『Salsa de la Muerte』前日譚:開始前かけひき

GM
ショチが水の入った木製のジョッキを置く。ジョッキの中身はうっすらと濁り、チリが浮いている。
ショチ
「今日はこいつをやる!」
GM
明日、この村を発つことになった。次の村へと向かうには、亡者の出没する山岳地帯を抜けなければいけない。
GM
救世主一行は、亡者に悩まされていた末裔たちから歓待を受けた。
GM
末裔たちが提供してくれた宿は悪くなかった。食事も悪くなかった。しかし水は飲めたものではなかった。
GM
なみなみ注がれたコップが部屋に置かれる。皆にショチは1シリング硬貨を見せた。
ショチ
「これをこうして……」
GM
硬貨を1枚、水の中へと落とす。わずかに水面が揺れた。
ショチ
「順番にコインを入れていく。こぼした奴の負けだ!負けた奴は恥ずかしい秘密を告白しろ!」
ヨロトル
「おー」
陽向 レンジ
「は、恥ずかしい告白……?」
宮鳴 サヨ
そんなものあったかな~
陽向 レンジ
あったかな~ おぼえがないかもな~
ヨロトル
疵抉り抉られとかやってるとなあ~
ヨロトル
なんか……自然……してくるからな! 露呈!
宮鳴 サヨ
私のメモリには何もないな
陽向 レンジ
アイドルは未来に生きるからね 過去とかわかんないね
ショチ
疵にかかわることを言えとは言ってねーよ!
ヨロトル
救世主の心の疵は異常性とトラウマに大別されると言われ……
ショチ
もうちょっと笑えるネタを持ってこい!
ヨロトル
「まあ、あんま深刻に考えないやつだよな」
ヨロトル
「酒の席のアレってやつ!」
陽向 レンジ
「楽しみだな~、みんなどんな恥ずかしいこと披露してくれるんだろう?」
ショチ
「そうそう!わかってんじゃねーか!」
ヨロトル
「俺はサヨのそういう情動がどうなってるのかが気になる」
宮鳴 サヨ
え~?
陽向 レンジ
「何が恥ずかしいに分類されるかっていうね」
ヨロトル
「基準がなー、独特そうだし」
宮鳴 サヨ
「ボクはただ歌(ウタ)を歌(ウタ)うだけの機械(キカイ)ですので」
宮鳴 サヨ
「そういうのはちょっと」
ヨロトル
「まあまあ」
ヨロトル
「ものは試しってやつだろ?」
ヨロトル
「人間人生トライ・アンド・エラーだぜ」
ショチ
「絶対こいつは何か持ってるだろ。面白いネタ」
GM
ショチは戦いの前日など、こうして仲間を巻き込んで遊びたがる。緊張を紛らわすための儀式のようなものだ。
陽向 レンジ
「ヨロトルとショチはなんかこう……全然べらべら喋りそうで、負かし甲斐がないような気がするね」
ヨロトル
「そおか~?」
宮鳴 サヨ
「それよりも、シリング硬貨が潰れるときにどんな音楽が奏でられるか、ボクは気になります」
宮鳴 サヨ
「試してみていいですか?」
ヨロトル
こういう情動から出てくる恥ずかしいがなんなんだって話なんだよな。
ショチ
「カネを潰すな」
ヨロトル
「壊れたら使えなくなるからなあ」シンプル摂理。
宮鳴 サヨ
「不便ですね」
宮鳴 サヨ
「救世主は壊れても使えるのに……」
ショチ
「……そうだなあ。言っててオレも特に負けたときに話す事考えてねえんだよな。まあ、なんか出てくるだろ」
ヨロトル
「奇跡の力ってやつ」
陽向 レンジ
壊れた果てが亡者なんだよなあ
ヨロトル
「最悪出なかったら今作るか、俺たち」
宮鳴 サヨ
用法と用量を守って、正しく破壊しましょう
陽向 レンジ
「作るな作るな、黒歴史」
宮鳴 サヨ
「クリエイティビティですね」
ヨロトル
「人生は黒歴史の積み重ね!」
ショチ
「こいつ、黒歴史を告白してもウソだったかホントだったかわかんない感じにしやがった」
宮鳴 サヨ
「芸術の機械として、ポジティブな感情を示します」
ヨロトル
「いやいやいや、ちゃんと作るぜ?」
ヨロトル
そうそうクリエイティビティ、と頷いて。
ヨロトル
「今!」
ヨロトル
「ここで!」
ヨロトル
「恥ずかしいことすればいいだろ?」
ヨロトル
名案みたいに言います。
陽向 レンジ
「まあ、そういう催しでもいいか……」
ショチ
「そ、その手があったか……!」
陽向 レンジ
あるやつは話せ、ないやつは恥ずかしいことをしろ。
宮鳴 サヨ
「アグレッシブ」
陽向 レンジ
負けたくね~
ヨロトル
そうじゃないと張り合いないからな!
ショチ
「よし、その案は採用だ。面白い感じになってきた!」
ショチ
「コインは……ん~……足りるな。全部入れたら確実にこぼれるぐらいの量はありそうだ」
ショチ
「さて、誰からいく?」
ショチ
1d6+1 (1D6+1) > 6[6]+1 > 7
陽向 レンジ
1d 才覚0でーす (1D6) > 6
宮鳴 サヨ
1d6 (1D6) > 3
ヨロトル
1d6+3 (1D6+3) > 5[5]+3 > 8
GM
*ヨロトル>ショチ>レンジ>サヨ
陽向 レンジ
0の割には頑張ったんだけどな
ヨロトル
正直抜かれるかと思ったぜ
宮鳴 サヨ
順当な結果ですね
陽向 レンジ
ショチに負けた!
ショチ
「よし」
ヨロトル
「はいはーい」
ショチ
「うん、いい声だ!ヨロトル、お前からやれ!」
ショチ
「席順に、こう、ぐるっといくぞ」
ヨロトル
「こういうの、先の方が有利だからな!」
陽向 レンジ
「どうだろうな~、一巡してからが勝負じゃない?」
ヨロトル
コインを取り、掌の中で転がします。
ヨロトル
「俺は攻める派」
ヨロトル
「てか、こっち落ちてからそうなった!」
陽向 レンジ
いつも世話になっています オレが攻撃しないばかりに……

かけひき ラウンド1

GM
*ラウンド1 手札補充
ヨロトル
陽向 レンジ
ショチ
宮鳴 サヨ
GM
*ラウンド1 ヨロトル
ヨロトル
「しかしまー、俺はこんなんではあるけど」
ヨロトル
こんなん、で自分の胸元を指差します。くり抜かれた心臓に赤く染まった胸元を。
陽向 レンジ
ないんだよなあ……
宮鳴 サヨ
壊れてますね~
ヨロトル
壊れてます。ない。
ヨロトル
「ゆうてまあ人間だから」
ショチ
慣れた。
ヨロトル
「水とかないとキツいのは二人と一緒だけどさ」
ヨロトル
「サヨは結構そういうのから解き放たれてるの、いいよな~」
ヨロトル
*さくさく行くか s7アピール>サヨ
宮鳴 サヨ
来な……
ヨロトル
2d6+2=>7 判定(+脅威度) (2D6+2>=7) > 6[4,2]+2 > 8 > 成功
宮鳴 サヨ
えーん
ヨロトル
つつがなし!
宮鳴 サヨ
「別に、水のたぐいが完全に不要というわけでもありませんが……」
宮鳴 サヨ
「あなたたちのような飢えや乾きの感覚に共感することができないのは確かですね」
ヨロトル
「排熱機構とかメンテナンスがどうとかって感じだっけ?」
宮鳴 サヨ
そうそう。
[ 宮鳴 サヨ ] 情緒 : 0 → 1
ヨロトル
「まあでも、こういう水でも結構使えんじゃん」
ヨロトル
ジョッキを軽くつっつき。こぼれない程度に。
ヨロトル
「……っと、そうだ、入れるんだったな」
ヨロトル
まだ初手なのでちょっとくらい揺れてても大丈夫です。
宮鳴 サヨ
「問題はありませんが……」
宮鳴 サヨ
「デリカシーというものを考えてほしいものですね!」
ヨロトル
「お」
ヨロトル
「結構出てくるか?」
ヨロトル
「サヨからも恥ずかしいエピソード」
ヨロトル
笑いながらコインをジョッキに放りました。
ショチ
「ほいじゃあオレも、っと」
ショチ
水に硬貨を落とす。まだ零れ落ちる様子はない。
ショチ
「このペースじゃ1周しちまいそうだなあ」
陽向 レンジ
「流石にね」
ヨロトル
「二周三周くらいは狙っていきたいところ」
GM
*ラウンド1 ショチ
ショチ
*パス
GM
*ラウンド1 レンジ
陽向 レンジ
「ただ、一枚落としてこのぐらいかさが増すってことは……」
陽向 レンジ
「一巡してから……ショチの手番あたりでキツくなるんじゃない?」
宮鳴 サヨ
じっと水面の上昇を伺いながら、決壊は破壊に入るだろうか……と考えている。
ショチ
「おい、やめろやめろ!」
ヨロトル
「言い出しっぺが恥ずかしくなるのが一番面白いぞ」
陽向 レンジ
「オレは恥ずかしい生涯を送ってきたから話には事欠かないけど~、ショチは負けたら何してくれるの?」
陽向 レンジ
*d8でショチにアピールしちゃおうかな
ショチ
*え~っ!s2で誘い受けします
陽向 レンジ
それには誘い受けず。
ショチ
2d6+2=>7 判定(+脅威度) (2D6+2>=7) > 11[6,5]+2 > 13 > 成功
陽向 レンジ
ハプニング起きない最高の目を狙われた?
ヨロトル
かけひき上手!
ショチ
「ふーん」
ショチ
「お前は何させたいんだ?」
陽向 レンジ
「え……」
陽向 レンジ
振ります……
ヨロトル
がんばれ!
陽向 レンジ
2d+2>=13 出ろ……! (2D6+2>=13) > 3[1,2]+2 > 5 > 失敗
陽向 レンジ
はい
ヨロトル
かわいそう
宮鳴 サヨ
ハプニング回避
陽向 レンジ
「ええ、べ、べつに……? ルールはオレが言い出したワケじゃないし……?」
陽向 レンジ
「なんでもいいんですけど……?」
ヨロトル
シンプルに語るに落ちてる感すごいな!
ショチ
「ふうん?リクエストくれたら応じてやるぜ?」
宮鳴 サヨ
「曖昧な回答は、ネガティブですよ」
陽向 レンジ
「結構です結構です!ほら、入れるから!ぽちゃーん!」
陽向 レンジ
うわ、揺れた……
ショチ
「あっはははは!」
ヨロトル
誰かの心みたいだな~
ショチ
「こういう盤外戦もアリってわけだ!楽しくなってきやがった!」
陽向 レンジ
「次次!! でも負けたときホント覚えてろよ!」
[ 陽向 レンジ ] 情緒 : 0 → 1
ヨロトル
「隙見せた奴から食われるぜ~」
GM
*ラウンド1 サヨ
宮鳴 サヨ
金属の関節パーツをきしませながらコインを運ぶ。
宮鳴 サヨ
「そういえば」
宮鳴 サヨ
「ヨロトルは心臓がなくて不便だとは感じたことがないのですか?」
宮鳴 サヨ
ヨロトルに素朴な疑問を向ける。
宮鳴 サヨ
「人間は心臓がないと生きていけないとデータにありますが……」
ヨロトル
「あー」
ヨロトル
「まあ、普通に考えたら不便なはずなんだよな」
陽向 レンジ
「『心臓がドキドキする』みたいなときどうなってるのかは気になるな」
陽向 レンジ
別のところがドキドキしてるの?
宮鳴 サヨ
不思議ですね~
ヨロトル
「何故か血流は巡ってるんだけど、鼓動は感じないんだよな」
ヨロトル
「走り過ぎたら息はあがるけど」
ヨロトル
「バクバク感とかはない」
ショチ
「ときめいたりしろ!」
ヨロトル
「いいもの見たらテンションはあがるぜ!」
ヨロトル
「誰かの恥ずかしい姿とか見たらあがるかも」
宮鳴 サヨ
「ボクも心臓はないので、実はヨロトルはボクに近いのかも知れませんね」
宮鳴 サヨ
*h5 アピールしますか。
宮鳴 サヨ
ヨロトルに。
ヨロトル
*ハートのKで誘い受けるか!
ヨロトル
2d6+2=>7 判定(+脅威度) (2D6+2>=7) > 3[1,2]+2 > 5 > 失敗
ヨロトル
心臓がないからか!?
宮鳴 サヨ
ぉゃぉゃ
陽向 レンジ
オレたちかけひき下手か……!?
宮鳴 サヨ
2d6+2=>7 判定(+脅威度) (2D6+2>=7) > 9[4,5]+2 > 11 > 成功
宮鳴 サヨ
yoyuu
[ ヨロトル ] 情緒 : 0 → 2
ヨロトル
参ったねこりゃ
ヨロトル
「あ~」
ヨロトル
「確かに共通点あるな」
ヨロトル
「俺、水ないとキツいとは言ったけど」
ヨロトル
「パフォーマンス落ちるだけで、多分それだけじゃ死なねえしな」
ヨロトル
まあ堕落の国でパフォーマンス落ちるのヤバいけどな!
陽向 レンジ
死なないだけですごいよ オレは死ぬ
宮鳴 サヨ
「心臓がある、心臓がないの二種類に救世主は大別できるのかも知れません」
ヨロトル
「アリナシ論使えば大体のものは半分だぞ」
ショチ
「その分類だと、心臓がある方が不利みたいな話に持ってかれてねえか?」
ヨロトル
「心臓があると心臓を抜かれて死ぬから不利」
宮鳴 サヨ
「ボクはアリナシ論をポジティブに思っています。ゼロと1しかわからないため……」
陽向 レンジ
「まあ実際ね、鼓動ってかなり引っ張られるし……」
ヨロトル
「鼓動に訴えて引っ張り回すのがレンジのやり方だもんな~」
宮鳴 サヨ
「みなさんもどうですか? ここで一度心臓を破壊してみるというのは……」
陽向 レンジ
どきどきばくばくして動けないことままあり。
ショチ
「死ぬんだよ」
陽向 レンジ
「死ぬなあ~」
宮鳴 サヨ
「嫌ですか? ハートブレイクな熱いビートを刻めるかもしれないのに?」
ヨロトル
「流石に回復2枚あっても心臓はな~」
ヨロトル
「もうちょっとコイン集まってからの方がいいんじゃないか? 試すにしても」
ショチ
「ハートブレイクはそういう意味じゃねえんだよ」
宮鳴 サヨ
「では、保留ということで」
陽向 レンジ
ふー
宮鳴 サヨ
水の中にコインを落としました。
ヨロトル
沈みゆくコインを見ている。
ヨロトル
「…………」
ヨロトル
「まあ、でも、アレだなあ」
ヨロトル
「堕落の国落ちる前って、心臓なくて生きてるの俺くらいだったからさ」
ヨロトル
「そりゃまあ当然のこと、仲間なんていねえし」
ヨロトル
「そこでサヨと近いってのは、結構嬉しいかもな!」
宮鳴 サヨ
「ヨロトルが嬉しいと、ボクもポジティブに感じます」
宮鳴 サヨ
パフォーマンスが上がるのはいいことです。
ヨロトル
「誰かの恥ずかしいとこ見てもっと嬉しくなるか」
ショチ
「その一番手は譲るぜ」
陽向 レンジ
「それはな~、案外ヨロトルが負けるんじゃないの」
陽向 レンジ
次でぼちゃん!ってしたりな!
ヨロトル
「俺もあんまネタねえんだよな~」
ヨロトル
「何すればいいんだ? まあなってからみんなで考えるか」
GM
*ラウンド1 手札破棄
陽向 レンジ
*d5のみ破棄
ヨロトル
*この状況アピールより誘い受けのが要る 捨てなしで
ショチ
*c3破棄
宮鳴 サヨ
*すべてを破壊します。

かけひき ラウンド2

GM
*ラウンド2 手札補充
ヨロトル
ヨロトル
バカ
ショチ
陽向 レンジ
宮鳴 サヨ
GM
*ラウンド2 ヨロトル
ヨロトル
*パス
ヨロトル
掌でコインを転がしつつ……
ヨロトル
「恥ずかしいこと……恥ずかしいこと、な~」
ヨロトル
「なんか色々やってきたすぎてなあ」
ヨロトル
五百年くらい生きてきたから……
陽向 レンジ
すっげ……
ヨロトル
なんか死なないまま……
陽向 レンジ
長命の価値観、だいぶ分からないだろうな
宮鳴 サヨ
耐用年数を遥かに超過していますね
ショチ
「人生長いと覚えておくのも大変そうだよな」
ヨロトル
「ずーっと牢の中で転がってた時期とかもあったから」
ヨロトル
「意外と脳容量食ってねえ期間も多いけど」
ヨロトル
「なんかこう……死なないとなると何されても別にって感じになっちゃってなあ」
陽向 レンジ
「そりゃ難しいお題になっちゃったもんだな」
陽向 レンジ
「確かに、今まで恥じらってるところ見たことないし」
宮鳴 サヨ
「されたことで恥ずかしいことがなくても、したことに恥ずかしい思い出はないのでしょうか?」
ヨロトル
「んー…………」
ヨロトル
「心臓なくなってからはあんまり能動的に生きてなかったから……」
ヨロトル
「頼まれてやることとか、引き受けることとかは、まあ、あったけど」
ヨロトル
「どうせ死なないと思うと、嫌なことは断れるだろ?」
ショチ
「案外、この世界に来てからが一番人生で濃厚な時間ってか?」
ヨロトル
「こうなってからはかなりそうかもな~」
ヨロトル
「生きてくために忙しい忙しい」
宮鳴 サヨ
「青春ですね」
陽向 レンジ
「30日刻みでヤバいことになるもんな」
ショチ
「青春ではねえんだよ」
ショチ
「いや……青春なのか……?どうなの?ヨロトル」
陽向 レンジ
マジ笑ってらんない、でも笑うしかない。
ヨロトル
「そう考えた方がポジティブかも」
宮鳴 サヨ
「救世主部、ファイッオー」
ヨロトル
「オー!」
ヨロトル
*というわけで、パスです
GM
*ラウンド2 ショチ
ショチ
「さてと」
ショチ
僅かに震える手、コインが水面に触れる。
ショチ
手を放し、ゆっくりとコインを沈めていく。
ヨロトル
見ています。
陽向 レンジ
けっこうやばい。
宮鳴 サヨ
そろそろ破壊されますか?
ショチ
「そろそろヤバくなってきたなあ。次あたりで死ぬんじゃねえの?」
ショチ
そう言って、レンジへとコップを回す。
ヨロトル
「我らの恥ずかし大王の出番か~?」
陽向 レンジ
「いやー、次が峠かもな。次って誰?」
ショチ
*hA距離を測り、d9でアピール……>お前だレンジ!
ヨロトル
笑ってレンジを見ています。
陽向 レンジ
*ああああああ我s4誘受
陽向 レンジ
2d+2>=7 高出目祈願!!! (2D6+2>=7) > 8[6,2]+2 > 10 > 成功
陽向 レンジ
はあ、はあ、はあ
ショチ
2d6+2+1=>10 判定(+脅威度) (2D6+2+1>=10) > 6[5,1]+2+1 > 9 > 失敗
陽向 レンジ
「まあ……見てなって」
陽向 レンジ
←祈っている
ヨロトル
がんばれ~
陽向 レンジ
「よし……よし、いける、いけそうな気がしてきた……」
ショチ
「どんな恥ずかしい事して見せてくれるんだ~?」
ショチ
「リクエストは受け付けてる?楽しみだなあ!」
ヨロトル
「バリエーション豊かな恥が期待されるもんな!」
陽向 レンジ
「…………」
陽向 レンジ
そっ……と、コインを沈めていく。揺れる水面、滴る汗、
しかし水はこぼれない!
陽向 レンジ
「ほらな!!!!!!」
宮鳴 サヨ
キュイ……(レンジへ眼を向ける音)
ヨロトル
「おお~」
ヨロトル
「キメるなあ!」
ショチ
「あああ~!」
陽向 レンジ
キメッ☆
ヨロトル
眩しい!
ショチ
「オイふざけんな!負けるところだろ今のは!」
陽向 レンジ
「知ってるか? アイドルは負けないんだ!」
陽向 レンジ
「まあ普通に負けるけど」
ヨロトル
「そもそも戦う職業じゃないって聞いた気がする」
陽向 レンジ
「でも今回ばかりは別みたいだなあ~?」
ショチ
「クソ~ッ!ここから一周だと!?」
ヨロトル
「いや~」
ヨロトル
「恥ずかし大王は俺たちだったかもしれん」
陽向 レンジ
解き放たれてすがすがしい顔。
宮鳴 サヨ
「限界に張り詰めてからの破壊こそ美しい……そういうことですか?」
ショチ
「見てやがれ!また次にお前の手番が回ってくる!その綺麗な顔を地に這いつくばらせてやるよ!」
ヨロトル
「ここでサヨが自爆するのも美しいかも」
したら俺の手番回ってこないし。
陽向 レンジ
「ふっ。楽しみにしていよう」
陽向 レンジ
でも耐久試験はやめて
ヨロトル
流石はアイドル、ウィンクもキマる。
[ ショチ ] 情緒 : 0 → 1
GM
*ラウンド2 レンジ
陽向 レンジ
「はい、次はサヨだよ。ごめんな限界まで張った水渡して」
ヨロトル
「おっ」
ヨロトル
「サヨには紳士的!」
陽向 レンジ
「恥を押し付けられてないからな、今のところ」
宮鳴 サヨ
合理的な判断と言えます。
陽向 レンジ
*でもアピールはしちゃう。d10で。
ヨロトル
*割り込みません!
陽向 レンジ
まだ2になってない奴をな 狙うのじゃ いきます
陽向 レンジ
2d+2>=7 (2D6+2>=7) > 10[5,5]+2 > 12 > 成功
宮鳴 サヨ
あっ
陽向 レンジ
……
GM
*ハプニング!!!!
ヨロトル
持ってるな~!
宮鳴 サヨ
ドキドキですね
陽向 レンジ
1d ハプニング表 (1D6) > 1
陽向 レンジ
情緒が入り乱れる!自身と自身以外のランダムな対象1人の情緒が入れ替わる。
陽向 レンジ
オイオイオイオイオイオイオイオオオ
陽向 レンジ
ショチ、入れ替わらないか!?
陽向 レンジ
choice[ヨロトル,サヨ,ショチ] (choice[ヨロトル,サヨ,ショチ]) > サヨ
陽向 レンジ
あ、でもこれなら……たしかハプニングのほうが即適用で
陽向 レンジ
サヨはまだ1だな?
ヨロトル
何も起こらないハプニングを一人で起こす男になった。
宮鳴 サヨ
なにもない
陽向 レンジ
よかった、無のハプニングだった。
ショチ
なんだったんだ?
陽向 レンジ
そのとき、一瞬水が揺れたが……こぼれはしなかった。
陽向 レンジ
「……コップ渡す最中にこぼれたら、最後に入れた者の負け?」
ショチ
「惜しかったな。ちょっと期待してたのに」
陽向 レンジ
「っぶね……」
ヨロトル
「いまいち盛り上がんねえオチだし」
ヨロトル
「もう渡すのやめて俺たちの方が動くか」
ショチ
「そろそろ流す余裕なくなってきたな」
宮鳴 サヨ
「油断は禁物ということですね」
陽向 レンジ
「そうしよう。というわけでどうぞ、サヨ」
席を譲る。
ヨロトル
エスコートだな~
宮鳴 サヨ
グル……グル……
宮鳴 サヨ
「これがデリカシーのある扱いというものですね」
[ 宮鳴 サヨ ] 情緒 : 1 → 2
GM
*ラウンド2 サヨ
宮鳴 サヨ
*とりあえずc2 で距離を測っておきます
宮鳴 サヨ
*そして……パスです
陽向 レンジ
まだ勝負はつかない……!
ヨロトル
夜はまだこれから!
GM
*ラウンド2 手札破棄
ヨロトル
*sK,cA破棄
陽向 レンジ
*cJ捨てます 心中拒否
宮鳴 サヨ
*すべてを破壊します。それは再生できない。
ショチ
*このまま

かけひき ラウンド3

GM
*ラウンド3 手札補充
ヨロトル
ショチ
陽向 レンジ
宮鳴 サヨ
GM
*ラウンド3 ヨロトル
ヨロトル
「まあでも、こんな堕落の国だし」
ヨロトル
「あんまデリカシー気にしてる方が生きづらいってのはあるんじゃねえの」
ヨロトル
「そもそもデリカシーあるやつが乗る遊びじゃないし」
ヨロトル
「こんな遊び言い出すやつが一番デリカシーない」
宮鳴 サヨ
「生きづらいからといって、気にしなくていいということにはならないのではないですか?」
ヨロトル
「人間性の話になってきたな?」
宮鳴 サヨ
「論理的ではない態度にはネガティブです」
ショチ
「オレの人間性に何か文句があるってか~!?」
ヨロトル
*あるのかな? どうなのかな? s5ショチにアピールです
陽向 レンジ
静観していま~す
ショチ
*ゆるせね~っ d7誘い受けで対抗だ
ヨロトル
*悩む……が…………対抗なし!
ショチ
2d6+2=>7 判定(+脅威度) オラッ! (2D6+2>=7) > 7[3,4]+2 > 9 > 成功
ヨロトル
2d6+2=>9 判定(+脅威度) (2D6+2>=9) > 11[5,6]+2 > 13 > 成功
ショチ
ああ!?
ヨロトル
「いやあ」
ヨロトル
「はははは」
[ ショチ ] 情緒 : 1 → 2
ヨロトル
これ見よがしな誤魔化し笑い。
ショチ
「戦い前の緊張を和ませてくれてショチさまありがとうと言え!」
ヨロトル
「感謝してるしてる」
ヨロトル
「俺ほら心臓ないからさ~」
陽向 レンジ
「よっ、気配り屋」
ヨロトル
「人の心ないって言われがちだし」
ヨロトル
「割とショチとレンジで空気持ってるもんな~」
宮鳴 サヨ
「心臓はないですね たしかに」
ショチ
「心がこもってねえなぁ!」
ヨロトル
「込める心がないらしい」
ヨロトル
「頭は働いてるんだけどなあ?」
宮鳴 サヨ
心臓って大事なんだなあ。
ヨロトル
マジで大事なはずなんだよな。
ヨロトル
なんで俺生きてんだろな~
GM
*ラウンド3 ショチ
ショチ
「く、くそ~~~っ……!」
ショチ
「んでもって、目の前にはこの……このッ、なみなみ注がれた水だ!何だこれは!」
陽向 レンジ
「自業自得だなあ」
ヨロトル
しれっと入れてました。
ヨロトル
溢れたらその時、みたいな態度なので、緊張が薄い。
陽向 レンジ
と言いながら割と緊張する瞬間。次オレなんだよな。ここにきたら。
ショチ
「終わってたまるもんか……!死ぬのはお前だ、レンジ!」
ヨロトル
「すげえ殺意」
陽向 レンジ
「いやいやいや~~オレ丈夫だし?体幹いいし?死にませんけど?」
宮鳴 サヨ
「どうせ死ぬなら、美しい旋律を奏でてくださいね」
ショチ
*オレの野球生命をこの一投に懸ける!くらえレンジ!h10でアピールです
陽向 レンジ
*誘い受けでキメてやる!!h2!!!!
ショチ
*やってやるよデスマッチだ!d4誘い受け!
陽向 レンジ
マジで!?誘い受けしまくったらどうなんの!?え、え
ヨロトル
*傍観!
陽向 レンジ
*じゃあやるか……h7誘い受け
ショチ
うわああああ
陽向 レンジ
まずはオレの番!!!
陽向 レンジ
2d+2>=7 (2D6+2>=7) > 7[6,1]+2 > 9 > 成功
陽向 レンジ
9以上!!
ショチ
げえっ
ショチ
2d6+2=>9 判定(+脅威度) (2D6+2>=9) > 8[5,3]+2 > 10 > 成功
陽向 レンジ
はあ!?
ショチ
10以上!
ヨロトル
白熱してるな~
陽向 レンジ
2d+2>=10 負けないけど!?!? (2D6+2>=10) > 4[3,1]+2 > 6 > 失敗
陽向 レンジ
あああああああああああ
ショチ
ギャーーーハハハハ!!!!
陽向 レンジ
乞うていいですか?命を
ショチ
いいえ アピールを振ります
ヨロトル
いけ~!
ショチ
2d6+2=>7 判定(+脅威度) とどめだ!!! (2D6+2>=7) > 3[1,2]+2 > 5 > 失敗
ショチ
陽向 レンジ
ワハハハハハハハ!!!!!!
宮鳴 サヨ
あっ……
ヨロトル
これが……美しい破壊……?
陽向 レンジ
勝負あったようだなああ!?!?
ショチ
うわあああああ
ヨロトル
こんなことあるんだな~
[ ショチ ] 情緒 : 2 → 3
[ 陽向 レンジ ] 情緒 : 1 → 2
ショチ
既にコップの限界を超え、水の山が張り詰めている。
ショチ
ここにコインを近づける。そーっと、そーっと。
ショチ
「う、うおおおお……まだ……終わらねえ……」
陽向 レンジ
「ショチ……」
ショチ
「終わってなるものか……ここで終わるのはオレじゃねえ……ッ!」
陽向 レンジ
「オレはショチと同じように今まで裁判で身体を張ってきた……」
陽向 レンジ
「いや、より前に出てたのはオレだと思う……!」
ショチ
「オイ黙れ……何も喋るな……!」
陽向 レンジ
「オレはみんなが窮地に立たされた時、真っ先に庇ってやれる!」
陽向 レンジ
「だから今は負けてくれ!!!」
陽向 レンジ
「負けろ!!!ショチ!!!」
ショチ
一瞬、体が強張る。
ショチ
ポチャン
ショチ
ビチャッ
ショチ
「あ」
ヨロトル
「あっ」
ショチ
「ああああああああああああああああ!?」
陽向 レンジ
「よっしゃーーーー!!!」
宮鳴 サヨ
「いい悲鳴です」
ショチ
「バカなああああああーーーーッ!」
ヨロトル
「あっはっはっはっはっはっは!」
ヨロトル
手を叩いて笑っている。
陽向 レンジ
「信じてたぞ! ショチ!!」
ヨロトル
「これが仲間の絆!」
陽向 レンジ
「絆ってすばらしい!!」
陽向 レンジ
「オレたち仲間だよな!!」
宮鳴 サヨ
「やはり絶望と苦痛こそが、至高の音楽を奏でますね」
ヨロトル
「今まで紡いできた日々の蓄積だな~!」
ヨロトル
ぶっちゃけそんなに長くねえけど!
陽向 レンジ
脅威度2だからな!!
ショチ
「クソが!お前らなんか仲間じゃねー!」
ヨロトル
「そんな~」
陽向 レンジ
「オレはこのメンバーでやってきて正解だったと思ってるよ……」
ヨロトル
「二代目恥ずかし大王の名に恥じない恥を見せてくれるんだろ?」
ヨロトル
「信じてるぜ?」
ヨロトル
「仲間だからな?」
陽向 レンジ
「初代みたいになってるのはひとまず横に置いておこう」
ショチ
「いいよ!やってやろうじゃねーか!」
ショチ
「どういうのが見たいか言ってみろ初代!」
ヨロトル
サヨを満足させられるのは破壊を伴うやつだろうけど……
ヨロトル
尊厳の破壊って……サヨ的にどうなんだろうな……
ヨロトル
まあ、流れがレンジなので、レンジに委ねます。その方が面白そうだし。
陽向 レンジ
「ぶっちゃけ悔しがる様を見れたからそれで満足なんだけど……」
陽向 レンジ
女子に何を……何かを……?
ショチ
「ここで全部脱いでやろうか!ええ!?」
陽向 レンジ
「それはやめなさい!!!」
ヨロトル
「それ俺見てるんだよな~」
陽向 レンジ
「そういう告白もやめときなさい!!!」
宮鳴 サヨ
「風紀が危ぶまれますね」
ヨロトル
「でも変に隠す方が露見したときヤバくないか?」
ヨロトル
「最悪ここでそういうのキメるのが一番恥ずかしいかなって思ってたんだけど……」
陽向 レンジ
「まあそうだけど……」
ショチ
「レンジへの罰ゲームみたいになってきたな。だんだん余裕が戻ってきたぜ」
陽向 レンジ
「じゃあ……ほら、脱ぐとか脱がないとかじゃなくて」
陽向 レンジ
「むしろ着せる方向でいこう」
ヨロトル
「ほう」
ショチ
「なに~?」
陽向 レンジ
「出せるかな~、サイリウムとかスポットライトは出せるんだけど」
宮鳴 サヨ
「逆ですか。反体制ですね」
陽向 レンジ
指を壁の方に向けて、少しだけ心の疵の力を込めると。
ヨロトル
愉快そうにレンジのすることを見ている。
ショチ
「あっ、おいまさか」
陽向 レンジ
現れたのは、ふりふりひらひらのキュートなアイドル衣装。
陽向 レンジ
清純派アイドル。
ヨロトル
「お~~!」
ヨロトル
「すげ~!」
陽向 レンジ
48人ぐらいで歌いそうなやつ。
ヨロトル
「布が多い!」
ショチ
「あっ、おい!」
陽向 レンジ
「よし!」
陽向 レンジ
「可愛いだろ? オレんトコの女の子のアイドルはこういう服着るんだよ」
ショチ
「絶対似合わないだろ!やめろ!」
ヨロトル
「かわいいかわいい」
宮鳴 サヨ
「興味深いですね」
陽向 レンジ
「いや似合うって! 絶対似合う!」
ヨロトル
「なんならサヨも着るか?」
ヨロトル
「色黒くて赤いのと色白くて青いので好対照かも」
陽向 レンジ
「いいねえ、コンビ組んでさ~、オレのときは7人いたんだよ」
ヨロトル
「踊りと歌だぜ、鉄板だよな」
宮鳴 サヨ
「構いませんがボクが着用する場合、衣裳のほうを傷つけてしまう懸念がありますよ」
陽向 レンジ
「多分オレのライフが減るけどこの際よしとしよう」
ヨロトル
「ショチに癒やしてもらうか!」
陽向 レンジ
「ライブ見たら癒されるかも~」
ショチ
「うおおおお!そういうガラじゃねえんだが!」
ショチ
服を手に取る。
ヨロトル
「いけ~」
ショチ
「ほらもう!肌が白い奴用の色してないかコレ!?」
陽向 レンジ
「そりゃ清純派なんだからそうでしょ」
ヨロトル
「黒いやつは清純じゃないみたいなこと言うなあ」
宮鳴 サヨ
「対立する概念が衝突するのも芸術のいち分野ですよ」
ヨロトル
風紀の乱れを告白したばかりの黒いやつが言ってる。
陽向 レンジ
「白くてポップで可愛くて、当然おさわりはなし、みんなのアイドル☆みたいな」
陽向 レンジ
実際はそういうのこそ……というのはあるんだけど。
ヨロトル
きらびやかなステージの裏側ってやつ。
ヨロトル
「じゃあこの場ではショチにみんなのアイドル☆になっていただきまして」
ショチ
「う~っ」
ヨロトル
「サヨも着ようぜ、出せんだろ、レンジ」
ショチ
衣装に袖を通す。
ヨロトル
「サヨは恥ずかしくないから罰ゲームなんないだろうし」
陽向 レンジ
「もちろん。ちょっと待って……」
ヨロトル
「対比がいたほうがショチも際立つ!」
宮鳴 サヨ
「これがプロデュースというものなのですね」
陽向 レンジ
出てきたのは対になる青基調のアイドル衣装。
PVで着てそう。着たことない?
陽向 レンジ
あと、サイリウムも出しておきました。
ヨロトル
至れり尽くせり!
宮鳴 サヨ
わ~い。
ヨロトル
ショチが着替えてるとこは一応見ないでおいてます。別に見てもいいんだけど……
ヨロトル
風紀の乱れを指摘されたから……
陽向 レンジ
当然見てないです。ドントルック。
宮鳴 サヨ
特に躊躇することもなくありがたく袖を通す。関節とかのパーツにひっかかったりしながら……
ヨロトル
女性が着替えている場面からは目をそらした方がいいとされます。
陽向 レンジ
「客の側に回るのもいいよな~」
ショチ
「ぜってー似合わねえ。ぜってー似合わねえ。ぜってー似合わねえ!」
ヨロトル
「やっぱ好きでそういう仕事してた?」
ヨロトル
「似合わないのがい……」
ヨロトル
「いや似合うって。大丈夫大丈夫」
ショチ
「おらっ!着替え終わったぞ!好きなだけ見やがれ!!」
陽向 レンジ
「まあそこそこね……って」
ヨロトル
「おお~!?」
陽向 レンジ
「おお……!?」
ショチ
「おいやめろ!何がおお~だ!」
ヨロトル
「なんかあれだな……意外と……」
陽向 レンジ
「うん……」
ショチ
「なんだよ!」
ヨロトル
「いや、正直笑い飛ばすつもりだったんだけど……」
宮鳴 サヨ
「興味深いですね」
陽向 レンジ
「オレちょっと心臓が痛くなっちゃったな……」
ヨロトル
「そりゃサヨは絶対似合うと思ったんだけどな~」
ヨロトル
「っていうか実際似合ってるし」
ヨロトル
なんか……
ヨロトル
ちょっとボロボロになってるのも……
ヨロトル
”味”っていうか……
陽向 レンジ
やっといて自滅行為だったかもしれない……
ヨロトル
「あれだよな、本来清純派似合いそうなサヨがラフな感じになってて」
ヨロトル
「普段がああのショチがきっちり着込んでるっつう」
ヨロトル
「コントラスト? ギャップ? みてえな」
ヨロトル
「やっぱ並んで着てもらって正解!」
ヨロトル
映えてる映えてる、と手を叩きます。
宮鳴 サヨ
あんまりよくわかっていない様子で講評を聞いている。
陽向 レンジ
どっち見ても心臓を痛めています。
ヨロトル
痛む心臓がありません!
ショチ
「一応褒められてんだな?からかってねえな!?」
宮鳴 サヨ
「なるほど。そういうふうに見えるのですね。参考になります」
ヨロトル
「褒めてる褒めてる、ふたりともマジだよ」
陽向 レンジ
「ふー……うん」
ヨロトル
「まあ」
陽向 レンジ
「似合ってるよ、二人とも」
ヨロトル
「ショチに関しては笑い飛ばされるよりこっちのがキツいかもなとは思ってるけど!」
陽向 レンジ
「笑い飛ばしてやれなくてごめんね! かわいいね!」
陽向 レンジ
かわいい。それでいて怖い!
ヨロトル
相反する心の疵抱えてると大変だな~
陽向 レンジ
かなり境界引いてます、今。
ショチ
「男どもがよ~。結局こういうのが好きなのかよ」
ヨロトル
「俺は普段のショチも好きだぜ?」
ヨロトル
「何着てても着てなくても別にいいし」
陽向 レンジ
「たまに違う衣裳があると新鮮でいいよね~ってコト」
ショチ
「そりゃどーも!もう脱いでいいか?」
ヨロトル
「え~」
宮鳴 サヨ
「もう脱いでしまうんですか?」
ヨロトル
「せっかくだしそれで踊ろうぜ」
ヨロトル
「十八番だろ?」
ショチ
「は?」
陽向 レンジ
「末裔のファン相手にライブしてくれるんでしょ」
宮鳴 サヨ
「せっかくの貴重な機会をコレだけで終わらせてしまうのは、ネガティブですね」
陽向 レンジ
「オレも観客席でサイリウム振ってるからさ~」
ヨロトル
「みんなー! ショチが今から新しい衣装で踊ってくれるってよー!」
ショチ
「レンジてめー意外と余裕あるじゃねーか。耐久テストするか?こっちはだんだん慣れていくんだぜ」
ヨロトル
末裔たちのいる方に声を張ります。
ヨロトル
「サヨも歌っ……てくれるよな?」
陽向 レンジ
「ふ、あとは後方席に座ればこっちのもの……!」
ヨロトル
ショチと違ってサヨには強いられないので……
ヨロトル
ショチには強いますが……
ショチ
「この部屋には特等席しかねーんだよ!」
宮鳴 サヨ
「ええ。音楽がボクの使命ですから。望まれればいつでも……」
ヨロトル
「やった~!」
ショチ
「0距離でファンサしてやろうか!?」
陽向 レンジ
「それは末裔にしてあげて?」
ヨロトル
「今回恥かくのはショチの番だからな」
ヨロトル
「次はレンジに勝ってからやりな!」
ヨロトル
言ってるうちに……
ヨロトル
すわなにごとかと、末裔たちが集まりつつある気配。
陽向 レンジ
サイリウムを配ります。赤と青かな。
ショチ
「おい!ここまでやるレギュレーションだったか!?」
陽向 レンジ
「ここまでやらないと同レベルの罰ゲームにならないからしょうがないでしょ」
ヨロトル
「事前にレギュレーションを明確に定めておかなかったお前の負けだ……」
宮鳴 サヨ
思ったより大きいステージになってきましたね。
末裔
ワアア……ッ!!
ヨロトル
「ここのみんなにはお世話になったんだしさ」
ショチ
「どんどん外堀が固められていく!曲はどうすんだよ曲は!」
ヨロトル
「サヨが歌ってくれるってよ」
陽向 レンジ
「サブボーカルよろしく」
ヨロトル
「いや~」
ヨロトル
「士気を上げるためのショチさまのありがたい試みだなあ!」
ヨロトル
「よっ! さすが! 大統領!」
ショチ
「そりゃあつまりアドリブで歌と踊り全部やれって事か!?」
宮鳴 サヨ
「なるほど。ショチはここまで見越していたのですね。ポジティブです」
陽向 レンジ
「ポジティブなのはいいことだな~」
ヨロトル
「ポジティブに挑戦しな!」
ショチ
「ええいクソが!」
ショチ
周囲のスペースを確認して。
ショチ
末裔たちをちらりと見て、息を吐く。
ヨロトル
観客席につきます。
陽向 レンジ
着席。赤と青のサイリウムを片手ずつ持ってる。
宮鳴 サヨ
マイクを手に取る。
ショチ
「それじゃあお前ら、一曲だけだぞ!本日限定、幻のライブ!」
ヨロトル
「わー」ぱちぱちぱち。
末裔
きゃ~~~~っ!ぱちぱちぱち……
ショチ
「ミュージック、スタートだ!」
陽向 レンジ
軽快な音楽がどこからともなく流れてくる。
ショチ
ステップでリズムを取りながら踏み出す。
宮鳴 サヨ
透き通った美しい、しかしどこか不自然な非人間的な声で歌う。
ショチ
先ほどの嫌がりようとは裏腹に、動きは鮮やか、アドリブだというのに詰まる事もなく、狭いステージを動き回る。
陽向 レンジ
アイドルとファンの境界が守られているライブステージは、安寧そのものだ。
今はファンの側に立ってサイリウムを振る。
ヨロトル
堕落の国ではなかなか見られない秩序だ。
ショチ
メインボーカルに合わせて、高く伸びる高音を当てる。
ヨロトル
芸術を紡ぐものが守られ、愛され、その才を健やかに発揮するさまを。
宮鳴 サヨ
かつては栄華を誇った、今は砂に沈むだけの国を放浪する冒険者たちを歌う歌。
ヨロトル
サイリウムを手に楽しそうに眺めている。
ショチ
メロディの完璧なシンクロが難しいアドリブだからこそ、ベースの流れに沿って緩急は少な目に。普段の喋り方とは全く違う、透き通るような声が響く。
末裔
赤と青のサイリウムがリズミカルに揺れる。
末裔
この小道具がなんなのかはさっぱりわからないけど、使い方は自然と理解できる。
ショチ
サビへと差し掛かる。機械的な声を引き立てつつ、踊りは自分が主役だ。
ショチ
楽しそうに笑う。
陽向 レンジ
「いいパフォーマンスだ」
ヨロトル
「やっぱ笑顔だよな~ショチは」
ショチ
当然、と言わんばかりに、客席の二人にウインク。
陽向 レンジ
ウインクが心臓に刺さる。
宮鳴 サヨ
滅びゆく国を嘲弄するような、あるいは励ますような、どちらともつかないシニカルな歌詞を、弾むようなメロディに乗せる。
ヨロトル
「いいぞ、ショチ~!」
ヨロトル
一際大きくサイリウムを振る。
ヨロトル
「そのままテッペン目指せ~!」
ヨロトル
なんのテッペンなのかは知りません。
陽向 レンジ
メロディと歌詞に、今の堕落の国を重ねる。
あるいは、救世主たちの未来か。
ショチ
曲はラストスパートへ。
ショチ
笑顔に汗が滴る。客席へとアピールするように舞う。
ヨロトル
サヨの紡ぐ歌声は自分の耳には馴染みのないものだけれど、これはこれで一つの音楽のかたちと思う。
ヨロトル
少なくとも。
ヨロトル
自分にとってサヨは、生きとし生けるもののうちに含まれる存在だ。
陽向 レンジ
オレたちは嘲弄されるべき恥さらし共だが。
陽向 レンジ
今はこの歌に対して、前向きな気持ちでいられてる。
ヨロトル
だからこそ、その紡がれる歌声を愛することができる。
ヨロトル
それはこのステージ、この空間を作り上げるすべてに通ずる。
ヨロトル
ショチ。レンジ。サヨ。末裔たち。
ヨロトル
そのすべての営みを心から愛し、それが守られることを願っている。
宮鳴 サヨ
嘲謔、激励、懇願、哀悼。
宮鳴 サヨ
いくつもの矛盾した、歌の中にだけ存在を許されるゼロと1に分かれないメッセージ。
宮鳴 サヨ
ショチの後ろで、サヨはそれを歌った。
ショチ
異国の経験に裏打ちされた確かな技術と、付け焼刃のアイドルとしてのパフォーマンス。
ショチ
曲の踊りに合わせてポーズを取り、観客席へと手を振る。
ショチ
救世主の力と、歌と踊りのプロフェッショナルによって奏でられた一夜限りのパフォーマンスは、こうして幕を閉じた。
末裔
その夜は、ファンの歓声が長く響いた。
ショチ
「なんだかんだでスゲー楽しかったな。久しぶりだ、あんなに注目浴びながら踊ったの」
ショチ
末裔たちが戻った後も、ショチは上機嫌だった。
陽向 レンジ
「それはよかった。オレたちも楽しかったし」
ショチ
「次はお前の客席に投げキッスでもしてやろうか」
ヨロトル
「ファンサの鬼だな~」
陽向 レンジ
「いらんいらん、他のファンに向けてくれ!」
陽向 レンジ
ウインクだけでも、こう、あるんだぞ!
ショチ
「次回はそのへんの作法も教えてくださいよ、プロデューサーさんよ~」
宮鳴 サヨ
「次回への意欲がありますね。ポジティブです」
陽向 レンジ
「今度負かされたらね」
ヨロトル
「そんなコストもかからんし定期的な興行で末裔からの信望を集めるのも悪くないかもな~」
ショチ
「次はレンジがステージに立つか?現役時代が懐かしいだろ?」
ヨロトル
「裁判以外でもやっていいよな、全然」
陽向 レンジ
「いやー、さっきのように上手くいくかどうか!」
陽向 レンジ
「譲るよ?アイドルの座」
ショチ
「お、言うねえ!唯一の専門家が!」
ヨロトル
譲ってよくあっちゃうんだなあ。
陽向 レンジ
本当はもう少しだけ、具現化することができる。
陽向 レンジ
今回は出さなかったけど、ライブステージそのものを。
陽向 レンジ
けれども皆には伝えていない。
領域を展開して自分だけの世界に閉じこもる、その異能を恥じている。
陽向 レンジ
「ショチのいうとおりプロデューサーでやっていくかな~」
ヨロトル
「まあ、やらせたかったら次はショチが勝つってことで」
ショチ
「今度はヨロトルを立たせてやってくれよ。男側のパフォーマンスの方がもっと詳しいんだろ?」
ヨロトル
「俺か~?」
ヨロトル
「素人の踊りでウケるものか」
陽向 レンジ
「素人かどうかはともかく、ファンサービスの才はあるじゃん」
ヨロトル
「つっても比較が本職だしなあ」
陽向 レンジ
一生サービスしてきたようなもんだし……
ヨロトル
サービス自体は嫌いじゃないな!
ショチ
「贄とかやるときにそのへんの作法叩きこまれたりしなかったか?オレはあったんだが」
宮鳴 サヨ
「大切なのはハートですよ。これはジョークですが……」
ヨロトル
「ないからな、心臓」
ヨロトル
「まあ、作法はあった」
ヨロトル
「ってか、儀式で踊るの、むしろ生贄以外だったからな」
ヨロトル
「俺も生贄になる前は踊る側!」
ヨロトル
「満を持してなったらなんか全部わやになった!」
陽向 レンジ
確かに贄自体は踊らないな。
ショチ
「じゃあいけるんじゃねえの、案外!」
ヨロトル
「試すぶんにはいいけど、ハードルはたけえな~」
ショチ
「それを人にやらせたのか?」
ヨロトル
「勝者特権勝者特権」
ヨロトル
「ま、やりたくないわけじゃねえよ」
ヨロトル
「素人作法だから不安があるってだけだ」
ヨロトル
「お三方にご教授願えばあるいは?」
ショチ
「ほー。次の勝負が楽しみだ」
ヨロトル
「俺はサヨの恥をこそ改めて暴きたい気がするが……」
陽向 レンジ
「もちろん、やることになったら全力で用意するからさあ」
ヨロトル
「そりゃあ頼もしい!」
宮鳴 サヨ
何故か執着されている!
ヨロトル
だってうやむやになったし……
ヨロトル
俺視点では今回一番恥を晒してないからな……
ヨロトル
俺以外で……
ショチ
「次回は、新しい街に着いてからだな。距離自体は近いらしいし、水もそこで補充しとかねーとな」
ヨロトル
「待ち構えてる亡者がどんなんかだなあ」
陽向 レンジ
「そうだね。もう少しだけ険しい道が続くけど、頑張っていこう」
宮鳴 サヨ
「破壊あるのみです」
ショチ
「救世主が成ったタイプの奴らしいって噂は聞いた。どこまで信用できるかは分からんが」
ヨロトル
「亡者相手はサヨが一際心強いな~」
ヨロトル
HPが高い相手には打点が効く。
陽向 レンジ
救世主が成ったタイプは、ほかの亡者より一回り強いんだったな……
ヨロトル
とはいえ迂回もできない。やっていくしかない。
陽向 レンジ
コインが出てくる可能性も高い。ハイリスクハイリターンだ。
ヨロトル
リターンがあるだけマシという説は……ある!
ヨロトル
なにせここは堕落の国……
陽向 レンジ
無駄足と言うのは多々あるからね。
ヨロトル
割り切ってやっていきだ。
ヨロトル
「まあ、じゃあ、次のステージを目指してってことで」
GM
明日の朝、出立する。行商人が荷車に乗せてくれる手筈になっている。交渉するまでもなく、あちらから頼み込んでくる形でそうなった。
GM
あとは、亡者に遭遇しようがしまいが、すべきことは一つだけ。
GM
皆で揃って、無事に次の町へと到着することだ。
GM
***
GM
Dead or AliCe 『Salsa de la Muerte』
ショチ
死ぬ気で踊れ!ショチさまの華麗なステップに、全力で食らいつけ!
ショチ
振り落とされるな!今日が終わるまで、休むヒマなんてねえぞ!
ショチ
ゴネるノロマのケツを叩け!笑顔が硬けりゃ減点だ!
ショチ
……お前らみたいなマヌケでも、ショチさま主催のパーティーに多少の華を添えるぐらいはできるだろ?