GM
それでは
GM
シノビガミセッション『出口なし』
GM
始めていきましょう。
GM
よろしくお願いします!
GM
導入の前にPC紹介からやっていきます。
GM
今回はPC2からやっちゃいますね。
GM
HOはこちら。
GM
■PC2 推奨:自由
・使命:【PC1に記憶を取り戻させる】
・導入:
あなたはこの病院の医師である。何らかの理由で隠れ潜む忍者であったあなたは、同情か仁愛か気紛れか、数か月前にPC1を匿い、その主治医をつとめてきた。
体の傷が癒えたというのに、PC1は何らかのショックで起きた記憶障害に悩んでいる。
あなたの【使命】はPC1に記憶を取り戻させることだ。
GM
これこのようになります。
PC2、紹介していきます。
須磨 梓
須磨 梓(スマ アズサ)です。
須磨 梓
……何から話しましょうか。あまりこういった自己紹介などしないもので……
須磨 梓
医者をしています。病院の……あまり外から人も来ない、辺鄙な山奥の病院です。
須磨 梓
みな、よい人ですよ。お世話になっています。看護師さんも、患者さんも……
須磨 梓
いえ、まあ、診察する側は私ですが。
須磨 梓
あとは、ええと……
須磨 梓
あっ
須磨 梓
笑顔、でしたね。はい。医者ですので……
須磨 梓
忘れないように。努めます。
須磨 梓
よろしくお願いします。
須磨 梓
http://character-sheets.appspot.com/shinobigami/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYjOvwxQQM
須磨 梓
以上。ありがとうございました。
GM
それでは次はPC1ですね。HOを貼ります。
GM
■PC1 推奨:自由
・使命:【記憶を取り戻す】
・導入:
あなたは数か月前PC2に救われ、この病院に入院している患者である。
何か大きな罪を犯したのに、それが何なのか思い出せない。
何らかのショックによる一時的な記憶障害だろうと医師は言う。
あなたの【使命】は記憶を取り戻すことである。
GM
では紹介よろしくお願いします。
秋絶 未緒
秋絶 未緒(アダチ ミオ)です。
秋絶 未緒
この病院でお世話になっている入院患者です。名前以外のことは…正直思い出せないことが多くて。
秋絶 未緒
でも梓先生は良くしてくれているし不安はそんなに無いかな。
秋絶 未緒
目下の目標は記憶を取り戻すこと。先生の言うことをよく聞いて、俺なりに頑張ってみるよ。
秋絶 未緒
…タバコはやめろって?いやあ、ハハハ。
秋絶 未緒
以上です。
秋絶 未緒
https://character-sheets.appspot.com/shinobigami/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEY7rmk1gQM
GM
はあい! ありがとうございました。
GM
ではこの二人で今回シノビガミ「出口なし」、やっていきましょう。
検めまして、よろしくお願いします!
GM
◆今回導入
GM
とある地方の山中。ぽつりと建つ古びた木造の病院の入院病棟、2階の203号室。
ベッドに腰掛けた患者の傍らに、ひとりの医師が腰掛けて話を聞いている。
患者は言う。何か大きな罪を犯したのに、それが何なのか思い出せない。
静かな病室で、カウンセリングは続く。

病室の外に人影はない。長い廊下を見渡しても、階下に降りたとしても。
生きて動く者は一人もいない。
ただ、203号室から、話し声がぽつぽつと無人の廊下に漏れ聞こえている。

(――数か月前、忍務の帰途で大怪我を追った忍者をこの病院の医師の1人が保護した。
 隠れ潜む忍者であったその医師は、同情か仁愛か気紛れか、傷ついた忍者が身元を隠して心身を癒せるように尽力した。
 病院の人々は患者をあたたかく遇し、忍者は生まれて初めて味わうような静かで安らかな日々を過ごした。
 その束の間の静穏が、壊れる日までは)

その日壊れたものは、ほんとうは何だったのだろう。
真実は何処に?

――さあ、先生。あなたの患者が待っています。
GM
 
GM
◆導入フェイズ
須磨 梓
2d6 (2D6) > 6[1,5] > 6
GM
04~05:古い木造の入院病棟、203号室。ひどく静かだ。会話の間に落ちる静寂が胸に刺さるほどに
GM
とある晩夏の昼下がり。
GM
夏の名残の風が薄色のカーテンを揺らし、あなたの頬を撫でる。
GM
涼しさよりも生ぬるさを感じさせるゆるやかな風。
GM
行き場なく吹き溜まる空気の只中にあなたは医者を待つ。
秋絶 未緒
「そろそろ回診の時間かな」
秋絶 未緒
「…ぬるいな、今日は。」
GM
あなたの呟きに応えるものはない。
静寂に包まれた木造建築の一室に、今はたったひとり。
秋絶 未緒
立ち上がり、窓辺から外を見上げている。
GM
新緑の季節はとうに過ぎた。
GM
日に透かされた木々の葉は青々しさを失いながらも、未だその葉を落とす気配はない。
秋絶 未緒
「…秋が来るには少し早いな。こう言う季節のことはなんと言うんだったかな」
秋絶 未緒
「…まあいいか。」
秋絶 未緒
「…今日は遅いな、梓ちゃん」
秋絶 未緒
「あ、違う。梓先生」
秋絶 未緒
ベッドに戻り、待っている。
GM
往来を待ちわびるあなたに応えるように。
GM
遠く床を軋ます、規則的な足音が届く。
GM
一歩一歩。踏みしめるような歩き方をする。このリズムにももう慣れた。
GM
これ以外を聞かなくなってより、どれほどの時間が経ったものか。
GM
思索を巡らすより先に、
GM
ノックの音。
須磨 梓
「回診です」
秋絶 未緒
「はーい」
須磨 梓
「ちゃんといますね、秋絶さん」
須磨 梓
「入りますよ」
秋絶 未緒
「どうぞ」
須磨 梓
しっかりと返事を待ってから、扉が開かれる。
須磨 梓
四角四面のまっすぐな眼差しがあなたを捉えて、
須磨 梓
思い出したように笑みを作る。
須磨 梓
「こんにちは」
須磨 梓
「今日のお加減はいかがでしょう?」
秋絶 未緒
「はい、こんにちは」
須磨 梓
バインダーを片手に、あなたの隣へと歩を進める。
秋絶 未緒
「うーん、特に変わりなく、だね。」
須磨 梓
椅子を引っ張り出して腰を下ろす。
脚を組むことはしない。行儀正しく膝頭を揃える。
須磨 梓
「変わりなく……、ですか」
秋絶 未緒
座るあずさを眺めニコニコと笑っている。緊張感はない。
須磨 梓
対照に、背筋はぴんと伸びている。
秋絶 未緒
「そうですねえ、はい。何も変わらないかなあ。」
須磨 梓
薄い身体に、少し持て余すような白衣のサイズ。
秋絶 未緒
人好きする笑みで、なんでも無いように。
須磨 梓
「そうなりますと……」視線を落として考え込む。
須磨 梓
「記憶の方も相変わらず、ということですか」
秋絶 未緒
「そうですね。俺には何も変わりがありません。」
秋絶 未緒
「まあ特に困ることもないんですがね。」
須磨 梓
「そこは困ってください」
須磨 梓
「いつまでもずっと病院暮らしだなんて……」
須磨 梓
「何か、目標とかないんですか? 退院してしたいことだとか」
秋絶 未緒
「やりたいことかあ」
秋絶 未緒
「先生は?」
須磨 梓
「…………」
須磨 梓
「私は医者ですので」
須磨 梓
「このように、患者さんのご快復に努めておりますよ」
秋絶 未緒
「いや、やりたいことはないの?」
秋絶 未緒
自然に、間合いをつめる。
秋絶 未緒
親しみを感じる距離
須磨 梓
少し眉を寄せる。
秋絶 未緒
「人の話を聞くのも記憶のヒントになりそうでさ」
秋絶 未緒
「俺は正直、思い出せないからやりたいことってわからなくて」
須磨 梓
「ヒント」
須磨 梓
「……記憶のヒント、ですか」
秋絶 未緒
「そうそう。何かのきっかけで連鎖的にってことがあるでしょう?」
秋絶 未緒
「だから、梓先生の話を今日は聞いてみたくてね」
須磨 梓
「…………」
須磨 梓
「では、そうですね」
須磨 梓
「いいでしょう」
須磨 梓
「でも、少しばかり足りません」
須磨 梓
「足りないの」
須磨 梓
虚空に。爪弾くような声を放ってみせて。
秋絶 未緒
「足りない?」
須磨 梓
「はい」
須磨 梓
「……ですから」
秋絶 未緒
意図がわからないな、の顔。
須磨 梓
「少しばかり、刺激を強く行きましょう」
秋絶 未緒
「刺激を?」
秋絶 未緒
また何か言い出したな、という顔。
秋絶 未緒
わかる人にはわかる程度の。
須磨 梓
「大丈夫です」笑い返す。
須磨 梓
「だって私たち、本当は」
須磨 梓
「こういうのの方が、本質でしょう?」
須磨 梓
*メインフェイズ第一サイクル第一シーン、梓の手番。
 未緒に戦闘を仕掛けます。
GM
◆メインフェイズ第一サイクル第一シーン
 行動:須磨 梓
須磨 梓
BT 戦場表を振ります。 戦場表(2) > 水中:海や川や、プール、血の池地獄など。この戦場では、回避判定に-2の修正がつく。
GM
戦場は水中。上記のように回避判定に-2の修正です。
GM
メインフェイズの戦闘シーンは参加キャラクターの人数でラウンドが決まります。
今回は二人なので2ラウンド。2ラウンドの間に生命力を1点でも失った方が脱落となります。
最後まで残った側が勝者。
GM
どちらも生命力を失わずに終わり、脱落がない場合は勝者なしとなります。
GM
◆ラウンド1
須磨 梓
プロットOKです
秋絶 未緒
プロットOKです
[ 須磨 梓 ] がダイスシンボルを公開。出目は 5 です。
[ 秋絶 未緒 ] がダイスシンボルを公開。出目は 4 です。
GM
◆ラウンド1
 プロット5:梓 4:未緒
須磨 梓
*影薙>未緒
須磨 梓
2D6>=5 (判定:潜伏術) (2D6>=5) > 12[6,6] > 12 > スペシャル(【生命力】1点か変調一つを回復)
須磨 梓
1d6 ダメージダイス♥ (1D6) > 3
GM
-2つけて回避をどうぞ……
秋絶 未緒
2D6-2>=7 (判定:医術) (2D6-2>=7) > 2[1,1]-2 > 0 > ファンブル
須磨 梓
接近戦ダメージなので分野ランダムです。振ります。
須磨 梓
RCT ランダム分野表(2) > 体術
須磨 梓
RCT ランダム分野表(4) > 謀術
須磨 梓
RCT  ランダム分野表(4) > 謀術
須磨 梓
謀術が被ったので体術と謀術とあと1分野好きなところをどうぞ。
[ 秋絶 未緒 ] 体術 : 1 → 0
[ 秋絶 未緒 ] 謀術 : 1 → 0
[ 秋絶 未緒 ] 戦術 : 1 → 0
須磨 梓
病室に滞留するぬるい空気が、
須磨 梓
不意にどろり、と重くなる。
須磨 梓
その場に在るものにまとわりつき、その身を縛るような不快感。
秋絶 未緒
「ひどいなあ」
須磨 梓
梓もそれを感じている。その上で、確かな意思をもって振り切る。
須磨 梓
ペンを握りしめ、腕を振るうて、
須磨 梓
未緒の胸元へ一閃。
秋絶 未緒
「お医者さんが患者を殴るって、いいの?」
秋絶 未緒
笑ってはいるが、結構痛そう。眉根を寄せている。
秋絶 未緒
いつもの穏やかな笑みは、剣呑な光を宿した。
須磨 梓
「嘘つき」
須磨 梓
「本当にそんなふうには、思っていないくせに」
須磨 梓
*ダメージを受け、未緒は脱落。梓が勝者となります。
須磨 梓
*戦果の宣言。
須磨 梓
*プライズ『記憶』を未緒へと譲渡します。
GM
*プライズの秘密が公開されます。
GM
【秘密:『記憶』】
このプライズの真の名称は『罪』である。下記文中の「あなた」はその時点でのこのプライズの持ち主を指す。
このプライズを手に入れたタイミング(配布時を含む)が訪れるたび、持ち主は下の「」内の文章中の、任意の一つの[ ]の中を消して好きに書き換えてよい。この時、書き換えた[ ]についている番号を消去すること。番号の消えた[ ]内は以降上書きされない。

「あなたは(1)[3日前]、(2)[あなたの所在を突き止めた追手が迫っている事を知り、あなたの情報を知る者を消す]ために、この病院の人々を全て殺した。あなたは(3)[慣れた手際で、人形のように首を落として]彼らを殺した。
目の前の相手だけは殺さなかった。[かつて失った大切な人とその姿を重ねてしまっていた]からだ。記憶の混乱の治療にはもっと時間を掛けたかったが、今日までが限界だった。あなたは(5)[痕跡を消すため、既に病棟の下階に火を放った]。
 これこそが、これだけが、(6)[ 真実 ]である。」
GM
(4)を変更しています。
GM
◆メインフェイズ第一サイクル第二シーン
 行動:秋絶 未緒
須磨 梓
ぎし、と
須磨 梓
古びたベッドの軋む音がする。
須磨 梓
あなたに傷を負わせた凶器を手の内のままに、
須磨 梓
タイツの膝がマットレスを沈ませる。
須磨 梓
密着する、その寸前の近さで。
須磨 梓
あなたの顔を覗き見る。
須磨 梓
その顔にもはや作った笑みはない。
秋絶 未緒
「大胆ですねえ、先生?」
須磨 梓
「…………」
秋絶 未緒
「どういったつもりで?俺はバイオレンスにされて喜ぶ趣味じゃ無いなあ」
秋絶 未緒
あくまでいつものような軽口。
秋絶 未緒
目は、そらさない。
須磨 梓
「そう」
須磨 梓
「あなたは、あくまでそのようにするのね」
秋絶 未緒
「…」
秋絶 未緒
「君がそうさせるから、ねえ。」
秋絶 未緒
梓の秘密をぬきます
秋絶 未緒
2D6>=5 (判定:結界術) (2D6>=5) > 2[1,1] > 2 > ファンブル
[ 秋絶 未緒 ] 忍具 : 2 → 1
秋絶 未緒
神通丸使う!!!!!
GM
どうぞ……!
秋絶 未緒
2D6>=5 (判定:結界術) (2D6>=5) > 6[1,5] > 6 > 成功
GM
はい、梓の秘密が抜かれます。
GM
【秘密:須磨 梓】
あなたには分かっている。罪を犯したのは実は彼ではない。あなただ。
PC1は、あなたが病院の人々を殺戮したショックからか記憶に混乱をきたしている。事件の記憶の中の犯人、つまりあなたを、自分自身と取り違えてしまっているのだ。
主治医として、彼が自ら思い出せるよう少しずつカウンセリングを続けていたが、タイムリミットが迫っている。
あなたは決断した。彼の記憶を修正し、思い出させねばならない。もう手段は選ばない。彼に憎まれ追われることになろうとも、それがあなたへの罰となり贖罪の手段となるだろう。
あなたの【本当の使命】は、あなたからPC1にプライズを渡し、かつ最終的なプライズの所持者となることだ。
須磨 梓
身を引いた。
秋絶 未緒
ー彼女は本気でそう思っているのか。
須磨 梓
眼差しに迷いはなく、惑いはなく、躊躇いはなく。
秋絶 未緒
ーならば、自分のやるべきことは。
須磨 梓
あなたがそう在るのと同じように。
秋絶 未緒
「梓先生」
秋絶 未緒
「…梓ちゃん」
須磨 梓
眉を寄せる。
須磨 梓
「先生ですよ」
須磨 梓
「私は」
須磨 梓
「もっと」
須磨 梓
「ちゃんと、敬ってください」
須磨 梓
「そうでしょう? 患者さん」
須磨 梓
「秋絶さん」
須磨 梓
言い含めるような声音。
秋絶 未緒
「それはできないなあ、梓ちゃん」
須磨 梓
「…………」
秋絶 未緒
人好きのするいつもの笑み
須磨 梓
笑みはない。
秋絶 未緒
「君が一番わかっているんじゃないのかな?梓ちゃん」
須磨 梓
「……話を」
須磨 梓
「しましょうか」
秋絶 未緒
「君は、先生なんて呼ばれる人じゃ無いだろう?」
須磨 梓
「聞きたいのでしょう?」
秋絶 未緒
「うん 聞かせてもらおうか」
須磨 梓
「やりたいこと」
須磨 梓
「私の、したいことと言っていましたね」
秋絶 未緒
カウンセリングをする医師のような、穏やかな口調で応える。
秋絶 未緒
「ああ、君の話を聞かせて?」
須磨 梓
寝入り話に応える母親にすら遠い、硬い声音で続ける。
須磨 梓
「……私は」
須磨 梓
「人の波に紛れて、その背を窺うような生き方ばかりをしてきました」
秋絶 未緒
真剣な顔で聞く。
相手の懐に入るための、傾聴の姿勢。
須磨 梓
「誰も私に気付かない。誰も私を振り返らない」
須磨 梓
「誰も、私を顧みない」
須磨 梓
「それは、とても都合の良いことでした」
須磨 梓
「……理由を」
須磨 梓
「申し上げた方が、よろしいでしょうか?」
秋絶 未緒
「…」
秋絶 未緒
様子を伺う。
秋絶 未緒
脈拍、表情、一つずつ見極めるように
秋絶 未緒
「…ゆっくりと、と言うわけにはいかないだろうからね。お互い」
須磨 梓
強張った真顔のままに、あなたを見返している。
須磨 梓
まとわりつくような空気の生ぬるさは、言葉のひとつひとつ、その輪郭をも滲ませていくようで。
秋絶 未緒
「君がいつか話してくれるまで待つよ、なんてことも言えないな。」
須磨 梓
浮かべてみせた笑みは、結局のところ、作ったものだ。
須磨 梓
「だって」
秋絶 未緒
あえて直接的な言葉を避けている。
話してとも、話すなとも言えない。
須磨 梓
「仕事をするのには、都合がいいでしょう?」
須磨 梓
だからこそ、女も言外に含ませる。
須磨 梓
そんなことを言わせるだなんて、
須磨 梓
ひどい人。
須磨 梓
「……だから、今の仕事は」
須磨 梓
「お医者の仕事は」
須磨 梓
「私、本当にしたいことなんですよ」
須磨 梓
「……今は」
須磨 梓
「あなたを治してみせること」
須磨 梓
「あなたの記憶を取り戻すことこそが、私の目標です」
秋絶 未緒
須磨 梓
「……私の話はしましたよ、秋絶さん」
須磨 梓
「次は」
須磨 梓
「あなたのお話を、聞かせていただけますか?」
秋絶 未緒
「…俺のしたいこと、かな」
須磨 梓
「はい。それだけでなくとも、構いませんが」
秋絶 未緒
「そうだね、俺からも話をしなきゃね」
須磨 梓
唇に笑みをたたえてあなたを見つめる。
医者となった女の、医者としての笑み。
秋絶 未緒
「…俺は嘘は言っていないよ」
秋絶 未緒
「さっき答えた通り」
秋絶 未緒
「無いんだ。やりたいことは」
須磨 梓
「……では」
須磨 梓
「ほんとうに、ずっとこのまま」
須磨 梓
「この入院病棟に閉じ込められていても、構わないと?」
秋絶 未緒
ス、と笑みが消える
秋絶 未緒
「いや、ここにずっとはいられない」
須磨 梓
それを見て対照に、思い出したように、笑み。
秋絶 未緒
「どんなにそう望んでもね」
秋絶 未緒
「俺にはやらなければならないことがある。たとえやりたいことがなくても」
秋絶 未緒
梓の目を見つめたまま、続ける。
須磨 梓
昏色の瞳があなたを見返している。
秋絶 未緒
「だから梓先生に返す答えはこう。ここを出てやりたいことはない。俺の記憶はどうでもいい。そして、俺はここを出ていくけれど、それは今ではない」
秋絶 未緒
「…今はまだ、君を置いていけない、梓ちゃん」
須磨 梓
「それは……」
須磨 梓
「……困ります」
秋絶 未緒
「俺だって困る」
須磨 梓
「そんな」
須磨 梓
「記憶はどうでもいい、などと言われてしまっては」
須磨 梓
「正せるものも、正せなくなってしまう」
須磨 梓
あくまで医者の立場からそれを語ってみせる。
秋絶 未緒
ー知っている。彼女の秘密を知っている。彼女が「本気で」そう思っていることを知っている
秋絶 未緒
だがもう時間がない
秋絶 未緒
ー「先生」を取り去る。敬語を取り去る。
秋絶 未緒
まるで、己の方が正常なのだ、と言う態度を、男はもう崩さない。
秋絶 未緒
「正せるもの、もないだろう」
須磨 梓
「ああ」
秋絶 未緒
「俺の記憶はね、いいんだよ。君が気にすることではないんだ」
須磨 梓
「これは、逆効果でしたか」
須磨 梓
「…………」
須磨 梓
「気にしますよ」
須磨 梓
「気にするに、決まっているでしょう」
秋絶 未緒
「君には、俺が意地を張っている難しい患者に見えているんだろうね」
須磨 梓
「……あなたには?」
須磨 梓
「あなたには、私は」
須磨 梓
「…………」
秋絶 未緒
「俺にはね」
秋絶 未緒
「病院で迷子になった、小さな患者さんに見えるよ。梓ちゃん」
須磨 梓
後悔。羞恥。それからやっと、反省。
須磨 梓
訊くべきことでないことを訊いた。
医者であれば。医者の訊く必要のないことを。
須磨 梓
あなたに訊いても仕方のないことを。
須磨 梓
「……そのように、見えるのなら」
須磨 梓
「治療が足りていないということになるのでしょうね」
秋絶 未緒
梓の様子を見つめている。具に、見逃さぬように
秋絶 未緒
そして理解する、自分の言葉は彼女に届いていない
秋絶 未緒
「…伝わっていないかな。やっぱり免許があってもこう言うのは難しいね」
秋絶 未緒
「俺はね、君の真摯な気持ちを疑っていないよ。その上で、今君が考えるべきなのは俺のことじゃない」
秋絶 未緒
「君は、君のことを考えるべきだ」
秋絶 未緒
「梓ちゃん、君自身のことを見つめて。君は君の記憶と向き合うべきだ」
秋絶 未緒
「もう、俺の中に君を見る時間はおしまいだよ」
秋絶 未緒
医者としてもいささか性急な物言い。
秋絶 未緒
だが、もうこうしかないとおもう。
秋絶 未緒
彼女は信じ込んでいるのだから、己こそが正しいと。目を覚まさせねばならない、と思う。
須磨 梓
「あなたは」
須磨 梓
「善い人ですね」
秋絶 未緒
「そう?」
須磨 梓
笑みを零す。どこか気の抜けた、作ったものと違う。
須磨 梓
「ええ」
秋絶 未緒
「久しぶりに言われたよ、それ」
須磨 梓
「付き合う相手が悪いのでは?」
須磨 梓
「……それとも」
須磨 梓
「私には特別、善い人でいてくれるのかしら」
秋絶 未緒
「…そうだね、この病院での俺は、善い人間であった、と思うよ」
須磨 梓
「私が知るのは、この病院でのあなたです」
須磨 梓
「だから」
須磨 梓
「あなたの中に自分を見ることなど、できませんよ」
GM
◆メインフェイズ第二サイクル第一シーン
 行動:須磨梓
須磨 梓
*未緒に戦闘を仕掛けます。
 戦場表は振りません。
GM
◆ラウンド1 プロットタイム!
須磨 梓
プロットOKです
秋絶 未緒
プロットOKです
[ 秋絶 未緒 ] がダイスシンボルを公開。出目は 6 です。
[ 須磨 梓 ] がダイスシンボルを公開。出目は 5 です。
GM
◆ラウンド1
 プロット6:未緒 5:梓
GM
◆プロット6
 行動:秋絶 未緒
秋絶 未緒
奥義を使います
秋絶 未緒
■奥義
《クリティカルヒット》
指定特技 :遊芸
エフェクト:1人選んで4点減少
効果・演出:
須磨 梓
受けます。
秋絶 未緒
RCT ランダム分野表(6) > 妖術
秋絶 未緒
RCT ランダム分野表(5) > 戦術
秋絶 未緒
RCT ランダム分野表(2) > 体術
秋絶 未緒
RCT ランダム分野表(1) > 器術
須磨 梓
*受けます
[ 須磨 梓 ] 器術 : 1 → 0
[ 須磨 梓 ] 体術 : 1 → 0
[ 須磨 梓 ] 戦術 : 1 → 0
[ 須磨 梓 ] 妖術 : 1 → 0
須磨 梓
*4点受けて脱落します。
GM
*梓は脱落し、勝者は未緒。
 戦果の宣言をどうぞ。
秋絶 未緒
*戦果の宣言
秋絶 未緒
*プライズを渡します
秋絶 未緒
「あなたは(1)[3日前]、[これ以上は苦しか残っていない生から解放する]ために、この病院の人々を全て殺した。あなたは(3)[慣れた手際で、人形のように首を落として]彼らを殺した。
目の前の相手だけは殺さなかった。[かつて失った大切な人とその姿を重ねてしまっていた]からだ。記憶の混乱の治療にはもっと時間を掛けたかったが、今日までが限界だった。あなたは(5)[痕跡を消すため、既に病棟の下階に火を放った]。
 これこそが、これだけが、(6)[ 真実 ]である。」
秋絶 未緒
(2)を変更しています
秋絶 未緒
真顔で距離をつめる
須磨 梓
「…………っ」
須磨 梓
背がこわばる。
秋絶 未緒
目を逸らせないように、微弱な結界で誘導をして
秋絶 未緒
淡々と告げる
須磨 梓
距離を詰めると実感する。
女の上背はあなたよりも低く、体躯はあなたよりも細い。
秋絶 未緒
「いや、君は君を見ていない。そして俺も見ていない」
秋絶 未緒
「わかっているだろう?」
須磨 梓
「……ち」
須磨 梓
「がい、ます」
須磨 梓
「私は、医者ですから」
秋絶 未緒
「君は、俺に誰を見ている?」
秋絶 未緒
「ほら、そうやって」
秋絶 未緒
「また目を逸らす」
須磨 梓
「……あなたは」
須磨 梓
「あなたは、どうなんですか」
秋絶 未緒
的確に、彼女が一番いわれたくないであろうことを
秋絶 未緒
彼女に、矢のように浴びせる。元々自分はそれが一番得意だった。
秋絶 未緒
術と言葉で、相手を惑わせる。従わせる。
秋絶 未緒
傷つける
秋絶 未緒
「俺は俺だよ。君が君でしかないように」
須磨 梓
細い肩が緊張に強張っている。
秋絶 未緒
「俺は見えている。現実が、すべきことが。」
秋絶 未緒
「…ねえ、梓先生。お医者さんごっこはもう終わりにしよう」
GM
◆メインフェイズ第二サイクル第二シーン
 行動:秋絶 未緒
須磨 梓
「違います」
須磨 梓
「ちがう」
須磨 梓
「ごっこなんかじゃない」
須磨 梓
「全部、私がしてきたことです」
須磨 梓
「全部、医者として」
須磨 梓
「人々の快復に尽力して」
須磨 梓
「それで」
須磨 梓
「楽に」
須磨 梓
「らく、に……」
須磨 梓
消え入る。か細い声が。
秋絶 未緒
「それは、君がやったことじゃない」
秋絶 未緒
「君が負うべき事でもない」
秋絶 未緒
「…君には、俺がまだ記憶のない可哀想な患者に見えている?」
秋絶 未緒
「違うだろう、ねえ。」
秋絶 未緒
震えている瞳を見据える
秋絶 未緒
「俺を見て」
秋絶 未緒
医者としての自信を持って回復をします
GM
*強い自覚をもって好きな特技でどうぞ。
秋絶 未緒
気持ちが上がってきた登術
GM
*出目もあげてけっ
秋絶 未緒
2D6>=5 (判定:登術) (2D6>=5) > 7[3,4] > 7 > 成功
GM
*任意の分野をひとつ回復してください。
[ 秋絶 未緒 ] 謀術 : 0 → 1
GM
回復ですね。
須磨 梓
視線は自然、窺うような色を孕む。
須磨 梓
医者のそれではない。
須磨 梓
それを覆い隠すことすら叶わなくなっている。
秋絶 未緒
「俺を見て。君が接してきた俺自身を」
秋絶 未緒
「そして思い出して」
須磨 梓
「思い、出す」
秋絶 未緒
「…そう。思い出すんだよ。本当に正しいことを」
秋絶 未緒
「梓ちゃん」
秋絶 未緒
医者が患者に接するような
秋絶 未緒
兄が妹を諭すような
秋絶 未緒
そんな声色
須磨 梓
包み込まれるかのような、上からの圧。
須磨 梓
よく知ったものに似通っている。
須磨 梓
それに身を委ねてしまえば楽になれる。そう思ってしまう。
経験則は、そのように自分を導いてしまう。
須磨 梓
でも、
須磨 梓
でも、
須磨 梓
それではいけないということも、知っている。
須磨 梓
「……違いますよ」
須磨 梓
声は震える。踏みしめた足元は軋み音を立てる。
須磨 梓
何もかもが不確かであることを理解している。
須磨 梓
それでも。
須磨 梓
「秋絶さん」
須磨 梓
「もっと、ちゃんと敬ってください」
須磨 梓
「私はあなたの、主治医ですよ?」
須磨 梓
笑みを作るのだって、本当のところは真似なのだけれど。
須磨 梓
私はこれを、ちゃんと、貫かないと。
須磨 梓
でなければ。
須磨 梓
犯した罪には、見合わない。
秋絶 未緒
ー救わねばならない
秋絶 未緒
震える肩が、脚が、声が、それを物語っている。
秋絶 未緒
この荷は、彼女には重すぎる。
秋絶 未緒
救わねばならない、それは男の最後の使命感だった。
この病院に己が救えるものは、もはや彼女しかいないのだから。
秋絶 未緒
このまま彼女に、罪を背負わせてはいけない。
秋絶 未緒
ーそれは、俺が持つべきものだ。
GM
窓は開け放たれている。
GM
窓より吹き込む風は未だぬるく、行き先もなく、
GM
重い沈黙の支配する、この出口のない部屋にわだかまる。
GM
気怠いこの夏を終えて、次の秋を迎えるには。
GM
あと一歩、
GM
あと一押し、
GM
あとひとつ。
GM
埋めなければならない真実がある。
GM
GM
◆クライマックスフェイズ
GM
◆ラウンド1
秋絶 未緒
プロットOKです
須磨 梓
プロットOKです
[ 須磨 梓 ] がダイスシンボルを公開。出目は 3 です。
[ 秋絶 未緒 ] がダイスシンボルを公開。出目は 3 です。
須磨 梓
1D100 (1D100) > 89
秋絶 未緒
1d100 (1D100) > 22
秋絶 未緒
痛打します
秋絶 未緒
2D6>=5 (判定:登術) (2D6>=5) > 9[4,5] > 9 > 成功
秋絶 未緒
魔琴行きます
秋絶 未緒
2D6>=5 (判定:遊芸) (2D6>=5) > 7[2,5] > 7 > 成功
須磨 梓
回避判定をします
須磨 梓
2D6>=7 (判定:隠形術) (2D6>=7) > 9[4,5] > 9 > 成功
須磨 梓
影薙>未緒
須磨 梓
2D6>=5 (判定:潜伏術) (2D6>=5) > 8[2,6] > 8 > 成功
秋絶 未緒
回避します
秋絶 未緒
2D6>=7 (判定:医術) (2D6>=7) > 9[3,6] > 9 > 成功
GM
ではそれぞれの手番が終わり、ラウンド終末。
須磨 梓
*誘導します
須磨 梓
2D6>=5 (判定:隠形術) (2D6>=5) > 7[3,4] > 7 > 成功
須磨 梓
戦場を雑踏へ変更。
GM
雑踏ではファンブル値が常に+1されます。
これは全員に適用です。
GM
ラウンド2へ行きましょう。
GM
◆ラウンド2
須磨 梓
プロットOKです
秋絶 未緒
プロットOKです
[ 須磨 梓 ] がダイスシンボルを公開。出目は 3 です。
[ 秋絶 未緒 ] がダイスシンボルを公開。出目は 3 です。
GM
例によって1D100で低い方から行動です。
須磨 梓
1d100 (1D100) > 60
秋絶 未緒
1d100 (1D100) > 74
須磨 梓
*影薙>未緒
須磨 梓
2D6>=5 (判定:潜伏術) (2D6>=5) > 8[2,6] > 8 > 成功
秋絶 未緒
回避します
秋絶 未緒
2D6>=7 (判定:医術) (2D6>=7) > 5[1,4] > 5 > 失敗
須磨 梓
戦場が雑踏なので、接近戦ダメージが2点です。
須磨 梓
RCT ランダム分野表(3) > 忍術
須磨 梓
RCT ランダム分野表(4) > 謀術
[ 秋絶 未緒 ] 忍術 : 1 → 0
[ 秋絶 未緒 ] 謀術 : 1 → 0
秋絶 未緒
奥義クリティカルヒットやります
GM
指定特技は遊芸ですね。
須磨 梓
奥義破りします。遊芸に。
須磨 梓
2D6>=7 (判定:隠形術) (2D6>=7) > 5[2,3] > 5 > 失敗
[ 須磨 梓 ] 忍術 : 1 → 0
[ 須磨 梓 ] 謀術 : 1 → 0
須磨 梓
奥義を切ります。
須磨 梓
■奥義
《迦陵頻伽》
指定特技 :言霊術
エフェクト:不死身
須磨 梓
1d6-1 回復量を出します。 (1D6-1) > 6[6]-1 > 5
須磨 梓
びっくりした
須磨 梓
謀術以外回復します。
[ 須磨 梓 ] 器術 : 0 → 1
[ 須磨 梓 ] 体術 : 0 → 1
[ 須磨 梓 ] 忍術 : 0 → 1
[ 須磨 梓 ] 戦術 : 0 → 1
[ 須磨 梓 ] 妖術 : 0 → 1
秋絶 未緒
兵糧丸使います
[ 秋絶 未緒 ] 謀術 : 0 → 1
[ 秋絶 未緒 ] 謀術 : 1 → 2
[ 秋絶 未緒 ] 謀術 : 2 → 1
須磨 梓
「秋絶さん」
須磨 梓
「重ねて伺いましょう」
須磨 梓
「あなたは、どうなんですか」
秋絶 未緒
「何が?」
須磨 梓
「誰か、違う誰かを見ていないか」
須磨 梓
「重ねるところが全くないか」
須磨 梓
「……その情で、何かを過ってはいないか」
須磨 梓
「自信を持って、宣言することができますか?」
秋絶 未緒
「…」
秋絶 未緒
そんなことはない、と言いかけて、揺らぐ。
秋絶 未緒
本当に?
秋絶 未緒
あの子のことを思い出さないと、胸を張って言える?
秋絶 未緒
雑踏のような混沌の中に、確かに見つめていたはずの梓の姿を見失う。
須磨 梓
「私は、そうですね」
須磨 梓
「きっと、重ねてしまっています」
須磨 梓
「あの日、雑踏の中から私の手を引いて」
須磨 梓
「それなのに私を置いていったあの人」
須磨 梓
「……ああ」
須磨 梓
「笑顔が、よく似ているんです」
須磨 梓
「あなたの、それと」
秋絶 未緒
「俺と笑顔が、か」
秋絶 未緒
「じゃあきっと、その人も善い人間じゃなかったね」
須磨 梓
小さく笑う。否定はしない。
秋絶 未緒
「…ごめんね」
秋絶 未緒
「俺は、善い人じゃなくてさ」
秋絶 未緒
「…少し眠っていて」
秋絶 未緒
確実に意識を奪う一撃を叩き込む
秋絶 未緒
叩き込んだ、はずだった
須磨 梓
手応えはあった。確かなものが。
須磨 梓
女の矮躯に一撃が叩き込まれ、一瞬、僅かにその体は力を失う。
須磨 梓
しかし。
須磨 梓
「――ですが」
須磨 梓
一撃の痛みに身を折りながらも、声は確かだ。
須磨 梓
「私は、重ねていても」
須磨 梓
「それでも、あなたを見ています」
須磨 梓
声を吐く。言葉を吐く。
自らを鼓舞する言霊を紡ぎあげる。
須磨 梓
「私は医師です」
須磨 梓
「あなたの主治医」
須磨 梓
「あなたを見、あなたを視、あなたを診る」
須磨 梓
「そのためだけに、今なおこの場に留まっている!」
秋絶 未緒
「…まだ、それを言うか」
須磨 梓
「言いますとも」
秋絶 未緒
「君には見えていない。現実が。真実が。」
秋絶 未緒
「子供の遊びに付き合えるのはここまでだ」
秋絶 未緒
「そろそろ、理解をしてもらうよ」
GM
◆ラウンド3
須磨 梓
プロットOK
秋絶 未緒
プロットOKです
[ 須磨 梓 ] がダイスシンボルを公開。出目は 3 です。
[ 秋絶 未緒 ] がダイスシンボルを公開。出目は 4 です。
[ 秋絶 未緒 ] 忍具 : 1 → 0
GM
◆ラウンド3
 プロット4:未緒 3:梓
GM
◆プロット4
 行動:未緒
秋絶 未緒
クリティカルヒット
須磨 梓
*奥義破りに回想シーンを入れます。
須磨 梓
【秘密:PC2】
あなたには分かっている。罪を犯したのは実は彼ではない。あなただ。
PC1は、あなたが病院の人々を殺戮したショックからか記憶に混乱をきたしている。事件の記憶の中の犯人、つまりあなたを、自分自身と取り違えてしまっているのだ。
主治医として、彼が自ら思い出せるよう少しずつカウンセリングを続けていたが、タイムリミットが迫っている。
あなたは決断した。彼の記憶を修正し、思い出させねばならない。もう手段は選ばない。彼に憎まれ追われることになろうとも、それがあなたへの罰となり贖罪の手段となるだろう。
あなたの【本当の使命】は、あなたからPC1にプライズを渡し、かつ最終的なプライズの所持者となることだ。
須磨 梓
――結局のところ。
須磨 梓
自分の言うことも、彼の言うことも、何もかも噛み合わない。
全ては平行線に終わる。
須磨 梓
ならば従ってしまえばいい、と囁く声がある。
この人に従ってしまえばいい。この人に手を引かれるままにゆけばいい。
須磨 梓
かつてはそのように生きたろう?
須磨 梓
ほんの一瞬。連れ出された先で見たものを。
須磨 梓
もしかしたら、この人も見せてくれるかもしれない、なんて、
須磨 梓
馬鹿げた期待をかけてみたりして。
須磨 梓
でも、今更なのも知っている。
須磨 梓
彼が犯したという罪。私が犯したという罪。
須磨 梓
平行線にある以上は、押し付けて生きるやり方はしたくない。
須磨 梓
あなたは子供の遊びと言うけれど、私は至って本気だから、
須磨 梓
だから、そうね。
須磨 梓
分かり合えないのは、悲しいな。
須磨 梓
あなたからその笑顔が消えてしまったことも、
須磨 梓
私にとっては、どうしようもなく悲しいことなのです。
須磨 梓
回想シーン、+3を乗せて奥義破りします。
須磨 梓
2D6+3>=7 (判定:隠形術) (2D6+3>=7) > 8[2,6]+3 > 11 > 成功
須磨 梓
奥義破りが通りまして、梓の手番です。
GM
◆プロット3
 行動:須磨 梓
須磨 梓
*影薙>未緒
須磨 梓
2D6>=5 (判定:潜伏術) (2D6>=5) > 10[5,5] > 10 > 成功
秋絶 未緒
2D6>=7 (判定:医術) (2D6>=7) > 7[3,4] > 7 > 成功
秋絶 未緒
回避しました(過去形)
須磨 梓
されてしまった。
GM
◆ラウンド4
須磨 梓
プロットOKです
秋絶 未緒
プロットOKです
[ 須磨 梓 ] がダイスシンボルを公開。出目は 3 です。
[ 秋絶 未緒 ] がダイスシンボルを公開。出目は 2 です。
GM
◆ラウンド4
 プロット3:梓 2:未緒
須磨 梓
*影薙>未緒
須磨 梓
2D6>=5 (判定:潜伏術) (2D6>=5) > 7[1,6] > 7 > 成功
秋絶 未緒
回避します
秋絶 未緒
2D6>=7 (判定:医術) (2D6>=7) > 5[2,3] > 5 > 失敗
須磨 梓
接近戦ダメージなのでランダム2点。
須磨 梓
RCt ランダム分野表(2) > 体術
須磨 梓
RCT ランダム分野表(5) > 戦術
[ 秋絶 未緒 ] 器術 : 1 → 0
[ 秋絶 未緒 ] 妖術 : 1 → 0
GM
◆プロット2
 行動:秋絶 未緒
秋絶 未緒
クリティカルヒット
須磨 梓
奥義破りします
須磨 梓
2D6>=7 (判定:隠形術) (2D6>=7) > 7[1,6] > 7 > 成功
須磨 梓
顔を寄せる。未緒へと。
須磨 梓
作った笑みのぎこちなさは、
須磨 梓
それでも彼女にとっては胸を張れる武装のひとつだ。
須磨 梓
「子供の遊びと、申しましたか」
須磨 梓
挑みかかるような視線であなたへ問う。
秋絶 未緒
「ああ」
秋絶 未緒
「お医者さんごっこ、だろう?」
秋絶 未緒
視線を受け流して応える
秋絶 未緒
「違うって言いたいのかい?」
須磨 梓
湧き上がる感情には蓋をして。
須磨 梓
願うてはならぬと無視をして。
須磨 梓
笑ってみせるのが正しいと学んだ。
須磨 梓
「私は違うと主張しますが」
須磨 梓
「それを保証するものは何もありませんね」
須磨 梓
「……けれど」
須磨 梓
「あなたの正気を保証するものもまた、ありません」
須磨 梓
「だって――みんな、死んでしまったのですもの」
秋絶 未緒
「…その通りだね」
秋絶 未緒
ここにはもう、生きているものはいない。
秋絶 未緒
誰も自分の正気を証明できない
須磨 梓
二人のほかに、生きるものは何もない。
須磨 梓
証明の手段もない。
秋絶 未緒
それでも、己が正しいと信じたもののために。
須磨 梓
水掛け論の中の、一握の真実を求める。
秋絶 未緒
ー彼女が、あんなふうに作った顔をせず笑える世界は、正しいはずだ。
秋絶 未緒
俺は、それがいい。
秋絶 未緒
そのためにも、そのためなら。
秋絶 未緒
ーたとえ彼女を傷つけても
秋絶 未緒
「それでも俺は、俺の主張を変えることはないよ」
秋絶 未緒
「だから…ごめんね、梓ちゃん」
秋絶 未緒
禁術使います
秋絶 未緒
2D6>=5 (判定:医術) (2D6>=5) > 7[1,6] > 7 > 成功
秋絶 未緒
影薙指定
GM
了解しました。
以降梓は影薙を使うたびに接近戦ダメージを1点受けます。
シーンに対して使用される忍法なので分野ダイスはGMが振ります。
GM
次のラウンドへと参りましょう。
GM
◆ラウンド5
須磨 梓
プロットOK
秋絶 未緒
プロットOK
[ 須磨 梓 ] がダイスシンボルを公開。出目は 3 です。
[ 秋絶 未緒 ] がダイスシンボルを公開。出目は 4 です。
GM
◆ラウンド5
 プロット4:未緒 3:梓
GM
◆プロット4
 行動:秋絶 未緒
秋絶 未緒
クリティカルヒットします
須磨 梓
*奥義破り
須磨 梓
2D6>=7 (判定:隠形術) (2D6>=7) > 9[4,5] > 9 > 成功
GM
◆プロット3
 行動:須磨 梓
須磨 梓
*禁術を押して影薙します>未緒
須磨 梓
2D6>=5 (判定:潜伏術) (2D6>=5) > 10[4,6] > 10 > 成功
須磨 梓
回避判定を。
秋絶 未緒
2D6>=7 (判定:医術) (2D6>=7) > 6[2,4] > 6 > 失敗
須磨 梓
*遁甲符を切ります
[ 須磨 梓 ] 忍具 : 2 → 1
秋絶 未緒
回想を入れます
GM
【秘密:PC1】
実はあなたこそがこの病院の医師である。
あなたはある理由(PLの任意)からこの病院の人々を殺した。その場に居合わせたショックからか、PC2は記憶に混乱をきたした。PC2の中で、匿われた忍者であるPC2と、その主治医であるあなたが逆転してしまっているのだ。
あなたが患者を演じているのは治療の手段だった。ごく僅かずつ事件の情報を伝えることで、PC2の状態を探っていたのだ。
そして判断し、決断した。PC2の記憶を修正し、思い出させねばならない。もう手段は選ばない。PC2に憎まれ追われることになろうとも、それがあなたへの罰となり贖罪の手段となるだろう。
あなたの【本当の使命】は、あなたからPC2にプライズを渡し、かつ最終的なプライズの所持者となることだ。
秋絶 未緒
全身に痛みが走る。
秋絶 未緒
流石にダメージを受けすぎた、体はもうボロボロだ。
秋絶 未緒
ーそれでも、折れるわけにはいかない。
秋絶 未緒
似ていたから。ぎこちない笑みしか作れない、とても器用なんて言えない、目の前の女の子が。
秋絶 未緒
その子がふと溢した笑みが、妹に似ていたから。
秋絶 未緒
ああ、思えば彼女にはたくさんの嘘をついた。
秋絶 未緒
経歴?素性?感情?
秋絶 未緒
彼女に言った本当のことは「自分にはやりたいことはない」、それだけ。
秋絶 未緒
やりたいことなんてない。やるべきだから、やれといわれたからそうしてきたことだけ。
秋絶 未緒
この病院のことだってそう。
秋絶 未緒
そんな自分の人生に、もう何の感慨も残っちゃいない。
秋絶 未緒
それでも
秋絶 未緒
そんな俺でも
秋絶 未緒
「この子の笑顔がずっと続けばいい」
秋絶 未緒
ああ、そうだ
秋絶 未緒
俺は、俺はそれだけが望みで、それがやりたくて、今この道にいるんだ。
秋絶 未緒
この気持ちは、きっと嘘じゃないから。
秋絶 未緒
…だから、まだ倒れるわけにはいかないんだ。
秋絶 未緒
+3で回避振り直します
GM
では、どうぞ!
秋絶 未緒
2D6+3>=7 (判定:医術) (2D6+3>=7) > 9[3,6]+3 > 12 > 成功
GM
回避成功ですね。
GM
梓は禁術によるダメージを受けます。
GM
RCT ランダム分野表(3) > 忍術
[ 須磨 梓 ] 忍術 : 1 → 0
須磨 梓
禁術に縛られた身体が、致命的な一打を受ける。
須磨 梓
それでも膝は折らない。
須磨 梓
あなたの願いに相討つように、
須磨 梓
未だ、女はそこに立つ。
GM
◆ラウンド6
須磨 梓
プロットOK
秋絶 未緒
プロットOK
[ 須磨 梓 ] がダイスシンボルを公開。出目は 3 です。
[ 秋絶 未緒 ] がダイスシンボルを公開。出目は 4 です。
GM
◆ラウンド6
 プロット4:未緒 3:梓
GM
◆プロット4
 行動:秋絶 未緒
秋絶 未緒
馬鹿のひとつクリティカルヒットじゃい
GM
シンプルイズベスト。
須磨 梓
*奥義破りします
須磨 梓
2D6>=7 (判定:潜伏術) (2D6>=7) > 6[1,5] > 6 > 失敗
須磨 梓
とりあえず不死身します
須磨 梓
■奥義
《迦陵頻伽》
指定特技 :言霊術
エフェクト:不死身
須磨 梓
1D6-2 2回めなので回復量-2 (1D6-2) > 1[1]-2 > -1
須磨 梓
*ダメージを受ける前に兵糧丸を1個食べます
須磨 梓
*忍術を回復
[ 須磨 梓 ] 忍術 : 0 → 1
須磨 梓
RCTを4回どうぞ。
[ 須磨 梓 ] 忍具 : 1 → 0
秋絶 未緒
RCT ランダム分野表(6) > 妖術
秋絶 未緒
RCT ランダム分野表(4) > 謀術
秋絶 未緒
RCT ランダム分野表(6) > 妖術
秋絶 未緒
RCT ランダム分野表(4) > 謀術
須磨 梓
*器術残しで他潰します
[ 須磨 梓 ] 妖術 : 1 → 0
[ 須磨 梓 ] 戦術 : 1 → 0
[ 須磨 梓 ] 忍術 : 1 → 0
[ 須磨 梓 ] 体術 : 1 → 0
[ 須磨 梓 ] 忍術 : 1 → 0
秋絶 未緒
痛烈な、一打
須磨 梓
息が詰まる。
秋絶 未緒
「譲れないんだ、俺も。」
須磨 梓
「…………っ」
秋絶 未緒
「子供の遊びといってことは謝るよ」
秋絶 未緒
「君はいつだって真剣だった。真摯に、俺と向き合おうとしてくれた」
秋絶 未緒
「…だけど、君のその気持ちを踏み躙ろうと」
秋絶 未緒
「俺は、俺の我を通させてもらう」
須磨 梓
「……あなたの」
須磨 梓
「我、は」
須磨 梓
「どこに?」
秋絶 未緒
指をさす
秋絶 未緒
梓の方を真っ直ぐに
須磨 梓
「…………」
秋絶 未緒
「君が、君みたいな子供が笑っていること」
秋絶 未緒
「そのためなら、俺みたいな大人が働かなきゃね」
秋絶 未緒
「俺が唯一張り通したいものは、そのくらいだよ」
須磨 梓
「……あなたは」
須磨 梓
「もっと悪い生き方をする人だと、思っていました」
秋絶 未緒
「しているさ。今も。」
秋絶 未緒
「現にこうして女の子を殴ってるしね。他にもまあ色々と」
秋絶 未緒
「それでもまあ、初心ってやつはあるんだよ。俺みたいなのにでも」
秋絶 未緒
「…君は、まだ選べる」
秋絶 未緒
「『悪い生き方』なんて、する必要がないだろ」
須磨 梓
「……あなたの言うことが正しければ、そうかもしれません」
須磨 梓
「ですが」
須磨 梓
「私の言うことが正しいのならば」
須磨 梓
「それは、叶いません」
秋絶 未緒
「頑固だね」
秋絶 未緒
「でも、そうするしかないんだろう」
秋絶 未緒
「いいよ、俺たちは互いに譲れないんだ。己の正しさも、己の過ちも。」
秋絶 未緒
向き直って
須磨 梓
困惑した女の顔。
秋絶 未緒
「譲ることは生き方を曲げることだ」
秋絶 未緒
「だから、勝ったほうが正しい」
秋絶 未緒
「俺は善人じゃないから、誰もが納得するハッピーエンドは描けそうになくてね。…だから、これで良いんだろう。」
須磨 梓
「…………」
須磨 梓
「ええ」
須磨 梓
「はい」
須磨 梓
「きっと――その道がこそ、正しいのでしょう」
GM
◆プロット3
 行動:須磨 梓
須磨 梓
*鎌鼬>未緒
須磨 梓
2D6>=5 (判定:縄術) (2D6>=5) > 7[1,6] > 7 > 成功
秋絶 未緒
回避します
秋絶 未緒
2D6>=10 (判定:遊芸) (2D6>=10) > 8[4,4] > 8 > 失敗
須磨 梓
命中。
須磨 梓
1点受けて脱落ですね。
秋絶 未緒
生存るか滅亡るかダイスに決めてもらいます
秋絶 未緒
choice[死亡,気絶] (choice[死亡,気絶]) > 気絶
秋絶 未緒
では気絶します
須磨 梓
では脱落ですね。
須磨 梓
互いの胸の信ずるものを、
須磨 梓
譲れないものを再確認して。
須磨 梓
だからこその”正しさ”を採択する。
須磨 梓
……ここに至るまで、一度も使うことのなかった攻撃手段。
須磨 梓
女の隠し持つとっておき。
須磨 梓
指を引けば、黒い糸が未緒の身体を絡め取った。
須磨 梓
決して気取られぬことのなきように。
密かに部屋に張り巡らせていた、女の武器。
須磨 梓
それがあなたの身体を戒め、封じてみせる。
須磨 梓
はりつけられたその顔へと、顔を寄せる。
須磨 梓
「秋絶さん」
須磨 梓
名を呼んだ。
秋絶 未緒
「ッ」
秋絶 未緒
動けない
須磨 梓
艶やかな黒髪がぬるい風に揺れている。
秋絶 未緒
意識の埒外からの攻撃に、咄嗟に反応できない
須磨 梓
「秋絶さん」
須磨 梓
「未緒さん」
須磨 梓
「……お兄さん」
須磨 梓
「私ね」
須磨 梓
「あなたを、もっともっと、悪い人だと思っていました」
須磨 梓
「でも、私を子供扱いしたあなた」
須磨 梓
「”ごっこ遊び”に、付き合ってくださったあなた」
秋絶 未緒
驚き、二の句が継げずにいる
秋絶 未緒
兄、と言う呼称が、ひどく懐かしかったから
秋絶 未緒
男は、致命的に反応を遅らせた
須磨 梓
女の紡ぐ、言霊の力。
須磨 梓
それに抗うことも叶わず。
須磨 梓
「そんなあなたであれば――」
須磨 梓
「もう少し、付き合ってくれるのかしら?」
須磨 梓
【秘密:『記憶』】
このプライズの真の名称は『罪』である。下記文中の「あなた」はその時点でのこのプライズの持ち主を指す。
このプライズを手に入れたタイミング(配布時を含む)が訪れるたび、持ち主は下の「」内の文章中の、任意の一つの[ ]の中を消して好きに書き換えてよい。この時、書き換えた[ ]についている番号を消去すること。番号の消えた[ ]内は以降上書きされない。

「あなたは(1)[3日前]、[これ以上は苦しか残っていない生から解放する]ために、この病院の人々を全て殺した。あなたは(3)[慣れた手際で、人形のように首を落として]彼らを殺した。
目の前の相手だけは殺さなかった。[かつて失った大切な人とその姿を重ねてしまっていた]からだ。記憶の混乱の治療にはもっと時間を掛けたかったが、今日までが限界だった。あなたは[自らもまた病魔に冒されており、その苦しみからの解放を目の前の相手に望んでしまっている]。
 これこそが、これだけが、(6)[ 真実 ]である。」
須磨 梓
(5)を変更。
須磨 梓
 
須磨 梓
縛られたままに、あなたの意識に靄がかかっていく。
秋絶 未緒
抗うことができない
須磨 梓
すっと身を引く。
須磨 梓
薄れゆく意識、狭まりゆく視界の中に、
須磨 梓
笑った。
須磨 梓
「わがままを言ってしまって、ごめんなさい」
須磨 梓
「でも、あなたがそれを目標としてくれるのなら」
須磨 梓
「それを、やりたいと思ってくれるのなら」
須磨 梓
「どうか、お願い」
須磨 梓
「雑踏の中に」
須磨 梓
「きっと、私を見つけてね」
須磨 梓
女は去る。縛り付けたあなたをそのままに。
須磨 梓
ただひとつ、
須磨 梓
きっとあなたが来てくれるという、
須磨 梓
無根拠な狂信だけを残して。
須磨 梓
*戦果の宣言。
須磨 梓
*梓→未緒に、「狂信」の感情を取ります。
秋絶 未緒
懐かしい声を聞いた。
秋絶 未緒
己を兄と呼ぶ、あの子の声を聞いた。
秋絶 未緒
でも、意識がプツンと途切れるその一瞬
秋絶 未緒
最後に見えたのは、妹のそれではなく
秋絶 未緒
己と向き合い続けてくれた、医者の女の笑顔だった。
秋絶 未緒
ああ、もう止まってしまいたかったのに。
秋絶 未緒
己が背負えるものは全て背負って、そのまま苦界から去ってしまいたかったのに。
秋絶 未緒
女の笑顔は、止まることを赦してくれそうにないらしい。
秋絶 未緒
目が覚めたら、きっとまたいつもの日々。
秋絶 未緒
汚れた仕事に汚れた世界、何より汚れた俺自身。やりたいこともなく、ただ「平和のために」をお題目に泥水を啜り続けるだけ。
秋絶 未緒
でも、変わることがあるとすれば
秋絶 未緒
きっと、探してしまうのだろう。
秋絶 未緒
汚い世界の片隅で雑踏に紛れて泣いている、迷子の少女が居やしないかと。
秋絶 未緒
そして、そんな少女に、当たり前のように温かな手が差し伸べられるようになる
秋絶 未緒
そんな世界になるまで
秋絶 未緒
男は、走り続けるのだろう
須磨 梓
意識を失った男を、黒糸が縛り繋ぎ止めている。
須磨 梓
やがて途切れるその糸はしかし、
須磨 梓
男の生きざまを縛ることはやめぬことだろう。
須磨 梓
出口のないこの世界に。
須磨 梓
けれど、ひとつの目標を与えられた。
GM
この話はこれでおしまい。
GM
ただそれだけの、
GM
男と少女の物語。
GM
 
GM
シノビガミセッション『出口なし』
GM
おしまい
GM
須磨 梓
お疲れ様でした!
秋絶 未緒
お疲れ様でした〜!!!!!!