【鏡月 奏】 全員を部室に集めて、カオルの方へ向きますよ。
「……カオル君」悲しそうな瞳で、しかし穏やかな微笑を浮かべています。

【水波カオル】 「……何かな」

【黒井 依理】 大輔の隣。奏を見て、カオルを見て、目を細めますよ。笑顔に似た、笑顔とは違う。

【檻姫 大輔】 大好きな人の仇、ということで心境は穏やかじゃないですの。ギターケースを横に置いて座っています。

【室戸 健司】 心境穏やかであるはずもない。しかし沈黙。こちらは立ったまま。

【鏡月 奏】 「どうして真琴さんが、毎夜あなたを狙うのか。どうして、今日が繰り返されるのか。――どうしてカオル君が、私を「幼馴染」にしたのか。」
「わからないことは一杯あるけど、きっと。『カオル君』にも『真琴さん』にも、わからないと思う」
「私達は、ずっと幸せだった。……だから、私はこの楽園を終わらせたくない」

【黒井 依理】 「………」終わらせたくない、で済ませられたのならば。奏の顔を注視する。

【水波カオル】 「……うん、何を言ってるのか、分からないや。夢でも見た?」

【室戸 健司】 「楽園――ねえ」自らが夢と称したそれに、よりよく合った名をつけたものだと。嘆息のような、感嘆のような。

【鏡月 奏】 全員の反応を見ます。

【黒井 依理】 奏を見ながら、今度は明確に、笑った。全てを受け入れるような、彼女の全てを認めるかのような。

【檻姫 大輔】 「――楽園、かぁ」そうだな、と。一言うなずいて。
「……でも、時が止まってるなら、俺は地獄でいいね」

【室戸 健司】 「地獄か楽園か、決めるのは個人だと思うけれどさ」大輔の言葉を、引き継ぐかのように。
「……でも、君の中じゃあもう決まってるんだろ?」と、奏を見て、哀しそうに笑ってみせる。

【諸星 真琴】 「奏、ちゃん……?どゆ事、なの……?」
こちらも、中途半端にしか記憶がないので、戸惑っています。

【鏡月 奏】 「……でも、同時に『このままでいいのかな?』って思ってた。だから、ごめんね。月読」一歩、踏み出して。
【鏡月 奏】 「私はみんなが大好き。でも、君は少し違う。……愛してる。だから『ずっと一緒にいよう』。月読。……みんなで」

【鏡月 奏】 「依理ちゃんを、生き返らせて…! 私は、みんなを信じる! この楽園が終わっても、ずっとみんなと一緒にいるって!」
付き纏う恐れをかき消すかのように、裂帛の気合と共に叫びます。

【水波カオル】 「……うん、いいよ」

【黒井 依理】 奏の言葉に、その願いに。珍しく目を瞠り、言葉を失ったように動きを止めます。
「……、ありがとう。そーちゃん。」
けれど、それも、僅かな時間のこと。その言葉を最後に忍としての記憶を取り戻して、自らが始めに為すべきことは。

【GM】 ――「時檻」の解除条件が満たされました――
現時点を以って、カオルを始めとして、全員に閉じ込められる「前」の記憶が蘇ります。
それに伴い、カオルのデータを一般人から上忍相当、生命力10点のエネミーへ変更します。得意分野は忍術。忍具は1個です。

クライマックスフェイズ ラウンド1


【GMダイス】 [戦場:極地。宇宙や深海、溶岩、魔界など。ラウンド終了後GMは1D6を振り経過ラウンド以下の場合、戦場にいるキャラクターは1点のダメージを受ける。この戦場から脱落した場合、無作為に変調を受ける] (1D6 → 6 = 6)

【GM】 部室に、いや、「時檻」に亀裂が入ります。目の前の光景はその亀裂に吸い込まれるように消えていき、この場は「極地」となります。

【水波カオル】 「ああ。……解いちゃったか」

【室戸 健司】 「カオル、――いや、月読……!!」
記憶のすべてを取り戻して、彼の中の糸はすべて繋がって、そうして彼がカオルへ向ける視線は、紛れもなく殺意のそれ。

【鏡月 奏】 …………眼を閉じて「前」の記憶。正しい過去の記憶が蘇ります。……眼を開けて、しっかりとカオルを見ます。
「……。戦わないと、いけないの?」

【水波カオル】 カオルは皆を見回し、最後に奏へ視線を向けて言いますよ。
「勿論。逃がしてくれる、なんて今更ないだろう?」

【鏡月 奏】 「…………」カオルの質問には答えません。無言で、小刀を両手に構えます。

【室戸 健司】 「無いね」奏への問いを、答えるのはこちらだ。
「そっちも、僕等を逃がす気は無いんだろうしな」

【水波カオル】 「どちらかが逃げても、遅かれ早かれまた対峙することになる」

【諸星 真琴】 「……あ、え……?」奏の言葉と同時に、くしゃっと髪を掴むように頭を抑えます。
今まで幾度と無く繰り返した記憶が奔流するように蘇り……「あれ、ボク……は……」

【諸星 真琴】 そして、『月読』の部下としての記憶を取り戻します。「そうだ、月読様……!」

【檻姫 大輔】 時檻が解けたやいなやばくん、とギターケースを開けて。
「……『月読』『契兎』テメーらにはそれぞれ1つずつ聞いておきたいことがある」
ギターケースにはケースよりも一回り小さいギターと、カモフラージュのように凶器類がたくさん入っています。

【檻姫 大輔】 「――てめえは、どうして、依理を殺したッ!!」
吸い込まれる景色、広がっていく極地の世界に怯むことなく戦闘準備。

【黒井 依理】 極地に靡く長い髪、振り抜く指先に煌く銀光。生き返った彼女は檻姫の激昂にうっそりと目を細めて。
「……全く、こんな時にまで私情に走るだなんて、君の方もなかなかだ」と、最早先輩ではなくなった檻姫に向けて。

【水波カオル】 「“忍び”にそれを聞くかい、大ちゃん。 君達は一度俺達に挑んだ、そして負けたんだよ」

【諸星 真琴】 月読の横に降り立ち、焦ったような面持ちで。
「月読様っ……ボクは、今まで何も知らずに何度も何度もっ……!」

【水波カオル】 「……いいよ。許す。もうちょっと念入りにやっとくんだったかな?慣れないことするとどうもいけないや」

【諸星 真琴】 「でも、これからはまた月読様の為に頑張りますよぅ!」
兵糧丸で戦術を回復。大振りなクナイを両手に番えて高速機動に入る!

【水波カオル】 「――おいで、そーちゃん。みんな。」カオルが高速起動に入ります。

【鏡月 奏】 「……解った。行くよ、カオル君」

【室戸 健司】 「行くさ、呼ばれなくたってね」だん、と、必要以上に強く靴音を鳴らして――高速機動へ。

【檻姫 大輔】 ギターと凶器類を取って装備するとギターケースをがん、と蹴って何処かへやる。
「来いよ――ぶち殺してやんよ」しゅん、とわざとらしく姿を消す。彼は派手な忍術が好きなのだ。

【黒井 依理】 「……二度と、不覚を取りはしないさ」と、地を蹴り上げるその動作は、舞にも似たそれ。

【鏡月 奏】 例によって影分身使うよ。

【奏ダイス】 (2D6 → 1 + 5 = 6)

【諸星 真琴】 えーと、影法師使います。歩法5で対象は健司!

【真琴ダイス】 (2D6 → 6 + 5 = 11)

【諸星 真琴】 成功ですよぅ!

【鏡月 奏】 鞍馬か。

奏は影分身の結果、5を選択。

戦闘参加:奏、大輔、健司、依理、カオル、真琴 逆凪:なし 脱落:なし
プロット 死地
    大輔、依理     カオル 奏、真琴、健司    


プロット5:奏、健司、真琴


【室戸 健司】 「――行けッ!」かつて部室の窓だった空虚な枠から、忍犬が現れてカオルへ飛びかかる。
当人は学生服の裏側から数枚の呪符を抜き、忍犬の動きに追従させるようにカオルへと投擲。
使役術+揺らし、鳥獣術で5。

【健司ダイス】 (2D6 → 5 + 2 = 7)

【水波カオル】 回避は兵糧術から6です。

【カオルダイス】 (2D6 → 3 + 4 = 7)

【水波カオル】 猫の餌を忍犬にぶつけて隙を作っておきます。

【室戸 健司】 忍犬が餌ぶつけられて訳も分からず悲鳴を上げてる。呪符は猫の餌に張り付いて燃えた。

【諸星 真琴】 まずは陽炎を使います。刀術から5!
「ボクが果てても……それで月読様に繋ぐ事が出来るのならっ……!」

【真琴ダイス】 (2D6 → 1 + 2 = 3)

【黒井 依理】 ぶっwwww

【檻姫 大輔】 おいそれが月読様にささぐ愛か……!

【諸星 真琴】 え……月読様ー。確か遁甲符持ってたような気がするんですが……。

【黒井 依理】 果てても月読様に繋ぐことが出来るなら、じゃないんですか。

【水波カオル】 斬って捨てていいかな(……) つ遁甲符 いきなり忍具切れとはこの世界は地獄だぜ。

【諸星 真琴】 あざーっす!契兎ちゃん頑張りますよぅ!そしてもう一回刀術から5!

【真琴ダイス】 (2D6 → 2 + 1 = 3)

【檻姫 大輔】 だからそれが月読様にry

【室戸 健司】 これはひどい。

【諸星 真琴】 ……泣いていいかい?

【水波カオル】 ひたすら報われない子だなあ。

【鏡月 奏】 では、接近戦攻撃を真琴に。生存術から5!

【奏ダイス】 (2D6 → 4 + 4 = 8)

【鏡月 奏】 陽炎を出すよりも早く、奏の右腕が鉱石に覆われた巨大な蜘蛛の足に変化します。
痛みと、流れ込む獣の思考に耐えながら、それを真琴へ振るいます。

【諸星 真琴】 だけど、このターン中は回避は出来るだろう!逆凪を喰らいつつも調査術10で回避してみるよ!
折角なんで修正ください。

【水波カオル】 えー、まあいいか。あげるよ。感情修正+。

【諸星 真琴】 追っ手の情報ぐらい調査済みなんだよぉ!逆凪喰らっても受け止めるくらいはできる!

【真琴ダイス】 (2D6 → 2 + 3 + (1) = 6)

【諸星 真琴】 ……できませんでした。

【GM】 できてませんね。ダメージを受ける分野を決定して下さい。

【黒井 依理】 っていうか三回ファンブルしとるで、この子。

【檻姫 大輔】 …君、僕と一緒に低プロットで遊ばない?(←)

【奏ダイス】 [分野:器術] (1D6 → 1 = 1)

【鏡月 奏】 ちぃ!;

【黒井 依理】 残念です。

【諸星 真琴】 ふぅ……器術は潰れてるので忍術を潰す。

戦闘参加:奏、大輔、健司、依理、カオル、真琴 逆凪:真琴 脱落:なし
プロット 死地
    大輔、依理     カオル 奏、真琴、健司    


プロット4:カオル


【水波カオル】 追加忍法の奥義から「獣化」を使います。指定特技は「意気」5。
見切り判定をする方はどうぞ。「揺音」でマイナス1です。

【カオルダイス】 (2D6 → 3 + 1 = 4)

【檻姫 大輔】 うわあ……

【黒井 依理】 ええと、これって見切っていいの?(……)

【水波カオル】 「不動」で逆凪にはなりません。見切る方はどうぞ。

【黒井 依理】 暗号術6だ。

【依理ダイス】 (2D6 → 5 + 4 = 9)

【黒井 依理】 見切りました。全員共有です。

【水波カオル】 では、続けましょう。そうだなあ、奏に接近戦攻撃、指定特技は変装術5です。

【カオルダイス】 (2D6 → 2 + 6 = 8)

【鏡月 奏】 隠形術から6だね。凪か回避か。判定。

【奏ダイス】 (2D6 → 2 + 2 = 4)

【鏡月 奏】 凪った。分野決めて。

【カオルダイス】 [分野:戦術] (1D6 → 5 = 5)

【水波カオル】 奏は戦術を潰してください。
演出したいところですが、接近戦攻撃の出番があるとは思って無かったので考えてません。変装術で攻撃ってどうやるんだろう?

【檻姫 大輔】 猫に。

【室戸 健司】 一瞬だけ月読じゃなくて「カオル君」っぽくなって油断させる。

【水波カオル】 「にゃー。 ……いや、流石に今のはなかったな。」(……)

【鏡月 奏】 はうっ、可愛い……ねえよ!!
「!?;」驚愕してあっけに取られて、動きが止まりますよ(…)

【GM】 このセッションは大いにPLの皆様方のご協力で成り立っております。多謝多謝(…)

戦闘参加:奏、大輔、健司、依理、カオル、真琴 逆凪:真琴、奏 脱落:なし
プロット 死地
    大輔、依理     カオル 奏、真琴、健司    


プロット2:大輔、依理


【檻姫 大輔】 高速機動で走りながら彼はギター弾いてます。
「――闇を切り裂いたー、稲妻の刃ァー……」
ぼそぼそと歌っているのが聞こえるでしょう。

【黒井 依理】 「……無粋な男ばかりだよ。愛する人を襲うなんて酷いじゃないですか、ねえ、『センパイ』?」
言葉を紡ぎながら、舞うように伸ばした腕から放つ針。
『驟雨』。範囲攻撃、対象は真琴とカオル。

【諸星 真琴】 謀術と戦術を潰す。月読様の見切りに感情修正!

【水波カオル】 「『時檻』を解いた時点で今更だろう?」
2点削られます。見切りは記憶術から6。

【カオルダイス】 (2D6 → 5 + 3 + (1) = 9)

【諸星 真琴】 情報共有で真琴も情報会得するよ。

【水波カオル】 言い放った直後、針を全身を受けますよ。「ああ、思いだした。痛かったんだよねえ、これ」

【黒井 依理】 「粋な男は、そういう細かいことを言わないものなんですよ」
言ってから、彼の言葉には「後輩」としてでなく。
「……私はもっと、痛かったけどねえ?」

【檻姫 大輔】 「眠れない夜なんて、蹴飛ばしてくッ!!」ぎゃん、とギターを思い切り弾くと可愛い少女が二人現れるよ!
「音喚『オリジナルサモン/サンダーガール』ッ!!」
制服姿の少女とロングスカートの少女がカオルと真琴にそれぞれ雷を放つ!

【檻姫 大輔】 奥義、範囲攻撃だよ。隠し特技は「召喚術」!

【黒井 依理】 カオルの範囲攻撃見切りに感情修正マイナス1。

【水波カオル】 同じく記憶術で6、おっと修正か。

【カオルダイス】 (2D6 → 6 + 1 + (-1) = 6)

【黒井 依理】 あら惜しい。

【檻姫 大輔】 ッチィ、ギリギリ成功かよ!

【諸星 真琴】 ちょっ……生命力0で脱落!

【水波カオル】 「何のアニメキャラ、ああ、アニメじゃないんだっけ」これで残り6点ですね。

【檻姫 大輔】 「――っちくしょう、俺のギター術披露がまさかこんなとこが初かよ……くっそ」
チッ、と謎の舌打ちをしながらぎゅい、と弦を止める。すると少女はしゅん、と消えて。
「某動画のキャラだよッ!」大輔も消えるよ。

【室戸 健司】 「なかなか派手だねえ――前に見た時も、思ったけどさ」
二人の攻撃を見ながら、脳裏に蘇るのは以前の戦いの記憶。

【黒井 依理】 「私の方は、彼には負けると思うけどねえ?」
健司に答えつつ再び、幻惑を凝らした高速機動で姿を消す。

【室戸 健司】 「僕と比べてだよ。どうもそういう華々しいのは、僕には向いてないみたいでな」
やはりどこか冗談めかした声、いつ攻撃が飛んでこようとも高速機動に入れる状態。

【黒井 依理】 「そういう風に地味でありつつ堅実なのが君だろう。」
「……君の魅力でもあるだろう?」くすくす、一見緊張感なく笑いながら、瞳はカオルを捉えて離さない。

【室戸 健司】 「…………」些か答えに詰まったか、困り顔を隠さずに。
「さあ。前半は分かるけど、後半は僕自身の見ることじゃないから、よく分からないな」
二人につられるかのように、こちらも足を踏み出すと同時に姿を消す。

【黒井 依理】 「魅力は自覚した上で使いこなすものだよ。なかなかに便利さ」
大輔の消えた先ちらり、見遣ってから。「……まあ、彼はいささかやり過ぎなきらいはあるけどねえ」

【室戸 健司】 「流石は多羅尾、抜かりないねえ」冗談とも、本気の賞賛ともつかない口振りを。

【鏡月 奏】 「…………」
不安そうに、3人を見ています。予感していたけれど、やはり恨んでいる……。

【GM】 極地判定です。

【GMダイス】 (1D6 → 6 = 6)<=1

【GM】 ダメージはありません。真琴の扱いを決定して下さいね。

【諸星 真琴】 死亡か脱落かは大輔が決めてください。

【鏡月 奏】 ああ、死亡させるなら「かばう」使うからな?

【諸星 真琴】 何でだろう、庇われるのに寒気がしたぞ。

【檻姫 大輔】 あ、俺が選ぶのか……ふんふん。いいよ、脱落で。

【諸星 真琴】 逆凪で動けない体に針が刺さり、さらにそれが避雷針となって雷が真琴を襲います!
「つく……よ、み……様……やっぱり……ボク、駄目な部下だったみたいです……よぅ……」バッタリと倒れます。

【水波カオル】 「でも面白い仲間だったよ。……ごめんね、また明日」

【鏡月 奏】 「……真琴さん…!」
檻姫を見ます。殺すつもりなら身を挺してでも庇おうとするつもり。

【檻姫 大輔】 ぐい、と真琴の体を、比較的穏やかに起こして危なくない場所に安置しよう。
死亡はしてない。女の子にはなんだかんだで優しいのさ。
「……さて。これでやっと心置きなくやれる……か?」がきん、と手を慣らすと……
「……そうでも、ねーか……」うーん、複雑。

【GM】 真琴は「脱落」ということですね。

クライマックスフェイズ ラウンド2


【鏡月 奏】 影分身!

【奏ダイス】 (2D6 → 1 + 2 = 3)

【黒井 依理】 ファンブルじゃなくて、よかったね。

戦闘参加:奏、大輔、健司、依理、カオル 逆凪: 脱落:真琴
プロット 死地
    大輔   依理 健司、カオル    


プロット5:健司、カオル


【室戸 健司】 追加忍法より「必中」をカオルへ、揺らしもつけよう。
で、回想シーンやるのでその間に依理さんは愛情補正よろしく。

【黒井 依理】 了解。

PC3 室戸 健司
【使命】:文化祭を成功させる
【秘密】:あなたは良く夢を見る。それは「月読(つくよみ)」と呼ばれる人物の夢だ。
夢の中のあなたは、「月読」への殺意に溢れている。
あなたの【本当の使命】は、「月読」を倒すことである。

【室戸 健司】 ――不可解だった。自分はどうして毎夜、こんなにも執拗に「彼」を殺め続けるのか。
それは真琴が、何も知らぬ「彼」を殺す よりも遥かに回数の多いことだったのでは、と思う。

【室戸 健司】 時には刀で微塵に切り裂いて、時には生きながらにして犬に喰らわせ、時には呪符のもたらすあらゆる災厄に晒して、己の内を 駆け巡る激しい殺意をぶつけていた。
『月読』、と、彼の名を叫びながら。その夢の道筋はいつも、決まっていた。
しかし今なら、分かる。この殺意の出所は一体何処なのか。――それは、愛した女を殺された復讐心に他ならない。

【室戸 健司】 一目惚れ、だった。忍務の中途に出会った仇敵、それも多羅尾女学院生に。馬鹿馬鹿しい話とも思ったけれど。
それでも、自分 が彼女に何かを感じて、そして彼女が目の前で殺されたことは、揺るぎようのない事実だった。
『時檻』の力を持ってしても、中途半端にしか封印の出来なかったほどの、強烈な怨恨の記憶。復讐を果たしたいという、激烈な欲求。
――その断片が、あの夢だ。そして、『時檻』の中でまで持ち続けた、自分の恋情だ。

【室戸 健司】 それが叶うことは、きっともう無いのだけれど。――それでもいい。それを決めたのは自分だ。しかしそれはまだ力となる。
今度こそ依理を守りきってみせる、そのための力として!!

【黒井 依理】 「君はさ。不器用でさ、堅物でさ、融通が利かなくてさ、真っ直ぐでさ。大違いだ」
誰と、とは言わない。届くとも思わないまま、けれど。
「――だから、大好きだよ」その声を、きっと彼は拾うのだろう。彼女の本意と異なって。
健司に感情修正+1!

【室戸 健司】 それを彼がきちんと聞き届けたのかどうかは、彼のみが知るのだろう。
学生服のそこかしこに仕込まれているらしい呪符は、その強い感情へと呼応する。命ずるまでもなく、無数の刃へと変じてカオルを襲う!!

【健司ダイス】 (2D6 → 2 + 5 + (4) = 11)

【室戸 健司】 指定特技は「仕込み」。……呪術に見えただろ?すまない。

【鏡月 奏】 うおっ!; これは凄いな。

【黒井 依理】 クリットじゃないと回避不可だろう、これ。

【水波カオル】 見切りはしません。回避もしません。「悪食」を使います。兵糧術5。

【カオルダイス】 (2D6 → 3 + 3 = 6)

【檻姫 大輔】 …うげ。まじかよ。

【水波カオル】 カオルが腕を振るうと、あたかも始めからそこにあったかのように彼の手に刀が握られています。
直後、刃と化した呪符は秘刀「月読」に力を吸われ地に落ちますよ。 生命力8にまで回復します。

【鏡月 奏】 「悪食……隠忍の忍法…!?」

【黒井 依理】 「……いやあ、えげつないねえ。人の想いを呑み込むかのようだよ」
たしん、地へと降り立って、カオルが生命力を吸い取るさまを眺めている。

【檻姫 大輔】 「ぐぇ、めんどくせー……直接殴らなきゃいけないのかよ」べぇ、と舌を出して。
「はあ。全く……」ぶつぶつ。めんどくさがりなんだぜ、彼は。

【室戸 健司】 ひらひらと力無い木の葉のように、呪符は異界の地面へと舞い落ちる。
それを見遣るこちらの表情は険しく鋭い殺気を備える。向けられる刀の鋭さにも劣らぬとばかりに。

【水波カオル】 再び、追加忍法の奥義から「獣化」を使います。
指定特技は「意気」5。破りたい人はどうぞ。

【カオルダイス】 (2D6 → 1 + 1 = 2)

【黒井 依理】 おめでとう。

【鏡月 奏】 破るまでもないな。

【SM】 月読様ぁー!何でそんなに獣化失敗するんだよぉ!

【水波カオル】 こりゃあ駄目かもわからんね。通します。

戦闘参加:奏、大輔、健司、依理、カオル 逆凪:カオル 脱落:真琴
プロット 死地
    大輔   依理 健司、カオル    


プロット4:奏


【鏡月 奏】 ……接近戦攻撃を使います。生存術から5。

【奏ダイス】 (2D6 → 4 + 5 = 9)

【水波カオル】 「あまり好きじゃないんだけどね――ぐっ!?;」
たぶん呪符に込められた想いまで吸ったせいで動きを阻害されたんでしょうね。
 逆凪なので回避できません、これで7点です。

【室戸 健司】 「呪いを自分から吸い取るなんて、随分と余裕のある真似をするじゃないか?」言う声は冷笑的に。
「――これでも比良坂古神道流、簡単に破れると思って欲しくはないね」

【鏡月 奏】 「…………っ……!」何かを振り払うかのようにカオルへ突進。
背中が隆起し、虎の様に変化し、そこから鎌が生えます。それでカオルを切り裂きますよ。

【水波カオル】 抵抗できずに切り裂かれますよ。「そーちゃんこそ、まるで隠忍みたいじゃないか」


プロット3:依理


【黒井 依理】 そんな二人の様子を見遣りながら、言葉を発することはない。
範囲攻撃『驟雨』、対象はカオル。奏の攻撃を喰らったところに追い打ちの一撃、叩き込む針の雨。

【鏡月 奏】 「……そうだね」苦笑を浮かべますよ。
「よく言われたけど、私は人間だよ」

【水波カオル】 5点になります。
「あたた、やっぱり怒ってるや。……うん、知ってる」


プロット1:大輔


【檻姫 大輔】 「っはァ……ったく、やっとまともな忍術見せられるよなァ」
ため息をついたあとに目を見開く、真剣な眼差し。すると大輔の姿が掻き消え、カオルを三人の大輔が囲む!
「集団戦攻撃」分身の術5。

【大輔ダイス】 (2D6 → 1 + 1 = 2)

【檻姫 大輔】 おい…… おいまともな忍術よ……。

【黒井 依理】 ……まあ……その……しかたないね。

【水波カオル】 ……。

【室戸 健司】 ざんねんだったね。


【GM】 極地判定です。

【GMダイス】 (1D6 → 4 = 4)<=2

【GM】 極地ダメージはありません。


→第八章へ