? 4話「あなたへの花」決戦フェイズ

決戦フェイズ

GM:勿忘草の花畑の中を、狩人たちは進んでいく。
GM:導かれた場所。この戦いの始まりの場所。
GM:時計台広場を目指して歩く。
GM:戦いが始まった頃は通行人も見られたが、
GM:最早夜は更け、空には満月が眩しく、
GM:静かな街とそれを彩る勿忘草の碧が、目に沁みるほどに、美しい。
夜高ミツル:フォゲットミーノット──自分の選択の結果、吸血鬼として蘇った人の待つ場所を目指していく。
夜高ミツル:その最中、隣を進む真城に声をかける。
夜高ミツル:「……なぁ、真城」
真城朔:「……ん」
真城朔:真城の返答に力はない。
夜高ミツル:当たり前だ。
夜高ミツル:自分の母親を、殺しに行くのだから。
真城朔:かつての強さをすっかり失って、彼はあなたの隣を歩く。
真城朔:けれど、足は止めずにいる。
夜高ミツル:「……俺、肝心なことお前に聞き忘れてたなって」
真城朔:「?」
夜高ミツル:「俺は、お前と」
夜高ミツル:「みんなと、みんなで」
夜高ミツル:「生きて帰りたいと、思ってる」
真城朔:「…………」
真城朔:金色の目をしばたく。
夜高ミツル:「……お前は」
夜高ミツル:ひどい問いかもしれないと思う。
夜高ミツル:「……お前は?」
真城朔:「……俺は」
真城朔:囁きにしてもか細い声が聞き届けられるのは、この夜の静けさがすべての理由だ。
真城朔:「俺は、誰も死なせちゃいけないと、思う」
真城朔:「……死なせないように、しなきゃいけないと思う」
夜高ミツル:「……ああ」
真城朔:「…………」
真城朔:「……俺が」
真城朔:「俺のせい、だから……」
真城朔:「そのために」
真城朔:「できること、は」
夜高ミツル:「……その中に」
夜高ミツル:「誰も、の中に」
夜高ミツル:「……真城は入ってるか?」
真城朔:流れる涙はあまりにも自然で、
真城朔:本人ももはや自覚のないように。

真城朔:「…………」
真城朔:涙を落としながら黙り込む。
夜高ミツル:真城の死にたい気持ちが、すぐに消えるなんて思っていない。
夜高ミツル:償いを、罰を、今も真城は求めているはずで。
夜高ミツル:で、あれば
夜高ミツル:──フォゲットミーノットから誰かを庇って、死ぬ。
夜高ミツル:……そんな行動は、あまりにも容易に予想がついてしまう。
夜高ミツル:「…………」
夜高ミツル:それは、そんなのは、嫌だ。
夜高ミツル:「真城」
真城朔:何も答えられずに、ほろほろと涙を落としている。
真城朔:名を呼ばれてミツルに顔を向けた。
夜高ミツル:制服のポケットに手を入れ、何かを取り出して、
夜高ミツル:それを真城に渡す。
真城朔:「……?」
夜高ミツル:真城の掌に、金属の硬い感触が触れる。
夜高ミツル:それは、鍵だった。
真城朔:感触にそれを悟って、
真城朔:手を引きかける。
夜高ミツル:あの日、真城に渡した合鍵。
夜高ミツル:あの日と同じに、無理やり握らせる。
真城朔:「…………っ」
真城朔:息を詰める。
夜高ミツル:決別の証として投げ捨てられたものを、もう一度その掌に押し込める。
夜高ミツル:「……俺は」
夜高ミツル:「みんなで帰りたい」
夜高ミツル:「誰も、欠けてほしくない」
真城朔:「…………」
夜高ミツル:「だから、持ってろ」
真城朔:瞼を伏せてぼろぼろと泣いて、
真城朔:けれど逆らえず、されるがままに握り締めて。
夜高ミツル:それが真城にとって、フォゲットミーノットを斃したその先を
夜高ミツル:生き続ける未来を見据えるに足る理由にしてもらえるのかは、分からなかった。
夜高ミツル:それでも、何もしないで失って後悔するのは、もう嫌だから。
真城朔:「……俺、を」
真城朔:「庇うなよ」
真城朔:「ミツ」
真城朔:涙を落としながら言い募る。
夜高ミツル:「……ああ」
夜高ミツル:「分かってる」
真城朔:「死ぬなよ」
夜高ミツル:「みんなで帰るんだから」
夜高ミツル:頷く。
夜高ミツル:「俺だって、死んだりなんか」
夜高ミツル:「死んだりしない」
真城朔:「生きて帰ること、最優先にして、……っ」
夜高ミツル:鍵を持たせた上から、真城の手を包む。
夜高ミツル:「……うん」
真城朔:声は上擦って途切れて、
夜高ミツル:「約束、する」
真城朔:握られた手に力が籠もる。
真城朔:ミツルの返答に、涙を落としながら頷いた。
夜高ミツル:「……真城も」
夜高ミツル:「あんま俺のこと庇ったり、すんなよ」
真城朔:「…………」
夜高ミツル:今思い出しても、
夜高ミツル:あるいは、今思い出すからこそ
夜高ミツル:自分を庇って血を流す真城の姿は、ひどく恐ろしく脳裏に浮かぶ。
真城朔:「……生きて、帰るために」
真城朔:「必要なことは、する……」
真城朔:ぽそぽそとそのように訴える。
夜高ミツル:「……そっか」
夜高ミツル:「そうだな、生きて帰るためなら」
夜高ミツル:「……てか、まあ、あれか」
真城朔:「?」
夜高ミツル:「俺が庇われないよう気をつけろって話だな……」
真城朔:「…………」
真城朔:しばし黙り込んでいたが、やがてこくこくと頷いた。
夜高ミツル:「……ん」
夜高ミツル:繋いだ掌から、真城の体温が伝わる。
夜高ミツル:生きている。命の温もり。
夜高ミツル:失わずに済んだ温かさ。
夜高ミツル:「……俺は約束したんだから」
夜高ミツル:「真城も」
真城朔:「…………」
夜高ミツル:それは、その時になれば何の意味もない約束だと知っている。
夜高ミツル:命は理不尽に、あっさり失われるもので。
真城朔:「……ん」
夜高ミツル:だけど、それが何かを繋いでくれると、
真城朔:「うん……」
夜高ミツル:留めてくれると信じて。
真城朔:ミツルの想いに応えるように、小さく頷く。
真城朔:かすかで頼りない返答ではあるけれど、
夜高ミツル:それを見て、表情を和らげる。
夜高ミツル:「ん。よし」
夜高ミツル:繋いだ手に、力を込める。
真城朔:その温もりに、小さく笑った。
糸賀大亮:……今までのことを。
糸賀大亮:何度となく思い返してきた。それは狩人になって、というよりは。
糸賀大亮:かつての狩りの仲間、俺を助けてくれたクラブの仲間たちを失ってから、
糸賀大亮:悪夢のようにずっとついて回る習慣のようなもので、本当に夢に見ることもあった。
糸賀大亮:今も、思い出している。それは例えばグラジオラス、そのフォロワーたち。
糸賀大亮:ハイドレンジアとプルサティラ。花の名前を冠する、屠ってきたモンスターたち。
糸賀大亮:……自分には、もしかしたら考えもつかないような解決方法がどこかにあったのではないか。
糸賀大亮:まだどこかに、あるのではないか。そう何度も繰り返して、否定して。
糸賀大亮:それは時に、いまだに、自己弁護や他責を伴った。やってきたことは変えられない。
糸賀大亮:変えられると手を差し伸べてくるものこそ、殺すべきモンスターたちだった。
糸賀大亮:…………夜高が真城を生かすと言ったからこそ、たぶん俺はプルサティラの手を取って。
糸賀大亮:そうして今、夜高の隣には真城がこうして立っている。
糸賀大亮:やってきたことが、少しでも良い未来へ繋がると信じて。結局その先には、家族とともに暮らすことを願う吸血鬼を斃す必要があって。
糸賀大亮:上手くいくことなんて、手に残るものなんてほんの少ししかない。
糸賀大亮:それはきっと、これからもそうだろう。
糸賀大亮:けれど、掴んだものは何より大切なものだし。
糸賀大亮:もう失いたくはない。
糸賀大亮:……だから、こうしてここに立っている。
糸賀大亮:戦おうと思える。
糸賀大亮:俺も、ちゃんと生きて帰ろう。
糸賀大亮:そう望んでくれた人が、間違いなくいるのだから。
乾咲フラン:時計台の姿に、ついさっきまで見ていた光あふれる夢が嫌でも思い返され……フランは静かに深呼吸をする。
乾咲フラン:目を閉じて、開く。
乾咲フラン:幻のように勿忘草が咲き乱れ、絵のような満月が浮かんでいる。
乾咲フラン:大丈夫。現実だ。どうしようもないほどに。
乾咲フラン:拳を構える――今度こそ、自分の手で彼女を、夢を終わらせて、自分が現実で立つために。
乾咲フラン:自分は狩人で、5年前に自分が出来なかった事を、20年近く前に踏み出せなかった事の後始末を、今つける。
乾咲フラン:そして、もう一度、己の邸宅に帰るのだ。
乾咲フラン:一番望んだものは永遠に手に入らない。これからそれを確定させる。そのために拳を握っている。
乾咲フラン:それでも、あの家には私の帰りを待つ者がいるのだから。
乾咲フラン:立たなければ、戦って、全てを終わらせなければいけない。
乾咲フラン:深呼吸する。どうしようもない現実を、それでも生きるために。
忽亡ゆかり:ナイフを頭上に投げる。
忽亡ゆかり:くるくると回る刃を人差し指と中指で受け止めて、わずかに力を加えると、ナイフが生き物のように手を滑ってゆく。
忽亡ゆかり:そのまま回転を続けて手首をぐるりと回り、その手に収まる。
忽亡ゆかり:手慰みのハンドリング。刃物にもすっかり慣れてしまった。
忽亡ゆかり:迷いはない。あとはその経験を乗せて、刃を振るのみ。
忽亡ゆかり:夜空を見上げる。
忽亡ゆかり:新たな人生の訪れを告げる夜明け前の宵闇。
忽亡ゆかり:あるいは、弟を置いて最期に見るかもしれない景色。
忽亡ゆかり:そんな花道を共に歩くのは、三人の狩人と、ちょっとムカつくガキが一人だ。
忽亡ゆかり:……まあ、メンバーにちょっぴり不満はあるものの……仲間にするなら、これ以上頼もしい相手はいない。
忽亡ゆかり:手を繋いだ、二人の少年の背中を見る。
忽亡ゆかり:ふと他愛ない好奇心が浮かんできた。
忽亡ゆかり:「君ら、付き合ってんの?」
忽亡ゆかり:浮かんできたので、ぶつけてみた。

糸賀大亮:ひひひっ
真城朔:ふえっ
乾咲フラン:ブッフフフh
真城朔:ふえっではない。

夜高ミツル:「………………え?」
真城朔:「……?」
真城朔:首を傾げる。
夜高ミツル:もしかして俺たちですか?と言わんばかりの、だいぶ長めの間を置いて疑問符。
忽亡ゆかり:「すっごい今更だけどさ」
忽亡ゆかり:「ただの友達に、こんな事しないじゃん」
乾咲フラン:(スゲェ事言ってる!って顔)
糸賀大亮:えっ? という顔。
夜高ミツル:え? 付き合ってる?
夜高ミツル:誰と誰が? 俺と? 真城?
真城朔:ぱちぱちと目をまたたいている。
忽亡ゆかり:「だって夜高くん、そいつと何した? これ、口に出していいのか?」
夜高ミツル:ゆかりを見て、真城を見て、今も繋いだままの手を見る。
乾咲フラン:「ワオ……」先程の人生への緊迫感が吹き飛び、ワオ……という気持ちになった。
夜高ミツル:「…………」
夜高ミツル:「………………」
夜高ミツル:「……いや、えっ?」
夜高ミツル:「普通じゃ、普通じゃないとは、俺も」
夜高ミツル:「プルサティラもなんか、そんな」
夜高ミツル:「いや」
真城朔:ぼんやりミツルの声を聞いています。
忽亡ゆかり:「普通じゃないってゆーか……」
忽亡ゆかり:「プロポーズみたいなもんっしょ、あれ」
真城朔:ゆかりの言葉にまた首を傾げた。
夜高ミツル:「………………」
夜高ミツル:思い返せば、まあ。
夜高ミツル:色々ととんでもないことを言ったような。
夜高ミツル:気がしなくは、ないが。
夜高ミツル:「…………そう、です、か?」
忽亡ゆかり:「聞かれましても」
夜高ミツル:「いや、でも」
夜高ミツル:「付き合っては、ないですよ!」
夜高ミツル:「ないです」
真城朔:ミツルに頷いています。
忽亡ゆかり:「でも、病めるときも健やかな時も共に寄り添う感じじゃないの?」
夜高ミツル:「………………」確かに?
真城朔:ゆかりの言葉にはまた首を傾げたが。
糸賀大亮:こんな時に何を話してるんだ……と思っている。
糸賀大亮:こんな時だからこそこんな話をしているのか?
夜高ミツル:親しい人間関係が友達と家族と恋人でしか分類できない男には難しい問題だった。
夜高ミツル:「確かに? ずっと一緒……人生が……つまり……?」ぶつぶつ

乾咲フラン:2D6>=5 (判定:耐える)
BloodMoon : (2D6>=5) → 4[1,3] → 4 → 失敗

乾咲フラン:「実質結婚!!!!」叫んでその辺の木を殴った
乾咲フラン:耐えられなかったらしい
忽亡ゆかり:「えっ何!?」
糸賀大亮:「えっ」
乾咲フラン:「なんでもない」スッ
糸賀大亮:「何でもなくはないと思うが……」
忽亡ゆかり:「乾咲さん、たまにぶっ壊れんの、すげえ怖いよな」
真城朔:ぽかんとしている。
夜高ミツル:オーバーヒートしているのでフランの奇行には気が回らなかった。
夜高ミツル:その間も真城の手は繋いだままに。
真城朔:繋いだ手を、ひそかに握り返す。
乾咲フラン:「大丈夫。美しいから。」美をゴリ押すな。
忽亡ゆかり:「美しいかなあ……?」さすがにちょっと押し切れない。
糸賀大亮:「そうか……」
糸賀大亮:こっちはゴリ押された。
乾咲フラン:キラッキラッ
忽亡ゆかり:「ま、人と人の数だけ色んな関係があるからね」
忽亡ゆかり:「いやしかし、私も夜高くんに振られたし、うちの相関図はドロドロだなあ!」
真城朔:「?」
真城朔:ミツルを見た。
夜高ミツル:「えっ!?」
乾咲フラン:「ハッハッハ人生人生」
夜高ミツル:「何の話ですか!?」
夜高ミツル:フッた???
忽亡ゆかり:「さっきはパンツも見られたしな!」
夜高ミツル:見られても……。
糸賀大亮:そういえば、十七歳に求められたいとか言ってたな、と回想しています。
糸賀大亮:思い返している。今までのことを。
夜高ミツル:「いや、」
夜高ミツル:「見て、見てないです」
乾咲フラン:噛み締めます。
夜高ミツル:直視できなかったため。
乾咲フラン:人生を……
夜高ミツル:「見てませんよ!?」
夜高ミツル:「本当に!」
乾咲フラン:「私は見たぞ。」誠意。
忽亡ゆかり:「あっはっはっは!」
忽亡ゆかり:「まああれは私が悪いわな!」
真城朔:ぼんやりとミツルを見ています。
夜高ミツル:なんの……なんの話をしてたっけ……?
乾咲フラン:「戦闘で服が破けるなんてよくあることだしな。今更下着の一枚や二枚ってもんさ。」
乾咲フラン:だから大丈夫大丈夫 という雰囲気
糸賀大亮:「間に合ってよかった」
糸賀大亮:何となくピントがぼけたコメントをしている。
忽亡ゆかり:「やばかったなー、あれは!」
夜高ミツル:真城の視線を受ける。そうだ、俺と真城が……? 付き合って……?
忽亡ゆかり:「さ、賑やかになってまいりました!張り切って行きましょう!」
忽亡ゆかり:「そんな感じで……お前、ほら」
忽亡ゆかり:つま先で真城の背中を突く。
忽亡ゆかり:「好かれてっから、死なれたら夜高くんが困るってよ」
真城朔:「っ」
真城朔:びくんと背を跳ねて、ゆかりを振り向いて、ミツルを見る。
夜高ミツル:「いや……っ、」
夜高ミツル:「まあ」
夜高ミツル:「……うん」
真城朔:「…………」
夜高ミツル:「死なれるのは、困る」
真城朔:「…………」
真城朔:「……はい」
真城朔:小さく頷いた。
夜高ミツル:前提はともかく、死なれると困るのは確かなことだ。
夜高ミツル:でも確かに、今の自分と真城の関係は……なんなのだろう?
夜高ミツル:家族ではないし、恋人でもない。
夜高ミツル:かといって、友達……と言うには若干……若干?はみ出てしまったような気もする。
夜高ミツル:……すぐには答えが出そうもなかった。
夜高ミツル:少なくとも、今考えるのは自分にとっては難しすぎる。
夜高ミツル:一旦……とりあえず……宿題として、頭の片隅に放り投げた。
真城朔:真城はミツルの隣で歩いている。
夜高ミツル:今は、目の前のことを考えなければ。
夜高ミツル:目前に迫った決戦を。
真城朔:その手をとって、隣にいて、ともにゆく。
夜高ミツル:それを生き延びることを。
夜高ミツル:誰も失わないことを。
真城朔:その先に一つの決着がある。
GM:そう。
GM:これはとある一つの決着に過ぎない。
GM:これで全ては終わらない。戦いを乗り越えたとて人生は続いていく。
GM:自分たちが生きていくのは、真に向き合わなければならないのは、その先にある人生だ。
GM:そのために戦う。
GM:そのために戦いを挑む。

フォゲットミーノット:古めかしい時計台の下に広がる花畑の、
フォゲットミーノット:――その中心で待つ、あの吸血鬼に。
フォゲットミーノット:狩人たちを待っていたフォゲットミーノットが、
フォゲットミーノット:満月の下、あなたたちを見つめて微笑む。

フォゲットミーノット:穏やかな笑顔だった。
真城朔:真城朔が、
真城朔:その視線に足を踏み止まりかけて、
真城朔:代わりにミツルに縋る指に、力が込もる。
夜高ミツル:その指先を強く握って。
夜高ミツル:「……今、お前をこの場に立たせて」
夜高ミツル:「こう、させてるのは……」
真城朔:「……?」
夜高ミツル:「俺の、せいだ」
真城朔:ミツルを見る。
夜高ミツル:「だから……」
夜高ミツル:「……真城」
真城朔:「…………」
夜高ミツル:「キツイだろうけど、だから」
夜高ミツル:「全部、自分が悪いとか思わないで」
夜高ミツル:「俺のせいに、しとけよ」
夜高ミツル:「……実際、そうなんだから」
真城朔:「…………」
真城朔:「……でも……」
夜高ミツル:自分が言い出さなければ、真城碧が吸血鬼として蘇ることはなく。
夜高ミツル:真城が、フォゲットミーノットを倒すためにここに立つ必要もなく。
真城朔:「ミツの、家族だって」
真城朔:「そもそも……」
真城朔:「ほんとは……」
夜高ミツル:「……それは、別の話だろ」
真城朔:「…………」
夜高ミツル:家族の命を奪った仇。確かにそうだ。
夜高ミツル:でも、今自分の中にある気持ちは
夜高ミツル:「俺が選んで、言い出して、こうなった」
夜高ミツル:「だから、止める」
夜高ミツル:こうして向かい合っていても、やはりその思いが強い。
真城朔:「…………」
真城朔:無言のまま、小さく頷く。
真城朔:「……止める」
夜高ミツル:真城の目を見て、頷いて。
夜高ミツル:そっと、繋いだ手を離す。
夜高ミツル:代わりに武器を手にとって。
真城朔:離された手で一瞬虚空をかいて、すぐに杭を抜く。
真城朔:フォゲットミーノットへと向き直る。
糸賀大亮:自分もまた杭を抜いて、フォゲットミーノットへ向けて構えた。
糸賀大亮:こうして向き合えば、いつも通りすぎるほどいつも通りの狩りだ。呼吸を落ち着けて、無言のまま吸血鬼を見据える。
乾咲フラン:ゆかりたちとのやりとりからか、先程より緊張の取れた面持ちで対峙する。「さて、やるか。」
忽亡ゆかり:静かに息を吐いて、歩みを進める。吸血鬼へ向かってではなく、吸血鬼を取り囲むように、横へぐるりと。
忽亡ゆかり:片手には一本のナイフ。もう片方の手は背中へと隠し。
忽亡ゆかり:静かに、穏やかに、しかし迷いのない明確な殺意を持った目が、吸血鬼を見つめていた。
フォゲットミーノット:花畑の中心から、一歩進み出る。
フォゲットミーノット:金色の瞳が狩人を見回し、白い手袋に包まれた手のひらが翳される。
フォゲットミーノット:「そうね」
フォゲットミーノット:「私を、止めたいのなら。止められるというのなら」
フォゲットミーノット:「それだけの力を、決意をどうか、最後まで示してみせて」
フォゲットミーノット:「――あなたたちには、それが確かにあるのでしょう?」

ラウンド1

フォゲットミーノット:IST
BloodMoon : 先制判定指定特技表(3) → 《日常/環境3》

夜高ミツル:焼肉を使います
フォゲットミーノット:日常から先制判定を。
乾咲フラン:日常が遠いぜ

夜高ミツル:2D6>=5 (判定:日常)
BloodMoon : (2D6>=5) → 2[1,1] → 2 → ファンブル(【余裕】が 0 に)

乾咲フラン:2D6>=8 (判定:現れる)
BloodMoon : (2D6>=8) → 4[1,3] → 4 → 失敗

糸賀大亮:2D6>=7 (判定:待つ)
BloodMoon : (2D6>=7) → 8[4,4] → 8 → 成功

忽亡ゆかり:2D6>=7 (判定:蹴る)
BloodMoon : (2D6>=7) → 7[1,6] → 7 → 成功

夜高ミツル:は????
夜高ミツル:激情!!!
乾咲フラン:笑った
フォゲットミーノット:そんなことが……
乾咲フラン:そうですね
夜高ミツル:ここに来て初ファンブルとかさあ……
フォゲットミーノット:ミツルくんらしさがちょっとあるな……

夜高ミツル:夜高ミツルのテンションが2増加!(テンション:24->26)
夜高ミツル:夜高ミツルは激情を使用!(激情:1->0)

夜高ミツル:炎上してください……
フォゲットミーノット:OK
フォゲットミーノット:フォゲットミーノットは炎上します。
フォゲットミーノット:行動順はミツル・大亮・ゆかり→FMN→フラン。

フォゲットミーノット:青い花畑の、遠く果てに立つフォゲットミーノット。
夜高ミツル:それを目指して、駆け出す。
フォゲットミーノット:幻惑と夢想の果てに立つ吸血鬼への道を、
真城朔:白い勿忘草が指し示す。

夜高ミツル:白い花の示す道を辿る。
真城朔:花畑に踏み込んだ真城朔の足元から、その色が塗り替わる。
真城朔:吸血鬼の領域を塗り替えて、足を進めながら、
真城朔:狩人として彼は、母親を見据える。
フォゲットミーノット:その向こうに。
フォゲットミーノット:フォゲットミーノットは、夜高ミツルを振り返った。
夜高ミツル:振り返ったフォゲットミーノットに、液体の詰まった瓶を投げつける。
夜高ミツル:それはフォゲットミーノットの足元で砕け
夜高ミツル:小規模な爆発を起こす。
フォゲットミーノット:青い花が燃える。
フォゲットミーノット:燃え爆ぜ、焼け焦げて、そのドレスの裾へと燃え移り、
夜高ミツル:美しいウェディングドレスに、その火が燃え移る。
フォゲットミーノット:純白を炎に包まれながら、夜に咲く花はなおも眩しく。
フォゲットミーノット:狩人の超えるべき道標としてそこに立っていた。

フォゲットミーノット:では、手番の行動を。
夜高ミツル:フランさんに連携攻撃します
フォゲットミーノット:使用アビリティは?
夜高ミツル:失礼 脈断ちです~
フォゲットミーノット:OK

夜高ミツル:トクさん排除します?
糸賀大亮:そうそう、トクさん排除しちゃおうかなーと
夜高ミツル:亡霊残しとくの怖いよね
乾咲フラン:ヒュー
糸賀大亮:あ、それだったら大亮のぶんの骨も取ってもらえばよかったな。二度打ちでバーストしてしまう。
乾咲フラン:アチャー
糸賀大亮:さすがに暴力だけじゃ殺せないよなあ
忽亡ゆかり:トクさんの体力最大でなんぼぐらいじゃろうな……
乾咲フラン:アフターフェスティバルですがフランの骨渡してもよかったかもしれないな…
夜高ミツル:防護服あると一発じゃきつい
夜高ミツル:どうにかやっていくしかないですね……
糸賀大亮:どうせバーストするしトクさんに正義の一撃切っちゃうか。
乾咲フラン:ロール敵美しさ
夜高ミツル:トクさんに正義の一撃を……
糸賀大亮:これなら問答無用で無力化できる。
夜高ミツル:ですね
糸賀大亮:じゃあ……行くか!
『トクさん』小春德光:こいやー

フォゲットミーノット:吸血鬼を取り囲む花畑へと踏み込み、
フォゲットミーノット:狩人たちはまた夢幻へといざなわれる。

真城碧:それはあの日焦がれた美しい笑顔だとか、
『トクさん』小春德光:狩人としてあなたを導いた、師匠の背中だとか。
糸賀大亮:行動します。フォロワーのトクさんに正義の一撃。のみで。
『トクさん』小春德光:OK
『トクさん』小春德光:「――よう、糸賀」
『トクさん』小春德光:花畑の狭間から、不意に、声が。
糸賀大亮:忘れるはずのない声。
『トクさん』小春德光:あの背中が
『トクさん』小春德光:あの日見上げた大きな背中が、ゆっくりと振り返る。
糸賀大亮:息を呑み、そちらへ、視線を向ける。
『トクさん』小春德光:小春德光が、あなたを見てにやりと笑う。

糸賀大亮:「……」
『トクさん』小春德光:「随分な”狩り”、やってんじゃねえか」
『トクさん』小春德光:「ああ?」
糸賀大亮:静かに、その顔を見返した。ここはそういう場所で、あれはそういう吸血鬼で。
『トクさん』小春德光:手元に握ったワンカップがぶるぶると震えている。

夜高ミツル:あ
夜高ミツル:顔!?
忽亡ゆかり:なにィ!?
夜高ミツル:トクさん!!!
乾咲フラン:おっほっほ
乾咲フラン:差分ある(発狂)
夜高ミツル:あるねえ…………

糸賀大亮:「……来るんじゃないかと、思ってた」
『トクさん』小春德光:こんなことで大丈夫なのか、と、はじめは思ったものだった。
『トクさん』小春德光:ぐい、とそれを煽ると、
『トクさん』小春德光:「ヘンなとこでアタマが回らあな」
糸賀大亮:杭を構える。心臓が痛いのは、真城にやられたせいばかりではない。
『トクさん』小春德光:「そういう賢しさは、いつかお前の首を絞めるって」
『トクさん』小春德光:「教えてやんなかったか?」
『トクさん』小春德光:「なあ、糸賀よ」
糸賀大亮:「……ああ」
糸賀大亮:「教わった」
『トクさん』小春德光:ワンカップを投げ捨てる。
糸賀大亮:「たくさん、教わったよ……でも、」
『トクさん』小春德光:げふ、と酒臭いげっぷをして、
糸賀大亮:「全部教えてもらう前に、あんたは死んでしまった」
糸賀大亮:「……俺のせいだ」
『トクさん』小春德光:「いいや」
糸賀大亮:杭を構える。
『トクさん』小春德光:「俺はお前に殺されたんじゃねえ」
糸賀大亮:「…………」
『トクさん』小春德光:「履き違えるなよ、糸賀」
『トクさん』小春德光:「俺を殺したのはお前じゃない」
『トクさん』小春德光:「なあ」
『トクさん』小春德光:「おい」
『トクさん』小春德光:「誰だ?」
糸賀大亮:「……ああ」
『トクさん』小春德光:その背中から、ゆっくりと長銃を下ろす。
『トクさん』小春德光:震える腕でそれを握って、
糸賀大亮:「そこに立っている、あの真城だ」
『トクさん』小春德光:「そうだ」
『トクさん』小春德光:花畑に立つ真城朔へと長銃を構える。
『トクさん』小春德光:瞬間。
『トクさん』小春德光:ぴたりとその震えが止まった。

『トクさん』小春德光:「吸血鬼だ」
糸賀大亮:緊張感を漲らせる。答えながらも、その長銃の先へ視線を向けて。
糸賀大亮:躊躇なく足を踏み込んだ。
糸賀大亮:たくさんのことを教えてもらった。狩人としてのこの人の判断に、俺の見る限り間違いはなくて。
糸賀大亮:唯一、間違っていると思ったのは、俺を生かしたことだった。
糸賀大亮:だけど、今。
糸賀大亮:振ります………

糸賀大亮:2D6+1>=5 (判定:殴る)
BloodMoon : (2D6+1>=5) → 8[3,5]+1 → 9 → 成功

『トクさん』小春德光:はい。
『トクさん』小春德光:『トクさん』小春德光は無力化されます。

夜高ミツル:殴った!
忽亡ゆかり:糸賀という男のぶれなさ
乾咲フラン:心が温まる

夜高ミツル:糸賀大亮のテンションが3増加!(テンション:27->30)
夜高ミツル:糸賀大亮は激情を獲得!(激情:2->3)

『トクさん』小春德光:その銃爪に指がかかる。
糸賀大亮:杭を上から叩き下ろし、その銃口の行く先を逸らす。
糸賀大亮:そして、ぐるりとその場で回りながら、息を詰め、トクさんに。
『トクさん』小春德光:長銃を殴りつけられて身体が傾ぐ。
糸賀大亮:杭を打ち込む。
『トクさん』小春德光:あなたを庇って立っていた。
『トクさん』小春德光:吸血鬼の一撃を受けても、倒れなかった身体が、
『トクさん』小春德光:杭に貫かれる。
糸賀大亮:「耄碌したな……」
糸賀大亮:「あんたの後ろにいるのが、吸血鬼だよ」
『トクさん』小春德光:片眼で大亮を見返している。
『トクさん』小春德光:その言葉に、フォゲットミーノットを振り返って。
『トクさん』小春德光:「はは」
『トクさん』小春德光:「お前に言われちゃあ」
『トクさん』小春德光:「仕方ねえな」
糸賀大亮:杭を引き抜く。
フォゲットミーノット:その身体が花弁と変わる。
『トクさん』小春德光:ひらりはらりと花弁を散らしながら、
糸賀大亮:「……でも、あんたを呼んだのは俺だ」
『トクさん』小春德光:小春德光は笑顔のまま、薄れていく。
糸賀大亮:「引っ張り出してすまない」
糸賀大亮:「……休んでてくれよ」
『トクさん』小春德光:薄れた身体が、その唇が、なにごとか紡いだけれど。
『トクさん』小春德光:聞き届けられない。
フォゲットミーノット:聞き届けられぬままに、大亮の前から姿を消した。
フォゲットミーノット:Lv6亡霊、疑似吸血鬼の能力によって『侵食』を修得していました。
糸賀大亮:その姿が消えた後、小さく頷いてフォゲットミーノットへ視線を戻した。

フォゲットミーノット:では……ゆかりさんですね。
忽亡ゆかり:交差攻撃+投げナイフ FMNさんを狙いましょう

忽亡ゆかり:2D6+2>=5 (判定:刺す)
BloodMoon : (2D6+2>=5) → 7[3,4]+2 → 9 → 成功

忽亡ゆかり:3d6+4+4+2+2
BloodMoon : (3D6+4+4+2+2) → 10[2,4,4]+4+4+2+2 → 22

フォゲットミーノット:受けましょう。

夜高ミツル:忽亡ゆかりのテンションが4増加!(テンション:26->30)
夜高ミツル:忽亡ゆかりは激情を獲得!(激情:2->3)
夜高ミツル:フォゲットミーノットの余裕が17減少!(余裕:17->0)

フォゲットミーノット:ゆかりの道を、白い勿忘草の花が開く。
フォゲットミーノット:青い勿忘草の幻惑を破って、狩人の行く先を導く。
忽亡ゆかり:大亮の戦いを横目に、真っすぐと吸血鬼を見る。
忽亡ゆかり:認識されていることは承知の上で、それでも気配はなるべく小さく、ナイフはなるべく真っすぐ、投擲はなるべく素早く。
フォゲットミーノット:その頭を彩るヴェールが、花弁と火花を散らして揺れている。
忽亡ゆかり:それは左手に持った近接用のナイフとは違う形状をしていた。正面から見据えるのは困難なほどに幅は薄く、持ち手は滑り止めのゴムがついた細いダーツのようで、ぎざぎざと返しのついた刃は燻された銀製で、光を放たない。
忽亡ゆかり:その手を振る。ゆかりの耳に、自分の手が風を切る音が聴こえた。
フォゲットミーノット:風を裂いて放たれたナイフが、フォゲットミーノットのドレスを引き裂く。
フォゲットミーノット:その在り方へと傷をつけられながらも、
フォゲットミーノット:それは未だ致命の傷へは至らない。

夜高ミツル:通せる時に真城システム切っておきます……?
忽亡ゆかり:それもありだよね
フォゲットミーノット:真城システムだしいいですよ やるなら
フォゲットミーノット:今からでもそういうRPしてくれれば。
忽亡ゆかり:切る?切っちゃう?やるか~!?
夜高ミツル:行きますか…………
糸賀大亮:やっちゃうか
夜高ミツル:3回までは行けるから…………

忽亡ゆかり:返しのついた刃は肉を破って突き刺さり、獲物に刺されば、取っ手はポロリと落ちる。
忽亡ゆかり:そのナイフが突き刺さることを確認するよりも早く、息を吸って、大きく声を吐き出した。
忽亡ゆかり:「真城ォ!!」
忽亡ゆかり:激情一つ使用、ダメージを6点上昇させます

夜高ミツル:忽亡ゆかりは激情を使用!(激情:3->2)
夜高ミツル:フォゲットミーノットへ1個の部位ダメージ!(部位ダメージ:2->3)

真城朔:空を駆っていた。
真城朔:舞い上がる白い花弁を足がかりに宙を疾り、
真城朔:天からフォゲットミーノットへと躍りかかる。

忽亡ゆかり:BRT
BloodMoon : 身体部位決定表(7) → 《攻撃したキャラクターの任意》

真城朔:どちらへ?
忽亡ゆかり:利き腕を破壊

フォゲットミーノット:2D6>3 再起判定。『覇王』にて+2修正。
BloodMoon : (2D6>3) → 12[6,6] → 12 → 成功

フォゲットミーノット:ここでえ?
フォゲットミーノット:ここでよかったですね。
乾咲フラン:ほんとだよ

乾咲フラン:覇王
忽亡ゆかり:大成功だねFMNちゃん
夜高ミツル:覇王……
糸賀大亮:覇王
真城朔:私はあなたのこと好きじゃないけど他の男に恋する前の私あげようか? って
真城朔:覇王の言動じゃないですか?
乾咲フラン:クソ笑った
夜高ミツル:覇王ですね!
糸賀大亮:イヒヒヒ
乾咲フラン:稀代の暴君がよ…
糸賀大亮:覇道を行く女

真城朔:青い花畑に着地して、その花弁を散らす。
フォゲットミーノット:同時にいつしか、フォゲットミーノットの差し伸べた腕には
フォゲットミーノット:真城の銀杭が突き刺さっている。
フォゲットミーノット:聖銀に貫かれて、炎に炙られ、
フォゲットミーノット:ドレスを引き裂かれてその装いを乱されながらも。
フォゲットミーノット:美しさをそのままに、そこに立つ。

真城朔真城朔へ3個の部位ダメージ! (部位ダメージ:0->3)
真城朔:BRT
BloodMoon : 身体部位決定表(7) → 《攻撃したキャラクターの任意》

真城朔:BRT
BloodMoon : 身体部位決定表(3) → 《利き腕》

真城朔:BRT
BloodMoon : 身体部位決定表(5) → 《消化器》

真城朔:任意は……どうしようかな。
真城朔:脳にしましょうか。
真城朔:脳、利き腕、消化器。
真城朔:フォゲットミーノットへと肉薄するために無理を通した身体に、ガタが来る。
真城朔:傷だらけの身体での、不慣れな――”できるはずのない”魔法の行使。
真城朔:杭を突き立てた腕の筋肉が内側から断裂し、
真城朔:体の内側も、頭の中も、
真城朔:撹拌される苦痛につんのめる。
真城朔:「…………っ!」
真城朔:けれど、こちらも。
真城朔:どうにか立っている。

夜高ミツル:うう……う……
糸賀大亮:派手に飛ぶ……
乾咲フラン:真城が壊れる
夜高ミツル:うえ~~~
夜高ミツル:自分で提案したのにめちゃめちゃキツくなってきた

フォゲットミーノット:フォゲットミーノットの行動。
真城碧:フォロワーの真城碧は……夜高ミツルに基本攻撃で。
夜高ミツル:来い!

真城碧:2d6>=9 基本攻撃
BloodMoon : (2D6>=9) → 9[4,5] → 9 → 成功

真城碧:通っちゃった。
真城碧:拳銃を使用。
夜高ミツル:当たるのかよ

真城碧:2d6
BloodMoon : (2D6) → 8[3,5] → 8

真城碧:回避しますか?
夜高ミツル:余裕ぴったりですね 受けます
真城碧:了解

夜高ミツル:夜高ミツルの余裕が8減少!(余裕:8->0)

真城碧:フォゲットミーノットを見ているはずのミツルの耳に、
真城碧:若い女の笑い声が届く。
真城碧:『――ねえ』
真城碧:『フラン』
真城碧:『今日はどこに連れて行ってくれるの?』
夜高ミツル:「……っ!?」
真城碧:同時に、
真城碧:『朔』
夜高ミツル:フォゲットミーノットではない。
真城碧:『どうしたの?』
真城碧:『もう』
夜高ミツル:そうなる前の、真城碧の声が。
真城碧:『隠さなくてもいいんだから』
真城碧:『分かるわよ? お母さんには、ちゃんと』
フォゲットミーノット:取り戻したかったもの。
夜高ミツル:真城が求めた。
フォゲットミーノット:取り戻すのを、最初から諦めてしまっていたもの。
夜高ミツル:──自分がその願いを断った。
フォゲットミーノット:思わず足を止めたミツルの身体を、舞い散る勿忘草の花が裂く。
夜高ミツル:「……っ!」
夜高ミツル:血が花畑を汚す。
夜高ミツル:そうだ、自分が諦めさせた。
夜高ミツル:だから、今更こんなことで足を止めている場合では。

見学の水面:余裕なくなるよなこれって精神攻撃をしてくる
フォゲットミーノット:おまえが諦めさせたものだぞ!
乾咲フラン:そうだぞ

フォゲットミーノット:そしてたたらを踏んだミツルの目の前に、
フォゲットミーノット:いつしかフォゲットミーノットが迫る。
フォゲットミーノット:誘惑。拍車を組み合わせます。
フォゲットミーノット:対象は夜高ミツル。『いちゃいちゃ』と関係深度により-3の修正がつきます。

フォゲットミーノットフォゲットミーノットのテンションが3増加!(テンション:22->25)
フォゲットミーノットフォゲットミーノットのテンションが6増加!(テンション:25->31)
フォゲットミーノット:フォゲットミーノットは激情を獲得!(激情:2->3)

フォゲットミーノット:追加行動を獲得します。
夜高ミツル:うーん 興奮剤を使用します

夜高ミツル:2d6+2-3>=7
BloodMoon : (2D6+2-3>=7) → 4[1,3]+2-3 → 3 → 失敗

乾咲フラン:オワ~
夜高ミツル追加の激情切っていいですか?
糸賀大亮:いいと思う
乾咲フラン:いいぞ
夜高ミツル:じゃあ使います!!!1は6!!!!

夜高ミツル:真城朔は激情を使用!(激情:3->2)

フォゲットミーノット:フォゲットミーノットは折れていない方の腕を伸ばして、
フォゲットミーノット:ミツルを引き寄せて、胸に抱き込む。
夜高ミツル:「な……っ、」
夜高ミツル:その抱擁から逃れようともがく。
フォゲットミーノット:柔らかな胸に顔を埋めさせられて、
フォゲットミーノット:けれどそこには、心臓の鼓動がない。
フォゲットミーノット:真城を抱いたときに伝わるような拍動がない。
フォゲットミーノット:代わりにその肉体の冷たさだけがひしひしと伝えられながら、
フォゲットミーノット:「ねえ」
フォゲットミーノット:「本当に、あの子を幸せにできる?」
フォゲットミーノット:フォゲットミーノットはあなたに問いかける。
フォゲットミーノット:「優しい子よ」
夜高ミツル:「…………」
夜高ミツル:冷たいその胸から離れようとしながら、その問いかけには一瞬動きを止めて。
夜高ミツル:「……するよ」
フォゲットミーノット:「本当は、優しい子なの」
フォゲットミーノット:「人を殺すなんて、耐えられないような」
フォゲットミーノット:「そんな子」
夜高ミツル:「……ああ」
フォゲットミーノット:「最後まで」
フォゲットミーノット:「罪の意識を引きずって苦しみ続けるあの子のことを、手放さずにいられる?」
夜高ミツル:どうあっても、どんなに考えないようにしようとしても、
夜高ミツル:彼女は、真城朔の母親で。
夜高ミツル:「……ああ」
フォゲットミーノット:フォゲットミーノットの瞳はあなたに問い続ける。
夜高ミツル:「そう、決めて」
夜高ミツル:「だから、今ここにいる」
夜高ミツル:「……俺は、真城と生きる!」
夜高ミツル:もがく。
夜高ミツル:その拘束が緩んだ隙に、フォゲットミーノットの身体を強く突き飛ばす。
フォゲットミーノット:突き飛ばされて、焼け焦げたドレスをはためかせながら、
フォゲットミーノット:フォゲットミーノットはミツルを見つめている。
夜高ミツル:「……だから、あんたに真城は連れて行かせられない」
夜高ミツル:距離を取り直して、その視線を受け止めて告げる。
フォゲットミーノット:「…………」

夜高ミツル:最初は殴ってから誘惑してくるかなと思ったけど初手から来たな
夜高ミツル:いや~きついなこれ避けるの
糸賀大亮:かなりつらい

フォゲットミーノット:モンスターの手番が終了。
フォゲットミーノット:フランさんは行動をどうぞ。
乾咲フラン:神の仮面します
フォゲットミーノット:OK

乾咲フラン:2D6+3>=5 (判定:現れる)
BloodMoon : (2D6+3>=5) → 5[2,3]+3 → 8 → 成功

乾咲フラン:狩人たちが動く中、僅かに遠くで静かに化粧を進める。
乾咲フラン:仮面を被る。恋心を捨て去った、ただの狩人としての仮面を作り上げていく。
乾咲フラン:今までの狩人人生の中で、最も美しく。

夜高ミツル:乾咲フランのテンションが6増加!(テンション:12->18)
夜高ミツル:乾咲フランの余裕が7増加!(余裕:8->15)

フォゲットミーノット:ではフランからのダメージが+7と余裕が15、追加行動を一回獲得ですね。
フォゲットミーノット:その前に拍車によるフォゲットミーノットの追加行動を。

フォゲットミーノット:フォゲットミーノットのテンションが3増加!(テンション:31->34)

フォゲットミーノット:夜高ミツルに誘惑。
フォゲットミーノット:-3で振ってください。
夜高ミツル:めっちゃしてくるじゃn……
乾咲フラン:親の面接じゃん…
フォゲットミーノット:ここで誘惑されるようなら……ダメだろ!
夜高ミツル:フランさん援護もらってもいいですか……?
乾咲フラン:でもよぉ…補正が! 援護了解です
乾咲フラン:援護します
フォゲットミーノット:+1ですね

夜高ミツル:2D6+1-3>=7
BloodMoon : (2D6+1-3>=7) → 8[3,5]+1-3 → 6 → 失敗

夜高ミツル:くうう
夜高ミツル:1足りない……
乾咲フラン:1たりねえ…
夜高ミツル:激情いいですか……
糸賀大亮:いっちゃえ
乾咲フラン:俺はいいよ…(誘惑されちゃなんねえからよ…)
フォゲットミーノット:美しい微笑みとともに許可が出ている
夜高ミツル:真城の激情を使います
夜高ミツル:3は6!!

夜高ミツル:乾咲フランのテンションが3増加!(テンション:18->21)
夜高ミツル:乾咲フランは激情を獲得!(激情:1->2)
夜高ミツル:真城朔は激情を使用!(激情:2->1)

フォゲットミーノット:青い勿忘草が舞う。
フォゲットミーノット:「――朔と生きるとは、言うけれど」
フォゲットミーノット:「あなたは人間よね?」
フォゲットミーノット:「あの子は半吸血鬼」
夜高ミツル:「…………ああ」
フォゲットミーノット:「同じ時を生きることは、できないのよ」
夜高ミツル:そこに、どうしようもない隔たりがある。
夜高ミツル:「……そうだな」
フォゲットミーノット:「あなたはあの子を置いていく」
フォゲットミーノット:「それが、どうしたって前提になる」
夜高ミツル:「きっと、俺の方がずっと早く死ぬ」
夜高ミツル:「俺が生きてる間しか、」
夜高ミツル:「あいつの隣には、いれない……」
フォゲットミーノット:「私はそうはさせない」
フォゲットミーノット:「私たちは、そうはならない」
フォゲットミーノット:踏み出す。
夜高ミツル:「……吸血鬼は」
夜高ミツル:「いつかは狩られる」
フォゲットミーノット:ミツルにではなく、真城の方へと足を向ける。
フォゲットミーノット:「三人」
フォゲットミーノット:「一緒にいられれば、そう簡単にはならないわ」
フォゲットミーノット:フォゲットミーノットと、真城朔と。
フォゲットミーノット:これから蘇らせる、彼の父親。
フォゲットミーノット:「いいえ」
フォゲットミーノット:「そうならないために、私は全力を尽くすの」
フォゲットミーノット:「それは、不可能ではない道」
夜高ミツル:「……それで、狩られないように殺して」
夜高ミツル:「そんな生き方を、真城にさせるのか」
フォゲットミーノット:「…………」
フォゲットミーノット:「吸血鬼にね」
フォゲットミーノット:「なってしまえば」
フォゲットミーノット:「もう、辛くはならない」
フォゲットミーノット:それは同時に、
フォゲットミーノット:吸血鬼として生きる道を選べない真城朔は、苦しみ続けるということだ。
フォゲットミーノット:「必要なこと」
フォゲットミーノット:「仕方ないこととして、受け止められるようになる」
フォゲットミーノット:「……こうなってしまえば」
フォゲットミーノット:「その方が、幸せじゃないかしら?」
夜高ミツル:「……真城は、そうできたのにしてこなかった」
夜高ミツル:「俺は、それを守りたい」
フォゲットミーノット:「いつまで?」
夜高ミツル:「ずっと、」
夜高ミツル:「……死ぬまで!」
夜高ミツル:フォゲットミーノットに斬りかかる。
夜高ミツル:真城の元に向かわせまいと。
フォゲットミーノット:その太刀筋に、フォゲットミーノットは一歩引く。
フォゲットミーノット:刀に斬り裂かれた花弁が散って、夜空に高く舞い上がった。

フォゲットミーノット:息子の彼氏に圧迫面接してる
糸賀大亮:でも実際息子の結婚相手が寿命差あったらすげえ心配しない?
フォゲットミーノット:めっちゃしてるよ。
フォゲットミーノット:結婚じゃねえ!
夜高ミツル:ほんとだよ
夜高ミツル:てか彼氏でもないだろ
フォゲットミーノット:はい。
糸賀大亮:もうめちゃくちゃ

フォゲットミーノット:狩人の追加行動をどうぞ。
乾咲フラン:では跳躍+変装攻撃をします
夜高ミツル:脈断ち合わせて行くぞ~

乾咲フラン:2D6+2>=5 (判定:現れる)
BloodMoon : (2D6+2>=5) → 7[2,5]+2 → 9 → 成功

夜高ミツル:骨使っとくともう一発跳躍できるかな?
乾咲フラン:あっすいません忘れてた 骨を使います
フォゲットミーノット:いいですよ。
乾咲フラン:サンキュ
フォゲットミーノット:変装+跳躍攻撃で打点は5D6+3+7+1ですね。

乾咲フラン:5D6+3+7+1
BloodMoon : (5D6+3+7+1) → 18[2,3,4,4,5]+3+7+1 → 29

夜高ミツル:すっげえ数字
フォゲットミーノット:3部位。
フォゲットミーノット:変装の効果にて回避不可。
フォゲットミーノット:BRTを3つお願いします。
乾咲フラン:まともに部位飛ばしたの初めてじゃない?(なんで?)
フォゲットミーノット:なんでだろうな……。
夜高ミツル:脈断ちで流血が入ります

夜高ミツル:乾咲フランのテンションが7増加!(テンション:21->28)
夜高ミツル:夜高ミツルのテンションが2増加!(テンション:26->28)
夜高ミツル:フォゲットミーノットへ3個の部位ダメージ!(部位ダメージ:3->6)
乾咲フラン:BRT
BloodMoon : 身体部位決定表(3) → 《利き腕》

乾咲フラン:BRT
BloodMoon : 身体部位決定表(4) → 《利き脚》

乾咲フラン:BRT
BloodMoon : 身体部位決定表(12) → 《心臓》

フォゲットミーノット:利き腕が被ってるので任意ですね。
フォゲットミーノット:どこにしますか?
乾咲フラン:逆腕で!

フォゲットミーノット:1D6+2>6 再起判定
BloodMoon : (1D6+2>6) → 6[6]+2 → 8 → 成功

夜高ミツル:素で成功するじゃん……
フォゲットミーノット:再起判定で6しか振らない女か?
乾咲フラン:生きる意思が高すぎる
夜高ミツル:覇王だなあ
フォゲットミーノット:息子をまだ託せねえよ!

夜高ミツル:FMN出目が覇王すぎる
糸賀大亮:そんなことある?って感じの出目
夜高ミツル:弱点抜けると嬉しいな……
糸賀大亮:かなり気持ちが落ち着く
夜高ミツル:二話までゴリ押して勝ったからな……
フォゲットミーノット:素朴な喜び

乾咲フラン:化粧を終え、走り出す。
乾咲フラン:そっとフランの音が消え、気配が闇に紛れて消える。
フォゲットミーノット:花畑の中央に立つ。
フォゲットミーノット:夜空の下、青い花畑の中央に、灯された炎は鮮烈で。
フォゲットミーノット:けれどそれよりなお美しい、
フォゲットミーノット:愛した女のその姿を。
乾咲フラン:FMNの頭上から空を切る音がする――現れる姿はこれまでのように誰かに成り代わるでもなく、フランそのままである。ただ闇と炎に紛れた跳躍からの襲撃だった。
乾咲フラン:最早彼女の前で誰かに成り代わる類の変装はできなかった――ただ、美にはより強い美で対抗しなければならない。フランの美麗派としての信念が、闇に紛れるというシンプルな方法を取らせた。
フォゲットミーノット:ゆっくりとその姿を見上げる。
フォゲットミーノット:「――ああ」
フォゲットミーノット:息を漏らして、笑う。
フォゲットミーノット:「相変わらず、美しいわね」
フォゲットミーノット:「フラン」
乾咲フラン:「教えよう、吸血鬼にはない美を!」
乾咲フラン:雷光のような蹴りが頭上から落ちていく。
乾咲フラン:「今日が……最後のレッスンだ。」
フォゲットミーノット:花が舞う。
フォゲットミーノット:フランの蹴りに、その胸が貫かれる。
乾咲フラン:穏やかな声で、しかしその脚は、切っ先は――僅かに震える事もなくフォゲットミーノットの体を貫いていく。
フォゲットミーノット:愛した女を、今度こそ穿つ肉の手応え。
乾咲フラン:5年前にできなかった事を。
フォゲットミーノット:冷たい身体を爪先が抉り抜き、
フォゲットミーノット:踏み留まることがかなわずに吸血鬼の身体が吹き飛ぶ。
真城朔:「…………っ」
真城朔:息を呑む気配がある。
乾咲フラン:足先から全身を通して感じる、モンスターとしての感触。動こうとする心を押し留めながら、衝撃とともにバク転で宙を舞って着地する。
フォゲットミーノット:満月のような、金色の瞳。
夜高ミツル:吹き飛ばされた吸血鬼に、追撃をかける。
夜高ミツル:その首筋を狙って、迷いなく刀を振るう。
乾咲フラン:振られる脚の軌跡から、FMNの血が飛び散り円弧を描きながら花を咲かせる。
フォゲットミーノット:凄まじい一撃に心臓のみならず身体の各所を損傷した女の胸が、斬り裂かれる。
フォゲットミーノット:血が溢れた。
フォゲットミーノット:溢れた血は次から次へと花へとほどけていく。
フォゲットミーノット:繰り返し見た光景の、あるいは、これが最後になるのか。
フォゲットミーノット:しかし女はまだ斃れない。
フォゲットミーノット:手折られぬ花として立ち塞がる。
フォゲットミーノット:ただ一人、
フォゲットミーノット:最愛の息子のさいわいを願って、譲れぬ戦いにいまだ立つ。

夜高ミツル:そういえば誘惑が二回来たから酒池肉林あるか せやろな
糸賀大亮:何度でも誘惑!
フォゲットミーノット:ないわけがない!
夜高ミツル:だよね~
乾咲フラン:酒池肉林だよなあ

ラウンド2

フォゲットミーノット:IST
BloodMoon : 先制判定指定特技表(4) → 《人脈/環境9》

夜高ミツル:2D6>=6 (判定:現れる)
BloodMoon : (2D6>=6) → 7[2,5] → 7 → 成功

忽亡ゆかり:2D6>=6 (判定:捕らえる)
BloodMoon : (2D6>=6) → 11[5,6] → 11 → 成功

糸賀大亮:2D6>=7 (判定:待つ)
BloodMoon : (2D6>=7) → 5[2,3] → 5 → 失敗

乾咲フラン:2D6>=6 (判定:現れる)
BloodMoon : (2D6>=6) → 12[6,6] → 12 → スペシャル(【余裕】+3)

乾咲フラン:笑うが
フォゲットミーノット:んっふふ
糸賀大亮:すごい現れた
乾咲フラン:やる気満々男がよ…

夜高ミツル:乾咲フランの余裕が3増加!(余裕:15->18)

糸賀大亮:フランさんの調子がいい
フォゲットミーノット:フランさんの余裕が無限になっていく。
夜高ミツル:英雄じゃん
フォゲットミーノット:では
フォゲットミーノット:ミツル・フラン・ゆかり→FMN→大亮 ですね。

フォゲットミーノット:狩人の手番をどうぞ。
忽亡ゆかり:ホネたべます
フォゲットミーノット:アビリティは何と組み合わせます?
忽亡ゆかり:交差……
フォゲットミーノット:では狂気2点。
フォゲットミーノット:それでよろしければ判定を。
忽亡ゆかり:がんばります……
フォゲットミーノット:来い!
フォゲットミーノット:ダメージは3D6+4+2+4+3。交差、打撃、研ぎ聖騎士、恐慌。

忽亡ゆかり:2D6+2>=5 (判定:刺す)
BloodMoon : (2D6+2>=5) → 5[2,3]+2 → 7 → 成功

忽亡ゆかり:3d6+4+4+2+3
BloodMoon : (3D6+4+4+2+3) → 13[4,4,5]+4+4+2+3 → 26

フォゲットミーノット:回避します。-9。
忽亡ゆかり:まじ~~~~~?

フォゲットミーノット:2D6-9+5-1>=7 (判定:脳)
BloodMoon : (2D6-9+5-1>=7) → 4[1,3]-9+5-1 → -6 → 失敗

フォゲットミーノット:激情を2点使用。
フォゲットミーノット:スペシャル扱いで成功です。

夜高ミツル:忽亡ゆかりの狂気が2増加!(狂気:0->2)
夜高ミツル:フォゲットミーノットは激情を使用!(激情:3->1)
フォゲットミーノット:フォゲットミーノットのテンションが3増加!(テンション:34->37)
フォゲットミーノット:フォゲットミーノットの余裕が3増加!(余裕:0->3)

忽亡ゆかり:その立ち姿の背後に、すかさず刃が降り注ぐ。
忽亡ゆかり:姿を隠し投擲。他の仲間へと意識が向けば攻撃を挟み、意識を散らしていく。
忽亡ゆかり:休む間は与えず、手折られないのならば、折れるまで取り囲み、命を刈り取る。
忽亡ゆかり:狩人は群れて戦う。傍目に卑劣に見えようとも、弱い力で生き残るために。
フォゲットミーノット:それを吸血鬼が責めることはない。
フォゲットミーノット:むしろ彼らの戦い方を良しとするように、微笑みを湛えたままゆかりを迎え撃ち、
フォゲットミーノット:その手を取った。
フォゲットミーノット:折れた腕を動かして、手首を掴んで引き寄せる。
忽亡ゆかり:「!」
フォゲットミーノット:ゆかりを引き寄せ、
フォゲットミーノット:「私」
フォゲットミーノット:「実のところ、あなたに親近感を抱いていたのよ」
フォゲットミーノット:ワルツを踊るようにくるりと回って、ステップを踏む。
忽亡ゆかり:「あん!?」
忽亡ゆかり:手を引こうとして、しかしその言葉に顔を上げ
忽亡ゆかり:「……なんでまた?」
フォゲットミーノット:にっこりと笑う。
フォゲットミーノット:「いちばん大切なもの」
フォゲットミーノット:「人生を捧げても構わないと思える」
フォゲットミーノット:「何よりも大切なものが、私たちにはあるでしょう?」
フォゲットミーノット:ターン。
フォゲットミーノット:言い放って遠心力とともに、ゆかりの身体を突き放す。
忽亡ゆかり:「…………っ」手をついて、正面へと向き直り
忽亡ゆかり:「だからって、あのセッティングはひどいじゃないか?」
忽亡ゆかり:ホテルのひと時のことを思い出す。
フォゲットミーノット:「あら?」
フォゲットミーノット:「あれくらいは、いいんじゃない?」
フォゲットミーノット:「ちょっとくらいのインモラルはね、私、許容していくから」
フォゲットミーノット:なんてとぼけて笑う。
忽亡ゆかり:「……あんただって、子供に手を出したわけじゃないだろ」
フォゲットミーノット:「私はそうだけど、……ね」
フォゲットミーノット:「いいのよ」
フォゲットミーノット:「少しくらい、乱れたって」
フォゲットミーノット:「それくらいは、生きている者の特権で、性質でしょう」
フォゲットミーノット:その言葉はゆかりに言い聞かせるというよりも、
フォゲットミーノット:むしろ。
忽亡ゆかり:「否定するつもりはないけど……」
忽亡ゆかり:「醜いなりに、美しくありたいんだ。惨めにはなりたくないんだよ」
フォゲットミーノット:「――そう」
忽亡ゆかり:「そうさ」
忽亡ゆかり:「そういう在り方を教えてくれたのが、あの人だった」
フォゲットミーノット:「ええ」
フォゲットミーノット:「素敵な人でしょう?」
忽亡ゆかり:「憧れる気持ちも分かる」
フォゲットミーノット:頷く。
フォゲットミーノット:「だから」
フォゲットミーノット:「見つけてもらえて、嬉しかったわ」
忽亡ゆかり:「あんたのモンじゃない」
忽亡ゆかり:「自分のモノにしないんなら、遠慮なく私たち狩人が甘えさせて貰うよ」
フォゲットミーノット:「あら!」
フォゲットミーノット:ぱっと笑う。

フォゲットミーノット:「これは私」
フォゲットミーノット:「やりこめられちゃったかしら?」
忽亡ゆかり:「……ふん」ナイフを投げる。
フォゲットミーノット:それを躱して、ゆかりに身構える。

夜高ミツル:伝播する美いいな……
夜高ミツル:最高
糸賀大亮:最高
乾咲フラン:ステキな人って言うけど
乾咲フラン:結婚するほどではない男よ~~
フォゲットミーノット:ははは

乾咲フラン:フランはかっこいい跳躍攻撃をします
乾咲フラン:「見せてやる……人間の、美の底力を!!」
フォゲットミーノット:打点は3D6+4+3+7+3。決めポーズ、打撃、神の仮面、恐慌で。

乾咲フラン:2D6+2>=5 (判定:跳ぶ)
BloodMoon : (2D6+2>=5) → 8[3,5]+2 → 10 → 成功

乾咲フラン:3D6+4+3+7+3
BloodMoon : (3D6+4+3+7+3) → 8[1,2,5]+4+3+7+3 → 25

夜高ミツル:結構みんな激情あるし打点に使っていってもいいよね
乾咲フラン:そうだね
乾咲フラン:では激情を切ります
乾咲フラン:フランの激情1個使用 打点の1を6にします

夜高ミツル:乾咲フランは激情を使用!(激情:2->1)
夜高ミツル:乾咲フランのテンションが2増加!(テンション:28->30)
夜高ミツル:乾咲フランは激情を獲得!(激情:1->2)

フォゲットミーノット:拍車を組み合わせて回避。

フォゲットミーノット:2D6-10+5-1+2>=9 (判定:人脈)
BloodMoon : (2D6-10+5-1+2>=9) → 6[2,4]-10+5-1+2 → 2 → 失敗

フォゲットミーノット:……命中ですね。

夜高ミツル:フォゲットミーノットのテンションが9増加!(テンション:37->46)

フォゲットミーノット:余裕3を引いたダメージは27なので、3の部位ダメージ。

忽亡ゆかり:6増えればもう1部位かあ
夜高ミツル:ギリ足りないんだよな塩
夜高ミツル:6…………
乾咲フラン:6
糸賀大亮:6
忽亡ゆかり:6増やす手段……何かあったかなあ!?
忽亡ゆかり:ちょうど6ぐらいだと……無駄がなくていいよな
乾咲フラン:もしかして…!?
フォゲットミーノット:あったっけな~
糸賀大亮:あった気がするな~
忽亡ゆかり:あったっけ!?なんだっけ~?????
乾咲フラン:なんやねんこのコント
夜高ミツル:ひんひん……
フォゲットミーノット:使わないならこのまま通しますけど
糸賀大亮:使う? どうする?
乾咲フラン:真城システム…
夜高ミツル:あれでも余裕の分で足りなくなる?足りる?
フォゲットミーノット:ダメージが30点
フォゲットミーノット:余裕が3点
忽亡ゆかり:あっ
忽亡ゆかり:そうか余裕があったか
フォゲットミーノット:27点で3部位。
忽亡ゆかり:解散
乾咲フラン:終了
夜高ミツル:塩足すと通るけど……
乾咲フラン:いいのか
夜高ミツル:塩と真城で通しますか……
糸賀大亮:塩使うか
フォゲットミーノット:塩は
フォゲットミーノット:狂気1点ですね。
乾咲フラン:塩真城で+9できますか
忽亡ゆかり:あ、塩2点までじゃない?
忽亡ゆかり:あ~
忽亡ゆかり:ううっ
フォゲットミーノット:2点と狂気1点のお支払いをお願いします。
忽亡ゆかり:みんなが狂っていく
夜高ミツル:狂気1点払いますよ
乾咲フラン:狂っちゃう
乾咲フラン:ミツルくんがかっこよく塩振ることになっちゃう!!!!!!!!!!!!!!
糸賀大亮:もともと裂帛のために塩予定だったし…(狂気から目を逸らす)
夜高ミツル:あと激情もほしいので

夜高ミツル:塩で3点足します
乾咲フラン:真城システムを使用 フランの激情で打点+6します
フォゲットミーノット:OK
フォゲットミーノット:4部位ですね。

夜高ミツル:夜高ミツルのテンションが2増加!(テンション:28->30)
夜高ミツル:夜高ミツルの狂気が1増加!(狂気:1->2)
夜高ミツル:夜高ミツルは激情を獲得!(激情:0->1)
夜高ミツル:乾咲フランは激情を使用!(激情:2->1)
フォゲットミーノット:フォゲットミーノットの余裕が3減少!(余裕:3->0)
夜高ミツル:フォゲットミーノットへ4個の部位ダメージ!(部位ダメージ:6->10)
乾咲フラン:BRT
BloodMoon : 身体部位決定表(9) → 《呼吸器》

乾咲フラン:BRT
BloodMoon : 身体部位決定表(4) → 《利き脚》

乾咲フラン:BRT
BloodMoon : 身体部位決定表(7) → 《攻撃したキャラクターの任意》

乾咲フラン:BRT
BloodMoon : 身体部位決定表(6) → 《感覚器》

フォゲットミーノット:呼吸器、感覚器、任意二つ。
乾咲フラン:あと任意2つは…脳と逆脚でお願いします

フォゲットミーノット:1D6+2>10 再起判定
BloodMoon : (1D6+2>10) → 6[6]+2 → 8 → 失敗

乾咲フラン:この女6しか出さねえ
フォゲットミーノット神の誇り
フォゲットミーノット:再起判定を成功に。

乾咲フラン:フランはまた跳躍する。先程に比類するほど高く、美しく。
乾咲フラン:「皆!アレをやるぞ!!」
糸賀大亮:「えっ」
真城朔:「?」
夜高ミツル:「えっ!?」
乾咲フラン:「君たちの……美を見せろ!!」
夜高ミツル:最近要求されなかったので完全に油断していた!
真城朔:急なフランの言葉に何度か瞬くが、
真城朔:続いた言葉に、あ、となった。
糸賀大亮:あれっきりかと思っていたので、体が強張る。
忽亡ゆかり:「いっ……!?」あれって、あれか!?
乾咲フラン:余りにも無茶振りであるが、フランの自信に満ちた声は……グラジオラスとの戦いで強要させたあの光景を思い出させる!
乾咲フラン:皆が硬直する合間にもフランは月光を浴びて美しくなっている。
夜高ミツル:油断していた所に、咄嗟に思いついたのは。
夜高ミツル:初めて家に刀を持ち帰った日。
夜高ミツル:真城が帰った後、こっそり鏡の前で……刀を構えてポーズを……
夜高ミツル:取った……。

乾咲フラン:「真城も見せろ……真城の、かっこいいポーズを!!!」
真城朔:「――っ」
真城朔:相当に混乱した様子だったが、
真城朔:やがて大きく息をついた。
真城朔:顔をあげてフランを、その下に立つフォゲットミーノットへと視線をやると、

真城朔:――そのヒーローが好きだった。
真城朔:多分、今見ると、もう一方の主人公を好きになるんだろうと思うけれど。
真城朔:その時は彼の、抱え込んで一人で戦う姿を、かっこいいと思ったのだ。
糸賀大亮:当然、格好いいポーズのレパートリーなんか増やせるはずがない。
糸賀大亮:というか、また要求されるとは思っていなかった。油断していた。
糸賀大亮:一瞬空白になる頭、咄嗟に取るポーズは、

糸賀大亮:「……」
糸賀大亮:そういうわけで、修正されず、いまだ左右逆のままだった。
糸賀大亮:これでいいんだろ、と言わんばかりにポーズを決めている。
乾咲フラン:「いいぞ!!」いいらしい。
忽亡ゆかり:動揺したのも束の間。
忽亡ゆかり:立ち上がる。
忽亡ゆかり:ナイフを構えたまま、姿勢を変えることはない。

忽亡ゆかり:今、この瞬間こそが。
忽亡ゆかり:すべてに向き合って立ち直り、すべてを懸けて立ち向かうこの瞬間こそが、今までの自分の人生における絶頂とも言える時。
忽亡ゆかり:一番、かっこいい時、決まっている時。
忽亡ゆかり:結局、自分は戦場で輝く者なのだ。
忽亡ゆかり:決してヒーローとは言えないが……これは、自分だけの、狩人としての決めポーズなのだ。
乾咲フラン:「感じるぞ……美を!!」未だ滞空している。跳躍攻撃が回避されやすい理由がここにある。

乾咲フラン:強要しておきながら、フランに別段特別なポーズは必要無い――なぜなら、今の自分は、神の仮面を被った完璧な自分は……一挙一動がかっこいいからである!!
夜高ミツル:はやく……はやく決めてくれ……!!
乾咲フラン:「ウオオオオッ!!!」月光と美を集め、陽光のように髪の毛が赤熱して煌めく。渾身の美を拳に乗せて、空からフォゲットミーノットを貫く!
フォゲットミーノット:その輝きを、見上げて
フォゲットミーノット:笑う。
フォゲットミーノット:胸を開く。彼を待つ。
フォゲットミーノット:今ここに集まった狩人たちの生き様を、
フォゲットミーノット:戦いを、
フォゲットミーノット:”かっこよさ”を。
フォゲットミーノット:美しさを力と変えて舞い降りる、
フォゲットミーノット:自分を導いてくれた男を待つ。
乾咲フラン:「感じろ、今を生きる我らの美"かっこよさ"を……!」
フォゲットミーノット:その拳が、身を穿つ。
フォゲットミーノット:彼女を愛した、彼女の憧れた男の美が、美しき吸血鬼を貫く、この上なく研ぎ澄まされた武器として。
乾咲フラン:決して美しいだけではない、泥臭く、血にも塗れた狩人の人生を、生命の輝きこそを乗せた拳は――この世ならざる美の遍く箇所を貫いていく。
フォゲットミーノット:――その一撃で、倒れるはずだった。
フォゲットミーノット:彼の生き様は美しく。
フォゲットミーノット:それを今も背負って立つ狩人は吸血鬼を上回り、
フォゲットミーノット:その覚悟の程を十分に示していた。
フォゲットミーノット:しかし、
フォゲットミーノット:それでも斃れない。
フォゲットミーノット:倒れるはずの女が斃れない、その理由は一つしかない。
フォゲットミーノット:生き様を否定されても。
フォゲットミーノット:これから選ぶ道を、たとえ一度は拒まれたとしても。
フォゲットミーノット:一度信じた”さいわい”のすべを、未だ彼女は手放すつもりはない。
フォゲットミーノット:何故なら。
フォゲットミーノット:その執念を乗り越えられる者でなければ、託せないからだ。

真城朔:真城朔へ3個の部位ダメージ!(部位ダメージ:3->6)
真城朔:BRT
BloodMoon : 身体部位決定表(7) → 《攻撃したキャラクターの任意》

真城朔:BRT
BloodMoon : 身体部位決定表(7) → 《攻撃したキャラクターの任意》

真城朔:BRT
BloodMoon : 身体部位決定表(3) → 《利き腕》

真城朔:全て任意か。
真城朔:逆脚、心臓、呼吸器で。

真城朔:その輝きの裏に、白い勿忘草の花が舞う。
真城朔:フォゲットミーノットへの道を切り開く魔法の反動で膝を突きかけて、踏み留まる。
真城朔:片腕に杭を握り締め、今も、母を見つめていた。

夜高ミツル:うう………………
乾咲フラン:かっこいいポーズが負担に…
夜高ミツル:真城にばっかり部位を払わせてるから狂気くらい払わんとやってけんわ

夜高ミツル:その異常に気づかないはずがない。
夜高ミツル:それでも、そうまでする覚悟を持って、真城はこの場に立って
夜高ミツル:フォゲットミーノットと相対している。
夜高ミツル:ならば、今自分がするべきことは心配などではなく。
夜高ミツル:──フォゲットミーノットへと向き直る。
夜高ミツル:暴力+裂帛 骨を使います

夜高ミツル:2D6+2>=5 (判定:黙る)
BloodMoon : (2D6+2>=5) → 5[1,4]+2 → 7 → 成功

フォゲットミーノット:打点はええと
夜高ミツル:+3+4+3+9 超常教育+打撃+恐慌+裂帛 かな
フォゲットミーノット:ですね。
フォゲットミーノット:強っ。

夜高ミツル:1d6+3+4+3+9 超常教育+打撃+恐慌+裂帛
BloodMoon : (1D6+3+4+3+9) → 1[1]+3+4+3+9 → 20

夜高ミツル:1…………
フォゲットミーノット:回避しますよ。
フォゲットミーノット:-7ですね。
夜高ミツル:はい……

フォゲットミーノット:2D6-7+5-1>=9 (判定:笑う)
BloodMoon : (2D6-7+5-1>=9) → 9[3,6]-7+5-1 → 6 → 失敗

フォゲットミーノット:激情を1個使用。
フォゲットミーノット:スペシャルで回避。

夜高ミツル:フォゲットミーノットは激情を使用!(激情:1->0)
夜高ミツル:フォゲットミーノットの余裕が3増加!(余裕:0->3)
夜高ミツル:フォゲットミーノットのテンションが3増加!(テンション:46->49)

夜高ミツル:フランの拳に貫かれて尚立ちはだかる吸血鬼に向かって、奔る。
夜高ミツル:その太刀筋に迷いはなく。
フォゲットミーノット:ミツルを迎え撃つフォゲットミーノットの瞳にも、迷いはない。
夜高ミツル:斃すべき相手へと、真っ直ぐに。
フォゲットミーノット:その切っ先は空を切る。
フォゲットミーノット:斬り裂いたはずの身体は幻のように揺らぎ、
フォゲットミーノット:届かない。
フォゲットミーノット:白い花が、ミツルの後ろで散っている。
夜高ミツル:「……っ、」
真城朔:苦しげに身を屈める真城朔の力が、ぎりぎりのところで届かない。
フォゲットミーノット:目の前の吸血鬼は、
フォゲットミーノット:目の前の吸血鬼の姿は既に満身創痍で、
フォゲットミーノット:あと一撃、加えられれば、それで。
フォゲットミーノット:それが分かるのに。
乾咲フラン:(真城……!)彼の体に相当に無理をさせているのが、遠目でも見て取れる。
夜高ミツル:あと一歩。
夜高ミツル:それが届かない。
フォゲットミーノット:フォゲットミーノットの手番。
真城碧:碧は……フランを狙いますか。

真城碧:2d6>=9 基本攻撃
BloodMoon : (2D6>=9) → 10[4,6] → 10 → 成功

真城碧:通っちゃったよ。

真城碧:1d6 ダメージ
BloodMoon : (1D6) → 3[3] → 3

乾咲フラン:鎮痛剤使います
真城碧:はい。では3点ダメージ。
乾咲フラン:メチャクチャ余裕だけどよ…

真城碧:乾咲フランの余裕が3減少!(余裕:18->15)

真城碧めっちゃあるんだよな
真城碧:『フラン!』
真城碧:花畑の中の声。
真城碧:背後から聞こえる声が、あなたの煌めく後ろ髪を引く。
乾咲フラン:「……」目を閉じる。
乾咲フラン:瞼の裏に、先程の夢の光景が鮮烈に広がる。
乾咲フラン:けれど、今はもう、その夢を振り切れる。
乾咲フラン:目を開ければ吸血鬼が居て狩人がいる。夢を見ている場合ではない。
フォゲットミーノット:そう。
フォゲットミーノット:目の前には吸血鬼がいる。
フォゲットミーノット:あなたが倒さなければならない吸血鬼が。
フォゲットミーノット:その吸血鬼は、
フォゲットミーノット:フォゲットミーノットは医療キットを使用。炎上、流血を解除。
フォゲットミーノット:神の仮面を使います。

フォゲットミーノット:2D6+3-1>=6 (判定:人脈)
BloodMoon : (2D6+3-1>=6) → 4[1,3]+3-1 → 6 → 成功

フォゲットミーノット:今度はその吸血鬼が、あなたに微笑む。
フォゲットミーノット:「――ええ、ええ」
フォゲットミーノット:「確かにあなたの美しい生き方に正しく倣っているのは、あなたたちかもしれない」
フォゲットミーノット:「でもね」
フォゲットミーノット:一歩前に出る。
フォゲットミーノット:「私だって、教わったのよ?」
フォゲットミーノット:花を舞わす。
乾咲フラン:「……!」
フォゲットミーノット:青い花弁がフォゲットミーノットを取り囲んで、
フォゲットミーノット:彼女の全身を彩るとともに、全身に灯った炎は掻き消される。
フォゲットミーノット:血を溢れさす傷は塞がる。
フォゲットミーノット:また一歩、
フォゲットミーノット:前に踏み出した彼女の頬を彩る、淡い頬紅。

フォゲットミーノット:死人の色ではなく、
フォゲットミーノット:夢を見、恋していた頃の乙女と同じ頬の色。
フォゲットミーノット:あなたの教えた化粧で表情を彩って、目の前の吸血鬼は咲う。
フォゲットミーノット:愛した女が笑っている。
フォゲットミーノット:「――まだ、終わらないの」
フォゲットミーノット:「終わらせないわ」
乾咲フラン:「まったく……妬けるほどに、美しい!」

フォゲットミーノット:フランの言葉に、心の底から嬉しそうに笑った。

乾咲フラン:知っている。この顔は全て、自分ではない一人の男に向けられたものだ。それでも、美しいと言わざるを得なかった。

フォゲットミーノット:フォゲットミーノットのテンションが6増加!(テンション:49->55)
フォゲットミーノット:フォゲットミーノットは激情を獲得!(激情:0->1)
フォゲットミーノット:フォゲットミーノットの余裕が14増加!(余裕:3->17)

フォゲットミーノット:後攻ハンター、大亮さんの手番ですね。
糸賀大亮:はい~ 考えなしの暴力をFMNに振るいます

糸賀大亮:2D6+1>=5 (判定:考えない)
BloodMoon : (2D6+1>=5) → 8[3,5]+1 → 9 → 成功

GM:打点を

糸賀大亮:1d6+16
BloodMoon : (1D6+16) → 3[3]+16 → 19

GM:-7か。
GM:回避します。

GM:2D6-7+5-1>=11 (判定:笑う)
BloodMoon : (2D6-7+5-1>=11) → 6[3,3]-7+5-1 → 3 → 失敗

GM:……通しで。

夜高ミツル:フォゲットミーノットのテンションが3増加!(テンション:55->58)
夜高ミツル:フォゲットミーノットの余裕が17減少!(余裕:17->0)

フォゲットミーノット:花を集めて修復したドレスがはためく。
フォゲットミーノット:狩人たちの負うものとは違う、けれど確かに教えられた美しさでもって、
フォゲットミーノット:佇む花の、鮮烈な輝き。
糸賀大亮:その輝きに向かって、愚直に杭を打ち込む。
糸賀大亮:が、届かない。
フォゲットミーノット:舞い上がる花弁がその杭を受け止め軌道を歪める。
糸賀大亮:舌打ちして、すぐさま距離を置こうと身を翻す。
フォゲットミーノット:散らされた花弁ははらはらと散って、
フォゲットミーノット:また、狩人の踏み荒らした花畑ももはや戻らない。
フォゲットミーノット:荒らされた花畑の間に露わになる石畳の上を、フォゲットミーノットは歩いていく。
フォゲットミーノット:身を翻した大亮には構わず。
フォゲットミーノット:問いをかけるべき相手だけを、まっすぐに見つめて。

フォゲットミーノット:フォゲットミーノットの追加行動。
フォゲットミーノット:夜高ミツルに誘惑。
夜高ミツル:いくぞ!!!!

夜高ミツル:2D6-3>=7
BloodMoon : (2D6-3>=7) → 9[3,6]-3 → 6 → 失敗

夜高ミツル:激情!
夜高ミツル:スペシャルにします
フォゲットミーノット:いいでしょう。

夜高ミツル:夜高ミツルは激情を使用!(激情:1->0)
夜高ミツル:夜高ミツルの余裕が3増加!(余裕:0->3)

夜高ミツル:その視線を、同じく真っ直ぐに受け止める。
フォゲットミーノット:「……死ぬまで守る、とは言うけれど」
フォゲットミーノット:石畳にヒールが鳴る。
フォゲットミーノット:「どうして?」
フォゲットミーノット:「どうして、そこまで断言できるの?」
フォゲットミーノット:「どうして、そう言ってしまえるのかしら?」

夜高ミツル:「俺が、」
夜高ミツル:「俺が望んで、あいつを生きさせてる」
夜高ミツル:「真城が終わらせるつもりだったものを、俺は続けさせた」
夜高ミツル:「だったら俺のこれからも賭けないと話になんねえ」
夜高ミツル:「俺は真城をなくしたくない」
夜高ミツル:「真城に助けられてきた」
夜高ミツル:「真城といたから、楽しかった」
真城朔:白い花弁を傷から散らしながら、どうにか立つ真城の姿が目に入る。
真城朔:新たに開いた傷からは血が落ちて、全身は真っ赤に染まり、頼りなくぼろぼろのその姿が。
夜高ミツル:「……真城がいなけりゃ、今もきっと空っぽのままで」
夜高ミツル:「だから、」
夜高ミツル:「それを返すためなら」
夜高ミツル:「そうしてくれた真城を守るためなら」
夜高ミツル:「俺は、俺の全部賭けたっていいんだよ!」
夜高ミツル:一直線に、フォゲットミーノットに駆ける。
フォゲットミーノット:「――――」
フォゲットミーノット:追加行動。
フォゲットミーノット:もう一度、ミツルに誘惑を。
夜高ミツル:「俺といるのは、確かに真城を苦しめるかもしれない」

夜高ミツル:2D6-3>=7
BloodMoon : (2D6-3>=7) → 7[3,4]-3 → 4 → 失敗

夜高ミツル:……真城の激情!
夜高ミツル:3を6に
フォゲットミーノット:よろしい。

夜高ミツル:真城朔は激情を使用!(激情:1->0)

夜高ミツル:「全部、捨てて」
フォゲットミーノット:花弁がミツルの道を塞ぐ。
夜高ミツル:「辛かったことも忘れて、なくして」
夜高ミツル:道を塞ぐ花に刃を振るう。
夜高ミツル:「その方が確かに楽だろうな!」
夜高ミツル:「でも、じゃあ」
夜高ミツル:「キツイのに、つらいのに」
フォゲットミーノット:刃に裂かれ、風圧に散らされて、花弁は薄れゆく。
夜高ミツル:「逃げないで踏ん張ってここに立ってる真城は、どこに行くんだよ!」
フォゲットミーノット:その言葉に、
フォゲットミーノット:静かに、笑った。
夜高ミツル:「……俺は、」
夜高ミツル:「あいつの願いを、一番望んでたものを奪った」
夜高ミツル:「だから、もうこれ以上は奪わないし、奪わせない」
夜高ミツル:花弁を散らして、フォゲットミーノットに迫る。
フォゲットミーノット:ミツルを見返して、唇を開く。
フォゲットミーノット:「――あの子は」
フォゲットミーノット:「あなたにとっての、何かしら?」
夜高ミツル:「──真城は」
夜高ミツル:「真城は、真城で」

夜高ミツル:「俺の、一番大事なやつだ!」
夜高ミツル:ゆかりに問われたときにも、考えたことだ。
夜高ミツル:真城朔という奴が、自分にとってなんなのか。
夜高ミツル:友だちというには、今は逸脱してしまったような気がする。
夜高ミツル:かといって、他に適切な関係も思い当たらなくて。
夜高ミツル:だから、率直に。
夜高ミツル:感じたことを、思ったことを。
夜高ミツル:なんであれ、大切な、失いたくない相手だということを。
フォゲットミーノット:微笑う。
フォゲットミーノット:花畑の最奥で、咲う。
フォゲットミーノット:こうして近付くことで初めて、
フォゲットミーノット:見た目ばかりは取り繕われているフォゲットミーノットの、
フォゲットミーノット:その中身が既に傷だらけであることが理解できる。
フォゲットミーノット:ボロボロで立つ真城と同じように。
フォゲットミーノット:この吸血鬼も、今は最後の意地で彼らに立ち塞がっているに過ぎない。
夜高ミツル:傷だらけでなお微笑む吸血鬼に、刃を振るう。
フォゲットミーノット:しかしミツルに向けられた笑顔はそれを感じさせないもので。
フォゲットミーノット:振るわれた刃を受け入れてなお、その笑みが崩れることはなかった。

フォゲットミーノット:攻めの男だな……
フォゲットミーノット:叩きに叩いた甲斐を噛み締めています 俺は
忽亡ゆかり:叩いて鍛えて固くなった
フォゲットミーノット:かっこいいよ かっこいい
糸賀大亮:めちゃくちゃかっこいい
乾咲フラン:刀のような人生
忽亡ゆかり:保護者合格ですか!?
忽亡ゆかり:保護者からのお墨……付きますか……?
乾咲フラン:お母さん息子さんを僕に下さい会

ラウンド3

フォゲットミーノット:IST
BloodMoon : 先制判定指定特技表(3) → 《日常/環境3》

フォゲットミーノット:ラウンド3、先制判定です。

夜高ミツル:2D6>=5 (判定:日常)頼む……
BloodMoon : (2D6>=5) → 5[2,3] → 5 → 成功

乾咲フラン:2D6>=8 (判定:現れる)
BloodMoon : (2D6>=8) → 7[1,6] → 7 → 失敗

糸賀大亮:2D6>=7 (判定:待つ)
BloodMoon : (2D6>=7) → 9[4,5] → 9 → 成功

忽亡ゆかり:2D6>=7 (判定:蹴る)
BloodMoon : (2D6>=7) → 7[3,4] → 7 → 成功

フォゲットミーノット:フラン以外が先制ですね。
夜高ミツル:流れで俺からいいですか
忽亡ゆかり:いぇい
糸賀大亮:いえーい
フォゲットミーノット:回避するぜ~
夜高ミツル:宣言が早い
フォゲットミーノット:しなきゃ死ぬので……
夜高ミツル:純暴力を……
フォゲットミーノット:どうぞ

夜高ミツル:2D6+2>=5 (判定:黙る)
BloodMoon : (2D6+2>=5) → 3[1,2]+2 → 5 → 成功

夜高ミツル:あっっぶ
フォゲットミーノット:さっきでなくてよかった出目すぎる

夜高ミツル:1d6+3+4+3 超常教育+打撃+恐慌
BloodMoon : (1D6+3+4+3) → 2[2]+3+4+3 → 12

フォゲットミーノット:-4ですね
乾咲フラン:勢いがダイス目に出ない男
夜高ミツル:勢いでないねえ……

フォゲットミーノット:2D6-4+5-1>=9 (判定:笑う)回避!
BloodMoon : (2D6-4+5-1>=9) → 3[1,2]-4+5-1 → 3 → 失敗

フォゲットミーノット:激情を2個使用して回避。

夜高ミツル:フォゲットミーノットは激情を使用!(激情:2->0)
夜高ミツル:フォゲットミーノットの余裕が3増加!(余裕:0->3)
フォゲットミーノット:フォゲットミーノットのテンションが3増加!(テンション:58->61)
フォゲットミーノット:フォゲットミーノットは激情を獲得!(激情:0->1)

フォゲットミーノット:しかし刃は、そこで止まる。
夜高ミツル:「……っ、」
夜高ミツル:またしても、
フォゲットミーノット:追撃を前にミツルの目の前で白い勿忘草の花弁が散り、
夜高ミツル:まだ、届かない。
フォゲットミーノット:その姿が遠ざかる。
真城朔:血を流しながら真城朔が膝をついて、
真城朔:悔しげにその姿を見つめている。
夜高ミツル:……母を斃すために、自分の身を削る真城を見る。
夜高ミツル:自分は、自分自身の意志でこの場に、この戦いに立っていて。
フォゲットミーノット:その逡巡をフォゲットミーノットは知っている。
夜高ミツル:そしてそれと同じくらい、ともすればそれ以上に、真城の願いに応えたかった。
夜高ミツル:あの人を止めたい。これ以上殺させたくないという、その願いに。
夜高ミツル:なのに、あと一撃がこんなにも遠い。
フォゲットミーノット:或いは。
フォゲットミーノット:真城を顧みることなく踏み込めば、届いたかもしれない一撃。
フォゲットミーノット:しかしそうならぬことをフォゲットミーノットは知って――確信して、
フォゲットミーノット:その刃に手のひらを滑らせ、ミツルを躱して、前に出る。
フォゲットミーノット:花弁を散らして、ドレスが広がる。
フォゲットミーノット:次のハンターの行動を。

忽亡ゆかり:足踏みしたミツル、その後ろからもう一人の影が飛び出す。
忽亡ゆかり:膝をついた真城に構わず、むしろその二人の意識の間に踏み込む形で、伸びる突きを放った。
忽亡ゆかり:暴力>FMN
フォゲットミーノット:こい!

忽亡ゆかり:2D6+2>=5 (判定:捕らえる)
BloodMoon : (2D6+2>=5) → 12[6,6]+2 → 14 → スペシャル(【余裕】+3)

乾咲フラン:ヒュ~
フォゲットミーノット:ヤバ
忽亡ゆかり:フフッ
フォゲットミーノット:2d6ダメージになります。
糸賀大亮:気合だ

忽亡ゆかり:2d6+4+4+2+3
BloodMoon : (2D6+4+4+2+3) → 9[3,6]+4+4+2+3 → 22

フォゲットミーノット:回避を。

フォゲットミーノット:2D6-8+5-1>=6 (判定:人脈)
BloodMoon : (2D6-8+5-1>=6) → 7[1,6]-8+5-1 → 3 → 失敗

フォゲットミーノット:激情を一個使用。
フォゲットミーノット:スペシャル扱いで回避。

夜高ミツル:忽亡ゆかりの余裕が3増加!(余裕:8->11)
夜高ミツル:フォゲットミーノットは激情を使用!(激情:1->0)
夜高ミツル:フォゲットミーノットのテンションが3増加!(テンション:61->64)
夜高ミツル:フォゲットミーノットの余裕が3増加!(余裕:3->6)

フォゲットミーノット:フォゲットミーノットへと伸びた刃が、ドレスを裂く。
フォゲットミーノット:大きく翻った純白のウェディングドレスが、
フォゲットミーノット:会心の一撃に引き裂かれて、やがてその身を穿つ。
フォゲットミーノット:――穿った、はずだった。
フォゲットミーノット:貫いたはずのその胸が、
フォゲットミーノット:ナイフが抉った胸の中央が、
フォゲットミーノット:既に花弁で形作られたはりぼてでさえなければ。
忽亡ゆかり:薄い手応え。すぐに足を止めて、ナイフを引く。
忽亡ゆかり:「あんた……その体、もう……」
フォゲットミーノット:ゆかりを向いて、薄く笑う。
フォゲットミーノット:同時に胸から溢れた花弁が風とともに噴き出でて、
フォゲットミーノット:ゆかりをその場から突き放した。
真城朔:身を抱いて膝をついた真城朔へと、
フォゲットミーノット:ゆかりを押しのけて、手を伸ばす。
忽亡ゆかり:尻もちをつきそうになって、慌てて後ろへステップ。空中へ跳んだ瞬間、水中のようにふわりと後ろへ飛ばされる。
忽亡ゆかり:「っ……!」横目で、大亮の姿を見た。
糸賀大亮:すでに、走り出している。FMNと真城の方へ向かって。
糸賀大亮:暴力をFMNに……
フォゲットミーノット:どうぞ。

糸賀大亮:2D6>=5 (判定:考えない)
BloodMoon : (2D6>=5) → 5[2,3] → 5 → 成功

糸賀大亮:危ないよ
フォゲットミーノット:極端
フォゲットミーノット:打点は先ほどと同じですね。
乾咲フラン:ギリギリ考えないで済んだ

糸賀大亮:1d6+16
BloodMoon : (1D6+16) → 1[1]+16 → 17

乾咲フラン:ほんとに1を出すやつ
糸賀大亮:激情使います。

夜高ミツル:糸賀大亮は激情を使用!(激情:3->2)

糸賀大亮:6に
フォゲットミーノット:23。-8。
フォゲットミーノット:回避します。

フォゲットミーノット:2D6-8+5-1>=11 (判定:笑う)
BloodMoon : (2D6-8+5-1>=11) → 6[1,5]-8+5-1 → 2 → 失敗

フォゲットミーノット:命中ですね。23から6引いて、17ダメージ。
フォゲットミーノット:1部位です。
フォゲットミーノット:BRTを。

夜高ミツル:フォゲットミーノットのテンションが2増加!(テンション:64->66)
夜高ミツル:フォゲットミーノットの余裕が6減少!(余裕:6->0)
夜高ミツル:フォゲットミーノットへ1個の部位ダメージ!(部位ダメージ:10->11)
糸賀大亮:BRT
BloodMoon : 身体部位決定表(8) → 《口》

フォゲットミーノット:再起判定。

フォゲットミーノット:1d6+2>11
BloodMoon : (1D6+2>11) → 2[2]+2 → 4 → 失敗

フォゲットミーノット:フォゲットミーノットは死亡します。

フォゲットミーノット:花畑の中に屈み込み、血を流す我が子へと吸血鬼は手を伸ばす。
フォゲットミーノット:誰よりも愛した子ども。
フォゲットミーノット:愛する男の子であるから? そんなことは関係ない。
フォゲットミーノット:ただ、その存在を愛していた。
フォゲットミーノット:全てを賭けて、何を捧げても、彼のためにありたいと思った。
フォゲットミーノット:この子のさいわいのためにありたいと思った。
フォゲットミーノット:そこに理屈はない。
フォゲットミーノット:理屈のないこれを真実の愛と胸に抱いて、
フォゲットミーノット:フォゲットミーノットは、真城朔へと手を伸ばす。
糸賀大亮:その吸血鬼を。
糸賀大亮:──一人の母親を。
糸賀大亮:杭が、貫いた。
フォゲットミーノット:身を穿たれて、
フォゲットミーノット:その手が、止まる。
フォゲットミーノット:頬に触れる寸前に、フォゲットミーノットの身体が傾ぐ。
糸賀大亮:とっくに限界だったはずだ。
糸賀大亮:それを花で美しく取り繕って、なお立ち続けた。
真城朔:「――――ぁ」
真城朔:へたり込んだままにフォゲットミーノットを見上げ、真城朔が目を見開く。
糸賀大亮:その決意と覚悟を妄執と切って捨てることはできない。
糸賀大亮:杭を引き抜く。

フォゲットミーノット:花が舞っている。
フォゲットミーノット:指先から、その青がほどけていく。
フォゲットミーノット:けれど最後までその頬からは、
フォゲットミーノット:やわらかな微笑みが絶えることなく。
フォゲットミーノット:「――朔」
真城朔:「っ」
フォゲットミーノット:「…………」
フォゲットミーノット:その手は届かない。
フォゲットミーノット:端から腕が崩れて、もはや託せるものはない。
フォゲットミーノット:そもここに至ってフォゲットミーノットが託すべきは血戒などではなく。
夜高ミツル:真城の隣に立って
夜高ミツル:花と散りゆく吸血鬼を、
夜高ミツル:再び死にゆこうとする真城の母親を、見届ける。
フォゲットミーノット:託す相手は最愛の息子ではない。
フォゲットミーノット:狩人たちをちらりと見回して、
フォゲットミーノット:最後にミツルと視線が合う。
乾咲フラン:崩れて行く彼女を、ただ見つめている。
夜高ミツル:「…………」
夜高ミツル:同じものを、
夜高ミツル:真城朔の幸福を願っていた相手。
フォゲットミーノット:交錯は一瞬だった。
夜高ミツル:「……俺が、」
夜高ミツル:「ずっと、真城の傍にいる」
フォゲットミーノット:それだけで、十分。
フォゲットミーノット:視線は直ぐに逸らされて、彼女は最期に真城朔を見る。

真城朔:「……っ」
真城朔:「お、……かあ、さ」
フォゲットミーノット:笑った。

フォゲットミーノット:「愛してるわ。朔」
フォゲットミーノット:その言葉が、最後。
フォゲットミーノット:全身が崩れて花弁と化し、
フォゲットミーノット:花畑ごと散り果てて空へと舞い上がる。
フォゲットミーノット:明けつつある夜空を、高く輝く満月をも空色に塗り潰してしまって、
フォゲットミーノット:やがてそれが薄れゆき、静かな夜が戻ってくる。
真城朔:それを見上げて、
真城朔:「――っ」

真城朔:「お母さん」
真城朔:「――お母さん、おかあ、さ、…………っ」
夜高ミツル:膝をついて
夜高ミツル:泣きじゃくる真城の背に手を回す。
真城朔:「おかあさん、おかあさん」
真城朔:「おかあさん――」
真城朔:背をミツルに抱かれ、ぼろぼろと涙を零しながら、何度も母を呼ぶ。
夜高ミツル:身体にも心にも傷を負って、それでも母と戦った真城を
夜高ミツル:あやすように、慰めるように、称えるように
夜高ミツル:抱き寄せた。
夜高ミツル:かけられる言葉なんて思いつかなくて、ただ、そっと背中を撫でる。

真城朔:抱き寄せられてその胸に顔を埋め、何度もしゃくり上げて
真城朔:それでも母を呼んでいた。
真城朔:今はもう消え果てた相手を呼んでいた。
真城朔:そうなることで初めて、
真城朔:彼女を呼ぶことが許されたのだとでも言うように、
真城朔:母を呼びながら、目の前の温もりに身を委ねる。
真城朔:服を握り締めて。涙に濡れた顔を押し付けて。
真城朔:夜に高く輝く満月が、今も彼らを見守っていた。

決戦フェイズ:その後

GM:母を呼ぶ真城朔が泣き止み、落ち着きを取り戻した頃。
GM:「――どうも、お疲れ様です」
GM:スーツを着込んだ男が姿を現します。
GM:フランとミツルは特に見覚えがありますね。D7所属のハンター、須藤です。
GM:何やらアタッシュケースを提げている。

夜高ミツル:須藤!?
糸賀大亮:須藤!って反応しようとしたけど、大亮は知らない人だな

乾咲フラン:「……おや。何の用かな。」美しく振り向きましょう。
GM:「なに、ちょっとした戦後処理と言いますか」
真城朔:真城はぱち、と瞬きをして須藤へと目をやります。
夜高ミツル:挨拶を返して、須藤を見やる。
糸賀大亮:誰だ? という顔をしている。
忽亡ゆかり:「……どうも」会釈する。
乾咲フラン:大亮さんとゆかりさんにどこの誰だという説明をしておこう。
GM:フランが説明するに任せます。
糸賀大亮:ああ、あの、というぼんやりした反応。
夜高ミツル:同じ組織とはいえ、下っ端学生エージェントのミツルにしてみれば「なんか偉い人」くらいの認識。
真城朔:「…………」
GM:「まずはあなたがたの労をねぎらうのが先ですね。いえ、本当にお疲れ様でした」
GM:「フォゲットミーノット。あれは本当に強力な吸血鬼で」
GM:「五年前よりも強い魔力の波動が観測されたものでしたから、さぞかし苦労したものと」
夜高ミツル:真城が、D7は自分に目をつけているかもしれない、と言っていたのを覚えている。
夜高ミツル:だから、真城の傍を離れないまま。
GM:果たしてミツルの考える通りに。
GM:前置きはそこそこに、須藤は真城へと目を向けて、
GM:「それで、真城朔さん」
GM:「フォゲットミーノットが蘇ったことに関して、あなたは何か心当たりが?」
真城朔:「…………」
真城朔:ミツルの腕の中で、身を縮める。
真城朔:逡巡にか視線が彷徨い。
真城朔:しかし言葉の見つけられないまま。
夜高ミツル:真城を抱いたまま、庇うように位置を変える。
GM:須藤はゆっくりと真城と、真城を抱くミツルへと近づいていく。
GM:「あなたが何やら怪しげな活動に勤しんでいたらしい件に関しては、こちらも把握していますが」
GM:「今回の件とどう関係があるものか。詳しい話をお聞かせ願いたい」
GM:ミツルが庇うのにも構わず、真城の顔を覗き込む。
GM:「いかがですか?」
真城朔:「…………」
真城朔:はくはくと、唇が開いては、閉じられる。
真城朔:ちらりとミツルを窺ってから須藤を見上げて、
夜高ミツル:「……今じゃなくて、いいんじゃないですか」
夜高ミツル:「……怪我」
夜高ミツル:「ひどいので」
GM:「でしたら、なおのこと」
GM:「こちらで手当てをさせていただきますので」
GM:「血も用意できます。そのあたりの病院よりは融通がききますよ?」
糸賀大亮:「血戒だ」と、後ろから声をかけちゃうか。
GM:須藤はおや、と大亮を振り返ります。
糸賀大亮:「……クラブのハンターだ」と、軽く言って。
GM:会釈する。「それで?」
糸賀大亮:「あれはフォゲットミーノットの血戒」
糸賀大亮:「破壊して、もうない」
GM:「ああ、彼が母親から受け継いだらしいとかいう」
GM:情報のアドバンテージを誇示するようにこちらから言う。
糸賀大亮:「そうだ。プルサティラという魔女の手によって完成した」
GM:「へえ」
糸賀大亮:「……そのプルサティラも、俺たちが斃したが」
GM:須藤は頷いています。
真城朔:「…………」
真城朔:ミツルの腕の中で縮こまっていたが、不意にその身体を離して。
真城朔:「……ミツ」
夜高ミツル:「真城……?」
真城朔:「俺、……行かなきゃ」
夜高ミツル:「…………っ、」
真城朔:ミツルの腕をすり抜けて、立ち上がる。
夜高ミツル:「でも、」
夜高ミツル:反射的に、その手を取る。
真城朔:手を取られて、表情を歪める。
糸賀大亮:ちらりと真城の方を見る。償いはしてほしい、とは言ったものの……
糸賀大亮:D7はそんなにいい組織じゃないと聞いてるし、引き渡していいか怪しいんだよな。
糸賀大亮:フランとゆかりの方へも目を向ける。
忽亡ゆかり:「……」その様子に口出しをせず見つめている。誰の行いも、止めはせず。
真城朔:「行くのが、正しい、……だろ」
夜高ミツル:真城の罪は消せなくて、であれば償いが必要で。
夜高ミツル:それが正しいことだと、分かっている。
夜高ミツル:だけど、どうしても手放したくなくて必死に留めた相手を
夜高ミツル:どうなるか、どうされるか分からないのに送り出すことなんて……。
夜高ミツル:「正、しい、けど……」
夜高ミツル:そんな狩人の正しさをかなぐりすてて、今この手を取っている。
乾咲フラン:「須藤クン……治療ならこちらでも出来るが。わざわざ連れて行こうとは……これ以上何を聞きたいのかな?」
GM:「私が言うまでもないのではありませんか?」
GM:「真城さん。私はあなたの話が聞きたい」
GM:「ご同行願えませんか?」
夜高ミツル:離したくない。
夜高ミツル:……だけど、きっと
夜高ミツル:ここで誤魔化して、真城を須藤から逃したら、
夜高ミツル:多分、もっと悪いことになる。
真城朔:ミツルの手を振りほどく。
真城朔:「……行きます」
夜高ミツル:それが分かってしまうから、その腕を振りほどかれるままに。
真城朔:須藤の方へと進みながら、そう宣言する。
GM:「ご協力、感謝しますよ」
糸賀大亮:眉根を寄せる。
夜高ミツル:「…………真城」
夜高ミツル:「帰って、こいよ」

糸賀大亮:ミツルくん一緒に行かなくていいのか?
夜高ミツル:傷が……
夜高ミツル:いやでも行くか
糸賀大亮:結婚したから……(結婚はしていない)
忽亡ゆかり:ただ見送るだけだと帰ってこない可能性あるし……
乾咲フラン:D7、怪しすぎて判断に迷うな…

GM:須藤はそう答えながら、アタッシュケースを開けます。
GM:その中に収められていた板状の手枷で、真城の両腕を拘束する。
真城朔:されるがままにそれを受け入れて、ミツルを振り返ります。
夜高ミツル:「……!」
夜高ミツル:その拘束を見て眉根を寄せ。
GM:須藤が呼んだらしい車が彼らの隣に停まる。
夜高ミツル:「……いや、」
夜高ミツル:「俺も行っていいですか」
GM:「…………」
GM:「あなたのことは呼んでいませんよ、夜高君」
GM:車の扉が開かれる。
夜高ミツル:「聴取相手は多い方がいいんじゃないですか?」
真城朔:「ミツ」
真城朔:遮るように名を呼んだ。
夜高ミツル:「…………真城」
真城朔:車の中に押し込まれながら、
真城朔:「ありがとう」
夜高ミツル:「……っ、」

真城朔:「……いい夢、見た」
GM:扉が閉められる。
GM:須藤は逆側から乗り込みます。
GM:狩人たちの見送る前で、車が発進する。
GM:あまりにもあっさりと。あまりにもあっけなく。
夜高ミツル:「……真城!」
GM:真城朔を乗せて、D7の車が見えなくなる。

夜高ミツル:え、本当に見送っていいの!?
糸賀大亮:これはダメなパターンですね
忽亡ゆかり:D7じゃなくても表ざたになったら終わりでしょ
乾咲フラン:えっどうしよう
乾咲フラン:車破壊する?
乾咲フラン:ああ~
糸賀大亮:発進してしまった。
忽亡ゆかり:ブロロロロ
夜高ミツル:えっ
夜高ミツル:ええ
夜高ミツル:えええ え
夜高ミツル:え・・・
夜高ミツル:え?
夜高ミツル:まちがえた?

GM:その矢先。
GM:ミツルの腹に激痛が走る。

プルサティラ:プルサティラの花がほどけて落ちる。
プルサティラ:はらはらと落ちて、
プルサティラ:花弁が散る。
夜高ミツル:走り去る車を、無駄と分かっても追おうとした脚が、崩れて。
夜高ミツル:無様に地面に転がる。
GM:石畳を汚す血の赤を目の当たりにする。
夜高ミツル:一晩限りの魔法が消えて、明け方に負った傷が戻ってくる。

忽亡ゆかり:魔法タイム終了
GM:終了~
忽亡ゆかり:我々も~?
夜高ミツル:え あの……
糸賀大亮:そういえばそんなのあったな
GM:みんなですよ。
GM:みんな魔法タイム終了! お疲れ様でした!
糸賀大亮:ミツルくんだけこれ部位ダメージじゃないんだよな。
GM:そうですね……

糸賀大亮:「夜高」 自分も脚の痛みに顔をしかめながら、倒れた夜高に歩み寄る。
乾咲フラン:「ッ!」右腕から血が溢れだす。「……期限切れか。」
忽亡ゆかり:「夜高く……」腹部を抑える。包帯に血が滲む。
糸賀大亮:「とにかく、病院だ。動かしていい傷じゃない……」
夜高ミツル:「ま、しろ……」
夜高ミツル:痛みに悶えながら、うわ言のようにその名を呼ぶ。
GM:倒れたミツルの目の前を、ひとひら。
フォゲットミーノット:白い勿忘草の花弁が舞う。
夜高ミツル:縋るように、それに手を伸ばす。
フォゲットミーノット:されどそれを掴めることはなく。
夜高ミツル:あの日のように、それは掴めないまま
夜高ミツル:伸ばした手は空を切って。
フォゲットミーノット:夜風に高く、消えていく。

GM:自分を案ずる狩人たちの声を聞きながら、
GM:夜高ミツルは意識を落とした。