決戦前後サブロール
決戦前
『毒蜘蛛』楠瀬新
すすす、と御影の座るベンチの方に寄りながら。
『毒蜘蛛』楠瀬新
「なんなんすか、アレ。クロニック・ラヴがどうたらゆうとるけど」
『毒蜘蛛』楠瀬新
「御影さんなんか知ってはるんすか?」
『毒蜘蛛』楠瀬新
「クロニック・ラヴて、御影さんがついてたやつっしょ」
『毒蜘蛛』楠瀬新
「ハンター裏切って、ぎょーさん人殺してさぁ」
『毒蜘蛛』楠瀬新
「なんか関係あるんと違います?」
『毒蜘蛛』楠瀬新
「……心当たり、ないな~」
しばらく首をひねっていたが、やがてからから笑って。
迷ノ宮御影
「あれが逃げなかったからエスカレートしたんだろうが……」
迷ノ宮御影
「叶恵のいた頃、お前が忙しくしていて良かったと思っているぞ」
『毒蜘蛛』楠瀬新
「あの女勝手にヤク中なっとりましたし、俺が手ェ出すまでもあらへんわ」
迷ノ宮御影
「バレエ・メカニックについた理由は、やはり」
『毒蜘蛛』楠瀬新
「姉さんのことそんな気にしとるワケでもないすわ」
『毒蜘蛛』楠瀬新
「近親相姦にも興味ありませんし~」
『毒蜘蛛』楠瀬新
「バグった魔女が使い捨てられる前には」
『毒蜘蛛』楠瀬新
「利用してもええかなと思いました」
迷ノ宮御影
バレエ・メカニックを見上げた。その輝きを。
迷ノ宮御影
「よく引きずらなかったというか、なんというか……」
『毒蜘蛛』楠瀬新
「知らんけど俺の人徳ちゃいます~?」
決戦フェイズ 途中
GM
バレエ・メカニックの胸より溢れる光は高台に満ち満ちて、
GM
いつしか狩人たちが戦いで負うた傷をも修復していた。
『毒蜘蛛』楠瀬新
ぼんやりとベンチを起き上がって、髪をかき上げる。
『毒蜘蛛』楠瀬新
牙を立てられてずたずたにされた筈の腕で。
『毒蜘蛛』楠瀬新
その傷が治っていることと、応急処置がなされていることに気付きまばたきをすると、
迷ノ宮御影
「巻き戻るとはいえ、死なれるのも寝覚めが悪かったろうからな」
『毒蜘蛛』楠瀬新
歯車を落とし、光を散らす機械人形の手を取る男の様を見ている。
『毒蜘蛛』楠瀬新
包帯を外しつつ何やら頷いている。
『毒蜘蛛』楠瀬新
「せやったせやった。あー。うんうん」頷いています。
『毒蜘蛛』楠瀬新
「……やっぱ俺の人徳とちゃいます?」御影を振り返った。
『毒蜘蛛』楠瀬新
「まァさすがに人徳は置いとき、意図は理解しとったんでしょうよ」
『毒蜘蛛』楠瀬新
「御影さんは優しゅうしとったけど、あんなんどこ行っても目立つやんか。国内なら出る杭は打たれ、国外なら生意気なアジアンのガキやで」
『毒蜘蛛』楠瀬新
「命に関わるようなことはした覚えないけどなー」
『毒蜘蛛』楠瀬新
呆然としゃがみ込んだ美乃梨の様子を見て、やれやれと腰を上げる。
『毒蜘蛛』楠瀬新
「これから書き換わるゆうても、さすがに気の毒ですからなあ」
迷ノ宮御影
「……稜介と言い、お前たちはどうしてこう……」
『毒蜘蛛』楠瀬新
「そういうアシストしとうさせるのも御影さんの人徳ゆうことで」