出口なし

GM
ではこれより
GM
シノビガミセッション「出口なし」
GM
始めていきましょう。
GM
よろしくお願いします!
佐々礼宗
おねがいします!
仇野辿
おねがいしますわー。
GM
今回予告
GM
とある地方の山中。ぽつりと建つ古びた木造の病院の入院病棟、2階の203号室。
ベッドに腰掛けた患者の傍らに、ひとりの医師が腰掛けて話を聞いている。
患者は言う。何か大きな罪を犯したのに、それが何なのか思い出せない。
静かな病室で、カウンセリングは続く。

病室の外に人影はない。長い廊下を見渡しても、階下に降りたとしても。
生きて動く者は一人もいない。
ただ、203号室から、話し声がぽつぽつと無人の廊下に漏れ聞こえている。

(――数か月前、忍務の帰途で大怪我を追った忍者をこの病院の医師の1人が保護した。
 隠れ潜む忍者であったその医師は、同情か仁愛か気紛れか、傷ついた忍者が身元を隠して心身を癒せるように尽力した。
 病院の人々は患者をあたたかく遇し、忍者は生まれて初めて味わうような静かで安らかな日々を過ごした。
 その束の間の静穏が、壊れる日までは)

その日壊れたものは、ほんとうは何だったのだろう。
真実は何処に?

――さあ、先生。あなたの患者が待っています。
GM
こういったシナリオになっています。
GM
とりあえず各PCの自己紹介をさらっとしましょうか。
GM
PC1、お願いします。
佐々礼宗
佐々礼宗です。ずっとこの病院に入院してますね。
基本的に大人しいタイプで物腰柔らか。
割とにこにこずっとしてます。
先生にはそこそこ懐いてるかも。
仇野辿
懐かれてるんすか。嬉しいなあ~。
仇野辿
PC2、仇野辿です。
鞍馬の男っすよ~。らしいでしょ?
仇野辿
シティボーイ然とした見た目してますけどね、結構田舎とか山とか慣れてますんでね、
仇野辿
ここでの勤務も結構楽しくさせてもらってますよ。
仇野辿
宗さんがゆっくり過ごしてくれてて嬉しいわ~。
仇野辿
穏やかな時間ってのも悪くないでしょ。
仇野辿
あんま気兼ねせず心身ともに傷を癒やしていってもらえたらいいんですけど……
仇野辿
…………。
仇野辿
こんなとこで!
GM
GM
はい、そんな感じで自己紹介完です。
GM
そのまま導入シーンをやっていきましょう。
GM
あなたの患者が待ってくださっているので、あなたの患者のところに赴くところから始めます。
GM
 
GM
◆導入フェイズ
GM
深い山の中。古びた木造建築にて。
GM
僅かに開けられた窓より吹く風が、薄いカーテンを柔らかく揺らしている。
GM
あなたはベッドでそれを見ている。
GM
窓の外の長閑な緑を。戦いや忍務の日々とは縁遠い平和な風景を。
佐々礼宗
「あ、先生」
仇野辿
「はあい?」
佐々礼宗
「今日も来てくれて嬉しいです」
仇野辿
仇野辿は木造の扉を閉めている。
仇野辿
緩やかな風に白衣を揺らし、片手のバインダーで肩を叩きながら、あなたの姿を振り返る。
佐々礼宗
「ええっと、今日もカウンセリングの続き……ですよね?」
仇野辿
「そうなりますねえ」
仇野辿
パイプ椅子を引き出し、開いて、腰を下ろす。
佐々礼宗
よいしょと腰掛けていたベッドから足を出して、縁に腰掛ける感じ。
仇野辿
どっかりと座って足を組む。
いささか行儀の悪い仕草が身に馴染んでいる。
仇野辿
くるりと手元でボールペンを回して、その尻を宗へと向けた。
仇野辿
「具合の方はいかがでしょう?」
仇野辿
「なあんかこう、兆し的なのとか。ないっすか?」
佐々礼宗
「相変わらず、色々もやもやしてる感じですねえ」
佐々礼宗
いつも通り行儀悪いな……の視線を向けつつ。
佐々礼宗
「……兆し、兆し」
仇野辿
「きざし」
仇野辿
音をたどるように繰り返す。
佐々礼宗
「そうですね……自分が悪いことをしたって自覚は変わらずあるんですけど」
仇野辿
「ふんふん」
佐々礼宗
「……その内容が相変わらずもやもやで~」
仇野辿
「あらら~」
佐々礼宗
「罪悪感だけずっとあって、変わらずしんどい……みたいな」
佐々礼宗
「……先生が言う、兆し、みたいなもの、ないかもですね」
仇野辿
うーん、とペンを握った手でこめかみを擦っています。
仇野辿
「二進も三進もっすねえ」
仇野辿
「困ったな」
佐々礼宗
「ご迷惑おかけして申し訳ないです」
佐々礼宗
「先生とたくさん喋れて、そこは嬉しいんですが」
仇野辿
「嬉しいこと言ってくれるなあ」
仇野辿
にっかり笑う。
仇野辿
「……まあ、だから」
仇野辿
「もうちょっと腰を据えてオハナシ、できたらいいんですけどねえ」
仇野辿
かん、と
仇野辿
ボールペンでバインダーを叩く軽い音。
佐々礼宗
「そうですねえ、したいなあ」
仇野辿
「でも」
仇野辿
「でもですね、佐々礼さん」
仇野辿
パイプ椅子から腰を上げる。
佐々礼宗
「はい」
佐々礼宗
「……なんでしょう」
仇野辿
ベッドの端に膝を乗り上げて、宗に顔を近づける。
仇野辿
笑った。
佐々礼宗
「……おわ」
仇野辿
「俺はちょっとまあ、タチの悪い血ィが混ざってまして」
仇野辿
「ご存知かな~。バレてるかな~」
仇野辿
「だから、まあ、知ってるんすよ」
佐々礼宗
「えぇ、なんですか?」
仇野辿
「適量の毒が薬になる、ってことをです」
GM
◆メインフェイズ第一サイクル第一シーン
 シーンプレイヤー:仇野辿
仇野辿
*宗に戦闘を仕掛けます。
仇野辿
BT 戦場表 戦場表(5) > 雑踏:人混みや教室、渋滞中の車道など。この戦場では、行為判定のとき、2D6の目がプロット値+1以下だとファンブルする。
仇野辿
辿が声をかけると同時に。
仇野辿
宗の視界が赤く染まる。
仇野辿
あなたはこの光景を知っている。血に染まる病室を知っている。
仇野辿
そこに転がる夥しい数の死体のことを、知っている。
GM
*戦闘参加者は2名。
 メインフェイズのラウンド数は戦闘参加者の数によって決まり、
 今回は2ラウンドで終了します。
[ 仇野辿 ] がダイスシンボルを公開。出目は 5 です。
[ 佐々礼宗 ] がダイスシンボルを公開。出目は 3 です。
GM
◆ラウンド1
 プロット5:辿 3:宗
仇野辿
*【神槍】>宗
仇野辿
2D6>=5 (判定:手裏剣術) (2D6>=5) > 9[4,5] > 9 > 成功
仇野辿
回避判定は手裏剣術からどうぞ。
佐々礼宗
*神槍に対する回避
佐々礼宗
2D6>=8 (判定:生存術) (2D6>=8) > 10[4,6] > 10 > 成功
仇野辿
成功ですね。悔しいな~。
佐々礼宗
やった~。
仇野辿
手元のボールペンを握り締め、宗へとそのまま振り下ろす。
仇野辿
明確な、害意の込められた一撃。
佐々礼宗
「うっわ……!?」
佐々礼宗
慌てて転がって避ける。
仇野辿
「あやま」
佐々礼宗
「あやまじゃないんですけど!」
仇野辿
「不意、付けたと思ったんだけどなあ~」
仇野辿
「でも、なんか思い出しませんか?」
仇野辿
「まだダメ?」
仇野辿
くるりと手元でボールペンを回す。
佐々礼宗
「乱暴すぎないですか!?」
佐々礼宗
「ダメ、ダメ……」
佐々礼宗
*【鎌鼬】>辿
佐々礼宗
2D6>=5 (判定:縄術) (2D6>=5) > 9[4,5] > 9 > 成功
仇野辿
*回避 -1つけます
仇野辿
2D6-1>=8 (判定:隠形術) (2D6-1>=8) > 12[6,6]-1 > 11 > スペシャル(【生命力】1点か変調一つを回復)
佐々礼宗
!?
仇野辿
そこまで出す気はなかった。
佐々礼宗
えーん
仇野辿
宗が何かを仕出かすより前に、その手に掌を重ね合わせる。
仇野辿
握り込む。抑えるように。
仇野辿
「でも、あなた、そうでしょう」
仇野辿
再びに顔を寄せながら。
仇野辿
「多少荒いことをした方が、”繋がる”はずだ」
仇野辿
「思い出せることも多いんじゃないかな?」
佐々礼宗
必死に抵抗して手に力を込めながら、困った表情であなたを見上げた。
佐々礼宗
「…………何を知ってるんですか?」
仇野辿
「俺、あなたの主治医ですので」
佐々礼宗
「そうですけどぉ……」
GM
*ラウンド2
[ GM ] がダイスシンボルを公開。出目は 5 です。
[ 佐々礼宗 ] がダイスシンボルを公開。出目は 4 です。
GM
◆ラウンド2
 プロット5:辿 4:宗
仇野辿
*【神槍】が使えないので【接近戦攻撃】>宗
仇野辿
2D6>=5 (判定:野戦術) (2D6>=5) > 2[1,1] > 2 > ファンブル
仇野辿
佐々礼宗
手たたいてわらった
仇野辿
揺り戻しが今のうちに来た。
仇野辿
通します。
仇野辿
*逆凪です。
佐々礼宗
*【接近戦攻撃】>辿
佐々礼宗
2D6>=5 (判定:生存術) (2D6>=5) > 5[2,3] > 5 > 成功
仇野辿
ファンブルだ!!!
佐々礼宗
なんで???
仇野辿
ありがとう雑踏!!!!!
佐々礼宗
ばかたれ~~~
仇野辿
拳を掴んだ手に力を込めて宗を抑えつつ、もう一方の手で得物を抜く。
仇野辿
抜こうとする。その動きに頭がぶれて、
佐々礼宗
あなたの動きに気が付かずに、抵抗して身体を起こそうとして、
佐々礼宗
「ッ!!!」
佐々礼宗
頭ぶつけた。おでことおでこ。
仇野辿
がつん、と
仇野辿
そりゃもう見事に頭がぶつかりまして、
仇野辿
「っ!?」
佐々礼宗
いたい。
仇野辿
痛みと勢いに仰け反って、たたらを踏む。
仇野辿
*自主脱落します。
仇野辿
*宗は戦果の宣言をどうぞ。
佐々礼宗
*プライズを貰います。
仇野辿
了解しました。辿から宗へとプライズがわたります。
仇野辿
プライズの秘密は所持者にそのまま開陳されるため、プライズの秘密が公開されます。
GM
■記憶 概要:プライズ
・使命:【】
・設定:
このプライズはPC2が所持している。ハンドアウトと同時に手渡すこと。
・秘密:
このプライズの真の名称は『罪』である。下記文中の「あなた」はその時点でのこのプライズの持ち主を指す。
このプライズを手に入れたタイミング(配布時を含む)が訪れるたび、持ち主は下の「」内の文章中の、任意の一つの[ ]の中を消して好きに書き換えてよい。この時、書き換えた[ ]についている番号を消去すること。番号の消えた[ ]内は以降上書きされない。

「あなたは(1)[3日前]、(2)[あなたの所在を突き止めた追手が迫っている事を知り、あなたの情報を知る者を消す]ために、この病院の人々を全て殺した。あなたは(3)[慣れた手際で、人形のように首を落として]彼らを殺した。
目の前の相手だけは殺さなかった。(4)[境遇を自分と重ねて情が移りすぎてしまっていた]からだ。記憶の混乱の治療にはもっと時間を掛けたかったが、今日までが限界だった。あなたは(5)[痕跡を消すため、既に病棟の下階に火を放った]。
 これこそが、これだけが、(6)[ 真実 ]である。」
GM
では再開で、次はPC1の手番ですね。
GM
◆メインフェイズ第一サイクル第二シーン
 シーンプレイヤー:佐々礼 宗
佐々礼宗
*辿に戦闘を仕掛けます。
GM
戦場表は振りますか? 振るならBTです。
佐々礼宗
振ります!
佐々礼宗
BT 戦場表(4) > 悪天候:嵐や吹雪、ミサイルの雨など。この戦場では、すべての攻撃忍法の間合が1上昇する。
仇野辿
「ったあ~……」
仇野辿
頭を押さえ、ベッドの隣の床に尻餅をついている。
仇野辿
さすりさすり……
佐々礼宗
こっちもベッドの上でおでこをさすりさすり……
仇野辿
「どうすか、佐々礼さんやい」
仇野辿
「荒療治は利きましたか~?」
佐々礼宗
「ああ、くそ……」
佐々礼宗
「……本当にやなこと思い出しちゃったじゃないですか……」
佐々礼宗
「せんせい、ひどい」
仇野辿
「思い出したくなかったんですねえ」
仇野辿
「でもそれじゃあちょっと困るんで~」
仇野辿
「俺も心を鬼にしましてね~」
佐々礼宗
「気になってはいましたけど」
仇野辿
「隠忍の血も入ってることですし~」
佐々礼宗
「……笑えない洒落を」
仇野辿
「はは」
仇野辿
ベッドの縁に手をついて立ち上がり、宗を見下ろす。
仇野辿
「でも、あなた納得行ってないでしょう」
佐々礼宗
「…………」
仇野辿
背を負って顔を寄せて、首を傾ぐ。
佐々礼宗
見上げる。
佐々礼宗
「……行ってないですよ」
佐々礼宗
「行ってない」
仇野辿
「話が合いますねえ!」
仇野辿
ぱっと笑って手を叩く。
佐々礼宗
「納得行くまで」
佐々礼宗
「付き合ってくださいよ、こうなったら」
仇野辿
「うーん……」
仇野辿
少し、困ったような素振りを見せる。
仇野辿
「まあ、そうですね」
佐々礼宗
「……先生なんでしょ?」
仇野辿
「困ったなあ」
仇野辿
「でも、いいでしょう」
仇野辿
「できる限りは取りますよ」
仇野辿
「責任はね」
佐々礼宗
「……言いましたからね」
GM
◆ラウンド1
[ GM ] がダイスシンボルを公開。出目は 1 です。
[ 佐々礼宗 ] がダイスシンボルを公開。出目は 5 です。
GM
◆ラウンド1
 プロット5:宗 1:辿
佐々礼宗
*パスです……
佐々礼宗
くそお
仇野辿
*【神槍】>宗
 悪天候で間合4になっているため届きます。
仇野辿
*【陽炎】を組み合わせます。
仇野辿
*嘘つきました 【陽炎】打てません。
 プロット1なので、使えるコストが1まで。
 【神槍】で使い切ってます。
仇野辿
*改めて【神槍】の命中判定。
仇野辿
2D6>=5 (判定:手裏剣術) (2D6>=5) > 4[1,3] > 4 > 失敗
仇野辿
そんなあ。
佐々礼宗
やったあ
仇野辿
悲しい。
GM
◆ラウンド2
[ GM ] がダイスシンボルを公開。出目は 5 です。
[ 佐々礼宗 ] がダイスシンボルを公開。出目は 5 です。
仇野辿
2d6 (2D6) > 6[2,4] > 6
佐々礼宗
2d6 (2D6) > 6[1,5] > 6
仇野辿
2d6 (2D6) > 9[4,5] > 9
佐々礼宗
2d6 (2D6) > 8[2,6] > 8
GM
同時行動ですが、2D6の低い方から行動とします。
宗さんどうぞ。
佐々礼宗
*【鎌鼬】>辿
佐々礼宗
2D6>=5 (判定:縄術) (2D6>=5) > 10[4,6] > 10 > 成功
仇野辿
*回避判定
仇野辿
2D6-1>=8 (判定:隠形術) (2D6-1>=8) > 3[1,2]-1 > 2 > 失敗
仇野辿
命中ですね。脱落が確定。
仇野辿
*本当なら手番の行動ができるけど手番放棄して落ちちゃいます。
[ 仇野辿 ] 頑健 : 2 → 1
仇野辿
*手番放棄やっぱやめます。
仇野辿
*【魔界転生】使います。
[ 仇野辿 ] 頑健 : 1 → 0
仇野辿
2D6>=5 (判定:憑依術) (2D6>=5) > 5[2,3] > 5 > 成功
仇野辿
*もったいないから神通丸切る…………
[ 仇野辿 ] 忍具 : 2 → 1
仇野辿
2D6>=5 (判定:憑依術) (2D6>=5) > 12[6,6] > 12 > スペシャル(【生命力】1点か変調一つを回復)
[ 仇野辿 ] 頑健 : 0 → 1
佐々礼宗
すごすぎない
[ 仇野辿 ] 頑健 : 1 → 0
仇野辿
*解説 魔界転生を使うのに生命力をなんと2点消費しています。
 でもスペシャルしたのでそれが1点回復しました。
 それはそれとして宗さんから受けた攻撃による1点を減らしています。
仇野辿
*というわけで、【魔界転生】によるドラマシーンです。
仇野辿
◆ドラマシーン
 シーンプレイヤー:仇野辿
仇野辿
2D6 シーン表 (2D6) > 10[5,5] > 10
仇野辿
10~11:古い木造の入院病棟、203号室。サイドテーブルの花瓶には数日前に生けた花
仇野辿
俺が生けた花ではない、と思う。
仇野辿
可憐な野花だ。忍務の最中に踏み潰してしまっても気づかないような。
仇野辿
痛む身体をベッドに横たえ、ぼんやりと、信じられないほどに平和な時間を過ごしている。
仇野辿
性に合わないな、と痛感する。
仇野辿
隠忍狩りの忍に追われ、返り血に身を染め続けた自分には不似合いの時間だと。
佐々礼宗
こんこん、扉をノックする音。
仇野辿
音の方へと顔を向ける。
仇野辿
それも上っ面の仕草だ。足音にはとうに気付いていたから。
佐々礼宗
返事、あるかな。
仇野辿
ないです。
佐々礼宗
扉の前でしばらく待ってみる。待ってみたけどなかった。
佐々礼宗
ないので勝手に扉を開けた。
仇野辿
やや訝しむような視線を扉へと向けている。
仇野辿
値踏みするような。
仇野辿
予期した顔に、僅かに眉を寄せた。
仇野辿
「飽きませんね」
佐々礼宗
「酷い言い草だなあ」
仇野辿
外では看護師がばたばたと騒々しく足音を立てている。
仇野辿
宗とは違う、一般人の立てる足音だ。
佐々礼宗
ベッドに近寄っていく。これもまた勝手にベッド際の椅子に腰掛ける。脚を組んだ。
佐々礼宗
「調子はどう?」
仇野辿
「……別に」
仇野辿
「ぼちぼちっすよ」
仇野辿
「そろそろ出ていけるんじゃないかと思ってるんですけど」
佐々礼宗
「え~まだ早いと思うけどな」
佐々礼宗
「主治医の見解」
仇野辿
「もう起き上がれますよ」
佐々礼宗
「まだ痛むでしょう」
仇野辿
「十分じゃないんすか」
仇野辿
「動けます」
佐々礼宗
「動けてもだめ」
佐々礼宗
「傷が完治するまでは出しません」
仇野辿
「はあ……」
仇野辿
「じゃあ、どうしようかな」
佐々礼宗
「好きなことやりなよ、暇つぶし、持ってこれるものなら持ってきてあげるし」
佐々礼宗
「俺が暇なときは俺と喋ってたらいいし」
仇野辿
「……いえ」
仇野辿
「言う通り、好きにさせてもらいます」
佐々礼宗
「振られた」
仇野辿
悲しげに口を尖らせる宗へと。
仇野辿
ベッドの下より握り締めた小刀を振り上げ、斬りかかった。
仇野辿
*宗へと感情判定。《刀術》にて。
仇野辿
2D6>=5 (判定:刀術) (2D6>=5) > 7[3,4] > 7 > 成功
仇野辿
ET 感情表(4) > 忠誠(プラス)/侮蔑(マイナス)
佐々礼宗
ET 感情表(6) > 狂信(プラス)/殺意(マイナス)
仇野辿
*ねこちゃんなので侮蔑を取ります
佐々礼宗
*狂信……を……とります……
仇野辿
お人好しだな~。
佐々礼宗
でしょ~
仇野辿
斬りかかります。
佐々礼宗
「わ」
佐々礼宗
避け、ようかな、と思ったが。どうしようかな、ちょっと受けとこうかな。
佐々礼宗
斬りかかる刃先に対して右腕を構えた。
仇野辿
どす、と
仇野辿
そこに小刀が突き立つ。
仇野辿
「…………」
佐々礼宗
痛い。
佐々礼宗
血が垂れる。
仇野辿
ぽたり、と落ちて布団と入院着を汚す。
仇野辿
のを、見ている。
仇野辿
「…………」
仇野辿
顔をしかめた。
佐々礼宗
「辿、意外とやんちゃだね」
仇野辿
「あんたは」
佐々礼宗
「久々にこんな痛いや」
仇野辿
「思ったよりどんくさい」
仇野辿
「てか、避けられたでしょうに」
佐々礼宗
「お医者さまは頭脳派なんだよ」
仇野辿
「頭がいいならちゃんと避けてください」
仇野辿
「いや」
仇野辿
「はあ……」
仇野辿
語るに落ちたな、と自分で思う。
佐々礼宗
「頭がいいけど、どんくさいから」
佐々礼宗
「……嘘、辿とちょっと遊びたかった」
佐々礼宗
「でも痛いな~」
仇野辿
「趣味悪……」
仇野辿
気味の悪い男だ、と思って。
佐々礼宗
「とりあえず向けられたものは受け止めておきたいかなって」
仇野辿
「俺、出ていきたいです~」
佐々礼宗
「やだ~」
仇野辿
冷徹に忍務を下す上忍たちとは全く違う、と思い。
佐々礼宗
行っちゃうと寂しいかもしれない。
仇野辿
これではとても忍者としてはやっていけないだろう、と、
仇野辿
そのように侮蔑しながら。
佐々礼宗
できる限りここにいて欲しいな。
仇野辿
二の太刀を浴びせはしない自分に呆れる。
仇野辿
流れる赤にも関わらず手放しに向けられる狂信が、恐ろしかった。
GM
GM
ドラマシーンを終了し、戦闘に戻ります。
佐々礼宗
大した武器は持ってない。座ったまま、見上げたあなたの腹に蹴りを。
仇野辿
ボールペンを振り下ろそうとしていた手が止まる。
仇野辿
あなたの一撃を受ける寸前、
仇野辿
刹那、何か遠くを見ていた。
仇野辿
「…………っ」
仇野辿
顔を顰める。膝をつく。
佐々礼宗
「忘れませんよ」
佐々礼宗
そこでようやく立ち上がる。
仇野辿
何がしか、苛立ちを示すように髪を掻く。
佐々礼宗
「言いましたからね」
佐々礼宗
もう一度。
仇野辿
「……そりゃあ」
仇野辿
顔を上げる。
仇野辿
「おっかない話だ」
GM
*宗さんは戦果の宣言をどうぞ。
佐々礼宗
*プライズを譲渡します
GM
*了解です。では秘密を公開してください。
佐々礼宗
■記憶 概要:プライズ
・使命:【】
・設定:
このプライズはPC2が所持している。ハンドアウトと同時に手渡すこと。
・秘密:
このプライズの真の名称は『罪』である。下記文中の「あなた」はその時点でのこのプライズの持ち主を指す。
このプライズを手に入れたタイミング(配布時を含む)が訪れるたび、持ち主は下の「」内の文章中の、任意の一つの[ ]の中を消して好きに書き換えてよい。この時、書き換えた[ ]についている番号を消去すること。番号の消えた[ ]内は以降上書きされない。

「あなたは(1)[3日前]、[人を蘇らせるため病院内で行っていた倫理に外れた研究がバレたため、その口封じの]ために、この病院の人々を全て殺した。あなたは(3)[慣れた手際で、人形のように首を落として]彼らを殺した。
目の前の相手だけは殺さなかった。(4)[境遇を自分と重ねて情が移りすぎてしまっていた]からだ。記憶の混乱の治療にはもっと時間を掛けたかったが、今日までが限界だった。あなたは(5)[痕跡を消すため、既に病棟の下階に火を放った]。
 これこそが、これだけが、(6)[ 真実 ]である。」
仇野辿
思い出したことがある。
仇野辿
そのためだ。自分が派遣されたのは。
仇野辿
……いや、違う、そうじゃない。自分だ。
仇野辿
同じような存在を生み出すのだと。より効率よく、より強壮な手駒を生み出せるようにと。
仇野辿
魔王流の流儀に従って、魔物を殺すために。
仇野辿
魔物を殺した。
仇野辿
自分が。
仇野辿
自分だ。
仇野辿
自分の、はずだ。
GM
佐々礼宗
*宗が後手にします。
仇野辿
では辿から。
GM
◆メインフェイズ第二サイクル第一シーン
 シーンプレイヤー:仇野辿
仇野辿
*宗に戦闘を仕掛けます。戦場表も振ります。
仇野辿
BT 戦場表(6) > 極地:宇宙や深海、溶岩、魔界など。ラウンドの終わりにGMが1D6を振り、経過ラウンド以下なら全員1点ダメージ。ここから脱落したものは変調表を適用する。
仇野辿
ぱち、と火花が散って。
仇野辿
下階に放った炎が回りつつあることを知る。
仇野辿
きな臭さが鼻を突く。それでもあの血臭よりはマシだ。
仇野辿
死体をすっかり片付けてしまっていたのは正しかったな、と思う。
仇野辿
「……それじゃあ」
仇野辿
笑う。笑う。自分は最初からこうだ。
仇野辿
誰の影響でもなく、このように振る舞ってきた男が自分だ。
仇野辿
「ちゃんと、責任とりますよ」
佐々礼宗
「……お願いします」
佐々礼宗
燃えている。全部。
佐々礼宗
燃えればいい。
仇野辿
燃えていく。全てが。
仇野辿
炭と化していく木造建築を見ている。
[ 仇野辿 ] がダイスシンボルを公開。出目は 5 です。
[ 佐々礼宗 ] がダイスシンボルを公開。出目は 5 です。
GM
ラウンド1
プロット5:宗、辿
仇野辿
2d6 (2D6) > 6[2,4] > 6
佐々礼宗
2d6 (2D6) > 4[1,3] > 4
佐々礼宗
*【接近戦攻撃】>辿
佐々礼宗
2D6>=5 (判定:生存術) (2D6>=5) > 11[5,6] > 11 > 成功
仇野辿
*回避判定
仇野辿
2D6>=8 (判定:手裏剣術) (2D6>=8) > 3[1,2] > 3 > 失敗
仇野辿
もうだめかもしれない。
仇野辿
ねこちゃんになったら終わり。
佐々礼宗
すき
佐々礼宗
ねこちゃん~~~
仇野辿
RTTn
佐々礼宗
RTT ランダム指定特技表(2,7) > 『体術』歩法
仇野辿
たいじゅつがつぶされました・・・・
[ 仇野辿 ] 体術 : 1 → 0
佐々礼宗
わあ
佐々礼宗
わあ………………
仇野辿
*パスして落ちます。
佐々礼宗
*プライズを貰います。
仇野辿
はい。公開します。
仇野辿
■記憶 概要:プライズ
・使命:【】
・設定:
このプライズはPC2が所持している。ハンドアウトと同時に手渡すこと。
・秘密:
このプライズの真の名称は『罪』である。下記文中の「あなた」はその時点でのこのプライズの持ち主を指す。
このプライズを手に入れたタイミング(配布時を含む)が訪れるたび、持ち主は下の「」内の文章中の、任意の一つの[ ]の中を消して好きに書き換えてよい。この時、書き換えた[ ]についている番号を消去すること。番号の消えた[ ]内は以降上書きされない。

「あなたは(1)[3日前]、[人を蘇らせるため病院内で行っていた倫理に外れた研究がバレたため、その口封じの]ために、この病院の人々を全て殺した。あなたは[妖魔の血を混ぜられ、やがて暴走を待つばかりだったはずの]彼らを殺した。
目の前の相手だけは殺さなかった。(4)[境遇を自分と重ねて情が移りすぎてしまっていた]からだ。記憶の混乱の治療にはもっと時間を掛けたかったが、今日までが限界だった。あなたは(5)[痕跡を消すため、既に病棟の下階に火を放った]。
 これこそが、これだけが、(6)[ 真実 ]である。」
仇野辿
(3)を変更。
佐々礼宗
膝をついた貴方の肩に、隠し持っていた小刀を振り下ろす。
仇野辿
右肩。
佐々礼宗
そこから流れ出ては白衣を汚す赤を見下ろす。
仇野辿
利き腕を繋ぐ腱がぶつりと断たれる感覚。
仇野辿
赤さ。
仇野辿
「……意趣返し」
仇野辿
ですか、と口走りかけて。
仇野辿
それは真実ではないと否定する。
佐々礼宗
血を混ぜた。血を混ぜたんだ。
佐々礼宗
「……痛いですか?」
仇野辿
「……痛いですよ」
仇野辿
「久々です」
仇野辿
「こんなに痛いのは」
佐々礼宗
「そうだな、痛かった」
佐々礼宗
「痛かったな、俺も、……いや、どうだっけ」
仇野辿
「刺してるのはあなたの方でしょ」
仇野辿
肩をぶつけて宗を突き飛ばす。
佐々礼宗
突き飛ばされた身体をベッドが受け止める。
佐々礼宗
「…………」
仇野辿
炎が爆ぜている。
仇野辿
古い木造建築。炎の回りが早い。
佐々礼宗
全部己の罪だ。
仇野辿
全部己の罪だ。
佐々礼宗
全て燃えてもそれだけは燃やせない。
仇野辿
拾ったのも、殺したのも、火を放ったのも、全て。
佐々礼宗
「…………せんせいは納得いってますか」
仇野辿
「納得行ってたら」
仇野辿
「あなたのことなんてさっさと置いて、逃げ果せてるんすけどね」
佐々礼宗
「いってないんだ」
仇野辿
「できればさっさと」
仇野辿
「見捨ててしまいたいところなんですけど」
仇野辿
「どうしてなんでしょうねえ」
佐々礼宗
「どうしてでしょう」
佐々礼宗
「……でも、そうか」
佐々礼宗
「なんか、うれしいですね」
仇野辿
「はあ」
仇野辿
「いや」
仇野辿
首を振る。
仇野辿
「そりゃあ嬉しいことで」
仇野辿
こうだ。こちらが正しい。
佐々礼宗
「ええ」
佐々礼宗
「あなたもうれしいと思ってくれていたら、なおのこと」
仇野辿
真似たような笑顔が目の前にある。
仇野辿
真似られたのだ。そのはずだ。
佐々礼宗
ベッドに寝転ばせていた身体を起こす。
佐々礼宗
真似てくれているな。
佐々礼宗
やっぱり嬉しいかも。
GM
◆メインフェイズ第二サイクル第二シーン
 シーンプレイヤー:佐々礼宗
佐々礼宗
*辿に戦闘を仕掛けます。戦場表も振ります!
GM
BTをどうぞ。
佐々礼宗
BT 戦場表(6) > 極地:宇宙や深海、溶岩、魔界など。ラウンドの終わりにGMが1D6を振り、経過ラウンド以下なら全員1点ダメージ。ここから脱落したものは変調表を適用する。
GM
冷静に考えるとさっき辿が変調受けてるので変調表振ります。
GM
KWT 怪変調表(1) > 故障:すべての忍具が使用不能になる。この効果は累積しない。各サイクルの終了時に、《絡繰術》で行為判定を行い、成功するとこの変調は無効化される。
仇野辿
ふっざけ……
佐々礼宗
わあ………………
仇野辿
故障が入っています。
仇野辿
では、改めて……
[ 佐々礼宗 ] がダイスシンボルを公開。出目は 5 です。
[ 仇野辿 ] がダイスシンボルを公開。出目は 6 です。
GM
◆ラウンド1
プロット6:辿 5:宗
仇野辿
*【接近戦攻撃】>宗
仇野辿
2D6>=5 (判定:野戦術) (2D6>=5) > 10[4,6] > 10 > 成功
佐々礼宗
*回避判定
佐々礼宗
2D6>=7 (判定:兵糧術) (2D6>=7) > 6[3,3] > 6 > 失敗
[ 佐々礼宗 ] 頑健 : 2 → 1
GM
脱落なので、極地の変調を振ります。
GM
KWT 怪変調表(6) > 呪い:修得している忍法の中からランダムに一つを選び、その忍法を修得していないものとして扱う。この効果は、修得している忍法の数だけ累積する。各サイクルの終了時に、《呪術》で行為判定を行い、成功するとこの変調はすべて無効化される。
GM
1d5 (1D5) > 2
GM
頑健が潰れます。
佐々礼宗
潰れました。
仇野辿
*戦果の宣言 プライズを頂きます。
佐々礼宗
公開します。
佐々礼宗
■記憶 概要:プライズ
・使命:【】
・設定:
このプライズはPC2が所持している。ハンドアウトと同時に手渡すこと。
・秘密:
このプライズの真の名称は『罪』である。下記文中の「あなた」はその時点でのこのプライズの持ち主を指す。
このプライズを手に入れたタイミング(配布時を含む)が訪れるたび、持ち主は下の「」内の文章中の、任意の一つの[ ]の中を消して好きに書き換えてよい。この時、書き換えた[ ]についている番号を消去すること。番号の消えた[ ]内は以降上書きされない。

「あなたは(1)[3日前]、[人を蘇らせるため病院内で行っていた倫理に外れた研究がバレたため、その口封じの]ために、この病院の人々を全て殺した。あなたは[妖魔の血を混ぜられ、やがて暴走を待つばかりだったはずの]彼らを殺した。
目の前の相手だけは殺さなかった。[かつて失い、蘇らせたかった兄弟の面影を重ねていた]からだ。記憶の混乱の治療にはもっと時間を掛けたかったが、今日までが限界だった。あなたは(5)[痕跡を消すため、既に病棟の下階に火を放った]。
 これこそが、これだけが、(6)[ 真実 ]である。」
仇野辿
気付けば。
仇野辿
礼の肩口に、先程突き立てたはずの小刀が突き立っている。
佐々礼宗
やっぱり痛い。左肩。
仇野辿
「笑えない感傷なんて」
仇野辿
「さっさと捨てちまったほうがいいと思うんすけどね」
仇野辿
「邪魔っしょ?」
佐々礼宗
血が流れる。この血は違う。
佐々礼宗
「わからない」
佐々礼宗
「いや」
仇野辿
「わからないなんてことないでしょう」
仇野辿
「だってあんた」
仇野辿
「…………」
仇野辿
「いや」
仇野辿
「ほら」
仇野辿
「忍びじゃないですか」
佐々礼宗
「……忍び」
仇野辿
「したら、ねえ」
佐々礼宗
「忍びかあ」
仇野辿
「余計ですよ」
仇野辿
「無駄。贅肉の類です」
佐々礼宗
「……でも、俺は」
仇野辿
「…………」
佐々礼宗
「それだけが、全部だ」
仇野辿
「…………」
仇野辿
「……よく生きてこれましたね」
仇野辿
「今まで、それで」
佐々礼宗
「生きたいわけじゃなかった」
佐々礼宗
「でも諦めきれなかった」
佐々礼宗
「笑ってくださいよ」
仇野辿
「……笑ってますよ」
佐々礼宗
「あなたの笑みじゃないでしょう」
仇野辿
「上手でしょう? 笑顔」
佐々礼宗
「上手だけど、違うでしょう」
仇野辿
「難しいこと言うなあ」
仇野辿
「俺ですよ」
仇野辿
「こうして生きてきた、笑顔です」
仇野辿
「誰に学んだでもない」
仇野辿
「俺が生きるために身に着けたものです」
佐々礼宗
「見たいのは、それじゃなかった」
佐々礼宗
「俺が見たいのは」
仇野辿
「…………」
佐々礼宗
「……鏡では、ないです」
仇野辿
いつでも仏頂面に戻ってもいいはずなのに。
仇野辿
なんだかそう言われると、
仇野辿
気に食わなくなる。
佐々礼宗
いつでも見せてくれた仏頂面が似ていた。
仇野辿
張りついた笑みが剥がれなくなっていくのを感じる。
仇野辿
自覚している。
佐々礼宗
それが好きだった。
仇野辿
好かれているなんて知ったこっちゃないし。
佐々礼宗
自分になんか似ないで良かった。
仇野辿
今回の忍務が失敗したら、今度は次に行けばいいだけなのに。
仇野辿
こんな田舎の辺境で、燃え爆ぜた病院の真っ只中、
仇野辿
馬鹿みたいに鏡写しを演じている。
佐々礼宗
出会って時間を重ねて、それまでの歯車がずれた。
仇野辿
どうしようもない。掛け違えている。
仇野辿
狂っている。
佐々礼宗
狂っている。
仇野辿
それを正すために、元凶を排除することを考える。
佐々礼宗
でもそんなの、些細なことだ。
仇野辿
どうしたって、正さなければならないことだ。
佐々礼宗
かけ違えたままでいい。
仇野辿
炎が頬を焦がす。
仇野辿
もはや時間がないと急き立てる。
仇野辿
「……ちゃんと」
仇野辿
「責任を、取りますよ」
仇野辿
そんな言葉遊びにこの期に及んで縋りながら。
佐々礼宗
「嬉しいな」
佐々礼宗
はっきりと。
佐々礼宗
今度は。
GM
変調回復の処理をしましょう。
仇野辿
2D6>=12 (判定:隠形術) (2D6>=12) > 4[2,2] > 4 > 失敗
佐々礼宗
2D6>=10 (判定:見敵術) (2D6>=10) > 7[1,6] > 7 > 失敗
GM
◆クライマックスフェイズ
[ GM ] がダイスシンボルを公開。出目は 4 です。
[ 佐々礼宗 ] がダイスシンボルを公開。出目は 4 です。
仇野辿
2d6 (2D6) > 8[3,5] > 8
佐々礼宗
2d6 (2D6) > 6[3,3] > 6
佐々礼宗
*【鎌鼬】>宗
佐々礼宗
2D6>=5 (判定:縄術) (2D6>=5) > 5[2,3] > 5 > 成功
仇野辿
*回避判定
仇野辿
2D6-1>=8 (判定:隠形術) (2D6-1>=8) > 3[1,2]-1 > 2 > 失敗
仇野辿
*謀術潰します……(反映は後にします)
仇野辿
同時行動でこちらの手番の行動をします。
仇野辿
*【魔血】から【獣化】
仇野辿
2D6>=5 (判定:異形化) (2D6>=5) > 11[5,6] > 11 > 成功
仇野辿
以降打点に1点が上乗せ。
仇野辿
*【接近戦攻撃】。【陽炎】を噛ませます。
仇野辿
*その前に【魔血】のコストを器術で払います。
[ 仇野辿 ] 器術 : 1 → 0
仇野辿
*【陽炎】の判定。
仇野辿
2D6>=10 (判定:隠形術) (2D6>=10) > 7[1,6] > 7 > 失敗
仇野辿
*【接近戦攻撃】の命中判定
仇野辿
2D6>=5 (判定:野戦術) (2D6>=5) > 7[1,6] > 7 > 成功
仇野辿
野戦術より回避判定をどうぞ。
佐々礼宗
2D6>=7 (判定:兵糧術) (2D6>=7) > 6[1,5] > 6 > 失敗
仇野辿
2点ダメージですね。
仇野辿
RTT ランダム指定特技表(5,5) > 『戦術』地の利
仇野辿
RTT ランダム指定特技表(2,4) > 『体術』手裏剣術
[ 佐々礼宗 ] 戦術 : 1 → 0
[ 佐々礼宗 ] 体術 : 1 → 0
仇野辿
:
[ 仇野辿 ] 謀術 : 1 → 0
佐々礼宗
引き抜く。左肩の小刀。
佐々礼宗
あなたの腕を引く。同じ左肩に突き立てる。
仇野辿
張りついた笑顔を剥がせないまま、その一撃を甘んじて受ける。
仇野辿
同時に沸き立つ血を感じる。
仇野辿
自分の奥底に眠るもの。
仇野辿
隠忍の血。
佐々礼宗
剥がれたらいいのにな。
佐々礼宗
その笑顔。
仇野辿
この血でもって人間を強化し、それを操り、手駒と為す。
仇野辿
そのための研究の、他ならぬ自らこそが最上のサンプル。
仇野辿
自らの忍務を胸に刻めばこそ、
仇野辿
笑みは剥がれない。剥がす術を失う。
仇野辿
これこそが自分が負うた罪の証となる。
佐々礼宗
あなたには似合わない。
仇野辿
小刀を突き立てた腕を掴む。
佐々礼宗
掴む手の力が痛い。
仇野辿
引き寄せながら膝に蹴りを叩き込み、そのまま突き放す。
佐々礼宗
「ッ……」
仇野辿
自らの中。
佐々礼宗
反射で身体を少し丸める。
仇野辿
巡る血が十全に働くことを再確認する。
仇野辿
「大丈夫ですよ」
仇野辿
上っ面の軽い声。
佐々礼宗
見上げた。
仇野辿
「責任は取ります」
仇野辿
「あなたの最期まで」
佐々礼宗
「……そうですか」
佐々礼宗
「ああ、じゃあ、責任取ってね、辿」
仇野辿
「…………」
仇野辿
「はい」
[ 仇野辿 ] がダイスシンボルを公開。出目は 1 です。
[ 佐々礼宗 ] がダイスシンボルを公開。出目は 5 です。
佐々礼宗
*パスします
仇野辿
*パスですが、それはそれとして奥義を使用します。
仇野辿
■奥義
《暗香疎影》
指定特技 :憑依術
エフェクト:不死身
仇野辿
1D6-1 (1D6-1) > 1[1]-1 > 0
仇野辿
*生命力は回復しませんが……変調は回復します……
仇野辿
*奥義情報が宗さんに渡ります。これ以降憑依術による奥義破りが可能になりました。
仇野辿
血が巡る。
仇野辿
人の身に忍ばせられた魔の者の血。
仇野辿
活性化するそれが、同じ魔を誘う芳香として作用することはままある。
仇野辿
そのようにして。
仇野辿
兄は妖魔を招いて喰らわれた。
仇野辿
優秀な兄。穏やかな兄。自分よりもよほど早くから血に目覚めていた兄。
仇野辿
兄であれば、このような醜態は晒さなかっただろうか。
仇野辿
血の巡りが悪い。
仇野辿
動くはずの腕は未だ持ち上がらぬまま。
仇野辿
自分は出来損ないの笑顔を貼り付けている。
GM
◆ラウンド3
[ 仇野辿 ] がダイスシンボルを公開。出目は 1 です。
[ 佐々礼宗 ] がダイスシンボルを公開。出目は 4 です。
佐々礼宗
*パスしまーす
仇野辿
*とりあえず奥義から。不死身です。
仇野辿
*奥義破りは憑依術より。
仇野辿
1D6-2 (1D6-2) > 3[3]-2 > 1
佐々礼宗
*奥義破りします!
佐々礼宗
2D6>=10 (判定:隠蔽術) (2D6>=10) > 7[2,5] > 7 > 失敗
仇野辿
*では体術を回復します。
[ 仇野辿 ] 体術 : 0 → 1
仇野辿
*そのまま【神槍】>宗
仇野辿
2D6>=5 (判定:手裏剣術) (2D6>=5) > 8[3,5] > 8 > 成功
仇野辿
回避判定をどうぞ。
佐々礼宗
*回避判定
佐々礼宗
2D6>=8 (判定:生存術) (2D6>=8) > 11[5,6] > 11 > 成功
[ 仇野辿 ] がダイスシンボルを公開。出目は 6 です。
[ 佐々礼宗 ] がダイスシンボルを公開。出目は 3 です。
仇野辿
*【神槍】>宗
仇野辿
2D6>=7 (判定:手裏剣術) (2D6>=7) > 6[2,4] > 6 > 失敗
佐々礼宗
*パスです
仇野辿
逆凪で次のラウンドですね~
[ 仇野辿 ] がダイスシンボルを公開。出目は 1 です。
[ 佐々礼宗 ] がダイスシンボルを公開。出目は 3 です。
佐々礼宗
*【鎌鼬】>辿
佐々礼宗
2D6>=5 (判定:縄術) (2D6>=5) > 8[2,6] > 8 > 成功
仇野辿
*回避判定
仇野辿
2D6-1>=8 (判定:隠形術) (2D6-1>=8) > 4[2,2]-1 > 3 > 失敗
[ 仇野辿 ] 忍術 : 1 → 0
仇野辿
*【神槍】>宗
仇野辿
2D6>=5 (判定:手裏剣術) (2D6>=5) > 6[1,5] > 6 > 成功
佐々礼宗
2D6>=8 (判定:生存術) (2D6>=8) > 7[3,4] > 7 > 失敗
仇野辿
RTT ランダム指定特技表(5,7) > 『戦術』用兵術
[ 佐々礼宗 ] 器術 : 1 → 0
[ 佐々礼宗 ] 謀術 : 1 → 0
[ 佐々礼宗 ] 妖術 : 1 → 0
佐々礼宗
*奥義を使います……
佐々礼宗
■奥義
指定特技 :生存術
エフェクト:不死身
佐々礼宗
1d6-1 (1D6-1) > 2[2]-1 > 1
佐々礼宗
*器術を回復します
[ 佐々礼宗 ] 器術 : 0 → 1
仇野辿
変調が回復するので頑健も回復しますね。
仇野辿
炎の中に血の焦げる臭気。
仇野辿
血を流している。構わない。
仇野辿
構わずに宗へと躍りかかる。
仇野辿
手にはボールペン。
仇野辿
握り込んだそれを深く、深く、
仇野辿
勢いのままに宗の胸へと突き立てる。
佐々礼宗
踊りかかられる。構わない。
佐々礼宗
胸に突き刺さる、痛い。
仇野辿
皮膚を破り、肉を穿ち、肺腑を突く手応え。
仇野辿
狙いの甘さを悔いる。
仇野辿
心臓を正しく貫いていれば、この男を殺せただろうか。
佐々礼宗
でも構わない。
佐々礼宗
あなたに突き刺さった小刀に手を伸ばす。
佐々礼宗
押し込んで、押し込んで、痛みを与えて、動かなくなるように。
佐々礼宗
動けなくなるように。
仇野辿
「どうですか」
佐々礼宗
「痛いな」
佐々礼宗
「痛い」
仇野辿
「そう」
仇野辿
「あなたが好きなやつじゃないんですか?」
佐々礼宗
「痛いの、好きなわけじゃないけど」
佐々礼宗
「君から向けられるものは全部受け止めておきたいから」
佐々礼宗
「まあ、いいかな」
仇野辿
「……そう」
仇野辿
「そりゃあ、良かった!」
[ 仇野辿 ] がダイスシンボルを公開。出目は 1 です。
[ 佐々礼宗 ] がダイスシンボルを公開。出目は 4 です。
佐々礼宗
*奥義使います
佐々礼宗
1d6-2 (1D6-2) > 1[1]-2 > -1
佐々礼宗
*パスです!!!!
仇野辿
*【神槍】>宗
仇野辿
2D6>=5 (判定:手裏剣術) (2D6>=5) > 10[4,6] > 10 > 成功
佐々礼宗
*回想シーン使います
佐々礼宗
・秘密:
実はあなたこそがこの病院の医師である。
あなたはある理由(PLの任意)からこの病院の人々を殺した。その場に居合わせたショックからか、PC2は記憶に混乱をきたした。PC2の中で、匿われた忍者であるPC2と、その主治医であるあなたが逆転してしまっているのだ。
あなたが患者を演じているのは治療の手段だった。ごく僅かずつ事件の情報を伝えることで、PC2の状態を探っていたのだ。
そして判断し、決断した。PC2の記憶を修正し、思い出させねばならない。もう手段は選ばない。PC2に憎まれ追われることになろうとも、それがあなたへの罰となり贖罪の手段となるだろう。
あなたの【本当の使命】は、あなたからPC2にプライズを渡し、かつ最終的なプライズの所持者となることだ。
佐々礼宗
「あの子を生き返らせたかった、それだけだったんだけど」
佐々礼宗
「多分その内どっか、狂っちゃったな」
仇野辿
「…………」
佐々礼宗
「他はもう、どうでもよかった筈なんだけど」
仇野辿
「俺は」
仇野辿
「その子じゃないですよ」
仇野辿
「誰のことだか知りませんけど」
佐々礼宗
「分かってるよ」
佐々礼宗
「分かってたんだけど」
佐々礼宗
「だから殺そうとしたんだけど」
佐々礼宗
「なんか、無理だったな」
佐々礼宗
「無理ってことは、そういうことだよな」
仇野辿
「…………」
佐々礼宗
「だから、それは」
佐々礼宗
「それは、君に渡せないんだ」
佐々礼宗
*回避判定 +3
佐々礼宗
2D6+3>=8 (判定:生存術) (2D6+3>=8) > 9[4,5]+3 > 12 > 成功
仇野辿
その言葉を途切らせるために投げたボールペン。
仇野辿
それが虚空を切って炎に消える。
仇野辿
「……何の話をしているのか」
仇野辿
「俺にはいまいちわかんないっすね」
佐々礼宗
「強情だなあ」
佐々礼宗
「まあ、分かってくれなくてもいいよ」
仇野辿
「努力はしたいんですけどね」
仇野辿
「ほら」
仇野辿
「主治医ですから」
佐々礼宗
「ああ、……うん」
佐々礼宗
「そうだね、辿」
[ 佐々礼宗 ] がダイスシンボルを公開。出目は 6 です。
[ 仇野辿 ] がダイスシンボルを公開。出目は 1 です。
仇野辿
~何事もなく次のラウンドへ~
[ 仇野辿 ] がダイスシンボルを公開。出目は 1 です。
[ 佐々礼宗 ] がダイスシンボルを公開。出目は 5 です。
仇野辿
~次!~
[ 佐々礼宗 ] がダイスシンボルを公開。出目は 5 です。
[ 仇野辿 ] がダイスシンボルを公開。出目は 1 です。
仇野辿
[ 佐々礼宗 ] がダイスシンボルを公開。出目は 3 です。
[ 仇野辿 ] がダイスシンボルを公開。出目は 1 です。
佐々礼宗
*奥義使用します
佐々礼宗
1d6-3 (1D6-3) > 1[1]-3 > -2
佐々礼宗
もお
仇野辿
不死身はダメ。
仇野辿
俺たち不死身になれない男たち。
佐々礼宗
だめだ
佐々礼宗
不死身になれない
佐々礼宗
*【鎌鼬】>辿
佐々礼宗
2D6>=5 (判定:縄術) (2D6>=5) > 11[5,6] > 11 > 成功
仇野辿
*回避判定
仇野辿
2D6-1>=8 (判定:隠形術) (2D6-1>=8) > 9[4,5]-1 > 8 > 成功
仇野辿
*【神槍】>宗
仇野辿
2D6>=5 (判定:手裏剣術) (2D6>=5) > 3[1,2] > 3 > 失敗
仇野辿
何?
[ 佐々礼宗 ] がダイスシンボルを公開。出目は 5 です。
[ 仇野辿 ] がダイスシンボルを公開。出目は 1 です。
[ 仇野辿 ] がダイスシンボルを公開。出目は 1 です。
[ 佐々礼宗 ] がダイスシンボルを公開。出目は 2 です。
佐々礼宗
*【接近戦攻撃】>辿
佐々礼宗
2D6>=5 (判定:生存術) (2D6>=5) > 7[2,5] > 7 > 成功
仇野辿
*回避
仇野辿
2D6>=8 (判定:手裏剣術) (2D6>=8) > 7[3,4] > 7 > 失敗
仇野辿
RTTをどうぞ。
佐々礼宗
RTT ランダム指定特技表(3,7) > 『忍術』隠形術
仇野辿
*忍術は潰れてるので妖術を潰します。
[ 仇野辿 ] 妖術 : 1 → 0
仇野辿
*【接近戦攻撃】に【陽炎】を噛ませます
仇野辿
2D6>=5 (判定:刀術) (2D6>=5) > 4[1,3] > 4 > 失敗
仇野辿
*【接近戦攻撃】の命中判定
仇野辿
2D6>=5 (判定:野戦術) (2D6>=5) > 10[4,6] > 10 > 成功
佐々礼宗
*兵糧丸で戦術を回復します。
[ 佐々礼宗 ] 戦術 : 0 → 1
[ 佐々礼宗 ] 忍具 : 2 → 1
佐々礼宗
2D6>=7 (判定:兵糧術) (2D6>=7) > 12[6,6] > 12 > スペシャル(【生命力】1点か変調一つを回復)
[ 佐々礼宗 ] 体術 : 0 → 1
[ 仇野辿 ] がダイスシンボルを公開。出目は 4 です。
[ 佐々礼宗 ] がダイスシンボルを公開。出目は 5 です。
佐々礼宗
*【接近戦攻撃】>辿
佐々礼宗
2D6>=5 (判定:生存術) (2D6>=5) > 6[1,5] > 6 > 成功
仇野辿
*回避判定
仇野辿
2D6>=8 (判定:手裏剣術) (2D6>=8) > 9[4,5] > 9 > 成功
佐々礼宗
*連撃
佐々礼宗
2D6>=5 (判定:生存術) (2D6>=5) > 6[2,4] > 6 > 成功
仇野辿
*もう一回回避します
仇野辿
2D6>=8 (判定:手裏剣術) (2D6>=8) > 7[2,5] > 7 > 失敗
佐々礼宗
RTT ランダム指定特技表(4,6) > 『謀術』詐術
仇野辿
*体術を潰します。
[ 仇野辿 ] 体術 : 1 → 0
仇野辿
*手番に合わせて奥義を使用します。
仇野辿
*不死身、憑依術。
仇野辿
1D6-3 (1D6-3) > 4[4]-3 > 1
佐々礼宗
*奥義破りします
仇野辿
憑依術からどうぞ。
佐々礼宗
2D6>=9 (判定:見敵術) (2D6>=9) > 10[5,5] > 10 > 成功
仇野辿
破られました。
佐々礼宗
破っちゃった
仇野辿
*兵糧丸を切って体術を回復します
[ 仇野辿 ] 忍具 : 1 → 0
[ 仇野辿 ] 体術 : 0 → 1
仇野辿
*【陽炎】を噛ませて【接近戦攻撃】。
仇野辿
2D6>=5 (判定:刀術) (2D6>=5) > 6[1,5] > 6 > 成功
仇野辿
2D6>=5 (判定:野戦術) (2D6>=5) > 5[2,3] > 5 > 成功
仇野辿
*-2をつけて回避判定をどうぞ。
佐々礼宗
2D6-2>=7 (判定:兵糧術) (2D6-2>=7) > 6[2,4]-2 > 4 > 失敗
仇野辿
RTT ランダム指定特技表(6,6) > 『妖術』封術
[ 佐々礼宗 ] 頑健 : 1 → 0
[ 佐々礼宗 ] 体術 : 1 → 0
[ 仇野辿 ] がダイスシンボルを公開。出目は 1 です。
[ 佐々礼宗 ] がダイスシンボルを公開。出目は 5 です。
[ 仇野辿 ] がダイスシンボルを公開。出目は 1 です。
[ 佐々礼宗 ] がダイスシンボルを公開。出目は 1 です。
仇野辿
同時行動
仇野辿
2D6 (2D6) > 5[2,3] > 5
佐々礼宗
2d6 (2D6) > 7[1,6] > 7
仇野辿
*【陽炎】【接近戦攻撃】
仇野辿
2D6>=5 (判定:刀術) (2D6>=5) > 10[4,6] > 10 > 成功
仇野辿
2D6>=5 (判定:刀術) (2D6>=5) > 8[2,6] > 8 > 成功
仇野辿
*【接近戦攻撃】の判定。
仇野辿
2D6>=5 (判定:野戦術) (2D6>=5) > 7[2,5] > 7 > 成功
仇野辿
-2をつけて判定をどうぞ。
佐々礼宗
2D6-2>=7 (判定:兵糧術) (2D6-2>=7) > 6[1,5]-2 > 4 > 失敗
仇野辿
*回想シーンの発動を宣言。
仇野辿
【秘密:仇野辿】
あなたには分かっている。罪を犯したのは実は彼ではない。あなただ。
PC1は、あなたが病院の人々を殺戮したショックからか記憶に混乱をきたしている。事件の記憶の中の犯人、つまりあなたを、自分自身と取り違えてしまっているのだ。
主治医として、彼が自ら思い出せるよう少しずつカウンセリングを続けていたが、タイムリミットが迫っている。
あなたは決断した。彼の記憶を修正し、思い出させねばならない。もう手段は選ばない。彼に憎まれ追われることになろうとも、それがあなたへの罰となり贖罪の手段となるだろう。
あなたの【本当の使命】は、あなたからPC1にプライズを渡し、かつ最終的なプライズの所持者となることだ。
仇野辿
まあ、きっと、あれなんだよな。
仇野辿
なんでこんな世界にいるのかわかんないくらいどうしようもないお人好しだから、
仇野辿
人の罪を勝手に背負いたがるんだ。
仇野辿
恩返しのつもりなのかねえ?
仇野辿
結局それで殺されてちゃあ世話ないだろうに。
仇野辿
俺は、
仇野辿
あなたみたいな生き方はしたくない。
仇野辿
できないよ。
仇野辿
*回想シーンの効果により接近戦ダメージを1点上昇します。
仇野辿
*接近戦ダメージ3点。
仇野辿
RTT ランダム指定特技表(1,11) > 『器術』壊器術
仇野辿
RTT ランダム指定特技表(3,6) > 『忍術』腹話術
仇野辿
RTT ランダム指定特技表(3,3) > 『忍術』潜伏術
[ 佐々礼宗 ] 器術 : 1 → 0
[ 佐々礼宗 ] 忍術 : 1 → 0
[ 佐々礼宗 ] 戦術 : 1 → 0
佐々礼宗
*脱落します
仇野辿
武器らしきものは全て放り捨ててしまったけれど、
仇野辿
この血は未だに牙を剥く。
佐々礼宗
*脱落じゃなく……死亡します
仇野辿
伸びた爪が、あなたの心臓を今度こそ穿つ。
佐々礼宗
痛みは最早感じない。
仇野辿
あやかしの腕があなたのいのちを抉る。
仇野辿
自分が殺した被検体と似たかたちをした、禍々しい腕を見ている。
佐々礼宗
向けられるものは全て受け止めて。
佐々礼宗
もう狂っていたのだ。狂って、多分限界だった。
佐々礼宗
だからあなたに縋ってしまったのだろう。
佐々礼宗
「辿」
佐々礼宗
怒るかな。
仇野辿
「――――」
仇野辿
返り血を浴びながら、あなたを見下ろしている。
佐々礼宗
「ありがと」
佐々礼宗
怒るかな。
佐々礼宗
本当はまあ、戻ってこないなんて、分かってたんだけどな。
仇野辿
「……感謝される覚えは」
仇野辿
「ないっすよ」
佐々礼宗
狂っちゃったからどうしようもなくて、でも。
仇野辿
「主治医でしょう?」
仇野辿
「ほら」
仇野辿
「ちゃんと、責任を取った」
仇野辿
「最期まで付き合って差し上げました」
佐々礼宗
「……うん」
佐々礼宗
「約束守ってくれて」
佐々礼宗
「終わらせてくれて」
佐々礼宗
「だからやっぱ、ありがと」
仇野辿
火の粉の爆ぜる音が耳を打つ。
仇野辿
「…………」
佐々礼宗
さいごに、心を寄せた人の手で。
仇野辿
言うべきか。言わざるべきか。
仇野辿
取り合うべきか。取り合わぬべきか。
佐々礼宗
終わらせられる人生の幸福を。
仇野辿
「…………」
佐々礼宗
心残りがあるとするなら。
仇野辿
「……どういたしまして」
佐々礼宗
その笑顔の向こう側を、また、
佐々礼宗
「…………」
仇野辿
力尽きゆく頬に手を添え、その顔を上向かせながら。
佐々礼宗
「…………はは」
仇野辿
ぶっきらぼうに言葉を吐いた。
佐々礼宗
「………………ごめん」
佐々礼宗
「──しあわせだ」
佐々礼宗
それが、さいご。
仇野辿
倒れゆく男の姿を見る。
佐々礼宗
瞼は閉じて、唇はもう動かない。
仇野辿
見下ろしている。炎の中。
佐々礼宗
それでもひどく満足そうな、笑みの死に顔。
佐々礼宗
最後まで、自分勝手な、せんせいとして。
仇野辿
自分が救い、自分が殺した男の姿を見て、
仇野辿
自らの選択を再確認する。
仇野辿
・秘密:
このプライズの真の名称は『罪』である。下記文中の「あなた」はその時点でのこのプライズの持ち主を指す。
このプライズを手に入れたタイミング(配布時を含む)が訪れるたび、持ち主は下の「」内の文章中の、任意の一つの[ ]の中を消して好きに書き換えてよい。この時、書き換えた[ ]についている番号を消去すること。番号の消えた[ ]内は以降上書きされない。

「あなたは(1)[3日前]、[人を蘇らせるため病院内で行っていた倫理に外れた研究がバレたため、その口封じの]ために、この病院の人々を全て殺した。あなたは[妖魔の血を混ぜられ、やがて暴走を待つばかりだったはずの]彼らを殺した。
目の前の相手だけは殺さなかった。[かつて失い、蘇らせたかった兄弟の面影を重ねていた]からだ。記憶の混乱の治療にはもっと時間を掛けたかったが、今日までが限界だった。あなたは[自分に安息を与えてくれる目の前の男を殺してしまうか、手を取り合って逃げるかで迷っている]。
 これこそが、これだけが、(6)[ 真実 ]である。」
仇野辿
そのように選択し、そのように稼働した。
仇野辿
正しく忍務を成し遂げた。
仇野辿
自分は変わらず魔王流として。
仇野辿
妖魔の血を継ぐ裔として忍びの世を生きていく。
仇野辿
だから、この男に懐いた感情は間違いだ。
仇野辿
こんなものはすべて、
仇野辿
この炎の中に打ち捨ててしまおう。
仇野辿
*戦果の宣言。
仇野辿
*佐々礼宗に《狂信》を取ります。