メインフェイズ サイクル1
グロキシニア:2d6
BloodMoon : (2D6) → 2[1,1] → 2
夜高ミツル:1d6
BloodMoon : (1D6) → 5
糸賀大亮:1d6
BloodMoon : (1D6) → 4
乾咲フラン:1d6
BloodMoon : (1D6) → 3
忽亡ゆかり:1d
BloodMoon : (1D6) → 2
夜高ミツル:こんなに楽しそうなのに……
糸賀大亮:これはこれでいやだな
グロキシニア:まあいいが
グロキシニア:ミツル→大亮→フラン→ゆかり→グロキシニア→グロキシニア!
夜高ミツル:狩猟します(早い)
乾咲フラン:コワ~…
GM:まあ狩猟先は決まってないしな……
行動:夜高ミツル
GM:ミツルくんの行動ですが。GM:先にまあ、やりましょうかね。
グロキシニア:判定。
夜高ミツル:燃えるか!?
乾咲フラン:カスのウキウキ街爆破タイム
グロキシニア:2d6+3>=7
BloodMoon : (2D6+3>=7) → 4[1,3]+3 → 7 → 成功
夜高ミツル:ピッタリやんけ~~
糸賀大亮:出目が猫ちゃん
乾咲フラン:出目が舐めプ
夜高ミツル:もう1点低く出してよ
グロキシニア:1d7 どこが燃えるかな~
BloodMoon : (1D7) → 6
夜高ミツル:広場?
グロキシニア:時計塔広場ですね。
乾咲フラン:ひ、広場ァーっ 火葬されちまう~~~!!
夜高ミツル:いいじゃん燃えても
グロキシニア:怖い
忽亡ゆかり:まあ、いま何かそんな感じだしね
糸賀大亮:駅前大炎上
乾咲フラン:フラン思い出の場所が…
グロキシニア:広場が舞い、グロキシニアの花弁が舞い、
グロキシニア:紅い闇夜に焔明かり。
グロキシニア:グロキシニアに取り残された狩人たちと、倒れ伏し、或いは逃げ惑う群衆の前で、時計塔がぼっと燃えあがる。
グロキシニア:舞い散る花弁と同じ、昏い深紅の炎。
グロキシニア:どこか不可思議な波動を放つその炎が時計塔を炙り、逃げ損ねた人々をも襲う。
グロキシニア:死体が焼ける、吐き気をもよおすにおい。
グロキシニア:恐怖に染まった悲鳴。友を家族を案ずる叫び声。
グロキシニア:花弁が舞う。禍々しいあかいろの花弁が。
夜高ミツル:「……っ!」
夜高ミツル:その惨状に、顔が引き攣る。
グロキシニア:熱い花弁がミツルの頬の横を通り過ぎ、
グロキシニア:そのパーカーの肩がぼっと燃え上がった。
グロキシニア:人をたやすく焼き焦がす、高温の熱。
夜高ミツル:「……っ、クソ!」
夜高ミツル:手で叩いて消せるくらいですかね……?
グロキシニア:規模としては手で叩いて消せるくらいのはずの小さな炎です。
グロキシニア:しかし、消えない。
グロキシニア:躍起になって叩いても、燃え移った炎は肩と手のひらを焼くばかりで、おさまる気配がない。
夜高ミツル:パーカーを脱ぎ捨てる。
グロキシニア:燃えたパーカーを見ていると、ミツルは不意に直感します。
グロキシニア:その炎は、
グロキシニア:真城が作り上げた刀で断ち切れる。
グロキシニア:違う。それ以外に、対抗するすべがない。
夜高ミツル:確かめるように、抜身のまま持っていた刀でその炎を切り払う。
グロキシニア:思いの外あっけなく、その炎が掻き消える。
グロキシニア:同時に、また、悲鳴。
グロキシニア:同じ色の炎が、時計塔広場を今も焼き焦がしている。
グロキシニア:群衆は……いつしか出てきていた警官の指示に従って避難を始めていますが、パニック状態ですね。
夜高ミツル:「…………」
GM:「消えない!」「なんだ、これ……っ」「いいから逃げて! 早く!」
GM:深紅の炎が火の粉と花弁を散らして揺らめいている。
GM:その揺らめきが濃い影を石畳に落としている。
夜高ミツル:逃げ惑う人々を、今も炎が襲っている。
夜高ミツル:自分なら、この炎を止めることができる。
夜高ミツル:それでも、そうしている間にどれ程被害が広がる?
夜高ミツル:……真城が、生かされている保証は?
GM:空には紅い月。
GM:黒く煤けた高い時計台のさらにその上のてっぺんで、狩人たちを嘲笑うように紅い月が輝いている。
夜高ミツル:「……っ、」
夜高ミツル:群衆から目を背ける。
夜高ミツル:「……行き、ましょう」
夜高ミツル:パーカーを拾いあげて再び袖を通す。
夜高ミツル:黒いそれを羽織れば、明かりの落ちた広場ではすっかり夜闇に紛れてしまう。
GM:乾いた熱風が狩人たちの頬を叩く。
糸賀大亮:消えない炎を見回してから、夜高の背に目を向ける。
糸賀大亮:「夜高お前……」
乾咲フラン:「…………」確かに、この規模であれば元を断たなければもっと被害が出るだろう。だがしかし、今自分を包む群衆の悲鳴はフランの足をどうしても止めさせる。
乾咲フラン:「……」自分だけでも残るべきではないか、と思えども……あの相手に夜高を一人行かせるわけにもいかない。
夜高ミツル:「……」
夜高ミツル:振り返る。
糸賀大亮:パーカーを羽織りなおした夜高を見て、息を吐く。
夜高ミツル:言いたいことはよく分かる。
夜高ミツル:助けたい。当たり前だ。
忽亡ゆかり:「……今回の、敵は」
忽亡ゆかり:「悔しいけど、狡猾だ。地の利をよく分かってる……」
忽亡ゆかり:「この光景を見せつけて、後手に回らせようとしてる」
夜高ミツル:「……元を叩かないと」
夜高ミツル:言い訳のように……いや、実際のところ言い訳だ。
糸賀大亮:「だが、……そうしているうちに、手遅れにならないとも限らないだろ」
GM:悲鳴が聞こえる。一際高く上がっていた悲鳴が焼き切れて途切れるのも。
GM:叩くそびえ立つ時計塔が、深紅に燃え上がって煙をあげている。
夜高ミツル:反射的にそちらに意識を向けてしまう。
夜高ミツル:見捨てたいわけでは、ない。
夜高ミツル:……それでも、自分にとってはもっと大事なものがあって。
GM:そのふもとでかつて、
GM:フランを待っていた真城碧の姿も、
GM:今は炎と、舞い散る花弁に呑み込まれて消える。
夜高ミツル:「……糸賀さん」
夜高ミツル:刀を一度鞘に収め、大亮に差し出す。
糸賀大亮:「……」自分のシャツの胸元を掴んで、夜高に目を向ける。焦っている。
夜高ミツル:「これで」
夜高ミツル:「真城の作った刀でなら、この火」
夜高ミツル:「消せるみたいなので」
夜高ミツル:「二手に分かれませんか」
糸賀大亮:「……!」
糸賀大亮:咄嗟に乱暴に受け取ってから、夜高を睨みつける。……
乾咲フラン:「……」夜高に着いていきかけた足を止める。「……すまない、私も……ここの人々を放っておけない。」
糸賀大亮:だが、今はそういう場合じゃない。フランの方に目を向ける。
乾咲フラン:糸賀の方を見て頷いた。
夜高ミツル:……黙っていたことを批難されるかとも思ったが。
糸賀大亮:「そうしよう。……忽亡さん」
糸賀大亮:「夜高の方についてもらえるか。こっちは俺たちが」
GM:炎をまとった瓦礫が石畳に落ちて、火花と花弁がふきあがる。
忽亡ゆかり:「了解」
糸賀大亮:「お願いします」
糸賀大亮:「夜高、……」それから、物言いたげに目を向けたが。
夜高ミツル:「……」
糸賀大亮:とにかく今は時間がない。「しくじるなよ」
乾咲フラン:「……ふたりとも、気をつけて」
忽亡ゆかり:「そっちもね」
夜高ミツル:「……はい」
夜高ミツル:目を逸らす。
GM:では二手に分かれますか。
乾咲フラン:頷く。
忽亡ゆかり:「話してる時間がもったいない。行くぞ馬鹿。ばーか」
夜高ミツル:ゆかりに頷いて、駆け出す。
夜高ミツル:狩猟します。常識使います。対象は真城朔
乾咲フラン:どの口で常識を
糸賀大亮:ヒヒヒ
忽亡ゆかり:真城を助けるのは常識
乾咲フラン:出た…狩人の常識
忽亡ゆかり:常識的に考えて真城救出最優先
夜高ミツル:常識だよなあ
GM:ここで常識を使うの……?
夜高ミツル:使うが!!!????!?
GM:STで。
夜高ミツル:ST
BloodMoon : シーン表(8) → 打ち捨てられた廃墟。荒れ果てた景色に心も荒む。
GM:既に完全に炎に包まれていて、何もかもが手遅れだと分かる。
GM:その前で花弁を散らしながら黒い長身の影が、
グロキシニア:吸血鬼が、真城を片腕に抱えて佇んでいる。
真城朔:真城はその腕にもたれるようにぐったりと身体を預けていた。
夜高ミツル:「────真城!!」
夜高ミツル:手には刀の代わりに抜身のナイフ。
夜高ミツル:かつて真城から渡されたものと近い形状のもの。
真城朔:ミツルの呼びかけには答えない。
真城朔:ぽたぽたと今も血が落ちては、地面で弾ける。
グロキシニア:「おや」
夜高ミツル:「……っ、」
グロキシニア:ミツルの声に眉を上げて、振り返る。
グロキシニア:「放ってきたんだ。広場」
夜高ミツル:「……、」歯を食いしばる。
グロキシニア:「しかし、来るなら一人かと思ったけど」ちらとゆかりに目を移して
グロキシニア:「引率ご苦労さまだねえ」
夜高ミツル:問いかけには答えず、ナイフを手に吸血鬼へと斬りかかる。
夜高ミツル:ゆかりに視線を移した隙を狙って。
グロキシニア:「君の方は、こんなのどうでもいいと思ったんだけど」
グロキシニア:真城の首根っこをつかんで、ミツルへと差し出す。
グロキシニア:ミツルの振りかぶったナイフへと。
夜高ミツル:「……っ!!」
夜高ミツル:差し出された真城を前に
夜高ミツル:急ブレーキをかけた身体が軋む。
忽亡ゆかり:「まあねえ……でも」
忽亡ゆかり:「真城が絡むと、こいつはむちゃをするからね」
真城朔:その身体がすぐに引き戻される。
真城朔:吸血鬼の腕へと収められて、頬を撫でられる。
グロキシニア:「なるほど」
夜高ミツル:「て……めぇ……!!」
グロキシニア:ゆかりへと相槌を打って、肩をすくめる。
グロキシニア:「貧乏くじだ」
グロキシニア:ゆかりにけらけらと笑ってから、ミツルには冷たい一瞥をくれる。
グロキシニア:「何か?」
夜高ミツル:憎悪の籠もった視線で吸血鬼を見返す。
忽亡ゆかり:「……まあ、普通に考えるとそうだけど……」
グロキシニア:「だけど」
グロキシニア:吸血鬼の意識は基本的にゆかりに向いている。
忽亡ゆかり:「いや、案外、当たりかもしれないよ?」
グロキシニア:「何がかな?」
忽亡ゆかり:「貧乏くじとは限らないってこと。何せそいつは無茶をする」
夜高ミツル:とりあえず判定しちゃいますかね
糸賀大亮:援護しまーす
忽亡ゆかり:いっけ~
夜高ミツル:イェーイ 攻撃と合わせて+2
夜高ミツル:2D6+3>=5 (判定:日常) +3でした
BloodMoon : (2D6+3>=5) → 6[1,5]+3 → 9 → 成功
乾咲フラン:そうだね
夜高ミツル:夜高ミツルのテンションが3増加!(テンション:6->9)
夜高ミツル:糸賀大亮のテンションが3増加!(テンション:7->10)
夜高ミツル:糸賀大亮は激情を獲得!(激情:0->1)
忽亡ゆかり:「今の彼は強いって事だよ」
グロキシニア:真城を抱き込んだまま、ゆかりの言葉にゆっくりと目を瞬いた。
夜高ミツル:再び、グロキシニアへと斬り込む。
夜高ミツル:静かに、鋭く。
グロキシニア:じろ、と遅れて金色の瞳がミツルを向く。
グロキシニア:見覚えのある金色。
グロキシニア:けれど同じなのは色だけで、
夜高ミツル:真城を盾にされるよりも速く、
グロキシニア:そこにあるのは凍えるように冷たい、
グロキシニア:ミツルを値踏みするような眼差しでしかない。
夜高ミツル:鋭利な刃で吸血鬼の身体を切り裂く。
グロキシニア:「おっ――」
グロキシニア:「っと」
グロキシニア:赤い血が噴き上がる。
グロキシニア:真城を抱えたのとは逆の腕を裂かれて、そこから勢いよく溢れた血が、
グロキシニア:はらはらと花弁となって消えていく。
夜高ミツル:その返り血を浴びながら、真城を引き離そうと手を伸ばす。
真城朔:ミツルの伸ばした腕が、真城に届く。
真城朔:だらりと力なく垂れた腕に一瞬だけ触れることができて、
夜高ミツル:「っ、真城──」
グロキシニア:その矢先、ミツルの足元から長い針が伸びる。
グロキシニア:心臓を狙った一刺。
夜高ミツル:身体を捻って、それを避ける。
夜高ミツル:鋭い針が肌を掠める。
グロキシニア:その間にぱっと後退ってミツルから距離を取る。
グロキシニア:燃え上がる一軒家を背景にゆらゆらと影を揺らして、
グロキシニア:また真城を抱き寄せて嗤う。
グロキシニア:「さすがに」
グロキシニア:「街を見捨ててきただけのことはあるってことかなあ?」
夜高ミツル:揺れる影を睨む。
グロキシニア:遠くでまた爆発が起こる。
グロキシニア:地響きが足を揺らして、影をも揺らめかせる。
グロキシニア:「どこか引火したらまずいものでも燃えたかな」夜空を仰いで。
夜高ミツル:見捨ててきた──その言葉が胸を刺す。
夜高ミツル:そうだ、見捨てた。あの場で逃げ惑う傷ついた人々を。
夜高ミツル:なのに、そうしてまでここに来て、真城まで助けられなかったら
夜高ミツル:それじゃ何の意味もない。
夜高ミツル:ナイフを構えなおして、三度吸血鬼へと斬りかかる。
グロキシニア:そのナイフは空を切る。
グロキシニア:グロキシニアと真城の姿がずぶりと影に沈んで、あっさりとその姿が消え失せる。
夜高ミツル:「……っ!」
夜高ミツル:「待て!!」
グロキシニア:消え失せた、矢先に、
グロキシニア:BRT
BloodMoon : 身体部位決定表(7) → 《攻撃したキャラクターの任意》
真城朔:「――ッあ」
真城朔:一瞬だけ。
夜高ミツル:「っ!?」
真城朔:影から悲鳴が響いて、呑み込まれる。
夜高ミツル:「っ、真城」
夜高ミツル:「真城!!」
GM:影が消える。
夜高ミツル:なに
夜高ミツル:こわい
乾咲フラン:恐慌状態に陥るPC1
夜高ミツル:待って待って待って……
糸賀大亮:怯えている
乾咲フラン:さ、逆腕がなんなんだよ!
GM:火の粉がぶわりと噴き上がってミツルの頬を叩いた。
夜高ミツル:「……クソ!!」
夜高ミツル:感情的に吐き捨てて、その場を離れる。
夜高ミツル:崩壊する一軒家に背を向けると、また別の場所で火の手が上がっているのが見える。
GM:街の人々の悲鳴や怒号も絶え間ない。
GM:街を焼く炎は今も広がり続けていて、その規模ゆえに、紅い月の禍々しい眩しさゆえに、
GM:町並みは深夜とは思えない明るさをたたえている。
GM:その代償のように、炎が踊る。
夜高ミツル:自分の生まれ育った街が、炎に包まれて灰へと変わっていく。
夜高ミツル:見知った仲の人は何人もいる。
夜高ミツル:身寄りをなくした自分を引き取ってくれた人たちも。
夜高ミツル:この街には、いる。
GM:親戚、教師、友人、バイト先で世話になった人々。
GM:何度も共に狩りをした相手だって、狩人としてのミツルを支援してくれた人たちも、当然この街には残っている。
夜高ミツル:その中の誰一人として、死んでほしくなんかない。
夜高ミツル:生きていてほしいに決まってる。
夜高ミツル:決まっている、けど。
夜高ミツル:一番助けたい人は真城で、全員は救えなくて。
夜高ミツル:そう、全てなんて到底無理だ。
夜高ミツル:自分に言い聞かせる。
夜高ミツル:あの場に残った大亮たちの方がきっと正しい。
夜高ミツル:それでも、正しくなくたって、間違ったって、真城の手を取ると自分は決めたのだから。
夜高ミツル:「……あいつを、探さないと」
夜高ミツル:炎を背にして歩き出す。
GM:支配力:真城朔 5→3
行動:糸賀大亮
グロキシニア:2d6+4>=7 ドキドキ判定タイム
BloodMoon : (2D6+4>=7) → 6[1,5]+4 → 10 → 成功
グロキシニア:1d6 どこかなー
BloodMoon : (1D6) → 6
グロキシニア:焼けたとこ抜いてるので。
夜高ミツル:はい……
グロキシニア:碧の思い出が徹底的に焼き尽くされていくのか?
乾咲フラン:フランかわいそう
夜高ミツル:ひどい
夜高ミツル:でも止められるじゃん!
乾咲フラン:助けて糸賀!
乾咲フラン:さん!
グロキシニア:時計塔を焼いていた深紅の炎。
グロキシニア:真城の刀を持っていると、その気配をも直感で辿れる。
グロキシニア:――時計塔は既に手遅れだった。完全に炎が回って、あの後すぐに崩れ落ちて、
グロキシニア:大亮とフランができたのは避難誘導と人命救助程度だった。
グロキシニア:そして、今。
グロキシニア:真城の住んでいた古ぼけたアパートに、その深紅の炎が燃え移っている。
グロキシニア:ちらちらと花弁が舞う。
糸賀大亮:後手に回っている、という意味では──
糸賀大亮:すでにそうだ。モンスターの圧倒的な力に対して、完全に対応が間に合うことなど少ない。
グロキシニア:どのあたりから燃やそうかな。
グロキシニア:駐輪場にするか。
グロキシニア:駐輪場に真紅の炎が宿っています。
糸賀大亮:今回、こうして対応できるのは、忽亡さんの言った通りだろう。
糸賀大亮:引きずり回されている。それがあの吸血鬼の楽しみになっている。
糸賀大亮:刀を手に持ったまま、炎の間を歩く。
糸賀大亮:怒りがあった。だが、向こうがそのつもりなら、助けさせてくれるなら有難いぐらいだ。
乾咲フラン:歩いていくうちにこの道はアパートへ続く道だなと気づきはじめて曇ります。
糸賀大亮:迷いなく歩いていくんだが、急いでるし「こっちだと思う」みたいなことしか言ってない気がする。
グロキシニア:真城のアパートの隣、北側の別のアパートは既に燃え落ちている。
グロキシニア:そこから燃え移ったらしき深紅の炎が駐輪場に燃え移って、火花と花弁を散らしている。
乾咲フラン:「……クソッ、よりによってここを……」育ちつつある火を見て顔を顰めます。
糸賀大亮:かかっていた魔法が解けて、固まっていた時間が動き出したと聞いている。
糸賀大亮:それが同じ真城の魔法によって燃え落ちようとしているとは。
グロキシニア:強い熱風が噴いた。
グロキシニア:駐輪場の炎が揺らめき噴き上がり、
糸賀大亮:この光景さえどこかで見て、あの吸血鬼は嗤っているのだろうか。
グロキシニア:アパートの端へと引火する。
糸賀大亮:常識を使って支配力:八崎市を削ります。
グロキシニア:退路だな。
夜高ミツル:援護いります?
糸賀大亮:頼みたい
グロキシニア:アパートの壁面が煤けていく。
グロキシニア:遅れて炎がそこを舐めていく。
夜高ミツル:フランさんにもテンション高めてもらった方がよいかなあ
グロキシニア:真城の部屋は一階の端から二番目にあった。
乾咲フラン:遠くでキレる夜高
夜高ミツル:ていうか大亮さん激情あるから常識使うならフランさんがよいかも……?
グロキシニア:その隣の、最も端の部屋がみるみるうちに焼け焦げていく。
グロキシニア:常識キャンセルですか? 振る前ならまあいいですよ
糸賀大亮:ん、そうか
糸賀大亮:常識戻して、三人がかりで援護してもらうか? フランさん退路持ってるし
忽亡ゆかり:ちなみに常識キャンセルすると
忽亡ゆかり:万一フランさんが落とすと、ゆかりでは削り切れなくなるぞい
糸賀大亮:あ、そっか
夜高ミツル:あ~~
乾咲フラン:一番常識的になったゆかりさんが常識ないの、狩人が狂っている世情を反映してて好き(そうかな)
糸賀大亮:狩人の常識
忽亡ゆかり:あの常識くるってるもんな
夜高ミツル:俺は常識を持っている男
グロキシニア:怖~
グロキシニア:OK
夜高ミツル:援護します
糸賀大亮:みんなの援護は欲しいです 俺は攻撃力が1しかない男
グロキシニア:守りに回った大亮
忽亡ゆかり:遠くから援護した~い
グロキシニア:もっと燃やしちゃおう。
乾咲フラン:援護しま~す
グロキシニア:そのまま真城の部屋へと炎が至る。
グロキシニア:アパートの内側から煙が上がって。
糸賀大亮:2D6+4>=8 (判定:捕らえる)
BloodMoon : (2D6+4>=8) → 7[1,6]+4 → 11 → 成功
夜高ミツル:夜高ミツルのテンションが3増加!(テンション:9->12)
夜高ミツル:糸賀大亮のテンションが3増加!(テンション:10->13)
夜高ミツル:忽亡ゆかりのテンションが3増加!(テンション:9->12)
夜高ミツル:乾咲フランのテンションが3増加!(テンション:3->6)
夜高ミツル:夜高ミツルは激情を獲得!(激情:0->1)
夜高ミツル:忽亡ゆかりは激情を獲得!(激情:0->1)
グロキシニア:摺りガラスの窓越しに深紅の炎が揺らめくのが見える。
糸賀大亮:刀は専門外だ。夜高がやっていたのを思い出して、見よう見まねで焔を切り裂く。
乾咲フラン:フランはその辺のおばあさんでも逃してましょう(援護)
グロキシニア:アパートから逃げてきた住人を……
グロキシニア:思いの外あっさりとその炎が掻き消えた。
糸賀大亮:フランさんが住人を逃がしてる横で日本刀振ってる男。
グロキシニア:太刀筋によるものというよりは、刀そのものの働きによるものといった手応え。
糸賀大亮:周囲がいきなり暗くなり、ちらつく視界に目をすがめる。
糸賀大亮:夜高……と呻くように頭の中で名前を呼んで、ため息をついた。
グロキシニア:炎の強大さを思えば、あっけないほどたやすく、
グロキシニア:その深紅が掻き消え、後には焼け焦げて煙をあげる真城のアパートだけが残る。
グロキシニア:遅れて事態に気づいたらしきパジャマ姿の住人が玄関から顔を出して目を剥いています。
糸賀大亮:ちらりとそちらに目を向けるが、特にヤバいという顔もせずに刀をいったん収める。
糸賀大亮:「……次に行こう」と、フランへ声をかける。
乾咲フラン:「ああ。……」安堵した顔をアパートに一度向けてから、糸賀についていく。
GM:街はまだ燃えている。
GM:遠くからサイレンの音が響き続けているが、消防の手が足りるはずもない。
GM:アパートの中から出てきた住人が着の身着のままで逃げ出そうとして、街の惨状に呆然と立ちすくみ。
GM:そういう光景を何度も見てきた。
GM:惨禍の中に力尽きる者の姿も、安全な場所を探して逃げ惑う者の姿も。
糸賀大亮:真城の魔法を得てはしゃいでいた、グロキシニアの笑い声が耳元に蘇るようだ。
糸賀大亮:楽しむなら、嗤うなら今のうちに笑っていればいい。
糸賀大亮:せいぜい引きずり回されてやる。だが、思い通りにはさせない。
糸賀大亮:最後には、必ずその胸に杭を突き立てて斃す。
GM:あ、ではそこで、
GM:大亮さんのスマホにLINEのメッセージ通知が入ります。
糸賀大亮:確認します。
皆川彩花:『ぶじにかえってきてください』
糸賀大亮:奥歯を噛みしめた。
皆川彩花:慌てたような、変換すらないメッセージ。
糸賀大亮:『わかった』
糸賀大亮:『そっちもきをつけて』
皆川彩花:『はい』
皆川彩花:『待ってます』
皆川彩花:まるまるとした猫が首を伸ばしているスタンプが入ります。
糸賀大亮:それに加えて、何かを送ろうとしたが。
糸賀大亮:とにかく、今は時間が惜しい。猫のスタンプを確認して、スマホを握り締めて。
糸賀大亮:刀に従ってフランと一緒に次の場所に向かおう。
グロキシニア:はーい。
グロキシニア:支配力:八崎市 3→1
グロキシニア:BRT
BloodMoon : 身体部位決定表(11) → 《逆腕》
乾咲フラン:なんなんだよぉ!
夜高ミツル:やめてよ~~~~~~
糸賀大亮:嫌すぎる
グロキシニア:消化器かな。
乾咲フラン:ぜ~~~ったいこれ
夜高ミツル:もう………………これ………………
夜高ミツル:さあ………………
夜高ミツル:泣いていい?
糸賀大亮:遊びで真城の部位を壊すレイパーダメ
夜高ミツル:うううう
夜高ミツル:やだあもう……
乾咲フラン:消化器ってつまり、性的な暗喩でしょ
行動:乾咲フラン
グロキシニア:2d6+1>=7 炎上判定
BloodMoon : (2D6+1>=7) → 2[1,1]+1 → 3 → ファンブル(【余裕】が 0 に)
乾咲フラン:草
夜高ミツル:ふふ
糸賀大亮:ヒヒヒヒ
グロキシニア:1d5 場所だけ決めるか。燃え移る前に止められる体にします。
BloodMoon : (1D5) → 4
グロキシニア:Memoryじゃんけ。
乾咲フラン:ねえこれ消すの大亮さんでしょ
糸賀大亮:言った端から
グロキシニア:消すのは大亮さんでもいい感じに切り開いたり落ち着かせたりとか助けたりみたいな感じで……
乾咲フラン:それか大亮さんは彩花ちゃん救助に回るとか…
グロキシニア:というわけで、焔の気配を辿っていくと、
グロキシニア:繁華街の方に至りますね。
グロキシニア:立ち並ぶビルが燃えている。
糸賀大亮:フランさんに刀任せて走るか。
乾咲フラン:「糸賀クン!」走る方向を見て……さんくちゅありの車がよく停まってる場所だなと察しましょう
糸賀大亮:顔を強張らせて、フランを振り返る。
グロキシニア:炎上しているビルはMemoryの入っているビルの向かいではありますが、
グロキシニア:放っておいたら危ないでしょうね。
グロキシニア:繁華街だけあって人が多く、
グロキシニア:なるべく焔の遠い場所に集まってざわざわと騒いでいます。
乾咲フラン:「行け!」とりあえず手近な炎を刀で叩いて消しながら。
糸賀大亮:躊躇が一瞬表情に浮かんだが、すぐに頷いて、「すまん」と叫んで身を翻す。
糸賀大亮:Memoryの方へ向かおう。火はフランさんに任せます。
グロキシニア:お互いの大事な場所を守っているのか? まあ燃えはしないんだが今回は……
乾咲フラン:宣言しておくか 支配力:八崎市を削ります。
グロキシニア:退路から判定をどうぞ。
乾咲フラン:なんとフランには退路があるんです
乾咲フラン:2D6>=5 (判定:退路)
BloodMoon : (2D6>=5) → 9[4,5] → 9 → 成功
グロキシニア:まあ素で成功だからな。こいつ大丈夫なのかな……(不安)
グロキシニア:では深紅の焔が散ります。
グロキシニア:同時に、フランの持っていた刀がほろりと解ける。
乾咲フラン:ビルの中や外を走り回ってバシバシ火を叩いていきます
乾咲フラン:「っ」
グロキシニア:全ての深紅の焔が消えた後に、ですね。
グロキシニア:花弁を散らす焔を刀で断ち切った後、
グロキシニア:力を失ったように刀が軽くなり、その端から形が解けていく。
グロキシニア:闇夜に沁みる白い花弁を、見覚えのある白色をちらちらと漂わせながら、
グロキシニア:真城の作り上げた刀が消えていく。
乾咲フラン:解けてしまった刀があった手を握りしめてから、Memoryの方に行きます。
GM:では大亮サイドですが。
GM:Memoryの方ではばたばたとさんくちゅありの子たちが物資を持ち出してますね。
GM:「やばいやばいって!」
GM:「向かい燃えてる!」
糸賀大亮:慌てて店の中に飛び込んでくる。
皆川彩花:慌ただしく女の子たちが行き来してる中で彩花もダンボールを抱えてます。
皆川彩花:「あ」
皆川彩花:「大亮さん!?」
糸賀大亮:「彩花ちゃん!」
糸賀大亮:大股で近づいて、無事であることに安堵のため息を漏らした。
皆川彩花:「ど、どうしたの、急に」
皆川彩花:「いやっ急じゃないけど……」
皆川彩花:「急だけど……」
糸賀大亮:「いったん、急いで避難した方がいい」
皆川彩花:隣では顔見知りの店員がぺこりと大亮に頭を下げたりしてます。
皆川彩花:「うん、えっと」
皆川彩花:「準備してて……」
糸賀大亮:「フランが火を消しに向かってるが、魔法の炎で、消防隊には消せない……」
皆川彩花:「……魔法」
GM:「魔女の仕業ってことですか?」
GM:店員の一人が大亮さんに訊きますね。
GM:彩花と同じく戸籍をぶっ飛ばした戸籍ぶっ飛ばし仲間です。
糸賀大亮:「いや……魔法を使う吸血鬼だ」
GM:「ええええ」
GM:「なにそれえ?」
GM:ヤバいじゃん、って仲間たちとささやき交わしていますが、
皆川彩花:彩花は表情を曇らせている。
糸賀大亮:「……吸血鬼の方には、夜高たちが向かっている」
皆川彩花:「ミツルさんたちが……」
糸賀大亮:「とにかく、普通の火より厄介なんだ。早く離れた方がいい」
乾咲フラン:アワアワしているMemoryメンバーの元に、煤を払いながら翳らない美がやってきます。
乾咲フラン:「なんとか抑えたぞ……」
糸賀大亮:「フラン」
GM:「フランさん!」
GM:「フランさんだ!」
GM:メンバーたちが色めきたちます。なんで?
糸賀大亮:まあそりゃ人気だよな……
糸賀大亮:美しいし……魔女狩人だし……
夜高ミツル:そりゃそうだよなあ
皆川彩花:大亮さんもちょっと人気というか 大亮さんが来たことにちょっとざわついてるメンバーもいはしたんですけど
皆川彩花:さすがに空気を読んで抑えてました
皆川彩花:人気というより彼氏が来た状態だから……
皆川彩花:友だちの彼氏がこの状態で急に来たらな……
夜高ミツル:ざわつくよな女子は
皆川彩花:でも流石に空気読んで抑えてたんだけどフランさんは美だから……
糸賀大亮:急に恥ずかしくなってきた
乾咲フラン:彼氏
夜高ミツル:よっ 彼氏~!
糸賀大亮:「……刀は?」
皆川彩花:刀、という言葉にぱちりと目を瞬きます。
皆川彩花:眉を寄せる。
乾咲フラン:やあ、とメンバーたちに美しく挨拶しながら。「炎を消したら、例の花になって崩れてしまってな……」
糸賀大亮:「……そうか」と呻いて。
乾咲フラン:「……多分、消しきったんだと思う。」
糸賀大亮:「…………」戸惑うような顔になったが、刀を持っていたフランが言うなら間違いないか。
糸賀大亮:いったん落ち着いてから、彩花ちゃんの方に向き直る。
糸賀大亮:「……真城が捕まっている」と、小さい声で伝える。
皆川彩花:「…………」
皆川彩花:「うん……」頷く。
皆川彩花:「だからミツルさんは……」
糸賀大亮:「……ああ」
糸賀大亮:「無事でよかった。……俺たちも、向こうに合流するよ」
皆川彩花:「うん。……うん」
皆川彩花:やっと笑みを作って、
皆川彩花:「……さっくんのこと、よろしくね」
糸賀大亮:「ああ。……またあとで」
乾咲フラン:街は燃えているけど、消防隊が頑張れる様になった感じでいいのかしら
皆川彩花:そうですね、頑張れるけど
皆川彩花:めちゃめちゃ燃えてるから大変なことに変わりはないですね……
皆川彩花:消えない炎がなくなっただけ
乾咲フラン:頑張れ…インフラ!
皆川彩花:交通網もめちゃくちゃだからなあ
乾咲フラン:糸賀と彩花二人の空間を邪魔しない美しい配慮
GM:はーい、とお行儀よく返事してます。
GM:「あ、これ持っていってくださいよ」輸血パックとか興奮剤とかフレーバーで渡してきます。
乾咲フラン:ありがとうと美しくフレーバー受け取りしています。
糸賀大亮:さんくちゅありならではの手渡し。
GM:「吸血鬼なんてギッタンギッタンにしてやってくださいね!」
GM:「がんばってフランさん!」
GM:「なんかあったらまた来てくれればウチでも色々出せますんで!」
GM:「フランさんの家には負けるかもですけど……ええと……こっちの方が近かったらとかですね!」
GM:女子たちめちゃめちゃ応援してくる。
乾咲フラン:「ああ、この街も君たちも、私達が守るよ。 それでは私達は行くよ――ウチの子たちが来たらよろしくね!」
GM:「「「ラジャー!」」」
乾咲フラン:糸賀に「もう彼女との時間は大丈夫か?」と言いたげな目線を送ります。
糸賀大亮:含意にあんまり気が付かず、大丈夫という意味で頷きました。
乾咲フラン:糸賀ァ~ 「よし、行くぞ。」頷いて、夜高たちの方に合流を目指しますかね。
GM:はーい。
GM:ありがとうございました。
グロキシニア:グロキシニアへ1個の部位ダメージ!(部位ダメージ:0->1)
グロキシニア:支配力:八崎市 1→0
グロキシニア:BRT
BloodMoon : 身体部位決定表(6) → 《感覚器》
グロキシニア:その最初の男は元気にスルーしていったが……
糸賀大亮:夜高……
夜高ミツル:広場!ヨシ!!
GM:なにもよくねえよ
GM:駅前だぞ
糸賀大亮:駅前大炎上
夜高ミツル:謎のBRTもよくねえんだけど????
糸賀大亮:これはかなり良くないですね
GM:次はゆかりちゃんのシーンですね~
忽亡ゆかり:ひーん
行動:忽亡ゆかり
GM:もう炎上判定なしです。さみしいね。GM:STをどうぞ。
忽亡ゆかり:ST
BloodMoon : シーン表(5) → 豪華な調度が揃えられた室内。くつろぎの空間を演出。
GM:ウケる
夜高ミツル:フラン邸か!?
GM:じゃあどっかの豪邸でも燃やすか……
GM:フラン邸かな……
GM:フラン邸にするか……
糸賀大亮:ああっフラン邸がついに
夜高ミツル:余計なこと言っちゃった
乾咲フラン:笑った
GM:じゃあフラン邸でやり合いつつ二人が合流してくる感じがいいのでは。
忽亡ゆかり:優香~~~
忽亡ゆかり:家主のいないところで
グロキシニア:グロキシニアが悠然と歩く。
グロキシニア:炎が揺らめき、影が落ちる八崎市の町並みを悠然と渡って、
真城朔:その腕に真城朔を抱えながら。
真城朔:左腕が折れている。
真城朔:左目が切り裂かれている。
真城朔:ぼたぼたと血を落とす襤褸が、グロキシニアの腕に収まって揺れている。
忽亡ゆかり:やはり折れていた
夜高ミツル:あ~~~~
夜高ミツル:やだ~~~~~~
忽亡ゆかり:ミツルいる?いたら暴れない?大丈夫?
夜高ミツル:どうしよう 暴れていい?
夜高ミツル:全く大丈夫ではありませんが……
乾咲フラン:笑った
グロキシニア:GMは好きにしたら? って思ってますよ
糸賀大亮:キレっぱなし
野嶋優香:優香がバケツから水を撒いて花壇の火を消したりがんばっています。
忽亡ゆかり:「好き勝手暴れてくれちゃってさ」
グロキシニア:「大したことじゃないだろう」
グロキシニア:「夏の街に雪が振るよりは、まったく平凡な出来事じゃないか?」
忽亡ゆかり:「正気かよ」
グロキシニア:グロキシニアはフラン邸の前で足を止める。
忽亡ゆかり:その手前に塞がるように、歩いて回り込む。
忽亡ゆかり:「ここから先は、さすがにちょっとな」
グロキシニア:「へえ」
グロキシニア:「駅前広場は別に良かったと?」
忽亡ゆかり:「あーいえばこーいう」
忽亡ゆかり:「そういうの、まじめに取り合うほど、若かぁないんですよ」
グロキシニア:「いやあ」
グロキシニア:「せいぜいまだ20かそこらだろう?」
グロキシニア:「謙遜はよしたまえよ、若輩者」
忽亡ゆかり:「お兄さんは、ずいぶん年上そうだね」
グロキシニア:「長く生きてきたからな」
グロキシニア:ゆるりと腕を広げる。
夜高ミツル:そう遠くない所、瓦礫の影から二人の様子を窺う。
グロキシニア:手放されて落ちるはずの真城の身体は、それでもグロキシニアに寄り添っている。
グロキシニア:「ああ、でも」
グロキシニア:「魔法」
グロキシニア:「これはなあ」
グロキシニア:「長く生きているだけじゃ、どうしたって手に入らなかった」
夜高ミツル:ナイフを手に、突入するタイミングを計る。
夜高ミツル:更に傷の増えた真城の姿が視界に入り、奥歯を噛む。
忽亡ゆかり:「そりゃ、普通はそうでしょう」
忽亡ゆかり:「なんで、そこまで求めちゃうかな。吸血鬼ってだけでもう十分じゃない?」
グロキシニア:「十分?」
グロキシニア:「冗談じゃない」
グロキシニア:「求めることをやめること」
グロキシニア:「それは我々にとっては、ほとんど死に等しい境地だ」
忽亡ゆかり:「ごうつくばり」
グロキシニア:「仕方ないだろう? だって」
グロキシニア:真城を抱き寄せる。
グロキシニア:「そうできるだけの力があるんだから」
夜高ミツル:「……っ!」
乾咲フラン:普段は凛々しい先輩美メイドが花壇の前で蹲って泣いていたり、グロキシニアの姿を見て声にならない悲鳴を上げて屋敷の中に戻る新人美メイドがいたり。
グロキシニア:「君は違うかい?」
グロキシニア:「誰にも邪魔されず、永遠に弟といられる世界を作り上げる力」
グロキシニア:「そういった力が君にあったとして、それを行使せずにいられるかな?」
忽亡ゆかり:「…………私は──」
忽亡ゆかり:会話の途中。脱力から、刹那の瞬き。
忽亡ゆかり:流れるような所作で切り込む。
グロキシニア:コートの袖から影の針を伸ばして、ゆかりのナイフを受け止める。
夜高ミツル:ゆかりが切り込んだのに合わせて飛び出す。
夜高ミツル:真城を抱え込む腕に、ナイフを突き立てようと。
グロキシニア:長い針がゆかりのナイフを弾き飛ばして、
グロキシニア:追撃をくれようとしたところにミツルの一閃が入る。
グロキシニア:ひょいと身を逸らしてかわすが、意識が逸れる。
忽亡ゆかり:血量を狙いたい
グロキシニア:前哨戦ですね。
グロキシニア:AST
BloodMoon : ランダム全特技表(5,8) → 脚部8:踏む
グロキシニア:ファンブル以外成功ですね。
忽亡ゆかり:ふります ふっていいよね?
夜高ミツル:いっちゃえ
糸賀大亮:イエーイ
グロキシニア:おいで
忽亡ゆかり:2D6+4>=6 (判定:捕らえる)
BloodMoon : (2D6+4>=6) → 7[1,6]+4 → 11 → 成功
GM:グロキシニアの血量が6減少!(血量:17->11)
グロキシニア:その針は足元から、
グロキシニア:グロキシニアの落とす影から、長く、長く。
忽亡ゆかり:「ふん!!!」
忽亡ゆかり:その針を、足で思いっきり踏みつける。
グロキシニア:「おっ?」
グロキシニア:細長い針が横からの力を受けてへし折れる。
忽亡ゆかり:浮き上がった針を手に取り、ノーモーションで投擲。
グロキシニア:投げつけられた影の針が、どすりと吸血鬼の胸の真ん中を貫いた。
グロキシニア:奇しくも真城が串刺しにされたのと同じように。
グロキシニア:「……っと、とと」
忽亡ゆかり:「ちっ。仕留めそこねた」
グロキシニア:ぼとぼとと血が落ちる。
グロキシニア:吸血鬼の血が影の上に落ちて、フラン邸前の道を汚していく。
グロキシニア:「いやあ」
夜高ミツル:針の軌跡を追うように、再び吸血鬼に向かって踏み込む。
グロキシニア:「君、おもしろいなあ!」
グロキシニア:「随分と足グセが悪――っと」
グロキシニア:血を落としながらミツルを見る。
夜高ミツル:饒舌な吸血鬼の喉を切り裂くべくナイフが伸びる。
グロキシニア:が、それは届かない。
グロキシニア:踏み込んだはずのミツルの前足が、
グロキシニア:どぷりと影に沈んだから。
夜高ミツル:「な……っ!」
夜高ミツル:がく、と体勢を崩す。
グロキシニア:同時にゆかりへと、威嚇のように針が伸びる。
忽亡ゆかり:「!」追撃を踏みとどまる。
グロキシニア:ゆかりが踏み留まったその直後には、
グロキシニア:ミツルとグロキシニアの姿は消えていた。
グロキシニア:もちろん真城ごと。
グロキシニア:伸びた影が彼らを覆い尽くして、
グロキシニア:そこには吸血鬼の血の痕が残るのみ。
忽亡ゆかり:「…………クッソ、めんどくせえ!!!!!」
野嶋優香:「――忽亡さん」
野嶋優香:優香が寄ってくる。
野嶋優香:「今のが、今回の……」
忽亡ゆかり:「おう……」
忽亡ゆかり:「そっちは?大丈夫?」
野嶋優香:「死人は出さずに済んでいます」
忽亡ゆかり:「ごめん、もっと早く防げてれば」
野嶋優香:「いえ」首を振る。「この惨状では、…………」
野嶋優香:「仕方のないこと、と言うわけには参りませんね」
野嶋優香:「ですが」
野嶋優香:「そもそも忽亡さんが来てくださらなかったら、どうしようもないことでしたから」
野嶋優香:そこで眉を寄せて、
野嶋優香:「……夜高さんは……」
忽亡ゆかり:「ああ」
忽亡ゆかり:「あの変態。未成年男子を二人とも掻っ攫っていきやがった」
野嶋優香:「…………」
野嶋優香:「何か、必要な物資がありましたらお申し付けください」
野嶋優香:「速やかに用意いたしますから……」
忽亡ゆかり:「ありがとう。お言葉に甘えます……」
糸賀大亮:優香ちゃん……ってなっちゃった
夜高ミツル:野嶋ァ……
野嶋優香:優香メイド口調がかなり板についたな……
夜高ミツル:立派な美メイドになったねえ
糸賀大亮:しっかりした美メイド
忽亡ゆかり:顔も美しい
GM:残された爪跡。
GM:さらに火を食い止められたとて、これはどこまでも一時的なものに過ぎない。
GM:全ての元凶を――あの吸血鬼を止めない限りは。
GM:それでも、手傷は負わせてやった。
GM:街では仲間が致命的な”魔法の炎”を消し止めてくれている。
GM:狩人たちは戦っている。戦ってくれている。
GM:戦えている、はずなのだ。
GM:――そしてついに、吸血鬼が動く。
GM:BRT
BloodMoon : 身体部位決定表(6) → 《感覚器》
行動:グロキシニア 1st
GM:グロキシニアの影に呑まれ、GM:闇を通り抜けて、
GM:ミツルはやがて硬い床へと落とされる。
夜高ミツル:「……っ、」
夜高ミツル:衝撃に小さく呻き、急いで身体を起こして辺りを見回す。
GM:かつて見慣れた、懐かしい教室。
GM:一年前までミツルと真城が通っていた高校だった。
夜高ミツル:目を瞬かせる。
夜高ミツル:ナイフは……手に持ったままかな
GM:深夜の教室を訪れたのは、一年前のグラジオラスの事件以来だった。
GM:持ったままで。
夜高ミツル:武器を手放していないことにひとまず安堵して。
GM:かつて通い慣れた教室であっても、闇に沈むその様相の印象はがらりと変わる。
夜高ミツル:暗く人のいない教室は、一年前の夜のことを思い出させる。
夜高ミツル:ミツルが吸血鬼の存在を、それを狩る人々を知った夜。
GM:窓の外からは炎と月の禍々しい色の光が差し込み、
GM:教室は不気味な仄明るさを保っている。
GM:そこに落ちる昏い影から、
グロキシニア:ぬるりと吸血鬼が姿を現す。
夜高ミツル:「……!!」
夜高ミツル:ナイフを構えて対峙する。
真城朔:その腕に真城がだらりと身体を預けている。
真城朔:ぽたぽたと血が落ちて、床で弾ける。
夜高ミツル:「真城……!」
夜高ミツル:初めての狩りのあの日も、真城は酷い傷を負っていた。
夜高ミツル:グラジオラスから、ミツルを庇って。
グロキシニア:「……さて」
夜高ミツル:「……」
夜高ミツル:吸血鬼を睨む。
グロキシニア:値踏みするようにミツルの目を見返して。
グロキシニア:「どうかしたかな」
夜高ミツル:真城を取り返さなくてはと逸る気持ちと、
夜高ミツル:仲間と分断されている今、無闇に飛び込むことは自殺行為だと自分を諌める気持ちと。
グロキシニア:「何か言いたいことでも?」
グロキシニア:吸血鬼は棒立ちになってミツルを見ている。
夜高ミツル:「……真城を、放せ」
グロキシニア:「ふーん」
グロキシニア:「いいよ」
グロキシニア:ぱ、と腕を広げる。
夜高ミツル:「……っ!?」
真城朔:グロキシニアの腕に凭れていた真城の身体が傾いで、
真城朔:ばったりと床へと倒れ伏した。
真城朔:「……っ」
夜高ミツル:受け入れられるはずもないと思っていた要求に肯定で返される。
夜高ミツル:「っ、真城!!」
夜高ミツル:裏があるに決まってる。何か。
夜高ミツル:そう思いながらも、真城に駆け寄る。
グロキシニア:グロキシニアが床を蹴る。
グロキシニア:真城に駆け寄る半ばのミツルの腹に、勢いのままに膝を叩き込んで突き放す。
夜高ミツル:「ぐ……っ!」
グロキシニア:吸血鬼の膂力であっさりと壁へとミツルを叩きつけて、
グロキシニア:「ええと」
グロキシニア:「どっちだったっけな」
夜高ミツル:腹を蹴られて、壁に叩きつけられ
夜高ミツル:身体を折り曲げながら勢いよく咳き込む。
グロキシニア:壁から伸びた影の針で、ミツルの右肩を貫いた。
夜高ミツル:「っつ────!」
グロキシニア:「まあ――」
グロキシニア:「どっちでもいいか」
夜高ミツル:右肩に灼けるような鋭い痛みが走る。
夜高ミツル:知っている。覚えている。
夜高ミツル:この痛みは
夜高ミツル:この状況は、
グロキシニア:痛みに悶絶するミツルに背を向けて、床へと倒れ臥した真城の元へと戻る。
夜高ミツル:あの、5月の夜の──。
夜高ミツル:ぜ~~ったいこうなるとおもってた
糸賀大亮:カスは再演好き
グロキシニア:カスはカスだからという理由でこういうことできる
グロキシニア:紅い薄闇に硬い靴音がかつかつと響いて、止まった。
夜高ミツル:肩に刺さる針を掴んで、それを抜こうともがく。
グロキシニア:もがくミツルの脇腹を、同じように針が貫く。
夜高ミツル:「っ、ぐぅ……っ!」
グロキシニア:吸血鬼は振り返りもせず膝を折り、真城の頬を軽く張った。
夜高ミツル:苦痛に顔が歪む。
グロキシニア:「おーい」
グロキシニア:「まだ死んでないよなあ?」
グロキシニア:「あれ」
グロキシニア:「…………」
グロキシニア:「やりすぎた?」
グロキシニア:わざとらしく首を傾ける。
夜高ミツル:傷口から流れた血がミツルの服を汚し、床に血溜まりを作る。
夜高ミツル:「真……城……っ」
夜高ミツル:血と一緒に活力も抜け落ちていくように、針を握る力が弱まる。
夜高ミツル:それでも無理矢理に力を込めて、それを抜こうとあがく。
真城朔:おかしいなあ、と首を捻っているグロキシニアの眼前で、
真城朔:ゆっくりと真城が瞼をあげる。
真城朔:未だ無事な右の瞳だけを開いて目をみはると、
真城朔:その肩越しにミツルの姿を認めてびくりと身を跳ねた。
夜高ミツル:「っ、真城!!」
真城朔:「ミツ、……っ」
グロキシニア:その声を遮るように、グロキシニアが真城の胸ぐらを掴む。
グロキシニア:掴んで、掴み寄せて、
夜高ミツル:「……っ!!」
グロキシニア:床へと仰向けにその矮躯を転がして。
夜高ミツル:「やめろ……!!」
真城朔:「うあ――っ」
真城朔:「っ」
真城朔:「ミツ」
夜高ミツル:「真城!!!」
真城朔:「み、……っ」
夜高ミツル:「っ、クソ!」
真城朔:半ばで口を手で覆われる。
夜高ミツル:抜け出そうともがいても、針は傷口を広げるばかりで
夜高ミツル:抜ける気配は一向にない。
グロキシニア:「…………」
グロキシニア:「なあ」
グロキシニア:「やめろって」
グロキシニア:「何を?」
グロキシニア:組み伏せた真城の上に馬乗りになって、その口を塞ぎながら、気の抜けたことを問う。
夜高ミツル:「……全部だよ!」
グロキシニア:「全部」
夜高ミツル:「真城を傷つけること、何もかも……!!」
夜高ミツル:こんな奴の問いに答えたって、会話なんかしたって不毛だ。
夜高ミツル:ただ楽しませるだけだと分かっているのに、それなのに。
夜高ミツル:「真城から、離れろ……!!」
夜高ミツル:こんな言葉が意味を持つとは到底思えない。
グロキシニア:芝居めいた仕草で頷きながらミツルの言葉を聞いている。
グロキシニア:それを聞き届けて、頷く様子もやはりどこまでも仰々しく。
グロキシニア:「なるほど」
グロキシニア:「何をしても構わない、ってわけだ」
夜高ミツル:「な……!!」
グロキシニア:口の端を吊りあげて笑った。
グロキシニア:真城へと向き直って、その身体へと覆い被さる。
グロキシニア:強張ったその耳元に口を寄せて、
夜高ミツル:「……離れろ!!」
グロキシニア:「抵抗したら」
夜高ミツル:「やめろ!!」
グロキシニア:「わかってるよなあ?」
グロキシニア:と、その声も聞こえよがしにミツルへと届くように。
夜高ミツル:「……っ!」
真城朔:隻眼を見開くそのさますら、
真城朔:グロキシニアの背に隠されて、ミツルには届かない。
グロキシニア:真城の口を塞いでいた手を放して、その服へと手をかけた。
夜高ミツル:そう言われてしまえば、真城はきっと抵抗などできはしない。
夜高ミツル:それが理解できてしまう。
夜高ミツル:「やめろ……」
夜高ミツル:声が震える。
グロキシニア:血に濡れた布が引き裂かれる音が、暗い教室に響く。
グロキシニア:サバト使用。
グロキシニア:数の力を使用。
グロキシニア:夜高ミツルの幸福『真城朔』を破壊します。
糸賀大亮:妨害に入ります 結界を使用
グロキシニア:了解です。
グロキシニア:AST
BloodMoon : ランダム全特技表(6,8) → 環境8:捕らえる
グロキシニア:『長い手』があります。
グロキシニア:フォロワー『グロキシニア』の発動を宣言。
グロキシニア:上位権力者です。
夜高ミツル:コラ~~~!!!
夜高ミツル:法律違反でしょ!!!
グロキシニア:-2補正を2回ぶん、長い手と合わせて-6をつけてください。
夜高ミツル:レベルは?
乾咲フラン:狂う
グロキシニア:Lv6ですよ。
糸賀大亮:数字がよく分からなくなった
グロキシニア:サバトが-6ですね
夜高ミツル:権力者重ねがけとはね……
糸賀大亮:+4-12か?
グロキシニア:サバト-6、長い手-2、権力者-4。
夜高ミツル:狂う~~~
夜高ミツル:援護します
グロキシニア:防御力+4ですね。
糸賀大亮:興奮剤使用
グロキシニア:他に援護は?
グロキシニア:ミツルだけ?
乾咲フラン:援護します
夜高ミツル:ここに犯罪者も重なるのマジで狂うでしょ 勝てるのか?
糸賀大亮:これで目標値9になったかな?
夜高ミツル:ゆかりさんもできれば……
糸賀大亮:頼みます
夜高ミツル:おねがいします……
忽亡ゆかり:やります!
グロキシニア:はい、では
夜高ミツル:-12+9?
グロキシニア:フォロワー白い花が興奮剤を消費して『過剰投与』を使用します。
白い花:2d6
BloodMoon : (2D6) → 10[5,5] → 10
夜高ミツル:ひ~~~~
乾咲フラン:鬼~
糸賀大亮:うわ~
グロキシニア:大亮に10点のダメージですね。
グロキシニア:糸賀大亮の余裕が8減少!(余裕:8->0)
乾咲フラン:ハ~~~
夜高ミツル:はひ……え……
糸賀大亮:こればっかりはしょうがないな
グロキシニア:振っていいですよ。
糸賀大亮:2D6+7-12>=5 (判定:捕らえる)
BloodMoon : (2D6+7-12>=5) → 7[1,6]+7-12 → 2 → 失敗
グロキシニア:フォロワー強化で戦士が初期状態で2個アイテム持てるようになりました。
忽亡ゆかり:奴はあと一回の過剰投与を残している……
グロキシニア:いや、武器持ってないとダメで。
忽亡ゆかり:ああ
忽亡ゆかり:これで終わりか……
夜高ミツル:犯罪者がLv7とすると+7-16でしょ
乾咲フラン:オエ
夜高ミツル:次クリティカル出さないと成功できない
糸賀大亮:無理だな
乾咲フラン:絶対レイプするマンがよ…
グロキシニア:でも絶対幸福破壊する顔してませんか?
夜高ミツル:してるけど……
糸賀大亮:防げないままテンションが28になるの面白いな(面白くはない)
乾咲フラン:つらい
夜高ミツル:ここまで徹底的にやられるともうしょうがないなって気持ちになる
グロキシニア:ここまで徹底的にやらないと壊れねーんだよLv7狩人の幸福!
夜高ミツル:ここまでやらなくてもいいでしょ!!!!!
グロキシニア:ここまで徹底的にやらないと壊れないだろ!
糸賀大亮:前回ぜんぜん壊れなかったからな
糸賀大亮:結界無駄打ちだからもう一回サバト来るの狂いそうだな
グロキシニア:嬉しい!
糸賀大亮:くそ~
乾咲フラン:死~~~
夜高ミツル:初めて幸福壊された…………
糸賀大亮:どうしようもないですね……
グロキシニア:はっはっは。
夜高ミツル:さすがにね 妨害してくれてありがとう……
夜高ミツル:グロキシニアの血量が6減少!(血量:11->5)
夜高ミツル:糸賀大亮のテンションが15増加!(テンション:13->28)
夜高ミツル:忽亡ゆかりのテンションが3増加!(テンション:12->15)
夜高ミツル:乾咲フランのテンションが3増加!(テンション:6->9)
夜高ミツル:夜高ミツルのテンションが3増加!(テンション:12->15)
夜高ミツル:糸賀大亮は激情を獲得!(激情:1->2)
夜高ミツル:夜高ミツルへ1個の部位ダメージ!(部位ダメージ:0->1)
糸賀大亮:ぐえー
グロキシニア:ふー。
グロキシニア:では。
夜高ミツル:あ~~~~やだ~~~~~~
グロキシニア:深紅の花弁が校舎を取り巻くようにちらちらと舞い、狩人の目をごまかしていく。
グロキシニア:その狭間にちらつく白い花が、奪い去られた魔法の残滓が、儚く散っては弾けて消えた。
夜高ミツル:全身が恐ろしく冷たい。
夜高ミツル:血を流しているせいか、それとも
夜高ミツル:この後起こることへの恐れのせいか。
夜高ミツル:両方なのかもしれない。
真城朔:「――あ」
真城朔:「ぐ、う――ぅあ、あッ」
夜高ミツル:「真、城……っ」
真城朔:組み伏せられた足が跳ねては靴底が床を掻き、
夜高ミツル:「真城──っ!!」
真城朔:びく、と引き攣っては脱力する。
真城朔:血の啜られる濡れた音が響く。
夜高ミツル:呼ぶ声も磔を解こうともがくのも、全てが何にもならない。
夜高ミツル:ゆかりに言われたように、少しは強くなったつもりだった。
夜高ミツル:この一年の間にも真城と狩りを続けて、
夜高ミツル:助けられることの方が多かったが、幾らかは真城を助けることもできて。
真城朔:「は、……あっく」
夜高ミツル:少しは並んで立てる狩人になった
夜高ミツル:つもり、だった。
夜高ミツル:……なのに、このザマはなんだ?
真城朔:嘲笑うように血の啜られる音と、押し殺された喘鳴が聞こえる。
夜高ミツル:無様に壁に磔られて、自分がここにいるせいで真城は逃げることも抵抗することもできない。
夜高ミツル:一年半前と、初めて狩りに出た夜と変わらないじゃないか。
グロキシニア:真城を組み伏せたグロキシニアが、ゆっくりと上体を起こす。
グロキシニア:血に濡れた唇をぺろりと舐めて肩を竦めた。
夜高ミツル:「…………っ!!」
夜高ミツル:憎悪の籠もる目で吸血鬼を睨みあげる。
グロキシニア:唇に残ったそれをコートの袖で乱雑に拭って、
グロキシニア:ミツルを振り返り。
グロキシニア:「これだけじゃないよなあ?」
グロキシニア:その憎悪を正面から受け止めて、なお嗤う。
夜高ミツル:「……っ!!」
グロキシニア:「全部って言ってたもんな」
グロキシニア:「いやあ、まあ」
夜高ミツル:「やめろ……」
グロキシニア:「本当に全部をやってのけるのは」
グロキシニア:「さすがに俺でも難しいけれど――」
グロキシニア:再び、ミツルには背を向ける。
グロキシニア:組み伏せた真城の身体を引きずりあげて、
グロキシニア:ミツルへと見せつける。
夜高ミツル:「っ、」
真城朔:「う」
真城朔:「――っ、あ」
夜高ミツル:「真城……っ」
真城朔:身を強張らせた真城が、引き裂かれたシャツの隙間から血に濡れた白い肌を覗かせた真城の身体が、
真城朔:グロキシニアに引き寄せられて、ちいさく跳ねた。
夜高ミツル:「逃げろ、真城……!」
夜高ミツル:真城が自分を置いて逃げられるはずもない。
夜高ミツル:それを分かっていても、吸血鬼に懇願するよりはまだ芽があるように思えて、縋るように真城を見る。
真城朔:震える瞳でミツルを見てから、唇を噛みしめる。
グロキシニア:「――――」
夜高ミツル:「頼む、真城……!!」
グロキシニア:その耳元にグロキシニアは今度こそミツルに聞こえない声で何事か囁いて、
真城朔:真城は眉を寄せてから、
真城朔:ゆっくりと瞼を伏せた。
その声の甘さを知っていた。
引き攣って強張った声が否応なしに蕩けていくのも、
震えた肌が力なく縋りつくのも、
回された腕が指先が覆い被さる背を撫ぜて、ずるずると滑り落ちていくのも。
その、すべてを。
真城朔:真城の身体が教室の床へ転がされる。
夜高ミツル:もうやめてくれ、とみっともなく懇願して。
夜高ミツル:当然、その願いが受け入れられることなどなく。
夜高ミツル:目の前で起こる一部始終を、何もできないままただ受け止めることしかできなかった。
グロキシニア:自らの衣装を整え終わって、吸血鬼はやっとミツルを振り返る。
夜高ミツル:「ま、しろ……」
夜高ミツル:震える声で、真城の名を呼ぶ。
グロキシニア:「ああ」
グロキシニア:「忘れてた」
グロキシニア:「いい見世物だったろう」
グロキシニア:「それとも、君には見慣れたものかな」
グロキシニア:「まあ――どうでもいいか」
夜高ミツル:「……殺す」
グロキシニア:「はははは」
夜高ミツル:「お前は、絶対に、この手で」
夜高ミツル:「殺す、殺してやる……!!」
グロキシニア:「せいぜい頑張ってくれたまえよ」
グロキシニア:「これの――」
グロキシニア:真城の頭を爪先で軽く蹴突いて、
グロキシニア:「朔の目の前で、俺に殺されないようになあ?」
夜高ミツル:「死ぬのはお前だ」
グロキシニア:ミツルの言葉に返事はなく、グロキシニアは真城ごとどぷりと影に姿を沈める。
グロキシニア:同時にミツルの身体を貫いていた影の針も霧散して。
グロキシニア:後に残されるのは、やはり、血の跡。
グロキシニア:グロキシニアのものではない。
グロキシニア:真城の流した血の跡だった。
夜高ミツル:解放されて、前のめりに床に倒れ込む。
夜高ミツル:「真城……っ!」
夜高ミツル:何もできなかった。
夜高ミツル:真城を守るつもりで、助けるつもりで。
夜高ミツル:「真城、真城真城──っ!」
夜高ミツル:傷つけられるのをただ見過ごすことしかできなくて。
夜高ミツル:今また再び連れ去られて、その先で何をされるのかも分からない。
夜高ミツル:血溜まりの上で蹲る。
夜高ミツル:血を流した身体は酷く重くて、貫かれた部位が痛みを訴えている。
夜高ミツル:「……」
夜高ミツル:壁を支えにして、なんとか立ち上がる。
夜高ミツル:自分の怪我なんてどうでもいい。
夜高ミツル:今動かなければ、真城はもっとひどく傷つけられる。
夜高ミツル:行かなければ。
夜高ミツル:……行って、また今のようにならないとは限らないんじゃないか?
夜高ミツル:また徒に真城を傷つけさせることになるんじゃないのか?
夜高ミツル:そんな不安を、恐怖を押し殺す。
夜高ミツル:誰もいない、暗い教室を立ち去る。
夜高ミツル:後には血溜まりと、それを引きずった痕だけが残された。
GM:グロキシニアのテンションが4増加!(テンション:18->22)
GM:グロキシニアは激情を獲得!(激情:1->2)
夜高ミツル:うううううううう
夜高ミツル:おえ……
夜高ミツル:やだ……
糸賀大亮:レイプして激情を獲得するな
夜高ミツル:カス……
乾咲フラン:エ~ン
グロキシニア:サイコーでしたってか(笑)
行動:グロキシニア 2nd
GM:えー、ではですね。GM:逸れたミツルを探して街を練り歩いていた、
GM:ゆかりが今度は影に呑まれます。
GM:爪先が影に沈み、そのままぬるりと引きずり込まれる。
忽亡ゆかり:抵抗を試みるが、どうにもならない。
忽亡ゆかり:切り替わる景色。周囲を見る。
GM:闇に塗り潰された暗黒の世界。
GM:夜闇よりなお昏い。月の光と炎に照らされた今の八崎市と比べればなおさら。
忽亡ゆかり:「お呼びですってか?」
GM:見渡す限りの闇と静寂がゆかりを包み込んで、
グロキシニア:「そう」
グロキシニア:それを破ったのは、吸血鬼の軽い相槌だった。
グロキシニア:振り返れば、黒いロングコートを闇に溶かした吸血鬼が立っている。
忽亡ゆかり:「……ご用件を伺いましょうか」
グロキシニア:「いやあ」
グロキシニア:「タイミングがちょうど良くてね」
忽亡ゆかり:「タイミングぅ?」
グロキシニア:吸血鬼が腕を振る。暗闇に白い指が踊って、ぱちりと音を鳴らす。
グロキシニア:するとゆかりの目の前に光が灯る。
グロキシニア:正確に言えば、光ではない。この闇よりも相対的に明るいその景色が、ゆかりの目には光のように映っただけで。
グロキシニア:炎に巻かれたマンションが。
忽亡ゆかり:「……!!!!」
夜高ミツル:ブラッドムーン!!!
忽亡ゆかり:こら!!!!!!!!!!
乾咲フラン:ギャアアア
糸賀大亮:グワアア
忽亡かなた:『火事です! 火事で――』
忽亡かなた:『起きてください!』
忽亡かなた:『逃げないと、危ない!!』
忽亡かなた:火災報知器の音が響いている。
忽亡かなた:その中で何度もマンションのドアを叩いている。
忽亡ゆかり:「かなた……!」
忽亡かなた:ゆかりとかなたの家のドアではない。隣の家のドアだ。
忽亡かなた:何度も叩いて、呼びかけていると、その部屋の扉が開いて中から住人が顔を出す。
忽亡かなた:その部屋だけではない。火災報知器とかなたの声に事態を察したか、他の部屋からも住人が出てきた。
GM:『うわっ』
GM:『ヤバ!』『え、どうしようこれ』
GM:『燃えてんの!?』
忽亡かなた:『はい、ええと――南棟の方から、火が』
忽亡かなた:『だから、逃げるからあっちの非常階段から……あっ』
忽亡かなた:『戻らないでください! いや、えっと、分かりますけど』
忽亡かなた:『持ち出すなら最低限で――』
GM:恐慌に陥りかける住人たちに、本人も焦りながら必死に避難を呼びかけるかなたの姿。
GM:今も火が回りつつある住み慣れたマンションの様相。
夜高ミツル:かなた…………
乾咲フラン:いい子…
乾咲フラン:かなたくんに何かあったらゆかりさんがまた壊れちゃう…
グロキシニア:「それどころじゃなかったからさ」
グロキシニア:「でも、まあ、タイミングが良かったなって、そういうことっていうかさ」
忽亡ゆかり:「……なんで今、私を呼んで、わざわざこれを見せつける」
グロキシニア:「いい子だねえ、君の弟!」
グロキシニア:「君がそんな風に望んで蘇らせたからかな?」
グロキシニア:ゆかりの質問を無視して、グロキシニアはくつくつと笑っている。
忽亡ゆかり:「早く、用件を言え!」
グロキシニア:「ん――」
グロキシニア:「早くした方がいい?」
グロキシニア:「じゃあ、そうしてしまおうか」
グロキシニア:グロキシニアが笑って答えると同時に、
忽亡ゆかり:「…………なんだよ」
忽亡かなた:『――う、ああっ!?』
忽亡かなた:悲鳴。
忽亡かなた:ゆかりの目の前に映し出された映像の中で、
忽亡かなた:影から伸びた針がかなたの左腿を貫いている。
忽亡ゆかり:「っ……!!!!!!」
忽亡かなた:血を流しながら、かなたが蹲る。
忽亡かなた:周囲の住人には怯えて逃げ出すものもいれば、
忽亡ゆかり:「てめえ!」ナイフを持ち、飛び掛かる。
忽亡かなた:かなたを気遣って駆け寄るものもいる。
グロキシニア:闇が伸びて、ゆかりのナイフを受け止める。
グロキシニア:ぬめりを帯びた気色の悪い感触がゆかりの腕に届いた。
グロキシニア:「いや、まったく」
忽亡ゆかり:「くっ……そが……!!!」
グロキシニア:「本当にいい子だよ、君の弟は」
忽亡かなた:『だ、だいっ』
忽亡かなた:『だいじょうぶ、です』
忽亡かなた:『これくらい――』
忽亡かなた:『はやく、にげましょう』
忽亡ゆかり:「……うるせえ……!」
忽亡かなた:『は、……い、ええ』
忽亡かなた:『うごけます、から』
忽亡かなた:『これくらい』
忽亡かなた:『姉さんに、くらべたら……』
忽亡ゆかり:「ぐっ……」気味の悪い感触にもひるまず、ナイフを持つ手を押し込もうとする。
忽亡かなた:かなたの声が聞こえてくる。
忽亡かなた:住人へと受け答えする声が、
忽亡かなた:必要以上に増幅されて、ゆかりの耳へと届けられている。
忽亡ゆかり:「ううっ、うううっ」
忽亡かなた:『いまも頑張ってる姉さんのこと、かんがえれば』
忽亡かなた:『これくらい、へっちゃら、ですから……!』
夜高ミツル:かなた…………
乾咲フラン:いい子だね……かわいそうだね……シコれる……という気持ちが強すぎて泣いてる
糸賀大亮:PLの心が
乾咲フラン:でも助けて…
グロキシニア:「君が望んだから、っていうのもあるかもしれないけど」
グロキシニア:「どちらかというと――そうだな」
グロキシニア:「君を見習って、かな?」
グロキシニア:「化け物を相手に戦う力を持つ勇敢な姉!」
グロキシニア:「今は一線を引いているけれど、必要とあらば戦いに出て、悪を討つ!」
忽亡ゆかり:「黙れ……!」
グロキシニア:「他人に誇れる姉を持っているんだから」
グロキシニア:「自分だって誇られるくらいに立派になりたいと思うよなあ」
忽亡かなた:住人の一人に肩を貸されながら、かなたはマンションの廊下を歩いている。
忽亡かなた:ぼたぼたと血を落として、即席を残しながら、炎の遠い非常階段へと差し掛かって。
忽亡かなた:『だいじょうぶ……』
忽亡かなた:『だいじょうぶ、これくらい』
忽亡かなた:『これくらい、俺は……』
忽亡かなた:言い聞かせるように呟きながら、足を引きずっている。
忽亡ゆかり:「ぐっ……!」ずぶずぶと腕が、肩が埋まっていく。
グロキシニア:「で、その誇らしい姉さんはさ」
グロキシニア:「君の弟と残りの全住人」
グロキシニア:「殺されるなら、どっちの方がいい?」
忽亡ゆかり:「…………!」悪魔のような問いかけに、思わずナイフを押し込む腕が止まる。
グロキシニア:「助けさせてあげるよ」
グロキシニア:「君の弟だけは」
グロキシニア:グロキシニアが語ると同時に、
グロキシニア:非常階段がぼっと燃え上がる。
忽亡ゆかり:「……しッ……」
忽亡かなた:『…………っ!?』
忽亡ゆかり:信用できない、そう言いかけた口もまた噤まれる。
忽亡かなた:かなたと肩を貸す住人が足を止める。
忽亡ゆかり:「や、やめろ」
忽亡ゆかり:「頼む、やめて、やめてくれ」
忽亡かなた:燃え上がった非常階段に住人たちが取って返して、
忽亡かなた:さりとてマンションの五階からは飛び降りることも叶わない。
忽亡かなた:『あ』
忽亡かなた:『え、っと』
忽亡かなた:『そ、うだ』
忽亡かなた:『非常、はしごが』
忽亡かなた:『それ、で……』
忽亡かなた:指示を出そうとする声は力なく、住人たちの狂乱と熱風のやかましい音に掻き消える。
グロキシニア:「いやいや、やめるも何もさ」
グロキシニア:「助けさせてあげるって言ってるんだけど」
グロキシニア:「え、やめてほしいの?」
グロキシニア:「これもすぐ終わった方がいい?」
忽亡ゆかり:「ふざっ……」
忽亡ゆかり:明確だ。
忽亡ゆかり:その誘いに乗ってはいけないことは。
忽亡かなた:かなたの声が遠くなっていく。
忽亡ゆかり:「……………」
忽亡かなた:映像だけが映されている。
忽亡ゆかり:ああ、糞。なんだ、このざまは。
忽亡ゆかり:こちらの弱みを知り尽くした格上相手に対して、大切なものを守りきる手段が果たしてどれほどある?
忽亡ゆかり:しかも相手は手段を選ばない。あらゆる方法を用いて、こちらの体と心を削るための最適な行動を平然と行うのだ。
忽亡かなた:不意になにかに気付いた様子できょろきょろと周囲を見回して、
忽亡かなた:何か呼びかけるように叫んでいる、
忽亡かなた:のが、今のゆかりの耳には届かない。
グロキシニア:吸血鬼が笑っている。
グロキシニア:「さあ」
グロキシニア:「答えを聞かせてもらおうか?」
グロキシニア:忽亡ゆかりの幸福『背徳:サボタージュ』を破壊します。
夜高ミツル:妨害します
グロキシニア:AST
BloodMoon : ランダム全特技表(4,4) → 腕部4:斬る
グロキシニア:長い手で-2がつきます。
夜高ミツル:出るねえ
夜高ミツル:-2+2かあ
夜高ミツル:犯罪者が来ると-5
夜高ミツル:興奮剤使います
グロキシニア:はーい どうぞどうぞ
夜高ミツル:みんなテンション厳しいしあとは激情で押し通していこう
夜高ミツル:2D6+4-2>=5 (判定:斬る)
BloodMoon : (2D6+4-2>=5) → 7[3,4]+4-2 → 9 → 成功
グロキシニア:Lv6犯罪者。-3つけて振ってください。
夜高ミツル:はい
夜高ミツル:2D6+4-5>=5 (判定:斬る)
BloodMoon : (2D6+4-5>=5) → 11[5,6]+4-5 → 10 → 成功
乾咲フラン:やるやんけ!
夜高ミツル:俺は妨害の出目が高い男
忽亡ゆかり:ミツル様~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!
糸賀大亮:夜高えらいよ…
乾咲フラン:俺がちいかわだったらここで緊張が解けて泣いてた
糸賀大亮:ありがとう ありがとうミツルくん
忽亡ゆかり:ありがとうございます…………………………
水面@見学:ここでミツルくんが成功するの美しいね
糸賀大亮:えらい
グロキシニア:かなりえらい
水面@見学:散々ゆかりさんにわがままいって迷惑掛けてきたミツルくんがだよ……
乾咲フラン:デカい恩返しした
夜高ミツル:ゆかりちゃんの破壊に妨害入るのも一話以来か
糸賀大亮:めぐっている
夜高ミツル:夜高ミツルのテンションが5増加!(テンション:15->20)
夜高ミツル:夜高ミツルは激情を獲得!(激情:1->2)
忽亡かなた:そのゆかりの目の前で、今もかなたが火に巻かれつつある。
忽亡かなた:血を流して。
忽亡ゆかり:息をのむ。口を開こうとするが、なかなか開かない。
忽亡かなた:住人に指示を出し、避難はしごを出しながらも、その足の傷で降りられるかは怪しい。
忽亡かなた:時折きょろきょろと周囲を見回して虚空に何かを呼びかけている、
忽亡かなた:その声はやはり聞こえないまま。
忽亡ゆかり:答えに迷っているわけではない。答えはとっくに決まってしまっていた。
忽亡ゆかり:この迷いは、いや、迷う仕草は、きっと演技だ。自分が人の心を保っていると思い込むための。自分を誤魔化すための。
忽亡ゆかり:結局のところ、真城のことも、夜高のことも笑えない。
忽亡ゆかり:分かりきっていたことだ。はるか前から、自分の中で明確に優先順位をつけていたことだ。自分の生きる目的そのものが、戦う目的そのものが、揺らぐことはない。
忽亡ゆかり:この答えを選んだとて、自分の本質は元より変わらない。
忽亡ゆかり:変わるのは、在り方。少なくとも今までは──
忽亡ゆかり:人を救ってこられた。殺めたぶんだけ、最低限、救ってこられた。人類のために動けていた。それを正義と思った事は決してないが、それが狩人としての矜持ではあった。
忽亡ゆかり:この言葉を発したとき、自分の信念が、ひとつ折れる。それでもやはり。
忽亡ゆかり:自分は、それを口にできてしまうのだ。
忽亡ゆかり:「……私は、弟を……」
夜高ミツル:「────忽亡さん!!」
忽亡ゆかり:「……!」
グロキシニア:ぱち、とグロキシニアが瞬きをする。
夜高ミツル:吸血鬼とゆかりの間に割り込むように、人影が飛び込んでくる。
忽亡ゆかり:はっと顔を上げる。声の方へと振り返る。
グロキシニア:ゆかりの見ている映像が、闇に飛び込んできたミツルの目にも映される。
グロキシニア:そして、同時に直感する。
夜高ミツル:「……っ!」
グロキシニア:その映像に飛び込んでしまえば、マンションへと――ゆかりの弟の元へと駆けつけられると。
グロキシニア:「チ――」
グロキシニア:針が伸びた。闇の中にミツルの足を止めようと、吸血鬼の伸ばす影の針が。
夜高ミツル:飛び出す針の合間を縫って、ゆかりの腕を取る。
夜高ミツル:そのまま腕を引いて──諸共に、燃え上がるマンションを映す映像へと飛び込んだ。
忽亡ゆかり:「っ」
グロキシニア:伸びる針がミツルとゆかりを追いかけて――しかし、その姿を捉えきれない。
GM:闇の中から抜け出して、
GM:ミツルとゆかりはかなたの目の前に転がり出る。
GM:「どわあっ!?」
GM:かなたの肩を支えている住人が驚きに仰け反る。
忽亡ゆかり:「かなた!」
忽亡かなた:一方でかなたは、
忽亡かなた:「ねえ、さん」
忽亡かなた:「ねえさん――」
忽亡かなた:「よかっ、た」
忽亡かなた:燃え上がる非常階段を背に、何故か安堵したように声を漏らした。
忽亡ゆかり:「……っ、よくない!出るよ!」
夜高ミツル:勘に従っての行動だったが、うまく行ったようで安堵の息をつく。
忽亡かなた:貫かれた頬が血で赤く染まり、今もしずくを垂らしている。
忽亡かなた:「う、うん……」
乾咲フラン:ケガしてるかなたくんかわいそうでエッチで泣いてる
糸賀大亮:助けられたので安心して興奮できる
乾咲フラン:やっぱ安心してシコれるのが一番いい
夜高ミツル:とりあえず避難し終えたところですかね?
GM:そんな感じでスキップするか。具体的にどうやったんですか?
夜高ミツル:非常はしご……?
忽亡ゆかり:人も割と残っているからな。俯瞰で消火器やはしごの位置がわかったか、それとも抱えて飛び移ったかな
GM:抱えて飛び移るが高レベル狩人っぽくてかっこいいのでそれにしましょう。
GM:ではそうなった感じで、マンションの下に降りましょうか。
GM:ひとまずマンションから避難してきた住人たちがざわざわしながら燃えるマンションを見上げている。
GM:取り残された人がいない……かどうかまでは流石にまだわかりませんが、
GM:今の段階でそういう話は出てないですね。結構みんな避難できてるっぽい。
GM:かなたが早い段階で気付いて火災報知器を鳴らしたからです。
忽亡ゆかり:よかったなあ
夜高ミツル:えらい!!!
乾咲フラン:がんばったねかなたくん…
忽亡ゆかり:手柄弟
糸賀大亮:かなたくんえらい
夜高ミツル:かなたくんえらい
忽亡かなた:がんばった弟ですよ
糸賀大亮:めっちゃ
夜高ミツル:めちゃめちゃがんばってたよ
忽亡かなた:ゆかりちゃん手当してくれる?
忽亡ゆかり:めっちゃする
忽亡ゆかり:「……心臓が止まるかと思った」
忽亡かなた:されてます。
忽亡かなた:「ご、ごめん……」
夜高ミツル:ちょっと離れたところで一時休止してます。
忽亡ゆかり:「かなたがそんな怪我したとこ見るのも初めてだし」
忽亡かなた:「……うう」
忽亡ゆかり:死んだとき以外は。
忽亡かなた:「で、でも」
忽亡かなた:「姉さんのおかげで大丈夫だったよ」
忽亡かなた:「…………」
忽亡ゆかり:「…………私だけじゃダメだったよ」
忽亡かなた:「?」
忽亡かなた:首をかしげる
忽亡ゆかり:「夜高くん」ミツルの方を見る
忽亡ゆかり:「ありがとう」
忽亡かなた:ゆかりの目線に従ってミツルを見ます。
夜高ミツル:「……はい?」
夜高ミツル:不意に声をかけられて、目を瞬かせる。
夜高ミツル:肩と脇腹。乱暴に縛って止血した傷口からは、今も血が滲んでいる。
忽亡かなた:その傷にかなたも眉を寄せた。
夜高ミツル:「……あ、いえ」
夜高ミツル:「間に合って、よかった……」
忽亡ゆかり:「はは……間の抜けた返事だ」
忽亡かなた:「ありがとうございます」
忽亡かなた:ゆかりに従って頭を下げる。
忽亡かなた:「…………その」
忽亡かなた:「魔法……とか、ですか……?」
忽亡かなた:とつぜん飛び出してきたので。
忽亡かなた:でも男だしな……って首を捻っています。
忽亡ゆかり:「魔法だよ。話すと長くなるけどね」
忽亡かなた:「へえ……」すごい、みたいな目でミツルを見ています。
夜高ミツル:「あ、俺のじゃない俺のじゃ……」
夜高ミツル:首を振る。
忽亡かなた:「えっと、でも」
忽亡かなた:見ていましたが、改めてびしっと背を伸ばして、
忽亡かなた:「改めて、ありがとうございました」
忽亡かなた:「俺……と、姉さんを、助けてくれて……」
忽亡かなた:頭を下げます。ふかぶか。
夜高ミツル:「あ、いや、そんな……」
夜高ミツル:真城のやったことと、自分と真城の関係を思うと、
夜高ミツル:どうにも、どのように接するべきか分からない。
忽亡かなた:まあ背は伸ばしてるけど怪我してるからぺたんと座ってますが。
忽亡かなた:ミツルの戸惑いをよそに、ゆかりを見上げる。
夜高ミツル:「……助けられてよかった」
夜高ミツル:結果的に、またぼんやりした答えを返すことになる。
忽亡かなた:「姉さん」
忽亡ゆかり:「……うん」
忽亡かなた:「……実は、その」
忽亡かなた:「さっき」
忽亡かなた:「声が、聞こえて……」
忽亡ゆかり:「声?」
忽亡かなた:おずおずとそう切り出す。
忽亡かなた:頷く。
忽亡かなた:「姉さんが、なんか」
忽亡かなた:「ヤバそうなやつと話してて……」
忽亡かなた:「なんにもわかんなかったけど」
忽亡ゆかり:「あ……!」
忽亡かなた:「なんか……」
忽亡かなた:「危なさそうだったから……」
忽亡かなた:背徳破壊が通ったら屈したの全部筒抜けだったのにな~
糸賀大亮:セーフ
夜高ミツル:なるほどね~
乾咲フラン:はわわ~
夜高ミツル:ミツルはいっぱい血が出たし忽亡さんの弟さん助けられてよかった~でちょっと気が抜けている
忽亡かなた:真城はレイプされた
忽亡かなた:「どうすればいいか全然わかんなくて、俺じゃなんにもできなかったしさ」
忽亡ゆかり:姉に憧れて、人を助けるために全力を尽くす弟に……
忽亡かなた:「俺も結局、こっちのことで手いっぱいだったし……」
忽亡ゆかり:自分は、人を見捨てる姿を見せようとしていたのだ。
忽亡かなた:「……だから」
忽亡かなた:ゆかりの内心を知ってか知らずか、またミツルへと視線を向ける。
忽亡かなた:「本当に、ありがとうございました」
忽亡ゆかり:「…………」避難が完了した住民たちが見える。当然ながら、見知った顔もいる。
忽亡かなた:隣の住人の本田さん。かなたの肩を担いでくれていたサラリーマンだ。
忽亡かなた:深い付き合いはないにせよ、世間話をするくらいの仲ではあった。
夜高ミツル:「……まだ危ないから、気をつけて」かなたの視線を受け止める。
忽亡ゆかり:「……ううん。私は大したことなんて、してないよ」
忽亡ゆかり:「できることをしただけだ……」
忽亡かなた:「でも」
忽亡かなた:「戦ってる、んだろ」
忽亡かなた:「姉さんも、えっと……夜高さんも」
忽亡かなた:「俺よりずっとすご――いてっ」
忽亡かなた:「いてて……」
忽亡ゆかり:「あっ!かなた!」
忽亡かなた:背中を丸めて蹲る。
忽亡ゆかり:「もう……怪我してるんだから……」
忽亡かなた:「し、してるけど……」
忽亡かなた:ちらりとミツルを見る。
忽亡かなた:「…………」
忽亡かなた:「大丈夫なんですか……?」
忽亡かなた:自分よりもよほど酷い有様に見える。
夜高ミツル:「……慣れてるから、大丈夫」
忽亡ゆかり:「大丈夫じゃないけど、こいつは休ませても勝手に戦いに行っちゃうから仕方ないんだ」
忽亡かなた:「慣れっ……」
忽亡かなた:「ええ……」
忽亡かなた:狩人ってすごいな……みたいな顔になってます。
夜高ミツル:「……大丈夫ですよ」ゆかりの方を見て。
夜高ミツル:「……俺より」真城の方が、と言いかけて口を噤む。
忽亡かなた:「?」
忽亡ゆかり:「ハァ」
忽亡ゆかり:「真城を助けるんでしょ?サポートするよ」
夜高ミツル:「忽亡さん……」
夜高ミツル:「……はい」
夜高ミツル:「お願いします……一緒に真城を助けてください」
夜高ミツル:頭を下げる。
忽亡ゆかり:「よっし」
忽亡ゆかり:「時間ない。いこっか」
夜高ミツル:それから顔を上げて、頷き。
夜高ミツル:「……はい!」
乾咲フラン:もうテンションがこんなになってるんだけど
糸賀大亮:きつい つらい
忽亡ゆかり:大亮さんのテンションがバキバキに高まってる
夜高ミツル:マジ??すぎる
糸賀大亮:バースト寸前まで高まって真城くんがレイプされたの、悲しいな
糸賀大亮:ミツルくん、出目が良い
忽亡ゆかり:ミツルくんに助けられるの、味わいぶかいな
忽亡かなた:4話の結果フェイズ以降ずっとクソガキ扱いしてたからな
忽亡かなた:ゆかりちゃんの背徳もイケねえかなと思ったんだけどな~
乾咲フラン:真城レイプで夜高くんの心もレイプしたようなもんなんだから我慢して
忽亡かなた:GM的にはそもそもミツルくんの心をレイプする方が本筋なんだよ!
乾咲フラン:ワハハ
糸賀大亮:幸福破壊というもの
忽亡かなた:ミツルくんの心がレイプされないのに真城レイプしても仕方ないやろ
乾咲フラン:それもそうだな
忽亡かなた:「それと……夜高さんも」
忽亡かなた:いつしか曙光騎士団の職員が来て避難したマンションの住人を誘導しています。
忽亡かなた:狩人じゃない職員ですね。ハンターの世界のことは知っている程度の。
夜高ミツル:かなたに頷きを返して。
忽亡ゆかり:「かなたもね」
忽亡ゆかり:「それじゃ、ちょっくら行ってくるわ!」
忽亡かなた:「うん」
忽亡かなた:「色々落ち着いたら、絶対ハンバーグ作るんだからね」
忽亡かなた:「一緒に」
忽亡ゆかり:「おうっ!」
忽亡ゆかり:弟かわえ……
忽亡かなた:守られた弟!
忽亡かなた:まあ背徳破壊されてもマンションの住人全員と引き換えには守られましたよ(笑)
夜高ミツル:ミツルかなたくんのことなんて呼べばいいか分かっておらず、ずっと弟さんと言っている
忽亡かなた:クソ~ワンチャン行けるかと思ったんだけどな~
忽亡かなた:やっぱ出目いいんだよなこの卓
夜高ミツル:妨害の出目高男
GM:ゆかりさんからの関係が1伸びるわけですけど
GM:これって諦観のままでいいですか?(……)
忽亡ゆかり:なんか、なんかこれ、ふくざつですよね!
GM:ふくざつなゆかりちゃん
夜高ミツル:諦観はあるよねだって……
忽亡ゆかり:諦観1に感謝1がついたかのような。……
夜高ミツル:ふふ
GM:複雑にすれば?
乾咲フラン:便利
忽亡ゆかり:べんりなことば
糸賀大亮:便利だなあ
GM:べんりなべんり
忽亡ゆかり:じゃあそれで
夜高ミツル:雅な日本語
GM:ではゆかり→ミツルへの関係が2伸びて複雑になりました。