お茶会ラウンド2:イーデン手番終了後サブロール
極めて過激な性表現・暴力描写・グロテスクな表現が含まれるシーンです。
本筋に直結するシーンではないため、そういった表現が苦手な人はブラウザバックをお勧めします。
イーデン
三月兎どもの”遊び”は留まるところを知らず、
イーデン
このような刺激と享楽に慣れきった子供たちが、
イーデン
やれ麦藁の冠作りだのお耳のかくれんぼだのといった子供騙しに、よくまあ興じていたものだと呆れるほどだった。
イーデン
刺激に慣れ切っているから、刺激が薄くとも目新しいものに舌鼓を打つのか。
イーデン
……脚の縄を解かれる。飽いた三月兎が、新たな刺激を求めて。
イーデン
自分の上で腰を揺らしていた三月兎は邪魔の入ったことに口を尖らせるが、
イーデン
寄ってたかって腕を捕まれ、身体を押され、押し倒すような形で引き倒され。
イーデン
下肢からも布を剥ぎ取って、脚を開かされる。
イーデン
背後より覆い被さる気配。子どものそれが、明確な欲を孕み。
イーデン
『不可視の救世主』とやらに攫われた物資のうち、何割か。
イーデン
自分の高慢で、無愛想で、猜疑心に満ちた振る舞いは。
イーデン
それを跪かせることで、相当に相手の虚栄心を満たすことが可能になるのだと、
イーデン
何より、セラには出来ない。セシリアもうまくはやれないだろう。
イーデン
最も手に取りやすい場所にある、最も出来の悪い道具。
イーデン
イーデン・クロフツは自らのことをそのように定義している。
イーデン
救世主が末裔に媚び諂い。泥のついた靴に唇を落として、足の指を舐めしゃぶる。
イーデン
それで得られるものがあるなら安いものだった。
イーデン
できることをする。そのように生きている。
イーデン
ぶち撒けられた液体の冷たさに意識が引き戻される。
イーデン
潤滑剤として振りかけられた酒精が太腿の内側を滴り落ちる。
イーデン
突き入れられた三月兎の粗末さでは、少々足りない。
イーデン
細い身体が繰り返し叩きつけられる音がする。振動に揺り動かされる身体に、組み敷かされた兎が甘く啼く。
イーデン
力が入らず投げ出した腕を取られる。指先に熱いものを触れさせられる。
イーデン
俯けた顔を仰向けられ、酒精を流し込まれ、
イーデン
開放された口へと雌の潤みが押し付けられる。
イーデン
甘いぶどうの匂いと、女の欲望の香が鼻いっぱいに広がって、
イーデン
勝手に果てた雌兎が、男を搾り取った満足に息を漏らす。
イーデン
背中側の兎も知らぬうちに欲を晴らしていたらしい。
イーデン
すぐに次が来て、肩を掴まれて、身体を起こされる。
イーデン
細く柔らかな身体へと座り込まされるような形で、
イーデン
頬を掴まれて、幼くも熟練した口吻を強要される。
イーデン
葡萄酒と唾液が混ざり合い、顎を伝い、服を濡らす。
イーデン
何事か囁き交わされる、悪戯を企む子どもの音が。
イーデン
頭へと何かが浴びせられる。口吻を交わす兎ごとにまとわりつく据えた臭いに、
イーデン
目の前の子どもが唇を放して、口をとがらせて笑っていた。
イーデン
唇の放されるのと、昇りつめさせられるのが、ほぼ同時だった。
イーデン
視界が白んで、吐き出すことすら今はなく、
イーデン
あられのない声のあがったことに、兎どもが狂喜する。
イーデン
皮膚の昂揚を、酩酊のためだけにできれば楽だったのだが。
イーデン
そうでない事実を、醒めた頭が正しく理解している。
イーデン
注ぎ込まれるその熱さにすら呼吸が乱れて、
イーデン
床に叩きつけられた身体が、晴れぬ余韻に快楽を燻ぶらせる。
イーデン
酩酊と快楽で鈍った頭のままに、自らを嘲る。
イーデン
ワインと体液で汚れた腹の線を、兎の指が辿る。
イーデン
先程指先に辿られたのと同じ軌道で、皮膚を割く。
イーデン
骨を避け、脂肪を掻き分け、身体の中をひらくすべを。
イーデン
果たしてこの兎どもがどこから学んだやら。
イーデン
我先にと押し寄せた兎どもの中、特別膂力が強かったか、機動力に優れていたか。
イーデン
酒精が注がれる。それが撹拌される苦痛を紛らわすことになるか、映えたたすことになるか。
イーデン
湧き出る血に薄まって、悪趣味なマーブル模様を幻視する。
イーデン
引き出した臓腑を道具として使っている。沸き立った欲へと搦めて扱く。揉みしだいて唇を落とす。歯を立て、やわらかな管を千切り、血肉を啜る。溢れた内容物をあらためる。ワインで濯いできれいにする。
イーデン
血を失い、臓物を失い、狂乱の中に背筋が冷めて、なのに快楽が熱を煽る。
イーデン
兎どもが何かを抱えて、こちらへ躙り寄るのを見た。
イーデン
幼い子どもが、より幼い嬰児を抱えている。
イーデン
その小さな体が、こじ開けられた空洞へと収められていく。
イーデン
下らない遊びを、何よりも楽しげに繰り返す。
イーデン
羊水代わりに注ぎ込まれるワインの紅さを眺めながら、