀大亮:真城……