GM
ではでは皆様お揃いでしょうか。
P
こちらは大丈夫です。
おかゆ
大丈夫です!
GM
それではシノビガミセッション「出口なし」始めていきましょう。
GM
よろしくお願いします!
おかゆ
よろしくお願いします!
GM
xxx
P
よろしくお願いします!
GM
◆今回予告
とある地方の山中。ぽつりと建つ古びた木造の病院の入院病棟、2階の203号室。
ベッドに腰掛けた患者の傍らに、ひとりの医師が腰掛けて話を聞いている。
患者は言う。何か大きな罪を犯したのに、それが何なのか思い出せない。
静かな病室で、カウンセリングは続く。

病室の外に人影はない。長い廊下を見渡しても、階下に降りたとしても。
生きて動く者は一人もいない。
ただ、203号室から、話し声がぽつぽつと無人の廊下に漏れ聞こえている。

(――数か月前、忍務の帰途で大怪我を追った忍者をこの病院の医師の1人が保護した。
 隠れ潜む忍者であったその医師は、同情か仁愛か気紛れか、傷ついた忍者が身元を隠して心身を癒せるように尽力した。
 病院の人々は患者をあたたかく遇し、忍者は生まれて初めて味わうような静かで安らかな日々を過ごした。
 その束の間の静穏が、壊れる日までは)

その日壊れたものは、ほんとうは何だったのだろう。
真実は何処に?

――さあ、先生。あなたの患者が待っています。
GM
いつものです。いつものでした。
GM
いつものなので、このままPC1からコマを置いて自己紹介をしていただきましょう。
GM
HO一応貼るか
GM
◆PC1 推奨:自由
【導入】
あなたは数か月前PC2に救われ、この病院に入院している患者である。
何か大きな罪を犯したのに、それが何なのか思い出せない。
何らかのショックによる一時的な記憶障害だろうと医師は言う。
あなたの【使命】は記憶を取り戻すことである。

【使命】
記憶を取り戻す
GM
はい、では紹介お願いします。
素木合歓
「紹介……と言われても。ねえ。ただここに厄介になっている、患者なのだけれど」
素木合歓
キャラシはこちら。
https://character-sheets.appspot.com/shinobigami/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEY47CIwQQM
ネム
「記憶がね。ないのよ。
 だから、わたしのこと、誰か紹介できるならしてほしいくらいでねえ……」
ネム
「……ああ、名前くらいは覚えているわ。
 ネム。名字は素木。シラキって読むの。読みにくいわよね」
ネム
「ソキさん? とか、ここの患者さんにも色んなバリエーションで間違えられたわね。
 そう、患者さんにも……先生にも。お世話になっているわ。とても」
ネム
「まあ、でも、そろそろ思い出して……退院したいものね」
ネム
ここでの生活が嫌なわけではないけれど。
数か月ともなるとさすがに気が引けてくる、今日この頃。
そんなPC1でした。
GM
はあい。紹介ありがとうございました!
GM
ではこのままPC2の導入を貼りまして、ご紹介に与ろうかな。
GM
◆PC2 推奨:自由
【導入】
あなたはこの病院の医師である。何らかの理由で隠れ潜む忍者であったあなたは、同情か仁愛か気紛れか、数か月前にPC1を匿い、その主治医をつとめてきた。
体の傷が癒えたというのに、PC1は何らかのショックで起きた記憶障害に悩んでいる。
あなたの【使命】はPC1に記憶を取り戻させることだ。

【使命】
PC1に記憶を取り戻させる
GM
それではよろしくお願いします。
P
はい。
楠呉 円
「紹介? いいよー。まずは名前の話からしようか? 読みづらいよねこれ。名札あっても読んでくれる人ほとんどいないんだよ!」
楠呉 円
「俺は楠呉 円(クスゴ マドカ)。患者さんたちには気楽に、マドカせんせーって呼んでよっていっつも言ってる」
楠呉 円
「エンちゃんとかでもいいよ、お好きに~」
楠呉 円
「ま、こんなんだけど。患者さんたちからはわりと好評だよ。医者と話してる気しないってさ! いやー最高の褒め言葉じゃない?」
楠呉 円
「ネムちゃんにもまあ、そう思ってもらってるといいなー。あんまり顔に出ない人だから、ホントのところはわかんないけど」
楠呉 円
「……彼女にもまあ、随分長居してもらっちゃっててさ。ちょっと力不足感じちゃうなー」
楠呉 円
そんな感じのPC2です よろしくお願いします。
楠呉 円
https://character-sheets.appspot.com/shinobigami/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYiMGSygQM
GM
はあい! ご紹介ありがとうございました。
GM
御斎魂対決!
GM
では今回こちらのお二人でシノビガミセッション「出口なし」、やってまいりましょう。
GM
よろしくお願いします。
GM
GM
じゃあ例によっていつもの導入フェイズです。PC2からリードしていただきましょうか。
シーン表を振っていただいても構いません。
GM
◆導入フェイズ
楠呉 円
静かな廊下に足音を立てるものは一人しかいない。ことに、あなたがこうして部屋にいるのなら。
楠呉 円
それは部屋の前で止まって、数度ノックをする。
ネム
「はぁい」
ネム
すっかり聞き慣れたであろう、ぼんやりとした声。
楠呉 円
「おお、よかった。今日はいてくれたねえ。また探しに行かなきゃいけないかと思っちゃったよ!」
楠呉 円
ドアが開くよりも前に聞こえ出す言葉さえ、いつものこと。
楠呉 円
部屋に踏み入ってくる、奇妙に軽い足取りもまた。
ネム
「わたしだって、先生を困らせることは本意じゃあないのよ」
ネム
「ただ……じっとしていられない性質なのよね……」
ネム
「困ったものだわ……」
ネム
これまでに、同じようなやりとりは何度か繰り返していることだろう。
困らせたくないのは本心なのだが、それはそれとして病室は好ましくないらしかった。
楠呉 円
「いいんじゃない?」
楠呉 円
男はいつだってそう答えている。あなたを屋上で見つけても、廊下で見つけても、こうして部屋で見つけても。
楠呉 円
「おかげでキミも俺も運動不足とは縁がないよ。入院中ってどうしても身体が鈍りがちだけど、そういうの考えたことないもんね」
ネム
「……いつも思うけれど」
ネム
「先生は褒め上手ねえ」
ネム
「患者さんに慕われるのも納得だわ」
楠呉 円
「っはっはっはっは、そりゃどうも」
楠呉 円
「キミもそーやって、ストレートに言ってくれるところ大好きだな!」
ネム
「あらあら」
ネム
「ストレート」
ネム
「先生には敵わないわ」
ネム
「大好きだなんて、そんな臆面もなく……
 ねえ」
楠呉 円
「なんだい、言われるのは慣れてない方? もったいない」
楠呉 円
「練習なら付き合うよ? リクエストにはできる限りお答えしたいけど」
ネム
「さあ……どうかしら。慣れていたのかも。いなかったのかも」
ネム
「知っての通り……
 まだ、何も思い出せていないものだから」
ネム
「……練習したら思い出すかしら?」
楠呉 円
その口振りに一度眉を下げて、「……そうだねえ」
楠呉 円
「ただ、キミがそう思うのなら試してみる価値はあるかもしれないね」
ネム
「……ああ、もちろん、先生を責めているわけじゃあないの。そもそも、こんなことになったのも、きっと私の所為で」
ネム
「……あなたにそんな顔をさせるのは、心苦しい」
ネム
「だから……そう。
 何でも。
 記憶が戻る可能性があるのなら。
 試してみたいところだわ」
楠呉 円
「いやあ。その言葉、そっくりキミに返してあげたいねえ」
楠呉 円
「……じゃ、患者のリクエストだ。さっそく試してみるとしようか」
楠呉 円
「きっとそこに、キミがキミを責めなくてよくなるきっかけがあるさ」
楠呉 円
メイン1-1/ネムさんへ戦闘を仕掛けます。
GM
いいでしょう。
GM
◆行動:楠呉 円
GM
戦場表は振りますか?
楠呉 円
振りません。
GM
OK。平地ですね。
メインフェイズの2人参加戦闘なので2ラウンドで終了となります。
GM
両者、1ラウンド目のプロットをどうぞ。
GM
プロットOK?
楠呉 円
OKです。
ネム
OKです!
GM
はい、ではプロットオープン!
[ 楠呉 円 ] がダイスシンボルを公開。出目は 3 です。
[ ネム ] がダイスシンボルを公開。出目は 2 です。
GM
◆ラウンド1
プロット3:円 2:合歓
GM
◆プロット3
行動:楠呉 円
楠呉 円
ネムさんへ視殺を。
GM
命中判定をどうぞ。
楠呉 円
2D6>=5 (判定:瞳術)視殺 (2D6>=5) > 8[3,5] > 8 > 成功
GM
成功ですね。合歓さんは瞳術から回避判定をどうぞ。
ネム
瞳術遠いよ~
ネム
2D6>=8 (判定:遊芸) (2D6>=8) > 9[3,6] > 9 > 成功
GM
出すじゃねえか。
ネム
ホッ
楠呉 円
出ちゃった あとはないです。
GM
このまま合歓さんの手番してもらってからRPのがいい気がするのでそうします。
GM
◆プロット2
行動:素木 合歓
ネム
では円先生に怪鳥を!
ネム
2D6>=5 (判定:登術) (2D6>=5) > 6[2,4] > 6 > 成功
楠呉 円
回避します。
GM
どうぞ!
楠呉 円
2D6>=7 (判定:飛術)回避:怪鳥 (2D6>=7) > 4[1,3] > 4 > 失敗
GM
おっ。
楠呉 円
御斎魂を。
GM
そうなるんだよな。-1つけて判定をどうぞ。
楠呉 円
2D6-1>=5 (判定:意気)ダメージ-2+一存1 で補正は-1 (2D6-1>=5) > 10[5,5]-1 > 9 > 成功
GM
ん? 高所じゃないからダメージ1ですよ。成功ですが。
楠呉 円
忍法リストを見ただけですっかり術中にいる気でいた。1でした。
GM
ワハハ。どちらにせよ成功! RPしていただきましょうか。
ネム
高所でもいいんですよ(高所ではない)
楠呉 円
「……うん。でも、それもキミがすごく素直な人だってことの証拠だよね」
楠呉 円
「あんまり顔には出ないように見えるけど、出たものは表裏がないって信じられる」
楠呉 円
「長所だと思うよー、俺は」
ネム
「でも、素直すぎるのも困りものじゃあないかしら」
ネム
「さっきみたいに。うっかり、余計なことまで言って……あなたを気に病ませてしまったわ」
ネム
「そんな風に、思わなくていいのに。
 ねえ、そうでしょう?」
楠呉 円
「そう思ってくれるの? やっぱりネムちゃんはやさしーねえ」
楠呉 円
「これでもぜんぜん、気に病んでないように見えるって言われたこともあるんだけどね」
楠呉 円
「患者は気にしてるんだから、医者の方も気にしてやれってさ」
楠呉 円
「さて、そう言われる俺は気に病んでるでしょうか? 止んでないでしょうか!」
GM
ではラウンド終末ですね。忍法を使う方はどうぞ。
ネム
誘導します!
GM
判定をどうぞ。
ネム
2D6>=5 (判定:遊芸) (2D6>=5) > 8[3,5] > 8 > 成功
GM
成功。では次のプロットからは高所になりますね。
GM
◆ラウンド2
GM
ご両人、ラウンド2のプロットをどうぞ。
ネム
プロットOKです!
楠呉 円
OKです。
楠呉 円
あっ
GM
おっと。
楠呉 円
すみません OKです。
GM
はあい。
GM
ではオープンプロットお願いします!
[ ネム ] がダイスシンボルを公開。出目は 5 です。
[ 楠呉 円 ] がダイスシンボルを公開。出目は 1 です。
GM
あやま。
GM
◆ラウンド2
プロット5:合歓 1:円
GM
◆プロット5
行動:素木 合歓
ネム
パスで……!!
GM
はい。
楠呉 円
こちらも行動ありません。
GM
ではお話していただいて好きな方が脱落してください。
GM
RPの流れで決めていいでしょう。どちらかが先手打って宣言してくださっても構いませんが。
ネム
「あら……それは、見る目の無いひとね」
ネム
「だって、わたしは知っているもの」
ネム
「あなたが。誠実で。とてもやさしいってこと」
ネム
囁くように。
しかしそれは、強く響く。
楠呉 円
「…………参ったな、こりゃ」
楠呉 円
その口振りに宿る強さに、ともすればかき消されんばかりの声色で呟いてから。
楠呉 円
「いや、褒め上手なんて俺に言っていいの? ネムちゃん、俺より上手いじゃない。そんなこと最後に言われたのいつ頃かなあ!」
ネム
「まあ。誉めているつもりは無いの。
 "素直な"気持ちを言ったまでよ」
ネム
「……こんなことを言ったら、また先生を困らせてしまうかしら?」
楠呉 円
「困るな~~~、今一本取られてめちゃくちゃ困ってるな~~~~」
楠呉 円
「でもさあ」
楠呉 円
「やめないで?」
ネム
「もっと困ることになっても?」
楠呉 円
「いいよ?」
楠呉 円
「でも、できたら」
楠呉 円
「同じくらい困ってもらいたいなぁ」
楠呉 円
「なんてね」
ネム
「……まあ」
ネム
「やさしいだけじゃないのね」
ネム
「わるいひと」
ネム
脱落……するか~!!
楠呉 円
「残念でした」
楠呉 円
「俺はねえ」
楠呉 円
「わるくて、ずるいよ?」
楠呉 円
「ご愁傷様」
GM
では合歓さんが脱落、勝者は円さん。
戦果の宣言をどうぞ。
楠呉 円
プライズを合歓さんへお渡しします。
GM
いいでしょう。
プライズ『記憶』が円さんから合歓さんへと譲渡され、秘密が公開されます。
GM
【秘密:『記憶』】
このプライズの真の名称は『罪』である。下記文中の「あなた」はその時点でのこのプライズの持ち主を指す。
このプライズを手に入れたタイミング(配布時を含む)が訪れるたび、持ち主は下の「」内の文章中の、任意の一つの[ ]の中を消して好きに書き換えてよい。この時、書き換えた[ ]についている番号を消去すること。番号の消えた[ ]内は以降上書きされない。
「あなたは(1)[3日前]、[意図せず忍びとしての力、あるいは殺意や疑念を暴走させてしまった]ために、この病院の人々を全て殺した。あなたは(3)[慣れた手際で、人形のように首を落として]彼らを殺した。
目の前の相手だけは殺さなかった。(4)[境遇を自分と重ねて情が移りすぎてしまっていた]からだ。記憶の混乱の治療にはもっと時間を掛けたかったが、今日までが限界だった。あなたは(5)[痕跡を消すため、既に病棟の下階に火を放った]。
 これこそが、これだけが、(6)[ 真実 ]である。」
ネム
ドキドキ……
GM
(2)が変更されています。
ネム
わるくて、ずるい。
それを突き付けられる。
ネム
そして、女は笑った。
ネム
「そうね。知ってた。
 それでも」
ネム
「あなたはやさしいひとよ」
ネム
合歓の手番、円先生に戦闘を仕掛けます。
GM
いいでしょう。
GM
◆行動:素木 合歓
GM
戦場表はいかがいたしますか?
ネム
振らず、峠牙の効果で高所スタートにしたく!
GM
うーん峠牙強い。パッシブだからGMが忘れてたら言ってください。
GM
では戦闘は高所にてスタートです。RPします?
GM
高所に行くRP。
ネム
女の言葉はふわふわして、蕩けて、弾むようで。
まるで宙にでも浮かぶような。
そんな錯覚を抱かせる。
楠呉 円
「そうお?」
楠呉 円
「俺の考えとは、ぜんぜん違うねえ」
楠呉 円
「だから、さっきと同じように。それそっくりキミに返してあげる」
楠呉 円
その浮揚感に任せて、宙に浮かべて、重力を逆巻かし、
楠呉 円
あなたの柔らかな言葉の中心にある、確固たる形を持った我へ向けて。
ネム
「まあ。信じてくれないのかしら」
ネム
「困るわね」
ネム
「かなしいわ」
ネム
くすぐるようなそれは、どこまで本気か分からないが。
あなたに向けた先の言葉は、強く確かなものだった。
ネム
プロットOKです。
楠呉 円
「たまには意見が違うこともあるよ」
楠呉 円
「でも、悲しいのは一緒」
楠呉 円
「これは信じてくれる?」
楠呉 円
その先端を形のない煙に巻く、虚言とも真ともつかぬ台詞。
楠呉 円
OKです。
ネム
「どうしようかしら」
ネム
「ねえ、せんせ」
ネム
「もっと教えてくださる?」
GM
はい。ではラウンド1、プロットオープンお願いします!
[ 楠呉 円 ] がダイスシンボルを公開。出目は 4 です。
[ ネム ] がダイスシンボルを公開。出目は 3 です。
GM
◆ラウンド1
 プロット4:円 3:合歓
GM
◆プロット4
 行動:楠呉 円
楠呉 円
合歓さんへ視殺。
GM
はい。判定をどうぞ!
楠呉 円
2D6>=5 (判定:瞳術)視殺 (2D6>=5) > 9[3,6] > 9 > 成功
GM
ファンブルの気配なく。合歓さんは瞳術から回避判定です。
ネム
やっぱり遠いよ~!!
ネム
2D6>=8 (判定:遊芸) (2D6>=8) > 11[5,6] > 11 > 成功
GM
高いが。
楠呉 円
余裕じゃないですか。
GM
◆プロット3
 行動:素木 合歓
ネム
高所だから気分が乗ってるのかもしれない……
円先生に怪鳥で。
GM
はい。命中判定からどうぞ。
ネム
2D6>=5 (判定:登術) (2D6>=5) > 10[4,6] > 10 > 成功
GM
乗ってんねえ。円先生は回避判定。
楠呉 円
勢いがいい。回避します。
楠呉 円
2D6>=7 (判定:飛術)回避:怪鳥 (2D6>=7) > 3[1,2] > 3 > 失敗
GM
ファンブル。
楠呉 円
神通丸。
GM
OK
楠呉 円
2D6>=7 (判定:飛術)回避:怪鳥 (2D6>=7) > 7[2,5] > 7 > 成功
[ 楠呉 円 ] 忍具 : 2 → 1
GM
成功ですね。
GM
じゃあ程よく会話していただきつつプロットをしていただいて気が済んだら次のラウンドです。
ネム
あ、峠牙があるので
ネム
-2かな……?
GM
楠呉 円
あっ。
GM
-2であたってますね。
GM
失礼しました。
楠呉 円
御斎魂。
GM
はい。今度こそ接近戦ダメージ2点につき-2で、一存と合わせて-1です。
楠呉 円
2D6-1>=5 (判定:意気)御斎魂/ダメージ2-一存1 (2D6-1>=5) > 8[4,4]-1 > 7 > 成功
GM
通りますね~!
では改めて例の通りお願いします。
楠呉 円
息を呑む。蕩けるようなその言葉と空気に、溺れる錯覚を覚える。
楠呉 円
そんなはずはないのに。
楠呉 円
「…………お望みなら?」
楠呉 円
「お見せした通り、患者のリクエストには応える主義だよ」
楠呉 円
「でも、教えられるものの中身まで適えるかは、ねえ?」
楠呉 円
そうして、繕い直した風に出てくる言葉がこれだ。あるいはもう、とうに。
ネム
「いいえ」
ネム
「きっと適えてくれるわ」
ネム
「患者のことを、よく考えてくれるあなたなら。
 簡単なことでしょう」
ネム
この花を飾ってほしい、なんて、そのくらいの軽いリクエスト。
叶うはずだと、確信する言葉。
ネム
「ねえ、だから、教えてちょうだい?」
ネム
プロットOKです。
楠呉 円
「…………っはっはっはっはっは」
楠呉 円
「随分と信じてもらっちゃった」
楠呉 円
なにも変わりやしない。その言葉はどこまでも素直で、表裏がない。
楠呉 円
いっそ恐ろしいほどに。
ネム
あなたを信じているからこそ、出た言葉だ。
楠呉 円
「いいの?  なんて聞いたって、言うんだろうな。いいよってさ」
楠呉 円
わるい。ずるい。そんな台詞でいくら遠ざけても、形なく近づいてくる。
掴めない靄のように。
楠呉 円
プロットOKです。
GM
ではラウンド2、プロットオープン!
[ 楠呉 円 ] がダイスシンボルを公開。出目は 1 です。
[ ネム ] がダイスシンボルを公開。出目は 3 です。
GM
◆ラウンド2
プロット3:円 1:合歓
GM
◆プロット3
 行動:素木 合歓
楠呉 円
あっ 逆。
GM
GM
失礼!
楠呉 円
ありがとうございます!
ネム
読み負けた~ッ パスで!
GM
やっぱ射程1はな。
GM
◆プロット1
 行動:楠呉 円
楠呉 円
今だ! 視殺!
GM
命中判定だーっ
楠呉 円
2D6>=5 (判定:瞳術)視殺 (2D6>=5) > 9[4,5] > 9 > 成功
GM
通していく。回避判定を。
ネム
避けるぞ!!
ネム
2D6>=8 (判定:遊芸) (2D6>=8) > 5[1,4] > 5 > 失敗
GM
はい。このままだと命中ですね。
GM
というか、命中は命中ですね。
ネム
通します……!
GM
ん? 御斎魂は?
ネム
あ! 私も持ってる!! 使います!!
GM
笑っちゃった。-1つけてどうぞ。
楠呉 円
そう! この卓は御斎魂ミラー!
ネム
へへ すみません 先生が連発されてたものでつい……では判定します~
GM
すげえ悩んでるなと思ったんだよ。
ネム
2D6-1>=5 (判定:意気) (2D6-1>=5) > 11[5,6]-1 > 10 > 成功
GM
高い高い。
楠呉 円
うーん 余裕。
GM
じゃああとはレスバで決着つけてください。
ネム
御斎であることを思い出しました。
GM
えらいぞ。
ネム
「わたしは、先生のことを信じているわ」
ネム
「それと。
 信じてほしい、と思っているの」
ネム
「ね。
 あなたはわたしのこと、信じてくれる?」
楠呉 円
『もちろん』
楠呉 円
それを寸前で呑み込む。
楠呉 円
「…………ど~~~~しよっかなあ」
楠呉 円
「でも、信じてくれてありがと」
楠呉 円
「これは信じてもらうまでもなく、ホント」
ネム
「先生は、やっぱり律儀ね」
ネム
ありがとう、とその言葉に対して。
微笑む。
ネム
「でも」
ネム
「わたしが欲しいものはそれじゃないの」
ネム
呑み込んだそれを、くすぐるように。
楠呉 円
「言ったじゃない?」
楠呉 円
「教えられるものの中身まで、適えられるとは、限らないよ」
楠呉 円
「キミが、どんなに信じたって」
楠呉 円
主導権を取り戻そうとする、ゆっくりと言い聞かすような台詞。
ネム
「……わたしは、中身だって疑っていないわ」
ネム
「でも、そうね。
 仮に……仮に、それが違っていたとして」
ネム
「あなたのことを恨みはしないわ」
ネム
「それじゃあ、だめ?」
楠呉 円
「……だぁめ」
楠呉 円
「そういう時はねえ、ちゃーんと恨んでいいの」
楠呉 円
ただ。
押し込めているなんてことは彼女にはあり得ないと、もう分かっている。
楠呉 円
そして、それに深い安堵を覚えてしまっている自分がいる。
楠呉 円
なにもかもから解き放たれて宙へ浮くように。
楠呉 円
「でもねえ」
楠呉 円
「うれしいよ、すごく」
楠呉 円
脱落します。
GM
いいでしょう。
円さんは脱落、勝者は合歓さん。
合歓さんは戦果の宣言をどうぞ。
ネム
円先生にプライズをお渡しします。
GM
畏まりました。プライズの秘密が公開されます。
GM
【秘密:『記憶』】
このプライズの真の名称は『罪』である。下記文中の「あなた」はその時点でのこのプライズの持ち主を指す。
このプライズを手に入れたタイミング(配布時を含む)が訪れるたび、持ち主は下の「」内の文章中の、任意の一つの[ ]の中を消して好きに書き換えてよい。この時、書き換えた[ ]についている番号を消去すること。番号の消えた[ ]内は以降上書きされない。

「あなたは(1)[3日前]、[意図せず忍びとしての力、あるいは殺意や疑念を暴走させてしまった]ために、この病院の人々を全て殺した。あなたは[我を失いながらも、心の底に芽生えた情から、痛みがないように一瞬で]彼らを殺した。
目の前の相手だけは殺さなかった。(4)[境遇を自分と重ねて情が移りすぎてしまっていた]からだ。記憶の混乱の治療にはもっと時間を掛けたかったが、今日までが限界だった。あなたは(5)[痕跡を消すため、既に病棟の下階に火を放った]。
 これこそが、これだけが、(6)[ 真実 ]である。」
GM
(3)が変更されています。
楠呉 円
そう言ってから、噛み締めるように瞳を伏せる。
楠呉 円
「うん。キミがいてくれて、よかったな。本当に」
ネム
「……」
ネム
「そうね。
 わたしも、よかったわ。
 いてくれたのが、せめて……先生で」
楠呉 円
「おっ、ここは一致した。まったく患者にそう言ってもらえるのは、医者冥利に尽きるね」
ネム
「ふふ。気が合うのね」
ネム
「ねえ、先生。
 少し付き合ってくれない?」
楠呉 円
「そうやって聞きながら、でももう。
 絶対付き合ってくれるって思ってくれてるでしょ?」
ネム
「あら。違った?」
楠呉 円
「大正解」
楠呉 円
「だから俺は聞くだけでいいの」
楠呉 円
「お望みはなーに?」
ネム
「ふふ」
ネム
「デートしましょ」
楠呉 円
「あら」
楠呉 円
「そんなに改まって言ってくれると楽しくなっちゃうねえ」
楠呉 円
「もう二人きりなのに。ずーっと」
ネム
そう。もうずっと、この病院に二人きり。
女は笑う。
ネム
「だからこそ、じゃない。
 それとも、デートじゃ嫌?」
楠呉 円
「じゃ、何て言えばいい?」
楠呉 円
「少なくとも俺には思いつかないなー。キミに何か案があれば別だけど」
ネム
「まあ……ひどいわ。わたしに言わせるつもり?
 先生、学生の頃、モテなかったでしょう」
楠呉 円
「案外いるんだよ、そういうひどい男がお好みの娘もね」
ネム
「んもう」
ネム
「わたしからは言いませんからね」
ネム
「ほら、行きましょう?
 外の空気が吸いたいわ」
ネム
手を差し出す。
エスコートを求めるように。
それが叶わないとは、露も思っていない。
楠呉 円
「じゃ、上か」
楠呉 円
「好きだもんねえ」
楠呉 円
探し回って、階段を上がって、そこでいつも目にする後ろ姿を一瞬思い描きながら。
楠呉 円
流れるように、当然と言った風で差し出されたその手を取る。あなたの脳裏に思い描いた通りに。
ネム
「当たりよ」
ネム
とろりと微笑む。
嬉しそうに。
ネム
静かな病院を、二人は歩く。
屋上に辿り着く。
ネム
深い山中にある病院ゆえ、周囲を見渡しても見えるのは深い緑だけだ。
あなたから離れ、フェンスの手摺に手をかけて、空を、木々を眺める。
ネム
「わたし、ここからの眺めが好きだわ。
 何にもないけど、だからかしら。落ち着くの。
 ……みんなと、ご飯を食べたりもしたわねえ」
在りし日々を、もう戻れない日々を、懐かしむ。
ネム
「何回も探しに来てもらったわ」
そのたび困らせただろう。
そして、探しに来てくれるあなたの、見つけた時のその笑みを、好いていた。
ネム
「……でも、今日でおしまいね」
楠呉 円
部屋を出て、廊下へ、階段へ、屋上へ。
楠呉 円
どこでだって、響く音はもう二人分しかない。
楠呉 円
それが伴っているのは、珍しいことだったけれど。とみに、病室へ戻るのでなければ。
楠呉 円
そうやって乱れた常は元に戻って、
橙の目には、見慣れたあなたの背が映っている。
楠呉 円
「ネムちゃん、気配消すのうまいんだもの。よく泣き付かれたよ、またいなくなってるんですーって」
楠呉 円
「だから、キミを探すのはいつも俺の仕事だった」
楠呉 円
「でも今日は違うね。これは最後の手向けってやつ?」
ネム
「探しに来てほしかったの」
ネム
「……なんてね」
ネム
それきり、何も答えずに。
あなたを見据えた。
GM
◆行動:素木 合歓
ネム
円先生に戦闘を仕掛けます。
戦場表は振らずに峠牙で高所スタートで、よろしくお願いします。
GM
了解しました。高所によりファンブルを振ったキャラクターは接近戦ダメージ1点です。
GM
ラウンド1のプロットをどうぞ。
ネム
プロットOKです。
楠呉 円
こちらも大丈夫です。
楠呉 円
あっ
GM
おっと。
楠呉 円
大変失礼しました 凡ミスが多いよ~
楠呉 円
改めてOKです。
GM
OK!
GM
では改めて、ラウンド1のオープンプロットをお願いします。
[ ネム ] がダイスシンボルを公開。出目は 3 です。
[ 楠呉 円 ] がダイスシンボルを公開。出目は 6 です。
ネム
攻めの高プロットだ……!!
GM
◆ラウンド1
 プロット6:円 3:合歓
GM
◆プロット6
 行動:楠呉 円
GM
攻めましたね、行動をどうぞ。
楠呉 円
パス。視殺しません。
GM
了解です。
GM
◆プロット3
 行動:素木 合歓
ネム
届かないのでパスで。
GM
はい。ではおしゃべりしつつ次のラウンドのプロットをどうぞ。
両方気のゆくまで済みましたらプロットOKの宣言をお願いします。
ネム
陽は優しく、風は穏やかに吹いている。
いつもと変わらない日々。
そんな錯覚を抱かせる。
もう、決定的に、変わってしまっているのに。
ネム
プロットOKです。
楠呉 円
こちらもOKです。
GM
OK。
ではラウンド2のプロットオープンをどうぞ!
[ 楠呉 円 ] がダイスシンボルを公開。出目は 6 です。
[ ネム ] がダイスシンボルを公開。出目は 2 です。
GM
おしゃべりして脱落決めてください。
楠呉 円
変わっていないものなどこの建物の外にしかない。
この場にあったものは、もはや何もかも失われている。
楠呉 円
壊れたもの。流れたもの。なくしたもの。
どれも戻りはしない。
そう思えば、向けられたその目さえ意味を違えて映る。
楠呉 円
「それなら、いつも通りにすればよかったのに」
楠呉 円
「それとも、何かの拍子に思われちゃったとか?
 もう探しに来てくれないかもって」
ネム
「……そう。そうね」
ネム
「そうすればよかった」
ネム
「信じてる、なんて言ったくせにね」
ネム
「……それじゃ、せんせ」
ネム
「探してくれる?」
ネム
瞬きの間に。
女の姿が、消える。
ネム
脱落します。
楠呉 円
「お望みなら」
楠呉 円
「いくらでも」
楠呉 円
それは既に、誰もいない虚空へ向けた言葉へ過ぎなくとも。
GM
では、勝者の円さんは戦果の宣言をどうぞ。
楠呉 円
男はそれが届いていると、当然に信じている。
楠呉 円
プライズを合歓さんへ譲渡します。
GM
良いでしょう。プライズの秘密が公開されます。
GM
【秘密:『記憶』】
このプライズの真の名称は『罪』である。下記文中の「あなた」はその時点でのこのプライズの持ち主を指す。
このプライズを手に入れたタイミング(配布時を含む)が訪れるたび、持ち主は下の「」内の文章中の、任意の一つの[ ]の中を消して好きに書き換えてよい。この時、書き換えた[ ]についている番号を消去すること。番号の消えた[ ]内は以降上書きされない。

「あなたは(1)[3日前]、[意図せず忍びとしての力、あるいは殺意や疑念を暴走させてしまった]ために、この病院の人々を全て殺した。あなたは[我を失いながらも、心の底に芽生えた情から、痛みがないように一瞬で]彼らを殺した。
目の前の相手だけは殺さなかった。[惨劇を目の当たりにしたそのひとの姿を目にして、あなたは正気を取り戻した]からだ。記憶の混乱の治療にはもっと時間を掛けたかったが、今日までが限界だった。あなたは(5)[痕跡を消すため、既に病棟の下階に火を放った]。
 これこそが、これだけが、(6)[ 真実 ]である。」
GM
(4)が変更されています。
楠呉 円
 
楠呉 円
階段を降りる足音は一人分。
それは変わらず軽快に響く。それを聞く者がなくとも。
先は一階だけ上った階段を、今度はその下へ。
楠呉 円
階下で面するのは玄関口。
この病院に受付はなかった。玄関の隣に作られた看護師の控室がその代わり。
空気の良い山中に作られた療養病棟に来るものは決まっていたから、改まって受け付ける必要もなかった。
そのはずだった。
楠呉 円
目を向ける一階の廊下の両隣。101号室、102号室。
その突き当たりにある扉は看護師寮へ繋がるもの。
どこからも、もう何の音もしない。
楠呉 円
振り返るもう一本の廊下。同じように、103号室、104号室。
こちらの行き止まりの扉は食堂。
どんな暮らしをしていても生きることの要となる場所に、今や火の気さえ立たず。
楠呉 円
見回して、来た道を戻っていく。
上がった階段からすぐ、201号室。いちばん賑やかだった患者の部屋にあるのは死と沈黙の気配だけ。
202号室。この静けさに退屈したものの我儘さえ、懐かしく思う。
楠呉 円
203号室へ歩めば、古い床板が軋む。戻ってみるだろうか。いや。
確信をもって否定する。部屋の中を覗きさえせずに、前を行き過ぎる。
楠呉 円
204号室。ここの患者は、この山中へやってきたばかりだった。
みんな優しそうでよかった。過ぎるのはその安堵の笑顔。
楠呉 円
そうしてその突き当たりの扉をノックする。
病室に入ると同じように静かに、人がそこにあることを当たり前に。
楠呉 円
返事を待たず、ノブを捻って扉を開ける。
楠呉 円
目に入るのは大きなテーブルに並べられた椅子。その隣に本棚。
壁沿いの棚にジェンガ、トランプ、ボードゲーム。
仕切りの向こうに卓球台と、きれいに整えられた用具。
楠呉 円
療養患者たちが、長い長い時間を過ごすための遊戯室。
この病院という活気から遠い場所で、最もそれに溢れていた場所。
楠呉 円
「ネームちゃん」
楠呉 円
「あっそびましょ」
楠呉 円
「さみしいでしょ、ひとりじゃ」
ネム
「ふふ」
ネム
やっぱり見つけてくれるのね。
そうね。
いつもそうだったわ。
ネム
愛しい日々だった。
ネム
「何して遊ぶ? 先生」
楠呉 円
「かくれんぼはもうやっちゃったしねえ。攻守交代ってわけにもいかない」
ネム
「そうねえ。それに、わたし、探すのは苦手だし……」
ネム
棚に目を移す。
患者想いの医師により、整えられた遊戯たち。
ジェンガは得意だった。崩れる瀬戸際のピースを引き抜くのが上手かった。
トランプ。ぼんやりとした表情のままするポーカーは強かった。
そのほとんどを遊んだことがある。
ネム
そのくらい、長い長い間ここにいた。
それなのに。
もう、すべて、壊れてしまった。
ネム
「……先生が、一番好きなもので遊びたいわ」
ネム
壊れた温かな日々の残滓を、どうにか拾い上げるように、そう言った。
楠呉 円
「俺が一番好きなの? 決まってるでしょ、そんなの」
楠呉 円
「てっきりキミも分かってると思ったけどなあ」
楠呉 円
「俺が好きなのはねえ」
楠呉 円
「ネムちゃん」
ネム
「……もう」
ネム
「本当に、わるいひと」
楠呉 円
「そうそう。分かってるねえ」
楠呉 円
「俺はこの通り、わるくてずるい男ですよ」
楠呉 円
そう言いながら席を立つ。棚へ向かって、さほど迷いもせずに戻ってくる。
楠呉 円
その手にある長い直方の箱がテーブルの真ん中で逆さにされて、現れるのは組み上げられたたくさんのブロック。
楠呉 円
「じゃ、これにしよっか」
楠呉 円
直立したジェンガを挟んで、あなたの向かいへ腰を下ろす。
楠呉 円
合歓さんへ戦闘を仕掛けます。
GM
◆行動:楠呉 円
GM
了解です。両者、ラウンド1のプロットをどうぞ。
メインフェイズ最終手番になりますね。
ネム
プロットOKです。
楠呉 円
こちらも大丈夫です。
GM
OK。ではプロットオープンをお願いします。
[ 楠呉 円 ] がダイスシンボルを公開。出目は 1 です。
[ ネム ] がダイスシンボルを公開。出目は 5 です。
GM
◆ラウンド1
 プロット5:合歓 1:円
GM
◆プロット5
 行動:素木 合歓
ネム
パスです。
GM
◆プロット1
 行動:楠呉 円
楠呉 円
こちらも。
GM
はい、ではラウンド終末忍法がありましたらば。
ネム
誘導します。
GM
判定をどうぞ。
ネム
2D6>=5 (判定:遊芸) (2D6>=5) > 8[2,6] > 8 > 成功
GM
成功ですね。高所へ。
GM
では次のプロットをしていただきつつRPしてください。
済んだらプロットOKの宣言を。
ネム
「わたし、これは得意よ」
ネム
もちろん、あなたも知っていることだ。
木のブロックをするりと引き抜いた。
楠呉 円
「そうそう、上手いよねえ。今だってそうだよ」
楠呉 円
開始してから、そう言うほどにはまだ経っていないというのに。
気にした風もなく嘯いてみせる。
楠呉 円
ブロックが引き抜かれて、置かれる。
塔は静かに、個々が触れ合う音だけを立てて高さを増していく。
楠呉 円
「思い出してみたって、負けたところなんて見たことあったっけなって思うくらい」
ネム
「でしょう?」
ネム
「だから、わたし、今日も負けないわ」
ネム
プロットOKです。
楠呉 円
こちらもOKです。
GM
ではラウンド2、プロットオープンを。
[ ネム ] がダイスシンボルを公開。出目は 5 です。
[ 楠呉 円 ] がダイスシンボルを公開。出目は 4 です。
GM
捉えた。
GM
◆ラウンド2
 プロット5:合歓 4:円
GM
◆プロット5
 行動:素木 合歓
ネム
よし。円先生に怪鳥を。
GM
命中判定を。
ネム
2D6>=5 (判定:登術) (2D6>=5) > 8[3,5] > 8 > 成功
GM
出ますねえ。円さんは回避判定です。
GM
峠牙、-2がつきます。
楠呉 円
回避判定を放棄します。御斎魂。
GM
ではダメージの-2と一存の+1をつけて判定をどうぞ。
楠呉 円
2D6-1>=5 (判定:意気)御斎魂:ダメージ-2+一存1 (2D6-1>=5) > 8[2,6]-1 > 7 > 成功
GM
成功ですね。
ネム
奥義を切ります。
GM
了解です。奥義情報をどうぞ。
ネム
■奥義
《夢想『合歓木の囁き』》
指定特技 :遊芸
エフェクト:判定妨害
効果・演出:その言葉は、やさしく、とろけて、あなたを夢心地に陥れる。
ネム
そのは6は1。
GM
では円さんの出目は3となりファンブル。
御斎魂の失敗により怪鳥の2点ダメージと、高所の1点ダメージが入ります。
合わせて接近戦3点。
GM
合歓さんはRCTを2回どうぞ。
高所はGMが振るか。
ネム
RCT ランダム分野表(3) > 忍術
ネム
RCT ランダム分野表(4) > 謀術
GM
RCT 高所ダメージ ランダム分野表(1) > 器術
GM
怪鳥により忍術謀術と、高所により器術ですね。
GM
円さんは合計3点受けて脱落です。
ネム
「……ね、ほら。せんせ」
ジェンガを指さす。
聳え立つ木の塔は、今にも、
ネム
「あぶないわ」
楠呉 円
厳しいな、奥義を切りましょう。
GM
いいでしょう。
同じく情報を頂きつつRPを返してもらいましょうか。
楠呉 円
■奥義
《静鎧波》
指定特技 :水術
エフェクト:絶対防御/流し/防御低下
効果・演出:いずこからか来て自在に踊る波濤。
仮面の笑みと同じく、その奥を見せながら立ち入らせぬ拒絶の壁。
楠呉 円
といっても 複数の発生源があるので、怪鳥分だけ軽減して射撃戦1点を贈呈します。
GM
いえ、射撃戦ダメージは入りませんね。
GM
今回発声したのは接近戦ダメージのみ。
【流し】の条件を満たしていません。
GM
軽減は通ります。
楠呉 円
あ 本当だ このダメージ限定ついてたんだ(今気づいた)
楠呉 円
失礼しました。
GM
そうなんですよ。でも2点は痛いので切りどころですね。
GM
では円さんに1点の接近戦ダメージ、器術を潰して脱落です。
[ 楠呉 円 ] 器術 : 1 → 0
GM
勝者は合歓さん。
それぞれのRPを頂きつつ、いいところで戦果の宣言をお願いします。
楠呉 円
「ほんとだ」
楠呉 円
それでも、手を伸ばさないわけにはいかなかった。
その天辺で揺れているのは、つい先ほど彼女が置いたブロックだったから。
楠呉 円
すっかり穴だらけになった下部へは手をつけず。一見何の影響もなさそうな、中ほどにあるブロックの群れへと指を触れて、押す。
楠呉 円
そのたった一つが、その上に乗ったすべてに響いて。
楠呉 円
傾ぐ。
楠呉 円
崩れ落ちる。
楠呉 円
ばらばらに。
楠呉 円
「あーあ」
楠呉 円
「キミの言った通りだねえ。やっぱり負けちゃった」
ネム
落下するブロックがテーブルを叩く。
静かな病院にその音はやけに響いた。
塔の姿は、もはや跡形もない。
ネム
「わたしの勝ち」
ネム
「……ねえ、先生。勝ったんだもの」
ネム
「ご褒美が欲しいわ」
ネム
戦果として、円先生にプライズを譲渡します。
GM
了解しました。
秘密が公開されます。
GM
【秘密:『記憶』】
このプライズの真の名称は『罪』である。下記文中の「あなた」はその時点でのこのプライズの持ち主を指す。
このプライズを手に入れたタイミング(配布時を含む)が訪れるたび、持ち主は下の「」内の文章中の、任意の一つの[ ]の中を消して好きに書き換えてよい。この時、書き換えた[ ]についている番号を消去すること。番号の消えた[ ]内は以降上書きされない。

「あなたは(1)[3日前]、[意図せず忍びとしての力、あるいは殺意や疑念を暴走させてしまった]ために、この病院の人々を全て殺した。あなたは[我を失いながらも、心の底に芽生えた情から、痛みがないように一瞬で]彼らを殺した。
目の前の相手だけは殺さなかった。[惨劇を目の当たりにしたそのひとの姿を目にして、あなたは正気を取り戻した]からだ。記憶の混乱の治療にはもっと時間を掛けたかったが、今日までが限界だった。あなたは[彼/彼女を愛してしまっている]。
 これこそが、これだけが、(6)[ 真実 ]である。」
GM
(5)が変更されています。
楠呉 円
「ご褒美」
楠呉 円
ふうん。
そんな息さえ漏らしながら、楽しげに繰り返す。
楠呉 円
「あげないわけにはいかないねえ、だけど」
楠呉 円
「それが何なのか、俺には見当もつかないなあ」
楠呉 円
「ね」
楠呉 円
「ネムちゃんの欲しい『ご褒美』ってなーに?」
ネム
「わかってるくせに。
 最後までいじわるね」
ネム
「……でも、教えてあげる」
ネム
もう、時間がないから。
ネム
「わたしが欲しいものはね」
ネム
「その、罪よ」
ネム
仕方がなかった。
それでも、どうしようもなく、取り返しのつかないことをした。
ネム
それを。
その罪を。
ネム
決して、あなたに背負わせるわけにはいかない。
ネム
ねだるように、甘えるように、とろけるように。
言葉だけは、愛しい人に囁くようだった。
楠呉 円
「っはっはっはっは、面白いこと言うねえ、ネムちゃん」
楠呉 円
「じゃ、もうひとつ教えてくれる?」
楠呉 円
「これのどこが『ご褒美』だっていうの」
ネム
「あら、わからない?」
ネム
「"マドカさん"」
ネム
「あなたが平穏に生きてくれるなら、私はそれでいいのよ」
ネム
「とびきりのご褒美じゃなくて?」
楠呉 円
はっきりと意図して口に出されたその囁き。けして耳慣れたものではない、その声で呼ばれる己の名前に、一瞬口を噤んで。
楠呉 円
「ぜーんぜん」
楠呉 円
「ネムちゃんが思い出したものが、もしそんな悲しい話なら」
楠呉 円
「俺にはなんにも意味がない」
楠呉 円
「あげないわけにはいかないって言っちゃったけど。軽々しくそんなこと言うモンじゃないね」
ネム
「私にとっては意味があるのに」
ネム
「困ったひとね」
楠呉 円
「言わなかったっけ?」
楠呉 円
「同じくらい困ってほしいってさ」
ネム
「見ての通り困っているわ」
ネム
「……ねえ」
ネム
「もう、十分でしょう?」
ネム
「それは私のものと決めているの」
ネム
「それだけは」
ネム
「それだけは譲れないわ」
ネム
「たとえあなたであっても」
ネム
「……絶対に」
楠呉 円
「こいつは困った」
楠呉 円
「でもねえ、ネムちゃん」
楠呉 円
「俺だってそうだよ」
楠呉 円
「これは俺のもので、キミが持つには重すぎるし、そもそも持つ必要なんかないし……」
楠呉 円
「……ああ、ここだけは違うな」
楠呉 円
「キミだからこそ、渡せやしない」
楠呉 円
「絶対に」
楠呉 円
「あんなに俺を信じてくれたキミだ。きっと信じてくれるって思ってるんだけどなあ」
楠呉 円
「どう?」
ネム
「信じているわ」
ネム
「……信じてる。ずっと」
ネム
「だから」
信じるに足る、優しい、愛しいあなただから。
ネム
「私はあなたに」
幸せに生きてほしい。
この罪も、罪人も、すべて忘れて。
無かったことにして。
ネム
「……それだけなのに」
ネム
それでも、どうしても、分かってくれないのなら――
ネム
女の赤い目が。
あなたに向いた。
楠呉 円
「……っふふふふ」
楠呉 円
「ありがと、ネムちゃん」
楠呉 円
「でもそんなの、ホイホイ人に言っちゃだめだよ。特に、こんな悪くてずるくていじわるな男にはね」
楠呉 円
「……なんて、言うまでもないか」
楠呉 円
「ネムちゃんの言葉が、軽いわけないもんねえ」
ネム
羽のように軽い女が、その実、硬く一途であることを。
あなたも知っている。
楠呉 円
その言葉の蕩けるような手触りのなかに確固たる魂のあることを、
幾度だって実感してきた。
楠呉 円
だから、その言葉も、乗せられた想いも、どこまでも真実だ。
楠呉 円
たとえ、どうしようもない罪悪の錯覚を覚えていたとしても。
楠呉 円
『錯覚であるもの』とは、それだけに違いなかった。
楠呉 円
「そうそう。こんな分からず屋にかかずらうのは、もったいないよ、ネムちゃん」
楠呉 円
「特に、そんなに凄んだって分かってやる気のない奴に向かうのはね」
楠呉 円
かすかな青み交じりの赤に、こちらの橙をかち合わす。
ふたつ繋がれば、暮れなずむ夕景の色。
楠呉 円
けれど朝日の差すものか。
楠呉 円
明日を奪った、明日なき罪人になりたがるものたちに、もう時間は残されていない。
楠呉 円
 
楠呉 円
「いらっしゃい、ネムちゃん」
楠呉 円
まるで部屋へ招き入れるような気軽さで、いざなう。
楠呉 円
この場に誰がいたとて追いつけぬ忍びだけが行き着ける速度の世界へ、足を踏み出す。
ネム
「……ふふ」
ネム
「やっと誘ってくれたのね」
ネム
足取りは軽やかに。
まるで、デートにでも赴くように。
GM
◆クライマックスフェイズ
GM
双方、プロットはよろしいですか。
ネム
大丈夫です。
楠呉 円
はい。
GM
ではクライマックスフェイズラウンド1。
プロットオープンをお願いします!
[ 楠呉 円 ] がダイスシンボルを公開。出目は 1 です。
[ ネム ] がダイスシンボルを公開。出目は 4 です。
GM
◆ラウンド1
 プロット4:合歓 1:円
GM
◆プロット4
 行動:素木 合歓
ネム
パスします。
GM
OK
GM
◆プロット1
 行動:円
楠呉 円
視殺します。
GM
命中判定をどうぞ。
楠呉 円
2D6>=5 (判定:瞳術)視殺 (2D6>=5) > 2[1,1] > 2 > ファンブル
GM
先生?
楠呉 円
なんでえ?
ネム
ワ……
GM
ここで出てよかったですね。
楠呉 円
振り直しありません。
ネム
誘導します。
GM
では誘導の判定をどうぞ。
ネム
2D6>=5 (判定:遊芸) (2D6>=5) > 9[3,6] > 9 > 成功
ネム
高所で。
GM
いいでしょう。戦場は高所に変更されます。
[ GM ] ラウンド : 1 → 2
GM
ラウンド2のプロットをどうぞ。
ネム
OKです。
楠呉 円
OKです。
GM
ではラウンド2のプロットオープンを。
[ ネム ] がダイスシンボルを公開。出目は 2 です。
[ 楠呉 円 ] がダイスシンボルを公開。出目は 4 です。
GM
◆ラウンド2
 プロット4:円 2:合歓
GM
◆プロット4
 行動:楠呉 円
楠呉 円
視殺します。
GM
命中判定を。
楠呉 円
2D6>=5 (判定:瞳術)視殺 (2D6>=5) > 4[2,2] > 4 > 失敗
GM
先生!?
ネム
先生……!?
楠呉 円
どうしたんでしょうね。振り直しありません。
GM
えー、あー、高所ダメージです。
GM
RCT ランダム分野表(1) > 器術
GM
接近戦ダメージ1点。器術は被ってるので任意ですね。
楠呉 円
忍術へ。
GM
素通しですか?
楠呉 円
じゃあせっかくなので絶対防御しましょう。
GM
はい。指定特技は水術ですね。
楠呉 円
はい。
ネム
奥義破りします。
GM
判定をどうぞ。
ネム
2D6>=7 (判定:手裏剣術) (2D6>=7) > 10[5,5] > 10 > 成功
GM
たっか。
ネム
「ねえ、マドカさん」
ネム
「エスコートはしてくれないの?」
ネム
微笑む。
白い手を、差し出す。
ネム
けれど、それを掴めはしない。
楠呉 円
知っている。だからこそ、手を伸べさえしない。
楠呉 円
「なくたって、しっかり歩けるでしょ?」
楠呉 円
けれどそれを目に映すだけで、手に取るようにわかる。
楠呉 円
そこに敵意はない。こうしていてさえ。
いつだってなかった。この場所には、かけらだって。
楠呉 円
それを思い出せば。
この視線に宿すべき害意が霧散する。
楠呉 円
靄のように。
ネム
傷などつけられていない。
傷つけるわけがない。
私とあなたに、そんなことは有り得ない。
ネム
「……」
ネム
「そうね」
ネム
「そう、しなくちゃね」
ネム
この罪を背負うと決めたのならば。
一人で歩かなくてはいけない。
ネム
たとえあなたを撥ね退けてでも。
ネム
手番パスで、プロットOKです。
[ 楠呉 円 ] 忍術 : 1 → 0
楠呉 円
こちらもOKです。
[ GM ] ラウンド : 2 → 3
GM
ではラウンド3,プロットオープンをお願いします。
[ 楠呉 円 ] がダイスシンボルを公開。出目は 4 です。
[ ネム ] がダイスシンボルを公開。出目は 3 です。
GM
◆ラウンド3
 プロット4:円 3:合歓
GM
◆プロット4
 行動:楠呉 円
楠呉 円
捕まったなあ。視殺します。
GM
判定をどうぞ。
楠呉 円
2D6>=5 (判定:瞳術)視殺 (2D6>=5) > 3[1,2] > 3 > 失敗
GM
せ……先生……!?
楠呉 円
どういうことなの。
ネム
先生……????
GM
RCT とりあえず高所です。 ランダム分野表(1) > 器術
GM
任意ですね。
楠呉 円
御斎魂。
GM
いえ、逆凪です。
GM
同時攻撃ではないので既に適用されています。
楠呉 円
了解です、ありがとうございます。
GM
任意分野に1点どうぞ。
楠呉 円
謀術で受けます。
GM
了解しました。
[ 楠呉 円 ] 謀術 : 1 → 0
GM
では円さんは逆凪。
GM
RPしますか……?
楠呉 円
「そうそう」
楠呉 円
「でもねえ」
楠呉 円
「うれしいよ?」
楠呉 円
「つまりキミは俺に、手を引かれてくれる気があるんでしょ?」
ネム
「……そんなこと」
ネム
「言わないで」
ネム
否定はできなかった。
できるのは、拒絶だけ。
ネム
円さんに怪鳥を。
GM
命中判定をどうぞ。
ネム
2D6>=5 (判定:登術) (2D6>=5) > 8[4,4] > 8 > 成功
GM
逆凪により命中判定は確定で失敗。
GM
合歓さんはRCTを2回どうぞ。
ネム
RCT ランダム分野表(2) > 体術
ネム
RCT ランダム分野表(2) > 体術
GM
体術と任意の2点ですね。
楠呉 円
絶対防御します。
GM
はい。指定特技は水術。
ネム
破ります。
GM
判定をどうぞ。
ネム
2D6>=7 (判定:手裏剣術) (2D6>=7) > 6[2,4] > 6 > 失敗
GM
おっ。
ネム
振られた手に、力はなく。
ネム
けれど赤い目だけは、向けられて。
楠呉 円
その目に映る変わらぬ薄い笑みは、あなたの苦しみを捉えているかを悟らせない。
楠呉 円
その奥の苦しみを、見せることもまたない。
ネム
ずるいひと。
ネム
プロットOKです。
楠呉 円
OKです。
[ GM ] ラウンド : 3 → 4
GM
ではラウンド4,オープンプロットを。
[ ネム ] がダイスシンボルを公開。出目は 2 です。
[ 楠呉 円 ] がダイスシンボルを公開。出目は 5 です。
GM
◆ラウンド4
 プロット5:円 2:合歓
GM
◆プロット5
 行動:楠呉 円
楠呉 円
視殺します。
GM
命中判定を。
楠呉 円
2D6>=5 (判定:瞳術)視殺 (2D6>=5) > 4[1,3] > 4 > 失敗
GM
?????
楠呉 円
だからあ………………
GM
RCT ファンブルにつき高所ダメージです。 ランダム分野表(5) > 戦術
楠呉 円
絶対防御します。
GM
了解です。指定特技は水術ですね。
ネム
破りますね……
GM
はい。判定を。
ネム
2D6>=7 (判定:手裏剣術) (2D6>=7) > 12[6,6] > 12 > スペシャル(【生命力】1点か変調一つを回復)
ネム
フフ
ネム
嘘でしょ
GM
ちょっと?
楠呉 円
ハッハッハッハッハ
[ 楠呉 円 ] 戦術 : 1 → 0
ネム
まあ、ノーダメージなので……意味ないんですけど……
GM
戦術が潰れるところへの絶対防御破りだから”””意味”””はあるんだよ。
ネム
やったね やりすぎだよ!!
GM
””””意味””””を込めてRPをどうぞ。
手番はパスだろうからそのまま次ラウンドプロットの準備もお願いします。
楠呉 円
「ええ?」
楠呉 円
「やーだよ」
ネム
「だって」
ネム
「もう、どうしようもないのよ」
ネム
「だから全部、ぜんぶ、断ち切りつもりで」
ネム
「そのつもりでいるのに」
ネム
「どうしてわかってくれないの」
ネム
その言葉に、軽やかさは失われ。
ネム
駄々をこねる子どものように、女は言い張る。
楠呉 円
そうするほどに見える頑なさは、相対すればするほど崩せるものとは見えなくなっていく。
楠呉 円
「ふうん」
楠呉 円
「そうなるって分かってて、これまで手を引かれてくれたんだ?」
楠呉 円
「それなら最初から、全部持たなきゃあよかった」
楠呉 円
「それなら、こんなに困らずに済んだ」
楠呉 円
「ちがう?」
楠呉 円
だから、最初から分かっているのだ。
楠呉 円
どれほど言葉を弄したところで、それは、その牙城を崩すほどの痛打とはならない。
楠呉 円
ただいたずらに、互いの心を引き裂いていくだけだと知っている。
ネム
痛かった。
身体のどこにも傷を負っていないのに。
胸の奥が、ひどく痛む。
ネム
そんなことを言われるのも。
言わせているのも。
ネム
「……いじわる」
ネム
「そんなこと言うなら」
ネム
「きらいに、なるわ」
ネム
なるわけがないのに。
ネム
ああ、早く。
ネム
早く終わらせなくては。
楠呉 円
「そうだよ?」
楠呉 円
「もっと早く気づけばよかったのに」
楠呉 円
「ばかだねえ」
楠呉 円
そんなはずはないのに。
楠呉 円
ただ、これほどに心を貫き合って、血を流していてさえ。
楠呉 円
続いていてほしいと思ってしまう。
これが最後だと言うのなら。
楠呉 円
プロットOKです。
ネム
プロットOKです。
[ GM ] ラウンド : 4 → 5
GM
ラウンド5のプロットオープンを。
[ ネム ] がダイスシンボルを公開。出目は 3 です。
[ 楠呉 円 ] がダイスシンボルを公開。出目は 2 です。
GM
◆ラウンド5
 プロット3:合歓 2:円
GM
◆プロット3
 行動:素木 合歓
ネム
円さんに怪鳥を。
GM
命中判定をどうぞ。
ネム
2D6>=5 (判定:登術) (2D6>=5) > 8[2,6] > 8 > 成功
GM
回避判定には-2がつきます。
楠呉 円
回避します。
楠呉 円
2D6-2>=7 (判定:飛術)回避:怪鳥 (2D6-2>=7) > 7[1,6]-2 > 5 > 失敗
GM
峠牙に仕事をされている。
GM
2点の接近戦ダメージです。
楠呉 円
兵糧丸で戦術を回復します。
[ 楠呉 円 ] 忍具 : 1 → 0
[ 楠呉 円 ] 戦術 : 0 → 1
楠呉 円
そこから御斎魂。
GM
OK
GM
-2と一存の+1ですね。どうぞ。
楠呉 円
2D6-1>=5 (判定:意気)御斎魂:ダメージ-2+一存1 (2D6-1>=5) > 8[2,6]-1 > 7 > 成功
GM
成功!
GM
◆プロット2
 行動:楠呉 円
楠呉 円
視殺します。
GM
命中判定を。
楠呉 円
2D6>=5 (判定:瞳術)視殺 (2D6>=5) > 7[1,6] > 7 > 成功
GM
通った。
ネム
奥義を……
GM
はい。遊芸ですね。
GM
峠牙でこれの奥義破りにも-2です。
楠呉 円
基礎8-峠牙2 きついなあ。奥義破り、回想を入れましょう。
GM
いいでしょう! 回想シーンをどうぞ。秘密の提示も任せます。
楠呉 円
あなたには分かっている。罪を犯したのは実は彼ではない。あなただ。
PC1は、あなたが病院の人々を殺戮したショックからか記憶に混乱をきたしている。事件の記憶の中の犯人、つまりあなたを、自分自身と取り違えてしまっているのだ。
主治医として、彼が自ら思い出せるよう少しずつカウンセリングを続けていたが、タイムリミットが迫っている。
あなたは決断した。彼の記憶を修正し、思い出させねばならない。もう手段は選ばない。彼に憎まれ追われることになろうとも、それがあなたへの罰となり贖罪の手段となるだろう。
あなたの【本当の使命】は、あなたからPC1にプライズを渡し、かつ最終的なプライズの所持者となることだ。
楠呉 円
「その調子で、どんどん恨んでいいんだよ。俺のことはね」
楠呉 円
恨みはしない。そう言われたことを覚えている。
つれなくそれを断ったことも、もちろん覚えている。
楠呉 円
「キミも散々言ったでしょう?
 俺はずるいし意地悪だよ。キミが信用するところなんてなーんにもない、悪い男」
楠呉 円
「キミはそんな奴にたぶらかされた可哀想な娘」
楠呉 円
そして。背負うはずもない罪をその背に着せて。
あまつさえ持ち去らせそうになっている。
どうしようもない男。
楠呉 円
なりたくないな。
そんなものには。
楠呉 円
「そうでしょう? 疑う余地もない」
楠呉 円
「どうぞ嫌いになるといい」
楠呉 円
笑っている。
楠呉 円
仮面のように。
楠呉 円
2D6-2+3>=8 (判定:意気)せっかくなので意気でやりましょう (2D6-2+3>=8) > 4[1,3]-2+3 > 5 > 失敗
GM
失敗ですね。判定妨害が通ります。
GM
円の出目が1,1に変更され、ファンブル。高所ダメージが1点。
GM
RCT ランダム分野表(6) > 妖術
GM
妖術に1点の接近戦ダメージです。
[ 楠呉 円 ] 妖術 : 1 → 0
ネム
「うそつき」
ネム
「ぜんぶ、うそ」
ネム
「ずるいのも。いじわるなのも。信用できないのも」
ネム
見せる仮面はそうであっても、その奥底は違うと知っている。
確信している。
ネム
だから、違うのだ。
そもそも罪を犯したのは私で。
あなたが気に病むことなんて、何も。
ネム
何もない。
ネム
そして、それでも、嫌いになれるわけがない。
ネム
お互いに。
ネム
そうでしょう?
楠呉 円
「そうかなあ?」
楠呉 円
「ああ、でも。それならなおのこといいかもねえ」
楠呉 円
「信じてるって言ってもらった俺」
「キミが優しいって言ってくれた俺」
「誠実だって言ってくれた俺」
楠呉 円
「全部、嘘」
楠呉 円
「ならよくない?」
楠呉 円
そうして隠せている仮面はもう口先にしかない。
楠呉 円
出し続けている声が震えていないことが信じられない。
楠呉 円
視界に映るものは、もう滲み始めていて。
なにもかも、はっきりと見えやしないのに。
ネム
「そう、なら」
ネム
「――そうなら、どんなによかったか!」
ネム
堰を切ったように慟哭し、流す涙は。
あなたの目には映らない。
ネム
プロットOKです。
楠呉 円
こちらもOKです。
[ GM ] ラウンド : 5 → 6
GM
ラウンド6,プロットオープンを。
[ ネム ] がダイスシンボルを公開。出目は 2 です。
[ 楠呉 円 ] がダイスシンボルを公開。出目は 4 です。
GM
こうなるともう届かないんだよな。
GM
いやまあ代用があるか。
GM
◆ラウンド6
 プロット4:円 2:合歓
GM
◆プロット4
 行動:楠呉 円
楠呉 円
あんなことを言いましたが、まだ視殺を撃つだけ撃てました。
GM
がんばってください。どうぞ。
楠呉 円
2D6>=9 (判定:意気) (2D6>=9) > 7[3,4] > 7 > 失敗
GM
厳しい。
ネム
奥義を……
楠呉 円
破ります。
GM
はい。遊芸に-2ですね。
楠呉 円
2D6-2>=8 (判定:意気) (2D6-2>=8) > 6[3,3]-2 > 4 > 失敗
GM
こちらはファンブルではありませんが先の判定はファンブルになります。
GM
高所ダメージを振りましょう。
GM
RCT ランダム分野表(2) > 体術
[ 楠呉 円 ] 体術 : 1 → 0
GM
合歓さんはパスですね。RPを頂きつつ、次のプロットを。
楠呉 円
「どうしようもないなあ」
楠呉 円
「そうだって、思ってくれればよかったのに」
楠呉 円
「ね」
楠呉 円
「思ってくれない?」
楠呉 円
「思ってよ」
楠呉 円
「ねえ…………」
楠呉 円
その懇願に至って、ようやく。
滴が床を叩く。
ネム
「できない」
ネム
「できるわけ、ない」
ネム
声はとっくに震えている。
玉のように涙が零れた。
ネム
「あなたと過ごした日々が、嘘だなんて」
ネム
「あなたを……」
ネム
「嘘だなんて言って、なかったことにして、忘れるなんて」
ネム
できるわけがなかった。
ネム
そもそも。
ネム
できるなら、こんなことはしていなかった。
お互いを傷つけるような、どうしようもない、意味のない、くだらない、こんなやりとり。
したくなかった。
ネム
しないわけにはいかなかった。
ネム
こんなにも愛してしまっている。
楠呉 円
こんなにも離れがたい。
楠呉 円
ゆえにこそ。
楠呉 円
必要なものは、切除になる。
楠呉 円
そこにどんな痛みが伴おうとも。
楠呉 円
心地良い麻酔など、あるはずもない。
楠呉 円
プロットOKです。
ネム
こちらもOKです。
[ GM ] ラウンド : 6 → 7
GM
ラウンド7,プロットオープンをどうぞ。
[ 楠呉 円 ] がダイスシンボルを公開。出目は 3 です。
[ ネム ] がダイスシンボルを公開。出目は 2 です。
GM
◆ラウンド7
 プロット3:円 2:合歓
GM
◆プロット3
 行動:楠呉 円
楠呉 円
執行。特技は見敵術から。
GM
判定をどうぞ。
楠呉 円
2D6+1>=8 (判定:意気)執行:+1 (2D6+1>=8) > 5[2,3]+1 > 6 > 失敗
楠呉 円
執行じゃないな +1は一存。
GM
はい。届きませんね。
ネム
奥義を切ります。
楠呉 円
破ります。
GM
遊芸より-2。
楠呉 円
2D6-2>=8 (判定:意気) (2D6-2>=8) > 4[1,3]-2 > 2 > 失敗
GM
先程の命中判定がファンブルになり、高所ダメージ1点です。
GM
RCT ランダム分野表(6) > 妖術
楠呉 円
絶対防御しましょう。
GM
了解です。水術。
ネム
破ります。
GM
回想します?
ネム
しましょう。
GM
では秘密の開示は任せます。好きなタイミングでどうぞ。
ネム
実はあなたこそがこの病院の医師である。
あなたはある理由(PLの任意)からこの病院の人々を殺した。その場に居合わせたショックからか、PC2は記憶に混乱をきたした。PC2の中で、匿われた忍者であるPC2と、その主治医であるあなたが逆転してしまっているのだ。
あなたが患者を演じているのは治療の手段だった。ごく僅かずつ事件の情報を伝えることで、PC2の状態を探っていたのだ。
そして判断し、決断した。PC2の記憶を修正し、思い出させねばならない。もう手段は選ばない。PC2に憎まれ追われることになろうとも、それがあなたへの罰となり贖罪の手段となるだろう。
あなたの【本当の使命】は、あなたからPC2にプライズを渡し、かつ最終的なプライズの所持者となることだ。
ネム
これが私の罪。
この痛みが私の罰。
確かに私のものだ。
ネム
けれど。
懲りもせず罪を重ねている。
ネム
あなたのように、あなたのこれからのために、全てを撥ね退けなくてはいけないのに。
ネム
ここまで至って、お互いに未練ばかりを残してしまう。
ネム
ずるくて、いじわるで、信用できないのは、私だ。
あなたはどこまでも優しい。
ネム
「……マドカさん」
ネム
「ごめんね」
ネム
「ごめんなさい」
ネム
「許さなくていい」
ネム
「でも」
ネム
愚かしいこの想いは、
ネム
「愛しているわ」
ネム
最後の最後まで、どうすることもできなかった。
ネム
達成値上昇、+3で水術から奥義破りを。
GM
いいでしょう。判定を。
ネム
2D6+3>=7 (判定:手裏剣術) (2D6+3>=7) > 7[1,6]+3 > 10 > 成功
GM
成功ですね。
絶対防御は破られ、円さんに1点の接近戦ダメージ。
[ 楠呉 円 ] 戦術 : 1 → 0
GM
円さんは脱落か死亡を選択できます。
RPしつつどうぞ。
楠呉 円
「…………ふふ、ああ」
楠呉 円
「うれしいな」
楠呉 円
それは到底、涙に濡れた声で絞り出す言葉ではないけれど。
もはやそう思って、止められるものでもない。
楠呉 円
けれど、残しておかなければならなかった。
伝えておかなければならなかった。
これほど突き放してなお、それを撥ね除けてくれたことへ。
楠呉 円
「俺も」
楠呉 円
「大好きですよ」
楠呉 円
「せーんせ」
楠呉 円
そう認めた時に、すべてが終わることを知っているから。
ネム
「ふふ」
ネム
「それが欲しかったの」
ネム
女はその終わりに、笑った。
とても、幸せそうに。
楠呉 円
「はははは」
楠呉 円
「それはよかった」
楠呉 円
「俺は今だって思っていますよ。あんなものは『ご褒美』じゃあない」
楠呉 円
「でも、代わりに俺が持ってくのはナシなんでしょう?」
楠呉 円
「だから、一緒に持ってってくれません?」
楠呉 円
「プレゼントってことでさ…………」
ネム
「『ご褒美』だから」
ネム
「あなたにはあげない」
ネム
そう言って。
目を瞠る。
ネム
「……」
ネム
もう、ここに用は無い。
すべてが終わっている。
ネム
「……ねえ、マドカさん」
ネム
だから早く立ち去らなくてはいけない。
ネム
「そうやって聞いてるけど、でも」
ネム
早く。
ネム
「……でも……」
ネム
早く、早く。
ネム
「……分かっているんでしょう?」
ネム
足が動かない。
ああ、なんて、
ネム
ずるいひと。
楠呉 円
「そりゃもう」
楠呉 円
するべきことを知らないはずもない。
もう追いすがれさえしない男に構う理由もない。
楠呉 円
けれど、まだ目の前にいてくれる。
ああ、なんて。
楠呉 円
「知ってますもん」
楠呉 円
「患者をよく見てる、誠実で優しいお医者様」
楠呉 円
「それが貴女ですもんね?」
楠呉 円
「せーんせ」
楠呉 円
脱落します。
GM
いいでしょう。
合歓は戦果の宣言をどうぞ。
ネム
プライズを貰います。
GM
プライズの秘密が開示されます。
GM
【秘密:『記憶』】
このプライズの真の名称は『罪』である。下記文中の「あなた」はその時点でのこのプライズの持ち主を指す。
このプライズを手に入れたタイミング(配布時を含む)が訪れるたび、持ち主は下の「」内の文章中の、任意の一つの[ ]の中を消して好きに書き換えてよい。この時、書き換えた[ ]についている番号を消去すること。番号の消えた[ ]内は以降上書きされない。

あなたは[もうひとりの他には忍びなど誰もいないと、そしてそのひともまた誰を傷つけることもないと知りながら]、[意図せず忍びとしての力、あるいは殺意や疑念を暴走させてしまった]ために、この病院の人々を全て殺した。あなたは[我を失いながらも、心の底に芽生えた情から、痛みがないように一瞬で]彼らを殺した。
目の前の相手だけは殺さなかった。[惨劇を目の当たりにしたそのひとの姿を目にして、あなたは正気を取り戻した]からだ。記憶の混乱の治療にはもっと時間を掛けたかったが、今日までが限界だった。あなたは[彼/彼女を愛してしまっている]。
 これこそが、これだけが、(6)[ 真実 ]である。」
GM
(1)が変更されています。
ネム
「優しいなんて言ってくれるのは、あなたくらいだわ」
ネム
共に在るということは、罪を負うということだ。
ネム
「ああ、でも……」
ネム
避けたかった。
どうしても、避けたかったのに。
ネム
「こんなにも、うれしくなってしまうのね」
ネム
【秘密:『記憶』】
このプライズの真の名称は『罪』である。下記文中の「あなた」はその時点でのこのプライズの持ち主を指す。
このプライズを手に入れたタイミング(配布時を含む)が訪れるたび、持ち主は下の「」内の文章中の、任意の一つの[ ]の中を消して好きに書き換えてよい。この時、書き換えた[ ]についている番号を消去すること。番号の消えた[ ]内は以降上書きされない。

あなたは[もうひとりの他には忍びなど誰もいないと、そしてそのひともまた誰を傷つけることもないと知りながら]、[意図せず忍びとしての力、あるいは殺意や疑念を暴走させてしまった]ために、この病院の人々を全て殺した。あなたは[我を失いながらも、心の底に芽生えた情から、痛みがないように一瞬で]彼らを殺した。
目の前の相手だけは殺さなかった。[惨劇を目の当たりにしたそのひとの姿を目にして、あなたは正気を取り戻した]からだ。記憶の混乱の治療にはもっと時間を掛けたかったが、今日までが限界だった。あなたは[彼/彼女を愛してしまっている]。
 これこそが、これだけが、[ 真実であり、二人が負った罪 ]である。」
楠呉 円
「へえ? そいつはまったく見る目のない」
楠呉 円
「でもまったく、悪くはないですね」
楠呉 円
「そんなに喜んでもらえるなら」
楠呉 円
「じゃ、せんせ」
楠呉 円
「これからも、言って構いませんよね?」
楠呉 円
その答えだって、もう知っていて。
そうしてそこで、負わなくてはいけないものがある。
楠呉 円
その罪をただ一人止め得たはずのものが。
どうして、咎を負わずにおれようか。
楠呉 円
男はそれを看過するほど、悪くも狡くもない。
ネム
「ええ」
ネム
どうしようもない罪に罪を重ねている。
ネム
「聞かせてちょうだい」
ネム
一人で歩けたはずなのに。
あなたを巻き込んで。
ネム
「ずっと」
ネム
それでも抗えなかった。抗わせてもらえなかった。抗いたくなくなってしまった。
ああ、これが、
ネム
「ずっと……」
ネム
これが私の罪。
あなたと生きていく。
罰と言うには、ご褒美みたいに、甘かった。
楠呉 円
「っはっはっはっはっは」
楠呉 円
「ストレートだなぁ」
楠呉 円
「まったく敵いませんよ、せんせにはね」
楠呉 円
重ねた罪は何をしたところでもはや消えはしない。
それを知らないわけもないと、互いが知っている。
楠呉 円
「じゃ、そういうことで」
楠呉 円
「お望みなら、いくらでも」
楠呉 円
「………ああ、でも」
楠呉 円
手を差し出す。何の気もなく。かつてあなたがそうしたように。
楠呉 円
「エスコートは、よろしくお願いしますよ」
楠呉 円
抗うはずもない。
抗えるはずもない。
手を引かれるまま、巻き込まれていく。
いくらでも。
楠呉 円
それこそが罪人に与えられる終身刑。
死がふたりを分かつまで終えられぬ罰。
ネム
「ふふ」
ネム
「喜んで」
ネム
手と手が重なる。
終わりまで、それが離れることはなかった。
ネム
ああ、さようなら。愛しい日々。
山中の病院にはもう、誰もいない。
ネム
誰一人、いない。
GM
GM
GM
GM
シノビガミ「出口なし」
GM
おしまい
GM
GM
ありがとうございました!
楠呉 円
ありがとうございましたー!!
ネム
ありがとうございました!!