キャラクター紹介
GM
というわけで、ぽちぽち「聖堂の鐘」はじめてまいりまーす。
よろしくお願いします。
GM
今日の流れ:
1. PC紹介(1,2,3,4)
2. NPC紹介(アイコンは間に合わない)
3. レギュレーションの確認
4. 導入フェイズ(PC番号逆順)
5. わいがやメインフェイズ
です
GM
( :)3 PC紹介では とりあえず名前言って、言いたいこと言って、キャラシURLを置いていけば良いです
GM
GMは茶々入れたりNPCのコマ作ったりするんで、てきとうにどうぞ
GM
そういうわけでPC1からもちもちしてください
PC1 ナバリ
【PC1】
推奨:世界忍者連合(ハグレモノ)/中忍
【導入】
あなたはこの水の都にずっと住んでいる。
あなたは、待っている。
【使命】
その時が来るのを待つ。
ナバリ
表情が乏しく、中性的な見た目。控えめな胸の膨らみが、辛うじてそれを女性であると見分けることができる。
「景色に溶け込む」術に長けた忍者。彼女がどのような風貌と、格好をしていようと、彼女が許さない限りは一般人が"それ"を認識することができない。その術と長らく住まう地の利を活かし、忍者としては暗殺や運び屋などを引き受ける事により稼業としている。
ナバリ
「カクシ」というコードネームを持ち合わせており、忍者としての仕事を持ち掛けられるときはその名前を使っている。
表の顔は探偵ということになっているが、前述の「認識させない」という術に長けているためか仕事が来る事は殆ど無い。…必死な人間は辿り着ける…らしい。
ナバリ
既知の人間には、『ナバリはみなさまからのお仕事で生活できてます』と言っている。
ちなみに事務所に来る人間の八割は「ナバリ」ではなく「カクシ」に用がある。
ナバリ
普段は橋の上で川を流れるゴンドラを見ながらボーッとしていることが多い。
ナバリ
っていうキャラシからそのまま持ってきたキャラクター紹介でした
ナバリ
「見つけられない」事に重きを置いてるキャラだけど、さすがに忍者なら見分けは…つく!はず!
GM
PC2はきゃらしいじれた? できてないなら入れ替わってもいいよ
ユヅキ
先にそにゃくんおねがいしてもいいですか!?
PC3 ソーニャ・ローゼンブラット
【PC3】
推奨:隠忍の血統、斜歯忍軍/中忍
【導入】
比良坂機関(鞍馬神流)が、「蒼海の珠」を水の都から回収しようとしている情報が入った。
上忍から忍務を受けたあなたは、横取りを狙って一路水の都を目指す。
【使命】
「蒼海の珠」を手に入れる。
ソーニャ
ヴェネツィア、いいねえ! 人が多くて賑やかで。
ソーニャ
観光客も多いし投げ銭いっぱいもらえて嬉しいな~。
ソーニャ
いっそ永住しちゃおっかな? オレ結構馴染んでると思うしさあ。
PC3 火野坂 灰治
【PC4】
推奨:比良坂機関、鞍馬神流/中忍
【導入】
あなたはあるプライズを回収する為、この水の都にやってきた。
流派のため、あれはなんとしても持ち帰らなければならない。
【使命】
「蒼海の珠」を手に入れる。
カイジ
……なんッでこんなところまで来て出くわさねェといけねェんだ? あァ?
カイジ
折角の休み、外国、んであのクソ狐。最悪すぎる。いつもの仕事と変わらねェじゃねェかよ。
カイジ
絶対ェアイツの居そうなところには行かねェ……
PC2 亘理 雪月
【PC2】
推奨:私立御斎学園/中忍
【導入】
あなたは修学旅行でこの水の都にやってきた。
あなたは街で偶然出会ったPC1が気になっている。
【使命】
修学旅行を楽しむ。
ユヅキ
さっきなんかマジックする人いた?すごかったな~。
ユヅキ
俺は~修学旅行に来たただの高校生!嘘、ただじゃないな、ちょっと忍び齧ってる。
ユヅキ
でも今日は修学旅行楽しみに来ただけだから、いっぱいヴェネツィア満喫するぜ!
ユヅキ
じゃ、あっちの屋台とりあえず行くかな!上手く話せるか?まあジェスチャーでなんとかなるか!
NPCほか
【NPC1】ヴァレリア・アンセルミ
概要:PC1の幼馴染/ハグレモノ/下忍頭
【導入】
PC1とずっとこの街で暮らしてきた幼馴染。
【使命】
PC1と平和に暮らす。
Valeria Anselmi
陽キャです、以上
じゃなくて。
Valeria Anselmi
ヴェネツィア生まれヴェネツィア暮らしの19歳、表の顔は道化師です。
大道芸しながら通りを渡り歩く感じで、隠れて見つかりにくい誰かと違って、隠れてないけどふらふら移動しまくるから見つかりにくい。
Valeria Anselmi
趣味というかクセは、ナバリが隠れているところにふらふらやってきて、後ろから声をかけること。
それまで芸をしながらとても目立ってるはずなのに、誰もナバリに気づかない異常空間を生み出すやがります。ある意味迷惑。
Valeria Anselmi
顔だけで道化師っぽいアイコン意外と見つけにくいからもう普通に女の子のアイコンさがすか(怠惰)。
GMとしてはナバリより背が高いといい感じだと思っています。
【NPC1】伴 護伴
概要:PC2の友人/私立御斎学園/下忍頭
【導入】
御斎学生の生徒で、PC2の友人。
【使命】
修学旅行を楽しむ。
伴 護伴
生徒会のメガネくいってやるポジションの人です。
キャラシ
伴 護伴
京都旅行でもむちゃくちゃやるという噂の御斎学生を引き連れて、大して好かれもしないお目付役ポジまでしながら胃に穴が空かないまじめよりの子です。
その実、出し抜こうとする不良学生どもとのやりあいを楽しんでいるのでは......と言われたり言われなかったり。
伴 護伴
おとなしく旅行してる分には真面目です。いいか、おとなしくしろ。お姉さんに釣られて隣の路地まで追いかけたりするんじゃない。
プライズ:『蒼海の珠』
・使命:【町の平穏を守る】
・設定:
蒼く透き通った色の水晶珠。町の守護石と言われる。
このプライズを情報判定の対象とすることはできず、秘密は所有者が自動的に得ることができる。
GM
昔っから住んでる人は知ってるかもしれない。最近の若者は知らんかもしれない。忍者でもあまり表立って噂されない類の水晶珠です。
【秘密】があります。
GM
書いての通り、持つだけで見れるので、所有者の人にはもう渡してありますが、初期所有者は非公開です。さがせ、ヴェネツィアのどこかに置いてきた。
GM
見た目はポケモン映画のやつでも思い浮かべておいてください。
GM
◇レギュレーション
退魔編、3サイクル特殊型。奥義改造有り、居所を持ってる人の特殊な戦闘乱入あり。
プライズの受け渡しは原則として戦果(獲得、押し付け)、エンディングのみです。メインフェイズ中は暴力のみ、ってことですね。
GM
シーン表は「水の都シーン表」"のみ"使用可能です。コマンド仕込めないので、ドラマシーンを始めるときは2d6を振ってください。
水の都シーン表(2d6)
02:迷ってしまって途方に暮れる。そこに現れたのは……シーンプレイヤーはランダムに決めたキャラクターを1人、このシーンに登場させる。
03:浸水だ!このシーンに登場しているキャラクターは<水術>で判定する。失敗したキャラクターは、1点の接近戦ダメージを受ける。
04:ベニス・サンタ・ルチア駅。昔ここで、能力者同士の戦いがあったと聞くが、本当だろうか?
05:ゴンドラでの移動中。漕ぎ手が行き交うゴンドラに手を振っている。
06:ため息の橋。日没時、恋人同士がこの橋の下でゴンドラに乗ってキスをすると、永遠の愛が約束されると言われる。
07:カナル・グランデ大運河。水の都で最も大きなこの運河からは、バロック建築最高峰と名高いサルーテ聖堂を望むことができる。
08:サン・マルコ広場。人々が行き交い、どこからか陽気な音楽が聞こえてくる。
09:ドゥカーレ宮殿。かつてここは、ヴェネツィアの富と権力の象徴だった。
10:サン・ミケーレ島。墓地に囲まれた教会が、落ち着いた雰囲気を醸し出している。
11:ミラコリ教会。ここに飾られる絵画「聖母子」は、奇跡的な力を持つと言われている。
12:壁の中に消える不思議な女の子を見かける。彼女はいったい……?このシーンに登場したキャラクターは、兵糧丸、神通丸、遁甲符からランダムに選んだ忍具を1個獲得する。
◆導入フェイズ
GM
◇オープニング
とくに希望がなければ、PC4・3は忍務受けるところか着いた直後あたり、PC2は到着時、PC1はちょっと日常描写したあとPC2に出くわしてもらいます。
GM
NPCどもの初顔はPC1・2のシーンで行われます
つまりメインフェイズで気を付けないと少年少女とカイソニャはクライマックスまで会わない(真顔)
GM
ではいってみよう。痴話喧嘩スタートなんですか?
GM
そっか.....なんかシチュエーション指定した方がやりやすいとかあります? ほっといて平気?(??????)
ソーニャ
PL発言:とりあえずカイジさんがヴェネツィア入りしてくれたら絡みます。完。
◆導入:カイジ&ソーニャ
GM
カイジくん忍務聞くところからやりますか? からかとりあえずは。
聞いたあとからスタートでも別に。
カイジ
折角だから聞こうかな 聞かないとただの観光客になってしまう
GM
ではちょっとはシノビガミっぽい導入にするか。表の顔は警備員ですね、その顔で。
カイジ
あんまり人目につかないところの警備してるんじゃないですか? 金庫とかそういう……
GM
ふむふむ、ではそうですね。いま現在、君が警備中の施設は襲撃されています。
誰って言うと、強盗団に扮したヒマをもてあました中忍頭とその部下にです。
カイジ
ヒマを持て余して扮しているということは身内です?普通に敵?
GM
はい、身内です。表の世風に言えば訓練ですね。
表と違いがあるとすれば忍者は憂さ晴らしにきたんか? って勢いで暴れてるぐらいですが。
GM
いちおう、殴り合いは君の持ち場から離れた場所で行われていますが、ちょっと押し込まれてるかな? という感じです。
警備側に特に上の人とかはいません。加勢に行くかじっと持ち場を守るか、というところですが、好きな方でいいですよ。/
カイジ
なるほどなるほど。身のこなしやら術やらで身内ということは分かるのと、押し込まれているのを見兼ねて加勢しましょう。持ち場の守りも一人ではないでしょうしね。相方に任せた。
カイジ
ということで、劣勢の警備仲間の方に加わりまして。
飛んできた拳をいなすよう受け止め、一発入れるべく逆の手を振るう。
GM
「こっちだって仕事だ、悪く思うn……ぶべっ」
GM
そういう殴り合いの後、どうにか警備側が凌いだ……あとが、噂やいつもの日常と違うところでした。
カイジ
ほうほう。とりあえず殴り合いを終えて一息ついています。
彩船雅
「いやー、バレないと思ったんですけどね」
今、君の目の前には廻烏の中忍、"小天狗"彩船雅がいます。殴り合いの横を素通りして金庫をあけようとしていたところをぶん殴ったかもしれない。
カイジ
「へェ? てっきり隠す気がねェのかと」
ぶん殴りましたね。ついさっき。思い切り。
彩船雅
周りは後片付け中、ペン走らせてレポートを書いている……ように見せかけた彼女は、壁にもたれかかりながら話しかけてきます。
「隠れる気はありましたよ?ただ、こう、目の前しか見えてない人達に教育的指導を、ですねー……あいたた」
彩船雅
「ま、これなら火野坂さんがいいかな?」そぅいってレポート用紙を一枚、押しつけるように差し出します。/
カイジ
「……」
ん? なんか厄介事が舞い込んできてないか?
差し出されたものを受け取らない選択肢はないだろうことは分かっており、せめて嫌そうに受け取り、目を落とす。/
彩船雅
様式は会社で使われている警備計画書に近いですが、場所がヴェネツィアになっています。
「わっ、むだにさっしがいい」
彩船雅
「よくある"護送"忍務ですよ、ただ、場所が遠くて、年休残ってる人でいい候補者がいなくてですね!」不必要ないい笑顔をしています。/
カイジ
「場所間違えてねェか、これ」
ヴェネツィアって。イタリアですけど。遠いって言っても限度があるのでは。指さして、往生際悪く。/
彩船雅
「日本のヴェネツィア、小樽なら人に渡さないで私が行ってます!」堂々と胸を張りやがりますが。/
カイジ
「小樽なァ。北海道だろ。鮭とかイクラとか……、……本気でヴェネツィアなのかよ……」
半信半疑の顔をしている。/
カイジ
そういえば無駄に英語が喋れるから適任と言えば適任ですね。まあイタリアなんだけど。/
彩船雅
「神社の方の本庁から回ってきたんですが、外国だから向こうがいくとなんかN課がうるさいとかなんとか……で、うちに来ました。ノリノリで暴れてたうちの中忍頭よりは本気です」
彩船雅
「それに、あんまり細かいとこ気づかない人だと困る事情もあって――」とここで【秘密】のことを教えられます。/
カイジ
「あァー……そりゃまた厄介そうな案件なこって……」
すでにうんざりしているのを隠そうとしないが、聞くことは聞く。
溜息。
頷きを一つ。
「承った。仕事は全うしよう」/
彩船雅
「わあい、諦めが早……いことは全然ないけど、真面目な仕事を真面目に受けてくれる人って好きです」
彩船雅
「全うできなくても次の手がないことはないですけど――それで"あの人"を叩き起こすことになったら、後が怖いので」
カイジ
「諦めが早ェ奴に任せられる仕事ならいいがなァ」
肩を竦めて皮肉っぽく言うも、続いた言葉に、にわかに表情に真剣さが帯びる。
「……ま、それもそうだ。
やることはやる。そこについては心配は要らねェだろうよ」/
カイジ
程なくして。
表の仕事の引継ぎやら調整やらをどうにか終え。
カイジ
ここはイタリア、ヴェネツィア。
5月は旅行にうってつけの気候だ。日本より太陽の日差しはきついが、天気が良く、景色も良い。
表向きは観光ということになっており、少しだけうつつを抜かしたくなるような、そんな絶好の機会。
カイジ
だというのに。
最悪だ。
最悪と言う他ない。
「……お前……」
カイジ
「……」
つい、反射的に口を開いてしまったが、無視して立ち去っても良いのではないだろうか?
いや、それがいい。
ソーニャ
飛び立った白い鳩が、去りかけたカイジの方へと飛んでいく。
カイジ
歩き出そうとしたところ、
「……!」
鳩である。白い。飛んでくる。
ソーニャ
まるまるとした白い鳩がカイジの肩に停まります。
カイジ
停まられた。
……さすがに鳩を無碍にするわけにはいかない。他の人もいるし。
ソーニャ
カイジの腕を掴み、鳩ごとに引き寄せて観客たちへと示す。
ソーニャ
すっかりカイジもこの手品師の仲間かサクラか、
ソーニャ
或いは舞台の真ん中へと引っ張り出された幸運な観光客か。
カイジ
そういう眼差しを向けられて笑顔を返せる輩なら、このように絡まれないんだな、これが。
相変わらずの仏頂面。
ソーニャ
「この場で披露するような芸のひとつやふたつ、ないのかなー?」
ソーニャ
「みんな期待してるみたいだけど、そういうの無碍にしちゃうわけえ?」
カイジ
一時の視線の痛さに耐えればこちらは痛くも痒くもない。
むしろ困るのはそっちだろう、と。
思うのだが。
カイジ
「……、……」
溜息一つ。
渋々手を差し出す。
ソーニャ
ひら、と観客に向けて徒手のてのひらを振ってみせると、
ソーニャ
赤い薔薇がカイジの無骨な掌の上に鎮座している。
カイジ
薔薇だなあ。
手を貸しただけでもう十分だろう。仏頂面が解れることはなく。ますます薔薇が似合わない。
ソーニャ
「皆様、お楽しみいただけましたでしょうかー?」
ソーニャ
とかって足元の籠をつま先で突っついたり。
ソーニャ
結構溜まっています。ああ~放り込まれていく。
ソーニャ
ソーニャ・ローゼンブラットは手品師ではあるが、手品を操る者ではない。
ソーニャ
ではこれが何かと言われると、他ならぬ妖術の類である。
ソーニャ
と、言う事を、カイジもよくよく知っており。
カイジ
「あ゛ァ?」
まだ付き合わされるのか? という顔。
ソーニャ
「オレを野放しにしとくとろくなことないでしょ?」
カイジ
「……」
確かにそうだなあ。
嫌そうな顔をしている。
「どこも知らねェぞ、店」
ソーニャ
合意が取れたと言わんばかりに腕を掴み、引っ張っていきます。
カイジ
また丸め込まれたのでは? クソが。めちゃくちゃ不服そうな顔で引っ張られていく……
ソーニャ
連れてこられたのはパドヴァの名物屋台です。
ソーニャ
他にもシーフード色々、適当に頼んで食べています。
カイジ
「タコか」
海鮮だ。
ちょっとだけ眉間の皺が取れている。
ソーニャ
「いやあまさかカイりんがヴェネツィアにとはねー」
カイジ
白米が好きだけど外国料理だしパンが合う。
もさもさ食べながら。
「……奇遇なこともあるもんだなァ」
本当に奇遇か?
訝しむような顔。
ソーニャ
もぐもぐむぐむぐ歯ごたえの強いタコを噛んでいます。呑み下す。
ソーニャ
「オレはそりゃあこの見た目だし馴染めるけど」
ソーニャ
とかなんとか、他愛のない話と同じような調子で。
カイジ
「どこまで知ってんだよ、お前」
これは、確実に情報が洩れている。はぐらかしても無駄だろうと判断して、そう聞いた。
食事の手は止めずに。声は荒げず、世間話の延長で。
ソーニャ
「てゆか奇遇なワケないじゃん、わかってっでしょ」
ソーニャ
「これが奇遇だったらそっちの方が嫌じゃない?」
カイジ
「お前と意見が合う日が来るたァ世も末だな」
ソーニャ
「まあせいぜい足掻いてみせてよ、”今回も”さ」
ソーニャ
「そっちの方が、オレとしても楽しめるし!」
ソーニャ
血のように赤い薔薇を一輪残して、男はすっかり姿を消す。
GM
「してねえなあ、たしかに」と屋台のおっちゃん。/
カイジ
やはり最悪である。
ヴェネツィアくんだりまで来てあの男と出会う時点で、最悪である。
二人分の会計と、赤い薔薇を押し付けて、屋台を去る。
◆導入:ユヅキ
GM
君たち御斎学園ご一行様は、ヴェネツィア・テッセラ空港から水上バス(ヴァポレット)でヴェネツィア本島を半周、運河を進んでいるところです。右を見ても左を見ても2階3階の位置に扉があるふしぎな建物揃い。
ユヅキ
「ごはん見ろよ~なんか……なんかすげえ建物いっぱいある!」
伴 護伴
まあ、うるさいのは君だけではないので、いまにもため息つきそうな感じなぐらいで小言はなしです。
ユヅキ
今日はちょっと大人しいけど、ごはんもやっぱり修学旅行楽しみだったもんな!と思っている。
伴 護伴
「サルーテ聖堂を指して"城みたい"!と言うよりは進歩……いや進歩はしてないな……」
伴 護伴
「カナル・グランデ大運河は交通の要所で、目立つ建物も行き交うゴンドラも多い、だからと言って……」
伴 護伴
「……はしゃいで落ちるのはかなり恥ずかしい。クソ、あいつこそ猿の呼び名にふさわしいよ!!」
伴 護伴
「すくい上げる方は楽しくない!!」がー。
ユヅキ
「ヴェネツィアの思い出、刺激的になりそう」すくいすくい。
伴 護伴
「それもこれも紅茶飲みながらクラスメイトの危機を見逃してくれるクラス委員長様のおかげだよ」まあすくうのはなんくるない。ふたりいりゃいける。
着替えあるよな??って落ちた猿に訊いてる。
伴 護伴
「まだ上陸してないうちからこれじゃ先が思いやられる」/
ユヅキ
無かったら貸すからな~、落ちた同胞に声を掛けながら。
ユヅキ
けらけら笑っている。良い思い出が出来そうだ。
伴 護伴
「はー、まあ、刺激的だけで済むならいいけどな。ユヅキは行く場所は決めたのか?」
伴 護伴
「胃が強靱で良かった、でなかったら任期を全うできる気がしない」
伴 護伴
「俺は俺で見て回るところがあるんだが、まあ、今日はいいか」
伴 護伴
「いいか、ユヅキ。このシナリオはシーン表で2を出すと、迷子になるんだ。人がすれ違えるぐらいかなーってぐらいの狭い路地は避けろ。たいてい名前のついた通りではあるんだが、どうせイタリア語読めないだろ」/
ユヅキ
果たしてわかったかどうかは出目のみぞ知る。
伴 護伴
「あと拾い食いはしないだろうが、スリには気を付けて……いやそっちはあまり心配いらないか?まあ、周りに気を付けて楽しみたまえ」
伴 護伴
「運河に落ちたらここにいる間、あいつみたいに猿って呼ぶからな」/
ユヅキ
「ありがとう、大丈夫だよ、猿って呼ばれるのも悪くなさそうだけど」
ユヅキ
「色々気を付けて修学旅行を楽しみましょうってこと!」
伴 護伴
「ああ、色々な。イタリア人みたいにナンパしようとか考えるなよ、向いてない」ふらぐ。/
伴 護伴
「むりだろ、食事の約束より前にバカがバレる」
◆導入:ナバリ
GM
答え?さあね。かるーくナバリさんが隠れてるところでもやりましょうか。
ナバリ
ナバリは割と橋で水平線見ながらぼーっとしてることが多い民なのでそれでもOK
Valeria Anselmi
こういう橋なら石を投げれば当たるぐらいある。
Valeria Anselmi
でもぼーっと何を見てるんです?鳩?
ナバリ
真剣に見ているでもないけれど、何かを考えているようで、そうでないような。ただ、目の前に流れるものを目で追って、その時間を過ごしている。
ナバリ
視界の端につい、と白いものが横切れば、それを目で追って。
ソーニャ
首をあちらこちらに向け、くるる……と喉を鳴らしている。
Valeria Anselmi
なるほど。先の大運河のような交通量が多いところから外れれば、ある種の絶好ポイントには事欠かないでしょう。
Valeria Anselmi
道行く普通の人々は誰もいないかのように通り過ぎていきます。通り過ぎないのは鳩だけ。
Valeria Anselmi
ゴンドラを操るゴンドリエーレ達も、普通の人相手で、ヒマだったら声をかけてくるでしょうが、声はかかりません。しずかだなー
Valeria Anselmi
……と、やっていたら、「あ、ここで降りるわ、ありがとねー」と静寂ぶち壊しな声が響きます。/
ソーニャ
鳩もあなたを気にして留まったというより、のんびり一羽でぽっぽーしていた格好。
ナバリ
声は気にも留めず、むしろ飛び立った鳩の方に意識が行っている。
Valeria Anselmi
「あ、逃げられたぁ」
鳩を捕まえようとしてたのかい、と声をかけてくる乗り手に、コインを投げつけたあと、器用に橋に上がってきます。
Valeria Anselmi
「んーん、かわいい子。今の鳩も良かったけど」
疑問符2つぐらい浮かべたゴンドラが通り過ぎていく。
Valeria Anselmi
ゴンドラに軽く手を振ったあと、そのまんまの流れでナバリの頬をつつきにいきます。つんつん。/
ナバリ
普段、人に絡まれる事がないので、余計に。少し後ずさって、ヴァレリアを見る。
ナバリ
「……ナバリを、驚かすの、良くない。いつも言ってる」
つついただけで別に驚かそうとしているわけじゃないんだろうけど。
Valeria Anselmi
「でも、普通に声かけたら驚いてもくれないじゃない。Buon giorno!(こんにちは!)」
Valeria Anselmi
「あいっかわらずこの地区の連中は見る目がないわね、変なのに絡まれないのは楽そうだけど」
ナバリ
「……ん」
変なのに絡まれないのは、そういう風にしているから――というのは、別に伝える程でもなくてまだ言えていない。ただ、幼馴染でずっと一緒に居るから、『見つけられる』のだろうけれど。
ナバリ
「ナバリ、知らない人は…苦手だから」
とりあえず、そんなようなことを言っておく。
「見る目が無いってのは、よくわからないけど」
Valeria Anselmi
「まーそうね、ずっとそんな調子だし、今更悪いとかなんとかも言わないけど……さっきの鳩が行った先、興味ない?今日、ちょっと面白いお客さんがきてるよ」/
ナバリ
「鳩」そういえば、さっき目を惹く程真っ白いのが飛んでた。確かにこのヴェネツィアでは、あまり見ないような気もする。鳩。
ナバリ
「…面白い、お客さん」ヴァレリアから得た情報を一つ一つ復唱して、
ナバリ
「…ナバリ、気になる。かも」その誘いに、承諾した。/
Valeria Anselmi
「よーし行きましょ、道中で端折って教えてあげる」陽キャなので躊躇わず腕引っ張っていこうとします。
ナバリ
今更ヴァレリアの陽キャムーヴには驚かない。だいたいいつもそういう感じで日々を過ごしているのだろう、されるがままに腕を引っ張られて。
Valeria Anselmi
「まず鳩の持ち主ね、東の方っぽい手品師で、今日の注目かっさらってて私は商売上がったり!」マシンガントークがががが。
「それとジャパニーズチンピラみたいなでかい男が喋ってて、ひとり置いていかれてて」ガガガガ。
Valeria Anselmi
「あと、日本の学校の団体さんかな?それがみんな……あ、団体さんは全員ではなかったっぽいけど、みーーーんな」
Valeria Anselmi
「ジャパニーズニンジャ」
ナバリ
「……へえ」ジャパニーズニンジャ。ジャパニーズチンピラ。その単語には、少し敏感に反応して。
ナバリ
「急に、いっぱい?」時期を見計らったかのような舞い込み具合。長く平穏に過ごした街で、何かが起きている?
Valeria Anselmi
「乗ってたヴァポレットとか考えると、みんな入国も同日じゃないかな?」首傾げる。
Valeria Anselmi
「で、この先のホテルから、団体さんの方がぱらぱら街に繰り出してってるってえわけで……」
Valeria Anselmi
「2、3人とっ捕まえて面白い芸(ワザ)知らないか聞き出しちゃおう!」びしっ
Valeria Anselmi
「……と、いうのが今日のヒマつぶし」/
ナバリ
「つ、捕まえる」言い方は悪いが、彼女の事なので恐らく変な事はしない……と思う。思いたい。とっ捕まえるって言っても、道行く人声掛けるだけでしょ。
ナバリ
でも、その「同じタイミングで来たニンジャ達」は気になる。そんな事、今まで一度も無かったわけだし。
ナバリ
「…ヴァレリア、危ないのは、ダメ。だからね」しないと思うけど。それを以て、その"ヒマつぶし"に同行することを承諾した。
Valeria Anselmi
「だいじょぶだいじょぶ、そう言うと思ってあぶなそうな見た目のひと外したから!」親指ぐっ。カイジのことか?
Valeria Anselmi
「今日は注目、取られっぱなしだからね!……明日はそうもいかないゾ☆」誰に言ってるんだい?
ナバリ
「…?」当然ながら、その言葉にはこてん、と首を傾げて。街に住まうニンジャの割に、街の速報に疏すぎる。
Valeria Anselmi
「さーさ、次の角曲がるよー」
伴 護伴
「本当に夕飯の19時まで野放しにするのか……こいつらを……」
伴 護伴
荷物をホテルに預けた後、教師が真っ先に近いレベルでどっかいった御斎生達は自由時間です。
ユヅキ
辛うじてまだその場に繋ぎ留められている、うろ……うろ……。
伴 護伴
そういやこいつの手綱も見ないといけないんだった、と思い直す。
「あー、そうだな」
伴 護伴
「わかりやすい観光名所なんかは、他の連中が押しかけててとばっちりを食いs……混んでいそうだから、リアルト市場とかどうだ」
伴 護伴
「そうだ。この時間だと、朝一番獲れたてとはいかないだろうけど」
ユヅキ
「い~な~! お腹空いたから食べに行こうぜ!」
伴 護伴
「……胃に優しいやつがいいな……んーと、あっちだ」
ユヅキ
「俺が選んでやるよ~」言いつつ、てこてこ着いていく。
伴 護伴
うわあ、期待薄だあ、と思っている。そうやっててこてこ歩くふたりと……どうしよっかな、ユヅキとナバリ、どっちから先に見つけてみる?
伴 護伴
じゃあ、ごはん君はぽつぽつある露天とか建物とかのうんちくを喋ってくれるんですが、余所見してください。
ユヅキ
多分その8割が頭に入ってないですが、相槌だけはふんふんと打ってる。打ちながら余所見した先に……いるかな? きょろ。
ナバリ
多分ヴァレリアに引っ張られて魚市場見てる。うろうろ。
Valeria Anselmi
うろうろ。「んーと、たぶん1人2人ぐらい……げっ」
Valeria Anselmi
ナバリになんの説明もせずに露天の影に隠れます。ささっ。
ユヅキ
きょとん、誰か居た気がする……誰か隠れた気がする……。
ナバリ
「…ヴァレリア?」露天の影に隠されるまま、こちらもきょとんと首を傾げて。だいたいいつもは自分がこの街の主役よ!って顔で歩いてるのに。
Valeria Anselmi
「居たわー、あれあれ」ひそひそ。人のことは指さしちゃいけませんがユヅキなので指して良い。
ナバリ
「ヴァレリア、さっき言ってた…ジャパニーズニンジャ?」指さされるほうをちらっと見る。
Valeria Anselmi
「でもこう……もーバレたかも」てへ。ほら足止めてるし。/
ユヅキ
「ごはん~あっち~」とだけ言って、詳しく説明せずに、二人の隠れている方に歩いていく。
ナバリ
「ふうん」足止めてますけど。気配を極限まで薄くしてみる。
ユヅキ
逃げられなければ、そのまま二人を見つけたいな。ば!って感じで、覗き込んでくる。
伴 護伴
遠くで、あっち? ……どっちいった!? つってる。
ナバリ
「……」気配薄め中、気づかれてないだろうとタカをくくって何も答えない。
Valeria Anselmi
「んーん、嫌な上司に隠れてご飯食べようとしてるの」流れるようにてきとう言う。/
ユヅキ
「あ~じゃあ見つかっちゃダメなかくれんぼの方か、大変だな!」
Valeria Anselmi
「そうねー、見つかったら問答無用でパスタの刑になるのよ。あなたは見つかっていいかくれんぼとかやるの?」
Valeria Anselmi
話し相手して気を逸らそうみたいなムーヴ。
ユヅキ
「かくれんぼって見つかっていいもんだろ、見つけてくれないとさみしいじゃん」
ユヅキ
なんて答えたところで、ふと、なんだかもう一つの視線に気が付く。
ユヅキ
そこには誰もいない気がしていたけれど、顔を向ける。
ナバリ
「…………………ぇ。」目がかち合った。なんで?
Valeria Anselmi
「ふむ?」 そういう考えもあるか?みたいな。こっちが気が逸れてる。
ユヅキ
真っ直ぐナバリを視界に捉えて、少年にしては珍しく口を噤んだ。それが珍しいことだとは、あなたたちは知らないことだが。
ナバリ
「……あ、…えと」この街で『知らない人と目が合う』それ自体が珍しい事を、もちろんユヅキも知らない。
ナバリ
「こ、こんにちは、」キョドっている。明らかに。
ナバリ
「……………はい」とりあえず話を合わせておく。正直知らない人と話すスキルが乏しすぎて何を言えばいいかわからないし、そもそもどうして"気づいた"のか。
ユヅキ
「…………見つかると、パスタの刑に遭う?」
ナバリ
「ぱすたのけい」ってなんだよ。話を全然聞いてない。助けを求める感じでヴァレリアへ視線を投げかけてみた。
ユヅキ
なんなんだろう。少年の頭の中にはとりあえずいっぱいのパスタがある。
Valeria Anselmi
でも、私なんだかんだ見つかるから、見つけてもらえなかったことなかったわねー、とプロット0未満の思考を巡らせてる間に、事態が致命的に進展していた。とりあえず気を逸らしてご飯にでも誘えば、ナバリが"隠れたまま"観察してくれるだろう。
今、その目論見は死んだ!!投げかけられた方は気まずそうだ。
Valeria Anselmi
「……君に見つかったから、パスタの刑かも?」んなこたーない。おまけに何の助けにもならない。
ユヅキ
「二人がさ、上司?に見つかってパスタの刑で大変なら、俺も二人が隠れるの手伝おうかと思って」
Valeria Anselmi
「ああ、そういう」 どう軌道修正するかの判断だけ光速であった。
「つまりは、勝手に外でおいしいものを食べたことがバレなければいいから、頭だけハゲててヒゲがもじゃもじゃの人が近づいてきたら教えてくれる?」
ユヅキ
「美味しいご飯一緒に食べてくれるってこと!?」
ナバリ
え、これ一緒にご飯食べる流れ?ナバリはヴァレリアのムーヴに困惑している。
Valeria Anselmi
「まあ、そんな感じ」 そのあと仕事に戻るわとか言って別れればいいやろ、いつもやってるように、ぐらいのことを考えている。
ユヅキ
「あ、じゃあまずは名前教えなきゃだよな!」
ユヅキ
「俺はユヅキ、ワタリユヅキ! 君たちは?」
ユヅキ
ナバリ見て、ヴァレリア見て、ナバリを見た。
ナバリ
うーんどうしよう、でもここまで来たらもう名乗って顔見知りになるしかない、とかなんとか。考えて。
Valeria Anselmi
やっぱり気のせいじゃなく気づいてるのか.......という思考が表に出ないようにがんばってる。
「ヴァレリア・アンセルミ。よろしくね、ユヅキ」
Valeria Anselmi
名乗ること自体に抵抗はない。陽キャなので。/
ナバリ
「………、ナバリは…、ナバリ、っていいます」ユヅキ、ですね。と名前を覚えるように小声でつぶやいて。
ユヅキ
「ヴァレリア、あんせるみ……リアと~」勝手に省略してから。
ナバリ
「…はい」名前を呼ばれればこく、と小さくうなずいて。
ユヅキ
「じゃあじゃあ、ご飯食べに行こうぜ! 俺腹減ってんだ~、修学旅行で来ててさ、あっ、友だちもいるんだけど……」とかなんとか喋りながら、ご機嫌に歩き出す。
Valeria Anselmi
ユヅキが歩き出したあとにようやく、ごめーーーーんのジャスチャー。もちろんナバリに。
ナバリ
そのジェスチャーには首をううん、と振り返して。元はと言えば私が"気づかれた"のが問題で、多分…ナバリの落ち度かな…と考えている。ヴァレリアの後ろをついていくように歩き出して。
ユヅキ
二人のやりとりは露知らず、ナバリを見つけられたことがすごいことも知らず、ごはんごはん~と友人の姿を探していたとされる。
GM
という感じでオープニングは以上にしようかと思うよ
GM
メインフェイズですが、基本的にPL同士で合意されるならどういう順番でもGMはおっけー。どうしても決まらないときのみ、1d100で一番高い出目を浪費した人にいってもらいます。
GM
毎サイクル最後に、NPCのマスターシーンが1シーン挟まります。とりあえずヴァレリアとごはん君が最低1回ずつ動くけど、順番はGMの気分次第なので、もし感情を取りにいくことを考えてるなら、結局1回しか動かなかったなあいつ……ってなる可能性があるって思っておいてね。